説明

情報提供システムおよび携帯端末装置

【課題】音響による識別情報を用いて、ユーザが使用する携帯端末装置に放送に関連した情報を表示することで更なる情報の取得を容易にした情報提供システムを提供する。
【解決手段】放送再生装置は、識別情報が重畳された放送音声を放音する。識別情報解決サーバは、時間帯別にコンテンツのアドレス情報を記憶した識別情報/アドレス情報対応テーブルを有し、携帯端末装置から識別情報を受信した受信時の時刻情報を用いてテーブルを検索し、対応するコンテンツのアドレス情報を返信する。携帯端末装置は、放送再生装置が放音した放送音声を収音する収音部、収音した放送音声から識別情報を復調する復調部、ユーザによる操作を受け付ける操作部、操作部が操作されたとき識別情報を識別情報解決サーバに送信してアドレス情報を取得する識別情報解決部、および、取得したアドレス情報を用いてコンテンツにアクセスするコンテンツアクセス部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、テレビ等で番組放送中にその番組に関連した情報を提供する情報提供システムおよびこの情報提供システムに用いられる携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ放送において、番組の放送中にデータ放送を重畳し、テレビのリモコン操作によってその番組に関連する各種の情報を提供するものが実用化されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−288638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、データ放送は情報を表示するのみであり更なるユーザからのアクセスを受け付け可能なものではなかった。たとえば、データ放送で表示された情報に対応して物品を購入したり更なる情報を検索しようとすれば、別途インターネットやテレホンショッピングを用いなければならず面倒であった。
【0005】
この発明は、音響による識別情報を用いて、ユーザが使用する携帯端末装置に放送に関連した情報を表示することで更なる情報の取得を容易にした情報提供システムおよび携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、放送再生装置、携帯端末装置、および、識別情報解決サーバを有する情報提供システムであって、前記放送再生装置は、識別情報を変調して音響化した音響IDが重畳された放送音声を放音し、前記識別情報解決サーバは、複数の時間帯別に前記識別情報に対応するコンテンツのアドレス情報を記憶した識別情報/アドレス情報対応テーブルを有し、前記携帯端末装置から識別情報を受信して、受信時の時刻情報を用いて受信した識別情報の識別情報/アドレス情報対応テーブルを検索し、前記時刻情報に対応するコンテンツのアドレス情報を前記携帯端末装置に返信し、前記携帯端末装置は、前記放送再生装置が放音した放送音声を収音する収音部、収音した放送音声から前記音響IDを分離し、該音響IDから識別情報を復調する復調部、復調された識別情報を記憶する記憶部、ユーザによる操作を受け付ける操作部、操作部が操作されたとき前記識別情報を前記識別情報解決サーバに送信して前記アドレス情報を取得する識別情報解決部、および、取得したアドレス情報を用いて前記コンテンツにアクセスするコンテンツアクセス部を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、前記識別情報は、前記放送再生装置が再生する特定の放送番組に対応づけられており、前記識別情報解決サーバが有する識別情報/アドレス情報対応テーブルは、前記識別情報が対応づけられている前記特定の放送番組中の特定の場面が放送される時間帯と該特定の場面に関連する情報を提供するインターネットサイトのアドレス情報を対応づけて記憶していることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、利用者が携帯する携帯端末装置であって、識別情報を変調して音響化した音響IDが重畳された音声を収音する収音部と、収音した音声から前記音響IDを分離し、該音響IDから識別情報を復調する復調部と、復調された識別情報を記憶する記憶部と、ユーザによる操作を受け付ける