説明

情報提供システム

【課題】 人間に視認困難な画像を用いて情報提供を行う手段を提供する。
【解決手段】 情報提供システムは、送信側の表示装置と受信側の撮像装置とを備える。上記の表示装置は、表示部と表示制御部とを含む。表示部は、送信対象画像を含む第1画面と、送信対象画像を含まない第2画面とを表示する。表示制御部は、表示部が第1画面を瞬間的に表示する第1期間と、表示部が第2画面を連続的に表示する第2期間とを周期的に繰り返す制御を行う。また、上記の撮像装置は、撮像画像を生成する撮像部と、判定部とを含む。判定部は、表示部の画面を連続的に撮像した複数の撮像画像のうちから、時間軸方向での撮像画像の周期的な検出パターンに基づいて、第1画面を撮像した画像を特定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送信側の表示装置と受信側の撮像装置とを備える情報提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、一例として特許文献1に示すように、受信側の撮像装置で2次元コードなどの画像を読み取って情報を取得するシステムが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−141441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来の技術は、情報送信用の画像が人間にとって目障りとなる場合や、情報送信用の画像の存在を秘匿しておきたい場合には不向きである点でなお改善の余地があった。
【0005】
そこで、本発明は、人間に視認困難な画像を用いて情報提供を行う手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一の態様の情報提供システムは、送信側の表示装置と受信側の撮像装置とを備える。上記の表示装置は、表示部と表示制御部とを含む。表示部は、送信対象画像を含む第1画面と、送信対象画像を含まない第2画面とを表示する。表示制御部は、表示部が第1画面を瞬間的に表示する第1期間と、表示部が第2画面を連続的に表示する第2期間とを周期的に繰り返す制御を行う。また、上記の撮像装置は、撮像画像を生成する撮像部と、判定部とを含む。判定部は、表示部の画面を連続的に撮像した複数の撮像画像のうちから、時間軸方向での撮像画像の周期的な検出パターンに基づいて、第1画面を撮像した画像を特定する。
【0007】
上記の一の態様の撮像装置は、第1画面から得た情報を表示するモニタをさらに含んでいてもよい。
【0008】
また、送信対象画像は、所定の情報を符号化して示す画像であり、撮像装置は、送信対象画像を復号化する復号部をさらに含んでいてもよい。モニタは、復号部で復号化された情報を表示してもよい。
【0009】
また、送信対象画像は、第1画面に電子透かしで埋め込まれた情報であってもよい。
【0010】
なお、一の態様の情報提供システムに適用される撮像装置または表示装置の各構成も、本発明の具体的態様として有効である。
【発明の効果】
【0011】
一の態様の情報提供システムでは、時間軸方向での画像の検出パターンに基づいて、表示装置に瞬間的に表示される第1画面の情報を撮像装置が特定する。これにより、人間に視認困難な情報送信用の画像を用いて、表示装置および撮像装置との間で情報提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】一の実施形態に係る情報提供システムの構成例を示すブロック図
【図2】第1画面および第2画面の表示タイミング例を示す模式図
【図3】一の実施形態の情報提供システムにおける撮像装置の動作例の流れ図
【発明を実施するための形態】
【0013】
<一の実施形態の説明>
図1は、一の実施形態に係る情報提供システムの構成例を示すブロック図である。情報提供システムは、送信側の表示装置10と、受信側の撮像装置20とを有している。
【0014】
まず、表示装置10の構成を説明する。表示装置10は、記憶部11と、表示部12と、表示制御部13とを有している。なお、記憶部11および表示部12は、それぞれ表示制御部13と接続されている。
【0015】
記憶部11は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体で構成され、表示部12で表示される画面の情報が記憶される。一の実施形態での記憶部11は、送信対象の画像を含む第1画面の情報と、送信対象画像を含む第2画面の情報とが記憶される。
【0016】
ここで、送信対象画像は、例えば、人間が直接判読可能な文字または図形等であってもよく、あるいはバーコードや2次元コードのように、提供する情報を所定の規則で符号化して示すマークであってもよい。
【0017】
また、一の実施形態での第1画面は、例えば、文字や図面を含む広告の中央に送信対象画像が配置された画面である。一の実施形態での第2画面は、上記の広告のみからなる画面であって、送信対象画像が含まれない点のみ第1画面と相違する。なお、上記の第1画面の情報は、第2画面に画像処理で送信対象画像を合成することで生成してもよい。
【0018】
表示部12は、第1画面および第2画面を表示する。一例として、表示部12は、液晶ディスプレイや、公知の発光表示素子(例えば、有機EL(electroluminescence)素子、LED、PDP、FED、SEDなど)によって構成される。なお、表示部12はパネル表示形式の構成であってもよく、スクリーン投影形式の構成であってもよい。
