説明

情報表示装置及び情報表示方法

【課題】 パネルディスプレイ装置(デジタルテレビジョン受像機をもその一例とする情報表示装置)が保有する自機の位置を表す情報やその他のメタデータ等の情報を、所定のコード化パターンとしてその表示部に表示するための情報に変換して表示する。
【解決手段】 メモリ172に保有された自機の位置を表す情報や外部入力端子183に供給されるコンテンツに係るメタンデータの情報を、変換器132を通して、QRコードの信号に変換して、液晶表示器160に表示する。携帯電話機等によりQRコードを判読して得た前記位置を表す緯度および経度の情報に基づいて情報サービス組織から的確な位置の電子地図を取得することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報を表示器に表示する、所謂パネルディスプレイ装置等の情報表示装置および情報表示方法に関し、特に、或る地点の位置情報等の地理情報が供給されたときに、該供給された情報表すQRコード等のコード化パターンに変換して表示器に表示する情報表示装置および情報表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
パネルディスプレイ装置(デジタルテレビジョン受像機の形態を採り得る)の設置時には、郵便番号や電話番号を入力する事により、設置場所情報を得て、受信周波数、通信経路等を設定することが検討されており、このような設置場所の情報を得て、これに応じた所要の設定を行うことにより、そのデジタルテレビジョン受像機について、受信条件、即ち、設置されたエリアで受信可能な放送局や受信周波数等を自動設定することが将来的には必須の技術になってゆくものと見込まれる。
【0003】
一方、パネルディスプレイ装置に供給されるコンテンツは放送系ばかりでなく、通信ネットワーク、即ち、プロバイダーを通してのコンテンツの供給も考慮する必要がある。
コンテンツをVOD(ビデオ・オン・デマンド)等で入力する時には、より正確な位置情報に基づいて、そのパネルディスプレイ装置が設置されている地点でサービスされているブロードバンドサービスを的確に選択することが重要となる。これは、例えば、当該装置が設置された建物の北側にはPHSが届くが南側では届かないといった状況があったり、或いはまた、ADSL等では、局舎からの距離に非常に敏感に依存してサービスされる通信スピードが異なるといった状況があったりするために、このような種々の現実の状況に良く適合した設定が必要とされるからである。
【0004】
上述のような事情により、パネルディスプレイ装置が設置された位置については、十分に精度の高い位置情報を設定しないと接続するプロバイダーの適切な選択が出来ないため、設定時の位置情報の入力は非常に重要な事項となっている。しかしながら、折角特定した当該装置の精度の高い位置情報は、パネルディスプレイ装置内の記憶部に格納されるが、上述のようなプロバイダーの(従って、コンテンツの)選択等に使用されるのみであり、設置の当初において受信放送を自動的に選択する様な用途に用いる以外では、外部情報機器にその位置情報を提供するなど、他の用途にも利用するような事は行われていないのが実情である。
【0005】
他方、近年、位置情報を利用して種々の便宜を得ようとする幾多の技術が提案されている。例えば、或る地点で、電柱などに設けられた位置表示手段としての光学的情報コード(二次元バーコード)を携帯端末の撮像手段で読み取り、該地点の位置情報を通信ネットワークを介して地図情報提供手段に送信し、この送信に対する応答として、通信ネットワークを介して該当する地図情報の供給を受け、受けた地図情報をその携帯端末側の表示手段に表示することによって、表示された地図情報によって現在位置を把握できるようにするといった技術が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
更に、本出願人は、目的地の位置(経度、緯度)を示す二次元バーコードが地図上に予め貼り付けられている場合、携帯電話機の撮像手段でこの二次元バーコードを撮像し、この撮像された画像データを復号化して目的地の位置情報を取得し、また一方、受信されたGPS信号に基づいて自機の現在位置(経度、緯度)情報を算出して、自機の現在位置から目的地までの距離および方角を算出し、算出結果を表示部に表示させる技術を既に提案している(特許文献2参照)。
【0007】
更にまた、本出願人は、自己の位置情報を取得する機能を備えた位置表示タグ装置を所望の地点に設置しておき、該位置表示タグ装置の表示部に映出されたQRコード(登録商標)をヘッドマウントディスプレイ装置のカメラ部で撮像し、撮像された画像から位置情報を判読する技術を提案している。ここでは、位置表示タグ装置における表示情報を利用して、別途の移動検出手段である慣性センサ、加速度センサ(またはジャイロ)等の移動検出用のセンサによって取得した位置情報に関して次第に蓄積されてくる累積誤差を補正することも提案している(特許文献3参照)。
【特許文献1】特開2004−213191号公報(段落0020〜段落0024、図1、図5〜図9)
【特許文献2】特開2004−221819号公報(段落0012〜段落0013、図1)
【特許文献3】特開2004−257872号公報(段落0018〜段落0022、図1、図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した従来の技術は、何れも、位置情報を取得するに際して、折角特定したパネルディスプレイ装置(デジタルテレビジョン受像機をもその一例とする情報表示装置)において保有されている、相応に精度の高い位置情報を利用しようといった着想がなく、従って、このような着想に基づいて、現在位置の、或いは、目的地の位置情報を取得するといった技術については別段の開示がない。
