情報管理システム、情報処理端末装置、および情報管理システムプログラム
【課題】個人情報や機密情報が企業内の複数のPCやサーバに分散していても、担当者に特別な負荷をかけることなく、個人情報や機密情報の状態を管理する。
【解決手段】検索結果に基づいて該クライアントが管理対象ファイルを所有していると管理サーバに判断された場合に、第一表示部と積層状態に構成された第二表示部に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示をすると共に、該注意喚起の表示の背景部分により第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行うよう、制御する。
【解決手段】検索結果に基づいて該クライアントが管理対象ファイルを所有していると管理サーバに判断された場合に、第一表示部と積層状態に構成された第二表示部に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示をすると共に、該注意喚起の表示の背景部分により第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行うよう、制御する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子ファイルを含むデータを保持する記憶部と各種表示を行う第一表示部とを有するクライアントと、該クライアントとネットワークを介して相互に通信可能に接続され、予め定められた情報要素を所定数以上保有している管理対象ファイルを該クライアントにおける検索結果に基づいて管理する情報管理サーバと、を備えた情報管理システムであって、
前記クライアントが、
該記憶部におけるデータの中から前記管理対象ファイルを特定して検索する検索手段と、
前記第一表示部と積層状態に構成され、前記検索結果に基づいて該クライアントが前記管理対象ファイルを所有していると前記管理サーバに判断された場合に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示をすると共に、該注意喚起の表示の背景部分により前記第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行う第二表示部と、
をそなえて構成されることを特徴とする情報管理システム。
【請求項2】
前記第一表示部の照明を行う照明手段を更に備え、
前記第二表示部は、前記第一表示部と前記照明手段との間に配置される、
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
【請求項3】
前記照明手段は、前記第二表示部に光源からの照明光を導く導光板と、該導光板の背面に配置される反射板とを備え、
前記第二表示部は、前記導光板と前記反射板との間に配置される、
ことを特徴とする請求項2記載の情報管理システム。
【請求項4】
前記第二表示部は、表示保持特性を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項5】
前記情報管理サーバからの指示に基づいてICタグに対して書き込みを行うICタグライタと、前記情報管理サーバと通信可能に構成されており前記クライアントの設置スペースに配置されたICタグリーダと、をさらにそなえるとともに、前記クライアントにはICタグがそなえられ、
前記情報管理サーバは、前記セキュリティレベルに関する情報を前記ICタグライタを介して前記ICタグに書き込み、
当該クライアントが動作状態になくても前記ICタグリーダからの読み出し要求に応じて、前記ICタグに記録された情報を第二表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項6】
前記情報管理サーバは、前記クライアントから送信されてきた前記検索の結果に基づいて該クライアントにおける該管理対象ファイルを把握し、該管理対象ファイルに対するアクセスログを該クライアントから収集して記録するログ収集手段をさらに備え、
前記情報管理サーバは、前記検索の結果、および、該ログ収集手段によって収集・記録された、該管理対象ファイルに対する該アクセスログに基づいて、前記クライアントのセキュリティレベルを変更あるいは設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項7】
該情報管理サーバが、該管理対象ファイルにかかわる処理/操作を実行したクライアント、もしくは、該記憶部に該管理対象ファイルを保有しているクライアントについては該セキュリティレベルを高く設定してファイルに対するアクセスの制限を厳格化する一方、該管理対象ファイルにかかわる処理/操作を所定期間にわたり実行していないクライアント、もしくは、該記憶部に該管理対象ファイルを保有していないクライアントについては
該セキュリティレベルを低く設定してファイルに対するアクセスの制限を解除もしくは緩和する、
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項8】
前記条件が、特定の個人を識別可能な個人情報要素を所定数以上保有していることであり、
該検索手段が、
判定対象ファイルに含まれるテキストデータを抽出する抽出手段と、
該抽出手段によって抽出されたテキストデータから、区切り文字によって区切られた文字区間を切り出す切出手段と、
該切出手段によって切り出された文字区間における文字列が、予め設定された電話番号判定条件,電子メールアドレス判定条件および住所判定条件のいずれか一つを満たすか否かの判定を行なうことにより、氏名以外の個人情報要素である電話番号,電子メールアドレスおよび住所のうちのいずれか一つに該当するか否かを判定する第1判定手段と、
該第1判定手段によって電話番号,電子メールアドレス,住所のいずれにも該当しないと判定された文字区間における文字の数が所定範囲内であり且つ同文字区間における文字が漢字であるか否かを判定する文字判定手段と、
