説明

情報表示と入力機能を備えたブレスレット

【課題】情報表示と入力機能を備えたミニパーソナルコンピュータブレスレットを提供する。
【解決手段】情報表示と入力機能を備えたブレスレット11は、ユーザーの手首の周囲に折畳まれるように12個のセグメント12A,12Bを一体にヒンジ留めされて成る。情報処理部は、例えばQUERTYキーボードによって入力手段17から入力された情報を受信し、表示スクリーン16に情報を表示するための表示信号を生成する。この表示スクリーン16とキーボード17はそれぞれ、該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展し、また該ブレスレットの複数のセグメントは、該ブレスレットが平坦に配列されて、かくして該情報入力手段を経由して情報を入力出来るようにヒンジ留めされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報表示と入力機能を備えたブレスレットに係わる。
【背景技術】
【0002】
個人情報蓄積装置及び個人情報伝達装置、例えばパームトップコンピュータ、パーソナルオーガナイザー、ページャーや形態電話などにおいて種々の開発が行われた結果、コンピュータファシリティーを極小型化の、携帯容易な装置として使用することが可能となっている。このような装置を担持・携帯する方法及び好適には、キーボードによるか又はスタイラスやタッチスクリーンによる手動情報入力によってこれらの装置を操作する方法について多くの関心・注目が払われている。またインターネットへの、携帯可能な個人レベルでの接続法を提供する方法についても関心が集められている。本発明は、かかる装置の担持・携帯と貯蔵を容易にすること及び情報入力と情報表示のための便利な構成とに対する要求・要請に応えんとするものである。
【0003】
今日の技術水準によれば、小型化された要素としての計算機能を、必要な通信とデータ貯蔵の機能を全て携帯容易な装置にまとめることが出来るような態様で提供することが容易に可能である。寸法・サイズの限界は、2つの機能、即ちユーザーへの情報表示及び処理装置への情報入力とによって課せられている。一方では、見易いための大型スクリーンや人間の指での操作が容易となる大型入力装置が必要であり、他方では小型の携帯可能な装置を提供し、利用に供させるという願望があり、このような相矛盾する要求は未だ解決されていない。このことは、現在市販されている極めて多様な解決策、例えばパーソナルオーガナイザー、多機能型携帯電話や計時機能に付加して幾つかの機能を有する腕時計などから見ても明らかである。これらの商品においても多くの異なる変型がある。パーソナルオーガナイザーの中には、機器構成を固定して、ウォレット大の装置の片面に表示スクリーンと入力装置を備えたものがある。また別のパーソナルオーガナイザーは、片面に沿ってヒンジ留めした上下のシェルから成り、これらを開けると通常は一方のシェルの内側にスクリーンが、また他のシェルの内側にはキーボードが現れる構造である。典型的には、固定機器構成型オーガナイザーは、表示スクリーンのためのポートレート構成を有し、またヒンジ留めシェルは、表示スクリーンのためのランドスケープ構成を有する。同様に、種々様々な形式の携帯電話が入手可能であって、その中には計算機能を電話通信機能と組合せたもの、またヒンジ留めした折畳み要素を有するもの、さらには一体構造のものがある。又やはり、異なる型の表示装置と異なる型のキーボードを備えた種々の型式の腕時計がある。尤も今のところ、QUERTYキーボードを備えた腕時計は一般には入手可能ではない。
【0004】
市販の製品から公知の態様の実験試作装置に目を転ずれば、様々なキャリア要素に載せて使用され得る、スクリーンと入力装置との種々の組み合わせについて多くの特許と報告がある。パーソナルオーガナイザーのプレゼンテーションにおいては、携帯電話、折畳み式キーボードと手首装着計算器との極めて多くの組合せ及びその変型が存在する。
【0005】
市販にせよまた理論的に提案されたものにせよ、広範な種類の従来技術製品が有する意義は、完全に満足するべきソリューションは未だ全く提案されたことは無かった、ということである。計算装置類は、殆どあらゆる他の型式の手段と組み合わせられており、またユーザーの衣服の一部分を構成するコンピュータについて多くの提案がなされている。しかし明確な表示領域と操作容易な情報入力領域とを備えた、簡単で、担持可能な計算装置に対する要求・要望が強い。
【0006】
発明者が本発明と同一人であるWO 96/21888においては、情報を逐次に表示するように配列され、実質的にブレスレットの全長に沿って伸展する少なくとも1つの電子式表示装置及び該表示装置の1つ又は複数を制御して、表示された情報が経時的にブレスレットの全長に沿って移動するように見えるものとした制御手段とを有して成るブレスレットが開示されている。このブレスレットは、アルファベット文字又はアルファベット文字と数字とから成るメッセージを表示することが出来、また複数のメッセージを表示するために記憶するメモリ手段を包含することが出来る。メッセージは、該ブレスレットの制御集積回路内に予めプログラムすることが可能であるか、又はその代わりに該ブレスレットは、電子式パーソナルオーガナイザ若しくはパーソナルコンピュータから該ブレスレットのメモリ内に情報をダウンロードすることによって、ユーザーの手でプログラムすることが可能であることも開示されている。該ブレスレットは、例えば電波によって送信されたデータを受信する受信装置を包含していてもよく、また時計の計時機能とアラーム機能とを表示してもよい。
【0007】
情報転送に関する他の機能を複数備えた、従来公知の腕時計を提供することも知られている。例えばUS-A-5,260,915(Houlihan)においては、複数の実質的に堅牢なセグメント要素を列中の隣接した一対の要素間の一連のピボット結合において相互に端部を突合せ配置させて成る、腕時計と無線電話の組み合わせが開示されている。これらの結合の枢軸は、当該装置を腕時計として手首に装着した場合ユーザーの手首の長手軸に対して実質的に平行する。このような枢動可能な結合によって、当該装置は、当該装置を腕時計として使用した場合ユーザーの手首の周囲に適合する形状に湾曲させることが出来るのである。又はその代わりに、かかる枢動可能な結合のお蔭で、ユーザーが所望すればハンドヘルド無線電話として使用するに適したより細長い構造を形成させることが出来る。腕時計の1つのセグメントは、時間、電話番号、及び/又は他のメッセージ情報を表示するために使用できる表示スクリーンを包含する。またかかるセグメント要素は、電話ダイアルプッシュボタン及び当該装置の計時機能や無線電話機能を制御する別のプッシュボタンを包含する。しかしながら、腕時計の形状をしているため又無線電話としての用途があるため、該セグメントを開放して腕時計を平坦にすることは不可能である。
【0008】
US4,141,074(Popper)においては、計算機と腕時計とを一体に組み合わせてなる手首型(リスト)計算機が開示されている。この手首型計算機は、対向した面と向合わせの端部及び該手首ケースのそれぞれの端部に接続されて、閉止ループを形成する手首バンドを有する手首ケースを包含する。電子式計算機手段は、計算機使用時にデータを光学的に表示するための電気・光学的表示手段が、その1つの面内に有するケースによって担持される。この手首型計算機は更には、計算機キーボードを包含する。本情報開示の目的の1つは、キ―ボードによって簡単で快適な操作が可能となった手首型計算機又は腕時計と手首型計算機とを組み合わせたものを提供することである。この手首バンドは、手首バンドで形成されたキーボードへのアクセスを容易に行うため及び手首型計算機をユーザーの手首から取り外した後もキーボード操作を容易に行うために分離することも可能である。切り離し可能な接続を所定の対のリンクの間に設けて、時計バンドを2つの部分に分離させ、かくして手首型計算機と手首バンドの面を水平面に配置して、計算機の使用を容易にすることも可能である。
【0009】
DE-A-3,508,365(Weise)においては,幾つかのセグメントから成るブレスレット及び該ブレスレットの1つのセグメント内に配置した少なくとも1つの追加機能を作動させるためのキーとを備えた時計が、開示されている。これらのキーは、該ブレスレットの少なくとも1つのセグメントに配置されるものとする。これらのキーを時計本体から離して且つ該ブレスレットの要素上に配置することによって、時計本体での通常の配列構造におけるよりも大型のキーを構成することが可能となると言われている。1つの実施例においては、計算機は、時計本体に隣接したセグメントの1つの中に設けられる。
【0010】
FR-2A-2360114(Magri)においては、デジタルデータを入力するためのシステムを備えた電子式ブレスレット、特に電子式計算機を組み合わせたブレスレットが開示されている。該ブレスレットの少なくとも一部分に電子部品を分散/分布させ、かくして従来開示された形式の時計において必要であると言われていた特殊なツールを必要とすることなく使用できる程十分にキーを大型で且つ相互に間隔をおいたものとすることが出来るのである。これらのキーは、0から9までの数字を入力しまた加減乗除の4つの標準操作の制御を行うために使用される。
【0011】
US-A-5,416,730(Lookofsky)においては、1つの中央部と2つの端部とを備えたフレームを有する携帯型コンピュータが開示されている。これら端部の1つは、該中央部にヒンジで取り付けられ、中央演算装置(CPU)は、該中央フレーム部に関連づけられる。電源モジュールは、着脱可能に該CPUと連通するフレームに取り付けられる。計算機とキーボードモジュールは、着脱可能に該CPUと連通する1つの端部に取り付けられ、またスクリーンは、着脱可能に該CPUと連通する他の端部に取り付けられる。このフレームは、締結機構を有しており、かくして調節可能に該フレームを実施一的にユーザーの腕の周囲に固定して、該フレームの縦方向運動と回転運動とを防止するのである。なお、キーボードを担持するヒンジ留めされた端部は、該キーボードをCPUを基準として所定の角度に保持するための固定機構を有する。設計によって他のタスクのために両手をフリーにささえる、データ収集又は情報処理を目意的とするコンピュータ構成が提供されると言われている。このコンピュータは、腕に装着可能に設計されていて、腕において内部手袋又はストラップ機構と緊密に嵌め合い、その後は自動固定式ヒンジで腕の周囲において閉止される。
【0012】
SE-A-3813409(Osterhage)においては、圧電制御回路によって制御される、連続鎖状の個別ブレスレットリンクから成るー各ブレスレットリンクは、デジタル表示として構成されるーマルチデジタル表示を備えた腕時計が開示されているが、前記制御回路は、ブレスレットリンクからブレスレットリンクへとパルス状に送り出されてデジタルディスプレーが、ブレスレットの周囲で時間的に律動するに到るマルチーデジットディスプレイを形成する。
【0013】