【0009】
本発明は、上述したような従来技術においては見逃されていた新たな着眼に立ち、例えばデジタル放送コンテンツや通信ネットワークによるコンテンツを表示する情報表示装置が保有する自機の位置情報、または、その他のメタデータ等の情報を、所定のコード化パターンとしてその表示部に表示するための情報に変換して表示したり、或いはまた、他の通信手段を通して提供し得るようにして、装置が保有する機能を種々の便宜のために十分に活用することのできる、新規な情報表示装置および情報表示方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するべく、本願では次に列記するような技術を提案する。
(1)テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給される地理情報を含む情報を受ける受信部と、前記受信部で受けた情報または予め設定された地理情報を含む情報を読み出し可能に保持する情報保持部と、前記受信部で受信された情報および前記情報保持部から読み出された情報の双方の情報または何れか一方の情報に基づいて画像を表示するために適用される表示器と、を備えた情報表示装置であって、前記受信部に供給された情報に含まれる地理情報または前記情報保持部から読み出された情報に含まれる地理情報を当該地理情報に対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して前記表示器に供給する変換手段を備えたことを特徴とする情報表示装置。
【0011】
上記(1)の情報表示装置によれば、例えば、当該情報表示装置が設置された位置や特定の施設や催し物の開催場所等々に係る緯度および経度等の地理情報が含まれている情報から、当該地理情報を所定のコード化パターンとして表示器に表示させることができるため、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読し、情報サービス組織から的確な位置の電子地図を取得するなどの便宜を得ることができる。
【0012】
(2)前記変換手段は、前記情報保持部に予め設定された地理情報としての当該情報表示装置が設置された地点の位置を表す情報を、該情報に対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して、前記表示器に供給するように構成されていることを特徴とする(1)の情報表示装置。
【0013】
上記(2)の情報表示装置によれば、(1)の情報表示装置による作用において特に、位置情報を取得するに際して、デジタルテレビジョン受像機もその一例に該当する情報表示装置において保有されている、相応に精度の高い位置情報を表すコード化パターンを表示器に表示させることができるため、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読することによって、正確に現在位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0014】
(3)郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報をユーザの操作によって入力するための入力操作部を更に備え、前記変換手段は、前記入力操作部から入力された地理情報に関連する情報を該情報に対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して前記表示器に供給するように構成されていることを特徴とする(1)の情報表示装置。
【0015】
上記(3)の情報表示装置によれば、(1)の情報表示装置による作用において特に、入力操作部から、ユーザの任意によって、郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報を入力することによって、その入力に対応した位置情報を表すコード化パターンを表示器に表示させることができるため、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読することによって、正確にその位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0016】
(4)前記受信部に供給された情報に含まれる地理情報または前記情報保持部から読み出された情報に含まれる地理情報を当該地理情報に対応する無線通信信号に変換して外部に伝送する変換伝送手段を更に備えたことを特徴とする(1)の情報表示装置。
【0017】
上記(4)の情報表示装置によれば、(1)の情報表示装置による作用において特に、例えばブルートゥース等の無線通信によって、情報表示装置から提供される情報を携帯情報端末等で受信して、正確に現在位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0018】
(5)前記表示器は、LCD、有機EL、および、電子ペーパーのうちの何れかによって構成されていることを特徴とする(1)の情報表示装置。
上記(5)の情報表示装置によれば、(1)の情報表示装置による作用において特に、LCD、有機EL、および、電子ペーパーのような表示器に、位置情報を表すコード化パターンが表示されるため、比較的狭い場所であっても、容易に、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読して、正確にその位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0019】
(6)前記情報表示装置は移動体に設置され、前記表示器は、前記移動体の搭乗者から視認可能な位置に配置されていることを特徴とする(1)の情報表示装置。
