説明

情報検索方法及び装置

【課題】多数の情報の中から所望の情報を検索して提示するに際して、その情報量が極めて多数である場合でも、素早く容易に、且つ正確に所望の情報を検索して提示することができる「情報検索方法及び装置」とする。
【解決手段】検索する情報の名称を所定の順に並べ、画面に任意の値に分割した割合表示バーを情報名称の一部を表示可能に形成し、情報名称の詳細をスクロール可能に割合表示バーに近接して形成する。利用者が割合表示バーの任意の範囲を指でなぞる等で指示し、検索する情報名称の範囲を指定し、並べた情報名称のうち指定した範囲の情報名称について、割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索し、検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、割合表示バーの各対応する分割位置に表示する。また指定した範囲の情報名称の詳細を、整列した順序で情報名称詳細表示部にスクロール可能に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は例えば極めて多数の曲を記録しているオーディオ装置において、所望の曲を容易に選択して聴くことができるようにする等、多数の情報の中から所望の情報を容易に検索して選択することができるようにした情報検索方法及びその方法を実施する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えばオーディオ装置においては、メモリチップやハードディスク等の小型で大容量のデータ記憶媒体を用い、MP3等により圧縮したオーディオデータを多数記録し、携帯型オーディオ装置においてはこれを持ち歩き、いつでもどこでも聴くことができるようになっている。また車両用オーディオ装置ではハードディスク等の大容量のデータ記録媒体を備えて、ここに記録した大量の曲の中から所望の曲を選択して聴くことができるようになっている。また、車両用オーディオ装置や一般家庭用オーディオ装置においても前記のような携帯型オーディオプレーヤを有線或いは無線で接続し、携帯型オーディオプレーヤのデータ記録媒体に記録している大量の曲の中から所望の曲を選択して聴くことができるようにもなっている。
【0003】
このように大量の曲の中から所望の曲を選択するに際しては、各楽曲に情報として記録しているアーティスト名、ジャンル名、曲名、アルバム名等の情報を利用し、例えば曲名のリストの中から直接曲名を入力して検索を行い、所望の曲を選択することができる。しかしながらその手法は多くの手数を要するため、記録している全ての曲について曲名のリストを作成し、画面にその一部を表示してこれをスクロール表示可能とし、利用者がリモコンによる指示や、画面上のタッチパネルへの接触指示等によってスクロールし、所望の曲を選択できるようにもしている。
【0004】
スクロールによって情報を順に表示する手法は手入力よりはるかに容易であり、曲名等を正確に記憶していなくても捜すことができるため便利ではあるが、前記のようなオーディオ装置においては1万曲を超える楽曲を備えていることも多く、アーティストについても数百人を超える人やグループが存在することも多い。したがってこのように多数の楽曲、アーティスト等の情報を小さな画面に表示してスクロールして検索を行う時には、所望の楽曲がリストの後の方にあるときには極めて多くの時間がかかり、またこれを高速でスクロールすると途中の曲を見落とすことがあるため、使用しにくい検索手法となってしまう。
【0005】
その対策として、多数の情報をアルファベット順等の所定の順序に並べておき、利用者が例えば「M」を指定すると、頭文字が「M」の情報を選択して表示させることが実開平5−96869号公報(特許文献1)に開示されている。しかしながらこの検索手法では少なくとも頭文字は確実に記憶しておく必要があり、また特定の文字の頭文字の情報を選択した後はやはりスクロール等により所望の情報を選択する必要があるため、極めて多数の情報が存在するときには、前記と同様に多くの時間がかかる問題がある。
【0006】
上記のような問題を解決する手法として、本願出願人により特開2002−230951号公報に開示している情報選択手法がある。この技術においては画面上に0%から100%を示す%表示バーを設け、利用者が任意の%部分をタッチすると、その%部分を中心に所定数の情報を抽出し、その情報を番号順に並べた表示を行い、このとき必要に応じてその情報の頭文字をアルファベットで表示し、利用者はその中から所望のものを選択するようにしている。
【特許文献1】実開平5−96869号公報
【特許文献2】特開2002−230951号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記のような特許文献2に開示している技術においては、情報が極めて多数存在しても、アルファベット等によって並べている全体の情報の中で、所望の情報がどの辺に位置しているかの感覚によって指示を行い、その周辺の情報の中から最終的に所望の情報を選択することができるため、前記のような単に特定の文字の頭文字を指示する技術よりも素早く所望の情報を選択することができるようになる。しかしながらこの手法においては、%表示バーの特定の%部分を指定することにより、その指定した部分を中心として所定の数の情報を選択して提示するため、その部分に所望の情報が存在しないときには、同じ操作を何回も試行錯誤しながら繰り返して検索する必要があり、より素早く容易に、且つ正確に所望の情報を検索する手法の開発が望まれている。
