情報端末エントリーシステム
【課題】 確実な応募を可能とする。
【解決手段】 QRコード又は空メールアドレスを記録したハンドビル3と、応募する者が空メールアドレスを入力又はQRコードを読み取って送信するための携帯電話5と、送信された応募情報に基づいて入力フォーム15,17を携帯電話5に送信する登録フォーム送信手段7と、入力フォーム15,17により入力された情報を受信し応募の可否を携帯電話5へ送信可能な管理用パソコン9とを備え、応募者の範囲を予め絞ることができ、適切な応募を行わせることができることを特徴とする。
【解決手段】 QRコード又は空メールアドレスを記録したハンドビル3と、応募する者が空メールアドレスを入力又はQRコードを読み取って送信するための携帯電話5と、送信された応募情報に基づいて入力フォーム15,17を携帯電話5に送信する登録フォーム送信手段7と、入力フォーム15,17により入力された情報を受信し応募の可否を携帯電話5へ送信可能な管理用パソコン9とを備え、応募者の範囲を予め絞ることができ、適切な応募を行わせることができることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話によりアルバイトの応募等をするための情報端末エントリーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、勤務の応募者を適切な勤務条件で安定的に確保する勤務支援方法として、例えば在宅勤務支援システムがある。この在宅勤務支援システムは、所定の勤務条件で在宅勤務者を募集するための募集情報を募集者端末からインターネット上のサーバを介してウエブサイト上に公開し、在宅勤務者を募集する。
【0003】
そして、応募ステップにおいて、所定の勤務条件の範囲内であって、応募者が提示する勤務条件で募集に応ずる旨の応募情報を応募者端末から募集者端末へ送信する。さらに、依頼ステップにおいて、募集者は各応募情報の中から求人依頼をしようとする応募情報を選択し、求人情報を募集者端末から応募者へ送信するものである。
【0004】
しかしながら、このシステムでは、募集情報がウエブサイト上に公開されているため、多数の者が募集情報を見てアクセスすることが可能であるが、募集情報の公開範囲が広すぎて、適切な募集に無理があるという問題があった。
【0005】
【特許文献1】特開2004−151808号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、募集情報の公開範囲が広すぎて適切な募集に無理があるという点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、適切な募集を可能とするため、直接的に取得可能なエントリー情報を記録した記録手段と、エントリーを希望する者がエントリー情報を送信するための情報端末と、前記送信されたエントリー情報に基づいて前記情報端末に登録フォームを送信する登録フォーム送信手段と、前記送信された登録フォームに前記情報端末により書き込みを行い、書き込み後に送信された登録フォームを受信し、エントリーの可否を前記情報端末へ送信可能な管理手段とを備えたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の情報端末エントリーシステムは、エントリーを希望する者が、直接的に取得可能なエントリー情報を情報端末によって入力または読み取ること等によって送信するため、エントリーを希望する者の範囲を予め絞ることができ、適切なエントリーを行わせることができる。
【0009】
前記管理手段が、前記登録フォームの情報を管理データとして記憶可能である場合は、管理手段の管理データをその操作者が入力する必要がなく、エントリーを希望する者が代わりに入力することになり、管理の作業性を向上することができる。
【0010】
前記記録手段が、ハンドビルである場合は、適切なエントリーをより確実に行わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
的確な募集を行わせるという目的を、手渡し可能な記録手段のエントリー情報を情報端末によって入力または読み取って送信することにより実現した。
【実施例1】
【0012】
