説明

情報通信システム、緊急時利用機器、および携帯通信機器

【課題】緊急時利用機器の使用を契機として、所定の機関に緊急時個人情報を発信することのできる情報通信システム、緊急時利用機器、および携帯通信機器を提供すること。
【解決手段】緊急時利用機器1と携帯通信機器2からなる情報処理システムであり、緊急時利用機器1は、使用状態を示す識別情報を記憶する記憶手段12と、前記携帯通信機器から問い合わせがあったときに、前記記憶手段に記憶されている識別情報を送信する送信手段14を備え、携帯通信機器2は、緊急時個人情報を記憶する手段25と、前記緊急時利用機器と通信する通信手段21と前記緊急時利用機器から前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を受信したときに前記記憶手段に記憶された前記緊急時個人情報の閲覧を許可された所定の機関に送信する通信手段22を備えた構成を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は緊急時利用機器の使用を契機として、所定の機関に緊急時個人情報を発信する情報通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、医療分野において、治療や診断にコンピュータを活用するシーンが飛躍的に増加している。特に診断においては、電子カルテ等による患者の個人情報の電子化による管理が普及してきている。また一方で、近年、AED等の緊急時利用機器が多くの公共施設に設置されてきている。これに伴い、医学的知識が少ない一般人が公共の場において医療措置を行うケースが増加している。
【0003】
また、公共の場において人命に関わる緊急事態が発生した場合、迅速に措置を行うために、患者の身元や血液型などの医療情報をいち早く救急措置の専門家に通知し、措置の判断を下す必要がある。しかし、患者の容態や年齢などの要因により、救護者が患者自身から必要な情報を入手できない場合がある。
【0004】
そこで、特許文献1には、緊急時に患者の個人情報を入手するシステムとして、救急隊員などの特権IDを所持した者が、患者の携帯電話から特権IDとパスワードを管理サーバに送付することにより、患者の緊急時個人情報を取得するように構成したものが知られている。
【0005】
上記システムにより、救護者は患者自身から必要な情報を入手できない場合でも、患者の医療措置に必要な情報を入手することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2004−341738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載されたものでは、特権IDを所持した限られた者しか情報を入手することができない。そのため、患者の元にいる救護者が特権IDを持っていない場合、特権IDを所持している者が患者の元に到着するまで、必要な情報を入手することができず、医療措置が遅れるという問題があった。
【0008】
また、患者がセキュリティのため携帯電話をロックしていた場合、特権IDを所持している者が患者の携帯電話を操作して特権ID・パスワードを送付することができないため、医療措置に必要な情報を入手することができず、医療措置が遅れるという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、緊急時利用機器の使用を契機として、所定の機関に緊急時個人情報を発信することのできる情報通信システム、緊急時利用機器、および携帯通信機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報通信システムは、緊急時利用機器と携帯通信機器からなり、緊急時利用機器は、使用状態を示す識別情報を記憶する記憶手段と、前記携帯通信機器から問い合わせがあったときに、前記記憶手段に記憶されている識別情報を送信する送信手段を備え、携帯通信機器は、緊急時個人情報を記憶する手段と、前記緊急時利用機器と通信する通信手段と前記緊急時利用機器から前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を受信したときに前記記憶手段に記憶された前記緊急時個人情報の閲覧を許可された所定の機関に送信する通信手段を備えた構成を有する。
【0011】
この構成により、特別なIDを使用することなく、緊急時における個人情報を迅速に所定の機関に送信することができる。
【0012】
また、本発明の情報通信システムは、前記緊急時利用機器が、前記緊急時利用機器が使用された後、一定期間、使用状態を示す識別情報を記憶する構成を有する。
【0013】
この構成により、緊急時利用機器の使用時でない場合の、使用状態を示す識別情報の送信を抑止することができる。
【0014】
また、本発明の情報通信システムは、前記緊急時利用機器が、使用後の一定期間、前記携帯通信機器と通信可能な状態に遷移する構成を有する。
【0015】
この構成により、緊急時利用機器の使用時でない場合の、携帯通信機器との通信を抑止することができる。
【0016】
また、本発明の情報通信システムは、前記緊急時利用機器が、前記携帯通信機器は、前記携帯通信機器と通信可能な状態の前記緊急時利用機器と、前記携帯通信機器の双方に所定の操作を行うことにより、前記緊急時利用機器と通信を確立する構成を有する。
【0017】
この構成により、緊急時利用機器と携帯通信機器との間で、通信を確立することができる。
【0018】
本発明の情報通信システムは、前記緊急時利用機器が、前記携帯通信機器と通信を確立したときに、前記携帯通信機器に前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を送信する構成を有する。
【0019】
