説明

情報管理システム

【課題】 地図情報に文字や画像等を対応付けたアルバムデータを携帯電話等の端末で容易に作成して登録し、管理等を行えるようにすること。
【解決手段】 アルバムデータを登録するユーザは、撮影機能付き携帯電話等の情報端末1を介してアルバムサービスサーバ10にアクセスする。ユーザは、自分の所在地に関する地図情報を検索すると共に、地図情報に対応付けるコメントや写真等をサービスサーバ10に送信する。地図、文字、画像の情報は対応付けられてアルバムデータとなり、アルバムデータベース71に登録される。アルバムデータが登録されると、予め設定された所定のメンバーに対して、案内通知の電子メールが発信される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地図情報と地図情報以外の情報とを対応付けて管理し、所定の権限を有するユーザに提供することができる情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、目的地とする住所や最寄り駅の名称等を入力してインターネット上に設置された地図情報サーバを検索し、所望の地図画像を表示させるようにした地図情報提供サービスは従来より知られている。ユーザは、待ち合わせ場所や目的地の地図画像を検索して、画面で確認することができる。
【0003】
また、例えば、特許文献1や特許文献2等に開示されているように、検索により得られた地図画像を電子メールに添付したり、あるいは地図情報データベースでの地図画像の所在を特定する情報(URL:Uniform Resource Locator)を電子メールの本文中にリンクさせたりして、他のユーザに連絡することもできる。
【0004】
【特許文献1】特開平11−259390号公報
【特許文献2】特開2001−188734号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来技術では、相手方の端末に地図画像と地図画像以外の文字情報や画像情報とを送信する場合、添付ファイルとして電子メールに添付したり、あるいは、リンク情報を本文中に記述しなければならず、使い勝手が悪い。
【0006】
一方、携帯電話の情報処理能力が向上し、多機能化が進展している。近年の携帯電話は、従来の音声による会話やデータ通信機能のほかに、撮像機能まで備えた携帯情報端末として普及している。ところが、従来の地図情報提供サービスでは、上述のように、電子メールに添付等される地図画像を使い捨ての情報として提供しているに過ぎず、高機能化が進んだ携帯電話、携帯情報端末の機能を活かしていない。
【0007】
また、ユーザは、携帯電話で撮像した画像や地図情報サービスから入手した地図画像を電子メールに添付して送信することにより、友人や知人等にその日の出来事等を随時連絡することができる。これにより、ユーザの属する集団(コミュニティ)の中で、旅先の想い出等の各種情報を共有することができる。しかし、電子メールの受信者間でしか情報を共有することができない。従って、新たな友人や知人等と過去の情報を共有するには、過去に送信された電子メールを新たな友人達に転送等する必要があり、手間がかかる。また、電子メールの場合は、当然の事ながら、自分の端末内に保存されている情報しか閲覧することができず、必要なときに必要な情報を取り出して閲覧することができない。
【0008】
もっとも、情報交換のためのウェブサイトを設け、このウェブサイト上に各種の情報を保存して公開すれば、友人や知人が変動する場合でも、集団内で情報を共有することができる。しかし、ウェブページを作成してウェブサイトにアップロードするのは手間がかかり、使い勝手が悪い。
【0009】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、その目的は、種々の情報、例えば地図情報と他の情報などを関連付けて保存でき、後から閲覧することができる情報管理システムを提供することにある。本発明の他の目的は、複数のユーザでこれらの情報を共有することができる情報管理システムを提供することにある。本発明の更なる目的は、後述する実施の形態から明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決すべく、本発明に係る情報管理システムは、情報登録装置と情報提供装置とを備えている。情報登録装置は、所定の情報端末によって通信ネットワークを介して情報を閲覧するための閲覧用情報を生成し、所定の記憶領域に登録する。情報提供装置は、記憶領域に登録された閲覧用情報を所定のユーザに提供する。
【0011】
情報管理システムは、更に、閲覧用情報が記憶領域に登録された場合には、所定のユーザの少なくとも一部に案内通知を送信する。即ち、閲覧用情報が記憶領域に登録されて閲覧可能になったことを、所定の者に通知することにより閲覧を促す。ここでいう登録には、新規登録および既登録情報の更新登録の双方を含む。案内通知は、代表的には電子メールによって行われる。案内通知の電子メールには、閲覧用情報を特定するための情報(例えば、閲覧用情報のURL等)を記載しておく。
【0012】
ユーザは、例えば、データ通信機能付きの各種情報端末(テレビジョン受像器、ゲーム機、携帯電話、携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、固定電話、ファクシミリ装置等)を介して、閲覧用情報を閲覧することができる。なお、閲覧用情報は、ユーザの情報端末に直接的に送信することもできるほか、他のサーバ等に転送することもできる。