図1は、本発明システムの実施例1の概念図である。図1のように、本発明実施例の情報端末エントリーシステム1は、情報端末によって例えばアルバイトの応募をする場合に適用したものである。情報端末エントリーシステム1は、直接的に取得可能なエントリー情報を記録した記録手段としてのハンドビル(hand・bill)3と、情報端末である携帯電話5と、登録フォーム送信手段7と、管理手段としての管理用パソコン9とを備えている。本実施例においては、前記登録フォーム送信手段7と管理用パソコン9との間に、データセンタ11が備えられている。
【0013】
前記ハンドビル3は、ビラ、チラシであり、広告等の他に、後述する直接的に取得可能なエントリー情報が記録されており、アルバイトを募集する特定の店舗、或いはアルバイトを募集する特定の地域等において配布されるものとなっている。
【0014】
前記携帯電話5は、アルバイトの募集にエントリーを希望する者(応募者)が前記ハンドビル3のエントリー情報を入力または読み取ること等によって送信することができる構成となっている。
【0015】
前記登録フォーム送信手段7は、前記送信されたエントリー情報に基づいて、登録フォームを前記携帯電話に送信する構成となっている。登録フォーム送信手段7は、例えばWebサーバで構成され、携帯電話5によってWebへアクセスすることにより、前記携帯電話5に応募情報13、登録フォームとして入力フォーム15,17などを表示させることができる。前記送信された入力フォーム15,17に携帯電話5により個人情報等の入力を行い、入力後に入力情報を送信する。
【0016】
前記データセンタ11は、前記送信された入力フォームの情報等に基づき応募者の属性情報とその人の応募結果や評価との相関関係を学習することで、スクリーニング(評価)の基準を一般化し、この一般化した基準をデータとして保存する。
【0017】
前記管理用パソコン9は、前記携帯電話5により情報入力が行われた後に送信された入力フォームの情報を受信する。受信後管理用パソコン9は、前記一般化されたスクリーニングの基準を用い応募者の属性に応じて例えばA〜Eのランク付けを行う。管理用パソコン9又はその操作者は、ランクB未満の応募者、即ちランクC〜Eの応募者は一律不採用などと判定し、アルバイト応募の可否を前記携帯電話5へ送信可能となっている。
【0018】
図2は、前記ハンドビルを示し、(a)はハンドビルの説明図、(b)はハンドビルの要部拡大説明図である。図2のように、ハンドビル3には、広告等の他に、アルバイト応募の直接的に取得可能なエントリー情報として例えばQRコード19や空メールアドレス21が掲載されている。前記携帯電話5によってQRコード19を読み取り、或いは空メールアドレス21を入力することによって送信を行い、Webにアクセスすることが可能となる。
【0019】
図3は、アルバイト募集に対する応募のフローチャートを示している。
【0020】
ステップS1のQRコードの送信、或いはステップS2の空メールアドレス21の送信によって処理が開始される。
【0021】
ステップS1のQRコードの読み取りによりWebにアクセスするか、ステップS2〜S4の実行により送信されたURLにアクセスする。
【0022】
ステップS2では空メールアドレスを送信するとステップS3へ移行し、「自動返信処理」が実行される。この処理では、WebにアクセスするためのURLが携帯電話5へ自動返信される。ステップS4では、携帯電話5に自動返信されたURLにアクセスを行う。
【0023】
ステップS5では、「説明ページ」の処理が実行される。この処理では、携帯電話5へ、登録に関する説明のページ、個人情報の取り扱いなどが送信され、ステップS6へ移行する。
【0024】
ステップS6では、「利用許諾」の処理が実行され、携帯電話5に利用許諾のページが送信され、ステップS7へ移行する。
【0025】
ステップS7では、「店舗コード」の入力必要の有無が判断され、店舗コード入力の必要があれば(YES)、ステップS8を経てステップS9へ移行し、なければ(NO)そのままステップS9へ移行する。
【0026】
ステップS8では、「店舗コード入力」の処理が実行され、携帯電話5により店舗コードの入力が行われる。この店舗コードの入力によって、アルバイト募集に応募する者がその希望する店舗を選択して、的確に応募することが可能となる。
【0027】
ステップS9では、「店舗概要表示」の処理が実行され、携帯電話5に店舗の概略情報、例えば場所、交通手段などの表示が行われ、ステップS10へ移行する。
【0028】
ステップS10では、「アカウント作成」の処理が実行され、ステップS11でアカウントの一時保存処理が行われ、ステップS12の「個人情報」、ステップS13の「応募フォーム」の処理によって、応募情報の入力が行われ、ステップS14で「最終確認」の処理を行う。この処理では、応募者が入力した応募情報を確認するためのページが表示され、その間ステップS15の確認待ちとなり、確認が行われるとステップS16において応募確認メールが送信される。