【0008】
このような情報の検索は前記のようにオーディオ装置で曲やアーティスト等を選択するときばかりでなく、例えばナビゲーション装置においては目的地を選択するに際して、多数の地名や施設名、更には社名や人名等から選択することが行われるが、その際にも前記と同様の問題を生じる。更には多数の電話番号を蓄積した情報の中から所望の電話番号を検索する時等、他の分野においても多数の情報の中から所望の情報を検索する際にも同様の問題を生じることは明らかである。
【0009】
したがって本発明は、多数の情報の中から所望の情報を検索して提示するに際して、その情報量が極めて多数である場合でも、素早く容易に、且つ正確に所望の情報を検索して提示することができる情報検索方法及びその方法を実施する装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る情報検索方法は、前記課題を解決するため、検索する情報の名称である情報名称を所定の順に並べ、画面表示部に任意の値に分割した割合表示バーを、情報名称の一部を表示可能に形成し、情報名称の詳細をスクロール可能に表示する情報名称詳細表示部を前記割合表示バーに近接して形成し、利用者が前記割合表示バーのうち任意の範囲を指示することによって検索する情報名称の範囲を指定し、前記並べた情報名称のうち前記指示した範囲の情報名称について、前記割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索し、前記検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、前記割合表示バーの各対応する分割位置に前記情報名称の一部として表示し、前記指示した範囲の情報名称の詳細を、前記整列した順序で前記情報名称詳細表示部に表示することを特徴とする。
【0011】
本発明に係る他の情報検索方法は、前記情報検索方法において、前記割合表示バーに表示する情報名称の一部が、隣接する情報名称の一部と同一の時、それぞれ頭文字からの文字数を増加することにより互いに識別可能としたことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る他の情報検索方法は、前記情報検索方法において、前記利用者による検索する情報名称の範囲の指示が、表示画面の割合表示バーに対して利用者が始点と終点を指定した範囲の指示であることを特徴とする。
【0013】
本発明に係る他の情報検索方法は、前記情報検索方法において、前記利用者による検索する情報名称の範囲の指示が、表示画面の割合表示バーに対し利用者が接触してなぞった範囲の指示であることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る他の情報検索方法は、前記情報検索方法において、前記割合表示バーには前記情報名称の一部と共に割合を表示することを特徴とする。
【0015】
本発明に係る他の情報検索方法は、前記情報検索方法において、前記情報名称詳細表示部が、全体の情報名称を任意に分割した情報名称グループ毎に目印としてのタブを形成し、各タブを指示することにより各タブのグループ内の詳細な情報名称を順に表示可能とし、前記割合表示バーは、指示したタブに属するグループの情報名称について、分割位置に対応する情報名称を検索し、情報表示バーに情報名称の一部を表示することを特徴とする。
【0016】
本発明に係る他の情報検索方法は、前記情報検索方法において、前記タブは利用者が指定した範囲の情報名称について、任意に分割した情報名称グループ毎に形成し、指定した範囲を変更する毎にタブの表示を変更することを特徴とする。
【0017】
本発明に係る情報検索装置は、前記課題を解決するため、検索する情報の名称である情報名称を所定の順に並べる情報名称順整列処理部と、画面表示部に任意の値に分割し、情報名称の一部を表示可能とした割合表示バーを形成する割合表示バー形成部と、情報名称の詳細をスクロール可能に表示する情報名称詳細表示部を前記割合表示バーに近接して形成する情報名称詳細表示処理部と、利用者が前記割合表示バーのうち任意の範囲を指示することにより検索する情報名称の範囲を指示する絞り込み指示部と、前記並べた情報名称のうち前記指定した範囲の情報名称について、前記割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索する割合表示バー内表示情報検索部と、前記検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、前記割合表示バーの各対応する分割位置に前記情報名称の一部として表示する割合表示バー内情報名称表示処理部と、前記指示した範囲の情報名称の詳細を、前記整列した順序で前記情報名称詳細表示部に表示する情報名称詳細表示処理部とを備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記割合表示バー内情報名称表示処理部は、前記割合表示バーに表示する情報名称の一部が隣接する情報名称の一部と同一の時、それぞれ頭文字からの文字数を増加することにより互いに識別可能としたことを特徴とする。
【0019】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記絞り込み指示部は、表示画面の割合表示バーに対して利用者が始点と終点を指定した範囲により指示することを特徴とする。
【0020】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記絞り込み指示部は、表示画面の割合表示バーに対し利用者が接触してなぞった範囲により指示することを特徴とする。