操作部と、前記操作部が操作されたとき、前記記憶部に記憶されている識別情報を予め定められたサーバに送信してアドレス情報を取得する識別情報解決部と、取得したアドレス情報で指定されるコンテンツサーバにアクセスするコンテンツアクセス部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明であるプログラムは、コンピュータを、識別情報を変調して音響化した音響IDが重畳された音声を収音する手段、収音した音声から前記音響IDを分離し、該音響IDから識別情報を復調する手段、復調された識別情報を記憶する手段、ユーザによる操作を受け付ける手段、ユーザによる操作が行われたとき、記憶されている識別情報を予め定められたサーバに送信してアドレス情報を取得する手段、取得したアドレス情報で指定されるコンテンツサーバにアクセスする手段、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、放送番組中の場面に応じた情報を的確にユーザに提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】この発明の実施形態である情報提供システムのブロック図
【図2】音響IDの重畳方式の例を示す図
【図3】スマートフォンの一部ブロック図
【図4】ID解決サーバのID/URL対応テーブルの例を示す図
【図5】スマートフォンおよびID解決サーバの動作を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面を参照してこの発明の実施形態である情報提供システムについて説明する。図1は、情報提供システムの構成を説明する図である。
【0013】
この情報提供システムは、テレビ1で放送される番組の複数のシーンに関連する情報を、テレビ1の視聴者であるスマートフォン2のユーザ6(視聴者)に提供するシステムである。
【0014】
まず、本実施形態の概要を説明する。本発明の放音装置であるテレビ(TV)1が、番組の放送中に本発明の識別情報である音響IDを放音する。この音響IDは、放送中の番組に対応するものであり、放送音声に重畳されて放音される。放音された音響IDは、本発明の携帯端末装置であるスマートフォン2によって受信される。スマートフォン2は、音声信号である音響IDをIDコードにデコードして記憶する。番組を視聴しているユーザ6は、番組を視聴し興味ある場面が映し出されると、スマートフォン2を操作する(たとえばボタンを押下する)。このときの操作により、スマートフォン2は記憶していたIDコードをID解決サーバ4に送信する。ID解決サーバ4は、スマートフォン2から受信したIDコードおよび受信時刻でID/URL対応テーブル40を検索し対応するURLをスマートフォン2に返信する。この対応するURLは、ユーザ6がスマートフォン2を操作したときに放送されていた(テレビ1の画面に映し出されていた、または音声で再生されていた)場面に関連する情報を提供するインターネットサイトのURLである。たとえば、図4に示すように、風景が映し出されていた時間帯には、その風景の場所を旅行するときの旅行ガイドを提供するURLが対応づけられ、女性が映し出されていた時間帯には、その女性が着ていた服装の通販サイトのURLが対応づけられる。スマートフォン2は、ID解決サーバ4からURLを受信すると、そのURLで指示されるコンテンツサーバ5にアクセスし、そのURLに保存されているコンテンツをスマートフォン2上で再生(表示)する。
【0015】
ここで、音響IDとは、空気等の媒質の振動である音波を媒体として伝送されるIDコードである。音響IDは、この実施形態では、テレビ番組の音声に重畳されてテレビ1のスピーカから放音される。図2に示すようにテレビ放送の番組に使用される音声の上限周波数は16kHz程度であるため、音響IDは、この周波数以上でテレビ1のオーディオ回路やスピーカが動作して再生可能な周波数帯域である18〜20kHzの帯域に重畳される。
【0016】
番組や音声に音響IDを重畳する方式は種々の方式を採用可能であるが、たとえば、本出願人による国際特許出願(国際公開第2010/016589号パンフレット)に詳細に説明されているような、IDを拡散符号で拡散して18〜20kHzの周波数帯域まで周波数シフトする技術が好適である。
