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情報端末、プログラムおよび検索方法
説明

情報端末、プログラムおよび検索方法

【課題】 本発明の目的は、ユーザに対して、適切に施設を検索できる技術を提供することにある。
【解決手段】
本発明に係る情報端末は、施設の情報を格納する施設記憶手段と、前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段と、前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定手段と、前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示手段と、を備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末の技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ナビゲーション装置では、記憶装置に格納された施設等のPOI(Point Of Interest)をキーワード等により検索する技術が用いられている。当該技術では、POI等を住所や電話番号から検索するものに限らず、指定された検索ワードを含むPOI等を検索して、結果をリスト表示する。特許文献1には、このようなナビゲーション装置についての技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−248365号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなナビゲーション装置では、検索条件が複雑になるほど、また検索対象が多くなるほど処理負荷が高まり、結果表示の応答が遅くなってしまう場合がある。また、記憶装置に格納された施設等の情報は経時により陳腐化してしまう場合がある。そうなると、検索に時間がかかるのみならず、有効とはいえない結果を得てしまう。
【0005】
本発明の目的は、ユーザに対して、適切に施設を検索できる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決すべく、本発明に係る情報端末は、施設の情報を格納する施設記憶手段と、前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段と、前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定手段と、前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータに、施設を検索する手順を実行させるプログラムであって、前記コンピュータを、制御手段と、施設の情報を格納する施設記憶手段と、前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段、として機能させ、前記制御手段に対して、前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定手順と、前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示手順と、を実行させることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る検索方法は、情報端末による施設の検索方法であって、前記情報端末は、施設の情報を格納する施設記憶手段と、前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段と、を備え、前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定ステップと、前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示ステップと、を実施することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本願発明によれば、ユーザに対して、適切に施設を検索できる技術を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】実施形態に係るナビゲーションシステムの概略構成図である。
【図2】リンクテーブルの構成を示す図である。
【図3】施設テーブルの構成を示す図である。
【図4】演算処理部の機能構成図である。
【図5】施設情報提供サーバーの概略構成図である。
【図6】施設情報提供サーバーのハードウェア構成例を示す図である。
【図7】検索対象特定処理のフロー図である。
【図8】検索処理のフロー図である。
【図9】検索画面の例を示す図である。
【図10】検索結果画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明の実施形態を適用したナビゲーションシステムについて、図面を参照して説明する。
【0012】
図1に、ナビゲーションシステム1000の全体構成図を示す。ナビゲーションシステム1000には、ナビゲーション装置100と、ナビゲーション装置100にネットワーク30を介して接続可能な施設情報提供サーバー500と、が含まれる。ナビゲーション装置100は、地図情報を表示して、ナビゲーション装置100の現在地を示す地点と、設定された目的地までの経路を誘導する情報とを示すことが可能ないわゆるナビゲーション装置である。また、施設情報提供サーバー500は、インターネット等のネットワーク30を介して他の装置から施設検索の要求を受け付けて、検索した結果の施設情報を応答として返す装置である。なお、ネットワーク30は、例えば携帯電話網等の無線通信網であってもよいし、有線通信網であってもよいし、有線通信網と無線通信網の複合であってもよいし、インターネットではない閉域のネットワークであってもよい。
【0013】
ナビゲーション装置100は、演算処理部1と、ディスプレイ2と、記憶装置3と、音声入出力装置4(音声入力装置としてマイクロフォン41、音声出力装置としてスピーカ42を備える)と、入力装置5と、ROM装置6と、車速センサ7と、ジャイロセンサ8と、GPS(Global Positioning System)受信装置9と、FM多重放送受信装置10と、ビーコン受信装置11と、ネットワーク30上の他の装置と通信を行う通信装置12と、を備えている。
【0014】
演算処理部1は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ7,8やGPS受信装置9、FM多重放送受信装置10等から出力される情報に基づいて現在地を算出する。また、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置3あるいはROM装置6から読み出す。