【0021】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記割合表示バー形成部は、前記情報名称の一部と共に割合を表示することを特徴とする。
【0022】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記情報名称詳細表示処理部は、全体の情報名称を任意に分割した情報名称グループ毎に目印としてのタブを形成し、各タブを指示することにより各タブのグループ内の詳細な情報名称を順に表示可能とし、前記割合表示バー内名称表示処理部は、前記指示したタブに属するグループの情報名称について、分割位置に対応する情報名称を検索し、情報表示バーに情報名称の一部を表示することを特徴とする。
【0023】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記情報名称詳細表示処理部は、前記タブを利用者が指定した範囲の情報名称について、任意に分割した情報名称グループ毎に形成し、前記指定した範囲を変更する毎にタブの表示を変更することを特徴とする。
【0024】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記画面表示部に、現在検索対象となっている情報の総数を表示することを特徴とする。
【0025】
前記割合表示バーに、該割合表示バーの分割数より多い詳細な割合を表示する詳細割合表示バーを近接して形成し、
前記割合表示バーまたは詳細割合表示バーによって検索範囲を指示することを特徴とする。
【0026】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記検索する情報は、オーディオ装置の楽曲情報であることを特徴とする。
【0027】
本発明に係る他の情報検索装置は、前記情報検索装置において、前記検索する情報は、ナビゲーション装置の目的地情報であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
本発明は前記のように構成したので、多数の情報の中から所望の情報を検索して提示するに際して、その情報量が極めて多数である場合でも、素早く容易に、且つ正確に所望の情報を検索して提示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
本発明は、多数の情報の中から所望の情報を検索して提示するに際して、その情報量が極めて多数である場合でも、素早く容易に、且つ正確に所望の情報を検索して提示するという目的を、検索する情報の名称である情報名称を所定の順に並べ、画面表示部に任意の値に分割した割合表示バーを、情報名称の一部を表示可能に形成し、情報名称の詳細をスクロール可能に表示する情報名称詳細表示部を前記割合表示バーに近接して形成し、利用者が前記割合表示バーのうち任意の範囲を指示することによって検索する情報名称の範囲を指定し、前記並べた情報名称のうち前記指示した範囲の情報名称について、前記割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索し、前記検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、前記割合表示バーの各対応する分割位置に前記情報名称の一部として表示し、前記指示した範囲の情報名称の詳細を、前記整列した順序で前記情報名称詳細表示部に表示することにより実現した。
【0030】
また前記目的を、検索する情報の名称である情報名称を所定の順に並べる情報名称順整列処理部と、画面表示部に任意の値に分割した割合表示バーを形成する割合表示バー形成部と、前記画面表示部に情報名称の詳細をスクロール可能に表示する情報名称詳細表示部を前記割合表示バーに近接して形成する情報名称詳細表示処理部と、利用者が前記割合表示バーのうち任意の範囲を指示することにより検索する情報名称の範囲を指定する絞り込み指示部と、前記並べた情報名称のうち前記指定した範囲の情報名称について、前記割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索する割合表示バー内表示情報検索部と、前記検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、前記割合表示バーの各対応する分割位置に前記情報名称の一部として表示する割合表示バー内情報名称表示処理部と、前記指定した範囲の情報名称の詳細を、前記整列した順序で前記情報名称詳細表示部に表示する情報名称詳細表示処理部とを備えることにより実現した。
【実施例1】
【0031】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。図1は本発明による情報検索方法を実施する装置の実施例における機能ブロック図であり、同図に示す例においては情報検索装置で検索する対象である検索情報が蓄積されている検索情報蓄積部1を備え、情報名称順整列処理部2ではこの検索情報蓄積部1に蓄積されている情報について、その情報に付されている名称である情報名称を、予め設定されている順序、或いは指示入力部8で利用者が設定した順により、アルファベット順、五十音順等の所定の順に整列処理を行う。
【0032】