この構成により、緊急時利用機器から携帯通信機に対して、緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を送信することができる。
【0020】
本発明の情報通信システムは、前記携帯通信機器が、前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を受信したときに、前記記憶手段に記憶している緊急時個人情報を所定の機関に送信する構成を有する。
【0021】
この構成により、緊急時利用機器の使用を契機として、緊急時個人情報を所定の機関に送信することができる。
【0022】
本発明の情報通信システムは、前記携帯通信機器が、緊急時個人情報を記憶する手段を備え、所定の操作により、緊急時個人情報を記憶手段に記憶する構成を有する。
【0023】
この構成により、所定の操作で、緊急時個人情報を記憶することができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明の情報通信システムによれば、緊急時利用機器を使用したとき、携帯通信機器が緊急時個人情報を所定の機関に自動的に送信するので、特別な権利を持たなくても緊急当該者(患者など)の緊急時個人情報を所定の機関に連絡することができ、医療措置を行うために必要な情報を迅速に提供することができる。
【0025】
また、本発明の情報通信システムによれば、緊急時利用機器の使用を契機として、緊急時個人情報を所定の機関に自動的に送信するので、携帯通信機器の操作がロック(無効)されている場合であっても緊急時個人情報を発信することができるとともに、不必要な緊急時個人情報の発信を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施の形態における情報通信システムの全体構成図
【図2】本発明の実施の形態における緊急時利用機器の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態における携帯通信機器の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態における携帯通信機器の記憶部に記憶されている緊急時個人情報のデータ構成を示す図
【図5】本発明の実施の形態における緊急時利用機器の動作を説明するフローチャート図
【図6】本発明の実施の形態における携帯通信機器の動作を説明するフローチャート図
【図7】本発明の実施の形態における情報通信システムの処理シーケンスを示す図
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における情報通信システムの全体構成を示す図である。本発明の実施の形態における情報通信システムは図1に示すように、緊急時利用機器1と携帯通信機器2と個人情報受信端末3から構成される。
【0029】
緊急時利用機器1は人命に関わる緊急事態が発生した際に、救急措置を実施するためなどに利用される機器であり、例えば、AED(Automated External Defibrillator)といった機器を想定している。
【0030】
携帯通信端末2は、持ち運び可能な無線通信端末であり、例えば、携帯電話といった機器を想定している。
【0031】
緊急時利用機器1は携帯通信機器2と近距離通信を行い、緊急時利用機器1が使用されたか否かを示す使用情報を携帯通信機器2に送信する。
【0032】
また、携帯通信機器2は、緊急時利用機器1から使用情報を受信した後、移動通信網を介して広域通信を行い、緊急時個人情報を所定の機関(例えば、病院、消防署など)に設置された個人情報受信端末3へ送信する。
【0033】
図2は、本発明の実施の形態における緊急時利用機器1の構成を示すブロック図である。
【0034】
図示したとおり、本発明の実施の形態における緊急時利用機器1は、機器本体部11、記憶部12、制御部13、近距離通信部14から構成される。
【0035】
機器本体部11は、機器本来の救急措置に使用される部分であり、例えば、AEDであれば、放電装置を指す。また機器本体部11は、緊急措置操作がなされたとき、制御部13に対して、緊急措置操作がなされたことを示す使用情報121を通知する。
【0036】
記憶部12は、機器本体部11の使用情報121を記憶する。使用情報121は初期値として、例えば、使用なしを示す「0」が記憶されており、制御部13から使用情報121が通知されることにより、例えば、使用ありを示す「1」へ更新される。
【0037】
制御部13は、緊急時利用機器1の全般の処理を制御する。具体的には、制御部13は、機器本体部11から出力された使用情報121を受信する。また、制御部13は、記憶部12に対して、使用情報121を送信する。また、制御部13は、近距離通信部14に対して、通信を行うために必要な制御を実施する。
【0038】
近距離通信部14は、例えばFelica(登録商標)等の非接触ICや、Bluetooth(登録商標)、赤外線などにより、制御部13から出力された使用情報121を携帯通信端末2へ送信する。
【0039】
図3は、本発明の実施の形態における携帯通信機器2の構成を示すブロック図である。
【0040】
図示したとおり、本発明の実施の形態における携帯通信端末は、近距離通信部21、広域通信部22、制御部23、入力部24、記憶部25から構成される。
【0041】
近距離通信部21は、例えばFelica(登録商標)等の非接触ICや、Bluetooth(登録商標)、赤外線などにより、緊急時利用機器1から送信された使用情報121を受信する。
【0042】
広域通信部22は、使用情報121と個人情報251とを合わせた緊急時個人情報401を個人情報受信端末3へ送信する。緊急時個人情報401の詳細は後述する。
【0043】
