説明

情報端末

【課題】簡単なセキュリティ制御により、重要情報の漏洩を防止することができ、かつネットワークに接続してない場合でも、Webサイト情報に対する書き込み等の処理を行えるようにする。
【解決手段】本発明の情報表示端末は、着脱可能な1又は複数の情報表示シート装置とホルダ手段とを備える情報端末であって、入力手段と、ネットワーク通信処理と接続しているネットワーク種類を判別する通信手段と、ネットワーク種別に基づいて各情報表示シート装置を用いた所定のアクセス先へのアクセス制御を行うアクセス制御手段と、各情報表示シート装置に対応するアクセス先のサイト情報と入力手段からの入力データとを用いて、対応する情報表示シート装置の表示部への表示制御を行うものであって、接続ネットワークの種別に応じて異なる表示制御を行う表示制御手段とを備えることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報端末に関し、例えば、電子ペーパを用いて、スケジュールや住所録などの情報を記憶・表示させることができる情報端末に適用し得るものである。
【背景技術】
【0002】
近年、紙の長所である視認性や携帯性を備えた電子情報の表示装置として電子ペーパ技術の開発が進展している。電子ペーパとは、2枚の基板間に電界を与えることで画像を表示するものであり、いったん画像を表示させた後は各画素に電圧を掛けなくても長時間同じ画像を表示し続ける反射型ディスプレイをいう。
【0003】
この電子ペーパは、例えば液晶表示装置よりも、厚さが薄く、重量が軽く、しかも省電力であるため、これからの表示装置としての活用が強く求められている。
【0004】
ところで、例えば手帳は、スケジュールや住所録やメモなどを手軽に書きとめるアイテムとして古くから広く活用されているものである。そこで、電子ペーパを用いて手帳のように書きとめができ、又は必要な電子情報をネットワークを通じて取得することができる携帯情報端末が期待される(非特許文献1参照)。
【0005】
ネットワーク接続が可能な携帯情報端末を提供する際には、携帯情報端末の利用形態に応じた通信セキュリティやユーザセキュリティを提供することが必要となる。
【0006】
特許文献1は、無線装置が現在の状況を推定する機能を備え、無線装置において推定された状況に応じた制御を行う技術が記載されている。
【0007】
特許文献2は、情報処理装置がGPS機能を備えており、受信したGPS情報に基づいたセキュリティ制限(例えば、ファイルアクセス権、特定ファイル暗号化、ネットワークサービス設定、ブラウザセキュリティ、ウィルスチェッカーセキュリティ、特定アプリケーション起動禁止等)を行う技術が記載されている。
【0008】
【特許文献1】特表2004−535000号公報
【特許文献2】特開2006−127293号公報
【非特許文献1】「FLEPia(登録商標)」プレスリリース,富士通フロンテック株式会社 株式会社富士通研究所,2007年4月20日、2007年12月21日検索、インターネット、http://www.frontech.fujitsu.com/release/prs070420.html
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
非特許文献1に記載されるような電子ペーパを用いた携帯情報端末は、通信機能を備えるため、簡単にWeb上のWebサイト情報を取得することができる。例えば、社内のスケジュール情報や購買情報等の共有情報は、一般にWebサイト上で共有されるが、このような共有情報を、この種の携帯情報端末を用いて取得できる。
【0010】
しかしながら、例えばウィルス感染による影響を軽減させるために、ウィルスなどを持つ悪意なサイトへのアクセスを制限することが望まれるが、この種の携帯情報端末は手軽でかつ簡単な処理を行うことが特徴であるため、従来のような複雑なセキュリティ制御の適用は不向きである。
【0011】
また、特許文献1及び2に記載の技術は、例えば、液晶表示装置などのメモリ性のない表示装置を想定している技術であり、WebサイトからWebデータを取得する場合には、ネットワークに接続していることが前提となっている。
【0012】
この種の携帯情報端末は、ネットワークに接続していなくても、接続時の表示情報を電子ペーパが保持することができる。また、利用者の利便性を考慮すると、ネットワークに接続していない場合でも、Webサイト情報への書き込み等ができることが望ましい。
【0013】
しかしながら、ネットワークに接続していない場合に情報入力をしようとしても、電子ペーパに表示される情報は、電子ペーパ特性で画像が映し出されているものであり、表示されるWeb情報が携帯情報端末に保持されているわけではない。従って、このままではWebサイトに対する情報書き込みなどの処理を行うことができない。
【0014】
さらに、この種の携帯情報端末は、上述したような重要情報を長時間表示したまま、外へ持ち出すことできる。そのため、重要情報の漏洩を防止することも望まれる。
【0015】
以上のように、本発明は、複雑なセキュリティ制御ではなく、簡単なセキュリティ制御により、重要情報の漏洩を防止することができ、かつネットワークに接続してない場合でも、Webサイト情報に対する書き込み等の処理を行うことができる情報端末を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
