説明

情報変換装置、情報変換システムおよび変換方法

【課題】アプリケーションの機能を提供するサーバ間での連携を可能にする情報変換装置、連携システムおよび変換方法を提供する。
【解決手段】アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を呼び出し先のサーバ宛に送信する連携サーバと通信を行う情報変換装置は、所定プロセス情報のデータ形式を、そのプロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部と、連携サーバから受信したプロセス情報が、所定プロセス情報と一致する場合には、そのプロセス情報のデータ形式を変換情報に基づいて特定データ形式に変換し、変換された後のプロセス情報を、宛先のサーバに送信する変換処理部と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報変換装置、情報変換システムおよび変換方法に関する。
【背景技術】
【0002】
アプリケーション(ソフトウエア)の機能を提供するサービスとして、SaaS(Software as a Service)と呼ばれるサービスがある。SaaSサービスは、アプリケーションをクライアントパソコンにインストールするのではなく、クライアントパソコンのインターネット閲覧用ブラウザを通じてアプリケーションの機能を提供する。
【0003】
特許文献1には、SaaS型のサービスを提供するシステムが記載されている。特許文献1に記載のシステムは、第1のSaaS提供サーバと、第1のSaaS提供サーバと接続される第2のSaaS提供サーバと、を備えている。
【0004】
特許文献1に記載のシステムでは、第1および第2のSaaS提供サーバ間で連携するために、第1のSaaS提供サーバが、第1のSaaS提供サーバに保存されているデータを第2のSaaS提供サーバに送信する。そして、第1のSaaS提供サーバから送信されたデータが、第2のSaaS提供サーバにて受信されて、第1のSaaS提供サーバに保存されているデータと同一のデータが、第2のSaaS提供サーバに保存される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−70015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のシステムでは、第1および第2のSaaS提供サーバ間で連携することにより、第2のSaaS提供サーバが、第1のSaaS提供サーバに保存されているデータを共有できるようになる。
【0007】
特許文献1に記載されたようなSaaS提供サーバ(以下「提供サーバ」と称する。)を多数有するシステムにおいて、提供サーバが、予め定められた提供サーバ(以下「特定提供サーバ」と称する。)と連携するためには、一般的に、特定提供サーバにて提供される機能を呼び出すためのプロセス情報が、提供サーバにて生成される。提供サーバにて生成されるプロセス情報のデータ形式は、一般に、提供サーバの仕様によって独自に決定される。
【0008】
このため、提供サーバは、特定提供サーバと連携するために、プロセス情報のデータ形式を、特定提供サーバで使用されるプロセス情報のデータ形式に変換して、その変換後のプロセス情報を、特定提供サーバに送信する。
【0009】
一方、ある提供サーバが、例えば、特定提供サーバ以外の提供サーバ(以下「他の提供サーバ」と称する。)にて提供される機能を呼び出すための所定プロセス情報を、他の提供サーバに送信する場合には、所定プロセス情報のデータ形式を、他の提供サーバで使用されるプロセス情報のデータ形式に変換できないため、他の提供サーバにて所定プロセス情報が正しく認識されない可能性が高い。
【0010】
このため、プロセス情報のデータ形式が互いに異なり、かつ、プロセス情報のデータ形式を連携先のデータ形式に変換できないサーバ間でアプリケーションの機能の連携を行うのが困難であったという課題があった。
【0011】
本発明の目的は、上記した課題を解決する情報変換装置、情報変換システムおよび変換方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の情報変換装置は、アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を呼び出し先のサーバ宛に送信する連携サーバと通信を行う情報変換装置であって、所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶手段と、前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報のデータ形式を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する変換手段と、を含む。
【0013】