先行技術において開示された他の装置は、DE-29912001(Kreisz)、FR-A-2,599,867(Gennari),US-A-5,214,623(Seager)およびUS-A-5,251,189 (Timex Corporation)において記載されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の1つの目的は、より優れた情報表示と更に便利になった情報入力機能を可能とならしめる、情報表示と入力機能を備えた、改善されたブレスレットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明のある1つの局面に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットが提供される:即ち、該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群;入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置;該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置;及び入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置;なお、該ブレスレットにおいて、該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり;該ブレスレットのセグメントが、ヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した上方入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行出来るようにされており;また該ブレスレットは、該ブレスレットを通常の情報入力過程において少なくとも平坦形状構成に実質的に固定して保持する態様で該セグメントを連結するための継手成分を包含する。
【0016】
本発明の別の局面に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットが提供される:即ち、該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群;入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置;該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置;及び入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置;なお、該ブレスレットにおいて、該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり;該ブレスレットのセグメントが、ヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており;また該情報交換領域は、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向であって且つ該ブレスレットの全長の少なくとも10%である幅員を有するものである。
【0017】
本発明の更なる局面に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットが提供される:即ち、該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群;入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置;該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置;及び入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置;なお、該ブレスレットにおいて、該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり;該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており;該情報交換領域が、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向において狭長であり、また該情報入力装置が、アルファベットの文字をそれぞれ表わす手動操作可能な領域の1つの配列を含んで成るに際して、該キー領域の配列が、該ブレスレットの全長に沿って整列されるものである。
【0018】
本発明の更なる別の局面に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットが提供される:即ち、該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群;入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置;該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置;及び入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置;なお、該ブレスレットにおいて、該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり;該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットが、平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており;該情報交換領域が、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向において狭長であり、また該情報入力装置が、アルファベットの文字をそれぞれ表わす手動操作可能な領域の1つの配列を含んで成るに際して、該キー領域の配列が、該ブレスレットの全長に沿って整列されるものである。
【0019】
上記した本発明の複数の局面は、組み合わせて又は独立して利用すればよい。例えば、ブレスレットは、平坦状である場合固定されるか又は実質的に固定されることが好ましいのであるが、本発明の別の局面においてはこのことは、平坦形状構成である場合は緩く一体に連結されていてもよく、また該ブレスレットは、平坦形状構成である場合平坦な水平面上に支持される。しかしながら、上記したように、該ブレスレットは、平坦状構成である場合は固定されるか又は実質的に固定されることが好ましいのである。
【0020】
好都合には、かかる構成は、該装置がユーザーの手首に装着された場合情報を入力することが出来るようになるものであってもよいが、上記において記載した第1の局面においては、該ブレスレットを手首から取り外して、例えば机又は他の平坦面上において平らにした場合又は手で片持ち梁状に保持した場合に、情報入力が更に好都合におこなわれることが、本発明の1つの特別な利点である。
【0021】
該ブレスレットが、第1の形状構成において完全に手首を囲繞することによって手首に固定されるよう配置されるか、又はその代わりに該ブレスレットが、該セグメントの作用により手首をグリップすることによって手首に固定されるよう配置され、後者の場合は該ブレスレットが手首を完全に囲繞する必要が無いことが、理解されるはずである。後者の場合においては、該セグメントが、280度以上の角度間隔を形成する経路、好ましくは330度以上の角間隔を形成する経路の周囲に伸展することが好ましい。該ブレスレットが、少なくとも5つのセグメント、より好ましくは少なくとも7つのセグメントを含んで成ることが好ましく、また特に好ましい形態においては、該ブレスレットが11のセグメントを含んで成る。ある配列構成においては、該ブレスレットは、主として複数のセグメントから構成されるが、該ブレスレットの幾つかのパーツは、その他の要素、例えば弾性化要素から成る。しかしながら、該ブレスレットは、完全に幾つかの該セグメントから形成されることが好ましい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
1つの特に好ましい形態においては、該表示装置が、該ブレスレットの2つ又はそれ以上のセグメントに渉って伸展し、且つ個別に付勢される表示要素から構成される光学画像を提供するよう配列されるのである。かかるものとしては、例えばテレビジョン型式の表示装置のピクセルであってもよく、英数字文字のセグメントであってもよく、又はドットマトリックスにより形成される公知の形態の表示装置の如何なるものであってもよい。
【0023】
また別の特に好ましい形態においては、該表示装置は、該ブレスレットの少なくとも2つのセグメントに渉って伸展するに際して、該表示装置の少なくとも幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて、かくして関連セグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示するのである。例えば、かかるセグメントは、可視状態に関連づけられ、その結果英数字テキストが、コヒーレントなテキストに留まった状態で1つのセグメントから別のセグメントへ移行・移動するのである。他の配列構成においては、可視状態に関連づけられた、隣接するセグメントが、当該セグメントがコヒーレントに合体して1つの単一化画像となっている可視画像を提供してもよい。
【0024】
幾つかの配列構成においては、該継手成分は、該ブレスレットを通常の情報入力過程において平坦形状構成に実質的に固定して保持するに充分な剛性を有する硬いヒンジを複数含んで成る。 該継手成分の剛性度が、該ブレスレットが第1の手首装着形状構成にある場合よりも第2の平坦形状構成にある場合のほうが大きくなるように配列されていてもよい。又はその代わりに、該継手成分の剛性度が、該ブレスレットが第1の手首装着形状構成にある場合と第2の平坦形状構成にある場合において実質的に同一であって、該剛性度は、該ブレスレットを通常の情報入力過程においては平坦形状構成に実質的に固定しつつ而も該ブレスレットを第1の手首装着形状構成に移行させるに充分な可動状態に保持するように選択されるのである。幾つかの好ましい配列構成においては、該継手成分が、該ブレスレットの一対の隣接セグメント間において作動して、かくして前記第2の平坦位置になった場合該隣接セグメントを少なくとも実質的に固定された状態又は完全に固定された状態に解除可能に締結する、少なくとも1つの締結機構を包含するのである。1つの特に好ましい形態においては、該締結機構は、第1の平坦位置においては隣接するセグメントを弾力により前記固定状態に偏奇させるものの、解除して該弾力性偏奇に抗した手動動作により手首周辺に折り畳むことを可能とする制止機構である。他の形態においては、例えば止め具などの締結機構は、手動により作動させて、平坦状態になった場合隣接するセグメントを完全な固定状態に固締させるようにしてもよい。
