説明

情報検索装置、及び情報検索方法

【課題】検索条件容易に設定できるようにする。
【解決手段】配列エリア23には、選択したアイコン25を任意に配列して表示することができる。各アイコン25は、それぞれ条件が対応付けられている。横方向に1個以上のアイコン25を並べることにより、アイコン列が形成される。同一のアイコン列内の各アイコン25の条件間にOR演算を設定したものが中間検索条件とする。アイコン列を縦方向に積み重ねるように配置することで、アイコン列の各中間検索条件間にAND演算を設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索を行うための情報処理装置、及び情報処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、コンピュータやネットワークが普及し、大量に蓄積された情報を利用することができるようになっている。そして、大量の情報のなかから所望とする情報を抽出するために検索を行うことが通常であり、ユーザにより入力された検索条件に合致する情報が抽出される。
【0003】
検索では、1つあるいは複数のキーワードを用い、キーワードを含むことを検索条件として検索を行うもの、すなわち、キーワードを含むことを個々の条件として、各条件を満たすという検索条件によって検索を行っているものがある。このような検索方法は、簡単に検索ができるが、キーワードを含むものを抽出するという単純な検索となるので必要とする情報の一部が抽出できなかったり、逆に不要な情報が多く含まれてしまうなどの欠点がある。そこで、検索条件として、キーワードとともに論理演算子や括弧などの各種記号を用いた検索式を用いることにより、より精度の高い検索を行っている。
【0004】
一方、ベン図のように領域を表示し、その領域内にキーワードなどの条件を満たす情報のアイコンを表示するとともに、複数の領域が重なっている部分にはそれら重なっている各領域の条件を同時に満たす情報のアイコンを表示する情報検索装置も知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。このような情報検索装置では、検索条件及びそれに合致する検索結果を可視化しているために、検索条件を設定しやすくまた直感的に検索条件を把握しやすいという利点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平9−6791号公報
【特許文献2】特開平11−154153号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述のようにより精度の高い検索を行うには、多数の条件を組み合わせる必要があるが、検索式を用いた手法では単にキーワードと論理演算子や括弧などで記述されたものであるため、それを作成するのはある程度の論理演算の知識が必要であり、必ずしも思い通りの検索条件を作成することができるものではなかった。また、検索式がどのような検索条件となっているかは、検索式を一目だけではわからず、検索式自体に間違いが入り込みやすい。このよう事情から、検索式を作成が無駄となったり、その検索式による検索処理自体が無駄になることも多かった。
【0007】
また、上記特許文献1,2のような手法では、設定する条件が増大するにしたがって、条件に対応する領域が増えると同時に各領域の位置関係が複雑になってしまい、かえって検索条件を把握しづらくなるという問題があった。
【0008】
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、複雑な検索条件でも間違いなく容易に設定できる情報処理装置、及び情報処理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の情報処理装置では、検索する際の個々の条件が対応付けられたアイコンを画面上に表示する表示手段と、任意のアイコンに対して互いに異なる第1の方向と第2の方向とのいずれかの方向に他のアイコンを隣接させることにより、2個以上のアイコンを表示画面上に配列する操作手段と、複数の条件を同時に満たす情報を抽出するAND演算と複数の条件のいずれかを満たす情報を抽出するOR演算とのうちの一方を第1演算とし他方を第1演算よりも優先順位が低い第2演算として、第1の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することにより、複数の検索対象情報から特定の情報を抽出するための検索条件を生成する検索条件生成手段とを備えるものである。
【0010】
請求項2記載の情報処理装置では、表示手段が、表示画面上のアイコンを配列すべき領域を第1の配列領域と第2の配列領域とに区画して表示し、検索条件生成手段が、第1の配列領域上の第1の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することによって、第1の検索条件を生成するとともに、第2の配列領域上の各アイコンの条件に基づいて第2の検索条件を生成して、第1の検索条件を満たしかつ第2の検索条件を満たさないことを特定の情報を抽出するための検索条件とするものである。
【0011】