本発明の情報変換システムは、アプリケーションを実行して前記アプリケーションの機能を所定端末に提供する提供サーバと、連携サーバと、情報変換装置と、を有する連携システムであって、前記連携サーバは、前記アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を前記提供サーバ宛に送信し、前記情報変換装置は、所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶手段と、前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報のデータ形式を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記提供サーバに送信する変換手段と、を含み、前記提供サーバは、前記変換された後のプロセス情報を受信すると、前記アプリケーションの機能を前記所定端末に提供する。
【0014】
本発明の変換方法は、アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を呼び出し先のサーバ宛に送信する連携サーバと通信を行う情報変換装置における変換方法であって、所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶ステップと、前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する変換ステップと、を含む。
【0015】
本発明の変換方法は、アプリケーションを実行して前記アプリケーションの機能を所定端末に提供する提供サーバと、連携サーバと、情報変換装置と、を有する連携システムにおける変換方法であって、前記情報変換装置が、所定アプリケーションの機能を提供するための所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセスの宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶ステップと、前記連携サーバが、前記アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を前記提供サーバ宛に送信する送信ステップと、前記情報変換装置が、前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報のデータ形式を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する変換ステップと、前記提供サーバが、前記変換された後のプロセス情報を受信すると、前記アプリケーションの機能を前記所定端末に提供する提供ステップと、を含む。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、アプリケーションの機能を提供するサーバ間での連携を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1の実施形態における連携システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】呼び出し元のプロセス情報12を、呼び出し先のプロセス情報42のデータ形式に変換する例を示す図である。
【図3】変換処理部21における変換方法の処理手順例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態における連携システム101の構成例を示す図である。
【図5】データ処理装置20における変換方法の処理手順例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施形態における連携システムの構成例を示すブロック図である。
【0020】
連携システム100は、情報変換装置1と、SaaS(Software as a Service)基盤10および40と、を備える。情報変換装置1は、データ処理装置20と記憶装置30とを備える。SaaS基盤10は、送受信装置11を備える。データ処理装置20は、変換処理部21を備える。記憶装置30は、変換情報記憶部31を備える。SaaS基盤40は、送受信装置41を備える。
【0021】
SaaS基盤10および40は、一般的に提供サーバと呼ぶことができる。
【0022】
SaaS基盤10および40は、アプリケーションを実行して、そのアプリケーションの機能を所定端末に提供する。本実施形態では、所定端末は、SaaS基盤10または40にて提供される機能を、ブラウザを通じて利用する端末(以下「利用者端末」と称する。)のことをいう。
【0023】
本実施形態では、SaaS基盤10および40は、互いに異なるオンデマンド型アプリケーションの機能をサービスとして提供するプラットフォームである。SaaS基盤10および40は、利用者端末に対し認証処理を行い、認証処理が行われた利用者端末に対してアプリケーションの機能を提供する。
【0024】
SaaS基盤10は、一般的に連携サーバと呼ぶことができる。
【0025】
SaaS基盤10は、SaaS基盤40にて提供されるアプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を、呼び出し先のSaaS基盤40宛に送信する。
【0026】
本実施形態では、SaaS基盤10は、SaaS基盤10自身が提供するアプリケーションの機能とSaaS基盤40にて提供される機能とを組み合わせて、一連の業務処理の機能を、利用者端末に提供する。一連の業務処理の機能を提供するために、SaaS基盤10は、SaaS基盤40にて提供される機能を呼び出す。SaaS基盤10は、呼び出し元のサーバであり、SaaS基盤40は、呼び出し先のサーバである。