【0019】
また、表示部12のフレームレートは、人間の眼で1フレームが静止画として視認困難となる程度の速度に設定されている。一般的に人間の眼の時間分解能は数十Hz程度であるので、50fps以上のフレームレートであれば1フレームを静止画として視認することは困難となる。なお、一の実施形態では、表示部12のフレームレートを90fpsに設定した例を説明する。
【0020】
表示制御部13は、記憶部11の情報に基づいて表示部12に第1画面および第2画面を表示させるとともに、第1画面および第2画面の表示の切り替えを制御する。図2は、第1画面および第2画面の表示タイミング例を示す模式図である。
【0021】
表示制御部13は、90フレームを1周期としたときに、表示部12に第1画面を1フレームだけ瞬間的に表示させる(第1期間)。その後、表示制御部13は、表示部12に同じ第2画面を89フレーム分連続的に表示させる(第2期間)。そして、表示制御部13は、上記の第1期間および第2期間を周期的に繰り返す制御を行う。これにより、表示部12には基本的に第2画面が表示されるが、1秒おきのタイミングで表示部12に第1画面が1/90秒間表示されることとなる。
【0022】
次に、撮像装置20の構成を説明する。撮像装置20は、撮像光学系21と、撮像素子22と、A/D変換部23と、CPU24と、メモリ25と、モニタ26と、メディアI/F27と、ユーザの操作を受け付ける操作部28とを有している。ここで、A/D変換部23、メモリ25、モニタ26、メディアI/F27および操作部28は、それぞれCPU24と接続されている。
【0023】
撮像素子22は、撮像光学系21を通過した光束に基づく被写体の像を撮像し、撮像画像の画像信号を生成するデバイスである。この撮像素子22の出力は、A/D変換部23に接続されている。また、A/D変換部23は、撮像素子22から出力される画像信号をA/D変換してCPU24に入力する。
【0024】
ここで、上記の撮像素子22は、表示装置10の各フレームを検出可能なフレームレートでの高速度撮像が可能なものが用いられる。一の実施形態では、表示部12のフレームレートが90fpsであるので、標本化定理から180fps以上のフレームレートでの撮像が可能な撮像素子22を用いるものとする。
【0025】
CPU24は、撮像装置20の動作を統括的に制御するとともに、各種の画像処理を行うプロセッサである。例えば、CPU24は、公知のコントラスト検出によるオートフォーカス(AF)制御や、公知の自動露出(AE)演算をそれぞれ実行する。また、CPU24は、画像処理部24aと、判定部24bと、復号部24cとを有している。
【0026】
画像処理部24aは、デジタルの画像信号に対して各種の画像処理(色補間処理、階調変換処理、輪郭強調処理、ホワイトバランス調整など)を施す。また、画像処理部24aは、撮像画像に基づいて、モニタ表示用のビュー画像を生成する。
【0027】
判定部24bは、表示装置10の画面を連続的に撮像した複数の撮像画像のうちから、時間軸方向での撮像画像の周期的な検出パターンに基づいて、第1画面を撮像した画像を特定する。なお、判定部24bの動作については後述する。
【0028】
復号部24cは、送信対象画像のバーコードや2次元コードの情報を復号化するデコーダである。
【0029】
メモリ25は、CPU24による画像処理の前工程や後工程で画像のデータを一時的に記憶するバッファメモリである。このメモリ25は揮発性の記憶媒体であるSDRAMにより構成される。なお、一の実施形態でのメモリ25は、高速度撮像時に2秒分以上の撮像画像を保持できる記憶容量を有するものとする。
【0030】
モニタ26は、CPU24の制御によって各種画像を表示する。例えば、モニタ26には、上記のビュー画像や、CPU24によって検出された第1画面に基づく情報を表示できる。
【0031】
メディアI/F27には、不揮発性の記憶媒体27aを着脱可能に接続できる。そして、メデイアI/Fは、記憶媒体27aに対してデータの書き込み/読み込みを実行する。上記の記憶媒体27aは、ハードディスクや、半導体メモリを内蔵したメモリカードなどで構成される。なお、図1では記憶媒体27aの一例としてメモリカードを図示する。
【0032】
以下、図3の流れ図を参照しつつ、一の実施形態の情報提供システムにおける撮像装置20の動作例を説明する。また、図3の処理は、表示装置10の情報読み取りを行う動作モードの起動操作(例えば電源オン操作やモード切り替え操作など)を、撮像装置20のCPU24がユーザから受け付けたときに開始される。
【0033】
ステップS101:CPU24は、撮像素子22を駆動させて180fpsで撮像画像を連続的に取得する。撮像素子22から逐次出力される撮像画像のデータは、A/D変換部23をパイプライン式に通過して、それぞれメモリ25に記憶される。
【0034】
ここで、S101での撮像装置20は、表示装置10によって表示された画面を撮像していることを前提とする。また、表示装置10は、図2に示すタイミングで各画面を表示する動作を行っているものとする。
【0035】
なお、S101でのCPU24は、時間軸方向に間引きされた撮像画像からビュー画像を生成するとともに、モニタ26にビュー画像を動画表示してもよい。
