説明

情報管理装置、その制御方法、および、情報管理用プログラム

【課題】ユーザーの環境が変化した場合に、情報管理装置において、環境の変化に合った、かつ、セキュリティ上の問題を生じない態様で、ユーザーの個人情報を変更できるようにする。
【解決手段】サーバー200では、人事DB231において或るユーザーの登録情報が変更されると、当該ユーザーの個人情報のうち、制限情報で制限される部分以外の部分(プロファイルDB234における担当とキーワード)を変更するための処理が実行される。なお、当該処理において、変更後の登録情報に応じたプロファイルの候補が表示される。そして、プロファイルを変更する旨の操作がなされると、プロファイルDB234におけるプロファイルの登録内容が変更される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理装置に関し、特に、ユーザーの個人情報を記憶し、当該個人情報を編集する、情報管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、嗜好などユーザー情報を蓄積し、当該ユーザー情報を利用して、ユーザーごとにパーソナライズした情報を提供する技術が実用化されている。
【0003】
このような技術では、ユーザーごとの嗜好情報が個人プロファイルという形で保存されているが、ユーザーに転勤や職種変更などの環境の変化があったとき、前の職場や職種で利用していた個人プロファイルをそのまま使うと、現職にあった情報の推薦が行なわれない場合が想定される。
【0004】
このような技術の多くは、学習によってユーザー情報をカスタマイズしていく。しかしながら、変化後の環境に適するようにカスタマイズされるには、学習に時間を要する。したがって、それまでの期間、ユーザーに不便を強いる場合がある。
【0005】
従来、この問題に対しては、ユーザー情報を直接編集していた。たとえば、特許文献1(特表2003−529155号公報)では、ユーザープロファイルの編集に関する技術が開示されている。当該技術では、ユーザーのプロファイルの編集に関し、ユーザーが直接編集することもでき、また、ユーザーによる情報の選択内容に応じて装置側が編集を行なうこともできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特表2003−529155号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記した従来の技術によれば、ユーザーが自身でプロファイルを編集した場合、編集項目が多岐にわたるときには、編集ミスを招くことがある。
【0008】
また、編集が可能になるゆえに、ユーザープロファイルの取り扱いに際し、セキュリティ上の問題に支障を来たしたり、迷惑行為、ひいてはシステムに脆弱性を与えることになる可能性もある。
【0009】
本発明は、かかる実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、情報管理装置において、ユーザーの環境が変化した場合に、変化後の環境に合わせ、かつ、セキュリティ上の問題を生じない態様で、ユーザーの個人情報を変更できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に従った情報管理装置は、検索対象となる情報が格納されたデータベースから、ユーザーに提供する情報を生成するための情報を管理する情報管理装置であって、ユーザーに関連する個人情報を記憶するための個人情報記憶手段と、ユーザーの環境の変化を検知するための検知手段と、検知手段がユーザーの環境の変化を検知した場合に、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を取得するための取得手段と、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報のうち、取得手段が取得した部分以外の部分を変更するための情報の入力を受け付けるための受付手段と、受付手段が受け付けた情報に基づいて、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報を変更する変更手段とを備える。
【0011】
好ましくは、受付手段は、検知手段が検知した変化の内容に応じて、個人情報の変更内容の候補を提示する。
【0012】
好ましくは、検知手段がユーザーの環境の変化を検知した場合に、当該ユーザーの個人情報の変更の必要性を報知する報知手段をさらに備え、報知手段は、検知手段が検知した変化の内容に基づいて、報知が必要か否かを判断する。
【0013】
好ましくは、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を特定する情報を記憶するための制限情報記憶手段をさらに備え、取得手段は、制限情報記憶手段から変更を制限する部分を取得し、制限情報記憶手段に記憶された情報では、検知手段が検知した内容に応じて制限する部分が異なる。
【0014】
好ましくは、検知手段は、個人情報記憶手段に記憶された情報の変更、または、ユーザーが送受信した情報の内容に基づいて、ユーザーの環境の変化を検知する。
【0015】