【0027】
送受信装置11は、SaaS基盤40にて提供される機能を呼び出すためのプロセス情報を生成する。ここで、送受信装置11にて生成されるプロセス情報について図2を参照して説明する。
【0028】
図2は、呼び出し元のプロセス情報12のデータ形式と、呼び出し先のプロセス情報42のデータ形式と、を例示する図である。
【0029】
呼び出し元のプロセス情報12は、呼び出し先の業務処理を指し示す手続き情報であり、送受信装置11から送信されたプロセス情報である。プロセス情報12には、SaaS基盤間で連携を行うための連携データAが含まれる。さらに、連携データAには、プロセス識別情報Aとプロセスデータ情報Aとが含まれる。
【0030】
プロセス識別情報Aは、呼び出し先にて提供されるアプリケーションの機能を示す。プロセス識別情報Aには、プロセス識別キーAと、プロセス識別値Aと、呼び出し元と、呼び出し先と、が含まれる。
【0031】
プロセスデータ情報Aは、呼び出し先にて提供される機能を実行する際に用いられるデータを示す。本実施形態では、SaaS基盤40にて提供される機能を実行する際に2つのデータが用いられる。よって、プロセスデータ情報Aには、プロセスデータキーA1およびプロセスデータ値A1と、プロセスデータキーA2およびプロセスデータ値A2と、が示されている。
【0032】
例えば、SaaS基盤40にて発注処理の機能が実行される連携システム100では、プロセスデータキーA1およびプロセスデータ値A1には、発注数量を表わすキーおよび発注数量の値が示され、プロセスデータキーA2およびプロセスデータ値A2には、発注番号を表わすキーおよび発注番号の値が示される。
【0033】
プロセス情報42は、呼び出し先の業務処理を指し示す手続き情報であり、情報変換装置1から送受信装置41に送信されるプロセス情報である。プロセス情報42には、SaaS基盤間で連携を行うための連携データBが含まれる。さらに、連携データBには、プロセス識別情報Bとプロセスデータ情報Bとが含まれる。
【0034】
プロセス識別情報Bは、呼び出し先にて提供されるアプリケーションの機能を示す。プロセス識別情報Bには、プロセス識別キーBと、プロセス識別値Bと、呼び出し元と、呼び出し先と、が含まれる。
【0035】
プロセスデータ情報Bは、呼び出し先にて提供される機能を実行する際に用いられるデータを示す。プロセスデータ情報Bには、プロセスデータキーB1およびプロセスデータ値B1と、プロセスデータキーB2およびプロセスデータ値B2と、が示されている。
【0036】
図1に戻り、送受信装置11は、例えば、図2に示したプロセス情報12を生成する。送受信装置11は、その生成されたプロセス情報を、変換処理部21に送信する。
【0037】
情報変換装置1は、アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を呼び出し先のSaaS基盤40宛に送信するSaaS基盤10と通信を行う。
【0038】
本実施形態では、情報変換装置1は、呼び出し元のSaaS基盤10からプロセス情報を受信する。情報変換装置1は、SaaS基盤10からプロセス情報を受信すると、そのプロセス情報のデータ形式を、呼び出し先のSaaS基盤40で使用されるデータ形式に変換する。また、情報変換装置1は、その変換された後のプロセス情報を、その宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0039】
変換情報記憶部31は、一般的に記憶手段と呼ぶことができる。
【0040】
変換情報記憶部31は、所定アプリケーションの機能を呼び出すための所定プロセス情報のデータ形式を、所定プロセス情報の宛先であるSaaS基盤40で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を予め記憶する。本実施形態では、所定プロセス情報のデータ形式は、呼び出し元のプロセス情報12のデータ形式であり、特定データ形式は、呼び出し先のプロセス情報42のデータ形式である。
【0041】
図2には、変換情報32のデータ構造が概念的に例示されている。図2に示すように、変換情報32は、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、変換ルールと、が互いに関連付けられている。変換ルールには、SaaS基盤10とSaaS基盤40との間の連携情報の変換条件が示されている。
【0042】
よって、本実施形態では、変換情報記憶部31は、所定プロセス情報のうち、所定連携データAのデータ形式を、所定プロセス情報の宛先のSaaS基盤40で使用される特定連携データBの特定データ形式に変換するための変換情報を予め記憶する。
【0043】
図1に戻り、データ処理装置20は、SaaS基盤10から、所定プロセス情報と同じプロセス情報を受信すると、変換情報記憶部31を参照し、そのプロセス情報のデータ形式を、変換情報記憶部31内の変換情報に基づいて、宛先のSaaS基盤40で使用される特定データ形式に変換する。
【0044】
変換処理部21は、一般的に変換手段と呼ぶことができる。
【0045】