【0013】
情報端末、地図情報提供装置、情報登録装置及び情報提供装置は、それぞれ通信ネットワークを介して双方向のデータ通信が可能に接続される。また、地図情報提供装置、情報登録装置及び情報提供装置は、同一のコンピュータ(サーバ)内に形成することもできるし、それぞれ異なるコンピュータ上に実現させることもできる。
【0014】
「閲覧用情報」は、情報管理システムに登録された情報の閲覧に要求される情報であり、以下で説明する通り、閲覧対象となる種々の情報の所在や、情報間の対応付け、情報に対するアクセス権限のレベル、期間制限などを含む。閲覧用情報は、種々のタイミングで生成可能である。一つの方法は、提供されるべき種々の情報自体と、これらの各情報間の対応関係とをそれぞれ別々に登録しておき、情報端末から閲覧要求があった場合に、それぞれの情報を読み出して、情報端末に提供するものである。閲覧用の画面を生成して提供してもよいし、画面の生成自体は情報端末側で行うようにしてもよい。他の一つの方法は、地図情報及び地図情報以外の情報を情報登録装置に登録するときに、閲覧用の画面(最終的な閲覧用情報)を予め生成して登録しておくものである。
【0015】
閲覧用情報は、例えば、地図情報と該地図情報以外の情報とを対応づける情報とすることができる。こうすることで、地図情報を含む種々の情報を、簡易に交換したり複数のユーザ間で共有したりすることが可能となる。
【0016】
好適な実施形態では、さらに地図情報提供装置を備える。地図情報提供装置は、検索要求に応じて、所定範囲の地図情報を提供する。
【0017】
ここで、「地図情報」とは、地図サーバから通信ネットワークを介して必要な範囲の地図データが必要な時に情報端末に配信される場合を含むほか、CD-ROMやメモリ等の記録媒体に記録されている地図データを情報端末が読み出して使用する場合も含む。即ち、後者の場合は、情報端末に接続された記録媒体から、情報端末が地図データを読み出して用いる。さらに、地図情報には、平面図、俯瞰図、鳥瞰図、立体図等の種々の表現形式があるが、地図情報として鳥瞰図や立体図等が提供されている場合は、ユーザが地図の表現形式を選択可能であるのが好ましい。そして、地図の縮尺も手動または自動で設定されるのが好ましい。
【0018】
地図情報提供装置は、例えば、メッシュサイズの異なる多数の地図ファイルを階層化してなるデータベースを有し、検索要求に応じて、所定範囲の地図情報を提供する。例えば、ユーザが所望の場所の住所や電話番号等を情報端末を介して入力すると、その住所や電話番号に該当する所在地を含んだ所定範囲の地図が検索されて提供される。
【0019】
あるいは、地図情報提供装置は、ユーザの現在の位置情報を受信することにより、所定範囲の地図情報を検索して提供することもできる。ユーザの現在の位置情報としては、例えば、ユーザが移動体情報端末を携帯する場合の最寄り基地局の所在地や、GPS(Global Positioning System)内蔵の情報端末の場合の位置データを挙げることができる。地図情報提供装置が提供する地図の範囲(縮尺等)は、ユーザの操作により適宜変更することができる。
【0020】
情報登録装置は、ユーザが情報端末を介して入力した種々の情報を対応付けて閲覧用情報を生成し、この閲覧用情報を所定の記憶領域に記憶させる。上述した通り、地図情報を含めることもできる。ユーザが入力する情報は地図情報以外の情報であり、例えば、文字情報、画像情報、音声情報、音楽情報を挙げることができる。
【0021】
HDD等の大容量記憶装置内には、各ユーザ毎に又は各グループ毎にそれぞれ専用の記憶領域(ディレクトリ)が設定されており、この専用の記憶領域内に一つ又は複数の閲覧用情報が記憶される。なお、閲覧用情報は、例えば、HTMLやXMLのような言語で作成することができる。
【0022】
そして、情報提供装置は、アクセスしてきた情報端末に対して閲覧用情報を提供するため、これにより、ユーザ等は、登録された閲覧用情報を容易に閲覧することができる。なお、情報提供装置は、例えば、WWWサーバとして構成することができる。
【0023】
閲覧用情報には、閲覧権限のレベルを示すアクセス制御情報を対応付けもよい。アクセス制御情報は、閲覧用情報へのアクセスを制御するものであり、閲覧権限のレベルが設定されている。情報提供装置は、例えば、「閲覧不可」のレベルに設定されている閲覧用情報は外部に対して公開せず、その情報の作成者のみに閲覧させることができる。
【0024】
アクセス制御情報を含めることにより、情報の閲覧を一部のユーザに制限することができる。かかる場合には、閲覧用情報が登録された旨の案内通知は、アクセス制御情報で設定された閲覧権限レベルに応じて送信するようにしてもよい。
【0025】
例えば、予め登録された全メンバーに公開する設定の場合は、全員に対して案内通知を送信し、一部のメンバーだけに公開する設定の場合は、その一部のメンバーだけに案内通知を送信する。
【0026】
ユーザが所定の権限を有するか否かは、例えば、電子メールアドレスや認証情報(ID、ログイン名、パスワード等)で判別することができる。
【0027】