該文字判定手段によって前記所定範囲内であり且つ漢字であると判定された文字区間について、当該文字区間に含まれる文字もしくは文字列と氏名において出現し得ない漢字もしくは漢字列として予め設定された不適切文字もしくは不適切文字列とを照合することにより、当該文字区間が前記の不適切文字もしくは不適切文字列を含むか否かを判定する照合手段と、
該第1判定手段によって電話番号,電子メールアドレスおよび住所のうちのいずれか一つに該当すると判定された文字区間の数と該照合手段によって前記の不適切文字もしくは不適切文字列を含まないと判定された文字区間の数とをそれぞれ計数し、その計数結果に基づいて、当該判定対象ファイルが個人情報ファイルであるか否かを判定する第2判定手段とをそなえて構成されており、
該検索手段が、該記憶部におけるデータの中から前記所定条件を満たす管理対象ファイルつまり個人情報ファイルを特定して検索する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項9】
電子ファイルを含むデータを保持する記憶部と、
各種表示を行う第一表示部と、
該記憶部におけるデータの中から、予め定められた情報要素を所定数以上保有している管理対象ファイルを特定して検索する検索手段と、
前記第一表示部と積層状態に構成され、所定の表示を実行する第二表示部と、
前記検索手段の検索結果に基づいて、該情報処理端末装置が前記管理対象ファイルを所有している場合に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示を該第二表示部に表示すると共に、該注意喚起の表示の背景部分により前記第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行うよう該第二表示部の表示状態を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理端末装置。
【請求項10】
電子ファイルを含むデータを保持する記憶部と各種表示を行う第一表示部とを有するクライアントと、該クライアントとネットワークを介して相互に通信可能に接続され、予め定められた情報要素を所定数以上保有している管理対象ファイルを該クライアントにおける検索結果に基づいて管理する情報管理サーバと、を備えた情報管理システムとしてコンピュータを機能させる情報管理システムプログラムであって、
前記記憶部におけるデータの中から前記管理対象ファイルを特定して検索する検索手段、
前記第一表示部と積層状態に構成され、前記検索結果に基づいて該クライアントが前記
管理対象ファイルを所有していると前記管理サーバに判断された場合に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示をすると共に、該注意喚起の表示の背景部分により前記第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行う第二表示部、
として前記クライアントのコンピュータを機能させる、
ことを特徴とする情報管理システムプログラム。
【請求項1】
電子ファイルを含むデータを保持する記憶部と各種表示を行う第一表示部とを有するクライアントと、該クライアントとネットワークを介して相互に通信可能に接続され、予め定められた情報要素を所定数以上保有している管理対象ファイルを該クライアントにおける検索結果に基づいて管理する情報管理サーバと、を備えた情報管理システムであって、
前記クライアントが、
該記憶部におけるデータの中から前記管理対象ファイルを特定して検索する検索手段と、
前記第一表示部と積層状態に構成され、前記検索結果に基づいて該クライアントが前記管理対象ファイルを所有していると前記管理サーバに判断された場合に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示をすると共に、該注意喚起の表示の背景部分により前記第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行う第二表示部と、
をそなえて構成されることを特徴とする情報管理システム。
【請求項2】
前記第一表示部の照明を行う照明手段を更に備え、
前記第二表示部は、前記第一表示部と前記照明手段との間に配置される、
ことを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
【請求項3】
前記照明手段は、前記第二表示部に光源からの照明光を導く導光板と、該導光板の背面に配置される反射板とを備え、
前記第二表示部は、前記導光板と前記反射板との間に配置される、
ことを特徴とする請求項2記載の情報管理システム。
【請求項4】
前記第二表示部は、表示保持特性を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項5】
前記情報管理サーバからの指示に基づいてICタグに対して書き込みを行うICタグライタと、前記情報管理サーバと通信可能に構成されており前記クライアントの設置スペースに配置されたICタグリーダと、をさらにそなえるとともに、前記クライアントにはICタグがそなえられ、
前記情報管理サーバは、前記セキュリティレベルに関する情報を前記ICタグライタを介して前記ICタグに書き込み、
当該クライアントが動作状態になくても前記ICタグリーダからの読み出し要求に応じて、前記ICタグに記録された情報を第二表示部に表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項6】
前記情報管理サーバは、前記クライアントから送信されてきた前記検索の結果に基づいて該クライアントにおける該管理対象ファイルを把握し、該管理対象ファイルに対するアクセスログを該クライアントから収集して記録するログ収集手段をさらに備え、
