説明

情報収集仲介装置および情報収集仲介方法

【課題】ネットワークを介してより多くのまたはより高い質の情報を収集する。
【解決手段】情報収集仲介装置100は、情報収集のテーマを含む依頼データを複数の情報提供者端末に送信する依頼送信部122と、複数の情報提供者端末において情報収集のテーマに応じて生成された回答データを取得する回答取得部124と、回答取得部124によって取得された回答データの内容を含む結果データを依頼者端末に送信する結果送信部132と、対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を含む対価データを依頼者端末から取得する対価割り当て取得部136と、対価データに基づいて、複数の情報提供者のそれぞれを特定するIDとその情報提供者に割り当てられる対価の額とを対応付けて対価割り当て保持部112に登録する対価割り当て登録部138と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報収集仲介装置および情報収集仲介方法に関する。
【背景技術】
【0002】
社会へのインターネットの浸透により、より多くの人が情報を発信し、または情報を受け取ることができるようになってきている。例えば家庭のPC(Personal Computer)をインターネットに接続すれば、我が国にとどまらず世界中から情報を集めることができる。
【0003】
インターネットを介してアクセス可能な情報の量は日々飛躍的に増大している。したがって、そのような莫大な量の情報のなかから自分が欲しい情報を見つけ出すことは次第に難しくまた時間のかかる作業となってきている。さらには、インターネット上には有用な情報に加えて真偽の程が定かでない情報等も氾濫しているので、得られる情報の質も薄まってきている。
【0004】
このような状況において、インターネットを一方向的すなわち欲しい情報を探して取ってくるといった形で使用するよりも、インターネットの双方向性を最大限に利用してインタラクティブに情報を収集するほうが、情報収集の面ではより優位となってきている。
【0005】
例えば特許文献1には、インターネット上において、仕事受発注者お互いに匿名の状態において、仕事の仲介を行う仕事仲介装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010−92451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示される仕事仲介装置は、多種多様な仕事を仲介する装置として記載されている。しかしながらこの仕事仲介装置を情報の収集に使用する場合にはさらに次のことが望まれる。
【0008】
特許文献1に開示される仕事仲介装置では、発注者は多くの提案の中から最も気に入ったひとつの提案を選択し、そのように選択されたひとつの提案にのみ報酬が支払われる。しかしながら情報の収集は最も良いものを選ぶという性質のものではない。むしろ、最も良いものしか選ばれないのであれば、情報提供者は情報の提供を躊躇する可能性が高い。
【0009】
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ネットワークを介したより多くのまたはより高い質の情報の収集を仲介できる情報収集仲介技術の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のある態様は情報収集仲介装置に関する。この情報収集仲介装置は、依頼者によって指定された情報収集のテーマを含む依頼データを複数の情報提供者の端末にネットワークを介して送信する依頼送信部と、複数の情報提供者の端末において依頼送信部によって送信された依頼データに含まれる情報収集のテーマに応じて生成された回答データを、ネットワークを介して取得する回答取得部と、回答取得部によって取得された回答データの内容を含む結果データを依頼者の端末にネットワークを介して送信する結果送信部と、対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を含む対価データを依頼者の端末からネットワークを介して取得する対価割り当て取得部と、対価割り当て取得部によって取得された対価データに基づいて、複数の情報提供者のそれぞれを特定するIDとその情報提供者に割り当てられる対価の額とを対応付けて対価割り当て保持部に登録する対価割り当て登録部と、を備える。
【0011】
この態様によると、複数の情報提供者に対価を割り当てることができる。
【0012】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を装置、方法、システム、コンピュータプログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒体などの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ネットワークを介したより多くのまたはより高い質の情報の収集を仲介できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施の形態に係る情報収集仲介装置を備える情報売買市場システムの構成を示す模式図である。