かかる課題を解決するために、第1の本発明の情報表示端末は、それぞれ表示部への表示制御手段を有する着脱可能な1又は複数の情報表示シート装置と、情報表示シート装置のそれぞれを取り付け可能なホルダ手段とを備える情報端末であって、(1)利用者操作による入力データを取り込む入力手段と、(2)ネットワークの通信処理を行うと共に、接続しているネットワーク種類を判別する通信手段と、(3)ネットワーク種別に基づいて各情報表示シート装置を用いた所定のアクセス先へのアクセス制御を行うアクセス制御手段と、(4)各情報表示シート装置に対応するアクセス先のサイト情報と入力手段からの入力データとを用いて、対応する情報表示シート装置の表示部への表示制御を行うものであって、接続するネットワークのネットワーク種別に応じて異なる表示制御を行う表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、複雑なセキュリティ制御ではなく、簡単なセキュリティ制御により、重要情報の漏洩を防止することができ、かつネットワークに接続してない場合でも、Webサイト情報に対する書き込み等の処理を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の情報端末の第1の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
第1の実施形態では、本発明の情報端末の例として、1又は複数枚の電子ペーパを取り付け可能な電子ペーパシステム手帳に適用した場合を例示する。
【0020】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳の外観イメージを示す外観斜視図である。図1において、第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳1は、ホルダ部2、電子ペーパ表示部(以下、シート部ともいう)3を少なくとも有して構成されるものである。
【0021】
ホルダ部2は、シート部3の1又は複数の電子ペーパを差し込む形でシート部3と接続するものであり、複数の電子ペーパを束ねることができるものである。また、ホルダ部2は、種々の形態を取ることができる。図1では、その一例として、底部を有し、シート部3の一方の長辺及び一方の短辺を覆う形状を例示する。
【0022】
電子ペーパ表示部(シート部)3は、1又は複数の電子ペーパを有するものである。電子ペーパ表示部3は、電子ペーパとしての表示部分と、その表示制御を行う制御部を備えるものである。なお、以下の説明では、電子ペーパ表示部(シート部)3は、複数枚がホルダ部2に差し込まれる場合を例示するが、単に電子ペーパ表示部(又はシート部)3と表現する場合には、1枚の電子ペーパ表示部それぞれを示すものとする。つまり、以下で説明する機能は1枚の電子ペーパ表示部3が備える機能として説明する。
【0023】
なお、ホルダ部2には、差し込まれたシート部3に対して動作制御を行う制御手段を備える。また、シート部3も制御手段を備える。ホルダ部2及びシート部3の制御手段のハードウェア構成は省略するが、例えばCPU、ROM、RAM、EEPROM等を備えるものを適用することができる。
【0024】
図2は、第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳1の主な内部構成を示す機能ブロック図である。
【0025】
図2において、第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳1の機能としては、主に、通信機能部10、電子ペーパ表示制御機能部20、電子ペーパ表示機能部30、文字入力機能部40を少なくとも有するものである。
【0026】
さらに、通信機能部10は、アンテナ機能部11、Webアクセス機能部12、アクセス制御機能部13を少なくとも有し、又電子ペーパ表示制御機能部20は、Web表示制御機能部21、Web動作データ保存機能部22、Web入力データ保存機能部23を少なくとも有する。
【0027】
ここで、電子ペーパ表示制御機能部20及び電子表示機能部30は、それぞれの電子ペーパ(すなわちシート部3)において実行される機能部であることが望ましい。また、通信機能部10及び文字入力機能部40は、それぞれの電子ペーパ(すなわちシート部3)又はホルダ部2のいずれかで実行される機能部として適用できる。
【0028】
通信機能部10は、ネットワーク通信を実行するものである。通信機能部10は無線通信を行うものであり、無線通信方式は特に限定されるものではなく広く適用することができる。例えば、種々の無線LAN方式(例えば、いわゆるWiFi(登録商標)方式やWiMax(登録商標)、ブルートゥース(登録商標)等の近距離無線通信方式などを適用することができる。
【0029】
アンテナ機能部11は、到来した電波を捕捉して復調処理などの受信処理や、送信データの変調処理などの送信処理を行ない電波信号を放出するものである。
【0030】
また、アンテナ機能部11は、受波する無線電波に基づいて接続しているネットワークを判断するものであり、その判断結果を、アクセス制御機能部13に与えるものである。これにより、当該電子ペーパシステム手帳1が属すネットワークを判断することができるので、社内ネットワーク範囲内にあるか又は社外ネットワーク範囲内にあるかを判断させることができる。
【0031】