割合表示バー形成部3では、表示画面12において図中下方に示している割合表示バー13を表示する。図示の例においては横長で矩形の割合表示バーを示しており、割合表示バー13内を5分割し、分割した領域内を文字表示部としている。このように割合表示バー13内を5分割しているため、その各分割部分の下方に、各分割部分の左端の位置に対応する%を付与しており、それにより図示の例では左側から順に0%、25%、50%、75%、100%を付与している。このような表示形式は任意に設定することができ、指示入力部8から利用者によって、例えば初期設定等により任意に表示態様を変更することができるようにしても良い。
【0033】
割合表示バー内表示情報検索部4においては、前記のように割合表示バー形成部3で所定の割合表示バーが形成されている状態で、指示入力部8における割合表示バー内絞り込み指示部9で指示した絞り込みに応じて、その絞り込みの範囲内に含まれる情報の名称を情報名称順整列処理部2から検索する処理を行う。この割合表示バー13の初期設定状態では全ての情報が選択されるが、以降は後述するように利用者によって絞り込みの指示がなされ、その絞り込みの範囲内で検索等がなされる。また、このような未だ絞り込みが行われない状態、更に絞り込みが行われた状態で、割合表示バーで分割された割合部分の情報を検索する。
【0034】
割合表示バー内情報名称表示処理部5では、前記のようにして形成された割合表示バー13について、図示の例では5分割された文字表示部に、各文字表示部の下部に表示している%の割合に相当する情報の名称の一部を表示する処理を行う。この文字表示部は大きなスペースをとることができないと共に、一見してその文字を見ることができるように、頭文字のみ、或いは隣接する文字表示部に表示する文字が同じ時、両者を識別可能とするため頭文字に更に適宜文字を追加して、頭文字から2文字或いは必要に応じて頭文字から3文字等の表示を行う。情報の名称を表示する際には、検索開始時の初期画面表示から、更に後述するような操作によって絞り込み検索を行うとき、その絞り込みの範囲での割合表示を行うため、割合表示バー内の文字をその絞り込みに応じて変更する。
【0035】
情報名称詳細表示処理部6においては、表示画面12の前記割合表示バー13の上方に形成した情報名称詳細表示部14に、情報の詳細な名称を表示する処理を行うものであり、表示当初においては表示バーで絞り込まれた範囲の先頭の情報から順に表示を行う。図示の例では所定の順序で5個表示した例を示しており、表示する情報の名称は情報名称順整列処理部2で整列している情報名称から順に取り込むことによって表示する。
【0036】
情報名称詳細表示処理部6にはスクロール表示部7を備え、指示入力部8におけるスクロール指示部10からの利用者の指示により、前記のように表示している情報の名称を順にスクロール表示することができるようにしている。このようなスクロール操作のため、図示の例では表示画面12の左端にスクロールバーを設け、リモコン、或いはタッチパネルによりスクロールして表示を変更することができるようにしている。
【0037】
指示入力部8は利用者の指示を入力するものであり、前記のように割合表示バー内で絞り込む指示を行うための割合表示バー内絞り込み指示部9を備えており、ここでは表示画面12において、図示するように、表示画面12表面をタッチパネルとし、割合表示バー13の任意の部分にタッチすると共に、そのタッチの状態で割合表示バー13の他の部分までなぞることにより、絞り込みの範囲を指示する。このように指を割合表示バーにタッチしてなぞるとき、利用者がどの部分をタッチしているのかを明瞭に表示するため、タッチした部分を他と容易に識別可能に着色表示等を行うことが好ましい。このようなタッチしてなぞる以外に、1回目に押した部分と2回目に押した部分を指示範囲とすることもできる。その際にはリモコンによってカーソルを移動し、両端を指示しても良い。
【0038】
前記のタッチ部分の検出に際しては、割合表示バーに表示されている分割した文字表示部に相当する割合を指示入力とするほか、更に詳細に、割合表示バーにタッチした部分、タッチを離した部分に相当する割合を検出し、その割合によって絞り込みを行うようにしても良い。
【0039】
指示入力部8のスクロール指示部10では、前記のように情報名称詳細表示部14に表示する情報の詳細な名称を順にスクロールするものであり、スクロールバー15部分をタッチすることにより、或いはリモコン等の種々の手法によってスクロール操作を行うことができる。情報名称指示確定部11では、このように情報の詳細な名称が表示されているとき、指示している情報の名称を他とは異なった色で表示する等により識別可能に表示し、前記スクロールによって指示している名称を順送りに変化させ、利用者が意図する情報の名称が表示されたとき、その部分を指示して確定ボタンを押す等によってこれを確定する。
【0040】
前記のような機能ブロックからなる本発明においては、例えば図2に示す作動フローにより作動させることができる。以下に図2の作動を前記図1の機能ブロック図、及び図3〜図5の表示例を参照しつつ説明する。図2に示す絞り込み検索処理の例においては、最初に検索の対象となる情報について、その情報の名称を例えばアルファベット順等の所定の順に並べる処理を行う(ステップS1)。この処理は図1の情報名称順整列処理部2が検索情報蓄積部1に蓄積した所定の情報の名称を、アルファベット順等の所定の順に整列することによって行う。
【0041】
次いで表示画面中に、任意に分割した割合表示バーを形成する(ステップS2)。この割合表示バーは図1に示した表示画面12と同様の表示画面を示している図3(a)の例では、表示画面12の下部に横長の矩形によって割合表示バー13を表示している。図示の割合表示バー13は内部を5分割し、各分割した部分を文字表示部としており、各分割した文字表示部の左端部分に相当する割合である%の数字をそれぞれ下部に表示している。