【図2】図1の情報収集仲介装置による情報収集の仲介の流れを示す模式図である。
【図3】図1の情報収集仲介装置の機能および構成を示すブロック図である。
【図4】図3の対価割り当て保持部の一例を示すデータ構造図である。
【図5】依頼フォーム画面の代表画面図である。
【図6】依頼一覧画面の代表画面図である。
【図7】情報提供者端末のディスプレイに表示される閲覧対象依頼スレッドの代表画面図である。
【図8】依頼者端末のディスプレイに表示される結果依頼スレッドの代表画面図である。
【図9】割り当て要求画面の代表画面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。
【0016】
図1は、実施の形態に係る情報収集仲介装置100を備える情報売買市場システム2の構成を示す模式図である。情報売買市場システム2では、依頼者6は情報収集仲介装置100を介して複数の情報提供者10、14、18に情報収集を依頼し、複数の情報提供者10、14、18は情報収集仲介装置100を介して回答し、依頼者6は得られた回答を評価し、評価に応じた対価を複数の情報提供者に支払う。
【0017】
なお、本明細書においては「情報」を、あることがらについてのしらせ、または判断を下したり行動を起こしたりするために必要な、種々の媒体を介しての知識、の意で使用する。また、「データ」を、電子的に保持されたり処理されたり交換されたりするのに好適な形態とされた情報、の意で使用する。
【0018】
情報売買市場システム2は、実施の形態に係る情報収集仲介装置100と、インターネットなどのネットワーク4と、依頼者6の依頼者端末8と、第1情報提供者10の第1情報提供者端末12と、第2情報提供者14の第2情報提供者端末16と、第3情報提供者18の第3情報提供者端末20と、を備える。図1には一人の依頼者と三人の情報提供者がいる場合について示されているが、依頼者や情報提供者の数はこれに限られない。
情報収集仲介装置100、依頼者端末8、第1情報提供者端末12、第2情報提供者端末16、第3情報提供者端末20はいずれもネットワーク4を介して相互に接続される。
【0019】
図2は、情報収集仲介装置100による情報収集の仲介の流れを示す模式図である。まず、依頼者6は依頼者端末8からネットワーク4を介して情報収集仲介装置100にアクセスし、情報収集のテーマと期限と対価の総額と採用する情報の最大数とを指定する(S202)。情報収集仲介装置100はそのような指定を受け付けると、依頼スレッド22を新しく生成し、指定された依頼内容24を依頼スレッド22に含める。
なお、本明細書においては「スレッド」を、あるテーマに関する投稿の集まりを含むデータ、または場合によってはあるテーマに関する投稿の集まり示す画面をディスプレイに表示させるためのデータの意で使用する。また、説明をより明瞭とするため、依頼スレッド22においては後述の過去の回答の表示は省略する。
【0020】
第1情報提供者10は第1情報提供者端末12からネットワーク4を介して情報収集仲介装置100にアクセスし、依頼スレッド22を閲覧する。第1情報提供者10は依頼スレッド22の依頼内容24に対する回答を第1情報提供者端末12に入力し、第1情報提供者端末12は入力された回答をネットワーク4を介して情報収集仲介装置100に送信する(S204)。情報収集仲介装置100は送信された回答を取得し、第1情報提供者10のニックネームと過去評価と取得された回答とを第1情報提供者10からの回答26として依頼スレッド22に含める。第2情報提供者14、第3情報提供者18も同様にそれぞれの第2情報提供者端末16、第3情報提供者端末20から情報収集仲介装置100に回答を送信する(S206、S208)。情報収集仲介装置100は第2情報提供者14からの回答28および第3情報提供者18からの回答30を依頼スレッド22に含める。
【0021】
依頼者6は依頼者端末8からネットワーク4を介して情報収集仲介装置100にアクセスし、依頼スレッド22を閲覧する。依頼者6によって指定された期限が到来すると、情報収集仲介装置100は依頼者6に複数の情報提供者に対価を割り当てるよう促す。依頼者6は依頼者端末8からネットワーク4を介して情報収集仲介装置100にアクセスし、対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を指定する(S210)。割り当てられる対価の額を決定するための規則は、例えば各情報提供者に割り当てられる対価の額そのものであってもよく、または情報提供者間での対価の額の比率であってもよい。後者の場合は情報収集仲介装置100は指定された対価の総額と比率とから各情報提供者に割り当てられる対価の額を決定する。図2の例では、対価を割り当てるべき情報提供者として第1情報提供者10と第2情報提供者14と第3情報提供者18とが選択され、第1情報提供者10に「500円」が、第2情報提供者14に「4000円」が、第3情報提供者18に「500円」が、それぞれ割り当てられている。割り当てられた対価の総額に相当する金銭の依頼者6から徴収、および割り当てられた対価の額に相当する金銭の情報提供者への支払いは、クレジットカードや電子マネー等の公知の決済技術を使用して行われてもよい。
