説明

情報表示装置およびプログラム

【課題】マーカ機能および単語帳機能を備えた情報表示装置において、見出し語の説明情報として付加された画像へのマーカ機能を利用してより効果的に学習する。
【解決手段】第1言語単語Tcとこれに対応する第2言語単語Tjとそのイメージ画像Tpとを対応付けた複数の単語情報を集録した学習コンテンツを対象に、第1又は第2言語をユーザの母国語として設定し、任意の単語情報の第1言語単語Tc、第2言語単語Tj、イメージ画像Tpの何れかの情報をマーカ表示の対象として指定しマーカ単語帳に登録する。登録された任意の単語情報を表示させる際、第1言語単語Tc又は第2言語単語Tjがマーカ表示の対象として指定されていた場合は同単語Tc又はTjがマーカ隠し表示Emされ、イメージ画像Tpがマーカ表示の対象として指定されていた場合は、同イメージ画像Tpと共に前記言語設定された単語Tc又はTjがマーカ隠し表示Emされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マーカ機能を備えた電子辞書装置等の情報表示装置およびその制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電子辞書装置には、辞書検索された所望の見出し語を、別途ユーザ独自の単語帳として登録し、この単語帳内の登録単語を適宜呼び出して表示させることができる単語帳機能を搭載したものがある。
【0003】
また、辞書検索された所望の見出し語とその説明情報の表示画面において、注目すべき文字列(単語)をマーカにより識別して表示させることのできるマーカ機能を搭載したものがある。
【0004】
そして、前記単語帳機能とマーカ機能を組み合わせて搭載した電子辞書装置も考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
この電子辞書装置では、所望の見出し語とその説明情報の表示画面において、任意の文字列(単語)に任意の色のマーカを付加して単語帳に登録すると、当該単語帳を表示する際に、指定の色のマーカが付加された文字列を隠して表示させたり、同指定の色のマーカが付加された文字列を抽出して表示させたりすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−113395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
最近の辞書や学習コンテンツでは、見出し語(単語)に対応する説明情報と共に、該当単語をイメージさせる画像(イラストや撮影画像)もついて分かり易く学習できるようになっている。
【0008】
しかしながら、このような学習コンテンツを利用し、外国語単語から前記マーカ機能により隠した母国語単語を答える際に、該当単語に対応する画像が共に表示されると、外国語単語が意味不明でもその内容が分かってしまうため、学習効果が出ない問題がある。
【0009】
このように従来のマーカ・単語帳機能では、見出し語(単語)に付加された画像を効果的に学習に活用することができなかった。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、マーカ機能および単語帳機能を備え、コンテンツ内の画像を有効に活用して効果的に学習することが可能になる情報表示装置およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る情報表示装置は、第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報を複数組記憶する単語情報記憶手段と、ユーザ操作に応じて前記単語情報報記憶手段により記憶された何れかの単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像とを表示させる単語情報表示手段と、この単語情報表示手段により表示された単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像との何れかをユーザ操作に応じてマーカ対象に指定するマーカ指定手段と、このマーカ指定手段によりマーカ対象に指定された単語情報を当該マーカ対象の指定部分情報と共に単語帳登録する単語帳登録手段と、この単語帳登録手段により登録された単語情報をそのマーカ対象に指定された部分をマーカで隠して表示させるマーカ隠し表示手段とを備えた情報表示装置であって、前記マーカ隠し表示手段は、前記単語帳登録手段により登録された何れかの単語情報を表示させる際に、当該単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であるかを判断する画像マーカ判断手段を有し、この画像マーカ判断手段により前記表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、ユーザの母国語と同じ言語である第1言語単語または第2言語単語もマーカで隠して表示させる、ことを特徴としている。
【0012】
本発明に係るプログラムは、表示部とメモリを備えた電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、前記コンピュータを、第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報を複数組メモリに記憶させる単語情報記憶手段、ユーザ操作に応じて前記単語情報報記憶手段により記憶された何れかの単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像とを表示部に表示させる単語情報表示手段、この単語情報表示手段により表示された単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像との何れかをユーザ操作に応じてマーカ対象に指定するマーカ指定手段、このマーカ指定手段によりマーカ対象に指定された単語情報を当該マーカ対象の指定部分情報と共にメモリに単語帳登録する単語帳登録手段、この単語帳登録手段により登録された単語情報をそのマーカ対象に指定された部分をマーカで隠して表示部に表示させるマーカ隠し表示手段として機能させ、前記マーカ隠し表示手段は、前記単語帳登録手段により登録された何れかの単語情報を表示部に表示させる際に、当該単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であるかを判断する画像マーカ判断手段を有し、この画像マーカ判断手段により前記表示部に表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、ユーザの母国語と同じ言語である第1言語単語または第2言語単語もマーカで隠して表示させる、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、マーカ機能および単語帳機能を備え、見出し語の説明情報として付加された画像へのマーカ機能を利用してより効果的に学習することが可能になる情報表示装置およびその制御プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の情報表示装置の実施形態に係る電子辞書装置10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記電子辞書装置10の情報表示処理を示すフローチャート。
【図3】前記電子辞書装置10の情報表示処理に伴うマーカ処理を示すフローチャート。
【図4】前記電子辞書装置10の情報表示処理に伴う画像マーカ表示処理を示すフローチャート。
【図5】前記電子辞書装置10の言語設定処理を示すフローチャート。
【図6】前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従った[語学学習コンテンツ(指差し旅行会話)]の表示動作(その1)を示す図。
【図7】前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従った[語学学習コンテンツ(指差し旅行会話)]の表示動作(その2)を示す図。