アクセス制御情報は、閲覧用情報単位で対応付けることができる。この場合、情報提供装置は、アクセス制御情報を参照し、閲覧権限レベルに応じて閲覧用情報を提供する。
【0028】
また、アクセス制御情報には、閲覧用情報を構成する各情報のそれぞれについて閲覧権限レベルを設定することもできる。そして、情報提供装置は、アクセス制御情報を参照し、各閲覧権限レベルに応じて閲覧用情報の全部または一部を提供することも可能である。
【0029】
例えば、地図情報は全員に公開するが、文字情報と画像情報は所定のメンバーだけに公開する等のように、情報の種別毎に閲覧権限レベルを設定することができる。さらに、文字情報の一部(例えば、氏名等)は公開するが残り(住所や勤務先等)は非公開にする等のように、同一種類の情報でも、項目毎に閲覧権限レベルを設定することもできる。
【0030】
閲覧用情報には、閲覧可能期間を示す期間情報を対応付けてもよい。この場合、情報提供装置は、期間情報で許容される期間内においてのみ閲覧用情報を提供する。
【0031】
例えば、「3日間のみ閲覧可」、「2週間のみ閲覧可」等のように、閲覧可能期間を設定することもできる。この期間限定は、閲覧対象者の種別に応じて違えることもできる。あるいは、案内通知の発信日時を事前に指定することも可能である。例えば、指定した日時に所定のメンバーに案内通知を送信することにより、より使い勝手が向上する。
【0032】
本発明は、コンピュータを用いて上述の情報管理システムや地図情報提供システムで実現される種々の機能を提供することにより、情報登録方法、情報提供方法、地図情報提供方法などの発明として構成してもよい。本発明は、さらに、これらの機能をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラムとして捉えることもできる。このプログラムは、例えば、CD-ROM、HDD、メモリ等の記録媒体に固定するなどして配布することもできるし、通信ネットワークを介して配信することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
図1〜図14に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。
【0034】
1. 第1の実施の形態
図1〜図9は本発明の第1の実施の形態に係り、まず、図1は、本実施の形態に係る情報管理システムをアルバムサービスシステムに用いた場合の全体概要を示す構成説明図である。
【0035】
本システムは、それぞれ後述するように、送信者側の情報端末1及び閲覧者側の情報端末2と、アルバムサービスサーバ(以下、「サービスサーバ」と略記する場合もある)10とを備えている。以下の説明では、アルバムデータを生成して登録する者(送信者)をユーザと呼び、登録されたアルバムデータを閲覧する者(閲覧者)をメンバーと呼んで便宜上区別する。
【0036】
情報端末1,2は、例えば、携帯電話として構成されている。携帯電話等の携帯情報端末に本発明は好適に用いられるが、これに限らず、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータやディジタルカメラ等の他の端末を用いることもできる。情報端末1,2は、それぞれ、表示部1A,2Aと、操作部1B,2Bとを備えており、インターネットや無線通信網等の通信ネットワークCNを介してサービスサーバ10と双方向通信可能に接続されている。
【0037】
サービスサーバ10は、アルバムデータ登録部20,アルバム閲覧部30,通知部40,地図情報管理部50,デザイン管理部60,アルバム管理部70及び会員情報管理部80を備えている。
【0038】
アルバムデータ登録部20は、情報端末1からの操作に応じて、アルバムデータを生成し、所定の記憶領域に登録するものである。図2に示すように、アルバムデータ登録部20は、複数の機能21〜27を有する。
【0039】
なお、ここで、アルバムデータ登録部20は、例えば、CGI(Common GatewayInterface)等の手段を介して、WWWサーバと連係動作するようになっており、情報端末1は、ウェブブラウザを介してアルバムデータ登録部20に各種の入力を行うように構成されている。
【0040】
新規会員登録や会員登録内容の変更を行う場合、ユーザは、所定事項を入力する。会員登録入力機能21は、ユーザが入力した事項を会員情報管理部80に引き渡す。会員情報管理部80は、会員データベース(図中「DB」と略記)81を更新させる。
【0041】
次に、ユーザは、例えば、目的地の住所や郵便番号あるいは電話番号の全部又は一部を、情報端末1を介して地図検索情報入力機能22に入力することにより、地図情報の検索をすることができる。もし、情報端末1がGPS機能を有する場合は、GPS機能により検出された経度緯度の情報を検索情報として用いることもできる。地図検索情報入力機能22に入力された検索情報は、地図情報管理部50に引き渡される。地図情報管理部50は、入力された検索情報に基づいて地図データベース51を検索し、所定範囲の地図情報を検出してアルバムデータ登録部20に返す。
【0042】