【0036】
ステップS102:CPU24の判定部24bは、時間軸方向に前後する撮像画像を比較して、第1画面の候補画像を抽出する。
【0037】
例えば、判定部24bは、判定対象の撮像画像と、その1つ前の撮像画像との間で同位置の輝度や色差の差分をとる。そして、これらの差分の絶対値が閾値以上となる場合、判定部24bは、判定対象の撮像画像において判定した位置の絵柄が変化していると判定する。次に、判定部24bは、絵柄に変化のある箇所(画素)のまとまりの大きさが一定以上あって、画像間で絵柄が大きく変化している撮像画像を候補画像とする。そして、判定部24bは、上記の処理を繰り返して、時間軸方向において候補画像となる撮像画像を順次抽出する。
【0038】
なお、連写撮像時には手ブレなどの影響により、全ての画像が厳密には同じ位置で撮影されていない可能性がある。そのため、画像処理部24aは、エッジまたはコーナーを用いた公知の画像間のマッチング処理により、比較する画像間で予め位置合わせ処理を行ってもよい。あるいは、撮像光学系21または撮像素子22を撮像時にシフトさせて手ブレ補正を行うことで位置合わせの精度を高めてもよい。
【0039】
ステップS103:判定部24bは、上記の候補画像(S102)を対象として、画像間で絵柄に変化のある箇所のマッチング処理を行う。そして、判定部24bは、候補画像のうちで、絵柄のパターンが他と一致しないものを除外する。これにより、残された候補画像は、絵柄のパターンが一致するものに絞り込まれる。
【0040】
ステップS104:判定部24bは、S103で残った候補画像の時間軸方向の検出周期が一定か否かを判定する。上記の要件を満たす場合(YES側)にはS105に処理が移行する。
【0041】
一方、上記要件を満たさない場合(NO側)には、CPU24は図3の処理を終了する。ここで、判定部24bは、候補画像が検出できない場合にもS104のNO側を選択するものとする。なお、S104のNO側の場合には、CPU24は第1画面が検出できない旨の表示をモニタ26に出力するようにしてもよい。
【0042】
ステップS105:判定部24bは、残された候補画像を第1画面と特定する。また、判定部24bは、候補画像のうちで絵柄の変化が検出された箇所を、送信対象画像の範囲とする。
【0043】
ステップS106:CPU24は、送信対象画像に基づく情報をモニタ26に表示する。例えば、送信対象画像が文字または図形等であれば、CPU24は、送信対象画像をそのままモニタ26に表示する。また、送信対象画像がバーコードや二次元コードであれば、CPU24は、復号部24cによって復号化処理を行い、復号部24cで復号化された情報を表示すればよい。以上で図3の流れ図の説明を終了する。
【0044】
一の実施形態における送信側の表示装置10は、送信対象画像を一定周期で瞬間的に表示する。そして、撮像装置20は、高速度撮像により時系列に取得した複数の撮像画像のうちから、直前のフレームと大きく相違し、かつ一定時間おきに共通の画像が検出されるものを送信対象画像として特定する。これにより、一の実施形態では、送信側の表示装置10によって人間に視認困難な状態で表示される送信対象画像の情報を、受信側の撮像装置20で取得することができる。
【0045】
また、一の実施形態の表示装置10を人間が見た場合には第2画面(広告)のみが視認でき、第1画面の送信対象画像が人間にとって目障りとなることはない。よって、第1画面を静止画として表示すると支障が生じる場合においても、送信対象画像による情報提供が可能となる。
【0046】
また、一の実施形態の情報提供システムによれば、撮像装置20のユーザに限定して送信対象画像による情報を提供できる。さらに、一の実施形態の情報提供システムでは、撮像装置20のユーザが、通常では視認できない送信対象画像を自ら探して情報を取得するようなエンタテイメント性の高い用途にも応用できる。
【0047】
<実施形態の補足事項>
(1)上記実施形態において、送信対象画像は第1画面に電子透かしで埋め込まれる情報であってもよい。この場合には、第1画面と第2画面との差異が小さくなるため、第1画面をより低いフレームレートで表示しても人間に認識されにくくなる。
【0048】
一例として、フレーム間の差分に対して送信対象画像の透かしパターンを埋め込むものであってもよい。例えば、n番目のフレームには第1の透かしパターンを重畳して埋め込み、n+1番目のフレームには第1の透かしのパターンの正負を反転させた第2の透かしのパターンを重畳して埋め込む。そして、受信側の撮像装置20では、n番およびn+1番目のフレームとの差分をとることで、第1画面に埋め込まれた送信対象画像を検出できる。
【0049】
あるいは、公知のパッチワーク法により第1画面に不可視透かしを埋め込むようにしてもよい。また、第1画面の画像を周波数成分に変換し、特定の周波数成分に不可視透かしの情報を埋め込むようにしてもよい。
【0050】
(2)上記実施形態の表示装置10は、第2期間において第2画面を静止画として表示する例を説明したが、第2期間において表示装置10が動画を表示するようにしてもよい。
【0051】