【0015】
また、演算処理部1は、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在地を示すマークを重ねてディスプレイ2へ表示する。また、記憶装置3あるいはROM装置6に記憶されている地図データ等を用いて、ユーザから指示された出発地又は現在地と、目的地(または、経由地や立ち寄り地)とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、スピーカ42やディスプレイ2を用いてユーザを誘導する。
【0016】
また、演算処理部1は、経路誘導を行う際に設定する目的地や経由地について、検索指示があると、検索条件の指定を受け付けて条件を満たすPOIを検索し、検索結果を選択可能に表示させる。その際、演算処理部1は、ナビゲーション装置100の記憶装置3あるいはROM装置6に格納されたPOIのデータを検索する。また、演算処理部1は、所定の種類の検索である場合、あるいは所定の検索条件を満たす検索である場合には、ネットワーク30を介して施設情報提供サーバー500へ検索を依頼し、検索結果を受け取ると、結果を選択可能に表示させる。
【0017】
ナビゲーション装置100の演算処理部1は、各デバイス間をバス25で接続した構成である。演算処理部1は、数値演算及び各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)21と、記憶装置3から読み出した地図データ、演算データなどを格納するRAM(Random Access Memory)22と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)23と、各種ハードウェアを演算処理部1と接続するためのI/F(インターフェイス)24と、を有する。
【0018】
ディスプレイ2は、演算処理部1等で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ2は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成される。
【0019】
記憶装置3は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリカードといった、少なくとも読み書きが可能な記憶媒体で構成される。
【0020】
この記憶媒体には、通常の経路探索装置に必要な地図データ(地図上の道路を構成するリンクのリンクデータを含む)であるリンクテーブル200と、POI等の施設を特定する情報が格納された施設テーブル300と、が記憶されている。
【0021】
図2は、リンクテーブル200の構成を示す図である。リンクテーブル200は、地図上の区画された領域であるメッシュの識別コード(メッシュID)201ごとに、そのメッシュ領域に含まれる道路を構成する各リンクのリンクデータ202を含んでいる。
【0022】
リンクデータ202は、リンクの識別子であるリンクID211ごとに、リンクを構成する2つのノード(開始ノード、終了ノード)の座標情報222、リンクを含む道路の種別を示す道路種別223、リンクの長さを示すリンク長224、予め記憶されたリンク旅行時間225、開始接続リンクおよび終了接続リンク226、リンクを含む道路の制限速度を示す制限速度227などを含んでいる。なお、開始接続リンクおよび終了接続リンク226は、当該リンクの開始ノードに接続するリンクである開始接続リンクと、当該リンクの終了ノードに接続するリンクである終了接続リンクと、を特定する情報である。
【0023】
なお、ここでは、リンクを構成する2つのノードについて開始ノードと終了ノードとを区別することで、同じ道路の上り方向と下り方向とを、それぞれ別のリンクとして管理するようにしている。
【0024】
図3は、施設テーブル300の構成を示す図である。施設テーブル300は、POI(Point Of Interest)を識別する施設ID300Aごとに、当該施設の属性を示す情報を含んでいる。すなわち、POI(Point Of Interest)の情報を格納するPOI記憶手段といえる。なお、当該施設には、いわゆる建造物に限らず、特定の地点(例えば、交差点、合流地点、山頂、水準点、展望スペース等)が含まれる。そのため、POIと施設とは、ほぼ同一の対象を示すものとする。
【0025】
施設表示名300Bは、施設IDによって特定される施設の名称を特定する情報である。ただし、厳密に施設の名称に限られるものではなく、通称、略称、愛称等であってもよい。
【0026】
施設ジャンル300Cは、施設IDによって特定される施設のジャンルを特定する情報である。例えば、ジャンルには、学校や役場などの「公共施設」、電車の駅等の「駅」、「ショッピングモール」、「遊園地」等のジャンルが含まれる。なお、ジャンルをさらに細分されたサブジャンルであってもよい。
【0027】
電話番号300Dは、施設IDによって特定される施設の連絡先である電話番号を特定する情報である。
【0028】
住所300Eは、施設IDによって特定される施設の所在地である住所を特定する情報である。
【0029】
地点情報300Fは、施設IDによって特定される施設の位置を特定する情報である。例えば、緯度経度等を特定する情報である。
【0030】
サービス時間帯300Gは、施設IDによって特定される施設がサービスを提供する施設である場合には、サービスを利用可能な時間帯を特定する情報である。例えば、平日9時〜17時30分迄の時間帯等を特定する情報である。
【0031】
有効期間300Hは、施設IDによって特定される施設の情報が有効な期間を特定する情報である。例えば、祭り等の催し物会場であれば、その会場の開期を特定する情報である。
【0032】
表示アイコン300Jは、施設IDによって特定される施設を地図上に表示させる際に用いるアイコンのデータを特定する情報である。例えば、所定のアイコンを指定する番号あるいは図柄等の情報である。
【0033】
図1に戻って説明する。音声入出力装置4は、音声入力装置としてマイクロフォン41と、音声出力装置としてスピーカ42と、を備える。マイクロフォン41は、ユーザやその他の搭乗者が発した声などのナビゲーション装置100の外部の音声を取得する。
【0034】
スピーカ42は、演算処理部1で生成されたユーザへのメッセージを音声として出力する。マイクロフォン41とスピーカ42は、車両の所定の部位に、別個に配されている。ただし、一体の筐体に収納されていても良い。ナビゲーション装置100は、マイクロフォン41及びスピーカ42を、それぞれ複数備えることができる。
【0035】