【0025】
全体として、該ブレスレットは、平坦位置において該ブレスレットの1/3を把持して、更に好ましくは該ブレスレットの1/4を把持して片持ち梁状に保持された場合、セグメント相互の動きを防止するに十分なほど堅牢となるような態様で構成され且つ配列されることが、特に好ましい。
【0026】
1つの好適な形態においては、該ブレスレットの隣接するセグメントは、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で屈曲された場合でもまた平坦位置になった場合でも実質的に相互に突合せする外面を有しており、隣接するセグメントは、該隣接セグメントの隣接する外面の突合せ線を周回運動するようヒンジ留めされるように配列される。
【0027】
該情報交換領域が、該ブレスレットの通常可視状態となる外面の大半に渉って伸展することが、特に好ましい。好ましくは、該情報交換領域が、ブレスレットの通常可視状態となる外面の少なくとも50%に渉って、更に好ましくはブレスレットの通常可視状態となる外面の少なくとも75%に渉って伸展するのである。幾つかの好ましい配列構成においては、該情報交換領域が、ブレスレットの通常可視状態となる外面の全面に渉って伸展するのである。
【0028】
好ましくは、該表示装置は、該ブレスレットの3つ又はそれ以上のセグメントに渉って伸展する。いくつかの配列構成においては、該表示装置が、該ブレスレットの実質的に全長に渉って伸展する。尤もいくつかの配列構成においては、該情報入力装置が、該ブレスレットの実質的に全長に渉って伸展し、そのため該表示装置の範囲と干渉するに至る。好ましくは、該情報入力装置が、該ブレスレットの3つ又はそれ以上のセグメントに渉って伸展し、いくつかの配列構成においては該ブレスレットの全長に渉って伸長する。
【0029】
該情報処理装置が、表示信号を生成するに際して、表示情報が経時的に該ブレスレットの長さに沿って移動するように見えるように配列されることが、特に好ましい。このことは、該ブレスレットを手首に装着した場合、当該情報が多数の角度からでも見ることが出来る、という利点をもたらす。
【0030】
本発明のいくつかの形態においては、該情報入力装置は、英数字キーボード、即ちアルファベット文字と数字とを表示するキーを有するキーボードを含んで成っていてもよい。
【0031】
ある形態においては、該キーボードは、該ブレスレットの全長に沿って整列され、またこのような場合、好適には該キーボードが、該ブレスレットの全幅の一部のみを占拠し、全幅の残部は、該表示装置によって占められるのである。 かかる配列構成においては、該腕時計を平坦上にして情報入力する場合、キーボードは更に幅広くなって(該ブレスレットの長さに沿って)、情報入力のために便利なキー配列とすることが可能である。1つの好ましい形態においては、該キーボードは、複数の行のキーを有しており、1つ又はそれ以上の行は、該ブレスレットの隣接するセグメント上に配置される。好適には、該キーボードが、QUERTY型キーボードであり、なお文字キーが、10行にレイアウトされ、1つ又はそれ以上の行は、該ブレスレットの隣接する10のセグメント上に配置される。
【0032】
本発明のまた別の形態の実施態様においては、該キーボードは、該ブレスレットの全長に沿って整列されていてもよい。好適には、該キーボードは、複数の列のキーを有するが、1つ又はそれ以上の列は、該ブレスレットの隣接セグメント上に配置せられる。該キーボードが、QUERTY型キーボードであり、なお文字キーが好ましくは、それぞれ該ブレスレットの隣接する3つのセグメント上に配置された3列にレイアウトされるように配列されてもよい。
【0033】
本発明を具体化するブレスレットの別の形態においては、該情報入力手段が、メニュからの選択によって行われる、情報入力を行わしめる接触式画面を含んで成るように配列されるのである。その代わりに又は更に付加して、該情報入力手段は、電子ゲームステーションの制御手段を含んで成るように配列されていてもよい。
【0034】
特に好ましくは、該ブレスレットの構造は、該ブレスレットの隣接するセグメントが、該ブレスレットがユーザーの手首で屈曲された場合でもまた平坦位置になった場合でも実質的に相互に突合せする外面を有しており、隣接するセグメントは、該隣接セグメントの隣接する外面の突合せ線を周回運動するようヒンジ留めされるのである。
【0035】
本発明の1つの特別な特徴は、該情報交換領域が、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向において幅広であることである。好ましくは、該情報交換領域は、該ブレスレットの長さ方向に一定の幅であって、該ブレスレットの全長の少なくとも10%、より好ましくは20%且つ最も好ましくは30%である幅員を有するのである。他の配列構成においては、該情報交換領域は、該ブレスレットの長さ方向に一定の幅であって、該ブレスレットの全長の少なくとも40%、より好ましくは該ブレスレットの全長の50%である。
【0036】
該情報交換領域の形状は、種々に異なってもよいが、該ブレスレットの長さ方向において狭長であり、好ましくは実質的に長方形であることが好ましい。
【0037】
情報表示と入力機能とを備えたブレスレットが好ましくは、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向において、通常の腕時計のストラップよりも実質的に幅広いことが、本発明の別の特徴である。好ましくは、長さ方向に対して直角方向におけるブレスレットの最小の幅員は、該ブレスレットの全幅の少なくとも10%に等しく、また好ましくは、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向におけるブレスレットの平均幅員は、該ブレスレットの全幅の少なくとも10%に等しい。最も好ましくは、該最小幅員及び/又は平均幅員は、該ブレスレットの全長の少なくとも20%、更に好ましくは30%、また好便には、40%又は50%に等しい。好ましくは、該ブレスレットの長さ方向に対して直角方向におけるブレスレットの全幅は、一定である。
【0038】
好ましい特徴を英数字キーボードに関しては上記したが、英数字キーボードは、個別に可動であるキーによって構成する必要はないことを認めるべきである。パーソナルオーガナイザーにおいては、QERTY型キーボードなどのキーボードを有する接触式画面を設けることが通常である。これらの配列構成においては、アルファベットの文字を表示する手動操作可能な領域からなる1つのアレーが設けられるが、該キー領域は、指でスクリーンに接触するか又は特別に設けたスチラスによって操作することが可能な接触式画面の領域である。好ましい形態においては、数字を表示するキー領域も包含される。
【0039】
即ち、本発明に従えば、該情報交換領域は該ブレスレットの長さ方法において狭長であり、該情報入力装置は、アルファベットの文字を表示する手動操作可能な領域からなる1つのアレーを含んで成るが、キー領域の該アレーは、該ブレスレットの全長に渉って整列される。該キー領域は、物理的に可動なキーであってもよく、又は接触式画面の領域であってもよい。
【0040】
本発明の別の特徴に従えば、該ブレスレットは、携帯電話として使用するため第3の形状構成に移行可能である。即ち、本発明のいくつかの好ましい実施態様に従えば、該ブレスレットの1つのセグメントは、電話の受話器を構成し、また該ブレスレットの他のセグメントは、電話の送話器を形成し、さらに情報処理装置は、電話発信装置と電話受信装置を含んでなる。該ブレスレットのセグメントは、ヒンジ留めされて第3の電話構成に移行させることが可能となるが、該構成においては、該受話器と送話器とは、該受話器と送話器とを基準として通常の電話操作位置に配置される。かかる配列構成においては、かかる第3の電話構成においては、該ブレスレットは、第1の手首装着形状構成における曲面より全体として小さい曲面を有する、少なくとも部分的に屈曲された形状構成に形成される。
【0041】
本発明に従った装置に関連して本発明の特徴が特定されたが、かかる特徴はまた、本発明に従った方法に関しても実現され、またその逆もあてはまる。
【0042】
具体的には、本発明に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットを操作する方法が提供されるのである:即ち、ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること − なお、該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域を有するものであり、該情報交換領域は、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する −;及びユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること;なお、該方法は、ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態において該表示装置に情報を表示する工程;ブレスレットがユーザーによって平坦状に配列された場合、情報入力装置との手動相互作用により該情報処理装置に情報を入力する工程を含んで成るものである。
【0043】
かかる方法において特に好ましいことは、該方法が、該ユーザーの面前で、該ユーザーの視野を横断して伸展するブレスレットの長さと直角方向において該ブレスレットを第2の平坦形状構成に位置させること及び前記直角方向において該入力装置との手動相互作用により情報を入力させることを包含するものである。かかる方法は、該情報交換領域が、該ブレスレットの長さ方向において狭長であり、該情報入力装置が、アルファベットの文字を表示する手動操作可能な領域からなる1つのアレーを含んで成るに際して、キー領域の該アレーは、該ブレスレットの全長に渉って整列される場合に、特に使用される。
【0044】
本発明のもう1つの特に好ましい特徴は、該方法が、該ブレスレットを手首から外し、該ブレスレットのセグメントを、該セグメントが相互に少なくとも実質的に固定状態に保持する平坦形状構成に移行させること、及び該ブレスレットをその全長の一部のみで保持し、その残部は該平坦形状構成に少なくとも実質的に保持しながら、入力装置を介して情報を入力することを包含していてもよいことである。本発明のまた別の特徴は、該表示装置が少なくとも2つのセグメントに渉って伸展していてもよいこと、また該方法が、該表示装置の少なくとも2つの隣接するセグメントを平坦形状構成において幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて関連セグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示するような構成に移行させることを包含していてもよいことである。
【0045】