【0017】
次に本実施形態の構成を説明する。図1において、テレビ1は、テレビ放送を受信して映像を表示するとともに音声を放音する放送再生装置(放音装置)の一例である。このテレビ放送の音声に音響化されたIDコードである音響IDが重畳される。音響IDは、上記情報提供の対象となる番組の冒頭および番組中の音声に適宜重畳される。テレビ番組の視聴者であるユーザ6はスマートフォン2を所持しており、このスマートフォン2が音響IDが重畳された音声を収音する。
【0018】
図3はスマートフォン2の本願発明に関係する部分のみを取り出した機能ブロック図である。スマートフォン2は、マイク21、制御部22、ネットワーク通信部25、GPS測位部26、時計27、操作部28、表示部29を備えている。マイク21は、テレビ1のスピーカから放音された音響を収音する。ネットワーク通信部26は、ネットワーク3を介してID解決サーバ4やコンテンツサーバ5と通信する機能部である。
【0019】
制御部22には、アプリケーションプログラムとの協働により音響ID処理部23およびウェブブラウザ24が設けられている。音響ID処理部23は、収音して得られた音声信号を、拡散変調に用いられた拡散符号を係数とする整合フィルタに通すことによってIDコードを復調する処理部、ネットワーク通信部25を制御してID解決サーバ4およびコンテンツサーバ5と通信する処理部などからなっている。このIDコードの復調処理は、国際公開第2010/016589号パンフレットに詳細に説明されている。ウェブブラウザ24は、音響ID処理部23が取得したURLにアクセスしてウェブページを表示する。
【0020】
GPS測位部26は、GPSを用いて自己の位置を測定し、位置情報としてURL取得部24に入力する。また、時計27は、音響IDを含んだ音声の収音時、または、ID解決サーバ4との通信時の時刻を計測して時刻情報としてURL取得部24に入力する。これらGPS測位部26および時計27は、後述の変形例において用いられる。また、操作部28はたとえば表示部29の表面に設けられたタッチパネルであり、ボタンスイッチ28Aを含んでいる。ボタンスイッチ28Aは、ユーザ6が、番組を視聴している際に興味ある場面が映し出されたときに操作する操作子である。
【0021】
上記音響ID処理部23は、音響IDアプリケーションと制御部22との協働により実現される。音響IDアプリケーションは、収音した音声から音響IDを分離・デコードして記憶する機能、ユーザ6の操作に応じてIDコードをID解決サーバ4に送信して対応するURLを取得する機能を実現するアプリケーションソフトである。音響ID処理部23の詳細な動作は図5のフローチャートで説明する。
【0022】
スマートフォン2の制御部22は、音響ID処理部23により音響IDをデコードしてID記憶部22Aに記憶する。ユーザ6によってボタンスイッチ23Aが操作されると、記憶しているIDコードをネットワーク3を介してID解決サーバ4に送信する。このIDコードの送信に応じて、ID解決サーバ4からURLを受信する。制御部22は、このURLをウェブブラウザ24に渡し用いてコンテンツサーバ5にアクセスし、所定のコンテンツを表示する。
【0023】
ID解決サーバ4は、ID/URL対応テーブル40を備えており、受信した音響IDおよび受信時刻でID/URL対応テーブル40を検索し、対応するURLを読み出してスマートフォン2に返信する。このように、たとえば4桁の数字などの短いIDコードをURLに変換することにより、送信レートの高くない音響によるデータ送信であっても、長いURLにユーザ6のスマートフォン2を導くことが可能になる。
【0024】
ウェブページがインターネット通販サイトであれば、ユーザ6はそのサイトを用いて賞品を購入することができ、またホテルやレストランの予約サイトであれば、ユーザ6はそのサイトを用いて宿泊や食事を予約することができる。また、そのウェブページに他のURLや電話番号がリンクされていれば、ユーザ6はそのリンクにアクセスすることで、更なる情報を到達したり、電話を掛けたりすることが可能になる。
【0025】