【0042】
それにより図示の例では左端の文字表示部には全体の0%、即ちこの割合表示バーが対象としている情報の範囲の先頭の情報がこの部分に対応し、以降順に25%、50%、75%とし、最後にこの割合表示バーが対象としている情報のうち最も最後の情報について表示する100%の情報部分に表示するようにしている。なお、この%の表示に加え、例えば図6(a)に示すように検索対象件数表示部17を設け、現在検索の対象となっている件数を、図示するように「検索対象:6,200件」のように表示しても良い。その際にこれを絞り込んでいくときの画面に、例えば図6(b)に「検索対象:200件」と示すように、絞り込みがどの程度行われたかがわかり、また情報名称詳細表示部でスクロールしても良いか否かの判断材料として用いることができる。
【0043】
その後割合表示バーの分割した位置に対応する情報を検索する(ステップS3)。この処理は図1の割合表示バー内表示情報検索部4において、情報名称順整列処理部2で処理した情報の名称について、割合表示バー内絞り込み指示部9で指示した割合の範囲について、割合表示バーに表示する分割部分を割合表示バー形成部3から取り込むことによって検索することにより行う。
【0044】
次いで割合表示バーの分割した表示部に、分割した位置に対応した情報の名称のうち、頭文字から所定部分を表示する(ステップS4)。図3(a)に示す例においては分割した文字表示部の左端部分は0%の位置であり、したがって指示された範囲の情報の最初の情報の名称であって、図示の例ではその情報の名称の頭文字が英文字の「A」であることを示している。この文字表示部には頭文字から任意の数の文字を表示することができるが、利用者が容易に見ることのできる大きさであって、できるだけ細かく分割する方が使用し易いことを考慮し、図示の例では表示バーを5分割しており、全体の表示画面12の大きさを考慮してこの文字表示部には原則として頭文字のみの1字を表示する例を示している。
【0045】
その結果図3(a)に示す割合表示バー13においては、対象としている情報の範囲の25%に相当する情報の名称の頭文字が英文字の「L」であり、50%はカタカナの「カ」であり、75%は漢字の「君」であり、100%、即ち最後の情報の名称の頭文字は「蕾」であることを示している。これらの表示処理は、図1の割合表示バー内情報名称表示処理部5において割合表示バー内表示情報検索部4で検索した結果に基づいて表示することにより行う。
【0046】
その後割合表示バーに近接する画面に、割合表示バーの範囲の情報を先頭から順にスクロール表示可能に名称を表示する(ステップS5)。図3(a)に示す例においては、割合表示バー13の直上に情報名称詳細表示部14を設け、できる限り全ての情報についてその名称のほとんどが表示できる程度の長さで、且つ利用者が容易に読み取ることができる程度の幅に分割することにより行い、図3(a)の例では縦方向に5分割している。このような情報名称詳細表示部14に、割合表示バー13が対象としている情報範囲において、先頭の情報から順にその名称を表示する。
【0047】
それによりこの表示がなされる最初の状態では、検索の対象となる全ての情報のうち最も先頭の情報の名称から表示することとなり、図示の例ではそれは「ALLICE」であることを示している。この情報名称詳細表示部14に表示することができない部分は利用者が適宜スクロールによって表示することができ、図3(a)の例では情報名称詳細表示部14の図中左側に縦長にスクロールバー15を設け、この部分にタッチすることにより任意にスクロールすることができるようにしている。
【0048】
次いで表示された名称の中に利用者の希望する情報の名称が存在するか否かを判別する(ステップS6)。前記のようなの情報の詳細表示における最初の表示を見て、その中に利用者の所望の情報が存在したときには、ステップS9に進んで希望する情報の名称を指示して確定する。この操作は所望の情報の詳細な名称を表示している欄がカーソル等で指示されている状態で、利用者が確定キーを押すことによって実行することができ、図1の指示入力部8において情報名称指示確定部11で行う。
【0049】
ステップS6において表示された名称の中に利用者の希望する情報の名称が存在しないと判別したときには、情報名称詳細表示画面をスクロールするか否かの判別を行い(ステップS7)、スクロールすることにより所望の情報の名称が表示されると利用者が判断したときにはここでスクロールするものとしてステップS10に進み、名称表示画面をスクロールする。
【0050】
ステップS7で情報名称詳細表示画面のスクロールを行わないと判別したとき、即ち利用者が表示画面12を見て、スクロールによって所望の情報を見つけるのは多くの時間がかかると思ったとき等には、利用者は割合表示バーの任意の範囲を指定して絞り込みを行う(ステップS8)。その際には図3(b)の例のように、表示画面12をタッチパネルとしておき、割合表示バーの文字表示部に表示されている頭文字等の文字を参考にして、利用者が希望する情報がどの辺に存在するかを予測し、利用者のそのときのあやふやな度合いに応じてその範囲を広く設定し、その範囲を指等でなぞることにより範囲指定する。そのとき、利用者がほぼその位置がわかっているときには、特定の範囲部分をタッチするのみで指定することができる。
【0051】