変換処理部21は、SaaS基盤10から受信したプロセス情報が、所定プロセス情報と一致する場合には、その受信されたプロセス情報のデータ形式を、変換情報に基づいて特定データ形式に変換し、その変換された後のプロセス情報を、宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0046】
一方、変換処理部21は、SaaS基盤10から受信したプロセス情報が、所定プロセス情報と一致しない場合には、変換不能を示すメッセージを、SaaS基盤10に返送する。
【0047】
本実施形態では、変換処理部21は、プロセス情報変換プログラムを実行する。なお、プロセス情報変換プログラムは、変換処理部21に予め格納されている。
【0048】
変換処理部21は、プロセス情報変換プログラムに従って、送受信装置11からプロセス情報を受信すると、そのプロセス情報(以下「変換前のプロセス情報」と称する。)のうち、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーと、を抽出する。
【0049】
変換処理部21は、その呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーとを、検索キーとして、変換情報記憶部31に記憶された変換情報を検索する。あるいは、変換処理部21は、呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーと、に加えて、変換前のプロセス情報のうちのプロセス識別値を検索キーとして、変換情報を検索するようにしてもよい。この場合、変換情報記憶部31内の変換情報32は、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、プロセス識別値Aと、変換ルールと、が互いに関連付けられている。
【0050】
変換処理部21は、変換情報記憶部31内の変換情報のうち、変換前のプロセス情報から抽出された検索キーを有する変換情報(以下「該当変換情報」と称する。)を検出する。変換処理部21は、検出された該当変換情報ごとに、その該当変換情報に含まれる変換ルールを参照し、その変換ルールに基づいて、変換前のプロセス情報のデータ形式を、SaaS基盤40で使用される特定データ形式に変換する。
【0051】
例えば、図2に示すように、変換処理部21は、変換情報記憶部31内の変換情報32のうち、6つの該当変換情報を検出し、該当変換情報ごとに、該当変換情報に含まれる変換ル―ル1ないし6に基づいて変換処理を行うことによって、変換後のプロセス情報42を生成する。例えば、変換処理部21は、変換情報32のうちの第1番目の変換情報に含まれる変換ルール1に基づいて、プロセス識別キーA=A001を、プロセス識別キーB=B001に変換する。
【0052】
図1に戻り、変換処理部21は、その変換された後のプロセス情報(以下「変換後のプロセス情報」と称する。)を、そのプロセス情報の宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0053】
一方、変換処理部21は、変換情報記憶部31内の変換情報のうち、該当変換情報が検出されない場合には、変換前のプロセス情報のデータ形式を変換不能と判断して、変換不能を示すメッセージを生成する。変換処理部21は、そのメッセージを、SaaS基盤10に返送する。
【0054】
SaaS基盤40は、一般的に呼び出し先のサーバと呼ぶことができる。
【0055】
SaaS基盤40は、情報変換装置1から変換後のプロセス情報を受信すると、アプリケーションの機能を所定端末に提供する。本実施形態では、所定端末は、不図示の利用者端末である。
【0056】
本実施形態では、SaaS基盤40は、変換処理部21から、変換後のプロセス情報を受信する。SaaS基盤40は、変換後のプロセス情報を受信すると、所定アプリケーションの機能を利用者端末に提供する。また、SaaS基盤40は、例えば、データ処理装置20に送信するための情報を生成する。
【0057】
次に、変換処理部21の動作について説明する。
【0058】
図3は、変換処理部21における変換方法の処理手順例を示すフローチャートである。
【0059】
まず、変換処理部21は、送受信装置11から変換前のプロセス情報12を受信すると、その変換前のプロセス情報12のうち、連携データAに含まれるプロセス識別情報Aを取り出す(ステップS901)。
【0060】
変換処理部21は、プロセス識別情報Aを取り出すと、そのプロセス識別情報Aのうち、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、を検索キーとして、変換情報記憶部31内の変換情報を検索する(ステップS902)。あるいは、変換処理部21は、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、に加えてプロセス識別値Aを検索キーとして、変換情報を検索するようにしてもよい。
【0061】
変換情報の検索において、変換処理部21は、変換情報記憶部31に記憶された変換情報のうち、プロセス識別情報Aに示された、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、の検索キーを有する該当変換情報が検出されたか否か、すなわち、該当変換情報の有無を判断する(ステップS903)。そして、変換処理部21は、該当変換情報が検出されない場合には、変換不能を示すメッセージ、すなわち、エラー結果を送受信装置11に返信する(ステップS909)。