本発明に従った情報管理装置の制御方法は、検索対象となる情報が格納されたデータベースから、ユーザーに提供する情報を生成するための情報を管理する情報管理装置の制御方法であって、ユーザーに関連する個人情報を記憶するステップと、ユーザーの環境の変化を検知するステップと、ユーザーの環境の変化を検知した場合に、記憶されたユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を取得するステップと、記憶されたユーザーの個人情報のうち、取得した部分以外の部分を変更するための情報の入力を受け付けるステップと、受け付けた情報に基づいて、記憶されたユーザーの個人情報を変更するステップとを備える。
【0016】
本発明に従った情報管理用プログラムは、検索対象となる情報が格納されたデータベースからユーザーに提供する情報を生成するための情報を管理するコンピューターを、情報管理装置として機能させるための情報管理用プログラムであって、コンピューターを、ユーザーに関連する個人情報を記憶するための個人情報記憶手段、ユーザーの環境の変化を検知するための検知手段、検知手段がユーザーの環境の変化を検知した場合に、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を取得するための取得手段と、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報のうち、取得手段が取得した部分以外の部分を変更するための情報の入力を受け付けるための受付手段、および、受付手段が受け付けた情報に基づいて、個人情報記憶手段に記憶されたユーザーの個人情報を変更する変更手段として機能させる。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、ユーザーの環境の変化が検知された場合、ユーザーの個人情報のうち、変更が制限される部分以外の部分について、当該個人情報を変更するための情報の入力が受け付けられ、当該入力された情報に基づいて個人情報が変更される。
【0018】
したがって、ユーザーの環境の変化に応じて個人情報を変更でき、かつ、変更を制限される部分については変更が行なわれないため、セキュリティ上の問題を生じない態様で当該変更が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の情報管理装置を含む情報管理システムの全体構成を模式的に示す図である。
【図2】図1のサーバーのハードウェア構成を模式的に示す図である。
【図3】図1のシステムにおける推薦情報の提供の一態様を説明するための図である。
【図4】図1の人事DB(データベース)に格納される人事情報の一例を模式的に示す図である。
【図5】図1のオントロジーDBの記憶内容の一例を模式的に示す図である。
【図6】図1のサーバーにおいて実行されるキーワード変更処理のフローチャートである。
【図7】図4の人事情報の変更後の状態の一例を示す図である。
【図8】図1のクライアントにおいて表示される問合せ画面の一例を示す図である。
【図9】図1のクライアントにおいて表示される画面の他の例を示す図である。
【図10】図1のプロファイルDBの登録内容の一例を模式的に示す図である。
【図11】図1のプロファイルDBの登録内容の他の例を模式的に示す図である。
【図12】変形例(1)に従って図6から変形されたフローチャートである。
【図13】変形例(2)に従って図6から変形されたフローチャートである。
【図14】変形例(3)における情報管理システムの構成を模式的に示す図である。
【図15】変形例(4)における情報管理システムの構成を模式的に示す図である。
【図16】変形例(5)におけるプロファイルDBの登録内容の一例を模式的に示す図である。
【図17】変形例(5)においてクライアントに表示される画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
<全体構成>
図1は、本発明の情報管理装置を含む情報管理システムの全体構成を模式的に示す図である。
【0021】
図1に示されたシステムは、本発明の情報管理装置の一実施の形態であるサーバー200と当該サーバー200とたとえばネットワークを介して通信可能なクライアント100とを含む。サーバー200およびクライアント100は、いずれも、たとえば汎用のパーソナルコンピューターによって実現されても良いし、MFP(Multifunction Peripheral)等の多機能な装置によって実現されても良い。なお、当該システムにおいて、サーバー200に接続されるクライアント100の数は1に限定されず、2以上であってもよい。
【0022】
図1には、サーバー200の機能構成が示されているが、当該機能構成については、後述する。
【0023】
<ハードウェア構成>
図2は、サーバー200のハードウェア構成を模式的に示す図である。
【0024】