【図8】前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従ったマーカ単語帳の表示動作(その1)を示す図。
【図9】前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従ったマーカ単語帳の表示動作(その2)を示す図。
【図10】前記電子辞書装置10の言語設定が日本語である場合の情報表示処理に従った[語学学習コンテンツ(指差し旅行会話)]の表示動作を示す図。
【図11】前記電子辞書装置10の言語設定が日本語である場合の情報表示処理に従ったマーカ単語帳の表示動作を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1は、本発明の情報表示装置の実施形態に係る電子辞書装置10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0017】
この電子辞書装置10は、以下に説明する電子辞書専用の携帯機器(電子辞書装置10)として構成されるか、辞書機能を備えたPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブック、携帯ゲーム機等として構成される。
【0018】
この電子辞書装置10は、各種の記録媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0019】
このCPU11には、メモリ12、記録媒体読み取り部14、通信部15、キー入力部16、タッチパネル式カラー表示部17などが接続される。
【0020】
前記CPU11は、メモリ(フラッシュROM)12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記録媒体13から記録媒体読み取り部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)20から通信部15を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御する。
【0021】
前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キー入力部16、タッチパネル式カラー表示部17からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは通信部15を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ20との通信信号、あるいは記録媒体読み取り部14を介して外部接続されるEEPROM,RAM,ROMなどのメモリ・カード(記録媒体)13との接続通信信号に応じて起動される。
【0022】
前記メモリ12に記憶される装置制御プログラムとしては、当該電子辞書装置10の全体の動作を司るシステムプログラムや、通信部15を介してインターネットN上の各Webサーバ20や図示しないユーザPC(Personal Computer)などとデータ通信するための通信プログラムが記憶される。
【0023】
また、前記装置制御プログラムとしては、検索文字列の入力に応じて見出し語などを検索する見出し語検索処理、検索された見出し語に対応した説明情報(対訳語・イメージ画像など)の読み出し表示処理、表示された説明情報の中のユーザ任意の文字列にカラーマーカを付加しマーカ単語帳データメモリ12fn…に登録する単語帳登録処理、登録された単語帳を呼び出して表示させる単語帳呼び出し処理、ユーザの母国語に応じてガイド表示する言語の種類を切り替えて設定する言語設定処理など、同メモリ12内に記憶された辞書データベース12bや指差し旅行会話データベース12cに基づく処理全般を制御するための各種情報表示制御プログラム12aが記憶される。
【0024】
前記辞書データベース12bとしては、英字の見出し語に対応付けてその日本語訳やイメージ画像などの説明情報が記述された[英和辞書]、漢字/カナの見出し語に対応付けてその英語訳やイメージ画像などの説明情報が記述された[和英辞書]、漢字/カナの見出し語に対応付けてその中国語訳やイメージ画像などの説明情報が記述された[日中辞書]、中国語漢字の見出し語に対応付けてその日本語訳やイメージ画像などの説明情報が記述された[中日辞書]などが記憶される。
【0025】
また、指差し旅行会話データベース12cとしては、「駅」「空港」「ホテル」「レストラン」等のジャンル別(あるいはページ別)に関係する各単語情報(1つの単語情報には、第1言語の中国語単語/中国語読み(カナ)/第2言語の日本語単語/日本語読み(ローマ字)/イメージ画像が対応付けられる)が集録された[語学学習コンテンツ](図6(A)・図10(A)参照)が記憶される。
【0026】
設定言語別データメモリ12dには、本電子辞書装置10の動作全般に渡って前記タッチパネル式カラー表示部17に表示されるユーザ操作のための各種の機能名やガイドメッセージとなる文字(列)データが、ユーザ設定可能な言語別に記憶される。
【0027】
言語設定データメモリ12eには、ユーザ操作に応じて切り替えられた当該ユーザの母国語である言語の種類が設定される。
【0028】
マーカ単語帳データメモリ12f1,12f2,…には、見出し語検索された見出し語の説明情報(見出し語とその意味内容/イメージ画像等)に記述されている所望の文字列や画像にマーカを付加して単語帳登録した際に、同マーカを付加したコンテンツ名とそのページ(又はジャンル)、単語の種類(見出し語)、同マーカを付加したところの色と範囲からなるマーカ部が記憶される。
【0029】
このように構成された電子辞書装置10は、CPU11が前記情報表示制御プログラム12a(前記見出し語検索処理、説明情報の読み出し表示処理、単語帳登録処理、単語帳呼び出し処理、言語設定処理等を実行するためのプログラムを含む)に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べる機能を実現する。
【0030】
次に、前記構成による電子辞書装置10の動作について説明する。
【0031】
図2は、前記電子辞書装置10の情報表示処理を示すフローチャートである。
【0032】
図3は、前記電子辞書装置10の情報表示処理に伴うマーカ処理を示すフローチャートである。
【0033】
図4は、前記電子辞書装置10の情報表示処理に伴う画像マーカ表示処理を示すフローチャートである。
【0034】
図5は、前記電子辞書装置10の言語設定処理を示すフローチャートである。
【0035】
図6は、前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従った[語学学習コンテンツ(指差し旅行会話)]の表示動作(その1)を示す図である。
【0036】
図7は、前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従った[語学学習コンテンツ(指差し旅行会話)]の表示動作(その2)を示す図である。
【0037】
なお、図面上で表記している中国語の漢字の幾つかは、本明細書ではこれに対応する日本語の漢字に代えて説明する。
【0038】
(第1実施形態)
以下、母国語が中国語のユーザが日本語を学習するケースの具体例について説明する。
【0039】
図示しないメニュー画面からユーザ操作に応じて[語学学習コンテンツ「指点旅遊対活(指差し旅行会話)」]が指定され(ステップS1(Yes))、その中のジャンル「酒店(ホテル)」が指定されると(ステップS2)、この指定されたジャンル「酒店」に集録されている各単語情報がメモリ12内の指差し旅行会話データベース12cからワークエリアに読み出され(ステップS3)、図6(A)に示すように、当該各単語情報がそこに含まれる各単語とその画像を一覧にした単語一覧画面Gとして表示バッファに展開され、タッチパネル式カラー表示部17に表示される(ステップS4)。
【表1】