【0062】
一方、変換処理部21は、該当変換情報が検出された場合には、該当変換情報の変換ルールを参照し、その変換ルールに基づき変換処理を実行して、プロセス識別情報Bとプロセスデータ情報Bとを生成する(ステップS904)。検出した該当変換情報が複数ある場合には、検出した該当変換情報の数だけ、変換処理を繰り返す。
【0063】
具体的には、変換処理部21は、変換情報記憶部31を参照し、検出した該当変換情報ごとに、該当変換情報の変換ルールを順次取得する(ステップS905)。変換処理部21は、変換ルールを取得するたびに、その変換ルールに基づいて変換処理を順次実行する(ステップS906)。
【0064】
その後、変換処理部21は、プロセス識別情報Bとプロセスデータ情報Bとを用いて連携データBを生成し、SaaS基盤10から受信したプロセス情報12のうちの連携データAを、連携データBに置き換える(ステップS907)。変換処理部21は、その置き換えた後のプロセス情報42、すなわち、変換後のプロセス情報42を、呼び出し先のSaaS基盤40に送信する(ステップS908)。
【0065】
ステップS908またはS909での処理が終了すると、変換処理部21における変換方法の一連の処理手順が終了する。
【0066】
第1の実施形態によれば、情報変換装置1は、所定プロセス情報のデータ形式を、所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する変換情報記憶部31を備え、変換処理部21は、SaaS基盤10から受信したプロセス情報が、所定プロセス情報と一致する場合に、その受信したプロセス情報のデータ形式を、変換情報記憶部31内の変換情報に基づき、特定データ形式に変換して、その変換された後のプロセス情報を、宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0067】
よって、情報変換装置1は、SaaS基盤40にて提供される機能を呼び出すためのプロセス情報をSaaS基盤10から受信すると、そのプロセス情報のデータ形式を、SaaS基盤40で使用される特定データ形式に変換することができる。
【0068】
このため、連携システム100は、SaaS基盤10または40内でプロセス情報のデータ形式の変換を行うことなく、SaaS基盤40にて提供される機能を呼び出すことができる。よって、連携システム100は、プロセス情報のデータ形式が互いに異なり、かつ、プロセス情報のデータ形式を連携先のデータ形式に変換できないSaaS基盤10および40間で、アプリケーションの機能の連携を行うことができるようになる。
【0069】
したがって、プロセス情報のデータ形式が互いに異なるSaaS基盤10および40は、プロセス情報のデータ形式の変換を意識することなく、SaaS基盤10および40にてそれぞれ提供され機能の連携をシームレスに行うことができる。このため、連携システム100は、SaaS基盤10および40間でのアプリケーションの機能の連携によって提供されるサービスを、1つのSaaSサービスとして利用者に提供することができる。
【0070】
さらに、第1の実施形態では、変換情報記憶部31に新たに変換情報を追加することによって、SaaS基盤10とプロセス情報のデータ形式が異なる、SaaS基盤40以外のSaaS基盤(以下「他のSaaS基盤」と称する。)との連携を行うことが可能となる。SaaS基盤10とプロセス情報のデータ形式が異なる他のSaaS基盤と連携を行う場合に、SaaS基盤10と他のSaaS基盤との間のデータ形式を変換するための変換情報が、変換情報記憶部31に新たに登録されることにより、SaaS基盤10は、他のSaaS基盤にて提供されるアプリケーションの機能を呼び出すことができるようになる。
【0071】
このため、SaaS基盤10および40間での1:1の連携だけではなく、SaaS基盤10と、Saa基盤40および他のSaaS基盤と、の間での1:2の連携を行うことも可能となる。また、複数のSaaS基盤にてそれぞれ提供される機能を組み合わせたサービスを構築する際に、アプリケーションの連携によって必要となるアプリケーションの修正箇所を低減することができる。
【0072】
また、第1の実施形態では、変換処理部21は、SaaS基盤10から受信したプロセス情報が、所定プロセス情報と一致しない場合に、変換不能を示すメッセージを、SaaS基盤10に返送する。
【0073】
このため、情報変換装置1は、SaaS基盤10に対し変換不能を示すメッセージを返送することによって、SaaS基盤10に対して、SaaS基盤40との連携が不能である旨を通知することができる。よって、情報変換装置1は、所定プロセス情報によるSaaS基盤10および40間の連携を可能にしつつ、所定プロセス情報以外のプロセス情報での連携については連携不能である旨を、SaaS基盤10に確実に通知することができる。
【0074】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
【0075】
図4は、本発明の第2の実施形態における連携システム101の構成例を示す図である。
【0076】
連携システム101は、図1に示した情報変換装置1に代えて情報変換装置2を備えている。