前記情報管理サーバは、前記検索の結果、および、該ログ収集手段によって収集・記録された、該管理対象ファイルに対する該アクセスログに基づいて、前記クライアントのセキュリティレベルを変更あるいは設定する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項7】
該情報管理サーバが、該管理対象ファイルにかかわる処理/操作を実行したクライアント、もしくは、該記憶部に該管理対象ファイルを保有しているクライアントについては該セキュリティレベルを高く設定してファイルに対するアクセスの制限を厳格化する一方、該管理対象ファイルにかかわる処理/操作を所定期間にわたり実行していないクライアント、もしくは、該記憶部に該管理対象ファイルを保有していないクライアントについては
該セキュリティレベルを低く設定してファイルに対するアクセスの制限を解除もしくは緩和する、
ことを特徴とする、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項8】
前記条件が、特定の個人を識別可能な個人情報要素を所定数以上保有していることであり、
該検索手段が、
判定対象ファイルに含まれるテキストデータを抽出する抽出手段と、
該抽出手段によって抽出されたテキストデータから、区切り文字によって区切られた文字区間を切り出す切出手段と、
該切出手段によって切り出された文字区間における文字列が、予め設定された電話番号判定条件,電子メールアドレス判定条件および住所判定条件のいずれか一つを満たすか否かの判定を行なうことにより、氏名以外の個人情報要素である電話番号,電子メールアドレスおよび住所のうちのいずれか一つに該当するか否かを判定する第1判定手段と、
該第1判定手段によって電話番号,電子メールアドレス,住所のいずれにも該当しないと判定された文字区間における文字の数が所定範囲内であり且つ同文字区間における文字が漢字であるか否かを判定する文字判定手段と、
該文字判定手段によって前記所定範囲内であり且つ漢字であると判定された文字区間について、当該文字区間に含まれる文字もしくは文字列と氏名において出現し得ない漢字もしくは漢字列として予め設定された不適切文字もしくは不適切文字列とを照合することにより、当該文字区間が前記の不適切文字もしくは不適切文字列を含むか否かを判定する照合手段と、
該第1判定手段によって電話番号,電子メールアドレスおよび住所のうちのいずれか一つに該当すると判定された文字区間の数と該照合手段によって前記の不適切文字もしくは不適切文字列を含まないと判定された文字区間の数とをそれぞれ計数し、その計数結果に基づいて、当該判定対象ファイルが個人情報ファイルであるか否かを判定する第2判定手段とをそなえて構成されており、
該検索手段が、該記憶部におけるデータの中から前記所定条件を満たす管理対象ファイルつまり個人情報ファイルを特定して検索する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の情報管理システム。
【請求項9】
電子ファイルを含むデータを保持する記憶部と、
各種表示を行う第一表示部と、
該記憶部におけるデータの中から、予め定められた情報要素を所定数以上保有している管理対象ファイルを特定して検索する検索手段と、
前記第一表示部と積層状態に構成され、所定の表示を実行する第二表示部と、
前記検索手段の検索結果に基づいて、該情報処理端末装置が前記管理対象ファイルを所有している場合に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示を該第二表示部に表示すると共に、該注意喚起の表示の背景部分により前記第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行うよう該第二表示部の表示状態を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする情報処理端末装置。
【請求項10】
電子ファイルを含むデータを保持する記憶部と各種表示を行う第一表示部とを有するクライアントと、該クライアントとネットワークを介して相互に通信可能に接続され、予め定められた情報要素を所定数以上保有している管理対象ファイルを該クライアントにおける検索結果に基づいて管理する情報管理サーバと、を備えた情報管理システムとしてコンピュータを機能させる情報管理システムプログラムであって、
前記記憶部におけるデータの中から前記管理対象ファイルを特定して検索する検索手段、
前記第一表示部と積層状態に構成され、前記検索結果に基づいて該クライアントが前記
管理対象ファイルを所有していると前記管理サーバに判断された場合に、該管理対象ファイルを所有することを示す注意喚起の表示をすると共に、該注意喚起の表示の背景部分により前記第一表示部の表示に対する照明光を遮断する表示を行う第二表示部、
として前記クライアントのコンピュータを機能させる、
ことを特徴とする情報管理システムプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公開番号】特開2009−230763(P2009−230763A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−157503(P2009−157503)
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【分割の表示】特願2007−223121(P2007−223121)の分割
【原出願日】平成19年8月29日(2007.8.29)
【出願人】(592112938)クオリティ株式会社 (121)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【分割の表示】特願2007−223121(P2007−223121)の分割
【原出願日】平成19年8月29日(2007.8.29)
【出願人】(592112938)クオリティ株式会社 (121)
【Fターム(参考)】
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