入力装置5は、ユーザからの指示をユーザによる操作を介して受け付ける装置である。入力装置5は、タッチパネル51と、ダイヤルスイッチ52と、その他のハードスイッチ(図示しない)であるスクロールキー、縮尺変更キーなどで構成される。また、入力装置5には、ナビゲーション装置100に対して遠隔で操作指示を行うことができるリモートコントローラが含まれる。リモートコントローラは、ダイヤルスイッチやスクロールキー、縮尺変更キーなどを備え、各キーやスイッチが操作された情報をナビゲーション装置100に送出することができる。
【0036】
タッチパネル51は、ディスプレイ2の表示面側に搭載され、表示画面を透視可能である。タッチパネル51は、ディスプレイ2に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。タッチパネル51は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
【0037】
ダイヤルスイッチ52は、時計回り及び反時計回りに回転可能に構成され、所定の角度の回転ごとにパルス信号を発生し、演算処理部1に出力する。演算処理部1では、パルス信号の数から、回転角度を求める。
【0038】
ROM装置6は、CD-ROMやDVD-ROM等のROM(Read Only Memory)や、IC(Integrated Circuit)カードといった、少なくとも読み取りが可能な記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、例えば、動画データや、音声データなどが記憶されている。
【0039】
車速センサ7,ジャイロセンサ8およびGPS受信装置9は、ナビゲーション装置100で現在地(自車位置)を検出するために使用されるものである。車速センサ7は、車速を算出するのに用いる値を出力するセンサである。ジャイロセンサ8は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体の回転による角速度を検出するものである。GPS受信装置9は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率とを3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在地、進行速度および進行方位を測定するものである。
【0040】
FM多重放送受信装置10は、FM放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報などやFM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などがある。
【0041】
ビーコン受信装置11は、VICS情報などの概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報や緊急警報などを受信する。例えば、光により通信する光ビーコン、電波により通信する電波ビーコン等の受信装置である。
【0042】
通信装置12は、携帯電話網やPHS網等を介した無線通信網であるネットワーク30上の他の装置、ここでは施設情報提供サーバー500と通信を行う。
【0043】
図4は、演算処理部1の機能ブロック図である。図示するように、演算処理部1は、基本制御部101と、入力受付部102と、出力処理部103と、検索対象特定部104と、検索実行部105と、検索結果提示部106と、を有する。
【0044】
基本制御部101は、様々な処理を行う中心的な機能部であり、処理内容に応じて、他の処理部を制御する。また、各種センサ、GPS受信装置9等の情報を取得し、マップマッチング処理等を行って現在地を特定する。また、随時、走行した日付および時刻と、位置と、を対応付けて、リンクごとに走行履歴を記憶装置3に記憶する。さらに、各処理部からの要求に応じて、現在時刻を出力する。
【0045】
また、基本制御部101は、ユーザから指示された出発地又は現在地と、目的地とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。当該経路探索においては、ダイクストラ法等の経路探索ロジックを用いて、道路の所定の区間(リンク)に対して予め設定されたリンクコストに基づいて経路を探索する。
【0046】
また、基本制御部101は、車両の現在地が推奨経路から逸脱しないよう、スピーカ42やディスプレイ2を用いてユーザの運転操作を誘導する。
【0047】
入力受付部102は、入力装置5またはマイクロフォン41を介して入力されたユーザからの指示を受け付け、基本制御部101へ受け渡す。例えば、ユーザが推奨経路の探索を要求したときは、目的地を設定するため、地図をディスプレイ2に表示する処理を基本制御部101に要求する。
【0048】
出力処理部103は、例えばポリゴン情報等の表示させる画面情報を受け取り、ディスプレイ2に描画するための信号に変換してディスプレイ2に対して描画する指示を行う。
【0049】
検索対象特定部104は、POI検索の検索種別あるいは検索条件に応じて、検索対象の元となるデータを特定する。より具体的には、検索対象特定部104は、POIの検索が複数キーワードによる検索であれば、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行うよう特定する。
【0050】
また、検索対象特定部104は、POIの検索が住所または電話番号による検索であれば、記憶装置3あるいはROM装置6に格納された情報に基づく検索(ローカル検索)を行うよう特定する。
【0051】
また、検索対象特定部104は、検索するPOIのジャンルが所定のジャンル、例えば変更の可能性が比較的高い施設である飲食店等のジャンルであれば、記憶装置3あるいはROM装置6に格納された情報に基づく検索と併せて、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(ローカルとリモート検索)を行うよう特定する。変更の可能性が比較的低い施設である公共施設等のジャンルであれば、検索対象特定部104は、記憶装置3あるいはROM装置6に格納された情報に基づく検索(ローカル検索)を行うよう特定する。すなわち、検索対象特定部104は、指定された検索条件に応じて、ローカルのPOI検索手段と、リモートのPOI検索手段と、のいずれを用いてPOIの検索を行うかを判定する検索方法判定手段であるといえる。
【0052】
検索実行部105は、検索対象特定部104により特定された検索対象に対する検索を実行する。具体的には、検索実行部105は、記憶装置3あるいはROM装置6に基づく検索(ローカル検索)を行う場合には、施設テーブル300を用いて指定された方法で検索を行う。また、検索実行部105は、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行う場合には、施設情報提供サーバー500に対して施設情報の検索を実施するよう依頼し、その結果を得る。