この場合、受信側の撮像装置20は、以下のようにして候補画像を抽出すればよい。まず、撮像装置20の判定部24bは、例えば、動きベクトル検出のブロックマッチングのアルゴリズムなどによって、判定対象の画像とその直前(または直後)の画像との相関を求める。そして、判定部24bは、2つの画像間の相関が閾値以下となる画像を候補画像として検出すればよい。一般に、第2期間の動画は前後のフレームとの相関が非常に高くなるが、第1期間で表示される第1画面は前後のフレームとの相関は低くなるからである。
【0052】
(3)図3のS102の処理において、判定部24bは、画像全体での輝度等の平均値や画像全体での輝度等の分散値などのパラメータが、2つの画像間で大きく変化しているときに候補画像を抽出するようにしてもよい。
【0053】
(4)上記実施形態において、表示装置10は複数種類の第1画面を順次切り替えて表示するようにしてもよい。
【0054】
(5)上記実施形態において、表示装置10のフレームレートが既知でない場合、撮像装置20は最も速いフレームレートで高速度撮像を開始し、設定されたフレームレートで第1画面が検出できないときは順次フレームレートを落として第1画面の検出処理を繰り返すようにしてもよい。
【0055】
(6)図3のS103の処理において、フリッカによる誤検出を防止するために、判定部24bは、照明装置のフリッカに対応する周期(50Hzまたは60Hz)で検出される画像を候補画像から除外するようにしてもよい。
【0056】
(7)上記実施形態では、第2画面として広告を表示する例を説明したが、写真、周辺地図、行先案内や、無地ないしは所定の模様の画像などを第2画面で表示しても勿論かまわない。
【0057】
なお、本発明は、その精神またはその主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明は、特許請求の範囲によって示されるものであって、本発明は明細書本文にはなんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内である。
【符号の説明】
【0058】
10…表示装置、11…記憶部、12…表示部、13…表示制御部、20…撮像装置、21…撮像光学系、22…撮像素子、23…A/D変換部、24…CPU、24a…画像処理部、24b…判定部、24c…復号部、25…メモリ、26…モニタ、27…メディアI/F、27a…記憶媒体、28…操作部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
送信側の表示装置と受信側の撮像装置とを備える情報提供システムであって、
前記表示装置は、
送信対象画像を含む第1画面と、前記送信対象画像を含まない第2画面とを表示する表示部と、
前記表示部が前記第1画面を瞬間的に表示する第1期間と、前記表示部が前記第2画面を連続的に表示する第2期間とを周期的に繰り返す制御を行う表示制御部と、を含み、
前記撮像装置は、
撮像画像を生成する撮像部と、
前記表示部の画面を連続的に撮像した複数の前記撮像画像のうちから、時間軸方向での前記撮像画像の周期的な検出パターンに基づいて、前記第1画面を撮像した画像を特定する判定部と、を含むことを特徴とする情報提供システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報提供システムにおいて、
前記撮像装置は、前記第1画面から得た情報を表示するモニタをさらに含むことを特徴とする情報提供システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報提供システムにおいて、
前記送信対象画像は、所定の情報を符号化して示す画像であり、
前記撮像装置は、前記送信対象画像を復号化する復号部をさらに含み、
前記モニタは、前記復号部で復号化された情報を表示することを特徴とする情報提供システム。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報提供システムにおいて、
前記送信対象画像は、前記第1画面に電子透かしで埋め込まれた情報であることを特徴とする情報提供システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報提供システムに適用される撮像装置であって、
撮像画像を生成する撮像部と、
表示装置の表示部の画面を連続的に撮像した複数の前記撮像画像のうちから、時間軸方向での前記撮像画像の周期的な検出パターンに基づいて、送信対象画像を含む第1画面を撮像した画像を特定する判定部と、
を含む撮像装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報提供システムに適用される表示装置であって、
電子透かしで埋め込まれた送信対象画像を含む第1画面と、前記送信対象画像を含まない第2画面とを表示する表示部と、
前記表示部が前記第1画面を瞬間的に表示する第1期間と、前記表示部が前記第2画面を連続的に表示する第2期間とを周期的に繰り返す制御を行う表示制御部と、
を含む表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−101109(P2011−101109A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−253102(P2009−253102)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】