本発明の更なる別の局面に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットを操作する方法が提供される:即ち、ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること;及びユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること;なお、該方法は、ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示する工程、及び該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力する工程 − 但し、該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展する − を包含するに際して、該方法は、該ユーザーの面前で、該ユーザーの視野を横断して伸展するブレスレットの全長と直角方向において該ブレスレットを第2の平坦形状構成に位置させること及び前記直角方向において該入力装置との手動相互作用により情報を入力させることを包含して成る、前記方法である。
【0046】
本発明のまた更なる好ましい方法に従えば、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットを操作する方法が提供される:即ち、ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること;及びユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること; なお、該方法は、ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示する工程、及び該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力する工程と − 但し、該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展する − 包含するに際して、該方法は、該ブレスレットを手首から外し、該ブレスレットのセグメントを、該セグメントが相互に少なくとも実質的に固定状態に保持する平坦形状構成に移行させる工程、及び該ブレスレットをその全長の一部のみで保持し、その残部は該平坦形状構成に少なくとも実質的に保持しながら、入力装置を介して情報を入力する工程とを包含するものである。
【0047】
本発明の更に別の局面においては、下記を含んで成る情報表示と入力機能を備えたブレスレットを操作する方法が提供される:即ち、ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること;及びユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること; なお、該方法は、ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示する工程、及び該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力する工程 − 但し、該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展する − を包含するに際して、該表示装置が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展し、且つ該方法が、該表示装置の少なくとも幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて、かくして可視状態で関連づけられたセグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示するに到る平坦形状構成に、該表示装置の少なくとも2つのセグメントを移行させることを包含するものである。
【0048】
理解されるべきことであるが、これらの局面における本発明の重要な利点の1つは、該ブレスレットが、平坦形状構成担った場合、該ブレスレットのセグメントが相互に移動することなく片持ち梁状に保持することが出来る、ということである。即ち、例えば該ブレスレットは平坦形状構成となった場合片手で保持すること、またパーソナルデジタルオーガナイザーの通常の態様で残りの片手により情報を入力することが、可能である。同様に必要ならば、該ブレスレットは、該ブレスレットの中心部のある位置で、遠位端を移動することなく平坦形状構成に保持することが出来る。このことによって情報を入力する場合は、該ブレスレットのセグメントが弛緩し、情報を入力する前に水平面によって保持することが必要となった場合よりも便利が一層良くなる。
【0049】
本発明の実施態様は、多くの利点を有する。本発明を具体化する情報ブレスレットは、手首に装着して搬送したりまた通常の表示をおこなったりすることが出来るが、通常のキーボードについて普通であるように平坦で、堅牢な形状とした場合プログラムすることが出来る。これらのヒンジは、平坦状に折り戻すと堅牢なプラットフォームを形成するように締結出来るものであるか、又は平坦状に展開配置させ、他の表面上に載置させて操作を行える機能を持たせることが出来るだけでもよい。何れの場合も、通常の平坦状キーボードが有する便利さが、情報入力を行なうに際して得ることが出来る。
【0050】
次に、本発明の実施態様の幾つかを添付する図面を参照して実施例によって記載する。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明を具体化する情報表示と入力機能とを備えたブレスレットの全体形状の略斜視図である。図1(a)は、図1に示すブレスレットに実装した構成素子の簡略ブロック式回路図である。
【図2】平坦状に展開配置した場合における図1のブレスレットの側面図である。
【図3】該ブレスレットの長さに沿って整列させた英数字キーボードを備えた形状における、本発明を具体化するブレスレットの斜視図である。
【図4】平坦状に展開配置した場合における図3に類似したブレスレットの平面図である。
【図5】図3におけるブレスレットの変型をゲームステーション、即ち電子ゲームの形状としたものの平面図である。
【図6】ブレスレットに例示のゲームディスプレーを表示した、図5のブレスレットの平面図である。
【図7】図6におけるゲーム表示に代えてスポーツ情報を例示した、図5のブレスレットの平面図である。
【図8】ブレスレットの長さ方向を横切る方向に方法を表示した形状における、図1に示した図に対応する、本発明を具体化するブレスレットの斜視図である。
【図9】英数字キーボードに代えてメニュ選択を備えた接触式画面により情報を入力する形状を平坦状に展開配置した場合における、図8のブレスレットの平面図であり、また図9aは、図9のブレスレットの側面図である。
【図10】図8において示したと同一の形状において、情報をブレスレットの長さ方向を横切る方向に表示しているものの、英数字キーボードにより情報を入力するものとした、ブレスレットの平面図であり、また図10aは、図10のブレスレットの側面図である。
【図11】図2に示すブレスレットの隣接するセグメント間の結合部の詳細図を示す。
【図12】図11の構成要素に相当する、ブレスレットの1つのセグメントと1つのリンクの分解図を示し、図12aは、図12に示す結合部品の側面図を示す。
【図13】ブレスレットの隣接セグメントをユーザーが装着した場合と同様に一体に閉止した時の図11の構成要素である。
【図14】指とセグメントの溝及び図11に示す結合部品との相互作用の詳細図を示す。
【図15】指とセグメントの溝及び図11に示す結合部品との相互作用の詳細図を示す。
【図16】図1の実施態様において、ブレスレットをセグメントの作用によりグリップすることによって手首に固定した一変型を示す。
【図17】本発明の又別の実施態様において、ブレスレットが携帯電話として作動するものとしたものの斜視図を示すが、図17に示す該ブレスレットは、第2の平坦形状構成にある。
【図18】第1の手首装着形状構成における、図17のブレスレットの端面図である。
【図19】第3の電話の形状構成とした、図17及び18のブレスレットの斜視図である。
【図20】使用中の第3の電話の形状構成とした図19のブレスレットを示す。
【図21】図17ないし19において示したブレスレットの隣接セグメント間の結合部の詳細図を示す。
【図22】セグメントのスタッドと溝及び図21に示した結合部品との相互作用の詳細図を示す。
【実施例1】
【0052】
図1について述べれば、12のヒンジ留めされたセグメント12A及び12Bから構成されるブレスレット11がある。セグメント12Aは、側面13Aを有するが、この側面は、該セグメントの主要外面14にほぼ70度の角度で傾斜している。セグメント12Bは、主要面14にほぼ70度の角度で傾斜した側面13Bを有しており、また同時にその主要外面14にほぼ90度の角度で傾斜している側面13を有する。これら側面13A及び13Bの角度があるため、ブレスレット11は、折畳まれて図示したような全体として卵形形状を呈し、かくしてユーザーの手首に快適に嵌り合うことが出来るのである。この面13Aについて選択された現実の角度は、各面について同一である必要はなく、該ブレスレットの卵形形状について要求される深さが得られ、かくして外手首に好適に嵌り合うように選択されることになろう。各セグメント12A,12Bは、端面24を有する。これらのセグメントは、以下において詳述されるように相互に一体にヒンジ留めされ、かくして図2において示すように該ブレスレットが平坦状に展開されることが可能となる。該ブレスレットの端面を一体に締結させるための2つの好適な位置は、図1におけるA及びBにおいて示される。図2において展開されたブレスレットは、図1における位置Aにおいてその結合部を有する。図1において、点Aは、ユーザーの手首の下側において該ブレスレットの端面の結合部があることを示し、また点Bは、ユーザーの手首の側面部における結合部を示す。かかる複数のセグメントは,一体にヒンジ留めされて、かくして該ブレスレットがユーザーの手首周囲で折り畳まれることが可能となる。
【0053】
該ブレスレットは多くの異なる方法で手首に固定することが出来る。例えば図1において、該ブレスレットは、好適にはA又はBにおいて示された位置で分離され、かくして分離されたセグメント12Bは、留め金(図示していない)によって一体に接合される。図16において示すように、また別の配列構成においては、該ブレスレットのセグメントは、手首の周囲全体に伸展せず、小さい間隙がCで示された領域において設けられる。このような場合、該セグメントは、相互の間において継手部を有しており、これによって図16において示すような所望とする形状構成において剛性がもたらされ、その結果該ブレスレットは、該セグメント間の継手部の作用によって所定の位置に保持されることになる。勿論、このブレスレットもまた、かかる形状の組合せによって保持されていてもよい。例えば図1において、該ブレスレットは、位置Aにおいて示した2つの端部の間において留め金を全く有していなくてもよい。このような配列構成においては、該ブレスレットは、該セグメント間における強固な接合によって手首上の所定位置に保持される。