【0053】
また、検索実行部105は、記憶装置3あるいはROM装置6に基づく検索(ローカル検索)を行う場合であっても、得られる結果が無い(0件)場合には、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行って、結果を得る。同様に、検索実行部105は、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行う場合であっても、得られる結果が無い(0件)場合には、施設テーブル300を用いて指定された方法で検索(ローカル検索)を行って、結果を得る。
【0054】
また、記憶装置3あるいはROM装置6に格納された情報に基づく検索と併せて、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索を行う場合には、検索実行部105は、全検索(ローカルとリモート検索)の結果を得る。すなわち、検索実行部105は、POI(Point Of Interest)の情報を格納するPOI記憶手段に格納されたPOIを指定された検索条件に応じて検索するPOI検索手段であり、また、POIの情報を提供するPOI情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じたPOI情報の提供を依頼するPOI検索手段であるともいえる。
【0055】
検索結果提示部106は、検索実行部105により検索された結果の情報を出力するための表示情報を生成し、提示する。具体的には、検索結果提示部106は、検索結果を選択可能にリスト表示するよう表示情報を生成し、出力処理部103へ依頼して出力を行う。なお、表示情報の生成に際し、検索結果提示部106は、ローカル検索の結果とリモート検索の結果が両方存在する場合には、両結果を併合してリストを生成する。当該併合処理においては、重複する施設についての重複を排除することで、併合するものとする。なお、重複する施設とは、施設IDが同一のもの、あるいは施設表示名が同一のものをいう。
【0056】
上記した演算処理部1の各機能部、すなわち基本制御部101、入力受付部102、出力処理部103、検索対象特定部104、検索実行部105、検索結果提示部106は、CPU21が所定のプログラムを読み込み実行することにより構築される。そのため、RAM22には、各機能部の処理を実現するためのプログラムが記憶されている。
【0057】
なお、上記した各構成要素は、ナビゲーション装置100の構成を、理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。ナビゲーション装置100の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0058】
また、各機能部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
【0059】
図5は、本実施形態に係る施設情報提供サーバー500の概要を示す図である。施設情報提供サーバー500は、リンクテーブル511および施設テーブル512が格納された記憶部510と、施設の検索を行う施設検索部521と、検索した結果得られた施設情報を送信する施設情報配信部522と、を含む制御部520と、ネットワーク30を介して他の装置、とりわけナビゲーション装置100との通信を行う送受信部530と、を備える。
【0060】
記憶部510に格納されるリンクテーブル511および施設テーブル512は、図2、3にて説明したリンクテーブル200および施設テーブル300とそれぞれ同一のデータ構成であるため、説明を省略する。
【0061】
施設検索部521は、ナビゲーション装置100等からネットワーク30を介して検索指示を受け付けて、リンクテーブル511および施設テーブル512を検索指示に沿うよう検索し、結果を得る。
【0062】
施設情報配信部522は、施設検索部521にて検索した結果を、検索指示を出したナビゲーション装置100等へ送信する。すなわち、施設情報配信部522は、検索指示に示された条件に従って検索したPOIのリストを送受信部へ受け渡し、送信するよう指示する。
【0063】
送受信部530は、ネットワーク30を介して他の装置と通信を行う。具体的には、他の装置から検索指示を受け付けて、当該装置へ検索結果を返信する。
【0064】
図6は、施設情報提供サーバー500のハードウェア構成例を示す図である。施設情報提供サーバー500は、入力装置551と、出力装置552と、通信装置553と、演算装置554と、主記憶装置555と、外部記憶装置556と、を有する。それぞれの装置は、バス557により接続されている。なお、入力装置551と、出力装置552とは、必須の構成ではなく、必要に応じて設けられるものであってよい。
【0065】
入力装置551は、キーボードやマウス、あるいはタッチペン、その他ポインティングデバイスなどの入力を受け付ける装置である。出力装置552は、ディスプレイなどの表示を行う装置である。通信装置553は、ネットワーク30などのネットワークを介して他の装置と通信を行う装置である。施設情報提供サーバー500の通信装置553は、ネットワーク30を通じて、ナビゲーション装置100の通信装置12等と通信を行うことができる。演算装置554は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算装置である。主記憶装置555は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。外部記憶装置556は、例えばハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性記憶装置である。
【0066】
なお、主記憶装置555に展開される命令コードは、外部記憶装置556に記憶されたものでもよく、また、通信装置553を介して、ネットワーク30上の図示しない他の装置あるいはインターネット等のネットワーク上の装置から取得されたものでもよい。主記憶装置555は、演算装置554が実行する命令コードの展開を行う領域を有する。外部記憶装置556は、いわゆる通常の記憶装置であり、施設情報提供サーバー500を動作させるソフトウェアや、当該ソフトウェアが必要とするデータの初期値、その他のデータなどを予め記録している。
【0067】
上記した施設情報提供サーバー500の制御部520の施設検索部521、施設情報配信部522は、演算装置554が所定のプログラムを読み込み実行することにより構築される。そのため、主記憶装置555には、各機能部の処理を実現するためのプログラムが記憶されている。