【0077】
情報変換装置2は、データ処理装置50と記憶装置60とを備える。データ処理装置50は、変換処理部51と履歴管理部52とを備える。記憶装置60は、変換情報記憶部31と履歴情報記憶部62とを備える。なお、連携システム100と同様の構成については、図1と同一符号を付してここでの説明を省略する。
【0078】
履歴管理部52は、一般的に送信手段と呼ぶことができる。
【0079】
履歴管理部52は、SaaS基盤10から受信したプロセス情報のデータ形式が、特定データ形式に変換された場合には、変換された後のプロセス情報(変換後のプロセス情報)を履歴情報記憶部62に登録する。その後、履歴管理部52は、SaaS基盤10から新たに受信したプロセス情報が、所定プロセス情報と一致する場合には、履歴情報記憶部62内の変換後のプロセス情報を、宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0080】
本実施形態では、履歴管理部52が、プロセス情報履歴管理プログラムを実行する。なお、プロセス情報履歴管理プログラムは、履歴管理部52に予め格納されている。
【0081】
履歴管理部52は、プロセス情報履歴管理プログラムに従って、変換処理部51にて変換前のプロセス情報のデータ形式が、SaaS基盤40で使用される特定データ形式に変換された場合には、変換処理部51から、変換前のプロセス情報と、変換後のプロセス情報と、を受け付ける。履歴管理部52は、変換後のプロセス情報を受け付けると、その変換後のプロセス情報を、送受信装置41に送信する。
【0082】
また、履歴管理部52は、履歴情報の登録を指示する登録情報として、変換前のプロセス情報と変換後のプロセス情報とを受け付けると、例えば、呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーAと、変換後のプロセス情報に含まれる連携データBと、を互いに関連付けて履歴情報記憶部62に登録する。呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーと、変換後の連携データと、が互いに関連付けられた情報は、本実施形態では、履歴情報と称される。
【0083】
履歴管理部52は、履歴情報の確認を指示する履歴確認情報として、例えば、新たな変換前のプロセス情報(以下「最新プロセス情報」と称する。)を、変換処理部51から受け付ける。履歴管理部52は、履歴確認情報として最新プロセス情報を受け付けると、その最新プロセス情報のプロセス識別情報のうち、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーと、を抽出する。
【0084】
履歴管理部52は、その呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーと、を検索キーとして、履歴情報記憶部62を検索する。履歴管理部52は、履歴情報記憶部62内の履歴情報のうち、最新プロセス情報から抽出された検索キーを有する履歴情報(以下「該当履歴情報」と称する。)を検出する。
【0085】
履歴管理部52は、該当履歴情報が検出されると、その該当履歴情報に示された変換後の連携データを参照し、最新プロセス情報の連携データを、該当履歴情報の連携データに一括で変換して、変換後のプロセス情報を生成する。また、履歴管理部52は、変換後のプロセス情報を、宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0086】
一方、履歴管理部52は、履歴情報記憶部62内のいずれの履歴情報も、最新プロセス情報から抽出された検索キーを有さない場合には、該当する履歴情報が無い旨を示す無履歴信号を、変換処理部51に供給する。
【0087】
変換処理部51は、一般的に変換手段と呼ぶことができる。
【0088】
変換処理部51は、送受信装置11から変換前のプロセス情報を受信した後、最新プロセス情報をさらに受信する。変換処理部51は、最新プロセス情報を受信すると、例えば、最新プロセス情報のうち、呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーとを、履歴確認情報として、履歴管理部52に供給する。
【0089】
また、変換処理部51は、履歴管理部52から無履歴信号を受け付ける。変換処理部51は、無履歴信号を受け付けると、変換情報記憶部31内の変換情報のうち、最新プロセス情報から抽出された検索キーを有する該当変換情報を検出する。
【0090】
変換処理部51は、検出された該当変換情報ごとに、その該当変換情報の変換ルールを参照し、その変換ルールに基づいて最新プロセス情報のデータ形式を、SaaS基盤40で使用される特定データ形式に変換する。また、変換処理部51は、登録情報として、最新プロセス情報と、変換後のプロセス情報と、を履歴管理部52に供給する。なお、変換処理部51は、変換処理部21と同様の機能を含む。
【0091】
履歴情報記憶部62は、履歴情報ごとに、呼び出し元と、呼び出し先と、変換前のプロセス識別キーと、変換後の連携データと、を互いに関連付けて記憶する。
【0092】
次に、データ処理装置50の動作について説明する。
【0093】
図5は、データ処理装置50における変換方法の処理手順例を示すフローチャートである。
