説明

情報提示システム及びプログラム

【課題】携帯端末装置で現実空間を撮影している時に、携帯端末装置の位置及び撮影方位に応じて、位置に関連付けられた情報を携帯端末装置に提示するときに、撮影範囲よりも広い範囲に存在する情報を提示出来るようにする。
【解決手段】携帯端末装置は現実空間を撮影するとともに、現在位置情報及び方位情報を情報提示装置へ送る。情報提示装置は、データベースを検索して、携帯端末装置の現在位置から所定の距離以内の全方位に存在する位置に関連付けられた情報を取得し、携帯端末装置の表示部に表示させる。表示部では、位置に関連付けられた情報の内、撮影範囲内のものを直線部435により基準線432に連結された枠434内に表示し、撮影範囲外のものを直線部437により基準線433に連結された枠436内に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影機能付携帯端末装置で現実空間を撮影している時に、その携帯端末装置の位置及び向きに応じて、位置に関連付けられた情報をその携帯端末装置に提示する情報提示システム及びそのシステムに使用するプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、現実空間と仮想空間との結合を目的とした、拡張現実感に関する研究が盛んに行われている。拡張現実感の提示を行う情報提示システムは、ビデオカメラ等の撮影装置によって撮影された現実空間の画像に、撮影装置の位置及び向きに応じて生成した仮想空間の画像を付加した画像を表示する装置として実現することができる(特許文献1参照)。また、カメラ付携帯電話機等の撮影機能付携帯端末装置の位置及び向きに応じてサーバ(情報提示装置)で生成した仮想空間の画像を撮影機能付携帯端末装置のディスプレイに表示するシステムとして実現することもできる(特許文献2参照)。仮想空間の画像としては、例えばコンピュータ・グラフィックスにより描画された仮想物体や文字情報等が用いられる。
【0003】
これらの仮想物体や文字情報は、現実空間の様々な位置に存在する店舗、施設、人工公物(道路、橋など)、自然公物(河川、湖沼など)等に関する情報、即ち位置に関連付けられた情報であり、この情報を提示することにより、ユーザは現実空間の画像の外観から得られる情報以上の情報を得ることが出来る。
【0004】
しかしながら、従来の情報提示システムでは、現実空間の画像に付加する仮想空間の画像は、撮影中の方位(画角)の範囲内に存在する店舗や施設等に関連するものであるため、ユーザにとって重要な情報が撮影された現実空間から非常に近い位置に存在するとしても、その現実空間外、例えば後方や側方に存在する店舗や施設等に関する情報を得ることが出来ないという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許第3700021号公報
【特許文献2】特開2006−105640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、撮影機能付携帯端末装置で現実空間を撮影している時に、その携帯端末装置の位置及び向きに応じて、位置に関連付けられた情報を情報提示装置から携帯端末装置に提示する情報提示システムにおいて、撮影中の現実空間の方位の範囲よりも広い範囲の位置に関連付けられた情報を提示出来るようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、撮影機能付携帯端末装置で現実空間を撮影している時に、その携帯端末装置の位置及び向きに応じて、位置に関連付けられた情報を情報提示装置から携帯端末装置に提示する情報提示システムであって、前記携帯端末装置は、情報を表示する情報表示部と、撮影部と、自身の向いている方向を検出し、検出結果として方位情報を生成する方位情報生成部と、自身の位置を検出し、検出結果として位置情報を生成する位置情報生成部と、前記方位情報生成部で生成された方位情報及び前記位置情報生成部で生成された位置情報を前記情報提示装置へ送信する端末情報送信手段とを有し、前記情報提示装置は、前記携帯端末装置の撮影部の仕様に関する情報が予め保存されている端末装置情報データベースと、位置に関連付けられた情報が予め保存されている位置関連情報データベースと、前記携帯端末装置から送信された方位情報及び位置情報を受信する受信手段と、その受信された方位情報と、前記端末装置情報データベースに格納されている情報とに基づいて、前記撮影部の撮影方位の範囲を示す撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、前記受信された位置情報の示す位置から所定の距離内であり、かつ前記取得された撮影範囲情報の示す方位よりも広い方位の位置に関連付けられた情報を前記位置関連情報データベースから検索する位置関連情報検索手段と、その位置関連情報検索手段で検索された情報を前記携帯端末装置へ送信する位置関連情報送信手段とを有することを特徴とする情報提示システムである。