上記(6)の情報表示装置によれば、(1)の情報表示装置による作用において特に、他の手段では現在位置の情報が取得し難い移動体の中においても、表示器に、位置情報を表すコード化パターンが表示されるため、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読することによって、正確に現在位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0020】
(7)前記コード化パターンとしてQRコードを適用することを特徴とする(1)の情報表示装置。
上記(7)の情報表示装置によれば、(1)の情報表示装置による作用において特に、コード化パターンとしてQRコードによって表示がされるため、通常のバーコードによる場合よりも比較的多くの情報を、簡便に、且つ、汚れなどの影響を受け難く判読することができる。
【0021】
(8)テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報を受ける受信部と、前記受信部で受けた情報または予め設定された情報を読み出し可能に保持する情報保持部と、前記受信部で受信された情報および前記情報保持部から読み出された情報の双方の情報または何れか一方の情報に基づいて画像を表示するために適用される表示器と、を備えた情報表示装置であって、前記受信部に供給された情報のメタデータまたは前記情報保持部から読み出された情報のメタデータを当該メタデータに対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して前記表示器に供給する変換手段を備えたことを特徴とする情報表示装置。
【0022】
上記(8)の情報表示装置によれば、受信部に供給された情報のメタデータまたは前記情報保持部から読み出された情報のメタデータを当該メタデータに対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するため、コンテンツに関連するメタデータのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読し、当該コンテンツに関連する種々の付帯的情報を取得するなどの便宜を得ることができる。
【0023】
(9)テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報、または、予め保有していた情報に含まれている地理情報を、該地理情報に対応する所定のコード化パターンとして表示器に表示することを特徴とする情報表示方法。
【0024】
上記(9)の情報表示方法によれば、例えば、当該情報表示装置が設置された位置の情報や特定の施設や催し物の開催場所等々に係る緯度および経度等の地理情報が含まれている情報から、当該地理情報を所定のコード化パターンとして表示器に表示させることができるため、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読し、情報サービス組織から的確な位置の電子地図を取得するなどの便宜を得ることができる。
【0025】
(10)テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報、または、予め保持されていた情報の双方の情報または何れか一方の情報のメタデータを当該メタデータに対応する所定のコード化パターンとして表示器に表示することを特徴とする情報表示方法。
【0026】
上記(10)の情報表示方法によれば、受信部に供給された情報のメタデータまたは前記情報保持部から読み出された情報のメタデータを当該メタデータに対応する所定のコード化パターンとして表示器に表示するため、コンテンツに関連するメタデータのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読し、当該コンテンツに関連する種々の付帯的情報を取得するなどの便宜を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、以下に参照する図においては、便宜上、説明の主題となる要部は適宜誇張し、要部以外については適宜簡略化し乃至省略されている。
図1は、本発明の実施の形態としての情報表示装置を表わす図である。図1において、情報表示装置としてのデジタルテレビジョン受像機(以下、デジタルテレビという)100はその筐体101のスクリーン102上に通常のように映像を映出する。従来の技術に関連して説明したように、この種の情報表示装置(パネルディスプレイ装置、デジタルテレビ)は、設置の当初において、十分に精度の高い位置情報が取得され、記憶機能部において保持されるようになる趨勢にある。
【0028】
上述の位置情報の取得は、情報表示装置の設置時に郵便番号や電話番号に依拠して行われるが、このような方法ばかりでなく、IP網を通しての地図情報表示等を用いて正確な設置位置を設定記録させ、pi:ISO6709(+360306.189+1380704.322+600/)という様な標準的な位置情報記述フォーマットにより、記憶機能部において保持され、所要に応じて、外部の情報機器に提供され得る。
【0029】
設置の当初における設置位置の情報の取得は、より具体的には、装置に付属のリモートコントローラ等によって郵便番号や電話番号を入力する事によりIP網を通しての地図情報表示(例えばmapion(登録商標))等の地図表示サービスを利用して、次のようなサイトにアクセスして取得する:http://www.mapion.co.jp/c/f?uc=1&grp=all&nl=36/03/05.569&el=138/07/04.414