【0068】
なお、上記した施設情報提供サーバー500の構成要素は、構成の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。施設情報提供サーバー500の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0069】
また、施設情報提供サーバー500の制御部520は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
【0070】
[動作の説明]次に、ナビゲーション装置100が実施する検索対象特定処理の動作について説明する。図7は、ナビゲーション装置100が実施する検索対象特定処理を示すフロー図である。このフローは、ナビゲーション装置100に電源が投入されて、ナビゲーション装置100が起動し、所定の検索コマンド、例えばジャンル指定フリーワード検索コマンド、あるいは周辺地域フリーワード検索コマンド、が実行されると開始される。
【0071】
まず、検索対象特定部104は、入力キーワードを受け付ける(ステップS001)。具体的には、検索対象特定部104は、入力受付部102を介して、検索情報入力画面において入力された検索ワードを入力キーワードとして取得する。なお、検索対象特定部104は、検索ワードが複数ある場合には、スペース等の所定の区切り文字の存在により検索ワードを区別する。
【0072】
次に、検索対象特定部104は、検索フラグを初期化する(ステップS002)。具体的には、検索対象特定部104は、検索フラグとして用いるリモート検索フラグと、ローカル検索フラグと、全検索フラグと、をそれぞれ初期化して、フラグがOFFとなるよう設定する。なお、ローカル検索フラグは、ローカル検索を行うか否かを特定するためのフラグ情報であり、例えばON/OFFの二値情報である。また、リモート検索フラグは、リモート検索を行うか否かを特定するためのフラグ情報であり、例えばON/OFFの二値情報である。また、全検索フラグは、ローカル検索およびリモート検索の両方の検索を行うか否かを特定するためのフラグ情報であり、例えばON/OFFの二値情報である。
【0073】
そして、検索対象特定部104は、入力キーワードに検索ワードが複数含まれるか否かを判定する(ステップS003)。
【0074】
入力キーワードに検索ワードが複数含まれる場合(ステップS003にて「Yes」の場合)には、検索対象特定部104は、リモート検索フラグをONにする(ステップS004)。そして、検索対象特定部104は、検索対象特定処理を終了させる。
【0075】
入力キーワードに検索ワードが複数含まれない場合(ステップS003にて「No」の場合)には、検索対象特定部104は、検索キーが住所又は電話番号であるか否かを判定する(ステップS005)。具体的には、検索対象特定部104は、入力キーワードとして入力された情報が、住所または電話番号の一部を構成するものであるか否かを判定する。例えば、検索対象特定部104は、検索キーが住所又は電話番号であると判定する。
【0076】
検索キーが住所又は電話番号である場合(ステップS005にて「Yes」の場合)には、検索対象特定部104は、ローカル検索フラグをONにする(ステップS006)。そして、検索対象特定部104は、検索対象特定処理を終了させる。
【0077】
検索キーが住所又は電話番号ではない場合(ステップS005にて「No」の場合)には、検索対象特定部104は、検索対象のジャンルを特定のジャンルに限定した検索であるか否かを判定する(ステップS007)。具体的には、検索対象特定部104は、当該検索対象特定処理を開始させるに至った検索コマンドがジャンル指定を伴うものであるか否か、またその指定されたジャンルが所定のジャンル、例えば飲食店等の変化の激しい所定のジャンルであるか否かを判定する。
【0078】
特定のジャンル検索でない場合(ステップS007にて「No」の場合)には、検索対象特定部104は、制御をステップS006に進める。
【0079】
特定のジャンル検索である場合(ステップS007にて「Yes」の場合)には、検索対象特定部104は、全検索フラグをONにする(ステップS008)。そして、検索対象特定部104は、検索対象特定処理を終了させる。
【0080】
以上が、検索対象特定処理の処理フローである。検索対象特定処理によれば、検索の種類あるいは検索条件に応じて、ローカル検索を行うか、リモート検索を行うか、それらの両方を行うか、を特定することができる。より具体的には、複数の検索ワードを用いる検索条件等、所定の処理負荷が高い検索条件である場合、あるいは特定のジャンルを指定した検索条件等、データの更新頻度が高いPOIの種類を特定する検索条件である場合には、リモート検索によりPOIの検索を行うと特定することができる。
【0081】
図8は、検索処理の処理フローを示す図である。検索処理は、検索対象特定部104により検索対象が特定された状態で、検索を実行する旨の入力を入力受付部102が受け付けることで開始される。
【0082】
まず、検索実行部105は、入力キーワードの検索結果はキャッシュ済みであるか否かを判定する(ステップS101)。具体的には、検索実行部105は、RAM22上に設けられた検索結果の図示しないキャッシュ情報を検索して、入力キーワードと一致するキーワードで検索された過去の検索結果がキャッシュ情報に含まれるか否かを判定する。キャッシュ済みでない場合には、検索実行部105は、キャッシュの検索結果を読み出す。そして、検索結果提示部106は、読み出したキャッシュの検索結果を表示させる(ステップS102)。そして、検索実行部105は、検索処理を終了させる。
【0083】
入力キーワードの検索結果はキャッシュ済みでない場合(ステップS101にて「No」の場合)には、検索実行部105は、ON状態にある検索フラグの種類を判定する(ステップS103)。
【0084】
ON状態にある検索フラグの種類がリモート検索である場合(ステップS103にて「リモート」の場合)には、検索実行部105は、リモート検索を実施する(ステップS104)。具体的には、検索実行部105は、検索ワードを含むその他の検索条件を施設情報提供サーバー500へ送信し、施設情報提供サーバー500から送信された検索結果を受信する。なお、施設情報提供サーバー500では、施設検索部521は、受信した検索条件を満たし、かつ、検索ワードを含むPOIを、施設テーブル512から抽出する。そして、施設情報配信部522は、抽出した結果のPOIをリスト化して、ナビゲーション装置100へ送信する。なお、施設情報配信部522は、抽出したPOIが一件も存在しない場合には、空のリスト情報をナビゲーション装置100へ送信する。