【0022】
情報収集のテーマは情報提供の依頼であってもよい。情報収集のテーマは多岐にわたり、例えば医療情報の提供の依頼やレアアイテム情報の提供の依頼や地域情報の提供の依頼やサービス情報の提供の依頼である。医療情報は、例えば症状に対して可能性のある病気の状態や医療施設の評判や場所である。レアアイテム情報は例えば一点物の所在である。地域情報は、例えば地域特有の店舗情報や地域イベントや地域で一番の塾等の施設情報である。サービス情報は、例えばセールの情報である。
【0023】
このように実施の形態に係る情報収集仲介装置100によると、依頼者6は最も良い情報をひとつだけ選んでそれを提供した一人の情報提供者にのみ報酬を支払うのではなく、良い回答を出した複数の情報提供者を選択してそのそれぞれに報酬を割り当てる。すなわち情報収集仲介装置100では、複数の回答者で報酬がシェアされる前提で情報収集が行われる。一人にしか報酬が支払われない場合、情報提供者は依頼スレッド22を見て自分の有する情報よりも良い情報がアップされていると、自分の有する情報を出し渋ることが多い。あるいはまた、依頼スレッド22で他の情報提供者の情報が閲覧不可となっている場合、一人にしか報酬が支払われないと報酬獲得の期待値の不透明さから情報提供を躊躇することが多い。しかしながら報酬のシェアが前提である場合、情報提供者が実感する報酬獲得の期待値は大いに増加するので、自分の有する情報をより積極的に提供するようになる。とはいえ、従来の無料の質問用の掲示板などとは異なり依頼者に選ばれなければ報酬は得られないのであるから、提供する情報の質も吟味するようになる。その結果、依頼者はより高品質の情報をより多く収集することができる。
【0024】
図3は、実施の形態に係る情報収集仲介装置100の機能および構成を示すブロック図である。ここに示す各ブロックは、ハードウエア的には、コンピュータのCPU(central processing unit)をはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウエア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウエア、ソフトウエアの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
【0025】
以下、ネットワーク4を介したデータの取得や送信を行う各部において、そのような取得や送信自体はTCP/IPプロトコルなどの通信プロトコルを使用した公知の通信技術によって実現される。
【0026】
情報収集仲介装置100は、依頼処理部102と、回答処理部104と、割り当て処理部106と、スレッド保持部108と、回答保持部110と、対価割り当て保持部112と、を備える。依頼処理部102は、依頼取得部114と、スレッド生成部116と、を含む。回答処理部104は、第1閲覧要求取得部118と、第1回答抽出部120と、依頼送信部122と、回答取得部124と、スレッド更新部126と、を含む。割り当て処理部106は、第2閲覧要求取得部128と、第2回答抽出部130と、結果送信部132と、割り当て要求送信部134と、対価割り当て取得部136と、対価割り当て登録部138と、比較取得部140と、回答登録部142と、を含む。
【0027】
依頼取得部114は、指定データを依頼者端末からネットワーク4を介して取得する。指定データは、依頼者によって指定された情報収集のテーマと、依頼者によって指定された期限などの時期的な制限と、依頼者によって指定された対価の総額などの報酬に関する情報と、依頼者によって指定された、対価が割り当てられる情報提供者の人数の最大値(以下、最大採用人数と称す)などの人数的な制限と、を含む。より具体的に依頼取得部114は、図5で後述する依頼フォーム画面300を依頼者端末のディスプレイに表示させるための依頼フォーム画面データを生成しまたは不図示の保持部から取得し、依頼者端末にネットワーク4を介して送信する。依頼取得部114は、依頼フォーム画面300に対して依頼者端末に入力された指定データを、依頼者端末からネットワーク4を介して取得する。
【0028】
スレッド生成部116は、依頼取得部114によって取得された指定データに基づき依頼スレッドを生成し、スレッド保持部108に登録する。スレッド保持部108は、依頼スレッドと、依頼スレッドを特定する依頼スレッドIDと、依頼者を特定する依頼者IDと、を対応付けて保持する。
【0029】
第1閲覧要求取得部118は、スレッド保持部108に保持される依頼スレッドの閲覧要求を情報提供者端末からネットワーク4を介して取得する。より具体的に第1閲覧要求取得部118は、図6で後述する依頼一覧画面312を情報提供者端末のディスプレイに表示させるための依頼一覧画面データをスレッド保持部108を参照して生成し、情報提供者端末にネットワーク4を介して送信する。第1閲覧要求取得部118は、情報提供者によって選択された依頼スレッドの依頼スレッドIDを含む閲覧要求を、情報提供者端末からネットワーク4を介して取得する。