ここで、地図データベース51には、通常の平面図のほかに、俯瞰図、鳥瞰図、立体図等の他の表現形式の地図を格納させることができる。そして、例えば、初期設定では平面図を自動的に選択し、ユーザが手動で他の表現形式の地図を選択するようにすることができる。また、例えば、平面図と鳥瞰図のように、表現形式の異なる複数種類の地図を関連づけてアルバムデータに登録できるようにしてもよい。さらに、地図の縮尺は、手動または自動で設定できるようになっている。また、例えば、平面図は大縮尺で鳥瞰図は小縮尺で表示させる等のように、複数種類の地図の縮尺を違え、かつ、それぞれの縮尺を手動または自動で変更できるようにしてもよい。
【0043】
ユーザは、地図情報に関連付ける文字情報を、文字入力機能23を介して入力することができる。文字情報としては、例えば、タイトルやコメント(説明や感想等)を挙げることができる。
【0044】
さらに、ユーザは、画像入力機能24を介して、所望の画像を地図情報に関連付けることができる。例えば、情報端末1が撮像機能を備えている場合は、情報端末1により撮像した画像情報を画像入力機能24を介してサービスサーバ20にアップロードすることができる。あるいは、情報端末1がPCカードやメモリ等の記録媒体からデータ読取りが可能な場合は、記録媒体に記録されている画像情報をサービスサーバ20にアップロードすることもできる。また、サービスサーバ20内に予め用意されている画像情報(例えば、アイコンや背景画像等)を選択して使用することも可能である。
【0045】
ユーザは、デザイン選択機能25を利用することにより、地図情報、文字情報及び画像情報からなるアルバムデータのレイアウトを選択できる。例えば、デザイン管理部60を介して、デザインデータベース61内に予め用意された複数のレイアウトの中から所望のレイアウトを選択したり、選択したレイアウトをカスタマイズすることもできる。選択するレイアウトは1つに限定されない。例えば、画面サイズの大きなパーソナルコンピュータ用のレイアウトと、画面サイズの小さな携帯情報端末用のレイアウトとの2種類のレイアウトを選択することもできる。
【0046】
または、ビジネスを目的に使用するアルバムとプライベートなアルバムとで、選択可能なレイアウトを変えるようにすることもできる。具体的には、ビジネス目的のアルバムの場合は、利用可能なデータサイズを大きくし、複数の画像を貼り付けられるようにしてもよい。また、1つのアルバムに登録可能なアルバムデータの最大値も目的等に応じて変えることができる。
【0047】
ユーザは、配信先指定機能26を介して、アルバムデータの閲覧を許可するメンバーの指定や閲覧権限レベルの設定を行うことができる。ユーザは、会員データベース81に予め登録された複数のメンバー又は未登録の第三者の全員又は一部の者に対して、アルバムデータの閲覧を許可することができる。例えば、「家族のみ閲覧可」、「友人のみ閲覧可」、「誰でも閲覧可」、「家族は全て閲覧可」、「第三者は画像の閲覧不可」等のように、アルバムデータの全体又は一部について、閲覧権限のレベルを設定することができる。
【0048】
アルバムデータの閲覧を許可するメンバーの情報と閲覧権限レベルの情報は、会員情報管理部80に引き渡される。会員情報管理部80は、会員データベース81の登録内容を更新する。
【0049】
ユーザが投稿(登録)を指示すると、アルバムデータ登録機能27は、アルバムデータとレイアウト情報や配信先及び閲覧権限レベルの情報とを関連付けて、アルバム管理部70に引き渡す。アルバム管理部70は、アルバムデータをアルバムデータベース71に登録する。地図検索情報は、緯度・経度の情報あるいはメッシュ番号等として登録される。
【0050】
図3は、会員データベース81及びアルバムデータベース71の記憶内容の一例を示す説明図である。
【0051】
図3(a)に示すように、会員データベース81には、各会員を識別するための識別情報(ID)と、会員の氏名及び住所と、電子メールアドレス(e-mail)と、サービスサーバ20にログインしてアルバムサービスを利用するための認証情報(パスワード)と、各会員に割り当てられているアルバム記憶領域のアドレスと、アルバム全体の閲覧権限レベル(公開、非公開の別)と、アルバムの閲覧等を許可するメンバーのリスト等が対応付けられて記憶されている。
【0052】
図3(b)に示すように、アルバムデータベース71は、各会員のアルバムを管理するものであり、各アルバムのコンテンツ、即ち、各アルバムデータを管理する。図3(b)に示すように、ある会員のアルバムのアルバムデータベース71には、各アルバムデータ毎に、アルバムデータのタイトルと、アルバムデータの格納先アドレスと、データサイズと、アルバムデータの閲覧権限レベルと、アルバムデータの登録日(投稿日)と、閲覧された回数(参照回数)と、アルバムデータ中に表示される地図情報へのリンク情報と、アルバムデータのレイアウト情報等とが対応付けられている。
【0053】
次に、図4は、アルバムデータ登録部20が提供する画面構成の一例を示す説明図である。
【0054】
アルバムサービスの登録会員であるユーザがサービスサーバ10にアクセスし、所定の認証が完了して自分のアルバムメニューに到達すると、情報端末1の表示部1Aには、図4(a)のような画面が表示される。
【0055】
アルバムメニューには、アルバムデータの一覧が表示される(G1)。各アルバムデータのタイトル名の一端側には、データを選択するためのチェックボックスがそれぞれ設けられており(G2)、他端側には、参照回数の表示部がそれぞれ設けられている(G