アクセス制御機能部13は、当該電子ペーパシステム手帳1が属するネットワークの判断結果をアンテナ機能部11から受け取り、その判断結果に基づいてネットワークへのアクセス制御を行うものである。
【0032】
具体的には、上記判断結果が社内ネットワーク範囲内である場合、アクセス制御機能部13は、社内ネットワークを通じてWebサイトへのアクセスを許容する。一方、判断結果が社外ネットワーク範囲内である場合、アクセス制御機能部13は、そのネットワークを通じてWebサイトへのアクセスを許容しない。
【0033】
つまり、社内ネットワーク範囲内にある場合、アクセス制御機能部13はWebアクセス機能部12に対してアクセス指示を行う。また、社外ネットワーク範囲内にある場合、アクセス制御機能部13はWebアクセス機能部12に対してアクセス指示を行なわない。
【0034】
例えば、社外ネットワークとして公衆の無線LANである場合には、その公衆無線LANに接続するためのIDやパスワードをWebアクセス制御機能部13が保持しており、認証が成功した場合のみアクセスを許容するようにしてもよい。
【0035】
このように、社外ネットワークについてアクセス制限をすることにより、悪意のあるWebサイトへのアクセスを制限することができるので、ウィルス感染による影響を抑えることができる。
【0036】
また、アクセス制御機能部13は、アンテナ機能部11からの判断結果に基づいて、社外ネットワークから社内ネットワークになったとき、Webアクセス機能部12に対してWebサイトへのアクセス指示をすると共に、後述するWeb入力データ保存機能部23に保存されている入力データを読み取り、その入力データを社内ネットワーク上の対応するWebサイトに送信させるものである。
【0037】
なお、アクセス制御機能部13は、社外ネットワークから社内ネットワークに移ったとき、自動的にアクセス指示や入力データの送信処理を行うようにしてもよい。また、社内ネットワークを通じてWebサイトへのアクセス指示を自動的に行い、その後アクセス成功を利用者に知らせ、利用者からのデータ送信操作指示を受けてから、入力データの送信処理を行うようにしてもよい。さらに、社内ネットワークの範囲内にあることを利用者に知らせ、利用者からの操作指示を受けてから、Webサイトへのアクセス指示及び入力データ送信処理を行うようにしてもよい。
【0038】
さらに、アクセス制御機能部13は、アクセス制限されている社外ネットワーク内にある場合、Webアクセスが制限されている旨を、後述するWeb表示制御機能部21に対して通知する。
【0039】
Webアクセス機能部12は、アクセス制御機能部12からアクセス指示を受け取ると、アンテナ機能部11を通じて、ネットワークを通じてWebサイトへのアクセス処理を行うものである。また、Webアクセス機能部12は、アンテナ機能部11を介して、アクセスに成功したWebサイトから所望のWebサイト情報を受け取り、そのWebサイト情報をWeb表示制御機能部21に与える。
【0040】
なお、アクセス制御機能部13からアクセス制限を受けた場合、Webアクセス機能部12は、ネットワークへのアクセス処理を行わない。
【0041】
電子ペーパ表示制御機能部20は、通信機能部10から取得したWebサイトデータを表示用データに変換し、その表示用データを電子ペーパ表示機能部30に与えるものである。電子ペーパ表示制御機能部20は、表示用データを、縦と横のドライバ用信号に分離するデータ分離機能を有する。
【0042】
Web表示制御機能部21は、Webアクセス機能部12を通じて取得したWebサイトデータと、利用者により入力された入力データとに基づいて、Webサイト情報の作成や編集などの処理を制御するものである。なお、入力データについては、後述するように動作指示データと文字データとを含むものである。
【0043】
ここで、当該手帳1が社内ネット範囲内にある場合、社内ネットワークにアクセス可能であるので、Web表示制御機能部21は、社内ネットワーク上のWebサイトからWebサイトデータを取得することができる。この場合、Web表示制御機能部21は、利用者操作を受けて文字入力機能部40からの入力データを、Web入力データ保存機能部23を介して取得する。これにより、Web表示制御機能部21は、Webサイトデータと入力データとを用いた処理を行う。
【0044】
一方、当該手帳1がアクセス制限された社外ネットワーク範囲内にある場合、そのネットワークを通じてWebサイトにアクセスすることができないので、Webデータの取得ができない。この場合、Web表示制御機能部21は、後述するWeb動作データ保存機能部22からWeb動作データを読み出すと共に、Web入力データ保存機能部23から入力データを読み出し、Webサイト情報に対する処理を行う。これにより、アクセス制限によりWebサイトにアクセスできない場合でも、Webサイト情報に対する処理を行うことができる。
【0045】
また、Web表示制御機能部21は、表示するWebサイトデータに基づいて、表示するWebサイト情報に対して、一部又は全部の表示を消したりする表示制限を行うものである。
【0046】
ここで、Web表示制御機能部21による表示情報の一部又は全部の表示制限を判断する方法としては、種々の方法を適用することができる。
【0047】
例えば、社外に漏れては困る重要情報については、Webサイト表示の全体消去であるか、又は一部消去であるかの別を示す情報を、Webサイトのファイル名や、文書データのヘッダ部分などに記載しておく。そして、Web表示制御機能部12がその情報を判断することで、どのような消去をするかを判断する方法を適用することができる。