尚、この場合、旧測地系によるデータ(平成14年4月までの緯度・経度によるもの)と新測地系のデータ(平成14年4月以降の緯度・経度によるもの)とを所要に応じて相互に換算可能な測地系データ補正手段を備えておくことは推奨できる。
【0030】
上述のような測地系データ補正手段は当該情報表示装置たる、例えばデジタルテレビ内に予め備えてもよく、或いはまた、このような測地系データ補正手段相当の機能がウェブサイトに準備された環境下では、このようなサイトを所要に応じて活用して測地系のデータ補正を行うようにしてもよい。
本実施の形態のデジタルテレビ100では、スクリーン102上に通常のように映像を映出すると共に、このようにして保持された位置情報をも、後に詳述するコード化パターンとしてのQRコード(図1の251または252)の形で、所要に応じてスクリーン102上に表示させる。
【0031】
このデジタルテレビ100では、スクリーン102の底辺より低い位置にステレオ式音響装置を構成する左側スピーカ103及び右側スピーカ104、及び、このスクリーン102の底辺の右直下にリモートコントローラからの赤外光等による通常のような制御信号を受ける受光窓105が備えられている。
上述のQRコード251および252等の表示も、ユーザによるこのリモートコントローラを用いての操作に応答して発せられる特定の制御信号を受けたタイミングに合わせて、この表示が行われる。この場合、QRコード251はデジタルテレビ100の設置された位置として記憶機能部に保持されたデータに基づく現在位置の情報であり、QRコード252は、何らかの目的地や注目地点の位置情報であり得る。尚、後述するように、これらQRコードによって所望のコンテンツに係るメタデータを表すような実施の形態をとることもできる。
【0032】
一方、携帯電話機300は、そのカメラ部310の撮像レンズ311を通して、デジタルテレビ100(その筐体101)とは適切に離隔した位置から、デジタルテレビ100のスクリーン102に映出されたQRコード251および252を撮影するために用いられる。尚、一般に、QRコードの表示に際しては、位置情報の正確性を確保するために、適宜の暗号化や付加情報の付加などが施される。
【0033】
図2は、図1のデジタルテレビ100の構成を示すブロック図である。アンテナ110で受信された放送波は復調・フィルタリング部120で復調され、トランスポートストリームが抽出され、視聴者(ユーザ)による選局に応じた映像及び音声並びに番組情報を取得するためのフィルタリングが行われる。復調・フィルタリング部120の映像出力は映像処理部130に供給され、音声出力は音声処理部140に供給され、番組情報はOSD部131に供給される。
【0034】
映像処理部130の出力にはOSD部131からの出力が重畳され、このような番組情報が重畳された映像信号により液晶表示器160に映像が映出されるが、液晶表示器160の前段には映像処理部130(チューナ出力)の他に外部入力端子183に接続された例えばPVR(Personal Video Recorder)等のような他の種々の映像再生装置の出力のうちの何れか一のものを選択的に表示装置に供給する入力切換部161が介在している。
【0035】
尚、表示装置(本例では液晶表示器160)は、LCD、有機EL、および、電子ペーパーのうちの何れかによって構成される。これらの構成のものでは、CRTの表示器を用いたものに比し装置の薄型化が計られるため、比較的狭い場所であっても、容易に、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読して、正確にその位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。尚、表示器160は、所謂、液晶プロジェクションタイプのものであってもよい。
【0036】
一方、復調・フィルタリング部120からの音声信号を処理する音声処理部140の出力は増幅器141を介して対応するスピーカ142に供給されて、ステレオ音声が発音される。このようにステレオ音声が発音されるために増幅器141及びスピーカ142は左チャンネルと右チャンネルとの2系統が用意されているが、図2では便宜的に、両系統を一まとめにして表現してある。
【0037】
上述の復調・フィルタリング部120、音声処理部140、OSD部131、及び、入力切換部161を含むデジタルテレビ100の系全体を統括的に制御するマイクロプロセッサを主要な構成要素として含むシステムコントローラ170が設けられている。このシステムコントローラ170には視聴者(ユーザ)による操作を受け付ける操作キー等を含んで構成される操作部171の出力が供給されるようになされ、また、メモリ172がアクセス可能に接続されて所要のタイミングでデータ(情報)の格納と読み出しが実行される。
【0038】
一方、赤外光受光部181では、対応するリモートコントローラから与えられる、電源のオン・オフ、選局、音量の調節等、基本的な動作の制御に関する赤外光による信号を受けて、このデジタルテレビ100がシステムコントローラ170の管理下で遠隔制御されることを可能にするものである。他方、システムコントローラ170に接続された無線通信部182は、本デジタルテレビ100で取得された、乃至は、生成された、例えば、地理上の位置を表すデータを、ブルートゥース(登録商標)、UWB(登録商標)、RFID等のような方式の無線通信によって、外部の携帯電話300その他の適合する通信機能を保有する外部の機器(携帯情報端末)に対して送信することを可能にするものである。
【0039】