【0008】
[作用]
本発明によれば、携帯端末装置の情報表示部には、携帯端末装置の現在位置から所定の距離内であり、かつ撮影部で撮影中の方位の範囲よりも広い範囲の位置に関連付けられた情報が表示される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、情報提示装置は携帯端末装置に対して、携帯端末装置で撮影中の現実空間の方位の範囲よりも広い範囲の位置に関連付けられた情報を提示することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態の情報提示システムを示す図である。
【図2】図1における携帯端末装置のブロック図である。
【図3】図1における情報提示装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施形態における位置に関連付けられた情報のデータ構造を示す図である。
【図5】本発明の実施形態の情報提示システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態における位置に関連付けられた情報の検索結果を説明するための図である。
【図7】本発明の実施形態の携帯端末装置に表示される画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
〈情報提示システムの構成〉
図1は本発明の実施形態の情報提示システムを示す図である。この情報提示システムは、インターネット等のネットワーク1に接続される情報提示装置2と、基地局3経由でネットワーク1に接続される携帯端末装置4からなる。携帯端末装置4は撮影機能、位置測定機能、及び通信機能を有する携帯機器であれば何でもよく、例えばデジタルカメラ、カメラ付の、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、PND(Personal Navigation Device)、携帯ゲーム機などである。携帯端末装置4と情報提示装置2とは、基地局3及びネットワーク1を介して通信可能である。
【0012】
〈携帯端末装置の構成〉
図2は携帯端末装置4の電気的構成を示すブロック図である。この携帯端末装置4は制御部41、操作部42、表示部43、撮影部44、GPS受信部45、方位検出部46、及び無線通信部47を備えている。
【0013】
制御部41は携帯端末装置4の各部を制御するためのコントローラであり、CPU(Central Processing Unit)411と、ROM(Read Only Memory)412と、RAM(Random Access Memory)413とを備えている。CPU411はROM412に記憶されたプログラムをRAM413にロードして実行することで、後述する種々の処理を実現する。
【0014】
操作部42は、この携帯端末装置4をユーザが操作するための各種ボタンからなる。表示部43は、この携帯端末装置4の動作状態や、操作部42からユーザが入力した情報等を表示するための液晶表示装置等からなる。撮影部44はCCD(Charge Coupled Device)やMOS(Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備え、被写体を撮影して画像データを生成する。
【0015】
GPS受信部45は一定時間(例えば1秒)毎にGPS衛星から送信された電波を受信し、現在位置を測定(測位)する。そして、測位結果である位置情報、及び測位時刻情報をGPS情報として制御部41へ出力する。方位検出部46は、地磁気センサ等を用いて、撮影部44の向いている方位を検出して方位情報を生成し、制御部41へ出力する。
【0016】