請求項3記載の情報処理装置では、第2の方向に並ぶ複数のアイコンをグループ化するグループ化手段を備え、検索条件生成手段が、グループ化された各アイコンの条件間に対して設定する第2演算の優先順位を第1演算よりも高くして検索条件を生成するようにしたものである。
【0012】
請求項4記載の情報処理装置では、グループ化手段を、グループ化すべき複数のアイコンを枠で囲むようにしたものである。
【0013】
請求項5記載の情報処理装置では、操作手段によって配列されるアイコンが、他のアイコンとの間で不適切な条件を設定する位置関係となる場合には、警告を行う警告手段を備えるものである。
【0014】
請求項6記載の情報処理装置では、操作手段によって配列されるアイコンが、他のアイコンとの間で相反する条件間にAND演算を設定する関係となる場合に不適切な位置関係となるものとして、当該位置へのアイコンの配列を阻止する表示制御手段を備えるものである。
【0015】
請求項7記載の情報処理装置では、検索対象情報から検索条件生成手段で生成される検索条件に合致する特定情報の検索を行って検索結果を表示する検索実行手段と、アイコンの配列が変更されるごとに、検索条件生成手段で検索条件を生成させ、検索実行手段による検索を行って検索結果の表示を更新させる検索制御手段を備えるものである。
【0016】
請求項8記載の情報処理装置では、表示手段を、各検索対象情報に基づいて予め作成された条件に対応し、操作手段で移動されて配列されるアイコンを表示するようにしたものである。
【0017】
請求項9記載の情報処理装置では、第1の方向と第2の方向とを、互いに直交する方向としたものである。
【0018】
請求項10記載の情報処理装置では、検索条件生成手段による、第1演算をOR演算とし、第2演算をAND演算としたものである。
【0019】
請求項11記載の情報処理方法では、表示画面上の任意のアイコンに対して、互いに異なる第1の方向と第2の方向とのいずれかの方向に他のアイコンを隣接させて、2個以上のアイコンを表示画面上に配列する配列ステップと、複数の条件を同時に満たす情報を抽出するAND演算と複数の条件のいずれかを満たす情報を抽出するOR演算とのうちの一方を第1演算とし他方を第1演算よりも優先順位が低い第2演算として、第1の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することにより、複数の検索対象情報から特定の情報を抽出するための検索条件を生成する検索条件生成ステップとを有するものである。
【0020】
請求項12記載の情報処理方法では、配列ステップが、第1の配列領域にアイコンを配列する第1の配列ステップと、第1の配列領域と異なる第2の配列領域にアイコンを配列する第2の配列ステップとを有し、検索条件生成ステップが、第1の配列領域上の第1の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することによって、第1の検索条件を生成するとともに、第2の配列領域上の各アイコンの条件に基づいて第2の検索条件を生成して、第1の検索条件を満たしかつ第2の検索条件を満たさないことを特定の情報を抽出するための検索条件として生成するものである。
【0021】
請求項13記載の情報処理方法では、第2の方向に並ぶ複数のアイコンをグループ化するグループ化するグループ化ステップを有し、検索条件生成ステップが、グループ化された各アイコンの条件間に対して設定する第2演算の優先順位を第1演算よりも高くして検索条件を生成するようにしたものである。
【0022】
請求項14記載の情報処理方法では、グループ化ステップを、グループ化すべき複数のアイコンを枠で囲むことによるものとしたものである。
【0023】
請求項15記載の情報処理方法では、配列ステップによって配列されるアイコンが他のアイコンとの間で不適切な条件を設定する位置関係となる場合には、警告を行うようにしたものである。
【0024】
請求項16記載の情報処理方法では、配列ステップによって配列されるアイコンが他のアイコンとの間で相反する条件間にAND演算を設定する関係となる場合に、当該位置へのアイコンの配列を阻止するように表示を制御するものである。
【0025】
請求項17記載の情報処理方法では、検索対象情報から検索条件生成ステップで生成される検索条件に合致する特定情報の検索を行って検索結果を表示する検索実行ステップを有し、検索条件生成ステップが、アイコンの配列が変更されるごとに、検索条件を生成し、検索実行ステップが、検索条件が変化するごとに検索を実行して検索結果の表示を更新するものである。
【0026】
請求項18記載の情報処理方法では、各検索対象情報に基づいて予め作成された条件に対応したアイコンを表示するようにしたものである。
【0027】
請求項19記載の情報処理方法では、第1の方向と第2の方向とを、互いに直交する方向としたものである。
【0028】