3)。また、アルバムメニューには、登録済みアルバムデータの編集メニューに移行するための編集ボタンG4と、アルバムデータを削除するための削除ボタンG5と、新規アルバムデータを登録するための投稿ボタンG6と、取消ボタンG7とが設けられている。
【0056】
図4(b)は、新規なアルバムデータを登録するための投稿画面である。投稿画面には、住所や郵便番号あるいは緯度・経度等の位置情報を表示する位置情報表示欄G8と、位置情報に応じた範囲の地図情報が表示される地図表示部G9と、アルバムデータの閲覧を案内する配信先や閲覧権限レベル等を設定するための配信先選択部G10と、コメント文を入力するためのコメント入力部G11と、画像を添付するための画像添付部G12とを備えている。
【0057】
配信先選択部G10について一例を詳述すると、配信先選択部G10は、いわゆるプルダウン式メニューになっている。例えば、配信先選択部G10を操作すると、予め登録された友人や知人又はグループの名称が一覧形式で出現する。ユーザは、この一覧表示されたメンバー又はグループ(1人又は複数人のメンバーの集合体)から一つ又は複数のメンバー又はグループを、アルバムデータの閲覧許可を与える者として選択することができる。
【0058】
地図情報、コメント及び添付画像の入力が完了すると、ユーザは、投稿を確定するための投稿ボタンG13を操作する。これにより、新たなアルバムデータがユーザのアルバムに追加される。投稿を取り消す場合、ユーザは、取消ボタンG14を操作する。
【0059】
図5は、アルバムサービスに新たなアルバムデータを登録する場合の処理の概要を示すフローチャートである。図中、ステップを「S」と略記する。
【0060】
まず、ユーザは、情報端末1を操作し、通信ネットワークCNを介してサービスサーバ10にアクセスする(S1)。サービスサーバ10は、情報端末1がアクセスすると、トップメニューを表示し、認証情報の入力を求める(S2)。ユーザは、会員IDやパスワード等の所定の認証情報を情報端末1からサービスサーバ10に送信する(S3)。もしも、例えば、パスワードの入力ミス等で認証が失敗した場合には(S4:NO)、認証情報の再入力等を求めるエラー処理を実行する(S5)。
【0061】
認証が成功した場合、ユーザは、例えば、以下のようにして、新たなアルバムデータを生成する(S6〜S11)。まず、ユーザは、位置情報を入力して(S6)、サービスサーバ10に地図情報を検索させる(S7)。次に、ユーザは、地図情報に関連付けられる文字(コメント)を入力する(S8)。さらに、ユーザは、地図情報に関連付けられる画像を添付する(S9)。これにより、地図情報、文字情報、画像情報からなる新たなアルバムデータが生成される。そして、ユーザは、アルバムデータの閲覧を許可するメンバーや閲覧権限レベル(公開レベル)等を設定する(S10)。また、アルバムデータ閲覧時のデザイン(レイアウト)も選択する(S11)。
【0062】
なお、アルバムデータの生成順序は、上記に限定されない。例えば、最初にデザインを選択してから、地図情報や文字情報等を入力等してもよく、ユーザは所望の順序でデータを選択又は入力することができる。また、コメントや画像、地図はそれぞれ1つに限らず、複数の画像や地図情報をアルバムデータに含めることもできる。
【0063】
アルバムデータの生成が完了した場合、ユーザは、投稿ボタンG13を操作する(S12:YES)。これにより、サービスサーバ10は、地図情報、文字情報、画像情報、配信先、公開レベル、レイアウト等を対応付けて、アルバムデータベース71に登録する(S14)。このようにして、新規に生成されたアルバムデータは、ユーザのアルバム内に追加登録される。ユーザは、アルバム操作の終了を希望するまで(S13:YES)、引き続きアルバムデータを作成できる。
【0064】
アルバムへの登録が行われると、サービスサーバ10は、ユーザが指定した配信先の各メンバーに対して、電子メールによる案内通知を発信する(S15)。この電子メールは、例えば、「**さんのアルバムに新投稿「タイトル名:実家から」がありました。」等のような案内文と、ユーザのアルバムへのURLとを含めて構成することができる。
【0065】
このような案内通知を受信したメンバーは、図6に示すような閲覧処理によって、アルバムデータを閲覧する。
【0066】
案内通知を受領したメンバーは(S21)、情報端末2を介してサービスサーバ10のアルバムにアクセスする(S22)。サービスサーバ10は、アクセスされたアルバムの公開レベル(アルバム全体に設定されている閲覧権限レベル)を検査し、公開か限定公開(非公開も含む)かを判定する(S23)。アルバムの閲覧が制限されている場合は(S23:YES)、認証情報の入力をユーザに要求する(S24)。情報端末2から認証情報が入力されると(S25)、サービスサーバ10は、認証情報の照合を行い、閲覧権限を有するメンバーであるか否かを判定する(S26)。認証が不成功の場合は、エラー処理を行う(S27)。
【0067】
閲覧権限を有するメンバーがアクセスした場合は(S26:YES)、ユーザのアルバムメニューを表示する(S28)。このアルバムメニューには、図7,図8と共に後述するように、アルバムデータの一覧が表示される。
【0068】
メンバーは、所望のアルバムデータを選択する(S29)。サービスサーバ10は、レイアウト情報を参照して地図情報、文字情報及び画像情報を所定位置に配置して、アルバムデータをメンバーに提供する(S30)。メンバーは、閲覧操作を終了するまで(S