更に、システムコントローラ170には、この種の映像機器において通常の仕様とされるIP網400との接続を可能にするためのIP網インターフェース部151が接続されている。本例のデジタルテレビ100は、このIP網インターフェース部151を通してIP網400と、従って、IP網400を介してサーバ450のような情報源(このような情報源を保有する情報サービス組織)と結ばれて広範囲に情報の授受を行うことが可能である。更にまた、このIP網400を介してパケットデータの授受を行い得るように構成された他機のチューナ121に選曲等のコマンドを供給することもできる。
【0040】
更にまた、所謂ホーム・ネットワークでデジタルAV機器同士やパーソナルコンピュータを相互に接続し、動画、音楽、静止画等々のデータを相互利用する仕様に係るDLNA(Digital Living Network Alliance)所定のガイドラインに準拠した通信方式でPVR等の外部機器との接続を行うためのDLNAインターフェース部152もシステムコントローラ170に接続されている。
【0041】
上述のIP網インターフェース部151とシステムコントローラ170の該当する機能部によって、例えば、PVRやその他の外部の記録再生装置を制御する、制御対象機器操作信号を当該制御対象機器に向けて送出することが可能なように構成され得る。この構成を備える場合は、IP網インターフェース部151から既述のIP網400を介してパケットデータの授受を行い得るように構成されたチューナ121(他機としてのチューナや、自機が複数のチューナを備える場合にはそれらのチューナ)、或いは、PVR等に選曲等の制御対象機器操作信号(コマンド)を供給することができる。
【0042】
また、制御対象機器操作信号を送出する手段を、DLNAインターフェース部152とシステムコントローラ170の該当する機能部によって構成し得る。この構成を備える場合は、このDLNAインターフェース部152を通してデジタルテレビ100と外部のPVR等の記録再生装置とはその操作に係る制御信号の授受を行う。この制御信号の授受は有線であってもよく、また、無線であってもよい。DLNAインターフェース部152を備えることにより、DLNA所定のガイドラインに適合する種々の制御対象機器に対する制御とコンテンツ等のデータの授受を可能にする方途が開かれ得る。
【0043】
また、ユーザによる操作部171に対する映像情報源を選択するための操作、或いは、遠隔操作に基づいて赤外光受光部181で受けた、映像情報源を選択する信号に応じて、システムコントローラ170から入力切換部161に与えられる指令に応じて、この入力切換部161が液晶表示器160に供給する映像情報源を選択する。これによって、映像処理部の出力(チューナ出力)、又は、外部入力端子183に接続されたPVR等の記録再生装置からの再生出力、若しくは、その他の映像信号源からの出力がユーザの任意に応じて選択されて液晶表示器160に供給され映像が映出されることになる。
【0044】
以上の構成において、システムコントローラ170はその各該当する機能部の働きによって本発明の枢要な構成要件としての各手段乃至それらを構成する部分乃至は関連付けて作動させるための手段として機能するようになされている。本実施の形態では特に、復調・フィルタリング部120、映像出力は映像処理部130、OSD部131、および、外部入力端子183等と、これらが適切なタイミングで作動するよう統括的な調整を計るシステムコントローラ170によって、テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給される地理情報を含む情報を受ける受信部が構成される。
【0045】
また、メモリ172等によって、上述の受信部で受けた情報、または、予め設置時に設定された本デジタルテレビ100の設置位置に係る地理情報を含む情報やその他の情報を読み出し可能に保持する情報保持部が構成される。この受信部で受信された情報および情報保持部(172)から読み出された情報の双方の情報または何れか一方の情報に基づいて、その情報に含まれる地理情報を、変換手段としての変換器132によって、当該地理情報に対応する所定のコード化パターンとして表示器(液晶表示器160)に表示するための情報(被表示データ)に変換し、OSD部131で映像処理部130の出力に重畳させて、表示器160に供給し、例えば、図1の251および252等のようなコード化パターンを表示せしめる。
【0046】
更に、操作部171、或いは、赤外光受光部181に遠隔操作信号を与えるリモートコントローラ(不図示)に対するユーザによる操作によって、郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報が入力されると、システムコントローラ170による処理を介して、変換器132は、これら入力された地理情報に関連する情報をコード化パターンとして液晶表示器160に表示するための情報に変換し、OSD部131、入力切換部161を介して、液晶表示器160供給する。
【0047】
上述の構成では、操作部171、或いは、赤外光受光部181とリモートコントローラ(不図示)は、郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報を入力するための入力操作部として機能する。このような構成によって、入力操作部から、ユーザの任意によって、郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報を入力し、その入力に対応した位置情報を表すコード化パターンを表示器に表示させることができる。
【0048】
即ち、入力操作部から郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報を入力すると、この入力に対応したコード化パターンが表示され、このように表示されたコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読することによって、正確にその位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0049】