【0040】
すると、図3におけるマーカ処理へ移行され(ステップSA)、前記指定されたジャンル「酒店」における先頭の単語情報が前記ワークエリアから読み出され(ステップA1)、この読み出された単語情報がマーカ単語帳データメモリ12fn…に登録されているか否か判断される(ステップA2)。
【0041】
ここで、前記ワークエリアから読み出された単語情報がマーカ単語帳データメモリ12fn…に登録されていないと判断された場合は(ステップA2(No))、前記ワークエリア内に次の単語情報があるか否か判断される(ステップA3)。
【0042】
そして、前記ワークエリア内に次の単語情報があると判断された場合は(ステップA3(Yes))、当該次の単語情報が読み出され(ステップA4)、前記同様に、この読み出された単語情報がマーカ単語帳データメモリ12fn…に登録されているか否か判断される(ステップA2)。
【0043】
この後、前記ワークエリアから読み出された「指点旅遊対活」のジャンル「酒店」に含まれる全ての単語情報について、前記マーカ単語帳データメモリ12fn…に登録されていないと判断された場合は(ステップA2(No)→A3(No))、図3における情報表示処理のメインルーチンに戻る。
【表2】

【0044】
【表3】

【0045】
この際、マーカ指定されたマーカ付き情報がイメージ画像部Tpである場合は、設定言語と同じ中国語単語部Tcもマーカ付き情報Tc(m)にして表示される。
【0046】
そして、タッチアイコンエリア17Aの[注册(登録)]アイコンBRがペンタッチPされると、図7(E)に示すように、マーカ単語帳画面GRがタッチパネル式カラー表示部17に表示される。
【表4】