図3(b)の例では、同図(a)の表示状態において割合表示バー13の50%の部分におけるカタカナの「カ」から、75%における漢字の「君」までを指でなぞった例を示しており、それにより利用者は最初対象となる情報の全体の範囲が選択されていた状態から、全体の情報量の50〜75%部分に絞った検索を行う指示を行うことができる。その際に、単なる割合表示バーの数字のみではなく、その割合部分にどのような情報が存在するのかを割合表示バーの文字表示部における文字で確認することができ、わかりやすい絞り込みを行得ことができるようになる。
【0052】
前記のようにステップS8で利用者が割合表示バーの任意の範囲を指定して絞り込みを行ったときには、以降は前記ステップS3に戻り、割合表示バーの分割した位置に対応する情報を検索する作動以降、前記作動を繰り返し、更なる同様の絞り込み検索等を行う。図3(b)において前記のような範囲を指定して絞り込みを行った後は、同図(c)のような表示がなされる。同図に示す例においては同図(b)で指定した範囲が50%〜75%であり、その結果全情報の50%に相当する情報の頭文字「カ」から75%の「君」までの情報に絞り込まれる。それにより、割合表示バーの0%の文字表示部には「カ」の頭文字が表示され、100%の文字表示部には「君」が表示されると共に、その間の25%の部分にも「サ」、50%の部分には同じ「サ」、75%の部分には「愛」の各頭文字を表示した例を示している。
【0053】
また、その際の情報名称詳細表示部14には、絞り込まれた範囲における先頭の情報から順に表示を行い、図示の例では「ガッツだぜ」から順に表示した例を示している。この画面においてもスクロール表示可能としており、利用者はこの表示を見てスクロールによって所望の情報が容易に見つかると思ったときには、スクロール表示処理を行うこととなる。利用者がこのような表示を見ても更に絞り込みを行う必用があると判断したときには、この画面の状態で図3(d)のような、前記と同様の絞り込み操作を行う。
【0054】
図示の例では割合表示バーにおいて25%に相当する最初の「サ」にタッチした後、指をなぞって75%の「愛」の部分で指を離した例を示している。それにより利用者が所望とする情報の名称が例えば「サビシイ」であるとき、最初の25%と次の50%の「サ」のいずれに存在するか、更に「サ」を頭文字とする情報が多いと予測され、50%以上の中に存在する可能性もあると考えて、75%の「愛」の部分までを検索する必用があると考えた場合には、前記のような範囲指定を行うこととなる。以降は同様の絞り込み検索処理を行い、図2の作動フローでは最終的にステップS9において希望する情報の名称を指示して確定がなされる。
【0055】
図3に示す例においては、同図(c)に示すように、絞り込んだ範囲に「サ」が頭文字とする情報が多数存在した結果、割合表示バーに「サ」が2つ表示され、両者の識別が明瞭ではない。その対策として例えば図4(a)に示すように頭文字のみではなく頭文字の次の文字までの2文字を表示し、それにより25%部分は「サー」、50%部分は「サミ」と表示する。
【0056】
このような表示を行うことにより、利用者が希望する「サビシイ」は25%の「サー」と50%の「サミ」の間にあることがわかるため、図3(d)に示すものよりも狭い範囲に絞り込むことができ、効率的な検索が可能となる。この絞り込みの結果、図4(c)のような表示がなされる。図示の例では0%部分は「サー」であり、25%部分は「サキ」、50%部分は「サタ」、75%部分は「サブ」、100%部分は「サミ」であることを示している。
【0057】
この文字表示に際しても、隣接する文字表示部の表示が頭文字のみでは全て同じ「サ」となるため、互いに識別可能に2文字までを表示するようにしている。ここで表示される情報名称詳細表示部においては、絞り込んだ範囲の先頭の情報の名称が「サーカス」であり、以降図示するような情報の名称が存在することを示している。
【0058】
図4(c)の表示においてこのままスクロールして「サビシイ」を表示させることもできるが、全情報数等を考慮してそれでは時間がかかり過ぎると考えたときには同図(d)のような絞り込みを行うことができる。図示の例では「サビシイ」は50%の「サタ」と75%の「サブ]との間にあるので、この部分の絞り込みを行う際の例を示している。
【0059】
このような%表示による絞り込み検索に際しては、例えば図6(c)のように、前記のような情報名称の一部を表示する割合表示バー13に平行に、割合のみを示す割合目盛バー18を設けても良い。この例においては割合表示バー13による前記のような概略検索のほか、割合目盛バー18部分において、例えば40%〜60%、或いは50%〜60%等をなぞることにより検索範囲を絞り込むこともできるようにしている。それにより割合表示バーに表示されている情報名称の一部を見ながら、ほぼこの辺にある、と思われる当たりを細かく指定することができる。そのため、例えば図3(b)のような絞り込みにおいて、全体の半分に絞り込むような粗い絞り込みでは物足りない利用者は、前記手法によりきめの細かな絞り込み検索を行うことができるようになる。なお、図6(c)の例では、割合表示バー13のほかに割合目盛バー18を設けて、この部分をタッチする等により指示した例を示したが、割合表示バーにタッチした位置を割合目盛バーの位置として読み取り、それにより前記と同様の絞り込みを行わせても良い。
【0060】