【0054】
例として図16において示した実施態様について述べるならば、該セグメントは、手首に装着した場合は280度以上、より好ましくは330度以上の角度間隔を形成する経路の周囲に伸展することが好ましいのである。即ち、Cにおいて示した間隙は、手首のほぼ中央において80度以下、好ましくは30度以下の角度間隔を形成することが好ましい。
【0055】
図1Aは、該ブレスレットの内部及びその上に実装された電気構成要素の簡略ブロック式回路図である。図1Aにおいて示すように、該ブレスレット11は、入力された情報を受信し且つ表示信号を生成させるための情報処理装置15、該情報処理装置15から派生された情報を表示するための表示装置(表示手段とも称する)16及び入力装置17との手動相互動作によって該情報処理装置15への情報入力を行うための情報入力装置(情報入力手段とも称する)17を含んで成る。例として、以下において更に詳細に記載するように、該入力手段17は、英数字キーボード(図4ないし14において示すように)、メニュからの選択によって情報入力を可能ならしめる接触型画面(図9において示すように)、又は電子ゲームステーションの制御装置(図5,6及び7において示すように)から構成されていてもよい。該情報処理装置15は、電子オーガナイザー、ハンドヘルドPC又は電子ゲームステーションにおいて普通に見られる処理装置を含んで成っていてもよい。該表示装置16は、LCDセグメント又は発光プラスチックスから構成された表示画面又はその他の入手可能な表示画面、例えば電子オーガナイザー、ハンドヘルドPC又は電子ゲームにおいて使用される画面を含んで成っていてもよい。
【0056】
ここで示した本発明の幾つかの実施態様に従えば、情報入力装置17は、図1において示したように該ブレスレットの2つ以上のセグメント12A,12Bに渉って伸展し、該表示装置16は、該セグメントの外面14上において表示スクリーンによって形成され、やはり図1に示す該ブレスレット11の2つ以上のセグメント12A,12Bに渉って伸展する。該情報入力装置17は、必ずしも表示装置16と独立している必要はなく、例えば該情報入力手段が接触式画面の一部であるように、該表示領域の一部分を構成していてもよい。かかる独立したキーボードを備えた装置(以下において記載するように)については、キーは、1つのセグメントの外面全体14から突出していてもよく、該外面の水準以下に皿穴に沈めてもよく,又は該外面と同高であってもよい。
【0057】
即ち、該ブレスレット11の該表面は、表示装置16が占める領域と該入力装置17が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域10を含んで成る情報交換領域を有する。
【0058】
図1Aにおいて示すように、該ブレスレット11は、ページャーや携帯電話に使用されているような、情報の赤外線送信又は通常の遠隔通信送信のうちの如何なるものによる情報の送信及び/又は受信を行なうための発信機及び/又は受信機を包含していてもよい。
【0059】
本発明に関する多くの変型が、以下において記載されるように提供され得るのであるが、多数の全体として好ましい特徴を次に記載することとする。該表示手段16は、該ブレスレットの実質的に全長に渉って伸展することが好ましく、また10以上のセグメントを備えたブレスレットの場合は、該情報入力手段17は、該ブレスレットのセグメント12A,12Bのうちの3つ以上に渉って伸展することが好ましい。該情報処理装置15は、該表示手段16に入力する表示信号を生成するに際して、所望の情報が表示された場合、一般に前記公開国際特許出願WO 96/1888において記載されているように、経時的に該ブレスレット11の長さ方向に沿って移動するように見えるように生成することも又好ましい。次に図3及び4に言及すれば、該情報入力手段17が、該ブレスレット11の長さ方向に沿って整列されたQUERTY型キーボードから構成される、図1のブレスレットの特殊な形態が示されている。
【0060】
図3及び4に示されているように、該表示手段16は、該ブレスレットの実質的に全長に渉って伸展しているが、ほぼ深さは半分にしか伸展していない。該情報入力手段17は、12行で形成されたキー20を有するQUERTY型キーボードから形成されており、なお各行は、セグメント12A又は12Bのうちの1つを占める。QUERTYキーボードの文字キーは、それぞれ該ブレスレット11の10個の隣接セグメント12A,12Bに配置された10の行に配置される。
【0061】
図3及び4は、パーソナルオーガナイザー又はミニパーソナルコンピュータの形態としたブレスレット11を示すが、該ディスプレーは、該ブレスレットを警察官が装着した場合に表示されるものである。例として示ししたディスプレーは、"A.P.B. RED JAGUAR XK8 STOLEN.....V296ABG.....TWO OCCUPANTS"である。このようなメッセージは、手首周囲を通過する結果、如何なる視角からもメッセージを視認することが出来るように配列されるであろう。かかるメッセージを図3に示す。
【0062】
図4は、図3において示したのに類似しているが、異なるメッセージを表示したブレスレットを示す。またこのブレスレットも、平坦形状に展開されており、QUERTYキーパッドでのプログラミングとディスプレーの完全視認が可能となっている。かかる使用法にあっては、情報の要求、例えば盗難の疑いがある車の詳細に関する要求が該ブレスレットからページングされるように配列構成される。次に要求された情報は、該ブレスレットへページングバックされるか又はインターネットから取り寄せられる。この場合得られる利点は、12個のヒンジ留めされたセグメントから構成されるブレスレットは、手首の周囲に畳込まれて、かくして所望ならば手首の周囲に情報を視認することが可能とすることが出来るが、同時に該セグメントがヒンジ留めされている事実によって、該ブレスレットは畳込みが展開されて平坦状の作動/プログラミング表面を形成することが出来、かくして最適のプログラミングが可能となる、ということが理解されるであろう。
【0063】
かかる実施態様の1つの特殊な用途/使用法は、警察関係である。通常警察官は巡回柱又は車中であっても、常に情報を付与したり又取得したりするため無線に依存する。このことは、情報を第三者、即ちオペレーターを経由して交換・授受する必要があるため十分とはいえない。従って、重大な時間の遅れ、誤りや授与する情報量に関する制約が生じる。又かかる情報は、警察官によって記録されるか又は記憶されねばならない。本発明の1つの実施態様によれば、例えば警察官が疑わしい車の登録又は所有者をチェックする必要があった場合、その警察官は、このミニパーソナルコンピュータブレスレットに当該車両の登録番号をプログラムすればよいのである。次にかかる情報要求が、直接車両運転免許担当官庁へページされるか又はインターネット経由で送信されればよい。要求された詳細は全て、該ブレスレットコンピュータにページバックすることが出来、かくして大量の情報を送信し且つダウンロードすることが出来る。オペレーターを介して授受するための遅延は全くなく、またオペレーターが当該情報の解釈を間違えたりまた読み違えたりする可能性も全くない。
【0064】
図5,6及び7は、修正・変更された実施態様を示す。図5は、ゲームステーション又は電子ゲームの形態とした、図3のブレスレットについての変型の平面図である。図6は、ブレスレットにゲームディスプレーを例として表示した、図5のブレスレットの平面図である。図7は、図6のゲームディスプレーに代えてスポーツ情報を例として表示した、図5のブレスレットの平面図である。
【0065】
図6,7及び8に示す例は、折畳みを展開したブレスレットを示す。これらのブレスレットは、個人の娯楽用のゲームステーション/プラットフォームとして特別に設計されたものである。図5は、表示画面16及びゲームを操作するためのボタン又はその他の形状の制御器19とを備えた基本形のブレスレットを示す。このような制御器19は、画面16とは独立していてもよく、又は逆に接触式画面の一部を形成していてもよい。その場合、この制御器は、ブレスレットが“ゲームモード”以外のモードにある場合は視認されることは無いであろう。
【0066】
図6に示すのは、折畳みを展開したブレスレットで、例えば戦争型のゲームに使用中のブレスレットにおいてテキスト及び図形や人物を表示することが出来る。図7は、別のモードのゲームブレスレット、即ちページされた情報、この場合はスポーツの結果や情報を受信するページャーとしてブレスレットを示す。
【0067】
例えば“ゲームボーイ”などの既存の電子ゲームは、堅牢であって、ポケット又はバッグなどに入れて搬送される必要があるので、容易に失う可能性があって、必ずしも容易に使用に供せられるものではない。本発明を具体化する畳込みを展開したゲームステーションは、手首に装着して搬送するので、さらに容易に利用可能となり、而も失う可能性はずっと少なくなる。図5ないし7において示したような幾つかの実施態様においては、ブレスレットは、情報(テキスト又は画像)を手首の周囲に通過させて、如何なる角度からも視認出来るようにするという付加された利点を有する。
【0068】
図4乃至7から理解されるように、本発明の実施態様に関して特に好ましい特徴は、16において一般的に表示された表示装置が、該ブレスレットの少なくとも2つのセグメント、好ましくはブレスレットの多くのセグメントに渉って伸展し、また該表示装置の少なくともいくつかの隣接するセグメントが、相互に視覚的に関連づけられる結果、関連づけられたセグメントに渉って伸展する情報の単一化された表示を提供することである。このことは、例えば図6において具体的に例示されており、この実施例においては、イメージ画像が2つ以上のセグメントに渉って伸展し且つ一体に組み合わされてゲームのためのコヒーレントで、均質な画像が得られる。
【0069】
表示を形成することが出来る方法としては数多くのものがあり、通常好まれる形態は、当該表示装置が、個別に付勢された表示要素、好適にはテレビジョン表示におけるピクセルから構成される視覚イメージを提供することである。
【0070】
図8は、図1における図に相当する、本発明を具体化するブレスレットの斜 視図であって、その形態においては、情報が該ブレスレットの長さ方向を横切った方向において表示されている。図9は、図8のブレスレットを平坦状に展 開した場合の平面図であって、英数字キーボードの代わりに情報をメニュ選択を備えた接触画面を介して入力する形態を示す。
【0071】
図9において示すように 該ブレスレットは、折畳みを展開すると“ノート パッド”型パームトップコンピュータを形成する。情報は、スタイラス19Aを経由して入力される。手書きされたテキストは次いで、公知の手書き認識ソフトウエアによって英数字テキストに変換される。図9において示した例は、警察による使用を見込んだものである。該ブレスレットは、通常は手首の周囲 に装着され、次いで折畳みを展開すると、作動プラットフォームを形成する。情報は、従来公知のペーパーパッドとペンを用いて通常行われるのと同様に入力される。しかしながら、この実施態様においては、情報を当該装置からまた当該装置へページすることが出来、および報告書又は他の問題を完了した場合情報をパーソナルコンピュータへダウンロードすることが出来るという利点が得られる。