制御部23は、携帯通信端末3の全般の処理を制御する。具体的には、制御部23は、近距離通信部21から出力された使用情報121を受信する。また、制御部23は、入力部24から入力された個人情報251を受信する。また制御部23は記憶部25に対して入力部24から入力された個人情報251を送信する。また、制御部23は広域通信部22に対して、近距離通信部21から出力された使用情報121と、記憶部25に記憶されている個人情報251とを合わせた緊急時個人情報401を送信する。
【0044】
入力部24は、ボタンやタッチパネル等のデバイスからなり、ユーザの操作により、個人情報251の入力を受け付ける。
【0045】
記憶部25は、携帯通信機器2の所有者の個人情報251を記憶する。個人情報251の詳細は後述する。
【0046】
図4は、本発明の実施の形態における個人情報受信端末3に送信される緊急時個人情報401のデータ構成を示す図である。
【0047】
緊急時個人情報401は、個人情報251と使用情報121とから構成される。
【0048】
使用情報121は、機器本体部11の使用有無、設置場所、使用時刻等を示す。また、使用情報121は、機器本体部11の使用状況に応じて更新され、近距離通信部14を介して、携帯通信機器2に通知される。
【0049】
また、個人情報251は、携帯通信機器2の所有者の名前、性別、年齢、血液型、緊急連絡先、持病、病歴等の緊急時の医療措置に必要な情報を示す。
【0050】
なお、個人情報251は、入力部24を介して、ユーザによって予め記憶部25に登録されるものとする。
【0051】
図5は、本発明の実施の形態における緊急時利用機器1の動作を説明するフローチャートである。
【0052】
まず、制御部13は、機器本体部11から使用されたことを示す情報を受信したか否かを判定する(ステップS101)。
【0053】
ここで、制御部13は、機器本体部11から使用されたことを示す情報を受信していない場合(ステップS101、No)、再度、ステップS101の処理を繰り返す。
【0054】
一方、制御部13は、機器本体部11から使用されたことを示す情報を受信している場合(ステップS101、Yes)、記憶部12の使用情報121を、使用ありを示す「1」に更新する(ステップS102)。次に、制御部13は、近距離通信部14を介して、通信可能な携帯通信機器2を探索する(ステップS103)。
【0055】
ここで、近距離通信部14が、通信可能な携帯通信機器2からACKを受信して検出した場合(ステップS104、Yes)、緊急時利用機器1の近距離通信部14は、携帯通信機器2の近距離通信部21と通信を確立する(ステップS108)。次に、制御部13は、使用情報121を記憶部12から読み出し、近距離通信部14を介して携帯通信機器2に送信する(ステップS109)。次に、近距離通信部14は、携帯通信機器2の近距離通信部21との通信を切断する(ステップS110)。次に、制御部13は、記憶部12の使用情報121を、使用なしを示す「0」に更新する(ステップS111)。
【0056】
一方、近距離通信部14が、通信可能な携帯通信機器2を検出できなかった場合(ステップS104、No)、制御部13は、機器本体部11から使用されたことを示す情報を受信してから一定時間が経過しているか否かを判定する(ステップS105)。
【0057】
ここで、制御部13が、機器本体部11から使用されたことを示す情報を受信してから一定時間が経過していると判定した場合(ステップS105、Yes)、制御部13は、記憶部12の使用情報121を、使用なしを示す「0」に更新して(ステップS107)、処理を終了する。
【0058】
一方、制御部13が、機器本体部11から使用されたことを示す情報を受信してから一定時間が経過していないと判定した場合(ステップS105、No)、制御部13は、機器本体部11において状態リセットが実施されたか否かを判定する(ステップS106)。状態リセットとは、緊急時利用機器1において使用される設定値を、初期状態に戻すための処理を指す。
【0059】
ここで、制御部13が、状態リセット処理が実施されていると判定した場合(ステップS106、Yes)、制御部13は、記憶部12の使用情報121を、使用なしを示す「0」に更新して(ステップS107)、処理を終了する。
【0060】
一方、制御部13が、状態リセット処理が実施されていないと判定した場合(ステップS106、No)、再度、通信可能な携帯通信機器2の探索を行う(ステップS103)。
【0061】
図6は、本発明の実施の形態における携帯通信機器2の動作を説明するフローチャートである。
【0062】
まず、制御部23は、携帯通信機器2の近距離通信部21が、緊急時利用機器1の近距離通信部14から通信要求を受信したか否かを判定する(ステップS201)。
【0063】
ここで、近距離通信部21が、緊急時利用機器1の近距離通信部14から通信要求を受信していないと判定し場合(ステップS201、No)、制御部23は、再度、ステップS201の処理を繰り返す。
【0064】
一方、近距離通信部21が、緊急時利用機器1の近距離通信部14から通信要求を受信したと判定した場合(ステップS201、Yes)、制御部23は、近距離通信部21によりACKを送信させ、通信を確立する(ステップS202)。
【0065】
次に、通信確立後、携帯通信機器2の近距離通信部21は、緊急時利用機器1の近距離通信部14から使用情報121を受信する(ステップS203)。
【0066】
次に、使用情報121の受信後、制御部23は、記憶部25から個人情報251を読み出し、使用情報121と合わせて、広域通信部24を介して、個人情報受信端末3へ送信し(ステップS204)、処理を終了する。
【0067】
図7は、本発明の実施の形態における情報通信システムの処理シーケンスを示す図である。