【0048】
また、一部又は全部の表示制限をどのようにして実現するかについては、例えば、電子ペーパにおいて、一部消去の部分に相当する部分の電圧をかけることで、その一部分のみを消去することができる。また、電子ペーパの全面に対して電圧をかけることで、Webサイト情報の全体を消去することができる。
【0049】
また、Web表示制御機能部21は、重要情報について、Web動作データ保存機能部22に保存されているWeb動作データを削除するようにしてもよい。
【0050】
Web動作データ保存機能部22は、当該WebサイトのWeb動作データを保存するものであり、Web表示制御機能部21からの読み出し指示を受けて、保存しているWeb動作データをWeb表示制御機能部21に与えるものである。
【0051】
Web入力データ保存機能部23は、文字入力機能部40からの入力データを保存するものである。また、Web入力データ保存機能部23は、Web表示制御機能部21からの読み出し指示を受けて、保存している入力データをWeb表示制御機能部21に与えるものである。
【0052】
電子ペーパ表示機能部30は、電子ペーパ表示制御機能部20からの表示用データに基づいて、シート部3の表示部分に出力表示するものである。
【0053】
図3は、電子ペーパ表示機能部30の内部構成を示す構成図である。図3において、電子ペーパ表示制御部30は、縦用ドライバ部1111、横用ドライバ部1112、駆動部分1113、表示部分1114を少なくとも有する。
【0054】
縦用ドライバ部1111は、S1111を通じてWeb表示制御機能部21から縦用のドライバ用信号を受け取り、その縦用のドライバ用信号に基づいて駆動部分1113に対して表示のための信号を送信するものである。
【0055】
横用ドライバ部1112は、S1112を通じてWeb表示制御機能部21から横用のドライバ用信号を受け取り、その横用のドライバ用信号に基づいて駆動部分1113に対して表示のための信号を送信するものである。
【0056】
駆動部分1113は、縦用ドライバ部1111及び横ドライバ部1112からの表示のための信号を受け取り、表示部分1114に対して、プラス又はマイナスの電圧をかけることによって、表示部分1114の表示を切り替えるものである。
【0057】
表示部分1114は、駆動部分1113からの電圧により、電子ペーパの前面板の表示を切り替えるものである。表示部分1114の表示方式としては、特に限定されるものではないが、例えば、マイクロカプセル型電子泳動方式、コレステリック液晶方式、エレクトロクロミック方式などを適用することができる。
【0058】
文字入力機能部40は、利用者が専用ペンを用いてシート部3の表示面上に手書き入力した軌跡を読み取り、その入力軌跡に従った入力データを取り込むものである。また、文字入力機能部40は、入力データをWeb入力データ保存機能部23に与えるものである。
【0059】
文字入力機能部40としては、種々の技術を適用することができ、例えば、スタイラスペンにより書き込まれた情報を読み取る方法や、デジタルペンにより書き込まれた情報を読み取る方法など広く適用することができる。
【0060】
例えば、スタイラスペンを用いた文字入力方法としては、シート部3の電子ペーパ表示機能部30の表示部分113がスタイラスペンの先端の位置座標(x座標、y座標)を検知し、その軌跡を読み取る方法を適用することができる。
【0061】
例えば、デジタルペンを用いた文字入力方法としては、例えば、アノトパターン方式(カメラ付き電子ペンを用いた文字入力方法)を適用でき、例えばシート部3の表示部分に細かいドットが表示されており、電子ペンのカメラがドットを読み取ることで入力軌跡を読み取る方法であって、例えば、アノトグループ,アノト機能のしくみ,インターネット,2007年12月21日検索,http://functionality.anoto.co.jp/cldoc/ajp24.htmに開示された技術を適用することができる。この場合、ホルダ部2に入力軌跡を読み取る読み取り解析する解析部が設けられる。
【0062】
また例えば、超音波方式(例えばエアペン(登録商標)など)を適用でき、超音波を発するペンにより、メモリユニットが2箇所で超音波を受け、三角測量でペン座標を計算してデータを蓄積する方法であって、例えば、ペンテル株式会社,製品情報 動作原理−デジタルペン,インターネット,2007年12月21日検索、http://www.airpen.jp/products/dousagenri.htmlに開示された技術を適用することができる。この場合、ホルダ部2に専用ペンからの超音波を受信する受信部及び解析部が設けられる。
【0063】
また、文字入力機能部40は、データ分離機能及び文字認識機能を備える。
【0064】
データ分離機能は、利用者の入力データから、文字データ(例えば、専用ペンの入力軌跡をなぞったデータ)と動作指示データ(例えば、クリックやドラッグなどのデータ)とに分離し、この動作指示データをWeb入力データ保存機能部23に与えるものである。
【0065】