【0030】
第1回答抽出部120は、第1閲覧要求取得部118によって依頼スレッドの閲覧要求が取得されると、過去の情報収集のテーマに対する回答の内容が保持されている回答保持部110から、閲覧要求に含まれる依頼スレッドIDが特定する依頼スレッド(以下、閲覧対象依頼スレッドと称す)に含まれる情報収集のテーマに関連する過去の回答の内容を抽出する。特に第1回答抽出部120は、情報収集のテーマに含まれる単語や文脈などからそのテーマに類似する過去のテーマを検索する。第1回答抽出部120は、検索でヒットした過去のテーマに応じて提供された過去の回答の内容を抽出する。特に第1回答抽出部120は、過去の回答の内容のなかから後述の比較取得部140によって取得された比較結果がより良好な内容を優先して抽出する。
なお、回答保持部110の構築および回答保持部110からの過去の回答の内容の抽出は、例えば株式会社野村総合研究所が提供する「TRUE TELLER FAQナレッジ」などの公知のFAQ構築・管理技術を使用して実現されてもよい。
【0031】
依頼送信部122は、第1閲覧要求取得部118によって依頼スレッドの閲覧要求が取得されると、依頼データを閲覧要求の送信元の情報提供者端末にネットワーク4を介して送信する。依頼データは、閲覧対象依頼スレッドに含まれる情報収集のテーマと、第1回答抽出部120によって抽出された過去の回答の内容と、閲覧対象依頼スレッドに含まれる対価の総額と、閲覧対象依頼スレッドに含まれる最大採用人数と、を含む。より具体的に依頼送信部122は、閲覧対象依頼スレッドをスレッド保持部108から抽出し、それに過去の回答の内容を追加した上で情報提供者端末にネットワーク4を介して送信する。
【0032】
回答取得部124は、情報提供者端末において依頼送信部122によって送信された依頼データに含まれる情報収集のテーマに応じて生成された回答データを、ネットワーク4を介して取得する。情報提供者は、依頼送信部122によって送信された閲覧対象依頼スレッドをディスプレイで確認し、そこに記載されているテーマに応じた情報を情報提供者端末に入力する。情報提供者端末はそのように入力された情報を含む回答データを生成し、その回答データを情報収集仲介装置100にネットワーク4を介して送信する。回答取得部124はそのように送信された回答データを取得する。
【0033】
スレッド更新部126は、回答取得部124によって取得された回答データに基づいて閲覧対象依頼スレッドの内容を更新する。スレッド更新部126は、閲覧対象依頼スレッドに回答データの内容を追記の形で反映させ、スレッド保持部108に登録する。
回答処理部104は、情報提供者端末から閲覧要求があるたびに上記の処理を繰り返す。回答処理部104は、期限が過ぎている依頼スレッドについてはそのスレッドを情報提供者端末に送信しないよう構成されてもよい。
【0034】
第2閲覧要求取得部128は、スレッド保持部108に保持される依頼スレッドの閲覧要求を依頼者端末からネットワーク4を介して取得する。第2閲覧要求取得部128は第1閲覧要求取得部118と同様にして閲覧要求を取得するのであるが、この場合、依頼スレッドIDに加えて依頼者IDを含む閲覧要求を取得する。
【0035】
第2回答抽出部130は、第2閲覧要求取得部128によって閲覧要求が取得されると、第1回答抽出部120と同様にして、回答保持部110から閲覧要求に含まれる依頼者IDおよび依頼スレッドIDに対応する依頼スレッド(以下、結果依頼スレッドと称す)に含まれる情報収集のテーマに関連する過去の回答の内容を抽出する。
【0036】
結果送信部132は、第2閲覧要求取得部128によって閲覧要求が取得されると、結果データを閲覧要求の送信元の依頼者端末にネットワーク4を介して送信する。結果データは、結果依頼スレッドに含まれる情報収集のテーマと、第2回答抽出部130によって抽出された過去の回答の内容と、結果依頼スレッドに含まれる対価の総額と、結果依頼スレッドに含まれる最大採用人数と、結果依頼スレッドがスレッド更新部126によって更新されている場合は回答データの内容と、を含む。より具体的に結果送信部132は、結果依頼スレッドをスレッド保持部108から抽出し、それに過去の回答の内容を追加した上で依頼者端末にネットワーク4を介して送信する。抽出された結果依頼スレッドがスレッド更新部126によって更新されている場合は、その結果依頼スレッドは回答データの内容を含む。
【0037】
依頼者端末はそのように送信された結果依頼スレッドをディスプレイに表示させる。このように依頼者は依頼者端末から閲覧要求を送信することで、指定した期限が過ぎる前にいつでも情報収集の状況を確認することができる。
【0038】
割り当て要求送信部134は定期的にスレッド保持部108を参照し、スレッド保持部108に保持される依頼スレッドに含まれる期限と現在の時刻とを比較し、期限が到来したか否かを判定する。割り当て要求送信部134は、期限が到来したと判定される依頼スレッド(以下、期限到来依頼スレッドと称す)について、スレッド更新部126によって0または1回しか更新されていない場合、すなわち情報提供者が0人または1人の場合、その依頼スレッドの依頼者に警告を送信してもよい。あるいはまた、割り当て要求送信部134はその依頼スレッドの期限を自動的に延長してもよい。以下では、期限到来依頼スレッドがスレッド更新部126によって2回以上更新されている場合、すなわち情報提供者が2人以上である場合について説明する。