上述のコード化パターンの表示としてQRコードのパターンによる表示を行う場合には、通常のバーコードによる場合よりも比較的多くの情報を、簡便に、且つ、汚れなどの影響を受け難く判読することができる。
一方、本実施の形態では、上述の受信部に供給された情報に含まれる地理情報または前記情報保持部から読み出された情報に含まれる地理情報が、システムコントローラ170によって当該地理情報に対応する無線通信信号に変換され、無線通信部182から外部に伝送される。即ち、システムコントローラ170の該当する機能部と、無線通信部182とを含んで、受信部に供給された情報に含まれる地理情報または前記情報保持部から読み出された情報に含まれる地理情報を当該地理情報に対応する無線通信信号に変換して外部に伝送する変換伝送手段が構成されている。
【0050】
このような構成を有するため、例えばブルートゥース等の無線通信によって、情報表示装置から提供される情報を携帯情報端末等で受信して、正確に現在位置の緯度および経度を知ったり、情報サービス組織から、その位置に適合した電子地図を取得したりすることができる。
図3は、本発明に対して適用される携帯電話機300の構成を表すブロック図である。図3において、レンズ311によって撮像素子312の撮像面に決像された被写体の光像がこの撮像素子312によって光電変換され、この撮像素子312の光電変換出力が撮像部313に供給され、供給された信号はこの撮像部313において後段の処理に適合する態様の画像データに変換され、変換された画像データが後述するシステムコントローラ350に入力される。
【0051】
システムコントローラ350は撮像部313に指令を与えて、トリガのタイミングを計る等撮像動作の制御(撮像素子の駆動動作)を行わせ、撮像部313はこの指令に応じて撮像素子312を駆動して所謂素子シャッターを機能させ、撮像素子312ではこれに応じた撮像動作(光電荷の蓄積と読み出し)が実行される。上述のレンズ311、撮像素子312、撮像部313、及び、システムコントローラ350の該当する機能部によって被写体を撮像するカメラ部310が構成される。
【0052】
更に、携帯電話機300には、外部機器との信号の送受信を行う送受信部331、受話器としてのスピーカ332、送話器としてのマイクロフォン333、が設けられ、夫々、伝送対象となる信号の変換処理などを行うシステムコントローラ350に接続されている。通常の携帯電話の場合と同様に、送受信部331は音声による通話のための信号の他に、画像その他のデータの授受を行い得る。
【0053】
更に、本携帯電話機300を用いる場合の種々の操作を受け付ける操作部351、情報(データ)を読み出し可能に蓄積するメモリ352、及び、種々の表示を行う液晶表示器等で構成される表示部353が設けられシステムコントローラ350に接続されている。
システムコントローラ350はマイクロプロセッサを主体として構成される情報処理機能を有する集積回路であり、携帯電話機300の回路系を統括的に制御し、所要の信号変換や画像処理を実行する。また、このシステムコントローラ350の該当する機能部は、上述のカメラ部310によって撮像されたコード化パターン(例えば、図1のQRコード251,252)の情報を解読して目標地点の地球上の座標位置情報(緯度および経度)を得るように機能する。
【0054】
図4は、本発明の実施に適用する携帯機器において、インターネットを介して外部のデータベースから地図情報を取得する様子を説明する概念図である。図4において、携帯電話機300は、送受信部331に連なるアンテナ335を用いて基地局と無線通信可能に構成され、公知の携帯電話同様インターネット400に接続可能である。
地球上の座標位置情報に夫々対応する各地図情報を検索可能に蓄積したデータベース421が、入出力部422を介してインターネット400に接続されたサーバー420に設備されている。従って、携帯電話機300はインターネット400を介して適宜のサイトにアクセスし、該当するサーバー420に在るデータベース421から上述の地球上の座標位置情報に夫々対応する各地図情報を検索して取得することができる。
【0055】
即ち、この実施の形態では、図1を参照して説明した例えばQRコードの形式をとるコード化パターンをカメラ部310によって撮像し、この撮像により得たコード化パターン情報を解読して目標地点の地球上の座標位置情報である目標位置情報を得、この目標位置情報に対応する地図情報(電子データ)をインターネット400を介して取得することができる。尚、QRコードの担う情報は既述の例に限られず、種々のコンテンツに係るメタデータを表すことも可能であり、携帯電話機300側もこれに応じたコード化パターン情報の解読を行い得る。
【0056】
以上説明した実施の形態では、情報表示装置(デジタルテレビ100)が保有し、乃至は、その外部から供給された情報に含まれる地理情報(位置情報)がコード化パターンの形で表示器に表示するように構成されていたが、本発明の技術思想では、コード化パターンによって表示器に表示する対象とされる情報は、このような地理情報(位置情報)のみに限られるものではない。
【0057】
即ち、情報表示装置の上述の受信部で受信されたテレビジョン放送または通信ネットワークからの情報、或いは、情報保持部に保持された情報が、所謂コンテンツであるときに、そのコンテンツに係るメタデータも、このようなコード化パターンによって表示器に表示する対象とされる。ここに、メタデータは、この種の情報表示装置(パネルディスプレイ装置、デジタルテレビ)のメーカ、機種コード、ネットワーク上のアドレス、或いはまた、放送波の時刻情報やLANのタイムサービスから取得される時刻データ等々であり得る。尚、既述の地理情報(位置情報)も、ある種のコンテンツに関しては、それに係るメタデータであり得る。