請求項20記載の情報処理方法では、検索条件生成ステップによる、第1演算をOR演算とし、第2演算をAND演算とするものである。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、条件を対応付けた各アイコンの画面上での配列によって検索条件を設定するため、検索条件を視覚的に認識することができ、また複雑な検索条件をも簡単に設定して検索できる。また、相反する条件にAND演算を設定するような位置関係にアイコンが配置されるような場合には、当該位置へのアイコンの配置を阻止するように表示を制御するため、間違った検索条件の設定を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明を実施した情報検索装置の構成を示すブロック図である。
【図2】検索画面を示す説明図である。
【図3】検索条件の生成手順を示すフローチャートである。
【図4】検索条件の設定から検索結果の表示までの処理の概略を示すフローチャートである。
【図5】矛盾する配列となる位置へのアイコンの移動の阻止を説明する説明図である。
【図6】複数のアイコンをグループ化する例を示す説明図である。
【図7】グループ化を行う例での検索条件の生成手順を示すフローチャートである。
【図8】AND演算の設定を行ってからOR演算の設定を行う例での検索条件の生成手順を示すフローチャートである。
【図9】検索条件に寄与しない配列となる例を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本発明を実施した情報処理装置としての検索装置の構成を図1に示す。検索装置10は、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)を利用して、個々の条件が対応付けされたアイコンを画面上に配列することによって目的とする情報を検索するために必要な検索条件を設定し、その検索条件で検索するようにしたものである。この例では、検索対象となる情報として、人物を撮影した多数の人物画像を検索対象情報とする場合について説明する。
【0032】
検索装置10は、例えばCPU,メモリ,ハードディスク、モニタ、キーボード,マウスなどからなるコンピュータで構成してある。このコンピュータに情報検索用のプログラムをインストールして実行させることによって、検索装置10としてのモニタ12,操作部13,対象情報格納部14,検索部15,制御部16,条件メモリ17として機能するようにしてある。
【0033】
モニタ12は、表示手段となっており、検索条件を設定し、また検索結果を表示する検索画面を表示する。ユーザは、このモニタ12の表示を見ながら検索条件を設定し、また見ることによって検索結果を知ることができる。操作部13は、キーボード,マウスなどで構成してある。この操作部13を操作することによってアイコンの選択、検索画面上に表示されるアイコンの移動や削除等を行うことができる。
【0034】
対象情報格納部14は、検索対象情報となる多数の人物画像を記憶している。人物画像は、デジタルカメラなどで撮影されたものを取り込んだものであり、各人物画像には各種の付加情報が付与されている。付加情報としては、例えば撮影されている人物の年齢を示す年齢情報、出身地を示す出身地情報、身長を示す身長情報、性別を示す性別情報、及び属性情報がある。属性情報は、撮影されている人物が小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、及びその他のいずれであるかを示す情報となっている。
【0035】
検索部15は、対象情報格納部14に格納されている全人物画像の中から検索条件に合致する人物画像(特定情報)を検索して特定し、制御部16に出力する。この検索部15は、検索の際には、各人物画像の付加情報を参照して、検索条件に合致するか否かを判断する。なお、人物画像とそれに付与されている各種の付加情報を対応させたデータテーブルを用意しておき、そのデータテーブル上の付加情報を参照するようにすれば、人物画像自体を参照して付加情報を調べるよりも高速に検索することができる。
【0036】
制御部16は、操作部13の操作によって新たなアイコンを配列することを含めてアイコンの配列が変更されるごとに、アイコンの配列に応じた検索条件を生成して、これを検索部15に送る。検索条件を生成する際に条件間に設定される演算としては、複数の条件を同時に満たす人物画像を抽出するためのAND演算と、複数の条件のいずれかを満たす人物画像を抽出するOR演算と、条件に合致する人物画像を除外するNOT演算とがある。
【0037】
また、制御部16は、その制御下でモニタ12に検索画面を表示させ、操作部13の操作に応じて、アイコンの移動・消去などが行われるようにする。さらに、制御部16は、操作部13の操作によってアイコンの配列が変更された際に、不適切な配列となるときには、警告処理を行う。この例では、不適切な配列としては、配列されたアイコンの相反する条件間にAND演算を設定する位置関係となる場合としている。
【0038】
警告処理では、アイコン25の配列の変更が配列エリア23でのアイコンの移動または配列エリア23へのアイコンの追加である場合には、その移動されたアイコンを元の位置に戻し、あるいは追加されたアイコンを削除し、その様子を表示する。このように、不適切な条件を設定するアイコンの配列を阻止するように表示制御を行い、不適切な検索条件が設定されないようにするとともに、不適切となることをユーザに警告し、かつ視覚的に認識できるようにしている。
【0039】