【0047】
この際、前記マーカ単語帳画面GR上には、登録完了メッセージ「注册」Rmが表示される。
【表5】

【0048】
ここで、前記指定単語画面GTにおけるタクシーのイメージ画像部Tpが指定されると(ステップS7(Yes))、この指定されたイメージ画像部Tpが、図7(G)に示すように、黄色のマーカ付き情報Tp(m)として表示される(ステップS8)。
【表6】

【0049】

【表7】

【0050】
このように、所望のコンテンツから指定した所望の単語情報について、任意の情報部分に任意の色のマーカを付加してマーカ単語帳に登録することができる。
【0051】
図8は、前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従ったマーカ単語帳の表示動作(その1)を示す図である。
【0052】
図9は、前記電子辞書装置10の言語設定が中国語である場合の情報表示処理に従ったマーカ単語帳の表示動作(その2)を示す図である。
【表8】

【0053】
この際、タッチアイコンエリア17Aには、指定のマーカ単語帳nにおけるマーカ付き情報の全表示を指示する[ALL]アイコンDMa、ABC順又は50音順のソートを指示する[A→Z]アイコンDMb、指定の色のマーカ付き情報の隠し表示を指示する[×(色)]アイコンDMcが表示される。
【表9】

【0054】
そして、ワークエリアに読み出された各登録単語情報TR1,TR2,…がそこに含まれる各単語とその画像を一覧にした登録単語一覧画面GLとして表示バッファに展開され、タッチパネル式カラー表示部17に表示される(ステップS15)。
【0055】
すると、図4における画像マーカ表示処理へ移行され(ステップSB)、前記ワークエリアに読み出された指定のマーカ単語帳1の各登録単語情報TR1,TR2,…のそれぞれについて、当該画像マーカ表示処理が実行される(ステップS16,S17,SB)。
【表10】

【0056】
そして、前記[×(黄色)]アイコンDMcのペンタッチPに応じたマーカ隠し表示の指示状態であると判断されると(ステップB6(Yes))、図8(B)に示すように、前記先頭の登録単語情報TR1におけるマーカ部(日本語単語部)Tjの情報「銭湯/sentoo」が、黄色のマーカにより隠された状態Tj(Em)で表示される(ステップB8)。
【表11】

【0057】
【表12】

【0058】
【表13】

【0059】
【表14】

【0060】
【表15】

【0061】
【表16】

【0062】
ここで、前記タッチアイコンエリア17Aの[×(黄色)]アイコンDMcがペンタッチPされ、マーカ隠し表示の変更が指示されると(ステップS18(Yes))、前記登録単語一覧画面GLの各登録単語情報TR1〜TR4においてマーカ隠し表示Emされている各部の情報が表示状態に変更される(ステップS19,S20)。
【表17】

【0063】
この日本語単語部Tjがマーカ隠し表示Emされた指定単語画面GTにおいて、図9(D)に示すように、キー入力部16の[決定]キーが押下されると(ステップS22(Yes)→S23(Yes))、同マーカ隠し表示Emされた日本語単語部Tjの情報「フロント/furonto」がマーカ付き情報m(黄)として表示される(ステップS24)。
【0064】
またこの後、キー入力部16の[戻る]キーの押下に応じて、前記図8(B)で示したマーカ隠し表示Emの登録単語一覧画面GLに戻した状態で(ステップS25(Yes))、日本語単語部「タクシー/takushii」Tjだけが表示されている登録単語情報TR4がペンタッチPされ指定されると(ステップS21(Yes))、当該指定された登録単語情報TR4について、前記図4における画像マーカ表示処理(ステップSB)が前記同様に実行され(ステップB1,B2→B4〜B6→B8)、図9(E)に示すように、同日本語単語部「タクシー/takushii」Tjだけが表示され中国語単語部Tcとそのイメージ画像部Tpがマーカ隠し表示Emされた指定単語画面GTが表示される。
【表18】

【0065】
このように、言語設定がユーザの母国語の中国語である場合に、所望の単語情報の日本語単語部Tjにマーカを付加してマーカ単語帳に登録すれば、当該日本語単語部Tjをマーカ隠し表示Emにして中国語単語部Tcとそのイメージ画像部Tpの情報から同日本語単語部Tjの単語を学習することができる。また、所望の単語情報のイメージ画像部Tpにマーカを付加してマーカ単語帳に登録すれば、当該イメージ画像部Tpだけでなく設定言語である中国語単語部Tcもマーカ隠し表示Emにし、日本語単語部Tjの単語だけからそれが中国語で何であるかを学習することができる。
【表19】