無線通信部47は基地局3との間で無線通信を行うための回路である。無線通信部47は基地局3を介して情報提示装置2にアクセスし、GPS受信部45で生成されたGPS情報、方位検出部46で生成された方位情報、及びROM412に保存されている携帯端末装置4の端末装置IDを送信することができる。また、情報提示装置2から送信された情報を受信することができる。
【0017】
〈情報提示装置の構成〉
図3は情報提示装置の電気的構成を示すブロック図である。この情報提示装置2は、制御部21、通信部22、及び記憶部23を備えている。
【0018】
制御部21はCPU211、ROM212、及びRAM213を含み、この情報提示装置全体の制御等を行う。また、CPU211は、ROM212に記憶されたプログラムをRAM213にロードして実行することで、後述する種々の処理を実現する。
【0019】
通信部22はネットワーク1及び基地局3を介して携帯端末装置4と通信を行う。記憶部23はHDD(ハードディスク装置)からなり、携帯端末装置情報DB(データベース)231、位置関連情報DB232、及び表示制御情報テーブル233が設けられている。
【0020】
携帯端末装置情報DB231には、携帯端末装置4に関する各種情報、例えば端末装置ID、仕様情報(表示部43のサイズ情報、撮影部44の撮像素子のサイズ情報及び画素数情報、並びに焦点距離情報等)が格納されている。
【0021】
位置関連情報DB232には、ガソリンスタント、コンビニエンスストア、ラーメン店、ホテルといった店舗や、有名な施設等に関する情報のような、現実空間の位置に関連付けられた情報が格納されている。この位置に関連付けられた情報は、図4に示すように、ID、名称、位置情報、内容情報、ユーザのコメント等から構成されている。
【0022】
表示制御情報テーブル233には、携帯端末装置4に位置に関連付けられた情報を提供するときに、その情報を表示部43の画面に合わせて配置し、表示させるための画像データの生成に必要な表示制御情報が格納されている。
【0023】
〈情報提示システムの動作〉
以上の構成を有する情報提示システムの概略動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。この図のフローは、携帯端末装置4のCPU411がROM412に格納されているプログラムを実行し、情報提示装置2のCPU211がROM212に格納されているプログラムを実行することにより行われる。
【0024】
携帯端末装置4のユーザが情報提示アプリケーション(以下、情情報提示アプリと言う)を起動すると、携帯端末装置4は情報提示装置2に対し、アクセス要求を送信する(ステップS1)。このアクセス要求には、携帯端末装置4の端末装置IDが含まれている。
【0025】
情報提示装置2はアクセス要求を受信すると、端末装置IDをRAM213に書き込み、続いて情報提示アプリのトップ画面の画像データを記憶部23から読み出し、携帯端末装置4へ送信する(ステップS11)。携帯端末装置4は情報提示アプリのトップ画面の画像データを受信し、表示部43に表示する(ステップS2)。
【0026】
次いで携帯端末装置4では、CPU411の制御により、撮影部44、GPS受信部45、及び方位検出部46を動作させる。これにより、撮影部44が光軸前方の被写体を撮影して画像データ(撮影画像データ)を生成し、GPS受信部45が携帯端末装置4の現在位置を測定(測位)して、位置情報及び測位時刻情報を生成し、方位検出部46が撮影部44の光軸前方の方位を示す方位情報を生成する(ステップS3)。
【0027】
撮影画像データはRAM413に読み込まれ、表示部43に送られて表示される。位置情報及び方位情報は端末装置IDとともに情報提示装置2へ送信される(ステップS4)。
【0028】
情報提示装置2は位置情報、方位情報及び端末装置IDを受信すると(ステップS12)、端末装置IDを用いて携帯端末装置情報DB231にアクセスし、端末装置IDにより特定される携帯端末装置4の撮影部44の仕様情報を読み出し、受信した方位情報を参照することにより、撮影部44で撮影中の方位の範囲を示す撮影範囲情報を生成する(ステップS13)。
【0029】
撮影範囲情報は、受信した方位情報と、撮影部44の画角とから生成する。ここでは、説明を簡単にするため、撮影部44は固定焦点であり画角は固定値90°とする。従って、受信した方位情報の示す方位が東(真東)である場合、撮影部44は東の両側45°の範囲内(北東〜南東)を撮影していることになる。なお、焦点距離が固定でない場合は、携帯端末装置4から情報提示装置2へ焦点距離情報或いは画角情報を送信すればよい。