31)、他のアルバムデータを閲覧できる。メンバーが閲覧を終了すると(S31:YES)、サービスサーバ10は、アルバムの参照回数を変更するために、アルバムデータベース71を更新する(S32)。
【0069】
次に、図7,図8は、アルバムデータの閲覧画面の一例を示す。図7は、画面サイズの小さな携帯情報端末等に好適な画面レイアウトであり、図8は、画面サイズの大きなパーソナルコンピュータ等に好適な画面レイアウトである。
【0070】
まず、図7を参照する。図7(a)は、あるユーザのアルバムメニュー画面である。アルバムメニューには、登録されているアルバムデータのタイトル一覧が表示されている。メンバーは、所望のタイトルを選択することにより、選択したタイトルのアルバムデータを閲覧することができる。
【0071】
図7(b)は、あるタイトルを選択したときに表示されるアルバムデータの表示画面例である。携帯情報端末等の画面サイズが小さい端末でアルバムデータを表示させるために、表示画面は階層化されている。まず、最初の画面には、アルバムデータのタイトル名と、添付された画像と、コメントとが表示される。コメントの文字数が多い場合は、画面をスクロールして閲覧する。また、画面中には、アルバムデータの一部を構成する地図情報へ移動するためのボタンG21が表示されている。
【0072】
メンバーがボタンG21を操作すると、図7(c)に示すように、地図画面に移動する。この地図画面は、地図情報管理部50を介して地図データベース51から地図画像が提供されるものである。表示される地図は、地図情報管理部50を介して地図データベース51にリンクしている。従って、ボタンG22,G23を操作することにより、地図の拡大、縮小を自由に行うことができる。また、図示はしていないが、地図をスク
ロールさせて、表示外の部分に移動することもできる。
【0073】
図8は、画面サイズが大きい場合のレイアウトを示す。図8(a)に示すように、アルバムデータのタイトルをアルバムデータに関連する地図上の位置に割り付けて配置することにより、アルバムメニューを生成することができる。
【0074】
また、地図の縮尺に応じて、タイトルの表示方法を変えることもできる。例えば、小縮尺の全国図上では、関東、関西等の大きな地域ブロック単位でアルバムデータの登録数を表示し、縮尺を上げるにつれて、地図上の各位置にアルバムタイトルを表示させるようにすることができる。さらに、アルバムタイトルに加えて、アルバムデータ中の画像(ユーザが撮像した画像等)の縮小画像(サムネイル画像)又はアイコンを表示させてもよい。
【0075】
メンバーが所望のタイトル名を選択すると、図8(b)に示すように、コメント、画像及びより詳細な地図情報からなるアルバムデータが表示される。
【0076】
本実施の形態は以上のように構成されるため、情報端末1から入力した文字や画像の情報と地図情報とを簡単に対応付けてアルバムデータを生成することができる。そして、アルバムデータをサービスサーバ10に登録して他のメンバーに閲覧させることができる。
【0077】
従って、例えば、撮影機能及びネットワーク通信機能を備えた携帯電話を所有するユーザは、旅先等からサービスサーバ10にアクセスすることにより、旅先等で撮影した画像に訪問地の地図と旅行の感想とを対応付けて、自分のアルバムに簡単に登録することができる。
【0078】
これにより、旅行記や日記等を簡単にディジタルコンテンツとしてアルバムデータベース71に登録することができ、自己の生活の記録を手軽に管理編集することができ、また、友人等に閲覧させることもできる。従来のように、友人等に画像付き電子メールで旅行記等を配信する場合よりも手軽である。また、電子メールシステムでは、単にメールサーバ内で電子メールを管理保存しているに過ぎず、電子メールを配信された者以外のメンバーに後から閲覧等させたり、内容の編集が面倒である。しかし、本実施の形態では、地図、文字及び画像を対応付けた情報を容易に登録し、編集し、管理することができる。
【0079】
また、アルバムデータが登録された場合には、サービスサーバ10から登録されたメンバーに対して自動的に案内通知を発信するため、ユーザが各メンバーに連絡する必要がなく、メンバーに簡単に閲覧させることができる。
【0080】
さらに、アルバムの公開・非公開(限定公開)のようなアクセス制御を行うため、ユーザとの間に一定の信頼が確立されていない第三者がアルバムを閲覧等するのを未然に防止することができ、使い勝手が向上する。
【0081】
2. 第2の実施の形態
次に、図9及び図10に基づいて、本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、アルバムデータ及びアルバムデータを構成する各データ(地図情報、文字情報、画像情報)毎にアクセス制御を行う点にある。
【0082】
図9は、本実施の形態による閲覧処理のフローチャートである。本処理では、アルバムへのアクセスが許可されて(S26:YES)、アルバムメニューが表示された後で(S28)、メンバーがアルバムデータを選択する場合に、閲覧権限レベルに応じて認証作業を行う(S41〜S43)。また、S41〜S43の処理は、選択されたアルバムデータ中の各データの閲覧時にも適用される。
【0083】