【0066】
【表20】

【0067】
【表21】

【0068】
前記図6〜図9を参照した電子辞書装置10の動作説明では、ユーザの母国語が中国語(第1言語)であって日本語(第2言語)を学習する場合について説明した。
【0069】
これに対し、ユーザの母国語が日本語(第2言語)であって中国語(第1言語)を学習する場合でも、その言語設定が入れ替わるだけで、前記図2〜図4で示した情報表示処理は同様になる。
【0070】
(第2実施形態)
以下、母国語が日本語のユーザが中国語を学習するケースの具体例について簡単に説明する。
【0071】
図示しないメニュー画面からユーザ操作に応じて[言語設定]の項目が指定され、図5における言語設定処理が起動されると、設定言語の選択メニュー[1:中国語/2:日本語/3:英語/…]がタッチパネル式カラー表示部17に表示される(ステップC1)。
【0072】
この設定言語の選択メニューにおいて、数字キーまたはペンタッチPにより[2:日本語]が指定されると、この指定された[日本語]が電子辞書装置10の設定言語として言語設定データメモリ12eに記憶される。
【0073】
図10は、前記電子辞書装置10の言語設定が日本語である場合の情報表示処理に従った[語学学習コンテンツ(指差し旅行会話)]の表示動作を示す図である。
【0074】
図示しないメニュー画面からユーザ操作に応じて[語学学習コンテンツ「指差し旅行会話)]が指定され(ステップS1(Yes))、その中のジャンル「ホテル」が指定されると(ステップS2)、この指定されたジャンル「ホテル」に集録されている各単語情報がメモリ12内の指差し旅行会話データベース12cからワークエリアに読み出され(ステップS3)、図10(A)に示すように、当該各単語情報がそこに含まれる各単語とその画像を一覧にした単語一覧画面Gとして表示バッファに展開され、タッチパネル式カラー表示部17に表示される(ステップS4)。
【0075】
すると、図3におけるマーカ処理へ移行され(ステップSA)、前記単語一覧画面G内の各単語情報について、マーカ単語帳データメモリ12fn…に登録されている単語情報がある場合には、該当する単語情報のマーカ指定部分がマーカ付き情報m(又はマーカ隠し情報Em)として表示される(ステップB1〜B8)。
【表22】

【0076】
ここで、タッチアイコンエリア17Aの[マーカ]アイコンBMと[カラー]アイコンBCがペンタッチPされ、例えば黄色のマーカが指定された状態で、前記指定単語画面GTにおけるタクシーのイメージ画像部Tpが指定されると(ステップS7(Yes))、この指定されたイメージ画像部Tpが、図10(C)に示すように、黄色のマーカ付き情報Tp(m)として表示される(ステップS8)。この際、マーカ指定されたマーカ付き情報はイメージ画像部Tpであるため、設定言語と同じ日本語単語部「タクシー/takushii」Tjもマーカ付き情報Tj(m)として表示される。
【0077】
そして、タッチアイコンエリア17Aの[登録]アイコンBRがペンタッチPされると、図10(D)に示すように、マーカ単語帳画面GRがタッチパネル式カラー表示部17に表示される。ここで、例えば「マーカ単語帳1」をペンタッチPして識別表示hさせ、キー入力部16の[決定]キーが押下されると、マーカ単語帳データメモリ12f1に対して、今回マーカ表示させた単語情報のコンテンツ名「指差し旅行会話」、ジャンル「ホテル」、単語(見出し語)「タクシー」、指定のマーカ部「イメージ画像Tp」が登録される(ステップS9)。この際、前記マーカ単語帳画面GR上には、登録完了メッセージ「登録しました」Rmが表示される。
【0078】
図11は、前記電子辞書装置10の言語設定が日本語である場合の情報表示処理に従ったマーカ単語帳の表示動作を示す図である。
【0079】
図示しないメニュー画面からユーザ操作に応じて[マーカ単語帳]が指定されると(ステップS11(Yes))、マーカ単語帳画面GR(図10(D)参照)がタッチパネル式カラー表示部17に表示される。この際、前記図8(A)で示したように、タッチアイコンエリア17Aには、指定のマーカ単語帳nにおけるマーカ付き情報の全表示を指示する[ALL]アイコンDMa、ABC順又は50音順のソートを指示する[A→Z]アイコンDMc、指定の色のマーカ付き情報の隠し表示を指示する[×(色)]アイコンDMcが表示される。
【0080】
前記マーカ単語帳画面GRにおいて、タッチアイコンエリア17Aの[×(黄色)]アイコンDMcがペンタッチPされ、表示させたいマーカ単語帳として、例えば[マーカ単語帳1]がペンタッチPされて指定されると(ステップS12(Yes))→S13)、この指定された[マーカ単語帳1]に登録された各単語情報TR1,TR2,…がマーカ単語帳データメモリ12f1からワークエリアに読み出される(ステップS14)。
【0081】
そして、ワークエリアに読み出された各登録単語情報TR1,TR2,…がそこに含まれる各単語とその画像を一覧にした登録単語一覧画面GLとして表示バッファに展開され、タッチパネル式カラー表示部17に表示される(ステップS15)。
【0082】
すると、図4における画像マーカ表示処理へ移行され(ステップSB)、前記ワークエリアに読み出された指定のマーカ単語帳1の各登録単語情報TR1,TR2,…のそれぞれについて、当該画像マーカ表示処理が実行される(ステップS16,S17,SB)。
【表23】