【0094】
図5では、図3に示したステップS901〜909に加えて、ステップS911およびS912とステップS921〜S923とが、示されている。なお、ステップS901〜S909の処理は、図3で示した処理と同様であるため、図5での説明を省略する。
【0095】
まず、変換処理部51が、SaaS基盤10からプロセス情報12を受信して、そのプロセス情報12のうち連携データAのプロセス識別情報Aを取り出した(ステップS901)後、変換処理部51は、履歴確認情報を履歴管理部52に供給する(ステップS911)。
【0096】
履歴管理部52は、変換処理部51から、履歴確認情報として変換前のプロセス情報12を受け付けると、そのプロセス情報12のプロセス識別情報Aのうち、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、を取り出す(ステップS921)。
【0097】
履歴管理部52は、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、を取り出すと、これらを検索キーとして、履歴情報記憶62に記憶された履歴情報を検索する(ステップS922)。
【0098】
履歴情報の検索において、履歴管理部52は、履歴情報記憶部62内の履歴情報のうち、呼び出し元と、呼び出し先と、プロセス識別キーAと、の検索キーとを有する該当履歴情報が検出されたか否か、すなわち、該当履歴情報の有無を判断する(ステップS923)。そして、履歴管理部52は、該当履歴情報が検出された場合には、変換処理部51から受け付けたプロセス情報12の連携データAを、該当履歴情報の示す連携データBに一括で置き換えて(ステップ924)、変換後のプロセス情報を生成する。
【0099】
一方、該当履歴情報が検出されない場合には、履歴管理部52が無履歴信号を生成し、変換処理部51は、その無履歴信号を受け付けると、ステップS902ないしS907またはS909の処理を実行する。
【0100】
ステップS907にて変換処理部51が、SaaS基盤10から受信したプロセス情報の連携データAを連携データBに置き換えた後に、変換処理部51が、変換前のプロセス情報と変換後のプロセス情報とを登録情報として履歴管理部52に供給すると、履歴管理部52は、変換前のプロセス識別キーAと変換後のプロセス情報の連携データBとを関連付けて履歴情報として履歴情報記憶部62に登録する(ステップS912)。
【0101】
ステップS912または924の処理後、履歴管理部52は、変換後のプロセス情報を、呼び出し先のSaaS基盤40に送信する(ステップS908)。そして、ステップS908またはS909での処理が終了すると、データ処理装置50における変換方法の一連の処理手順が終了する。
【0102】
第2の実施形態によれば、情報変換装置2は、履歴情報記憶部62を有し、履歴管理部52は、変換処理部51にてSaaS基盤10から受信したプロセス情報のデータ形式が変換された場合には、その変換された後のプロセス情報を履歴情報記憶部62に登録し、その後、履歴管理部52は、SaaS基盤10から新たに受信したプロセス情報が所定プロセス情報と一致する場合には、履歴情報記憶部62内の変換された後のプロセス情報を、宛先のSaaS基盤40に送信する。
【0103】
このため、情報変換装置2は、過去にデータ形式の変換が行われたプロセス情報と同じプロセス情報をSaaS基盤10から新たに受信すると、変換情報によるデータ形式の変換処理を行うことなく、過去に変換されたプロセス情報を用いて、受信したプロセス情報のデータ形式を一括で特定データ形式に変換することができる。よって、情報変換装置2は、プロセス情報の特定データ形式への変換に要する時間を、図1に示した情報変換装置1よりも短縮するこができる。
【0104】
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
【符号の説明】
【0105】
1、2 情報変換装置
10、40 SaaS基盤
11、41 送受信装置
20、50 データ処理装置
21、51 変換処理部
30、60 記憶装置
31 変換情報記憶部
62 履歴情報記憶部
100、101 連携システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を呼び出し先のサーバ宛に送信する連携サーバと通信を行う情報変換装置であって、
所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶手段と、
前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報のデータ形式を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する変換手段と、を含む情報変換装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報変換装置において、
保持手段と、