【0072】
プログラミングを容易にするために、ここで示す実施例は、表示スクリーンが当該ブレスレットの全長に沿って伸長することがないように構成される。従って、該ブレスレットを手首に装着した場合、情報は、手首の周囲全体に巡回することは不可能である。図9の実施例は、図1の領域“B”において手首に 固定される。
【0073】
図9は、もう1つの実施例を示すが、この実施例においては、表示装置16 は、該ブレスレットの多くのセグメントに渉って伸展し、また該表示装置の隣 接するセグメントが相互に視覚的に関連づけられる結果、関連づけられたセグ メントに渉って伸展する情報の単一化された表示を提供するのである。
【0074】
図10は、図9に示された実施態様1つの変形であって、QUERTY型キー パッド17を介してプログラム出来るパーソナルオーガナイザー/ミニパーソ ナルコンピュータの形態としたものを示す。この実施例もやはり、手首全体の 周囲を情報が循環することを可能とするものではない。該ブレスレットもまた 、図1の領域Bにおいて固定される。
【0075】
寸法・大きさについて言えば、手首の平均周囲長は、ほぼ170mmである。好適には、該ブレスレットは、断面深さがほぼ4又は5mmである。該ブレスレットの外表面長は、好適には200mmである。該ブレスレットの幅は、大きすぎてはいけないのであって、そうでなければ、手首から前腕部にまで伸展することになるであろう。好適には、該ブレスレットの幅は、60乃至70mmとするべきである。
【0076】
好適には、該ブレスレットは、図に示すように12個のヒンジ留めされたセ グメントから成っていてもよく、その数は、該ブレスレットを手首に装着した場合できるだけ表面が円滑となるように選択される。しかしながら、他の実施態様においては、ヒンジとめされたセグメントは6、8又は10とすることや 又は別の数とすることが可能である。セグメントの数が偶数であると、形状は対称となるが、必要ならば、該ブレスレットは、例えばヒンジとめされたセグメントの数は5つとしてもよい。ヒンジ留めされたセグメントを同一のサイズとすることは必要ではない。事実、手首の側面を周回するセグメントが、手首の上端と下端を超えて伸展するセグメントよりも小さくすることは、有用であるかもしれない。
【0077】
ブレスレットのセグメントは、ヒンジ留めされてその結果、該ブレスレット がユーザーの手首の周囲で折畳められた第1の手首装着形状構成と該ブレスレットが、入力装置を介して情報を入力するためにユーザーによって平坦状に配置された第2の平坦形状構成との間をセグメントが移行することを可能とする 。
【0078】
図11は、図2に示すブレスレットの隣接するセグメント12Aの間におけ る連結部の詳細図を示す。図12は、図11の構成成分に相当する、ブレスレットのセグメント12Aと連結リンク21の分解図を示す。図13は、ブレスレットの隣接するセグメントをユーザーが装着した場合と同様に一体に閉止した場合、図11の構成成分を示す。図14及び15は、指及び図11に示されたセグメントと連結部品との相互作用の詳細図を示す。
【0079】
図11は、図1に示した傾斜連結部13Aの概略端面図を示す。これら2つのセグメント12Aは、連結リンク21によってヒンジ留めされるが、このリンクは、セグメント形状とした平面プレートであって、セグメントの点は、セグメント12Aの隣接する面の連結部26に位置する。図12及び12aにおいて示すように、リンク21は、面に対して垂直に伸展する4つのスタッド22を有するが、該スタッドは、セグメント12Aの端面24の下側にある溝23に位置する。これらの溝23は、独特なものであり、セグメント12Aの隣 接する面14の間に連結部26を中心とする円の上に位置する。図11及び13において示すように、セグメント12Aが軸26の周囲において枢動することは、溝23に沿って移動するスタッド22によって実行される。この配列構成は、外面14が、平坦状態にある場合とブレスレットを手首に装着した場合の双方において突合せすることになり、その結果ブレスレットから連続状の表 示表面が得られる、という利点がある。
【0080】
図11に示す配列構成は、隣接するセグメント12Aが、平坦形状構成となった場合相互に完全に固定されるように修正・変更されてもよい。例として、ブレスレットは、隣接するセグメント12Aの間において、手動により操作することによってセグメントを動かないような完全固定状態に締結する留め具(図示していない)を包含しても良い。図12に示すような別の配列構成においては、ピン22Aをセグメント12Aの端面24にある孔22Bを通してスタッド22の孔22C内に挿入して、これらのセグメントを固定することが出来る 。
【0081】
しかしながら、既述したようにかかる締結ピンは、1つの変形である。他の配列構成においては、かかるスタッド及び溝は、摩擦のみによってブレスレットに剛性を付与する可能性がある。
【0082】
図14及び15において示すように、また別の配列構成においては、各溝23の内部ガイド表面27に制止突出部25が設けられてもよいが、この突出部にスタッド22を配置させて、かくしてブレスレットを手首に装着するための強固に固定された折畳み平坦位置と強固に固定された位置とが得られる。即ち、構成成分22及び25は、ブレスレットの一対の隣接するセグメント間において作動する締結機構を形成し、かくして該隣接セグメントを前記平坦状にした位置に成った場合固定状態に解除可能に締結するのである。平坦状位置においては、制止機構は弾力によって隣接するセグメントを前記した平坦状に固定 された状態に偏奇させるが、この弾力性偏奇に抗した手動運動によって手首の周囲に折畳めるように解除を行うことも出来る。即ち、上記した実施態様においては、ブレスレットは、通常の情報入力の過程において平坦状形状構成にセグメントを一体に連結するための継手成分を包含していてもよい。
【0083】
一例を挙げれば、上記した該制止機構によって付与された剛性は、平坦形状構成においてブレスレットが、該ブレスレットの1/3を把持することによって片持ち梁状に保持された場合セグメントの相互間の移動・運動を防止するに充分に堅牢となるように選択してもよい。
【0084】
必要な剛性を付与するために明確な制止機構を設けることは、必須ではない。いくつかの配列構成においては、セグメント間に設けたヒンジは、異なる形状構成において均等な剛性を付与する、剛性のあるヒンジでさえあればよい。そうであれば、第1の手首装着構成であれまた第2の平坦構成であれ、ユーザ ーは、必要な位置にまでブレスレットを折り曲げることになろう。剛性を正確に選択するとすれば、ブレスレットは、手首上であっても又は平坦形状構成に片持ち梁に保持された場合でも上記した機能を発揮することが出来る。
【0085】
ブレスレットが、手首に該ブレスレットを保持するため強固に固定された位置を有することは、必須ではない。いくつかの配列構成においては、手首に装着した場合セグメントを自由にヒンジ留めされた状態にしたまま、少なくともいくつかのセグメントを平坦状態に締結する締結機構を設けてもよい。
【0086】
外面14が突合せとなる特徴によって、ブレスレットを手首に装着した場合表示される移動情報を手首の周囲で継ぎ目無しで移動するように見えること、即ち当該情報が1つのヒンジ留めされたセグメントから別のセグメントへ飛ぶように見えないことになる。同様に、これによって、衣服が、傾斜面13Aの内側端に引っかかるのが防止される。
【0087】
次に本発明の更なる別の実施態様であって、ブレスレットが携帯電話として機能する実施態様を記載することとする。図17乃至21は、1つのセグメント12Sが電話の受話器を形成しまた他のセグメント12Mが電話の送話器を形成する、本発明を具体化するブレスレットを示す。図1Aに示すように、ブレスレットを携帯電話として機能させるための送信機と受信機18が設けられる。一般的に言って、図17乃至22における構成成分が、それまでに示した図における構成成分に相当する場合、当該構成成分は同じ参照番号によって示される。
【0088】
図19において示すように、ブレスレット11のセグメント12は、ヒンジ留めされて、ブレスレットが第3の電話形状構成へ移行させられるのであるが、かかる構成においては、電話受話器12Sと電話送話器12Mを、図20に おいて示すようにユーザーの耳と口を基準として、通常の電話操作位置に配置させることが出来る。図19において示すように、この第3の電話形状構成において、ブレスレット11は、彎曲された形状構成に成形される。他の配列形成においては、ブレスレットの中央部は、平坦形状構成に保持されていて、ブレスレットの2つの端部のみが、傾斜した状態に保持されれば良い。
【0089】
次にかかる実施態様の詳細を考慮するが、図17は、11のセグメントのブレスレットを平坦な動作プラットフォーム、即ち第2の平坦な形状構成に展開したものを示す。これは、英数字及び図表データの入力に最も適し且つ可視データ及び画像認識に最も適したブレスレットの形状構成である。図示したブレスレットは一端において、ブレスレットで受信した可聴音声信号を増幅するための受話器12S内のスピーカー30を包含している。該ブレスレットの他端においては、音声信号を選別しデジタル信号に変換するため 送話機12M内のマイクロホン31が設けられる。このマイクロホンとスピーカー31及び32とは、ブレスレットの側面部には配置されるが、これは、平坦形状構成においてはブレスレットの上側であり、即ち表示装置と入力装置16,17が位置する側である。ブレスレットのこの側面は、ブレスレットが第1の手首装着形状構成となった場合は外側である。好ましくは、マイクロホンとスピーカーとは、手首の皮膚に接触するため、ブレスレットの下側又は内側に位置することはない。皮膚との接触は、ブレスレットを手首の周囲に装着した場合、スピーカーを弱音又は消音させる効果を生じるであろう。しかしながら、スピーカーとマイクロホンとをブレスレットの上端又は外側に取り付ける配列構成が好ましいのであるが、これらをブレスレットの下側に取り付ける場合の機械的な利点は、必要とされるヒンジ配列が、それほど複雑とならない点にある。
【0090】
図18は、11のセグメントのブレスレットを手首に装着して連結した場合の端面図として示す。このブレスレットは、手首の異なる位置で固定することが可能であるが、好ましい配列構成は、図1の実施態様に関連して議論したように点A又は点Bにおいて連結部を有する。特に好ましい配列構成は、点Aにおける連結部を有するものであって、この理由は、この実施態様においては、中心セグメント12Xが、他のセグメントよりも大型となっていることである。かかる配列構成は、図18において連結部Aに対向する位置においてセグメントが大型となるため、上記した他の実施態様の全てにおいても利用することが出来る。このことは、腕時計によって通常占められる位置であり、手首装着位置とした場合手首の上端において情報交換領域の内特に便利な大きな中央領域が得られる。