【0083】
【表24】

【0084】
【表25】

【0085】
【表26】

【0086】
【表27】

【0087】
そして、前記表示バッファ上の同マーカ部であるイメージ画像部Tpおよび設定言語と同じ日本語単語部Tjの情報「フロント/furonto」がマーカ付きの情報として指定される(ステップB5)。
【0088】
すると、この登録単語情報TR4については、マーカ部であるイメージ画像部Tpが黄色のマーカにより隠された状態Tp(Em)で表示されると共に、設定言語と同じ日本語単語部Tjの情報「フロント/furonto」も、黄色のマーカにより隠された状態Tc(Em)で表示される(ステップB6,B8)。
【表28】

【0089】
この日本語単語部Tjとそのイメージ画像部Tpがマーカ隠し表示Emされた指定単語画面GTにおいて、図11(C)に示すように、キー入力部16の[決定]キーが押下されると(ステップS22(Yes)→S23(Yes))、同マーカ隠し表示Emされた日本語単語部「タクシー/takushii」Tjとそのイメージ画像部Tpがマーカ付き情報m(黄)として表示される(ステップS24)。
【0090】
このように、言語設定がユーザの母国語の日本語である場合に、所望の単語情報の中国語単語部Tcにマーカを付加してマーカ単語帳に登録すれば、当該中国語単語部Tcをマーカ隠し表示Emにして日本語単語部Tjとそのイメージ画像部Tpの情報から同中国語単語部Tcの単語を学習することができる。また、所望の単語情報のイメージ画像部Tpにマーカを付加してマーカ単語帳に登録すれば、当該イメージ画像部Tpだけでなく設定言語である日本語単語部Tjもマーカ隠し表示Emにし、中国語単語部Tcの単語だけからそれが日本語で何であるかを学習することができる。
【0091】
したがって、前記構成の電子辞書装置10のマーカ単語帳登録・表示機能によれば、第1言語単語Tcとこれに対応する第2言語単語Tjとそのイメージ画像Tpとを対応付けた複数の単語情報を集録した学習コンテンツを対象に、第1言語又は第2言語をユーザの母国語として設定した後に、任意の単語情報の第1言語単語Tc、第2言語単語Tj、イメージ画像Tpの何れかの情報をマーカ表示の対象として指定してマーカ単語帳に登録する。そして、マーカ単語帳に登録された任意の単語情報を表示させる際に、第1言語単語Tc又は第2言語単語Tjがマーカ表示の対象として指定されていた場合には、当該マーカ指定された第1言語単語Tc又は第2言語単語Tjがマーカ隠し表示Emされ、また、イメージ画像Tpがマーカ表示の対象として指定されていた場合には、当該マーカ指定されたイメージ画像Tpと共に前記言語設定された母国語と同じ第1言語単語Tc又は第2言語単語Tjがマーカ隠し表示Emされる。
【0092】
これにより、任意の単語情報のイメージ画像Tpをマーカ隠し表示Emさせるときには、母国語と同じ言語の単語Tc(又はTj)も併せてマーカ隠し表示Emさせることができ、母国語ではない言語の単語Tj(又はTc)だけから対応する母国語の単語Tc(又はTj)が何であるかを適切に学習することできる。
【0093】
よって、コンテンツ内の画像を有効に活用して効果的に学習することが可能になる。
【0094】
また、前記構成の電子辞書装置10のマーカ単語帳登録・表示機能によれば、動作全般に渡ってユーザ操作のために案内表示される各種の機能名やガイドメッセージとなる文字(列)データを、ユーザ設定可能な言語別に記憶する設定言語別データメモリ12dを有し、母国語として設定された第1言語または第2言語の文字(列)データによって、前記任意の単語情報をマーカ表示の対象として指定しマーカ単語帳に登録する際および当該マーカ単語帳に登録された任意の単語情報を表示させる際の機能名やガイドメッセージが表示される。
【0095】
これにより、ユーザの母国語が第1言語または第2言語の何れであっても、自在に言語設定を切り替え、ユーザの母国語に応じた適切な操作表示を行うことができる。
【0096】
また、前記構成の電子辞書装置10のマーカ単語帳登録・表示機能によれば、マーカ単語帳に登録された各登録単語情報TR1,TR2,…の何れかを指定して該当する登録単語情報TRnの指定単語画面GTをマーカ表示m(マーカ隠し表示Em)させた状態で、[一覧]の表示を指示すると、当該指定単語画面GTに表示中の登録単語情報TRnが集録されている元の学習コンテンツ・ジャンルの単語一覧画面Gが表示されるようになる。
【0097】
なお、前記各実施形態において記載した電子辞書装置10による各処理の手法およびデータベース、すなわち、図2〜図5のフローチャートに示す情報表示制御プログラム12aによる情報表示制御処理などの各手法、および各学習コンテンツのデータベース12b,12c、設定言語別データ12dは、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリ・カード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録媒体13に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、この外部記録媒体13に記憶されたプログラムを記憶装置(12)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明したマーカ単語帳登録・表示機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0098】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、ネットワークNに接続されたコンピュータに通信部15によって取り込むことで、前述したマーカ単語帳登録・表示機能を実現することもできる。