図2を参照して、サーバー200は、当該サーバー200の動作を全体的に制御するCPU(Central Processing Unit)250、CPU250のワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)254、プログラムやデータなどを記憶するROM(Read Only Memory)256、サーバー200に対して情報を入力するためのキーボードなどの入力装置260、他の情報処理装置または別のネットワークとの通信を行なう通信装置262、プログラムやファイルを記憶するハードディスクを備えるハードディスク装置(HDD)264、およびサーバー200に対して着脱可能な記憶媒体252Aとアクセスするメディアドライブ252と、モニター266とを備えている。CPU250は、入力装置260を介して入力された情報の入力を受付け、通信装置262を介して他の端末やネットワークと接続可能であり、また、モニター266に当該サーバー200において処理されている情報を表示させることができる。
【0025】
CPU250が実行するプログラムは、ROM256やHDD264のハードディスクに記憶されていてもよいし、メディアドライブ252を介してCPU250がアクセスする記憶媒体252Aに記憶されていてもよいし、CPU250が通信装置262を介してアクセスする外部の記憶装置に記憶されているものであってもよい。記憶媒体252Aとしては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
【0026】
また、HDD264のハードディスクには、メディアドライブ252を介して記憶媒体252Aに記憶されたファイルや、通信装置262を介してアクセス可能となる外部の記憶装置に記憶されたファイルがHDD264のハードディスクに記憶(インストール)され、これがCPU250によって実行されてもよい。
【0027】
また、サーバー200は、モニター266と一体的に構成されてもよく、別体で構成されても良い。また、モニター266等の表示装置を備えず、表示装置に情報を表示するための情報を送信するものであっても良い。
【0028】
<機能構成>
図1に戻って、サーバー200は、その機能として、編集UI(ユーザーインターフェース)201、情報取得UI202、環境変化検知部211、編集部212、プロファイル変更部213、および、情報推薦部221を含む。これらの機能は、たとえばCPU250が、HDD264に記録されているプログラムを実行することにより、実現される。なお、これらのうちの1以上の機能が、LSI(large-scale integration)等の専用のハードウェア要素によって実現されても良い。
【0029】
また、サーバー200は、その機能として、人事DB(データベース)231、制限DB232、オントロジーDB233、プロファイルDB234、および、情報DB235を含む。これらの機能は、たとえば、HDD264により実現される。ただし、これらの1以上の機能は、サーバー200外の記憶装置によって実現されても良い。そして、CPU250が当該記憶装置から各機能を構成する情報を読込み、当該情報をRAM254等に一時的に格納することにより、CPU250が当該情報を利用しても良い。
【0030】
個人情報記憶手段の一例であるプロファイルDB234には、ユーザーごとの個人情報であって、主にユーザーが編集できる部分が記憶される。図3に、プロファイルDB234の記憶内容の一例を示す。
【0031】
図3には、プロファイルDB234に格納される、あるユーザーの個人情報の一例であるプロファイル510が示されている。プロファイル510は、ユーザーのIDと職能と担当とキーワードとを含む。図3の例では、IDとして「0001」が、職能として「一般職」が、担当として「ハードウェア」が、そして、キーワードとして「プリンター」「電子写真」「トナー」が登録されている。キーワードとは、たとえば、ユーザーが情報を検索する際に加味される情報として利用される。当該キーワードは、本実施の形態のサーバー200による機能だけではなく、既存の技術を利用して、ユーザーが取得する情報や検索の際に入力するキーワードなどに応じて、適宜、カスタマイズされ得る。
【0032】
情報DB235には、システムのユーザー等により蓄積され、また、ユーザー等に提供されるコンテンツが格納されている。図3には、情報DB235の記憶内容の一部を示す目次情報520が示されている。目次情報520もまた、情報DB235に格納されている。目次情報520は、情報DB235に登録されている各コンテンツの種類、タイトル、および、限定事項を含む。限定事項とは、たとえば当該コンテンツを提供する者を限定するための情報である。
【0033】
図1に戻って、人事DB231には、ユーザーごとの個人情報であって、主にユーザー自身が編集できない部分が記憶される。図4は、人事DB231に格納される人事情報900の一例を模式的に示す図である。
【0034】
図4を参照して、人事情報900では、ユーザーごとに、ID901と、氏名902と、職能903と、勤務地904と、当該勤務地において所属するサイト905と、所属する事業部906とが記憶されている。たとえば、IDが「0001」のユーザーについては、氏名として「東京一郎」、職能として「一般職」、勤務地として「東京」、サイトとして「本社」、事業部として「研究」が、それぞれ登録されている。
【0035】
図1に戻って、制限DB232には、個人情報のうち、ユーザーが自身で編集できない項目を規定する情報が記憶される。
【0036】
オントロジーDB233には、キーワードの候補が記憶されている。図5は、オントロジーDB233の記憶内容の一例を模式的に示す図である。
【0037】