【0091】
図18は、ブレスレット11を手首の周囲に装着した場合スピーカー30とマクロホン31の相対的位置を示すが、この場合、これらは隣接するセグメントを占めることになるはずである。ブレスレットを位置B又は他の点に固定する場合、この形状構成は、スピーカーとマイクロホンを適当に配置させるように、例えばスピーカーとマイクロホンを結合点の両側の隣接セグメント上に常に配設させるように修正する必要があるであろう。
【0092】
図19は、“C”型形状に移行させた、図17及び18のブレスレット11の側面図を示す。この“C”型形状は、ブレスレットを手首から外し、次いで重なるように折り曲げることによって実現される。かかる形状を実現するため には、ユーザーは、ブレスレットを完全な平坦形状に配列させる必要はない。最終的な“C”型形状は効率的には、平坦展開形状から更に折り曲げることである。
【0093】
スピーカーとマイクロホンとをブレスレットの下側に位置させたまた別の形状(ここには図示しない)においては、図19の“C”型形状は更に迅速且つ容易に実現することが出来ることを理解するべきである。これは、スピーカーとマイクロホンとをブレスレットの下側に位置させた場合に“C”型形状が必要となるが、手首の周囲で折畳んだブレスレット形状とブレスレットの平坦形状との中間位置であるのが効率的であるからである。かかる場合、この“C”型形状は、ブレスレットを手首から外してはいるものの、平坦形状に展開しない場合に実現される中間形状となる。
【0094】
図20は、図17,18及び19のブレスレットを携帯電話として使用した場合ユーザーの顔面に対して保持した状態を示す。マイクロホン31とスピーカー30とは、やはりブレスレットの外側又は上側、即ち表示装置と入力装置とによって占められる側面に位置することになる。
【0095】
図21は、図11の構成成分に相当する3点ヒンジであって、図18と19の“C”型形状構成を実現させるように修正・変形させたものを示す。相互に重なるように折り曲げて、図19の好ましい“C”型形状を形成させた2つの セグメント12を示す。図21のヒンジは、図14と15に示すヒンジとは、今回は3つのセットの制止突出部(図22に示す)が存在する点で異なる。1つのセットは、強固な手首装着形状構成を実現するために適用可能である。第2のセットは、平坦に展開した形状構成の実現を容易にさせる。第3のセットは、“C”型形状の実現を容易にさせる。
【0096】
これら3つのセットの制止装備は、電話の形状構成のための“C”型形状に固締することが出来るブレスレットについても必須でないことに注目されるべきである。このことは、ブレスレットは、ブレスレットの2つの端部を一体に 固定するための装備がある限り、第1の手首装着形状構成に締結する現実的な必要性が全くないからである。このブレスレットは、従来公知の、自由にヒンジ留めされた形状構成として手首に装着し、留め金で固定することが出来る。これは、ブレスレットを第2の平坦形状構成又は第3の電話形状構成に締結する前に、手首から取り外すことを一層容易に且つ迅速にするという利点がある。手首に装着した場合にヒンジ留めが緩い形状構成の利点も、上記した他の実施態様においても第3の電話構成とすることなく適用可能である。
【0097】
次に制止配列機構の詳細を考察するならば、図22は、3つのセットの制止突出部25A,25B及び25Cを示す。下側の第3のセットは、マイクロホン31とスピーカー30が、表示装置と入力装置と共にブレスレットの上側又は外側に配置された場合、電話形状構成の“C”型形状の実現を可能ならしめる。第1のセットの、最上部の制止突出部25Aは、手首に装着した場合自然型のブレスレットの実現を容易にする。手首装着形状構成において、セグメント面13Aは、可能な限り相互に接近する。第2のセットの制止突出部25Bは、次の形状構成、即ち第2の平坦な展開された形状構成に係わる。第3で且つ最後のセットの制止突出部25Cは、第3の電話形状構成に係わる。この後者の形状構成においては、セグメントの側面13Aは、相互に最も遠隔に隔離される。これに相応して、セグメントの上面又は下面14は、最も接近・近接して、相互に重なるように曲げられるのである。
【0098】
要約すると、本願明細書には次の発明の開示も含まれている
1. ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− また、該情報交換領域は、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向であって且つ該ブレスレットの全長の少なくとも10%である幅員を有するものであること、
を特徴とするブレスレット。

2.ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該情報交換領域が、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向において狭長であり、また該情報入力装置が、アルファベットの文字をそれぞれ表わす手動操作可能な領域の1つの配列を含んでおり、該キー領域の配列が、該ブレスレットの全長に沿って整列されるものであること、
を特徴とするブレスレット。

3. ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該情報交換領域が、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向において狭長であり、また該情報入力装置が、アルファベットの文字をそれぞれ表わす手動操作可能な領域の1つの配列を含んでおり、該キー領域の配列が、該ブレスレットの全長を横切って整列されるものであること、
を特徴とするブレスレット。

4. ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該表示装置が、該ブレスレットの2つ又はそれ以上のセグメントに渉って伸展し、且つ個別に付勢される表示要素から構成される可視・光学画像を提供するよう配列されること、
を特徴とするブレスレット。

5. ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該表示装置が、該ブレスレットの少なくとも2つのセグメントに渉って伸展するに際して、該表示装置の少なくとも幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて、かくして関連セグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示すること、
を特徴とするブレスレット。

6. ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該表示装置が、該ブレスレットの少なくとも3つのセグメントに渉って伸展し、また該情報入力装置も、該ブレスレットの少なくとも3つのセグメントに渉って伸展し、
− 該情報交換領域が、該ブレスレットの長さ方向において狭長であり、また該情報交換領域が、ブレスレットの通常可視状態となる外面の少なくとも50%に渉って伸展し、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向であって且つ該ブレスレットの全長の少なくとも30%である幅員を有するものであり、また
− 該ブレスレットは、該ブレスレットを通常の情報入力過程において少なくとも平坦形状構成に実質的に固定して保持する態様で該セグメントを連結するための継手成分を包含すること、
を特徴とするブレスレット。

7. ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該ブレスレットは、該ブレスレットを通常の情報入力過程において少なくとも平坦形状構成に実質的に固定して保持する態様で該セグメントを連結するための継手成分を包含し、また第1の形状構成において、該セグメントが、280度より大きい角度間隔を形成する経路の周囲に伸展し、
− 該情報交換領域が、第1の手首装着位置になった場合ブレスレットの通常可視状態となる外面の少なくとも50%に渉って伸展すること、
を特徴とするブレスレット。

8. ブレスレットを操作する方法であって、
− ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること、及び
− ユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示し、また該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力すること、
− 該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展すること、
― 該方法は、該ユーザーの面前で、該ユーザーの視野を横断して伸展するブレスレットの全長と直角方向において該ブレスレットを第2の平坦形状構成に位置させること及び前記直角方向において該入力装置との手動相互作用により情報を入力させることを包含して成ること、
を特徴とする方法。

9. ブレスレットを操作する方法であって、
− ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること、及び
− ユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
― ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示し、また該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力すること、
− 但し、該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展すること、
― 該方法は、該ブレスレットを手首から外し、該ブレスレットのセグメントを、該セグメントが相互に少なくとも実質的に固定状態に保持する平坦形状構成に移行させる工程、及び該ブレスレットをその全長の一部のみで保持し、その残部は該平坦形状構成に少なくとも実質的に保持しながら、入力装置を介して情報を入力する工程とを包含するものであること、
を特徴とする方法。

10. ブレスレットを操作する方法であって、
− ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること、及び
− ユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
― ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示し、また該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力すること、