【0029】
ステップS17では、応募確認メールにおいてユーザ確認が行われ、登録処理が行われた場合にはステップS18へ移行し、キャンセル処理が行われた場合はステップS19へ移行する。
【0030】
ステップS18,ステップS19では、登録或いはキャンセルに応じた説明文章が表示される。
【0031】
ステップS20においてはデータの有効化処理が行われ、ステップS21の承認待ち登録を経てステップS22において採用関連処理が行われる。この処理によって、管理用パソコン9上で採用、不採用が決定され、何れの場合も携帯電話5に対しその結果が送信される。
【0032】
ステップS19からはステップS23の無効化処理によってデータが無効にされ、ステップS24でデータ削除が行われる。
【0033】
図4,図5は、図3のフローチャートの実行により携帯電話5に表示される画面を表示した説明図である。画面23は、図3のステップS5において表示される説明ページであり、応募者がこの説明ページを読んで「次へ」を選択すると、図4の利用許諾の画面25が表示される(図3のステップS6)。この利用許諾の画面25を読み、「次へ」を選択すると、店舗コードの入力画面27が表示されるか(図3のステップS8)、店舗情報画面29が表示される(図3のステップS9)。
【0034】
店舗コードの入力画面27では、オンライン応募する店舗コードを入力し、「次へ」を選択すると、店舗情報画面29が表示される。店舗情報画面29において、応募しようとする店舗の情報、例えば最寄り駅や勤務条件等を確認し、「応募する」を選択すると1ページ目の応募情報の入力画面31が表示される(図3のステップS12)。この画面において、名前、読みがな、性別等を入力し、「次へ」を選択すると、2ページ目の応募情報の入力画面33が表示される(図3のステップS13)。
【0035】
応募情報の入力画面33では、現在の職業、勤務可能な日等の入力を行い、「次へ」を選択すると、応募の確認画面35が表示される(図3のステップS14)。この応募の確認画面35では、入力した情報が表示され、確認の結果、入力に誤りがあれば再度応募情報の入力画面31,33の表示を順次行い、訂正することができる。
【0036】
応募の確認画面35において、「応募する」を選択すると、図5の応募確認画面37が表示される(図3のステップS16)。この応募確認画面37において、応募の登録をしたか否かの確認を行い、登録をした場合には、応募登録のURLを選択し、登録した覚えがないときにはキャンセルのURLを選択する(図3のステップS17)。
【0037】
応募確認画面37において、応募登録のURLが選択されたときには、登録完了画面39が表示され、キャンセルのURLが選択されたときには、キャンセル画面41が表示される(図3のステップS18,S19)。
【0038】
登録完了画面39の後は、店舗側からの採用、不採用の結果を受け取ることになる。キャンセル画面41では、応募の登録をキャンセルしたことを確認することができ、再度応募する場合には初めからやり直すことになる。
【0039】
図6は、管理用パソコン9での管理者アプリケーションの基本構成を示している。すなわち、登録の結果、管理用パソコン9に応募者の氏名、性別、連絡先、登録日等が表示され、ユーザ情報、店舗情報を確認して、採用、不採用の決定を行うことができる。「採用」の選択が行われたときには、ユーザの携帯電話5に採用の連絡が表示され、「不採用」の選択が行われたときには同不採用の表示が行われる。
【0040】
本発明実施例の情報端末エントリーシステムは、応募者が、携帯電話5によってハンドビル3の応募情報であるQRコードを読み取り或いは空メールアドレスを入力することによってWebにアクセスするため、ハンドビル3により応募者の範囲を予め絞ることができ、適切なエントリーを行わせることができる。
【0041】
前記管理用パソコン9が、前記入力フォーム17の情報を管理データとして記憶するため、管理用パソコン9の管理データを店舗管理者等が直接入力する必要がなく、応募者が代わりに入力することになり、管理のための作業性を向上することができる。
【0042】
前記ハンドビル3は、募集する地域に密接して頒布することで適切な応募をより確実に行わせることができる。
【0043】
本発明の情報端末エントリーシステムは、アルバイトの応募以外の他の募集等へのエントリーにも適用することができる。