図5を参照して、オントロジーDB233では、大項目921、中項目922、および、小項目923に分類されて、キーワード924が配置されている。図5では、大項目921として、「事業部」「職能」「勤務地」の3つの項目が登録されている。そして、この中の「事業部」に対応する中項目922として、「研究」「開発」の2つの項目が登録されている。そして、このうち、「研究」に対応する小項目923として、「ソフトウェア」「ハードウェア」の2つの項目が登録されている。そして、このうち「ソフトウェア」に対応するキーワードとして「セキュリティ」「暗号」「ハッシュ関数」「画像処理」「フーリエ変換」「パターンマッチング」が登録されている。また、「ハードウェア」に対応するキーワードとして「SoC」「EDA」「メソドロジー」「センサー」「ロードセル」「サーミスター」が登録されている。
【0038】
図1に戻って、編集UI201は、クライアント100からの、プロファイルDB234に登録された事項の編集の要求があった場合の、編集用の画面情報の供給等を実行する。
【0039】
検知手段の一例である環境変化検知部211は、ユーザーの環境の変化を検知し、たとえば、人事DB231における各ユーザーについての登録情報の変更があった場合には、環境が変化したと判断する。
【0040】
編集部212は、環境変化検知部211の判断を受けて、ユーザーのキーワードの変更の要否を判断し、また、必要である場合には、変更後のキーワードの候補の選択・提示等を行なう。
【0041】
プロファイル変更部213は、クライアント100からの要求に応じて、プロファイルDB234に登録されたユーザーの個人情報を変更する。
【0042】
情報取得UI202は、クライアント100からの情報の推薦要求を受け、そして、当該要求を受けると、情報推薦部221に情報取得要求を出力する。情報推薦部221は、これに応じて、情報DB235において、クライアント100に送信するための情報を検索する。当該検索には、プロファイルDB234においてクライアント100のユーザーのIDに関連付けられたキーワードが利用される。
【0043】
なお、情報取得UI202は、クライアント100からの要求がなくとも、たとえば一定時間ごとなどの条件に基づいて、情報推薦部221に情報取得要求を出力する。また、情報推薦部221は、クライアント100から送信されたキーワードを取得すれば、当該キーワードも、情報検索の条件として利用する。
【0044】
<情報の推薦>
本実施の形態に係るシステムにおける、クライアント100への推薦情報の提供について、一般的な処理の流れを説明する。
【0045】
まず、ユーザーが、クライアント100で、システムにログインする。これにより、サーバー200のCPU250は、クライアント100を操作するユーザーのIDを特定できる。
【0046】
次に、ユーザーがクライアント100に検索のキーワードを入力することにより、当該検索キーワードがクライアント100からサーバー200(情報取得UI202)へ送信される。情報取得UI202は、受信した検索キーワードを、ユーザーのIDとともに、情報推薦部221へ送信する。
【0047】
情報推薦部221は、ユーザーのIDを受信すると、プロファイルDB234において当該IDに関連付けて記憶されているキーワードを取得する。そして、このように取得したキーワードと、クライアント100から入力された検索キーワードとを用いて、情報DB236に記憶された情報の検索を行ない、検索結果を取得する。
【0048】
たとえば、IDが0001のユーザーがクライアント100の入力フィールドに「技術レポート」と入力すると、クライアント100から情報取得UI202に、当該文言が検索キーワードとして送信される。情報取得UI202は、情報推薦部221に、ユーザーのIDと当該検索キーワードを送信する。情報推薦部221は、プロファイルDB234から、受信したID「0001」に関連付けられたキーワード(図3に示された「プリンター」「電子写真」「トナー」)を取得する。そして、情報推薦部221は、クライアント100から取得したキーワード(「技術レポート」)と、プロファイルDB234から取得したキーワード(「プリンター」「電子写真」「トナー」)から、検索式を作成する。たとえば、次の式(1)のような検索式が作成される。
【0049】
“技術レポート”AND{“プリンター”OR“電子写真”OR“トナー”}…(1)
そして、当該検索式を用いて、情報DB235を検索する。検索結果として、たとえば、「粉砕トナーの粒径について」という技術レポートが取得される。そして、取得された検索結果は、情報取得UI202を介して、クライアント100に送信される。これにより、クライアント100の画面101では、図3に示されるように、推薦情報として、欄104に、上記の技術レポートが表示できるようになる。なお、画面101には、さらに、キーワード入力欄102に、入力された検索キーワード(技術レポート)が表示され、また、当該検索キーワードを利用した検索をサーバー200に指示するための検索ボタン103が表示されている。ここで、クライアント100に送信される情報は、上記技術レポートそのもののデータであっても良いし、当該技術レポートにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)などの情報であっても良い。
【0050】