− 該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展すること、
― 該表示装置が、該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展し、且つ該方法が、該表示装置の少なくとも幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて、かくして可視状態で関連づけられたセグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示するに到る平坦形状構成に、該表示装置の少なくとも2つのセグメントを移行させることを包含するものであること、
を特徴とする方法。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0099】
【特許文献1】WO 96/21888公報
【特許文献2】US-A-5,260,915公報
【特許文献3】US4,141,074公報
【特許文献4】DE-A-3,508,365公報
【特許文献5】FR-2A-2360114公報
【特許文献6】US-A-5,416,730公報
【特許文献7】SE-A-3813409公報
【特許文献8】DE-29912001公報
【特許文献9】FR-A-2,599,867公報
【特許文献10】US-A-5,214,623公報
【特許文献11】US-A-5,251,189公報
【符号の説明】
【0100】
10 情報交換領域
11 ブレスレット
12 セグメント
12A セグメント
12B セグメント
12M セグメント(電話受話器)
12S セグメント(電話受話器)
12X 中心セグメント
13 側面
13A 傾斜連結部(セグメント面)
13B 側面
14 主要外面
15 情報処理装置
16 表示装置(表示画面)
17 情報入力装置(入力手段)
18 受信機
19 制御器
19A スタイラス
20 キー
21 連結リンク
22 スタッド(構成成分)
22A ピン
22B 孔
22C 孔
23 溝
24 端面
25 制止突出部
25A,25B、25C 制止突出部
26 連結部
27 内部ガイド表面
30 スピーカー
31 マイクロホン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該情報交換領域が、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向において狭長であり、また該情報入力装置が、アルファベットの文字をそれぞれ表わす手動操作可能な領域の1つの配列を含んでおり、該キー領域の配列が、該ブレスレットの全長に沿って整列されるものであること、
を特徴とするブレスレット。
【請求項2】
ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該情報交換領域が、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向において狭長であり、また該情報入力装置が、アルファベットの文字をそれぞれ表わす手動操作可能な領域の1つの配列を含んでおり、該キー領域の配列が、該ブレスレットの全長を横切って整列されるものであること、
を特徴とするブレスレット。
【請求項3】
ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該表示装置が、該ブレスレットの2つ又はそれ以上のセグメントに渉って伸展し、且つ個別に付勢される表示要素から構成される可視・光学画像を提供するよう配列されること、
を特徴とするブレスレット。
【請求項4】
ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該表示装置が、該ブレスレットの少なくとも2つのセグメントに渉って伸展するに際して、該表示装置の少なくとも幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて、かくして関連セグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示すること、
を特徴とするブレスレット。
【請求項5】
ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域であって、該ブレスレットの2つ以上のセグメント上を伸展する情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該表示装置が、該ブレスレットの少なくとも3つのセグメントに渉って伸展し、また該情報入力装置も、該ブレスレットの少なくとも3つのセグメントに渉って伸展し、
− 該情報交換領域が、該ブレスレットの長さ方向において狭長であり、また該情報交換領域が、ブレスレットの通常可視状態となる外面の少なくとも50%に渉って伸展し、該ブレスレットの全長方向に対して直角方向であって且つ該ブレスレットの全長の少なくとも30%である幅員を有するものであり、また
− 該ブレスレットは、該ブレスレットを通常の情報入力過程において少なくとも平坦形状構成に実質的に固定して保持する態様で該セグメントを連結するための継手成分を包含すること、
を特徴とするブレスレット。
【請求項6】
ブレスレットであって、
− 該ブレスレットをユーザーの手首の周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた4ないしそれ以上のセグメントの複数群、
− 入力された情報を受信し且つ情報を表示するための表示信号を生成させるための情報処理装置、
− 該情報処理装置から派生された情報を表示するための表示装置、及び
− 入力装置との手動相互動作によって該情報処理装置への情報入力を行うための情報入力装置、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− 該ブレスレットの外表面は、該表示装置が占める領域と該入力装置が占める領域とを組み合わせて含んで成る情報交換領域を有するものであり、
− 該ブレスレットのセグメントがヒンジ留めされて、該ブレスレットがユーザーの手首の周囲で折り畳まれることが出来る第1の手首装着形状構成と該ブレスレットがユーザーによって平坦状に配置されて、該入力装置を経由した情報入力が行われる第2の平坦形状構成との間を該セグメントが移行可能にされており、
− 該ブレスレットは、該ブレスレットを通常の情報入力過程において少なくとも平坦形状構成に実質的に固定して保持する態様で該セグメントを連結するための継手成分を包含し、また第1の形状構成において、該セグメントが、280度より大きい角度間隔を形成する経路の周囲に伸展し、
− 該情報交換領域が、第1の手首装着位置になった場合ブレスレットの通常可視状態となる外面の少なくとも50%に渉って伸展すること、
を特徴とするブレスレット。
【請求項7】
ブレスレットを操作する方法であって、
− ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること、及び
− ユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
− ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示し、また該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力すること、
− 該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展すること、
― 該方法は、該ユーザーの面前で、該ユーザーの視野を横断して伸展するブレスレットの全長と直角方向において該ブレスレットを第2の平坦形状構成に位置させること及び前記直角方向において該入力装置との手動相互作用により情報を入力させることを包含して成ること、
を特徴とする方法。
【請求項8】
ブレスレットを操作する方法であって、
− ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること、及び
− ユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
― ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示し、また該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力すること、
− 但し、該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展すること、
― 該方法は、該ブレスレットを手首から外し、該ブレスレットのセグメントを、該セグメントが相互に少なくとも実質的に固定状態に保持する平坦形状構成に移行させる工程、及び該ブレスレットをその全長の一部のみで保持し、その残部は該平坦形状構成に少なくとも実質的に保持しながら、入力装置を介して情報を入力する工程とを包含するものであること、
を特徴とする方法。
【請求項9】
ブレスレットを操作する方法であって、
− ブレスレット内に実装された情報処理装置に該ブレスレットに実装された入力装置との手動相互動作によって情報を入力すること、及び
− ユーザーの手首周囲に折畳み出来るように一体にヒンジ留めされた複数のセグメントを含んで成るブレスレットが、ユーザーの手首に装着されている状態で、情報処理装置から派生された情報を該ブレスレットの表示装置に表示すること、
を含んで成る情報表示と入力機能を備え、さらに、
― ブレスレットがユーザーの手首に装着された状態で該表示装置に情報を表示し、また該ブレスレットがユーザーによって平坦上に配列された場合、該情報入力装置との手動相互作用により情報処理装置に情報を入力すること、
− 該表示装置及び該入力装置とが併せて占める領域が該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展すること、
― 該表示装置が、該ブレスレットの2つ以上のセグメントに渉って伸展し、且つ該方法が、該表示装置の少なくとも幾つかのセグメントが相互に可視状態に関連づけられて、かくして可視状態で関連づけられたセグメント上に伸展する情報の単一化表示を提示するに到る平坦形状構成に、該表示装置の少なくとも2つのセグメントを移行させることを包含するものであること、
を特徴とする方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−80498(P2013−80498A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−269962(P2012−269962)
【出願日】平成24年12月11日(2012.12.11)
【分割の表示】特願2010−286843(P2010−286843)の分割
【原出願日】平成13年2月28日(2001.2.28)
【出願人】(502313381)
【氏名又は名称原語表記】RADLEY−SMITH,Philip,John
【Fターム(参考)】