【0085】
検索実行部105は、リモート検索の結果、一件以上ヒットがあるか否かを判定する(ステップS105)。具体的には、検索実行部105は、リモート検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する。
【0086】
一件以上ヒットがあった場合(ステップS105にて「Yes」の場合)には、検索実行部105は、結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS106)。
【0087】
一件以上のヒットがない場合(ステップS105にて「No」の場合)には、検索実行部105は、ローカル検索を実施する(ステップS107)。具体的には、検索実行部105は、検索条件を満たし、かつ、検索ワードを含むPOIを、施設テーブル300から抽出する。
【0088】
検索実行部105は、ローカル検索の結果、一件以上ヒットがあるか否かを判定する(ステップS108)。具体的には、検索実行部105は、ローカル検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する。
【0089】
一件以上ヒットがあった場合(ステップS108にて「Yes」の場合)には、検索実行部105は、結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS109)。
【0090】
一件以上のヒットがない場合(ステップS108にて「No」の場合)には、検索結果提示部106は、検索結果が得られなかった旨を出力するよう出力処理部103に指示し、検索処理を終了させる。以上が、ON状態にある検索フラグの種類がリモート検索である場合の処理である。
【0091】
ON状態にある検索フラグの種類がローカル検索である場合(ステップS103にて「ローカル」の場合)には、検索実行部105は、ローカル検索を実施する(ステップS110)。具体的には、検索実行部105は、検索条件を満たし、かつ、検索ワードを含むPOIを、施設テーブル300から抽出する。
【0092】
検索実行部105は、ローカル検索の結果、一件以上ヒットがあるか否かを判定する(ステップS111)。具体的には、検索実行部105は、ローカル検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する。
【0093】
一件以上ヒットがあった場合(ステップS111にて「Yes」の場合)には、検索実行部105は、結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS112)。
【0094】
一件以上のヒットがない場合(ステップS111にて「No」の場合)には、検索実行部105は、リモート検索を実施する(ステップS113)。具体的には、検索実行部105は、検索ワードを含むその他の検索条件を施設情報提供サーバー500へ送信し、施設情報提供サーバー500から送信された検索結果を受信する。なお、施設情報提供サーバー500では、施設検索部521は、受信した検索条件を満たし、かつ、検索ワードを含むPOIを、施設テーブル512から抽出する。そして、施設情報配信部522は、抽出した結果のPOIをリスト化して、ナビゲーション装置100へ送信する。なお、施設情報配信部522は、抽出したPOIが一件も存在しない場合には、空のリスト情報をナビゲーション装置100へ送信する。
【0095】
検索実行部105は、リモート検索の結果、一件以上ヒットがあるか否かを判定する(ステップS114)。具体的には、検索実行部105は、リモート検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する。
【0096】
一件以上ヒットがあった場合(ステップS114にて「Yes」の場合)には、検索実行部105は、結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS115)。
【0097】
一件以上のヒットがない場合(ステップS114にて「No」の場合)には、検索結果提示部106は、検索結果が得られなかった旨を出力するよう出力処理部103に指示し、検索処理を終了させる。以上が、ON状態にある検索フラグの種類がローカル検索である場合の処理である。
【0098】
ON状態にある検索フラグの種類が全検索、すなわちリモートとローカル検索である場合(ステップS103にて「リモートとローカル」の場合)には、検索実行部105は、ローカル検索を実施するとともに、リモート検索を実施する(ステップS120)。具体的には、検索実行部105は、検索条件を満たし、かつ、検索ワードを含むPOIを、施設テーブル300から抽出するとともに、検索ワードを含むその他の検索条件を施設情報提供サーバー500へ送信し、施設情報提供サーバー500から送信された検索結果を受信する。なお、施設情報提供サーバー500では、施設検索部521は、受信した検索条件を満たし、かつ、検索ワードを含むPOIを、施設テーブル512から抽出する。そして、施設情報配信部522は、抽出した結果のPOIをリスト化して、ナビゲーション装置100へ送信する。なお、施設情報配信部522は、抽出したPOIが一件も存在しない場合には、空のリスト情報をナビゲーション装置100へ送信する。
【0099】
検索実行部105は、ローカル検索の結果、一件以上ヒットがあるか否かを判定する(ステップS121)。具体的には、検索実行部105は、ローカル検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する。
【0100】
一件以上ヒットがあった場合(ステップS121にて「Yes」の場合)には、検索実行部105は、リモート検索の結果、一件以上ヒットがあるか否かを判定する(ステップS122)。具体的には、検索実行部105は、リモート検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する。
【0101】
リモート検索の結果一件以上のヒットがない場合(ステップS122にて「No」の場合)には、検索結果提示部106は、ローカル検索の結果得られた結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS123)。
【0102】
リモート検索の結果一件以上のヒットがある場合(ステップS122にて「Yes」の場合)には、検索結果提示部106は、ローカル検索の結果得られた結果をキャッシュするとともに、リモート検索の結果えられた結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を併合して選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS124)。なお、当該併合処理により、重複するPOIは排除されるが、各POIの検索元を特定する情報、例えば「ローカル」または「リモート」の別の情報を各POIについて記憶し、表示するようにしてもよい。