【0039】
割り当て要求送信部134は、図9で後述する割り当て要求画面348を依頼者端末のディスプレイに表示させるための割り当て要求画面データを生成し、期限到来依頼スレッドの依頼者の依頼者端末にネットワーク4を介して送信する。割り当て要求送信部134は、期限到来依頼スレッドをスレッド保持部108から抽出する。第2回答抽出部130は、回答保持部110から期限到来依頼スレッドに含まれる情報収集のテーマに関連する過去の回答の内容を抽出する。割り当て要求送信部134は、抽出された期限到来依頼スレッドに、第2回答抽出部130によって抽出された過去の回答の内容を追加した上で割り当て要求画面データに含める。
【0040】
割り当て要求画面348は、期限到来依頼スレッドに過去の回答の内容を含めて表示し、依頼者に対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を指定するよう促す。また割り当て要求画面348は、過去の回答の内容と今回の回答の内容との比較を行うよう促す。
【0041】
対価割り当て取得部136は、対価データを依頼者端末からネットワーク4を介して取得する。対価データは、対価を割り当てるべき複数の情報提供者の情報と、各情報提供者に割り当てられる対価の額と、過去の回答の内容と今回の回答の内容との比較結果と、を含む。対価割り当て取得部136は、取得された対価データから対価を割り当てるべき複数の情報提供者の情報を抽出し、その複数の情報提供者のそれぞれを特定する割り当て対象IDを取得する。この際、対価割り当て取得部136は、情報収集仲介装置100の利用者を特定するIDを保持する不図示のID保持部を参照してもよい。また、対価割り当て取得部136は、取得された対価データから各情報提供者に割り当てられる対価の額を抽出し、割り当て対象IDに対応付ける。
【0042】
割り当てられる対価の額を決定するための規則が比率である場合、対価割り当て取得部136は取得された比率と期限到来依頼スレッドに含まれる対価の総額とに基づいて、各情報提供者に割り当てられる対価の額を算出してもよい。
【0043】
対価割り当て登録部138は、対価割り当て取得部136によって取得された割り当て対象IDと、対価割り当て取得部136によってその割り当て対象IDに対応付けられた対価の額と、を対応付けて対価割り当て保持部112に登録する。
【0044】
図4は、対価割り当て保持部112の一例を示すデータ構造図である。対価割り当て保持部112は、期限到来依頼スレッドの依頼者の依頼者IDと、期限到来依頼スレッドの依頼スレッドIDと、期限到来依頼スレッドの期限と、対価データを取得した日である割り当て日と、複数の割り当て対象IDと、その複数の割り当て対象IDのそれぞれが特定する情報提供者に割り当てられる対価の額と、を対応付けて保持する。
【0045】
図3に戻る。
比較取得部140は、対価割り当て取得部136によって取得された対価データから、過去の回答の内容と今回の回答の内容との比較結果を抽出する。
回答登録部142は、対価割り当て取得部136によって対価データが取得されると、期限到来依頼スレッドに比較取得部140によって抽出された比較結果および対価データに含まれる評価点を含めて回答保持部110に登録する。
【0046】
図5は、依頼フォーム画面300の代表画面図である。依頼フォーム画面300は、テーマ入力領域302と、期限入力領域304と、総額入力領域306と、最大採用人数入力領域308と、OKボタン310と、を有する。テーマ入力領域302に情報収集のテーマが、期限入力領域304に期限が、総額入力領域306に対価の総額が、最大採用人数入力領域308に最大採用人数が、それぞれ入力され、OKボタン310が押し下げられると、依頼者端末は入力されたデータを指定データとして情報収集仲介装置100に送信する。依頼取得部114はそのように送信された指定データを取得する。
【0047】
図6は、依頼一覧画面312の代表画面図である。第1閲覧要求取得部118は、スレッド保持部108に保持される依頼スレッドのなかから期限がまだきていない依頼スレッドを回答可能な依頼スレッドとして選択する。依頼一覧画面312は、回答可能な依頼スレッドの依頼内容を一覧形式で表示し、情報提供者にそのなかから依頼スレッドを選択させる。依頼一覧画面312は、通し番号表示領域314と、テーマ表示領域316と、期限表示領域318と、総額表示領域320と、最大採用人数表示領域322と、選択入力領域324と、選択ボタン326と、を有する。情報提供者はテーマ表示領域316、期限表示領域318、総額表示領域320、最大採用人数表示領域322に表示される内容を確認し、情報を提供したいと思う依頼スレッドを選択入力領域324において選択する。選択ボタン326が押し下げられると、情報提供者端末は選択入力領域324において選択された依頼スレッドの依頼スレッドIDを閲覧要求に含めて情報収集仲介装置100に送信する。第1閲覧要求取得部118はそのように送信された閲覧要求をその閲覧要求に含まれる依頼スレッドIDが特定する依頼スレッドの閲覧要求として取得する。