本発明は更に種々の態様で実施することができるが、例えば図5に示す表示例のように実施することもできる。即ち図5に示す例においては前記図3及び図4の例と同様に画面表示部12の下部に割合表示バー13を設けると共に、その上方に情報名称詳細表示部14を配置し、その左側にスクロールバー15を設けているが、図5の例においては情報名称詳細表示部14はタブ16毎に分けられている。タブ16部分には情報の名称の頭文字を表示可能とし、図示の例では全情報を8個のグループに大別し、各グループの先頭の情報の頭文字である「A」「M」「T」「タ」「朝」「氷」「不」「夜」を順に表示した例を示している。
【0061】
また図5(a)に示す例においては、最初の画面として「A」のタブに含まれる情報の絞り込みを行う例を示しており、それにより割合表示バー13においても全体の情報がこのタブの先頭である「A」から、次のタブの先頭である「M」までの情報とし、各割合毎の文字表示部には「A」「D」「G」「J」「M」を表示している。この表示手法は前記各例と同様である。
【0062】
このときの情報名称詳細表示部14における表示は、タブ「A」に属する情報の範囲内であり、多数存在するときには前記と同様にスクロールバー15によってスクロール表示を可能とする。この表示状態で希望する情報はタブAの範囲に存在すると推定されたときには、図5(b)のように、前記と同様の絞り込みを行う。図示の例では25%の「D」と50%の「G」の範囲に存在すると推定されたことにより、図示のような絞り込みを行っている。
【0063】
この絞り込みにより図5(c)のような表示がなされる。同図に示す例においては「D」から「G」の範囲の情報のみについて、ほぼ均等にタブで分け、各々先頭の情報の文字である「Da」「Di」「Do」「Ex」「Fr」「Fu」「Ga」「Gr」のタブを形成している。ここでも隣接するタブの名前が同一にならないように、2文字表示するようにしている。このとき図示の例では最初に表示されるDaのタブが選択されている状態を示しており、割合表示バーにおいては前記と同様に、この選択したタブに含まれる情報を全ての情報とし、これを分割して「Da」「Dee」「Dep」「Dic」「Dis」を文字表示部に表示している。ここにおいて文字表示が「De」或いは「Di」の2文字のみでは、隣接する文字が同じとなるため、頭文字から3文字を表示している。
【0064】
図5(c)の状態からスクロールではまだ移管が係ると思ったときには更に絞り込みを行い、利用者が希望する情報の名称が「Diamond」であるとき、「Dep」から「Dic」までをなぞって絞り込みを行うことができる。このようにタブによる情報の分割を行うと、各々タブ分の情報量が少なくなるため、全情報量に対する割合を表示する割合表示バーにおいて、各分割した文字表示部間に含まれる情報量が少なくなり、絞り込みの効果が高まる。
【0065】
前記実施例においては、本発明を多数の楽曲のデータを記録したデータ記録媒体を備えているオーディオ装置において、所望の曲を検索する時の情報検索方法及び装置について説明したが、そのほかナビゲーション装置において目的地を選択するに際し、多数の地名や施設名、更には社名や人名等から選択する際も本発明を有効に用いることができる。その際には例えば図6(d)に示すように、目的地としての多数の企業名の情報があるとき、図示するような表示を行うことにより、前記と同様の手法によって絞り込み検索を行うようにしても良い。この社名表示部分を指示することにより住所、電話番号、更には地図画面を表示する、等の作動が可能となる。図6(d)に示す検索態様は、電話番号検索にも用いることができ、所望する社名を指示することによってその電話番号及び住所等の付随した情報の表示も可能となる。本発明は更に他の分野においても多数の情報の中から所望の情報を検索する際にも有効に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例の作動フローズである。
【図3】同実施例の画面表示例を示す図である。
【図4】同実施例の他の画面表示例を示す図である。
【図5】他の実施例の画面表示例を示す図である。
【図6】更に他の実施例の各種画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0067】
1 検索情報蓄積部
2 情報名称順整列処理部
3 割合表示バー形成部
4 割合表示バー内表示情報検索部
5 割合表示バー内情報名称表示処理部
6 情報名称詳細表示処理部
7 スクロール表示部
8 指示入力部
9 割合表示バー内絞り込み指示部
10 スクロール指示部
11 情報名称指示確定部
12 画面表示部
13 割合表示バー
14 情報名称詳細表示部
15 スクロールバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索する情報の名称である情報名称を所定の順に並べ、
画面表示部に任意の値に分割した割合表示バーを、情報名称の一部を表示可能に形成し、
情報名称の詳細をスクロール可能に表示する情報名称詳細表示部を前記割合表示バーに近接して形成し、
利用者が前記割合表示バーのうち任意の範囲を指示することによって検索する情報名称の範囲を指定し、
前記並べた情報名称のうち前記指示した範囲の情報名称について、前記割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索し、
前記検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、前記割合表示バーの各対応する分割位置に前記情報名称の一部として表示し、
前記指示した範囲の情報名称の詳細を、前記整列した順序で前記情報名称詳細表示部に表示することを特徴とする情報検索方法。
【請求項2】