また、既に配列されているアイコン25の削除によって矛盾する配列となる場合では、その旨の警告表示を表示して、操作者に警告を行う警告処理を行う。なお、アイコンの移動・追加場合に警告表示を行うようにしてもよい。
【0040】
上記の相反する条件とは、一方の条件を満たすとき他方の条件を満たすことがない関係にある条件である。例えば年齢情報で「10代」の人物は「20代」の人物ではなく、逆に「20代」の人物は「10代」の人物ではなく、これら両方を同時に満たす人物画像はない。したがって、年齢情報で「10代」,の「20代」は相反する条件の関係になる。また、属性情報で「高校生」と「大学生」は、相反する条件の関係であるが、「大学生」と「社会人」は、「大学生」でありながら「社会人」となる場合もあるので、これらは相反する条件の関係にはならない。なお、この場合であっても属性情報として、いずれかの一方の情報だけしか付与されない場合では相反する条件の関係になる。
【0041】
条件メモリ17には、検索画面にアイコンとして表示すべき条件を書き込んである。アイコンとして表示すべき条件は、付加情報に基づいて予め決められ、年齢情報、出身地情報、身長情報、性別情報、及び属性情報のカテゴリに分類されて記憶されている。また、条件メモリ17には、相反する条件の組合せを書き込んである。制御部16は、この条件メモリ17の組合せを参照して、相反する条件間にAND演算を設定する関係となるか否かを判断する。
【0042】
図2に検索画面21の表示例を示す。検索画面21は、選択エリア22と、配列エリア23と、結果エリア24とからなり、その表示は制御部16によって制御される。また、検索画面21には、操作部13のマウスの操作に連動したポインタPが表示される。このポインタPを各種ボタンやアイコン25にあわせてクリックすることで、そのボタンに対応した指示を与え、あるいはアイコン25の選択を行うことができる。また、ポインタPを用いた周知のドラッグ・アンド・ドロップによってアイコン25を所望とする位置に移動することができる。
【0043】
選択エリア22には、検索条件を設定する際に用いられ、条件が対応付けられたアイコン25がカテゴリに分類されて各種表示される。例えば、年齢情報に分類され「10未満」と表示されたアイコン25は、年齢情報が「10才未満」という条件に対応付けられ、「10代」と表示されたアイコン25は、年齢情報が「10才以上20才未満」という条件に対応付けられている。また、性別情報に分類され「女性」,「男性」と表示された各アイコン25は、性別情報が「女性」あるいは性別情報が「男性」であるという条件に対応付けられ、「不明」のアイコン25は「性別情報が設定されていない」という条件に対応付けられている。
【0044】
なお、この例では、予め用意されている条件に対応づけたアイコン25を表示するが、操作者が設定する任意の条件に対応づけたアイコン25を表示して、検索に利用できるようにしてもよい。
【0045】
また、選択エリア22には、全削除ボタン26a,削除ボタン26b、終了ボタン26cが表示される。全削除ボタン26aをクリックすることによって、配列エリア23に表示されている全てのアイコン25を消すことができる。また、配列エリア23に表示されているアイコン25を選択してから削除ボタン26bをクリックすることによって、その選択しているアイコン25を配列エリア23から消すことができる。終了ボタン26cをクリックすることで、検索装置10による検索を終了させることができる。
【0046】
配列エリア23は、所望とする検索条件を設定するためにアイコン25を配列するエリアである。配列エリア23には、選択エリア22に表示されているアイコン25をドラッグ・アンド・ドロップによって、所望とする位置に配列させて表示することができる。
【0047】
配列エリア23には、互いに直交する縦軸28と横軸29が表示されており、縦軸28よって配列エリア23が区分されている。この配列エリア23は、縦軸28よりも右側が第1配列領域23aに、左側が第2配列領域23bになっている。制御部16は、これら第1配列領域23a及び第2配列領域23bに配列された各アイコン25の条件にOR演算、AND演算、NOT演算を適用して検索条件を生成する。
【0048】
図3に手順を示すように、第1配列領域23a,第2配列領域23bのいずれの領域においても、横方向(横軸方向)にアイコン25を並べることにより、アイコン列が形成される。同一のアイコン列内の各アイコン25については、制御部16は、それら各アイコン25の条件間にOR演算を設定し、各条件間にOR演算を設定したものをアイコン列が示す条件である中間検索条件とする。なお、横方向に隣接してアイコン25が配されていないアイコン25に関しては、縦方向との関係において、そのアイコン25の条件を中間検索条件とする。
【0049】
1個のアイコン25または2個以上のアイコン25からなるアイコン列を縦方向(縦軸方向)に積み重ねるように配置することができ、制御部16は、このような縦方向に並ぶアイコン25,アイコン列については、それらの各中間検索条件間にAND演算を設定する。これにより、ORE演算を第1演算とし、AND演算をOR演算よりも優先順位が低い第2演算として、横方向に並ぶアイコン間には、それらアイコン25の条件間にOR演算を設定し、縦方向に並ぶアイコン25の間には、それらアイコン25の条件間に第2演算を設定した検索条件を生成する。