【0103】
ローカル検索の結果一件以上のヒットがない場合(ステップS121にて「No」の場合)には、検索実行部105は、リモート検索の結果得られたリストに含まれるPOIが一つ以上であるか否かを判定する(ステップS125)。
【0104】
リモート検索の結果一件以上ヒットがあった場合(ステップS125にて「Yes」の場合)には、検索実行部105は、リモート検索の結果をキャッシュする。そして、検索結果提示部106は、結果を選択可能なリストとして出力するよう出力処理部103に指示する(ステップS126)。
【0105】
リモート検索の結果も一件以上のヒットがない場合(ステップS125にて「No」の場合)には、検索結果提示部106は、検索結果が得られなかった旨を出力するよう出力処理部103に指示し、検索処理を終了させる。以上が、ON状態にある検索フラグの種類が全検索である場合の処理である。
【0106】
以上が、検索処理の処理フローである。検索処理によると、検索対象に応じて、検索する対象を特定して検索することができる。また、記憶装置3あるいはROM装置6に基づく検索(ローカル検索)を行う場合には、施設テーブル300を用いて指定された方法で検索を行う。また、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行う場合には、施設情報提供サーバー500に対して施設情報の検索を実施するよう依頼し、その結果を得る。また、記憶装置3あるいはROM装置6に基づく検索(ローカル検索)を行う場合であっても、得られる結果が無い(0件)場合には、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行って、結果を得る。同様に、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索(リモート検索)を行う場合であっても、得られる結果が無い(0件)場合には、施設テーブル300を用いて指定された方法で検索(ローカル検索)を行って、結果を得る。また、記憶装置3あるいはROM装置6に格納された情報に基づく検索と併せて、施設情報提供サーバー500が有する情報に基づく検索を行う場合には、検索実行部105は、両検索(ローカルとリモート検索)の結果を得る。
【0107】
図9は、検索入力画面の例を示す図である。検索入力画面は、検索条件を特定するためにナビゲーション装置100の出力処理部103によりディスプレイ2に表示される画面である。
【0108】
検索入力画面には、検索ワード入力欄601と、検索実施指示受付ボタン602と、検索ワードの入力を補助するソフトウェアキーボード610と、当該検索条件ではいずれの検索先を検索するのかを示す検索先表示欄620と、ローカル検索を行うことを示すローカル情報表示621と、リモート検索を行うことを示すリモート情報表示622と、が表示される。
【0109】
検索ワード入力欄601には、ソフトウェアキーボード610により受け付けた文字列が表示される。検索ワード入力欄601に受け付けられた文字列が表示されると、検索対象特定処理が実施され、処理時点で入力された情報に基づいて検索対象が特定される。また、そのたびに、検索対象が特定され、検索先表示欄620のローカル情報表示621と、リモート情報表示622と、のいずれかまたは両方が、検索対象に応じて、有効/無効を切り替えて表示される。
【0110】
検索実施指示受付ボタン602への入力が受け付けられると、上記した検索処理が実施される。
【0111】
図10は、POI検索の結果得られるPOIのリストを選択可能に表示する結果表示画面の表示例を示す図である。当該結果表示画面では、検索ワード入力欄701と、再検索実施指示受付ボタン702と、検索結果を表示する結果表示領域710と、が表示される。
【0112】
検索ワード入力欄701は、入力を受け付けられた文字列が表示される。検索ワード入力欄701は、タッチ入力を受け付け、タッチ入力が受け付けられると、図9に示したようなソフトウェアキーボード610が結果表示領域710に重畳表示されて入力情報の受付を行う。結果表示領域710には、検索を行った結果、該当するPOIが選択可能にリスト表示される。結果表示領域710には、施設名表示欄711と、検索先表示欄712と、距離表示欄713と、地図表示欄714と、が含まれ、それぞれ、POIの名称、ローカル検索により検索されたのかそれともリモート検索により検索されたのかを特定する情報、現在地からPOIまでの距離、POIと現在地とを含む簡易地図が表示される。
【0113】
結果表示領域710に選択可能にリスト表示されたPOIのいずれかについて入力を検知すると、基本制御部101は、入力を受け付けたPOIを目的地あるいは経由地として指定されたものとして、目的地設定あるいは経由地設定の処理を行う。
【0114】
以上、本発明の一の実施形態について説明した。本発明の一の実施形態によると、ナビゲーションシステム1000は、ユーザに対して、適切にPOIを検索できる。より具体的には、検索の種類、検索条件等に応じて検索の対象となるデータベースを適切に選択して検索することができるといえる。
【0115】
本発明は、上記の実施形態に制限されない。上記の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、リモート検索の対象となる施設情報提供サーバー500は一つだけである例を示したが、これに限られず、施設情報提供サーバー500は複数あってもよいし、それぞれが異なる種類のPOIを検索するものであっても良い。例えば、施設情報提供サーバー500の一つは、飲食店のPOIを豊富かつ迅速に保有し検索するものであってもよいし、別の施設情報提供サーバー500の一つは、ガソリンスタンド等のロードサイド施設のPOIを豊富かつ迅速に保有し検索するものであってもよい。そのような場合には、検索対象特定処理は、特定のジャンルが指定された検索においては、当該ジャンルに応じた所定の施設情報提供サーバー500を特定して検索フラグを設け、検索を行うようにしてもよい。このようにすることで、より専門性の高い精度の高いPOIの検索を効率よく行うことができる。
【0116】
以上、本発明について、一の実施形態および変形例を中心に説明した。なお、上記の一の実施形態および変形例では、本発明にナビゲーション装置を含む例について説明したが、本発明はナビゲーション装置に限らず、移動体の経路案内を行う装置全般、例えば携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、モバイルPC、音楽プレーヤー等の情報端末全般を用いたナビゲーションシステム全般に適用することができる。