ここで、データ分離方法としては、文字入力機能部40の文字入力方法に応じて種々の方法を適用することができる。例えば、文字入力方法としてスタイラスペンを用いた方法を適用する場合、シート部3の電子ペーパ表示機能部30の表示部分1113は、スライラスペンで文字入力する文字入力表示部分と、スタイラスペンで動作ボタンの押下(クリック)を許容する動作指示表示部分とを有する。そして、文字入力機能部40からの入力データが、スタイラスペンで指示された場所が文字入力表示部分が示す領域である場合、当該データを文字データであると判別し、動作指示表示部分が示す領域である場合、当該データを動作指示データであると判別する方法を適用できる。
【0066】
文字認識機能は、データ分離機能により分離された文字データを受け取り、この文字データに基づいて入力文字を認識し、その認識結果に基づいて文字コードに変換してWeb入力データ保存機能部23に与えるものである。
【0067】
ここで、文字認識機能による文字認識処理は、既存の文字認識処理を広く適用することができる。例えば、文字入力表示部分の領域における、手書きの入力開始位置(x座標、y座標)と手書きの軌跡データとに基づき、認識アルゴリズムに従って文字コードデータベースとパターンマッチングを行い、文字コードを認識する方法を適用できる。
【0068】
この場合、文字認識機能は、認識した文字コードと、軌跡データの最初の位置データ(座標値)をWeb入力データ保存機能部23に与える。
【0069】
なお、認識する文字の種類は、文字コードデータベースによるが、例えば、漢字、ひらがな、カタカナ、英字、数字、記号など広く適用できる。
【0070】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳1における処理動作について図面を参照して説明する。
【0071】
(A−2−1)社内ネットワーク範囲内にある場合
図4は、当該手帳1が社内ネットワークの範囲内にある場合に、手帳1を用いてWebサイトにアクセスして処理を行うときのフローチャートである。
【0072】
まず、アンテナ機能部11により当該手帳1の属するネットワークが常時判断され、その判断結果がアクセス制御機能部13に与えられる。
【0073】
そして、利用者操作によりWebサイトへのアクセス要求が与えられると、アクセス制御部機能部13は、アンテナ機能部11からの判断結果に基づいて、当該手帳1が社内ネットワーク範囲内にあることが判断される(ステップS101)。
【0074】
そうすると、社内ネットワーク上のWebサイトへのアクセス指示がアクセス制御機能部13からWebアクセス機能部12に与えられ(ステップS102)、Webアクセス機能部12によりWebサイトへのアクセス処理が行われる。
【0075】
そして、Webサイトへのアクセスが成功すると、Webサイトから送信されたWebサイト情報が、アンテナ機能部11を介して、Webアクセス機能部12に与えられ、Web表示制御機能部21に与えられる。WebサイトからのWebサイトデータはWeb表示制御機能部21により表示用データに変換され、その表示用データが、電子ペーパ表示機能部30に与えられる。これにより、電子ペーパの表示部分にWebサイト情報が表示される(ステップS103)。
【0076】
また、Web表示制御機能部21は、Webサイトから取得したWeb動作データを、Web動作データ保存機能部22に保存する(ステップS104)。
【0077】
ここで、Web動作データの保存について、図4ではWebサイトからWebデータを取得するたびにWeb動作データを保存するように示すが、当該WebサイトのWeb動作データの保存ができれば、その後は行う必要はない。
【0078】
利用者操作により文字入力機能部40に入力処理がなされると、利用者操作による入力データが文字入力機能部40に与えられ、その入力データに基づいて判断された動作指示データ及び文字データが、Web入力データ保存機能部23に与えられる(ステップS105)。
【0079】
そうすると、Web表示制御機能部21は、Webサイトから取得したWebデータと、Web入力データ保存機能部23から読み取った動作指示データ及び文字データとを用いて、Webサイト情報に対する処理が行われる(ステップS106)。
【0080】
このWebサイト情報に対する処理としては、例えば、フォーム入力(スケジュールデータの入力など)の場合は、フォームに入力されたデータをWebサイト上の指定された場所に送信するために、通信指示部1082に送信の命令と送信データを与える。
【0081】
また例えば、リンクをポイントする場合(スケジュールデータの入力する月日を選択する場合など)、そのリンク先のWebサイトデータを取得するように、通信指示部1082にリンク先のデータを取得する命令とそのアドレスデータを与える。
【0082】
上記のようにして、社内ネットワークの範囲内にある場合には、Webサイトにアクセスできるので、Webサイトから取得したWebデータと、文字入力機能部40から入力された入力データとを用いてWebサイトへの書き込み等の処理を行うことができる。
【0083】
なお、アクセス制限されていない社外ネットワーク範囲内にある場合も、所望Webサイトにアクセスできるので、社内ネットワーク範囲内にある場合と同様の処理が可能である。
【0084】
(A−2−2)アクセス制限された社外ネットワーク範囲内の場合
図5は、当該手帳1がアクセス制限された社外ネットワークの範囲内にある場合に、手帳1を用いて、Webサイト情報の処理を行うときのフローチャートである。
【0085】
アンテナ機能部11により当該手帳1の属するネットワークが常時判断され、その判断結果がアクセス制御機能部13に与えられる。