また、情報推薦部221が作成する検索式は、プロファイルDB234のキーワードのみでなく、他の情報も利用されても良い。たとえば、職能が利用される場合、ID0001のユーザーの職能は「一般職」であり、「管理職」ではないため、たとえば、式(1)の代わりに次の式(2)のような検索式が作成される。
【0051】
“技術レポート”AND{“プリンター”OR“電子写真”OR“トナー”}NOT“管理職”…(2)
また、このような検索が、ユーザーが検索キーワードを入力することなく検索開始のための操作を行なった場合や、ユーザーからの操作を必要とすることなく一定時間ごとに実行されるような場合には、情報推薦部221は、プロファイルDB234において情報の提供先のユーザーのIDに関連付けられて登録されたキーワードを用いて、検索式を作成し、情報の検索を実行する。プロファイルDB234から取得したキーワードが「プリンター」「電子写真」「トナー」である場合、作成される検索式は、たとえば次の式(3)となる。
【0052】
“プリンター”OR“電子写真”OR“トナー”…(3)
このような検索式によれば、検索結果として、「粉砕トナーの粒径について」という技術レポートと、「電子写真セミナー報告」という出張報告書とが、ユーザーに提示される。
【0053】
<キーワード変更処理>
図6は、サーバー200において実行されるキーワード変更処理のフローチャートである。
【0054】
図6を参照して、キーワード変更処理では、まずステップS10において、環境変化検知部211が、人事DB231において登録内容の変更があったか否かを判断した後、あったと判断するとステップS20へ処理が進められる。
【0055】
ステップS20では、取得手段の一例である編集部212が、制限DB232から人事DB231において登録情報に変更があったユーザーの制限情報を取得した後、ステップS30へ処理が進められる。
【0056】
ステップS30では、編集部212が、オントロジーDB233から、変更後の登録内容に対応したキーワードを抽出した後、ステップS40へ処理が進められる。
【0057】
ここまでの処理の具体例として、図4に示された人事DBが図7に示されるように変更された場合について、説明する。図7の人事情報910では、図4に示された人事情報900から、ユーザーIDが0001であるユーザーについて、勤務地が「東京」から「大阪」に変更され、また、サイトが「本社」から「支社」に変更された場合が示されている。
【0058】
環境変化検知部211がこのような変更を検知すると、上記したように、ステップS10からステップS20へ処理が進められる。
【0059】
ステップS20では、人事DB231において情報を変更されたユーザーのIDに対応した制限情報が、制限情報記憶手段の一例である制限DB232から抽出される。ここで抽出される制限情報としては、たとえば次の項目が挙げられる。
【0060】
・ID
・氏名
・職能
・大項目(図5における事業部、職能、および、勤務地)
・勤務地
本実施の形態では、ユーザーの個人情報として、プロファイルDB234には、ID、職能、担当、および、キーワードが登録され、また、人事DB321では、ID、氏名、職能、勤務地、サイト、および、事業部が登録されている。このような登録情報のうち、上記制限情報に該当しないものは、担当とキーワードのみである。よって、本実施の形態では、ユーザーの個人情報として登録されている情報のうち、制限情報によって制限されない担当とキーワードとが、ユーザーが変更することができる情報となる。
【0061】
そして、制限情報が抽出されると、ステップS30へ処理が進められる。
ステップS30では、オントロジーDB233における、変更後の人事DB231における登録内容に対応したキーワードが抽出される。なお、この例では、勤務地が東京から大阪に変更され、また、サイトが本社から支社に変更されている。また、プロファイルDB234から、ユーザーIDが0001のユーザーの担当は「ハードウェア」であることがわかる。一方、オントロジーDB233から、勤務地が大阪でサイトが支社の場合に可能な担当は「ソフトウェア」のみであることがわかる。このままでは、当該ユーザーが大阪の支社でも引き続き「ハードウェア」の担当を継続するのか、「ソフトウェア」に担当が変更されるのかが分からない。
【0062】
そこで、変更後のユーザーの情報に対応したキーワードを選択するために、ソフトウェアとハードウェアのいずれかを選択させるために、編集部212は、クライアント100に対して問い合わせるための処理を行なう。具体的には、編集UI201を介して、クライアント100に問合せ画面を表示させる。図8は、このときにクライアント100に表示させる問合せ画面の一例である。
【0063】
図8を参照して、画面801は、「職務を選んでください。」というメッセージとともに、上記した「ソフトウェア」と「ハードウェア」を選択肢として含む。そして、編集部212は、当該問合せに対して選択された結果に応じて、オントロジーDB233に登録されたキーワードのうち、人事DB231における変更後の登録内容に対応したキーワードを選択する。たとえば、ソフトウェアが選択された場合には、オントロジーDB233に登録されたキーワードのうち、変更後の人事DB231の登録事項に対応するキーワードとして、大項目「事業部」、中項目「研究」、および、小項目「ソフトウェア」で特定される、「セキュリティ」「暗号」「ハッシュ関数」「画像処理」「フーリエ変換」「パターンマッチング」が抽出される。