つまり、アルバム自体へのアクセス制限とは別に、各アルバムデータへのアクセス制限をそれぞれ設定することができる。図10(a)に示すように、ユーザが閲覧制限を設定したアルバムデータには、例えば「秘」等のような表示が付加される。なお、このような閲覧制限を示す表示は省略してもよい。
【0084】
閲覧制限を設定されたアルバムデータをメンバーが選択すると、図10(b)に示すように、コメントだけが表示され、画像及び地図の閲覧に対しては認証情報(典型的にはパスワード)の入力が求められる。メンバーが所定の認証情報を入力すると、図10(c)に示すように、閲覧制限の設定されていた他の情報(地図及び画像)が表示される。
【0085】
このように、ユーザは、アルバムを構成する各アルバムデータ毎に閲覧制限を設定することができ、さらに、アルバムデータを構成する各データ毎にも閲覧制限を設定することができる。従って、より細やかなアクセス制御によって使い勝手が向上する。
【0086】
3. 第3の実施の形態
図11は、本発明の第3の実施の形態に係るアルバムデータの登録処理を示すフローチャートである。
【0087】
本実施の形態では、GPS機能を備えた情報端末を前提とし、地図情報を検索する際に、GPSデータをサービスサーバ10に送信する(S51)点に特徴がある。
【0088】
情報端末内に予めGPS機能が内蔵されている場合に限らない。別体のGPS装置と無線または有線で接続可能な情報端末であったもよい。また、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)のように、無線基地局が比較的多数配置されている移動体通信端末の場合は、交信エリアに存在する無線通信基地局を識別する情報をサービスサーバ10に送信することにより、地図情報を検索することもできる。
【0089】
4.第4の実施の形態
図12は、本発明の第4の実施の形態の概念図である。本実施の形態の特徴は、複数のユーザでアルバムを共有する点にある。
【0090】
図12(a)は、共有アルバムのメニュー画面である。複数のユーザは、それぞれの情報端末1を介してアルバムデータを投稿することができる。アルバムデータの登録・閲覧処理の主要部は、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を割愛する。
【0091】
図12(b)に示すように、地図上に表示された建物やアイコン等を選択すると、アルバムタイトル、投稿日、投稿者、投稿内容に賛同する者の数等が一覧形式で表示される。
【0092】
本実施の形態では、複数のユーザでアルバムを共用するため、例えば、ユーザ数、アルバムの運用歴、アルバムの目的等によっても相違するが、個人ユーザのプライベートアルバムよりは投稿数が多くなる。従って、地図上にアルバムタイトルを全て表示させると視認性が低下するため、図12(b)に示すように、階層化している。但し、本発明はこれに限定されない。例えば、最新の所定数のアルバムタイトルを表示させるようにすることもできる。
【0093】
本実施の形態によれば、複数ユーザによってアルバムを共用できるため、例えば、地域や職場等のコミュニティ情報等を容易に集積し管理し配信することができる。
【0094】
5.第5の実施の形態
図13及び図14を参照して本発明の第5の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、最新の地図データ以外に過去の地図データも利用してアルバムデータを生成できる点にある。
【0095】
図13に示すように、ユーザは、住所、電話番号、緯度経度等によって目的とする範囲の地図データを検索し、アルバムデータに利用することができる。
ここで、本実施形態の地図データベース51は時間軸を有しており、時間的に年代的に異なる種類の地図データベース51(1)〜(n)を備えている。
【0096】
従って、ユーザは、所望の地理的空間を特定するための空間特定情報(例えば、緯度経度や住所等)に加えて、所望の時期を特定するための時間特定情報(例えば、西暦や和暦による年代指定等)を入力することにより、時間的に異なる種類の地図データを利用することができる。
【0097】
図14に示すように、アルバムデータベース71には、各年代の各地図データベースで所定範囲の地図データを特定するためのメッシュ番号と、地図データに対応づけられる地図データ以外の文字情報、画像情報、音声情報と、その他の管理情報(タイトル、格納先アドレス、データサイズ、公開レベル、投稿日、参照数、レイアウト等)とが対応づけられている。
【0098】
これにより、ユーザは、現在の地図データのみならず、過去の地図データも利用してアルバムデータを生成できるため、アルバム作成の自由度が増大し、使い勝手が向上する。
【0099】
本実施の形態は、例えば、「年代別に管理された複数の地図データベースを有し、ユーザの入力する時間特定情報及び空間特定情報によって所望の年代の所望範囲の地図情報を特定し、この特定された地図情報と地図情報以外の情報とを関連づけて閲覧用情報を生成する情報管理システム」と表現することもできる。
【0100】
なお、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではない。当業者であれば、実施の形態の構成に新たな追加や変更を加える等のように、種々の変形を行うことができる。例えば、地図情報に対応付ける情報は、文字や静止画像に限定されない。動画像や音楽等の他の情報を地図情報に対応付けてアルバムデータを生成することもできる。