【0044】
記録手段としては、ハンドビルの他、ポスター等、直接的に取得可能なエントリー情報を記録したものであればよい。また、直接的に取得可能なエントリー情報としては、QRコード、空メールアドレスの他、ハンドビル、ポスター等に音、光等によって記録されたものでも良い。更にはパソコンの画面、テレビの画面等に表示されたエントリー情報を取得させるようにしても良い。
【0045】
情報端末としては、携帯電話以外の他の携帯端末、ノート型パソコン等種々用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】情報端末エントリーシステムの概念図である(実施例1)。
【図2】(a)はハンドビルの説明図、(b)は同要部の拡大説明図である(実施例1)。
【図3】フローチャートである(実施例1)。
【図4】アルバイト募集に対する応募画面の説明図である(実施例1)。
【図5】募集に関する確認処理画面の説明図である(実施例1)。
【図6】管理者アプリケーションの基本構成説明図である(実施例1)。
【符号の説明】
【0047】
1 情報端末エントリーシステム
3 ハンドビル(記録手段)
5 携帯電話(情報端末)
7 登録フォーム送信手段
9 管理用パソコン(管理手段)
15,17 入力フォーム(登録フォーム)
19 QRコード(エントリー情報)
21 空メールアドレス(エントリー情報)
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話によりアルバイトの応募等をするための情報端末エントリーシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、勤務の応募者を適切な勤務条件で安定的に確保する勤務支援方法として、例えば在宅勤務支援システムがある。この在宅勤務支援システムは、所定の勤務条件で在宅勤務者を募集するための募集情報を募集者端末からインターネット上のサーバを介してウエブサイト上に公開し、在宅勤務者を募集する。
【0003】
そして、応募ステップにおいて、所定の勤務条件の範囲内であって、応募者が提示する勤務条件で募集に応ずる旨の応募情報を応募者端末から募集者端末へ送信する。さらに、依頼ステップにおいて、募集者は各応募情報の中から求人依頼をしようとする応募情報を選択し、求人情報を募集者端末から応募者へ送信するものである。
【0004】
しかしながら、このシステムでは、募集情報がウエブサイト上に公開されているため、多数の者が募集情報を見てアクセスすることが可能であるが、募集情報の公開範囲が広すぎて、適切な募集に無理があるという問題があった。
【0005】
【特許文献1】特開2004−151808号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、募集情報の公開範囲が広すぎて適切な募集に無理があるという点である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、適切な募集を可能とするため、直接的に取得可能なエントリー情報を記録した記録手段と、エントリーを希望する者がエントリー情報を送信するための情報端末と、前記送信されたエントリー情報に基づいて前記情報端末に登録フォームを送信する登録フォーム送信手段と、前記送信された登録フォームに前記情報端末により書き込みを行い、書き込み後に送信された登録フォームを受信し、エントリーの可否を前記情報端末へ送信可能な管理手段とを備えたことを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の情報端末エントリーシステムは、エントリーを希望する者が、直接的に取得可能なエントリー情報を情報端末によって入力または読み取ること等によって送信するため、エントリーを希望する者の範囲を予め絞ることができ、適切なエントリーを行わせることができる。
【0009】
前記管理手段が、前記登録フォームの情報を管理データとして記憶可能である場合は、管理手段の管理データをその操作者が入力する必要がなく、エントリーを希望する者が代わりに入力することになり、管理の作業性を向上することができる。
【0010】
前記記録手段が、ハンドビルである場合は、適切なエントリーをより確実に行わせることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
的確な募集を行わせるという目的を、手渡し可能な記録手段のエントリー情報を情報端末によって入力または読み取って送信することにより実現した。