【0086】
そして、利用者操作によりWebサイトへのアクセス要求が与えられると、アクセス制御部機能部13は、アンテナ機能部11からの判断結果に基づいて、当該手帳1がアクセス制限された社外ネットワーク範囲内にあることが判断される(ステップS201)。
【0087】
そうすると、Webアクセスを禁止するアクセス制限指示が、アクセス制御機能部13からWebアクセス機能部12に与えられ(ステップS202)、Webサイトへのアクセス処理は行われない。
【0088】
また、Webアクセスを制限する旨が、アクセス制御機能部13からWeb表示制御機能部21に通知される(ステップS203)。アクセス制限の旨が通知されると、Web表示制御機能部21は、Web動作データ保存機能部22からWeb動作データを読み出す(ステップS204)。
【0089】
そして、Web表示制御機能部21において、Web動作データを用いて表示用データが作成されて(ステップS205)、その表示用データが電子ペーパ表示機能部30に与えられて表示画面が表示される(ステップS206)。
【0090】
そして、利用者操作により文字入力機能部40に入力処理がなされると、利用者操作による入力データが文字入力機能部40に与えられ、その入力データに基づいて判断された動作指示データ及び文字データが、Web入力データ保存機能部23に与えられて保存される(ステップS208)。
【0091】
なお、社外ネットワークの範囲内にある場合は、入力データを保持するものとし、種々の作業は行わないようにする。
【0092】
ここで、Web動作データを用いて表示用データの作成及び表示画面の表示については、種々の方法を適用することができるが、例えば、下記の2つの方法を適用することができる。
【0093】
第1は、例えばAjax等のようなものであって画面遷移が記述されているプログラムをWeb動作データ保存機能部22に保存する方法である。この場合、このプログラムをローカル(手帳1)で実行することで、Webサイト画面の表示用データが作成され、かつWebサイトの表示画面の画面遷移も行われる。
【0094】
第2は、Webサイトの簡易入力フォームをWeb動作データ保存機能部22に保存する方法である。この方法は、例えばAjaxなどのようなプログラムであるが画面遷移が記述されていないプログラムの場合や、アクセス制限されているWebサイトへの入力を限定している場合等に有効に適用できる方法である。
【0095】
図6は、例えばスケジュール機能を提供するWebサイトの簡易入力フォームを説明する説明図である。
【0096】
図6において、SC1は、通常のWebサイトの入力フォームであり、SC2が簡易入力フォームである。通常は、SC1のような入力フォームを表示し、カレンダーの画面から予定を入れたい日のところをクリックすると、予定入力画面になって、その空欄(タイトルや日付など)に入力していく。
【0097】
簡易入力フォームの場合、SC2のような入力フォームを表示し、スケジュールの「タイトル」、スケジュールの予定日付の「From」及び「To」、スケジュールの「場所」、「説明」の入力を受け付ける。
【0098】
このとき、例えばSC3に示すようなタグを用いて、通常の入力フォームSC1と簡易入力フォームSC2とのマッピングが中間フォームSC3を設定することが必要である。
【0099】
また、図7は、簡易入力フォームの表示画面例を示す図である。図7に示すように、ウィンドウの上部に全体のカレンダーを表示し、下部に入力フォームを表示するようにする表示例を適用することができる。
【0100】
(A−2−3)アクセス制限された社外ネットワークから社内ネットワークへの移行時
図8は、当該手帳1がアクセス制限された社外ネットワークの範囲内から社内ネットワークに移行した場合の手帳1における処理を示すフローチャートである。
【0101】
アンテナ機能部11により当該手帳1の属するネットワークが常時判断され、その判断結果がアクセス制御機能部13に与えられる。
【0102】
そして、アクセス制御機能部13において、アンテナ機能部11の判断結果に基づいて、アクセス制限された社外ネットワークから社内ネットワークに移行されたことが検出される(ステップS301)。
【0103】
そうすると、アクセス制御機能部13により、Web入力データ保存機能部23から、社外ネットワーク内にある場合に入力された入力データが読み取られ、その入力データがWebアクセス機能部12に与えられる(ステップS302)。
【0104】
そして、Webアクセス機能部12により、Webサイトへのアクセス処理が行われ、社外ネットワーク内にある場合に入力された入力データがWebサイトに送信される(ステップS303)。
【0105】
その後、Web入力データ保存機能部23に保存されている保存データを消去する(ステップS304)。
【0106】
ここで、保存データの消去については、種々の方法を適用することができ、例えば、(a)入力データの送信後、すぐにそのデータを消去する方法、(b)入力データの送信が確認された後(例えば、Webサイトからの応答信号受信後)、そのデータを消去する方法、(c)入力データの送信後、情報が反映されたのを確認してから消去する方法を適用することができる。上記(c)の方法は、例えば、電子ペーパシステム手帳1に結果を次々と表示しながら、利用者操作による確認指示を受信した場合に、その保存データを消去する方法で実現できる。
【0107】