【0050】
第1配列領域23aの各中間検索条件間にAND演算を設定することにより、第1検索条件を生成し、第2配列領域23bの各中間検索条件間にAND演算を設定することにより、第2検索条件を生成する。第2配列領域23bは、検索対象から外すべき人物画像の条件を設定する領域となっており、制御部16は、「第1検索条件を満たし、かつ第2検索条件を満たさない」を最終的な検索条件として生成する。
【0051】
なお、この例では、第1配列領域23aと同様に、第2配列領域23bに配列されたアイコン25の条件間に、それらアイコン25の配列に応じて、AND演算とOR演算とを設定しているが、配列に関係なくその一方の演算だけを設定するようにしてもよい。また、例えば第1配列領域23aに配されたアイコン25の条件に対して、それに隣接させて第2配列領域23bに配されたアイコン25、及びその隣接方向に並ぶアイコン25の条件だけを作用するように演算を設定してもよい。
【0052】
結果エリア24は、配列エリア23内のアイコン25の配列に応じて生成される検索条件の検索結果を表示するエリアとなっている。この結果エリア24には、検索の対象とした全人物画像の件数及び検索条件に合致した人物画像の件数をテキスト表示した件数表示24aとともに、検索条件に合致した各人物画像のサムネイル画像31を表示する。この結果エリア24の表示は、アイコン25の配列が変更されるごと、すなわち配列エリア23上で、アイコン25が追加されたり、削除されたり、あるいは位置が変更されたりするごとに、その変更ごとに生成される検索条件に応じたものに更新される。サムネイル画像31を、例えばダブルクリック操作することによって、そのサムネイル画像31の元となった人物画像が拡大表示される。
【0053】
次に上記構成の作用について説明する。人物画像の検索を行う場合には、操作部13を操作して、設定しようとする検索条件に含まれる条件に対応するアイコン25を選択エリア22から配列エリア23にドラッグ・アンド・ドロップする。そして、同様にして必要なだけアイコン25をドラッグ・アンド・ドロップして、配列エリア23に配列する。
【0054】
複数の条件のうちいずれかの条件を満たす人物画像を検索するためには、それら各条件に対応するアイコン25を第1配列領域23aにドラッグ・アンド・ドロップして横方向に並べてアイコン列とする。また、複数の条件を同時に満たすような人物画像を検索するためには、アイコン列(1個のアイコンも含む)を縦方向に並べる。そして、所望とする人物画像を抽出するための検索条件が得られるように、このようにアイコン25を配列する。一方、特定の条件に合致する人物画像を抽出したくない場合には、その条件に対応するアイコン25を第2配列領域23bに同様に配置する。
【0055】
このように検索条件を作成しているときに、アイコン25を追加したり、すでに配列されているアイコン25を移動あるいは削除したりして、アイコン25の配列を変更する操作が行われると、図4に示すように、相反する条件間にAND演算を設定する配列となるか否かが調べられる。
【0056】
例えば、相反する条件間にAND演算を設定する配列となる場合には、続いて、それがアイコン25の移動または追加の操作によるものであるか否かが調べられる。そして、アイコン25の移動や追加の操作によるものである場合には、その操作で移動されたアイコン25が元の位置に戻され、または追加されたアイコン25が削除され、その様子が検索画面上に表示される。これにより、操作者に不適切なアイコン25の配列であることを知らせ、また不適切なアイコン25の配列とならないようにする。
【0057】
図5は、第1配列領域23aに出身地情報の条件である「関東」と「関西」のアイコン25が横方向に並べて配置してある状態で、「北海道」のアイコン25を配列しようとした場合を示している。この場合に「関東」と「関西」のアイコン列と、「北海道」のアイコン25が縦方向に並ぶように配列を変更しようとすると、「関東また関西」と、「北海道」との間にAND演算が設定される配列となるが、それらの条件は相反するものとなるので、そのような位置に「北海道」のアイコン25が配列することはできない。しかし、「関東また関西」という条件と、「北海道」の条件との間にOR演算を設定するように、「関東」と「関西」の各アイコン25と同一のアイコン列を形成する位置に「北海道」のアイコン25の配することは許容される。
【0058】
なお、不適切な配列、この例では相反する条件間にAND演算が設定される配列とならないように追加される、あるいは移動されるアイコン25を自動的に配置するように制御してもよい。相反する条件間にAND演算が設定される配置とはならない位置が複数ある場合には、そのうちで最も適切と判断される位置やアイコン25をドロップした位置から最も近い位置に配されるようにしてもよい。
【0059】
一方、アイコン25の削除の操作によって、相反する条件間にAND演算を設定する関係となるときには、その旨の警告表示を表示する。そして、削除したアイコン25を再度表示するなどの処理は行われずに、検索条件を生成する処理へと移る。
【0060】