【0101】
また、前記各実施形態では、地図情報(地図データへの検索情報)、文字情報及び画像情報をそれぞれ別々に登録しておき、情報端末からの閲覧要求があった場合に、閲覧用の画面を生成して提供する場合を述べたが、本発明はこれに限らず、地図情報、文字情報及び画像情報を登録する際に、閲覧用の画面を予め生成して記憶させておくこともできる。
【0102】
以上詳述した通り、本発明によれば、地図情報と地図情報以外の情報とを対応付けて登録し、閲覧させることができ、所定の端末間で情報を共有することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るアルバムサービスシステムの概略的な全体構成を示すブロック図である。
【図2】アルバムデータ登録部の機能的構成を示すブロック図である。
【図3】会員データベース及びアルバムデータベースの内容を示す説明図である。
【図4】アルバムメニュー及びアルバムデータの投稿画面を示す画面説明図である。
【図5】アルバムデータの登録処理を示すフローチャートである。
【図6】アルバムデータの閲覧処理を示すフローチャートである。
【図7】アルバムの閲覧画面を示す説明図である。
【図8】他の閲覧画面を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るアルバムデータの閲覧処理を示すフローチャートである。
【図10】アクセス制限の設定されたアルバム閲覧画面の説明図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るアルバムデータの登録処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るアルバムサービスシステムの概念図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態に係るアルバムデータサービスの要部を機能的に示すブロック図である。
【図14】年代別に管理された地図データと文字情報や画像情報等を対応づけてアルバムデータを提供する様子を示す説明図である。
【符号の説明】
【0104】
1…情報端末
2…情報端末
10…アルバムサービスサーバ
20…アルバムデータ登録部
30…アルバム閲覧部
40…通知部
50…地図情報管理部
51…地図データベース
60…デザイン管理部
61…デザインデータベース
70…アルバム管理部
71…アルバムデータベース
80…会員情報管理部
81…会員データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を閲覧するための閲覧用情報をユーザの指示に応じて生成し、所定の記憶領域に登録する情報登録装置と、
前記記憶領域に登録された閲覧用情報を通信ネットワークを介して所定のユーザに提供する情報提供装置と、
前記閲覧用情報が前記記憶領域に登録された場合には、前記所定のユーザの少なくとも一部に案内通知を送信する通知手段とを備え、
前記閲覧用情報には、閲覧権限のレベルを示すアクセス制御情報が対応付けられており、
前記通知手段は、前記アクセス制御情報を参照し、前記閲覧権限レベルに応じて前記案内通知を送信する情報管理システム。
【請求項2】
請求項1記載の情報管理システムであって、
前記閲覧用情報は、地図情報と該地図情報以外の情報とを対応づける情報を含む情報管理システム。
【請求項3】
前記情報提供装置は、前記アクセス制御情報を参照し、前記閲覧権限レベルに応じて前記閲覧用情報を提供する請求項1または2に記載の情報管理システム。
【請求項4】
前記アクセス制御情報には、閲覧用情報を構成する各情報のそれぞれについて前記閲覧権限レベルが設定されており、
前記情報提供装置は、前記アクセス制御情報を参照し、前記各閲覧権限レベルに応じて前記閲覧用情報の全部または一部を提供する請求項1または2に記載の情報管理システム。
【請求項5】
請求項1〜4いずれか記載の情報管理システムであって、
前記閲覧用情報には、閲覧可能期間を示す期間情報が対応付けられており、
前記情報提供装置は、前記期間情報で許容される期間内において前記閲覧用情報を提供する情報管理システム。
【請求項6】
情報を閲覧するための閲覧用情報を生成し、所定の記憶領域に登録させる登録機能と、
前記記憶領域に登録された閲覧用情報をユーザに提供させる提供機能と、
前記閲覧用情報が前記記憶領域に登録された場合には、予め設定された所定のユーザに案内通知を送信させる通知機能と、を備え、
前記閲覧用情報には、閲覧権限のレベルを示すアクセス制御情報が対応付けられており、
前記通知機能は、前記アクセス制御情報を参照し、前記閲覧権限レベルに応じて前記案内通知の送信をコンピュータ上に実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−40295(P2006−40295A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−225670(P2005−225670)
【出願日】平成17年8月3日(2005.8.3)
【分割の表示】特願2002−34751(P2002−34751)の分割
【原出願日】平成14年2月13日(2002.2.13)
【出願人】(500578216)株式会社ゼンリンデータコム (231)
【Fターム(参考)】