【0030】
次に情報提示装置2は、位置関連情報DB232にアクセスし、ステップS12で受信した位置情報の示す携帯端末装置4の現在位置から所定の距離(例えば1km)以内であり、かつ撮影範囲情報の示す撮影範囲よりも所定の角度(例えば両側45°)広い範囲に存在する施設等に関する位置に関連付けられた情報を検索して取得する(ステップS14)。
【0031】
図6に取得した施設等の名称及び位置を示す。ここでは、携帯端末装置4の現在位置P0から所定の距離以内(半径Rの円内)であり、かつ撮影範囲情報が示す撮影範囲(東の両側45°)よりも両側に135°広い範囲、つまり全方位に存在する店舗、施設等に関する情報を取得している。
【0032】
図示のように、撮影範囲情報が北東から南東であり、その範囲内かつ半径Rの円内には、Aビル、Bビル、Cホテル、Dデパート、E銀行がある。また、撮影範囲の外側には、後方(西)にF駅、略右方(南)にG公園とL神社、斜め左後方(北西)にK区役所がある。
【0033】
図5の説明に戻る。次に情報提示装置2は、ステップS14で取得した店舗、施設等の名称を携帯端末装置4の表示部43に所定の表示形態で表示させるための画像データを生成し、携帯端末装置4へ送信する(ステップS15)。
【0034】
図7に表示部43における表示形態の一例を示す。矩形の表示枠431の下方には撮影範囲(北東〜南東の90°)に存在する店舗、施設等の名称を表示するための横方向の基準線432が配置され、矩形枠431の上辺付近から両側辺下端付近に亘って、撮影範囲外の270°に存在する店舗、施設等の名称を表示するための略半円形の基準線433が配置される。また、基準線432の中央の下側には前方を示す文字(〈前〉)が配置され、基準線433の外周側には後方、右方、左方を示す文字(〈後〉、〈右〉、〈左〉)が配置される。
【0035】
撮影範囲に存在する店舗や施設であるAビル、Bビル、Cホテル、Dデパート、E銀行の名称が矩形枠434内に配置されている。矩形枠434の下端と基準線432とは直線部435により連結されている。直線部435の長さは、携帯端末装置4の現在位置P0から矩形枠434内に名称が配置されている店舗や施設迄の距離に対応する。また、基準線432と直線部435との接続点の基準線432方向の位置は、携帯端末装置4の現在位置P0に対する店舗や施設の方位に対応する。
【0036】
撮影範囲外に存在する施設であるF駅、G公園、J会館、K区役所、L神社の名称が矩形枠436内に配置されている。矩形枠436の基端と基準線433とは直線部437により連結されている。直線部437の長さは、携帯端末装置4の現在位置P0から矩形枠436内に名称が配置されている施設迄の距離に対応する。また、基準線433と直線部437との接続点の基準線433方向の位置は、携帯端末装置4の現在位置P0に対する各施設の方位に対応する。
【0037】
従って、ステップS15では、表示制御情報テーブル233を参照して、携帯端末装置4の現在位置P0から各店舗や施設迄の距離及び方位に対する直線部435及び437の長さを算出するとともに、直線部435の基準線432方向の位置及び直線部437の基準線433方向の位置を算出し、さらにその結果を基に図7に対応する画像データを生成する。
【0038】
携帯端末装置4は、この画像データを受信し、図7に示す画像を表示部43に表示する。このとき、携帯端末装置4は、撮影部44で撮像した画像の表示から図7に示す画像の表示に切り替えてもよいし、撮影部44で撮像した画像に図7に示す画像を重畳してもよい。
【0039】
携帯端末装置4のユーザは、表示部43を見ることで、撮影範囲内に存在する店舗や施設だけでなく、撮影範囲外に存在する店舗や施設等の方位及び距離を知ることができる。図7の場合、例えば後方にF駅、右方にG公園があることが分かる。また、それぞれの直線部437の長さから、それぞれの施設迄の距離が分かる。
【0040】
操作部42のキー操作により任意の矩形枠434,436を指示することで、その内部に名称が配置されている店舗や施設の内容情報を表示するように構成することも出来る。また、任意の直線部435,437を指示することで、その直線部に連結された矩形枠内に名称が配置された店舗や施設迄の距離を表示するように構成することも出来る。