上記のようにすることで、アクセス制限された社外ネットワークの範囲内にある場合に、利用者が入力した入力データが、社内ネットワークに切り替わったときにWebサイトに送信される。
【0108】
なお、複数の入力データが保存されている場合には、入力された時間順に、すべての入力データを送信するようにする。また、同じフォームに異なる入力データが入力されるような指示があれば、上書きするようにする。
【0109】
(A−2−4)Webサイト情報の表示制御処理について
次に、電子ペーパ表示機能部30の表示部分にWebサイト画面を表示する際のWeb表示制御機能部21の表示制御処理について、図9及び図10を参照しながら説明する。
【0110】
図9は、Webサイト情報の表示制御処理を示すフローチャートである。図10は、表示制御された表示画面例を示す図である。
【0111】
図9において、Web表示制御機能部21にWebサイトデータが与えられると(ステップS401)、Web表示制御機能部21は、Webサイトデータに表示制御識別情報が含まれているか否かを判断する(ステップS402)。
【0112】
ここで、一部領域の表示を消去する識別情報としては、例えば、あらかじめWebサイトデータのうち、一部消去させるタグなどを適用することができる。また、タイトルやヘッダ部分などに、全体消去や一部領域消去や表示データのみの消去などを示す識別子を適用することができる。
【0113】
ステップS402において、Webサイトデータに一部領域の表示を消去することを示す識別情報が含まれていることを検出すると、Web表示制御機能部21は、該当する領域の表示を消去するために、その領域の電圧を均一にする表示用データを作成する(ステップS403)。
【0114】
電子ペーパ表示機能部30は、図10(A)に示すように、その領域の表示を消去した画面を表示する(ステップS404)。
【0115】
また、ステップS402において、Webサイトデータに全体領域の表示を消去することを示す識別情報が含まれていることを検出すると、Web表示制御機能部21は、画面全体の表示を消去するために、画面全体の電圧を均一にする表示用データを作成する(ステップS405)。
【0116】
そして、電子ペーパ表示機能部30は、図10(B)に示すように、画面全体の表示を消去した画面を表示する(ステップS406)。
【0117】
さらに、ステップS402において、WebサイトデータにWebサイト画面を表示すると共に、表示後、そのWebサイト画面の表示用データを削除することを示す識別情報が含まれていることを検出すると、Web表示制御機能部21は、Webサイト画面の表示用データを作成して、電子ペーパ表示機能部30は、Webサイト画面を表示する(ステップS407)。
【0118】
その後、Web表示制御機能部21は、図10(C)に示すように、表示したWebサイト画面の表示用データを削除する(ステップS408)。これにより、表示したWebサイト画面は、電子ペーパにおいて保持されるが、表示用データが消去されるのでセキュリティが保たれる。
【0119】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、以下に示す効果を期待できる。
【0120】
(1)第1の実施形態によれば、既に情報が表示された場合も含めて、接続されたネットワークに対応したWebサイトへのアクセス制御と、Webサイト情報の表示制御を同時に行うことができる。
【0121】
(2)第1の実施形態によれば、WebサイトへのアクセスとWebサイト情報の表示に関するものに特化し、簡便な方法で、アクセス及び表示制御を提供することができ、また、社内ネットワークなどのアクセスできるネットワークから隔離された状態でのデータ入力ができる。
【0122】
(3)第1の実施形態によれば、表示制御を行うことで、Webサイトデータとしては保存せずに、表示のみをすることができ、情報端末の状況に応じてセキュリティの設定自由度を高く設定できる。
【0123】
(B)他の実施形態
(B−1)第1の実施形態では、説明便宜上、アクセス制御機能部が、社内ネットワークと社外ネットワークとを分別する場合を例示したが、社内であるか又は社外であるかに限定されるものではない。
【0124】
(B−2)第1の実施形態では、説明便宜上、1枚の電子ペーパがホルダ部に接続している場合を想定して説明したが、複数の電子ペーパがホルダ部に接続されている場合も、上述した各種処理を行うことができる。
【0125】
複数の電子ペーパがホルダ部に接続される場合、ホルダ部は、各シート部に割り当てたシート識別情報を用いて、どのシート部がどのホルダ部のコネクタに接続されているかを管理する接続管理機能部を有する。
【0126】
例えば、ホルダ部が全てのシート部の通信処理を一括して行う通信機能部を備える場合を考える。この場合、接続管理機能部のシート部の接続管理情報を参照して、通信機能部10は、各シート部のシート識別情報に対応づけたアクセス制御を行うことができる。
【0127】
なお、第1の実施形態で説明した通信機能部は、各シート部が備えるものであってもよく、この場合には、上記の接続管理部を備えることなく、各シート部の通信機能部が個別に通信処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0128】
【図1】第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳の外観斜視図である。