【0048】
図7は、情報提供者端末のディスプレイに表示される閲覧対象依頼スレッド328の代表画面図である。閲覧対象依頼スレッド328は、テーマ表示領域330と、期限表示領域332と、総額表示領域334と、過去回答表示領域336と、他回答表示領域338と、最大採用人数表示領域340と、ID入力領域342と、情報入力領域344と、書き込みボタン346と、を有する。過去回答表示領域336には、第1回答抽出部120によって抽出された過去の回答の内容が表示される。他回答表示領域338には、テーマ表示領域330に表示される情報収集のテーマについて、他の情報提供者によって提供された情報が表示される。
【0049】
ID入力領域342には、情報提供者のニックネームなどのIDが入力される。情報入力領域344には、情報提供者がテーマ表示領域330に表示されるテーマに応じて提供する情報が入力される。書き込みボタン346が押し下げられると、情報提供者端末はID入力領域342および情報入力領域344に入力された情報を含む回答データを生成し、情報収集仲介装置100に送信する。
【0050】
図8は、依頼者端末のディスプレイに表示される結果依頼スレッド350の代表画面図である。結果依頼スレッド350は、依頼内容が表示される依頼表示領域352と、第2回答抽出部130によって抽出された過去の回答の内容が表示される過去回答表示領域354と、回答取得部124によって取得された回答データの内容が表示される提供情報表示領域356と、を有する。
【0051】
図9は、割り当て要求画面348の代表画面図である。割り当て要求画面348は、期限到来依頼スレッドの依頼内容が表示される依頼表示領域358と、第2回答抽出部130によって抽出された過去の回答の内容が表示される過去回答表示領域360と、期限到来依頼スレッドに対して回答取得部124によって取得された回答データの内容が表示される提供情報表示領域362と、割り当て額入力領域364と、評価点入力領域366と、比較結果入力領域368と、送信ボタン370と、を有する。
【0052】
割り当て額入力領域364には、提供情報表示領域362に含まれる回答データの内容を提供した各情報提供者に対して割り当てるべき対価の額が入力される。割り当て要求送信部134は、割り当て額入力領域364において2人以上の情報提供者に対して対価の額が入力されないと送信ボタン370に対する操作を受け付けないよう割り当て要求画面データを生成する。また割り当て要求送信部134は、割り当て額入力領域364に入力される複数の対価の額の総和が依頼表示領域358に含まれる対価の総額と等しくない場合は送信ボタン370に対する操作を受け付けないよう割り当て要求画面データを生成する。すなわち、割り当て要求送信部134は、2人以上の情報提供者に対して対価を割り当てるよう依頼者端末を介して依頼者に要求する。
【0053】
評価点入力領域366には、情報提供者や情報そのものに対して所定の持ち点から割り振られる評価点が入力される。比較結果入力領域368には、過去の回答の内容と今回の回答の内容との比較結果が入力される。図9に示される割り当て要求画面348では、割り当て額入力領域364において最も高い割り当て額が入力された情報提供者または評価点入力領域366において最も高い評価点が入力された情報提供者によって提供された回答の内容が過去回答表示領域360に含まれる過去の回答の内容よりも役に立ったか否かに関する情報が比較結果入力領域368に入力される。割り当て額入力領域364において2人以上の情報提供者に対して対価の額が入力され送信ボタン370が押し下げられると、情報提供者端末は割り当て額入力領域364、評価点入力領域366、比較結果入力領域368に入力された情報を含む対価データを生成し、情報収集仲介装置100に送信する。
【0054】
上述の実施の形態において、保持部の例は、ハードディスクやメモリである。また、本明細書の記載に基づき、各部を、図示しないCPUや、インストールされたアプリケーションプログラムのモジュールや、システムプログラムのモジュールや、ハードディスクから読み出したデータの内容を一時的に記憶するメモリなどにより実現できることは本明細書に触れた当業者には理解されるところである。
【0055】
以上の構成による情報収集仲介装置100の動作は、図2を参照して例示した通りである。
【0056】
本実施の形態に係る情報収集仲介装置100によると、あるテーマについて情報収集したいと考える依頼者は、自らインターネット等を検索しなくても、情報収集仲介装置100に依頼スレッドを立てることによってオーダーメード感覚で欲しい情報を集めることができる。さらに、情報収集仲介装置100を使用した情報収集仲介サービスでは、情報提供による対価が複数の情報提供者でシェアされることが前提で情報収集がなされる。したがって、依頼者は質の高い情報をより多く収集することができる。
【0057】