図4は、ID/URL対応テーブル40を示す図である。このID/URL対応テーブル40は、1つのテレビ番組(旅番組A)のためのテーブルを示している。このID/URL対応テーブル40には、このテレビ番組のID「0000」とIDコードの受信時間帯に対応づけてURLが記憶されている。各欄の時間帯は、番組内で「風景」「女性」「食事」「宿泊」の映像が表示または音声が放音される時間帯であり、これらの時間帯に対応して、これらの映像または音声に関連する「その風景の場所を訪れるための観光ガイドのURL」、「その女性が着ていた衣服の通販サイトのURL」、「その食堂のメニュー等を紹介するグルメガイドのURL」、「そのホテルを予約するサイトのURL」が記憶されている。
【0026】
1つのシーンの時間帯を更に細分化して、それぞれ異なるURLを対応づけてもよい。すなわち、同じシーンであってもユーザがボタンスイッチ23Aを操作するタイミングに応じて異なるURLに導くようにしてもよい。当然、各URLはそのシーンに関連するコンテンツを提供するURLであることが好ましい。
【0027】
ID解決サーバ4が複数の番組のIDコードをURLに変換するためには、図4に示すID/URL変換テーブル40を複数の番組に対応して複数設ければよい。
【0028】
図5のフローチャートを参照してスマートフォン2およびID解決サーバ4の動作を説明する。図5(A)、(B)はスマートフォン2の制御部22の動作を示すフローチャート、図5(C)はID解決サーバ4の動作を示すフローチャートである。
【0029】
図5(A)はスマートフォン2の制御部22の音響ID受信動作を示すフローチャートである。制御部22は、音響IDを検出しない間は、ステップS1(以下、ステップSnを単にSnと記す)で待機している。音響IDを検出すると(S1でYES)、これをデコードし(S2)、ID記憶部22A(メモリ)に記憶する(S3)。
【0030】
図5(B)は制御部22のボタンスイッチ23Aの押下対応動作を示すフローチャートである。制御部22は、ボタンスイッチ23Aの押下を検出しない間はS11で待機している。ボタンスイッチ23Aの押下を検出すると(S11でYES)、ID記憶部22AにIDコードが記憶されているかを判断する(S12)。IDコードが記憶されていない場合には(S12でNO)、何もしないでS11に戻る。ID記憶部22AにIDコードが記憶されている場合には(S12でYES)、このIDコードをID解決サーバ4に送信する(S13)。ID解決サーバ4は受信したIDコードに対応して図5(C)の処理を実行し、送信したIDコードが有効な場合には対応するURLを返信し、IDコードが時間切れである場合にはその旨をスマートフォン2に返信する。スマートフォン2はこの返信を受信すると、その内容がURLであるか時間切れである旨の電文であるかを判断する(S14)。受信した内容がURLの場合には(S14でYES)、スマートフォン2の標準アプリケーションであるウェブブラウザ24を起動し(S15)、受信したURLをウェブブラウザ24に渡して(S16)、このURLにアクセスしてウェブページを表示させる(S17)。ID解決サーバ4から受信した内容がIDが時間切れである旨の電文であった場合には(S14でNO)、その旨を表示部29に表示する(S18)。
【0031】
図5(C)はID解決サーバ4の動作を示すフローチャートである。端末装置であるスマートフォン2からIDを受信するまでS21で待機している。IDを受信すると(S21でYES)、そのときの時刻を読み取り(S22)、この受信時刻と受信したIDとでID/URL対応テーブル40を検索する(S23)。検索の結果、受信時刻が受信したIDの有効時間帯に含まれている場合には(S24でYES)、IDが有効であるとしてその欄のURLを読み出して、スマートフォン2に送信し(S25)、一致していない場合には(S14でNO)、有効時間帯から外れてIDが送られてきたとして、IDが時間切れである旨をスマートフォン2に返信する(S26)。
【0032】
以上の処理により、ユーザ6は、テレビ番組を視聴中に興味のある場面がテレビ1に表示されたとき、手元にあるスマートフォン2を操作することにより、スマートフォン2にその場面に関連のある情報をリアルタイムで表示させることができる。
【0033】
以上のフローチャートでは、スマートフォン2からIDを受信したID解決サーバ4が受信時刻を読み出してID/URL対応テーブル40を検索するようにしているが、スマートフォン2がID解決サーバ4に対して音響IDを受信した時刻情報を送信するようにしてもよい。この場合でも、この時刻情報が本発明における「受信時の時刻情報」に対応する。