【実施例1】
【0012】
図1は、本発明システムの実施例1の概念図である。図1のように、本発明実施例の情報端末エントリーシステム1は、情報端末によって例えばアルバイトの応募をする場合に適用したものである。情報端末エントリーシステム1は、直接的に取得可能なエントリー情報を記録した記録手段としてのハンドビル(hand・bill)3と、情報端末である携帯電話5と、登録フォーム送信手段7と、管理手段としての管理用パソコン9とを備えている。本実施例においては、前記登録フォーム送信手段7と管理用パソコン9との間に、データセンタ11が備えられている。
【0013】
前記ハンドビル3は、ビラ、チラシであり、広告等の他に、後述する直接的に取得可能なエントリー情報が記録されており、アルバイトを募集する特定の店舗、或いはアルバイトを募集する特定の地域等において配布されるものとなっている。
【0014】
前記携帯電話5は、アルバイトの募集にエントリーを希望する者(応募者)が前記ハンドビル3のエントリー情報を入力または読み取ること等によって送信することができる構成となっている。
【0015】
前記登録フォーム送信手段7は、前記送信されたエントリー情報に基づいて、登録フォームを前記携帯電話に送信する構成となっている。登録フォーム送信手段7は、例えばWebサーバで構成され、携帯電話5によってWebへアクセスすることにより、前記携帯電話5に応募情報13、登録フォームとして入力フォーム15,17などを表示させることができる。前記送信された入力フォーム15,17に携帯電話5により個人情報等の入力を行い、入力後に入力情報を送信する。
【0016】
前記データセンタ11は、前記送信された入力フォームの情報等に基づき応募者の属性情報とその人の応募結果や評価との相関関係を学習することで、スクリーニング(評価)の基準を一般化し、この一般化した基準をデータとして保存する。
【0017】
前記管理用パソコン9は、前記携帯電話5により情報入力が行われた後に送信された入力フォームの情報を受信する。受信後管理用パソコン9は、前記一般化されたスクリーニングの基準を用い応募者の属性に応じて例えばA〜Eのランク付けを行う。管理用パソコン9又はその操作者は、ランクB未満の応募者、即ちランクC〜Eの応募者は一律不採用などと判定し、アルバイト応募の可否を前記携帯電話5へ送信可能となっている。
【0018】
図2は、前記ハンドビルを示し、(a)はハンドビルの説明図、(b)はハンドビルの要部拡大説明図である。図2のように、ハンドビル3には、広告等の他に、アルバイト応募の直接的に取得可能なエントリー情報として例えばQRコード19や空メールアドレス21が掲載されている。前記携帯電話5によってQRコード19を読み取り、或いは空メールアドレス21を入力することによって送信を行い、Webにアクセスすることが可能となる。
【0019】
図3は、アルバイト募集に対する応募のフローチャートを示している。
【0020】
ステップS1のQRコードの送信、或いはステップS2の空メールアドレス21の送信によって処理が開始される。
【0021】
ステップS1のQRコードの読み取りによりWebにアクセスするか、ステップS2〜S4の実行により送信されたURLにアクセスする。
【0022】
ステップS2では空メールアドレスを送信するとステップS3へ移行し、「自動返信処理」が実行される。この処理では、WebにアクセスするためのURLが携帯電話5へ自動返信される。ステップS4では、携帯電話5に自動返信されたURLにアクセスを行う。
【0023】
ステップS5では、「説明ページ」の処理が実行される。この処理では、携帯電話5へ、登録に関する説明のページ、個人情報の取り扱いなどが送信され、ステップS6へ移行する。
【0024】
ステップS6では、「利用許諾」の処理が実行され、携帯電話5に利用許諾のページが送信され、ステップS7へ移行する。
【0025】
ステップS7では、「店舗コード」の入力必要の有無が判断され、店舗コード入力の必要があれば(YES)、ステップS8を経てステップS9へ移行し、なければ(NO)そのままステップS9へ移行する。
【0026】
ステップS8では、「店舗コード入力」の処理が実行され、携帯電話5により店舗コードの入力が行われる。この店舗コードの入力によって、アルバイト募集に応募する者がその希望する店舗を選択して、的確に応募することが可能となる。
【0027】
ステップS9では、「店舗概要表示」の処理が実行され、携帯電話5に店舗の概略情報、例えば場所、交通手段などの表示が行われ、ステップS10へ移行する。