前記変換手段にて前記連携サーバから受信したプロセス情報のデータ形式が変換された場合には、前記変換された後のプロセス情報を前記保持手段に登録し、その後、前記連携サーバから新たに受信したプロセス情報が前記所定プロセス情報と一致する場合には、前記保持手段内の前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する送信手段と、をさらに含む情報変換装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報変換装置において、
前記変換手段は、前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致しない場合には、変換不能を示すメッセージを、前記連携サーバに返送する、情報変換装置。
【請求項4】
アプリケーションを実行して前記アプリケーションの機能を所定端末に提供する提供サーバと、連携サーバと、情報変換装置と、を有する連携システムであって、
前記連携サーバは、前記アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を前記提供サーバ宛に送信し、
前記情報変換装置は、
所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶手段と、
前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報のデータ形式を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記提供サーバに送信する変換手段と、を含み、
前記提供サーバは、前記変換された後のプロセス情報を受信すると、前記アプリケーションの機能を前記所定端末に提供する、連携システム。
【請求項5】
請求項4に記載の連携システムにおいて、
前記情報変換装置は、
保持手段と、
前記変換手段にて前記連携サーバから受信したプロセス情報のデータ形式が変換された場合には、前記変換された後のプロセス情報を前記保持手段に登録し、その後、前記連携サーバから新たに受信したプロセス情報が前記所定プロセス情報と一致する場合には、前記保持手段内の前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記提供サーバに送信する送信手段と、をさらに含む、連携システム。
【請求項6】
アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を呼び出し先のサーバ宛に送信する連携サーバと通信を行う情報変換装置における変換方法であって、
所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセス情報の宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶ステップと、
前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する変換ステップと、を含む変換方法。
【請求項7】
請求項6に記載の変換方法において、
前記変換ステップでは、前記連携サーバから受信したプロセス情報のデータ形式が変換された場合には、前記変換された後のプロセス情報を保持手段に登録し、その後、前記連携サーバから新たに受信したプロセス情報が前記所定プロセス情報と一致する場合には、前記保持手段内の前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する、変換方法。
【請求項8】
アプリケーションを実行して前記アプリケーションの機能を所定端末に提供する提供サーバと、連携サーバと、情報変換装置と、を有する連携システムにおける変換方法であって、
前記情報変換装置が、所定アプリケーションの機能を提供するための所定プロセス情報のデータ形式を、当該所定プロセスの宛先で使用される特定データ形式に変換するための変換情報を記憶する記憶ステップと、
前記連携サーバが、前記アプリケーションの機能を呼び出すためのプロセス情報を前記提供サーバ宛に送信する送信ステップと、
前記情報変換装置が、前記連携サーバから受信したプロセス情報が、前記所定プロセス情報と一致する場合には、当該プロセス情報のデータ形式を前記変換情報に基づいて前記特定データ形式に変換し、前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する変換ステップと、
前記提供サーバが、前記変換された後のプロセス情報を受信すると、前記アプリケーションの機能を前記所定端末に提供する提供ステップと、を含む変換方法。
【請求項9】
請求項8に記載の変換方法において、
前記変換ステップでは、前記連携サーバから受信したプロセス情報のデータ形式が変換された場合には、前記変換された後のプロセス情報を保持手段に登録し、その後、前記連携サーバから新たに受信したプロセス情報が前記所定プロセス情報と一致する場合には、前記保持手段内の前記変換された後のプロセス情報を、前記宛先の前記サーバに送信する、変換方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−18616(P2012−18616A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−156877(P2010−156877)
【出願日】平成22年7月9日(2010.7.9)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】