【0099】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0100】
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
【0101】
[1]
第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報を複数組記憶する単語情報記憶手段と、ユーザ操作に応じて前記単語情報報記憶手段により記憶された何れかの単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像とを表示させる単語情報表示手段と、この単語情報表示手段により表示された単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像との何れかをユーザ操作に応じてマーカ対象に指定するマーカ指定手段と、このマーカ指定手段によりマーカ対象に指定された単語情報を当該マーカ対象の指定部分情報と共に単語帳登録する単語帳登録手段と、この単語帳登録手段により登録された単語情報をそのマーカ対象に指定された部分をマーカで隠して表示させるマーカ隠し表示手段とを備えた情報表示装置であって、
前記マーカ隠し表示手段は、
前記単語帳登録手段により登録された何れかの単語情報を表示させる際に、当該単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であるかを判断する画像マーカ判断手段を有し、
この画像マーカ判断手段により前記表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、ユーザの母国語と同じ言語である第1言語単語または第2言語単語もマーカで隠して表示させる、
ことを特徴とする情報表示装置。
【0102】
[2]
ユーザの母国語は第1言語であって、本装置のユーザ操作のための案内の表示は第1言語により表記することを特徴とする[1]に記載の情報表示装置。
【0103】
[3]
ユーザ操作に応じて前記第1言語または第2言語を母国語として設定する言語設定手段と、
本装置のユーザ操作のための案内の表示を前記言語設定手段により設定された第1言語または第2言語により表記する案内表示手段とをさらに備え、
前記マーカ隠し表示手段は、前記画像マーカ判断手段により前記表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、前記言語設定手段により設定された第1言語または第2言語の単語もマーカで隠して表示させる、
ことを特徴とする[1]に記載の情報表示装置。
【0104】
[4]
前記単語情報記憶手段は、第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報をジャンル別に複数組記憶し、
前記マーカ隠し表示手段により前記単語帳登録手段により登録された単語情報がそのマーカ対象に指定された部分がマーカで隠されて表示された後、ユーザ操作に応じて、当該表示された単語情報のジャンルに属する複数組の単語情報を一覧にして表示させる単語情報一覧表示手段を備えた、
ことを特徴とする[1]に記載の情報表示装置。
【0105】
[5]
表示部とメモリを備えた電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報を複数組メモリに記憶させる単語情報記憶手段、
ユーザ操作に応じて前記単語情報報記憶手段により記憶された何れかの単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像とを表示部に表示させる単語情報表示手段、
この単語情報表示手段により表示された単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像との何れかをユーザ操作に応じてマーカ対象に指定するマーカ指定手段、
このマーカ指定手段によりマーカ対象に指定された単語情報を当該マーカ対象の指定部分情報と共にメモリに単語帳登録する単語帳登録手段、
この単語帳登録手段により登録された単語情報をそのマーカ対象に指定された部分をマーカで隠して表示部に表示させるマーカ隠し表示手段として機能させ、
前記マーカ隠し表示手段は、
前記単語帳登録手段により登録された何れかの単語情報を表示部に表示させる際に、当該単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であるかを判断する画像マーカ判断手段を有し、
この画像マーカ判断手段により前記表示部に表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、ユーザの母国語と同じ言語である第1言語単語または第2言語単語もマーカで隠して表示させる、
ことを特徴とするプログラム。
【符号の説明】
【0106】
10 …電子辞書装置
11 …CPU
12 …メモリ
12a…情報表示制御プログラム
12b…辞書データベース
12c…指差し旅行会話データベース
12d…設定言語別データメモリ
12e…言語設定データメモリ
12fn…マーカ単語帳データメモリ
13 …外部記録媒体
14 …記録媒体読み取り部
15 …通信部
16 …キー入力部
17 …タッチパネル式カラー表示部
17A…タッチアイコンエリア
20 …Webサーバ
N …通信ネットワーク
G …単語一覧画面
GT …指定単語画面