【0028】
ステップS10では、「アカウント作成」の処理が実行され、ステップS11でアカウントの一時保存処理が行われ、ステップS12の「個人情報」、ステップS13の「応募フォーム」の処理によって、応募情報の入力が行われ、ステップS14で「最終確認」の処理を行う。この処理では、応募者が入力した応募情報を確認するためのページが表示され、その間ステップS15の確認待ちとなり、確認が行われるとステップS16において応募確認メールが送信される。
【0029】
ステップS17では、応募確認メールにおいてユーザ確認が行われ、登録処理が行われた場合にはステップS18へ移行し、キャンセル処理が行われた場合はステップS19へ移行する。
【0030】
ステップS18,ステップS19では、登録或いはキャンセルに応じた説明文章が表示される。
【0031】
ステップS20においてはデータの有効化処理が行われ、ステップS21の承認待ち登録を経てステップS22において採用関連処理が行われる。この処理によって、管理用パソコン9上で採用、不採用が決定され、何れの場合も携帯電話5に対しその結果が送信される。
【0032】
ステップS19からはステップS23の無効化処理によってデータが無効にされ、ステップS24でデータ削除が行われる。
【0033】
図4,図5は、図3のフローチャートの実行により携帯電話5に表示される画面を表示した説明図である。画面23は、図3のステップS5において表示される説明ページであり、応募者がこの説明ページを読んで「次へ」を選択すると、図4の利用許諾の画面25が表示される(図3のステップS6)。この利用許諾の画面25を読み、「次へ」を選択すると、店舗コードの入力画面27が表示されるか(図3のステップS8)、店舗情報画面29が表示される(図3のステップS9)。
【0034】
店舗コードの入力画面27では、オンライン応募する店舗コードを入力し、「次へ」を選択すると、店舗情報画面29が表示される。店舗情報画面29において、応募しようとする店舗の情報、例えば最寄り駅や勤務条件等を確認し、「応募する」を選択すると1ページ目の応募情報の入力画面31が表示される(図3のステップS12)。この画面において、名前、読みがな、性別等を入力し、「次へ」を選択すると、2ページ目の応募情報の入力画面33が表示される(図3のステップS13)。
【0035】
応募情報の入力画面33では、現在の職業、勤務可能な日等の入力を行い、「次へ」を選択すると、応募の確認画面35が表示される(図3のステップS14)。この応募の確認画面35では、入力した情報が表示され、確認の結果、入力に誤りがあれば再度応募情報の入力画面31,33の表示を順次行い、訂正することができる。
【0036】
応募の確認画面35において、「応募する」を選択すると、図5の応募確認画面37が表示される(図3のステップS16)。この応募確認画面37において、応募の登録をしたか否かの確認を行い、登録をした場合には、応募登録のURLを選択し、登録した覚えがないときにはキャンセルのURLを選択する(図3のステップS17)。
【0037】
応募確認画面37において、応募登録のURLが選択されたときには、登録完了画面39が表示され、キャンセルのURLが選択されたときには、キャンセル画面41が表示される(図3のステップS18,S19)。
【0038】
登録完了画面39の後は、店舗側からの採用、不採用の結果を受け取ることになる。キャンセル画面41では、応募の登録をキャンセルしたことを確認することができ、再度応募する場合には初めからやり直すことになる。
【0039】
図6は、管理用パソコン9での管理者アプリケーションの基本構成を示している。すなわち、登録の結果、管理用パソコン9に応募者の氏名、性別、連絡先、登録日等が表示され、ユーザ情報、店舗情報を確認して、採用、不採用の決定を行うことができる。「採用」の選択が行われたときには、ユーザの携帯電話5に採用の連絡が表示され、「不採用」の選択が行われたときには同不採用の表示が行われる。
【0040】
本発明実施例の情報端末エントリーシステムは、応募者が、携帯電話5によってハンドビル3の応募情報であるQRコードを読み取り或いは空メールアドレスを入力することによってWebにアクセスするため、ハンドビル3により応募者の範囲を予め絞ることができ、適切なエントリーを行わせることができる。
【0041】