【0068】
まず、突発的な心室細動、交通事故に遭遇してしまい意識不明の状態になる等といった、緊急事態が発生した時、救護者が緊急時利用機器1を使用して救急措置を行うと、制御部13は、記憶部12の使用情報121を、使用ありを示す「1」に更新する。
【0069】
次に、緊急時利用機器1の近距離通信部14は、通信可能な携帯通信機器2を探索する。
【0070】
次に、通信確立後、緊急時利用機器1の近距離通信部14は、携帯通信機器2の近距離通信部21に使用情報121を送信する。
【0071】
次に、携帯通信機器2の近距離通信部21が、使用情報121を受信した後、制御部23は、記憶部25に記憶している個人情報251と、受信した使用情報121とを合わせた緊急時個人情報401を個人情報受信端末3へ自動的に送信する。
【0072】
以上のように、本発明の実施の形態の情報通信システムによれば、緊急時利用機器1の使用状態を契機として、個人情報251を送信することにより、不必要なタイミングでの情報発信を抑制できる。
【0073】
また、携帯通信機器2から個人情報受信端末3に自動的に送信することにより、個人情報251が救護者等の第三者に漏洩することを抑制できる。
【0074】
なお、個人情報受信端末3が受信した緊急時個人情報401を、担当医への連絡等、適切な医療措置の実施に活用するものとする。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明は、緊急時利用機器と携帯通信機器からなる情報通信システムであって、セキュリティロックがかかっている携帯通信機器の所有者が緊急事態に遭遇し、自発的にセキュリティロックの解除ができないといった場合に、緊急時利用機器の使用を契機として、あらかじめ登録しておいた緊急時個人情報を、緊急連絡先に自動的に送信することで、不必要な個人情報を第三者に晒すことなく、かつ迅速な処置を行うための準備ができるといった効果を有し、携帯電話やPDA、ノートパソコン等の携帯通信機器への適用が可能である。
【符号の説明】
【0076】
1 緊急時利用機器
2 携帯通信機器
3 個人情報受信端末
11 機器本体部
12 記憶部
13 制御部
14 近距離通信部
121 使用情報
21 近距離通信部
22 広域通信部
23 制御部
24 入力部
25 記憶部
251 個人情報
401 緊急時個人情報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
緊急時利用機器と携帯通信機器からなる情報通信システムであって、
緊急時利用機器は、使用状態を示す識別情報を記憶する記憶手段と、前記携帯通信機器から問い合わせがあったときに、前記記憶手段に記憶されている識別情報を送信する送信手段を備え、
携帯通信機器は、緊急時個人情報を記憶する手段と、前記緊急時利用機器と通信する通信手段と前記緊急時利用機器から前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を受信したときに前記記憶手段に記憶された前記緊急時個人情報の閲覧を許可された所定の機関に送信する通信手段を有する情報通信システム。
【請求項2】
前記緊急時利用機器は、前記緊急時利用機器が使用された後、一定期間、使用状態を示す識別情報を記憶することを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
【請求項3】
前記緊急時利用機器は、使用後の一定期間、前記携帯通信機器と通信可能な状態に遷移することを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
【請求項4】
前記携帯通信機器は、前記携帯通信機器と通信可能な状態の前記緊急時利用機器と、前記携帯通信機器の双方に所定の操作を行うことにより、前記緊急時利用機器と通信を確立することを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
【請求項5】
前記緊急時利用機器は、前記携帯通信機器と通信を確立したときに、前記携帯通信機器に前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を送信することを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
【請求項6】
前記携帯通信機器は、前記緊急時利用機器が使用されたことを示す識別情報を受信したときに、前記記憶手段に記憶している緊急時個人情報を所定の機関に送信することを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
【請求項7】
前記携帯通信機器は、緊急時個人情報を記憶する手段を備え、所定の操作により、緊急時個人情報を記憶手段に記憶することを可能とすることを特徴とする請求項1記載の情報通信システム。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報通信システムで用いられることを特徴とする緊急時利用機器。
【請求項9】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報通信システムで用いられることを特徴とする携帯無線機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−39952(P2011−39952A)
【公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−188877(P2009−188877)
【出願日】平成21年8月18日(2009.8.18)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】