GR …マーカ単語帳画面
GL …登録単語一覧画面
Tc …中国語単語部
Tj …日本語単語部
Tp …イメージ画像部
BR …[登録]アイコン
BM …[マーカ]アイコン
BC …[カラー]アイコン
BD …[削除]アイコン
DMa…[ALL]アイコン
DMb…[A→Z]アイコン
DMc…[×(色)]アイコン
m …マーカ付き情報表示
Em …マーカ隠し表示
P …ペンタッチ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報を複数組記憶する単語情報記憶手段と、ユーザ操作に応じて前記単語情報報記憶手段により記憶された何れかの単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像とを表示させる単語情報表示手段と、この単語情報表示手段により表示された単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像との何れかをユーザ操作に応じてマーカ対象に指定するマーカ指定手段と、このマーカ指定手段によりマーカ対象に指定された単語情報を当該マーカ対象の指定部分情報と共に単語帳登録する単語帳登録手段と、この単語帳登録手段により登録された単語情報をそのマーカ対象に指定された部分をマーカで隠して表示させるマーカ隠し表示手段とを備えた情報表示装置であって、
前記マーカ隠し表示手段は、
前記単語帳登録手段により登録された何れかの単語情報を表示させる際に、当該単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であるかを判断する画像マーカ判断手段を有し、
この画像マーカ判断手段により前記表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、ユーザの母国語と同じ言語である第1言語単語または第2言語単語もマーカで隠して表示させる、
ことを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
ユーザの母国語は第1言語であって、本装置のユーザ操作のための案内の表示は第1言語により表記することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
ユーザ操作に応じて前記第1言語または第2言語を母国語として設定する言語設定手段と、
本装置のユーザ操作のための案内の表示を前記言語設定手段により設定された第1言語または第2言語により表記する案内表示手段とをさらに備え、
前記マーカ隠し表示手段は、前記画像マーカ判断手段により前記表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、前記言語設定手段により設定された第1言語または第2言語の単語もマーカで隠して表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記単語情報記憶手段は、第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報をジャンル別に複数組記憶し、
前記マーカ隠し表示手段により前記単語帳登録手段により登録された単語情報がそのマーカ対象に指定された部分がマーカで隠されて表示された後、ユーザ操作に応じて、当該表示された単語情報のジャンルに属する複数組の単語情報を一覧にして表示させる単語情報一覧表示手段を備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項5】
表示部とメモリを備えた電子機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
第1言語の単語と対応する第2言語の単語と画像とを対応付けた単語情報を複数組メモリに記憶させる単語情報記憶手段、
ユーザ操作に応じて前記単語情報報記憶手段により記憶された何れかの単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像とを表示部に表示させる単語情報表示手段、
この単語情報表示手段により表示された単語情報の第1言語単語と第2言語単語と画像との何れかをユーザ操作に応じてマーカ対象に指定するマーカ指定手段、
このマーカ指定手段によりマーカ対象に指定された単語情報を当該マーカ対象の指定部分情報と共にメモリに単語帳登録する単語帳登録手段、
この単語帳登録手段により登録された単語情報をそのマーカ対象に指定された部分をマーカで隠して表示部に表示させるマーカ隠し表示手段として機能させ、
前記マーカ隠し表示手段は、
前記単語帳登録手段により登録された何れかの単語情報を表示部に表示させる際に、当該単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であるかを判断する画像マーカ判断手段を有し、
この画像マーカ判断手段により前記表示部に表示させる単語情報のマーカ対象に指定された部分が画像であると判断された場合は、当該マーカ対象に指定された画像と共に、ユーザの母国語と同じ言語である第1言語単語または第2言語単語もマーカで隠して表示させる、
ことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2013−97419(P2013−97419A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−236970(P2011−236970)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】