【0058】
更に、表示器に表示されるコード化パターンが、出発地を表す情報と目的地を表す情報とを表すものであるときには、このようなコード化パターンを適宜の携帯情報端末等で読み取って復号し、カーナビゲーション装置に対し、そのまま、出発地と目的地との設定に適用するといった応用も考えられる。
また、コード化パターンが担う情報が、上述のような地理情報に関するものである場合においても、それが直接、緯度や経度などによって位置そのものを特定するようなものであると限定される必要はない。即ち、直接、緯度や経度など位置そのものを特定するに替えて、その位置に係るURLアドレスを示すものであり得る。
【0059】
他方、本発明の情報表示装置を電車その他の移動体に設置し、その表示器を、この移動体の搭乗者から視認可能な位置に配置すれば、他の手段では現在位置の情報が取得し難い移動体の中においても、表示器に、位置情報を表すコード化パターンが表示されるため、そのコード化パターンを携帯電話機などのコード読み取り機能を有する機器で判読することによって、正確に現在位置(そのの緯度および経度等)を知ったり、情報サービス組織から、その位置(地点)に適合した電子地図を取得したりすることができる。
【0060】
即ち、地下鉄や列車、バス等の車両に設置された情報表示パネル(表示器)に現在位置情報がISOで規格化されたフォーマットで万国共通のバーコード、QRコードで表示されるようにすることは望ましいことである。このようにすれば、QRコード(位置情報)を判読できる端末が使用者の理解できる言語で位置情報を提供することが可能になる。
このため、全く知らない場所へ行っても、現在位置を確認することができる。例えば欧州のインターラーケンの停車駅の位置を表すQRコードを日本製の地図ソフトによって判読すると、日本語表示の地図(ユウグフラウヨッホ)に現在地が表示される。
【0061】
また、移動中の車両内等の通常の使用者端末では位置情報がGPS等から取得できない環境下においても、車両に設置されたGPSや他の装置から取得される車両の位置情報を社内の情報表示パネル(表示器)に提供する事は容易であり、その情報をQRコード(或いは、ブルートゥース等の無線通信)によって提供するようにすれば、多大な利便が提供される。
【0062】
図5は、本発明の装置の表示器を電車の表示装置と兼用するように構成した実施の形態を表す図である。電車の乗降口のドアDの上部に設置された、次の停車駅の名称などを表示する表示装置1102を本発明の装置の表示器として兼用している。元来、この種の表示器は移動体(電車)の搭乗者(乗客)から極めて視認し易い位置に設置されているため、これを、例えば携帯電話機300のカメラ部310(レンズ311)で判読するには、大変に好都合の配置となる。このように配置された表示器1102に、既述のようなコード化パターン(QRコード)を表示する。
【0063】
図示2を参照して説明した液晶表示器160に替えて、この表示器1102を適用し、その他の構成については、図2のものと略同様であるが、このように装置を電車に設置するように構成する場合は、列車の制御システム、或いは、感度の高いアンテナなどから常時正確な位置情報を得て、装置に供給するように構成する。利用方法や効果については上述の通りである。
【0064】
図6は、宅配業者が、携帯情報端末により本発明の装置と交信することによって受取人の照合を行う応用例について説明する図である。
昨今、防犯などの目的から「表札」を付けない独身者の住居は多くなっている。このような場合、宅配業者にとっては、受取人の照合を行うことが難しくなる。しかしながら、本発明の装置を適用すれば、この問題に対して一つの回答を与えることができる。即ち、宅配業者は、本発明の装置100と交信可能な(例えば、図2における、無線通信部182を通しての通信が可能な)携帯情報端末を保有し、玄関FDなどからブルートゥース等の近距離の無線通信によって問い合わせを行う。通信の相手方は本発明の装置(パネルディスプレイ装置、デジタルテレビ)である。
【0065】
宅配業者HDは携帯情報端末MWCを携え、その端末の認証(例えば、宅配業者HDの端末ID)と荷物受取人情報を本発明の装置100に伝送すると、本発明の装置側では予めメモリに保持してある情報に基づいて、家族の名前等の情報、緊急連絡方法、荷物受取BOXの暗証コード等を宅配業者HDに提供する。宅配業者HDはこのようにして提供された情報に照らして、この家が受取人の住所(宅配物の送り先)である事を確認出来る。
【0066】
このような場合においても、本発明の装置では、正確にその設置位置の情報が保有されているため、送付状に表記の送り先住所との照合が適切且つ迅速に行えるため、極めてスムーズな宅配業務が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の実施の形態としての情報表示装置を表わす図である。
【図2】図1のデジタルテレビの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に対して適用される携帯電話機の構成を表すブロック図である。
【図4】本発明の実施に適用する携帯機器において、インターネットを介して外部のデータベースから地図情報を取得する様子を説明する概念図である。
【図5】本発明の装置の表示器を電車の表示装置と兼用するように構成した実施の形態を表す図である。
【図6】宅配業者が、携帯情報端末により本発明の装置と交信することによって受取人の照合を行う応用例について説明する図である。