相反する条件間にAND演算を設定する関係となることなくアイコン25の配列が変更され、あるいはアイコン25が削除されてアイコン25の配列が変更されると、検索条件が生成される。そして、その検索条件を用いた検索が行われ、検索条件に合致する各人物画像が対象情報格納部14から読み出され、その読み出された各人物画像のサムネイル画像31が結果エリア24に表示される。
【0061】
同様にして、アイコン25の配列を変更するごとに、検索条件が生成され、その検索条件を用いた検索が行われる。そして、その検索結果に応じたサムネイル画像31が検索結果エリア24に表示される。したがって、操作者は、検索結果エリア24に表示される検索結果エリア24を参照しながら、アイコン25の配列を調整していくことができる。
【0062】
例えば、図2に示されるようにアイコン25を配列エリア23に配列した場合には、第1配列領域23aの最下段のアイコン列では「10代」と「20代」の各アイコン25を並べてあるので、年齢情報が「10才以20才未満、または20以上30才未満」という中間検索条件が生成される。また、その上のアイコン列では、出身地情報が「北海道」、「東北」、「関東」に対付けされた各アイコン25を並べることにより、出身地情報が「北海道、東北、関東のいずれか」という中間検索条件が生成される。さらにその上のアイコン25については性別情報が「女性」という条件が中間検索条件とされ、最上段のアイコン列からは身長情報が「130cm未満、または180cm以上」という中間検索条件が生成される。そして、これら中間検索条件間にAND演算を設定することにより、第1検索条件が生成される
【0063】
また、第2配列領域23bでは、「大学生」と「高校生」とのアイコンが横方向に並べたアイコン列が作成され、そのアイコン列の上に「関東」のアイコン25が配置されているから、属性情報が「大学生、または高校生」という中間検索条件と、出身地情報が「関東」という中間検索条件間にAND演算を設定することにより、第2検索条件が生成される。
【0064】
上記第1検索条件と、第2検索条件とから検索を行うための検索条件が生成される。したがって、図2の例では、『年齢情報が「10才以20才未満、または20以上30才未満」かつ出身地情報が「北海道、東北、関東のいずれか」かつ性別情報が「女性」かつ身長情報が「130cm未満、または180cm以上」』の条件(第1条件)を満たし、かつ『属性情報が「大学生、または高校生」かつ出身地情報が「関東」』の条件(第2条件)を満たさない、という検索条件が生成される。
【0065】
そして、生成された検索条件を用いて検索部15による検索が行われ、検索条件に合致する各人物画像が対象情報格納部14から読み出され、その読み出された各医用画像のサムネイル画像31が結果エリア24に表示される。ユーザは、サムネイル画像31を観察して閲覧したいものがあれば、それをダブルクリック操作することで、サムネイル画像31の元となった人物画像が拡大表示させることができる。
【0066】
図6に示す例は、縦方向に並ぶ複数のアイコンをグループ化し、同一グループ内の各アイコンの条件間に対してAND演算を設定するとともに、そのグループ内のAND演算をOR演算よりも優先順位を高くするようにしたものである。
【0067】
この例では、第1配列領域23aに配列されたアイコン25のうち、縦方向に並ぶ任意のアイコン25を矩形37で囲むことにより、囲まれた各アイコン25がグループ化される。このグループ化は、演算式の括弧「()」を設定することに相当するものであり、操作部13を操作することにより行う。グループ化は、同一グループ内の各アイコン25の条件間のAND演算を優先して設定させるための指示となるものであり、図7に示すように、検索条件を生成する際には、最初に、各グループについて同一グループ内の各アイコン25の条件間にAND演算が設定され、各グループはそれぞれそのAND演算が設定されることで作成される条件に対応する1個のアイコンとして扱う。
【0068】
これにより、より複雑な検索条件も設定することできる。例えば図6に示すようなアイコン25の配列からは、[(関東かつ10代)または(関西かつ20代)または「北海道」]かつ「女性」なる検索条件が生成される。
【0069】
この例では、アイコンの各条件間にOR演算の優先順位をAND演算よりも高くしているため、AND演算をOR演算に優先して行うグループ化を設定するようにしている。後述する例のように、通常時にはAND演算をOR演算に優先して行う場合には、OR演算を設定する方向に並ぶアイコンをグループ化するようにして、OR演算をAND演算に優先して行うようにすればよい。
【0070】
図8に示す例は、検索条件を求める際に、縦方向のAND演算をOR演算よりも優先するようにしたものである。この例では、縦方向にアイコンが並ぶ各アイコン列について、そのアイコン列内の各アイコンの条件間にAND演算を設定することによって各アイコン列について中間検索条件をそれぞれ求め、さらに各中間検索条件間にOR演算を設定している。
【0071】
上記各実施形態では、縦方向をAND演算を設定する方向に、また横方向をOR演算にする方向としているが、横方向をAND演算を設定する方向に、また縦方向をOR演算にする方向としてもよい。また、AND演算,OR演算を設定する方向は、上記各実施形態のように直交する2方向に限るものではなく、例えば、円周方向と径方向であってもよい。