前記管理用パソコン9が、前記入力フォーム17の情報を管理データとして記憶するため、管理用パソコン9の管理データを店舗管理者等が直接入力する必要がなく、応募者が代わりに入力することになり、管理のための作業性を向上することができる。
【0042】
前記ハンドビル3は、募集する地域に密接して頒布することで適切な応募をより確実に行わせることができる。
【0043】
本発明の情報端末エントリーシステムは、アルバイトの応募以外の他の募集等へのエントリーにも適用することができる。
【0044】
記録手段としては、ハンドビルの他、ポスター等、直接的に取得可能なエントリー情報を記録したものであればよい。また、直接的に取得可能なエントリー情報としては、QRコード、空メールアドレスの他、ハンドビル、ポスター等に音、光等によって記録されたものでも良い。更にはパソコンの画面、テレビの画面等に表示されたエントリー情報を取得させるようにしても良い。
【0045】
情報端末としては、携帯電話以外の他の携帯端末、ノート型パソコン等種々用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】情報端末エントリーシステムの概念図である(実施例1)。
【図2】(a)はハンドビルの説明図、(b)は同要部の拡大説明図である(実施例1)。
【図3】フローチャートである(実施例1)。
【図4】アルバイト募集に対する応募画面の説明図である(実施例1)。
【図5】募集に関する確認処理画面の説明図である(実施例1)。
【図6】管理者アプリケーションの基本構成説明図である(実施例1)。
【符号の説明】
【0047】
1 情報端末エントリーシステム
3 ハンドビル(記録手段)
5 携帯電話(情報端末)
7 登録フォーム送信手段
9 管理用パソコン(管理手段)
15,17 入力フォーム(登録フォーム)
19 QRコード(エントリー情報)
21 空メールアドレス(エントリー情報)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
直接的に取得可能なエントリー情報を記録した記録手段と、
エントリーを希望する者が前記エントリー情報を入力又は読み取って送信するための情報端末と、
前記送信されたエントリー情報に基づいて前記携帯端末に登録フォームを送信する登録フォーム送信手段と、
前記登録フォームにより入力された情報を受信しエントリーの可否を前記携帯端末へ送信可能な管理手段と
を備えたことを特徴とする情報端末エントリーシステム。
【請求項2】
請求項1記載の情報端末エントリーシステムであって、
前記管理手段は、前記登録フォームの情報を管理データとして記憶可能である
ことを特徴とする情報端末エントリーシステム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の情報端末エントリーシステムであって、
前記記録手段は、ハンドビルである
ことを特徴とする情報端末エントリーシステム。
【請求項1】
直接的に取得可能なエントリー情報を記録した記録手段と、
エントリーを希望する者が前記エントリー情報を入力又は読み取って送信するための情報端末と、
前記送信されたエントリー情報に基づいて前記携帯端末に登録フォームを送信する登録フォーム送信手段と、
前記登録フォームにより入力された情報を受信しエントリーの可否を前記携帯端末へ送信可能な管理手段と
を備えたことを特徴とする情報端末エントリーシステム。
【請求項2】
請求項1記載の情報端末エントリーシステムであって、
前記管理手段は、前記登録フォームの情報を管理データとして記憶可能である
ことを特徴とする情報端末エントリーシステム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の情報端末エントリーシステムであって、
前記記録手段は、ハンドビルである
ことを特徴とする情報端末エントリーシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2006−39907(P2006−39907A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−218294(P2004−218294)
【出願日】平成16年7月27日(2004.7.27)
【出願人】(301031554)アイ・モバイル株式会社 (4)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年7月27日(2004.7.27)
【出願人】(301031554)アイ・モバイル株式会社 (4)
[ Back to top ]