【符号の説明】
【0117】
1・・・演算処理部、2・・・ディスプレイ、3・・・記憶装置、4・・・音声出入力装置、5・・・入力装置、6・・・ROM装置、7・・・車速センサ、8・・・ジャイロセンサ、9・・・GPS受信装置、10・・・FM多重放送受信装置、11・・・ビーコン受信装置、12・・・通信装置、21・・・CPU、22・・・RAM、23・・・ROM、24・・・I/F、25・・・バス、30・・・ネットワーク、41・・・マイクロフォン、42・・・スピーカ、51・・・タッチパネル、52・・・ダイヤルスイッチ、100・・・ナビゲーション装置、101・・・基本制御部、102・・・入力受付部、103・・・出力処理部、104・・・検索対象特定部、105・・・検索実行部、106・・・検索結果提示部、200、511・・・リンクテーブル、300、512・・・施設テーブル、500・・・施設情報提供サーバー、510・・・記憶部、520・・・制御部、521・・・施設検索部、522・・・施設情報配信部、530・・・送受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設の情報を格納する施設記憶手段と、
前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、
施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段と、
前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定手段と、
前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示手段と、
を備えることを特徴とする情報端末。
【請求項2】
請求項1に記載の情報端末であって、
前記検索方法判定手段は、前記指定された検索条件に応じて、前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項3】
請求項1または2に記載の情報端末であって、
前記検索方法判定手段は、前記指定された検索条件が、所定の処理負荷が高い検索条件である場合には、前記第二の施設検索手段を用いて施設の検索を行うと判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報端末であって、
前記検索方法判定手段は、前記指定された検索条件が、データの更新頻度が高い施設の種類を特定する検索条件である場合には、前記第二の施設検索手段を用いて施設の検索を行うと判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報端末であって、
前記検索方法判定手段は、前記指定された検索条件が、複数の検索ワードを用いる検索条件である場合には、前記第二の施設検索手段を用いて施設の検索を行うと判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報端末であって、
前記検索方法判定手段は、前記指定された検索条件が、特定のジャンルに該当する施設を探索する検索条件である場合には、前記第二の施設検索手段を用いて施設の検索を行うと判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報端末であって、
前記検索方法判定手段は、前記検索方法判定手段が特定した検索手段による施設の検索を実施した結果、十分な検索結果が得られなかった場合には、前記検索方法判定手段が特定した検索手段と異なる他の検索手段を用いて施設の検索を行うと判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報端末であって、
さらに、前記第二の施設検索手段は、複数の前記施設情報提供装置ごとに細分化されており、
前記検索方法判定手段は、前記指定された検索条件に応じて、前記細分化された複数の前記施設情報提供装置のうちいずれかを特定して施設の検索を行うと判定する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報端末であって、
前記結果表示手段は、前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果が重複する場合に、併合して表示する、
ことを特徴とする情報端末。
【請求項10】
コンピュータに、施設を検索する手順を実行させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
制御手段と、
施設の情報を格納する施設記憶手段と、
前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、
施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段、
として機能させ、
前記制御手段に対して、
前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定手順と、
前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示手順と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項11】
情報端末による施設の検索方法であって、
前記情報端末は、
施設の情報を格納する施設記憶手段と、
前記施設記憶手段に格納された施設を指定された検索条件に応じて検索する第一の施設検索手段と、
施設の情報を提供する施設情報提供装置に、ネットワークを介して、前記指定された検索条件に応じた施設情報の提供を依頼する第二の施設検索手段と、を備え、
前記第一の施設検索手段と、前記第二の施設検索手段と、のいずれを用いて施設の検索を行うかを判定する検索方法判定ステップと、
前記第一の施設検索手段または前記第二の施設検索手段により検索された結果を表示する結果表示ステップと、
を実施することを特徴とする検索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−88379(P2013−88379A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−231507(P2011−231507)
【出願日】平成23年10月21日(2011.10.21)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】