【符号の説明】
【0068】
100…デジタルテレビ 101…筐体 102…スクリーン 103…左側スピーカ 104…右側スピーカ 105…受光窓 110…アンテナ 120…復調・フィルタリング部 121…チューナ 130…映像処理部 131…OSD部 132…変換器 140…音声処理部 141…増幅器 142…スピーカ 151…IP網インターフェース部 152…DLNAインターフェース部 160…液晶表示器 161…入力切換部 170…システムコントローラ 171…操作部 172…メモリ 181…赤外光受光部 182…無線通信部 183…外部入力端子 300…携帯機器 310…カメラ部 311…レンズ 312…撮像素子 313…撮像部 331…送受信部 332…スピーカ 333…マイクロフォン 335…アンテナ 350…システムコントローラ 351…操作部 352…メモリ 353…表示部 251…コード化パターン情報 252…コード化パターン情報 400…インターネット 420…サーバー 421…データベース 422…入出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給される地理情報を含む情報を受ける受信部と、前記受信部で受けた情報または予め設定された地理情報を含む情報を読み出し可能に保持する情報保持部と、前記受信部で受信された情報および前記情報保持部から読み出された情報の双方の情報または何れか一方の情報に基づいて画像を表示するために適用される表示器と、を備えた情報表示装置であって、前記受信部に供給された情報に含まれる地理情報または前記情報保持部から読み出された情報に含まれる地理情報を当該地理情報に対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して前記表示器に供給する変換手段を備えたことを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記変換手段は、前記情報保持部に予め設定された地理情報としての当該情報表示装置が設置された地点の位置を表す情報を、該情報に対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して、前記表示器に供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
郵便番号や電話番号等の地理情報に関連する情報をユーザの操作によって入力するための入力操作部を更に備え、前記変換手段は、前記入力操作部から入力された地理情報に関連する情報を該情報に対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して前記表示器に供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記受信部に供給された情報に含まれる地理情報または前記情報保持部から読み出された情報に含まれる地理情報を当該地理情報に対応する無線通信信号に変換して外部に伝送する変換伝送手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記表示器は、LCD、有機EL、および、電子ペーパーのうちの何れかによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記情報表示装置は移動体に設置され、前記表示器は、前記移動体の搭乗者から視認可能な位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記コード化パターンとしてQRコード(登録商標)を適用することを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項8】
テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報を受ける受信部と、前記受信部で受けた情報または予め設定された情報を読み出し可能に保持する情報保持部と、前記受信部で受信された情報および前記情報保持部から読み出された情報の双方の情報または何れか一方の情報に基づいて画像を表示するために適用される表示器と、を備えた情報表示装置であって、前記受信部に供給された情報のメタデータまたは前記情報保持部から読み出された情報のメタデータを当該メタデータに対応する所定のコード化パターンとして前記表示器に表示するための情報に変換して前記表示器に供給する変換手段を備えたことを特徴とする情報表示装置。
【請求項9】
テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報、または、予め保有していた情報に含まれている地理情報を、該地理情報に対応する所定のコード化パターンとして表示器に表示することを特徴とする情報表示方法。
【請求項10】
テレビジョン放送または通信ネットワークもしくは外部入力端子を通して供給された情報、または、予め保持されていた情報の双方の情報または何れか一方の情報のメタデータを当該メタデータに対応する所定のコード化パターンとして表示器に表示することを特徴とする情報表示方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2007−52241(P2007−52241A)
【公開日】平成19年3月1日(2007.3.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−237393(P2005−237393)
【出願日】平成17年8月18日(2005.8.18)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】