【0064】
図6に戻って、ステップS30でキーワードを抽出した後、編集部212は、ステップS40で、編集UI201を介して、クライアント100に、キーワードの候補を表示させる。ここでは、ステップS30で抽出されたキーワードとすでに登録されているキーワードとが、表示される。図9は、ステップS40においてクライアント100において表示される画面の一例を示す図である。
【0065】
図9の画面802では、すでに登録されているキーワード(図3の「プリンター」「電子写真」「トナー」)と、ステップS30で抽出されたキーワード(「セキュリティ」「暗号」「ハッシュ関数」「画像処理」「フーリエ変換」「パターンマッチング」)が、候補として表示されている。
【0066】
そして、ステップS50で、受付手段の一例である編集部212は、図9の画面に対するキーワードの選択を受け付け、選択された結果をプロファイル変更部213へ送信する。その後、処理はステップS60へ進められる。
【0067】
ステップS60では、変更手段の一例であるプロファイル変更部213が、選択された結果に従って、プロファイルDB234に登録されるキーワードを更新する。その後、処理はステップS10に戻される。
【0068】
図10は変更前のプロファイルDB234の登録内容530を示し、図11は変更後のプロファイルDB234の登録内容540を示す。
【0069】
図10の登録内容530では、図3と同様に、担当として「ハードウェア」が、キーワードとして「プリンター」「電子写真」「トナー」が、登録されている。そして、図8に示された画面801において、たとえば「ソフトウェア」が選択され、図9に示された画面802において、たとえば、「プリンター」「電子写真」「セキュリティー」「暗号」および「ハッシュ関数」が選択された場合、図11の登録内容540に示されるように、これらが、ID0001のユーザーの担当およびキーワードとして登録される。
【0070】
<変形例(1)>
以上説明した本実施の形態では、人事DB231において或るユーザーの登録情報が変更されると、当該ユーザーの個人情報のうち、制限情報で制限される部分以外の部分(プロファイルDB234における担当とキーワード)を変更するための処理が実行される。なお、当該処理において、変更後の登録情報に応じたキーワードの候補が表示される。そして、キーワードを変更する旨の操作(変更後のキーワードを選択するための操作)がなされると、プロファイルDB234におけるキーワードの登録内容が変更される(図11参照)。
【0071】
なお、編集部212は、人事DB231においてユーザーの登録情報が変更されると、当該変更がなされた旨、および、当該変更に基づいてプロファイルDB234に登録されたユーザーのプロファイルの変更を促す旨を、クライアント100に対して報知することが好ましい。図12は、本変形例(1)に従って図6から変形されたフローチャートである。
【0072】
図12を参照して、ステップS10において人事DB231の登録内容が変更されたと判断すると、報知手段の一例である編集部212が、ステップS11で、変更されたIDのユーザーがログインしているクライアント100に、人事DB231の登録内容が変更されたことおよび当該ユーザーのプロファイルの変更を促すことを報知する画面を表示させた後、ステップS20へ処理が進められる。
【0073】
<変形例(2)>
本実施の形態では、人事DB231における登録内容が変更されると、プロファイルの変更をするための処理が行なわれていたが、変更の内容によっては上記処理が省略されても良い。図13は、本変形例(2)に従って図6から変形されたフローチャートである。
【0074】
図13を参照して、ステップS10で人事DB231の登録内容に変更があったことを検知すると、編集部212は、ステップS20で制限情報を取得した後、ステップS21へ処理を進める。そして、ステップS21では、編集部212は、ステップS10で検知した登録内容の変更が、プロファイルの変更を必要とする内容であるか否かを判断する。たとえば、人事DB231に登録される個人情報として、婚姻状態(結婚・未婚)や住所を含む場合であって、これらの情報は情報の推薦に際して重要ではないと判断される場合、これらの人事DB231において変更された登録情報がこれらの情報のみである場合には、ステップS30以下の処理を実行しないようにしてもよい。つまり、ステップS21では、編集部212は、ステップS10で検知した登録内容の変更が上記したような婚姻状態の変更等の重要ではないと判断されるもののみであるか否かを判断し、そうであると判断した場合には、個人情報(プロファイル)に変更が必要ではないと判断してステップS10へ処理を戻す。なお、これら以外の登録内容も変更された場合には、ステップS30に処理が進められる。
【0075】
<変形例(3)>
以上説明した本実施の形態では、制限情報は、サーバー200内の制限DB232に登録されていたが、制限情報は他の装置から取得されても良い。
【0076】
図14は、本変形例(3)における情報管理システムの構成を模式的に示す図である。