【0072】
上記各実施形態では、相反する条件間にAND演算を設定する位置関係を不適切な配列としているが、不適切な配列は、これに限られない。例えば、変更後のアイコンの配列に基づく検索条件を満たす人物画像があるか否かを調べ、そのような人物画像がない場合には不適切な配列と判断するようにしてもよい。検索条件を満たす人物画像があるか否かは、事前に調べておいた情報に基づいて判断してもよいし、配列の変更の際に検索を行って判断してもよい。
【0073】
また、不適切な配列として、検索条件に寄与しない(無意味な)配列となるものとしてもよい。検索条件に寄与しない配列となるものとしては、例えば図9に示すように、「10代または20代」かつ「女性」となっている配列に、「30代」のアイコンを配列に加えて、「10代または20代」かつ「女性または30代」とする場合の、「30代」のアイコンの追加がある。
【0074】
この場合、検索条件は、[「10代または20代」かつ「女性」]または、[「10代または20代」かつ「30代」]の検索条件と等しく、検索結果が得られないというものではない。しかし、[「10代または20代」かつ「30代」]は、相反する条件間にAND演算を設定したものであり、該当する検索結果があるものではなく、何ら検索条件に寄与するものではない。したがって、このような検索条件に寄与しない配列とするアイコンの追加などを不適切な配列になるもとのとして警告処理を行うようにしてもよい。
【0075】
上記実施形態では、検索対象の情報として人物画像を例にして説明したが、検索対象となる情報は、どのようなものであってもよい。また、DICOM(Digital Imagingand Communication inMedicine)で規格化された医用画像には、付加情報として付与されるタグの情報が規定されており、本発明は、このような医用画像の検索に有利に利用することができる。また、個々の条件として、ファイルサイズの大小、データの形式の合致など様々なものを用いることができる。
【符号の説明】
【0076】
10 情報検索装置
13 操作部
14 対象情報格納部
15 検索部
17 条件メモリ
21 検索画面
23 配列エリア
24 結果エリア
25 アイコン
S キーワード領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索する際の個々の条件が対応付けられたアイコンを画面上に表示する表示手段と、
任意のアイコンに対して互いに異なる第1の方向と第2の方向とのいずれかの方向に他のアイコンを隣接させることにより、2個以上のアイコンを表示画面上に配列する操作手段と、
複数の条件を同時に満たす情報を抽出するAND演算と複数の条件のいずれかを満たす情報を抽出するOR演算とのうちの一方を第1演算とし他方を第1演算よりも優先順位が低い第2演算として、第1の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することにより、複数の検索対象情報から特定の情報を抽出するための検索条件を生成する検索条件生成手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示手段は、表示画面上のアイコンを配列すべき領域を第1の配列領域と第2の配列領域とに区画して表示し、
前記検索条件生成手段は、第1の配列領域上の第1の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することによって、第1の検索条件を生成するとともに、第2の配列領域上の各アイコンの条件に基づいて第2の検索条件を生成して、第1の検索条件を満たしかつ第2の検索条件を満たさないことを特定の情報を抽出するための検索条件とすることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
第2の方向に並ぶ複数のアイコンをグループ化するグループ化手段を備え、
前記検索条件生成手段は、グループ化された各アイコンの条件間に対して設定する第2演算の優先順位を第1演算よりも高くして検索条件を生成することを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記グループ化手段は、グループ化すべき複数のアイコンを枠で囲むことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記操作手段によって配列されるアイコンが、他のアイコンとの間で不適切な条件を設定する位置関係となる場合には、警告を行う警告手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記操作手段によって配列されるアイコンが、他のアイコンとの間で相反する条件間にAND演算を設定する関係となる場合に不適切な位置関係となるものとして、当該位置へのアイコンの配列を阻止する表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
検索対象情報から前記検索条件生成手段で生成される検索条件に合致する特定情報の検索を行って検索結果を表示する検索実行手段と、