【図2】第1の実施形態の電子ペーパシステム手帳の内部構成を示す内部構成図である。
【図3】第1の実施形態の電子ペーパ表示機能部の内部構成図である。
【図4】第1の実施形態の社内ネットワーク範囲内でのWebサイト情報に対する処理を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態の社外ネットワーク範囲内でのWebサイト情報に対する処理を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態のWebサイトの簡易入力フォームを説明する説明図である。
【図7】第1の実施形態の簡易入力フォームの表示画面例を示す図である。
【図8】第1の実施形態のアクセス制限された社外ネットワークから社内ネットワークへの移行時の処理を示すフローチャートである。
【図9】第1の実施形態のWebサイト情報の表示制御処理を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施形態の表示制御された表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0129】
1…電子ペーパシステム手帳、2…ホルダ部、3…電子ペーパ表示部(シート部)、10…通信機能部、11…アンテナ機能部、12…Webアクセス機能部、13…アクセス制御機能部、20…電子ペーパ制御表示機能部、21…Web表示制御機能部、22…Web動作データ保存機能部、23…Web入力データ保存機能部、30…電子ペーパ表示機能部、40…文字入力機能部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれ表示部への表示制御手段を有する着脱可能な1又は複数の情報表示シート装置と、上記情報表示シート装置のそれぞれを取り付け可能なホルダ手段とを備える情報端末であって、
利用者操作による入力データを取り込む入力手段と、
ネットワークの通信処理を行うと共に、接続しているネットワーク種類を判別する通信手段と、
上記ネットワーク種別に基づいて上記各情報表示シート装置を用いた所定のアクセス先へのアクセス制御を行うアクセス制御手段と、
上記各情報表示シート装置に対応するアクセス先のサイト情報と上記入力手段からの上記入力データとを用いて、対応する上記情報表示シート装置の表示部への表示制御を行うものであって、接続するネットワークのネットワーク種別に応じて異なる表示制御を行う表示制御手段と
を備えることを特徴とする情報端末。
【請求項2】
上記アクセス制御手段が、第1ネットワークに接続する場合、上記各情報表示シート装置のアクセス先へのアクセス処理を行い、第2ネットワークに接続する場合、上記各情報表示シート装置のアクセス先へのアクセス処理を行わないものであることを特徴とする情報端末。
【請求項3】
上記表示制御手段が、
上記アクセス先の上記サイト情報の動作情報を保持する動作情報保持部と、
上記第2ネットワークに接続する場合、上記動作情報保持部から読み出した上記動作情報に基づいてサイト情報を表示させる表示実行部と、
上記入力手段から入力された1又は複数の入力データを保持する入力データ保持手段と
を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報端末。
【請求項4】
上記第2ネットワークから上記第1ネットワークに切り替わったときに、
上記アクセス制御手段が、上記各情報表示シート装置のアクセス先へのアクセス処理を行なうものであり、
上記表示制御手段が、上記入力データ保持手段に保持されている上記各入力データを、上記各情報表示シート装置のアクセス先に対して送信させるものである
ことを特徴とする請求項3に記載の情報端末。
【請求項5】
上記表示制御手段が、第1ネットワークに接続する場合、上記通信手段を通じて、上記各情報表示シート装置のアクセス先から取得したサイト情報を表示させると共に、上記入力データを用いたサイト情報に対する処理を行うものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報端末。
【請求項6】
上記サイト情報が、そのサイト表示画面の表示制御を示す表示制御識別情報を含むものであり、
上記表示制御手段が、上記表示制御識別情報の内容に応じた表示制御を行うものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の情報端末。
【請求項7】
上記表示制御手段が、上記サイト情報の表示画面のうち一部領域の表示消去を指示することを特徴とする請求項6に記載の情報端末。
【請求項8】
上記表示制御手段が、上記サイト情報の表示画面の全部表示消去を指示することを特徴とする請求項6に記載の情報端末。
【請求項9】
上記表示制御手段が、上記サイト情報の表示画面を表示させた後、そのサイト情報のデータを削除することを特徴とする請求項6に記載の情報端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−187282(P2009−187282A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−26517(P2008−26517)
【出願日】平成20年2月6日(2008.2.6)
【出願人】(000000295)沖電気工業株式会社 (6,645)
【Fターム(参考)】