【0034】
なお、この実施形態において、携帯端末装置としてスマートフォン2を例示しているが、携帯端末装置はスマートフォン2に限定されない。また、この実施形態ではテレビ放送を例に挙げて説明しているが、放送はテレビ放送に限定されず、たとえばラジオ放送、地域内の防災放送、施設内の構内放送などであってもよい。
【0035】
なお、テレビ1のスピーカ、スマートフォン2のマイクは、それぞれ加振器、振動ピックアップでもよい。音響IDが放音される媒体は空気に限らず、固体、液体等であっても、音波が伝搬される媒体であればよい。
【符号の説明】
【0036】
1 テレビ(放音装置)
2 スマートフォン(携帯端末装置)
3 ネットワーク
4 ID解決サーバ
5 コンテンツサーバ
6 ユーザ
40 ID/URL対応テーブル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送再生装置、携帯端末装置、および、識別情報解決サーバを有する情報提供システムであって、
前記放送再生装置は、識別情報を変調して音響化した音響IDが重畳された放送音声を放音し、
前記識別情報解決サーバは、複数の時間帯別に前記識別情報に対応するコンテンツのアドレス情報を記憶した識別情報/アドレス情報対応テーブルを有し、前記携帯端末装置から識別情報を受信して、受信時の時刻情報を用いて受信した識別情報の識別情報/アドレス情報対応テーブルを検索し、前記時刻情報に対応するコンテンツのアドレス情報を前記携帯端末装置に返信し、
前記携帯端末装置は、前記放送再生装置が放音した放送音声を収音する収音部、収音した放送音声から前記音響IDを分離し、該音響IDから識別情報を復調する復調部、復調された識別情報を記憶する記憶部、ユーザによる操作を受け付ける操作部、操作部が操作されたとき前記記憶部に記憶されている識別情報を前記識別情報解決サーバに送信して前記アドレス情報を取得する識別情報解決部、および、取得したアドレス情報を用いて前記コンテンツにアクセスするコンテンツアクセス部を備えた
ことを特徴とする情報提供システム。
【請求項2】
前記識別情報は、前記放送再生装置が再生する特定の放送番組に対応づけられており、
前記識別情報解決サーバが有する前記識別情報/アドレス情報対応テーブルは、前記識別情報が対応づけられている前記特定の放送番組中の特定の場面が放送される時間帯と該特定の場面に関連する情報を提供するインターネットサイトのアドレス情報を対応づけて記憶している請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
利用者が携帯する装置であって、
識別情報を変調して音響化した音響IDが重畳された音声を収音する収音部と、
収音した音声から前記音響IDを分離し、該音響IDから識別情報を復調する復調部と、
復調された識別情報を記憶する記憶部と、
ユーザによる操作を受け付ける操作部と、
前記操作部が操作されたとき、前記記憶部に記憶されている識別情報を予め定められたサーバに送信してアドレス情報を取得する識別情報解決部と、
取得したアドレス情報で指定されるコンテンツサーバにアクセスするコンテンツアクセス部と、
を備えた携帯端末装置。
【請求項4】
コンピュータを、
識別情報を変調して音響化した音響IDが重畳された音声を収音する手段、
収音した音声から前記音響IDを分離し、該音響IDから識別情報を復調する手段、
復調された識別情報を記憶する手段、
ユーザによる操作を受け付ける手段、
ユーザによる操作が行われたとき、記憶されている識別情報を予め定められたサーバに送信してアドレス情報を取得する手段、
取得したアドレス情報で指定されるコンテンツサーバにアクセスする手段、
として機能させるプログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−227631(P2012−227631A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−91792(P2011−91792)
【出願日】平成23年4月18日(2011.4.18)
【出願人】(000004075)ヤマハ株式会社 (5,930)
【Fターム(参考)】