アイコンの配列が変更されるごとに、前記検索条件生成手段で検索条件を生成させ、前記検索実行手段による検索を行って検索結果の表示を更新させる検索制御手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示手段は、各検索対象情報に基づいて予め作成された条件に対応し、操作手段で移動されて配列されるアイコンを表示することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1の方向と第2の方向とは、互いに直交する方向であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記検索条件生成手段は、前記第1演算をOR演算とし、前記第2演算をAND演算とすることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
表示画面上の任意のアイコンに対して、互いに異なる第1の方向と第2の方向とのいずれかの方向に他のアイコンを隣接させて、2個以上のアイコンを表示画面上に配列する配列ステップと、
複数の条件を同時に満たす情報を抽出するAND演算と複数の条件のいずれかを満たす情報を抽出するOR演算とのうちの一方を第1演算とし他方を第1演算よりも優先順位が低い第2演算として、第1の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間には、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することにより、複数の検索対象情報から特定の情報を抽出するための検索条件を生成する検索条件生成ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
【請求項12】
前記配列ステップは、第1の配列領域にアイコンを配列する第1の配列ステップと、第1の配列領域と異なる第2の配列領域にアイコンを配列する第2の配列ステップとを有し、
前記検索条件生成ステップは、第1の配列領域上の第1の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第1演算を設定し、第2の方向に並ぶアイコン間に、それらアイコンの条件間に第2演算を設定することによって、第1の検索条件を生成するとともに、第2の配列領域上の各アイコンの条件に基づいて第2の検索条件を生成して、第1の検索条件を満たしかつ第2の検索条件を満たさないことを特定の情報を抽出するための検索条件として生成することを特徴とする請求項11記載の情報処理方法。
【請求項13】
第2の方向に並ぶ複数のアイコンをグループ化するグループ化するグループ化ステップを有し、
前記検索条件生成ステップは、グループ化された各アイコンの条件間に対して設定する第2演算の優先順位を第1演算よりも高くして検索条件を生成することを特徴とする請求項11または12記載の情報処理方法。
【請求項14】
前記グループ化ステップは、グループ化すべき複数のアイコンを枠で囲むことによることを特徴とする請求項13記載の情報処理方法。
【請求項15】
前記配列ステップによって配列されるアイコンが他のアイコンとの間で不適切な条件を設定する位置関係となる場合には、警告を行うことを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項16】
前記配列ステップによって配列されるアイコンが他のアイコンとの間で相反する条件間にAND演算を設定する関係となる場合に、当該位置へのアイコンの配列を阻止するように表示を制御することを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項17】
検索対象情報から前記検索条件生成ステップで生成される検索条件に合致する特定情報の検索を行って検索結果を表示する検索実行ステップを有し、
前記検索条件生成ステップは、アイコンの配列が変更されるごとに、検索条件を生成し、
前記検索実行ステップは、検索条件が変化するごとに検索を実行して検索結果の表示を更新することを特徴とする請求項11ないし16のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項18】
各検索対象情報に基づいて予め作成された条件に対応したアイコンを表示することを特徴とする請求項11ないし17のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項19】
前記第1の方向と第2の方向とは、互いに直交する方向であることを特徴とする請求項11ないし18のいずれか1項に記載の情報処理方法。
【請求項20】
前記検索条件生成ステップは、前記第1演算をOR演算とし、前記第2演算をAND演算とすることを特徴とする請求項11ないし19のいずれか1項に記載の情報処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−70265(P2011−70265A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−218770(P2009−218770)
【出願日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】