前記割合表示バーに表示する情報名称の一部は、隣接する情報名称の一部と同一の時、それぞれ頭文字からの文字数を増加することにより互いに識別可能としたことを特徴とする請求項1記載の情報検索方法。
【請求項3】
前記利用者による検索する情報名称の範囲の指示は、表示画面の割合表示バーに対して利用者が始点と終点を指定した範囲の指示であることを特徴とする請求項1記載の情報検索方法。
【請求項4】
前記利用者による検索する情報名称の範囲の指示は、表示画面の割合表示バーに対して利用者が接触してなぞった範囲の指示であることを特徴とする請求項1記載の情報検索方法。
【請求項5】
前記割合表示バーには前記情報名称の一部と共に割合を表示することを特徴とする請求項1記載の情報検索方法。
【請求項6】
前記情報名称詳細表示部は、全体の情報名称を任意に分割した情報名称グループ毎にタブを形成し、各タブを指示することにより各タブのグループ内の詳細な情報名称を順に表示可能とし、
前記割合表示バーは、指示したタブに属するグループの情報名称について、分割位置に対応する情報名称を検索し、情報表示バーに情報名称の一部を表示することを特徴とする請求項1記載の情報検索方法。
【請求項7】
前記タブは利用者が指定した範囲の情報名称について、任意に分割した情報名称グループ毎に形成し、指定した範囲を変更する毎にタブの表示を変更することを特徴とする請求項6記載の情報検索方法。
【請求項8】
検索する情報の名称である情報名称を所定の順に並べる情報名称順整列処理部と、
画面表示部に任意の値に分割し、情報名称の一部を表示可能とした割合表示バーを形成する割合表示バー形成部と、
情報名称の詳細をスクロール可能に表示する情報名称詳細表示部を前記割合表示バーに近接して形成する情報名称詳細表示処理部と、
利用者が前記割合表示バーのうち任意の範囲を指示することにより検索する情報名称の範囲を指示する絞り込み指示部と、
前記並べた情報名称のうち前記指定した範囲の情報名称について、前記割合表示バーの分割位置に対応する情報名称を検索する割合表示バー内表示情報検索部と、
前記検索して得られた情報名称の頭文字から所定の部分を、前記割合表示バーの各対応する分割位置に前記情報名称の一部として表示する割合表示バー内情報名称表示処理部と、
前記指示した範囲の情報名称の詳細を、前記整列した順序で前記情報名称詳細表示部に表示する情報名称詳細表示処理部とを備えたことを特徴とする情報検索装置。
【請求項9】
前記割合表示バー内情報名称表示処理部は、前記割合表示バーに表示する情報名称の一部が隣接する情報名称の一部と同一の時、それぞれ頭文字からの文字数を増加することにより互いに識別可能としたことを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項10】
前記絞り込み指示部は、表示画面の割合表示バーに対して利用者が始点と終点を指定した範囲により指示することを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項11】
前記絞り込み指示部は、表示画面の割合表示バーに対し利用者が接触してなぞった範囲により指示することを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項12】
前記割合表示バー形成部は、前記情報名称の一部と共に割合を表示することを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項13】
前記情報名称詳細表示処理部は、全体の情報名称を任意に分割した情報名称グループ毎に目印としてのタブを形成し、各タブを指示することにより各タブのグループ内の詳細な情報名称を順に表示可能とし、
前記割合表示バー内名称表示処理部は、前記指示したタブに属するグループの情報名称について、分割位置に対応する情報名称を検索し、情報表示バーに情報名称の一部を表示することを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項14】
前記情報名称詳細表示処理部は、前記タブを利用者が指定した範囲の情報名称について、任意に分割した情報名称グループ毎に形成し、前記指定した範囲を変更する毎にタブの表示を変更することを特徴とする請求項13記載の情報検索装置。
【請求項15】
前記画面表示部には、現在検索対象となっている情報の総数を表示することを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項16】
前記割合表示バーに、該割合表示バーの分割数より多い詳細な割合を表示する詳細割合表示バーを近接して形成し、
前記割合表示バーまたは詳細割合表示バーによって検索範囲を指示することを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項17】
前記検索する情報は、オーディオ装置の楽曲情報であることを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。
【請求項18】
前記検索する情報は、ナビゲーション装置の目的地情報であることを特徴とする請求項8記載の情報検索装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−187637(P2009−187637A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−28245(P2008−28245)
【出願日】平成20年2月8日(2008.2.8)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】