図14に示されたシステムでは、サーバー200の編集部212には、さらに編集UI201Aが接続され、当該編集UI201Aは、他の情報処理装置であるクライアント150に接続されている。編集UI201Aは、たとえばCPU250がHDD264等に記録されているプログラムを実行することにより実現される。クライアント150は、たとえば汎用のパーソナルコンピュータにより実現される。
【0077】
本変形例では、たとえばステップS20において制限情報を取得する際、編集部212は、編集UI201Aを介して、クライアント150に制限情報を問い合わせる。この際、たとえば処理対象となっているユーザーのIDがクライアント150へ送信される。クライアント150は、これに応じて、受信したIDに対応するユーザーについての制限情報をサーバー200へ返信する。この場合、制限DB232(図1参照)に相当するデータベースがクライアント150に備えられていても良いし、クライアント150のユーザーが、受信したIDに応じて適宜制限情報を生成してサーバー200へ送信しても良い。
【0078】
<変形例(4)>
本実施の形態では、ユーザーの環境の変化の有無は、人事DB231におけるユーザーの登録内容の変更の有無によって判断された(図6のステップS10)。
【0079】
なお、ユーザーの環境の変化の有無は、以下の情報を利用して判断されても良い。つまり、ユーザーの活動が理解される情報や、ライフログの変化から、ユーザーの環境の変化の有無が判断されても良い。
【0080】
より具体的には、環境変化検知部211は、ユーザーが操作するクライアント100から送信される文書(報告書、メール、プロジェクト活動履歴、研修受講情報、議事録、等)から抽出されるキーワードを検出し、検出されるキーワードに所定の変化が見られたときに、当該ユーザーの環境が変化したと判断しても良い。
【0081】
また、クライアント100が携帯端末である場合に、環境変化検知部211は、当該携帯端末の位置情報を検知し、検知した位置情報が変化した場合、または、位置情報の変化のパターンが変化した場合に、ユーザーの環境が変化したと判断しても良い。
【0082】
また、クライアント100が電話端末である場合、環境変化検知部211は、通話記録を監視し、当該通話記録において件数の多い発信先の電話番号が変化した場合に、ユーザーの環境が変化したと判断しても良い。
【0083】
また、環境変化検知部211は、クライアント100が動作の指示を出す機器を検出し、検出される機器が変更されたとき(たとえば、指示を出す主要な機器が営業部所有のプリンターから経理部所有のプリンターに変更されたとき)に、ユーザーの環境が変化したと判断しても良い。
【0084】
また、環境変化検知部211は、ユーザーの出退勤情報を検知し、たとえば出勤時間帯が変更された場合に、ユーザーの環境が変化したと判断しても良い。
【0085】
また、これらの判断を組み合わせる場合、検知した内容によって、制限情報の内容を変化させても良い。
【0086】
たとえば、人事DB231における登録内容の変更は、環境の変化として確実性の高い情報であるため、個人情報の変更を制限する範囲を狭くし、一方で、たとえばクライアント100が動作の指示を出す機器の変更については、たまたま、営業部所有のプリンターが故障して一時的に経理部所有のプリンターを利用しているだけという場合も想定できるため、個人情報の変更を制限する範囲を比較的広くすることがことが好ましい。このように、環境の変化の検出の情報源の確実性の高低に応じて個人情報の変更を制限する範囲を変化させることにより、不用意なミスをさらに防ぐことができる。
【0087】
また、上記のように、プロファイルDB234における各ユーザーのキーワードは、当該各ユーザーが閲覧する情報に応じて適宜カスタマイズされ得る。環境変化検知部211は、図15に示されるように、プロファイルDB234のカスタマイズの状況を検出し、カスタマイズによりプロファイルDB234に登録されるキーワードが変更された場合に、ユーザーの環境が変化したと判断しても良い。
【0088】
<変形例(5)>
以上説明した本実施の形態では、ステップS40(図6)で表示されるキーワードの候補は、変更後の人事DB231に応じて抽出(図6のステップS30)されたが、表示されるキーワードの候補の選択態様はこれに限定されない。
【0089】
プロファイルDB234において、処理対象となっているユーザーの変更後の人事DB231の登録内容と同一または近い他のユーザーに関連付けられて登録されているキーワードが、ステップS40で表示されるキーワードの候補として抽出されても良い。
【0090】
たとえば、プロファイルDB234において、処理対象となっている(人事DB231の登録内容を変更された)ユーザーに関連付けられて図10に示された登録内容530が登録されている場合に、上記した他のユーザーに関連付けられて図16に登録内容550として示されるような情報が登録されているとする。登録内容550は、ユーザーIDが0003のユーザーに関する情報であり、キーワードとして、「セキュリティー」「暗号」「ハッシュ関数」を含む。このような場合、ステップS40では、クライアント100には、登録内容530におけるユーザーID0001のユーザーのキーワードと、登録内容550におけるユーザーID0003のユーザーのキーワードが、候補として表示される。このとき表示される画面の一例を図17に示す。
【0091】