【0041】
図5の説明に戻る。携帯端末装置4では、情報提示アプリを終了する操作が検出される(ステップS6:YES)迄、ステップS3〜S5を繰り返し、検出されたら、情報提示装置2に対し、アクセス解除要求を送信する(ステップS7)。
【0042】
情報提示装置2では、アクセス解除要求を受信する(ステップS16:YES)迄、ステップS12〜S15を繰り返し、受信したら、携帯端末装置4のアクセスを解除する(ステップS17)。
【0043】
なお、以上の実施形態では、携帯端末装置4の表示部43に図7に示す表示形態で画像を表示させるための画像データを情報提示装置2が生成しているが、携帯端末装置4が生成するように構成することも出来る。また、携帯端末装置4の表示部43に表示する画像は、携帯端末装置4の現在位置から所定の距離内であり、かつ撮影部44で撮影中の方位の範囲よりも広い範囲の位置に関連付けられた情報を表示する形態であればどのような形態でもよい。
【符号の説明】
【0044】
2…情報提示装置、4…携帯端末装置、21…制御部、22…通信部、23…記憶部、41…制御部、43…表示部、44…撮影部、45…GPS受信部、46…方位検出部、47…無線通信部、231…携帯端末装置情報DB、232…位置関連情報DB、233…表示制御情報テーブル。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影機能付携帯端末装置で現実空間を撮影している時に、その携帯端末装置の位置及び向きに応じて、位置に関連付けられた情報を情報提示装置から携帯端末装置に提示する情報提示システムであって、
前記携帯端末装置は、情報を表示する情報表示部と、撮影部と、自身の向いている方向を検出し、検出結果として方位情報を生成する方位情報生成部と、自身の位置を検出し、検出結果として位置情報を生成する位置情報生成部と、前記方位情報生成部で生成された方位情報及び前記位置情報生成部で生成された位置情報を前記情報提示装置へ送信する端末情報送信手段とを有し、
前記情報提示装置は、前記携帯端末装置の撮影部の仕様に関する情報が予め保存されている端末装置情報データベースと、位置に関連付けられた情報が予め保存されている位置関連情報データベースと、前記携帯端末装置から送信された方位情報及び位置情報を受信する受信手段と、その受信された方位情報と、前記端末装置情報データベースに格納されている情報とに基づいて、前記撮影部の撮影方位の範囲を示す撮影範囲情報を取得する撮影範囲情報取得手段と、前記受信された位置情報の示す位置から所定の距離内であり、かつ前記取得された撮影範囲情報の示す方位よりも広い方位の位置に関連付けられた情報を前記位置関連情報データベースから検索する位置関連情報検索手段と、その位置関連情報検索手段で検索された情報を前記携帯端末装置へ送信する位置関連情報送信手段とを有する
ことを特徴とする情報提示システム。
【請求項2】
請求項1に記載された情報提示システムにおいて、
前記位置関連情報検索手段は、全方位の情報を検索することを特徴とする情報提示システム。
【請求項3】
請求項1に記載された情報提示システムにおいて、
前記情報提示装置は、その位置関連情報検索手段で検索された情報を前記携帯端末装置の情報表示部に所定の表示形態で表示させるための画像データを生成する画像データ生成手段を有し、
前記位置関連情報送信手段は、その画像データ生成手段で生成された画像データを送信する
ことを特徴とする情報提示システム。
【請求項4】
コンピュータを請求項1〜3のいずれかに記載された情報提示システムにおける情報提示システムの各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項5】
コンピュータを請求項1〜3のいずれかに記載された情報提示システムにおける携帯端末装置の各手段として機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−174805(P2011−174805A)
【公開日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−38867(P2010−38867)
【出願日】平成22年2月24日(2010.2.24)
【出願人】(500578216)株式会社ゼンリンデータコム (231)
【Fターム(参考)】