本実施の形態に係る情報収集仲介装置100は、情報収集の仲介を行う装置である。情報は基本的に無体物であるから、そのような情報の収集においては、家電製品や衣服などの有体物の取引とは異なり、目的に沿う情報をより多く集めることが重要である。したがって、情報収集仲介装置100の対価がシェアされるという前提は、このような情報の収集により適している。
【0058】
また、本実施の形態に係る情報収集仲介装置100において、対価の額の算出に比率が使用される場合、依頼者は対価の額そのものを入力しなくてもよい。したがって、例えば人為的な計算ミスによって、入力された対価の額の総和と対価の総額とが合わなくなるような状況が防がれる。
【0059】
また、本実施の形態に係る情報収集仲介装置100では、閲覧対象依頼スレッドに最大採用人数が含まれる。情報提供者はその最大採用人数を勘案して情報提供するかしないかを判断することが多い。すなわち、最大採用人数が少ない場合、情報提供者はよほど質の高い情報でなければ報酬を得られる可能性が低いと考えるのが一般的である。また、最大採用人数が多い場合、情報提供者はちょっとした情報でも報酬を得られる可能性があると考えるのが一般的である。したがって依頼者は、この最大採用人数を多く指定することで、質はともかく多くの情報を得ることができる。あるいはまた依頼者は、この最大採用人数を少なく指定することで、少数精鋭の情報を得ることができる。したがって、依頼者はこの最大採用人数を適宜調整することで自己の意図に沿った形で情報収集を行うことができる。
【0060】
また、本実施の形態に係る情報収集仲介装置100では、閲覧対象依頼スレッドは過去の回答の内容を含む。したがって、情報提供者に、自己が提供しようとしている回答と過去の回答との比較を行う機会を提供できる。これにより、例えば過去の回答が回答の質の基準ラインとして機能し、依頼者はより高品質の情報を集めることができる。
【0061】
また、本実施の形態に係る情報収集仲介装置100は、過去の回答の内容と今回の回答の内容との比較結果を依頼者から取得する。したがって、この比較結果を例えば第1回答抽出部120、第2回答抽出部130における抽出の基準にフィードバックすることができる。あるいはまた、この比較結果を回答保持部110に保持される回答の品質向上のために使用することができる。
【0062】
また、本実施の形態に係る情報収集仲介装置100では、依頼者によって入力された評価点を集計し、所定の統計処理を施した後他の依頼者に提供することによって、情報提供者の選択の際の手助けとすることができる。
【0063】
以上、実施の形態に係る情報収集仲介装置100の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各処理の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【0064】
実施の形態では、割り当て要求画面348は割り当て額入力領域364と評価点入力領域366とを有する場合について説明したが、これに限られない。例えば、各情報提供者に割り当てられる対価の額と、各情報提供者に割り振られる評価点と、は共通化されてもよい。すなわち、対価割り当て取得部は、各情報提供者に割り当てられる対価の額を含む対価データを取得し、その額から評価点を算出してもよい。あるいはまた、対価割り当て取得部は、各情報提供者に割り振られる評価点を含む対価データを取得し、その評価点から対価の額を算出してもよい。これらの場合、依頼者は対価の額の割り当てと評価とを一度に行うことができるので効率的である。
【0065】
あるいはまた、対価割り当て取得部は、各情報提供者によって提供された回答の内容が過去の回答の内容よりも良かったか否かを示す情報を含む対価データを取得してもよい。この場合、対価割り当て取得部は、過去の回答よりも良かったとされた回答を提供した情報提供者に例えば均等に対価の額を割り当ててもよい。また、依頼送信部は、閲覧対象依頼スレッドに過去の回答の内容を含めずに情報提供者端末に送信する。この場合、報酬がもらえない場合の情報提供者の不満を、依頼者だけでなく過去の回答の質にも向けさせることができる。すなわち、情報提供者は過去の回答よりも自己の回答が良いと判断された場合にのみ報酬が支払われることを理解して情報提供する。この際、情報提供者は過去の回答の内容を見ることができないので自己の回答と過去の回答とを比較することができない。そのような状況で、その情報提供者に対価が割り当てられなかった場合、通常の心理としては情報提供者は、依頼者が自己の回答を選ばなかったというよりも自己の回答よりも過去の回答のほうが良かったからだ、と思う場合が多い。したがって、無報酬の情報提供者の不満を分散させることができる。
【符号の説明】
【0066】
2 情報売買市場システム、 4 ネットワーク、 100 情報収集仲介装置、 102 依頼処理部、 104 回答処理部、 106 割り当て処理部、 110 回答保持部、 112 対価割り当て保持部、 122 依頼送信部、 124 回答取得部、 132 結果送信部、 136 対価割り当て取得部、 138 対価割り当て登録部、 140 比較取得部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