図17を参照して、画面803には、キーワードの候補として、「プリンター」「電子写真」「トナー」「セキュリティー」「暗号」および「ハッシュ関数」が表示されている。これにより、人事DB231の登録情報を変更されたユーザーは、変更後の個人情報(人事DB231の登録情報)に近い個人情報を有するユーザーと同じキーワードが利用されて、情報の推薦を受けることとなる。したがって、速やかに、変更後の環境に応じた情報の提供を受けることができる。
【0092】
今回開示された各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0093】
100 クライアント、200 サーバー、211 環境変化検知部、212 編集部、213 プロファイル変更部、221 情報推薦部、252 メディアドライブ、252A 記憶媒体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索対象となる情報が格納されたデータベースから、ユーザーに提供する情報を生成するための情報を管理する情報管理装置であって、
ユーザーに関連する個人情報を記憶するための個人情報記憶手段と、
ユーザーの環境の変化を検知するための検知手段と、
前記検知手段がユーザーの環境の変化を検知した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を取得するための取得手段と、
前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、前記取得手段が取得した部分以外の部分を変更するための情報の入力を受け付けるための受付手段と、
前記受付手段が受け付けた情報に基づいて、前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報を変更する変更手段とを備える、情報管理装置。
【請求項2】
前記受付手段は、前記検知手段が検知した変化の内容に応じて、前記個人情報の変更内容の候補を提示する、請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
前記検知手段がユーザーの環境の変化を検知した場合に、当該ユーザーの個人情報の変更の必要性を報知する報知手段をさらに備え、
前記報知手段は、前記検知手段が検知した変化の内容に基づいて、前記報知が必要か否かを判断する、請求項1または請求項2に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を特定する情報を記憶するための制限情報記憶手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記制限情報記憶手段から前記変更を制限する部分を取得し、
前記制限情報記憶手段に記憶された情報では、前記検知手段が検知した内容に応じて制限する部分が異なる、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記検知手段は、前記個人情報記憶手段に記憶された情報の変更、または、ユーザーが送受信した情報の内容に基づいて、前記ユーザーの環境の変化を検知する、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項6】
検索対象となる情報が格納されたデータベースから、ユーザーに提供する情報を生成するための情報を管理する情報管理装置の制御方法であって、
ユーザーに関連する個人情報を記憶するステップと、
ユーザーの環境の変化を検知するステップと、
ユーザーの環境の変化を検知した場合に、記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を取得するステップと、
記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、取得した前記部分以外の部分を変更するための情報の入力を受け付けるステップと、
受け付けた情報に基づいて、記憶された前記ユーザーの個人情報を変更するステップとを備える、情報管理装置の制御方法。
【請求項7】
検索対象となる情報が格納されたデータベースからユーザーに提供する情報を生成するための情報を管理するコンピューターを、情報管理装置として機能させるための情報管理用プログラムであって、前記コンピューターを、
ユーザーに関連する個人情報を記憶するための個人情報記憶手段、
ユーザーの環境の変化を検知するための検知手段、
前記検知手段がユーザーの環境の変化を検知した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、変更を制限する部分を取得するための取得手段と、
前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報のうち、前記取得手段が取得した部分以外の部分を変更するための情報の入力を受け付けるための受付手段、および、
前記受付手段が受け付けた情報に基づいて、前記個人情報記憶手段に記憶された前記ユーザーの個人情報を変更する変更手段として機能させるための、情報管理用プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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