依頼者によって指定された情報収集のテーマを含む依頼データを複数の情報提供者の端末にネットワークを介して送信する依頼送信部と、
複数の情報提供者の端末において前記依頼送信部によって送信された依頼データに含まれる情報収集のテーマに応じて生成された回答データを、ネットワークを介して取得する回答取得部と、
前記回答取得部によって取得された回答データの内容を含む結果データを依頼者の端末にネットワークを介して送信する結果送信部と、
対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を含む対価データを依頼者の端末からネットワークを介して取得する対価割り当て取得部と、
前記対価割り当て取得部によって取得された対価データに基づいて、前記複数の情報提供者のそれぞれを特定するIDとその情報提供者に割り当てられる対価の額とを対応付けて対価割り当て保持部に登録する対価割り当て登録部と、を備えることを特徴とする情報収集仲介装置。
【請求項2】
前記依頼送信部によって送信される依頼データは、依頼者によって指定された対価の総額を含み、
前記対価割り当て取得部によって取得される対価データに含まれる規則は、情報提供者に割り当てられる対価の額の比率を含み、
前記対価割り当て登録部は、対価の総額と比率とに基づいて、前記複数の情報提供者のそれぞれを特定するIDとその情報提供者に割り当てられる対価の額とを対応付けて対価割り当て保持部に登録することを特徴とする請求項1に記載の情報収集仲介装置。
【請求項3】
前記依頼送信部によって送信される依頼データは対価が割り当てられる情報提供者の人数の最大値を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の情報収集仲介装置。
【請求項4】
過去の回答データの内容を保持する回答保持部と、
前記回答保持部から依頼者によって指定された情報収集のテーマに関連する内容を抽出する回答抽出部と、をさらに備え、
前記依頼送信部によって送信される依頼データは、前記回答抽出部によって抽出された内容を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報収集仲介装置。
【請求項5】
過去の回答データの内容を保持する回答保持部と、
前記回答保持部から依頼者によって指定された情報収集のテーマに関連する内容を抽出する回答抽出部と、をさらに備え、
前記結果送信部によって送信される結果データは、前記回答抽出部によって抽出された内容を含み、
本装置はさらに、
前記回答取得部によって取得された回答データの内容と前記回答抽出部によって抽出された内容との比較に関する比較データを依頼者の端末からネットワークを介して取得する比較取得部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報収集仲介装置。
【請求項6】
依頼者によって指定された情報収集のテーマを含む依頼データを複数の情報提供者の端末にネットワークを介して送信するステップと、
複数の情報提供者の端末において依頼データに含まれる情報収集のテーマに応じて生成された回答データを、ネットワークを介して取得するステップと、
取得された回答データの内容を含む結果データを依頼者の端末にネットワークを介して送信するステップと、
対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を含む対価データを依頼者の端末からネットワークを介して取得するステップと、
取得された対価データに基づいて、情報提供者を特定するIDとその情報提供者に割り当てられる対価の額とを対応付けて対価割り当て保持部に登録するステップと、を含むことを特徴とする情報収集仲介方法。
【請求項7】
依頼者によって指定された情報収集のテーマを含む依頼データを複数の情報提供者の端末にネットワークを介して送信する機能と、
複数の情報提供者の端末において依頼データに含まれる情報収集のテーマに応じて生成された回答データを、ネットワークを介して取得する機能と、
取得された回答データの内容を含む結果データを依頼者の端末にネットワークを介して送信する機能と、
対価を割り当てるべき複数の情報提供者および割り当てられる対価の額を決定するための規則を含む対価データを依頼者の端末からネットワークを介して取得する機能と、
取得された対価データに基づいて、情報提供者を特定するIDとその情報提供者に割り当てられる対価の額とを対応付けて対価割り当て保持部に登録する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−168709(P2012−168709A)
【公開日】平成24年9月6日(2012.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−28773(P2011−28773)
【出願日】平成23年2月14日(2011.2.14)
【出願人】(000155469)株式会社野村総合研究所 (1,067)
【Fターム(参考)】