説明

情報配信装置、情報配信システム、および情報配信方法

【課題】ユーザの満足度を満たすスポット情報を配信可能な情報配信装置、情報配信システム、および情報配信方法を提供すること。
【解決手段】情報配信装置10は、制御手段の機能構成として、位置情報受信部11と、ログ作成部12と、急上昇度計算部13と、配信部14と、を備えている。ログ作成部12は、ユーザの現在位置からユーザがいるスポットを判定し、ログデータとしてログデータベース101に記憶させる。急上昇度計算部13は、ログデータベース101に記憶されたログデータに基づいて、スポットおよび日付ごとの来訪人数を集計し、急上昇度を算出する。配信部14は、急上昇度が最も大きいスポットを集計データベース102から抽出し、当該スポットの近辺に位置するユーザ端末20に対してこのスポット情報を配信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スポット情報を配信可能な情報配信装置、情報配信システム、および情報配信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、PHS(Personal Handyphone System)、モバイルコンピュータ等に対し、ネットワークを介して道案内や観光案内等の情報を提供する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、渋谷駅周辺を散策したい場合、案内情報を提供するセンタにアクセスして渋谷駅周辺を2〜3時間の予定で案内する案内用スクリプトを実行させると、センタ装置が案内情報を音声や文字などで携帯電話へ送信することにより、時間と場所に応じた案内サービスを受けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2000−215211号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1で作成される案内用スクリプトは、一般的なスポットを案内するため、ユーザの意図とは異なる情報が提供される可能性がある。すなわち、最近人気のあるスポットの情報を欲しいユーザに対して、一般的なスポットの情報を送っても有益な情報とはならず、ユーザの満足度を満たすことはできない。
【0005】
本発明の目的は、ユーザの満足度を満たすスポット情報を配信可能な情報配信装置、情報配信システム、および情報配信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報配信装置は、複数のユーザ端末にネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末に対してスポット情報を配信する情報配信装置であって、前記複数のユーザ端末から各ユーザが訪れたスポットを受信し、前記各ユーザが所定期間内に訪れた前記スポットをログデータとして収集するログ収集手段と、前記ログデータに基づいて、各スポットを訪問した人数を算出し、任意の期間に訪問した人数が次の任意の期間で増加した度合いを急上昇度として算出する急上昇度計算手段と、前記急上昇度が最も大きいスポットを前記スポット情報として前記ユーザ端末に配信するスポット情報配信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の情報配信装置において、前記急上昇度計算手段は、前記急上昇度を、任意の日に前記スポットに立ち寄った人数をその次の日に前記スポットに立ち寄った人数から減算して得られる差を前記任意の日に前記スポットに立ち寄った人数で除することで算出することが好ましい。
【0008】
これらの発明では、複数のユーザ端末からユーザが所定期間内に実際に訪れたスポットをログデータとして収集し、このログデータに基づいて各スポットの急上昇度を算出する。実データに基づいているため、適切な急上昇度を求めることができる。また、急上昇度が大きいほど、訪問人数が急激に増加して人気が高まったということである。このように急激に人気の高まったスポットを情報としてユーザ端末に配信することは、ユーザにとって有益な情報であり、今後の予定を立てやすくユーザの満足度を向上させることができる。
【0009】
本発明の情報配信装置において、前記急上昇度を各スポットに関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、前記急上昇度計算手段は、前記スポットと前記急上昇度とを関連付けて前記記憶手段に記憶させ、前記スポット情報配信手段は、前記記憶手段から前記急上昇度が最も大きいスポットを抽出することが好ましい。
【0010】
この発明では、算出した急上昇度を記憶手段に記憶させ、スポット情報を配信する際は記憶手段から急上昇度の最も大きいスポットを抽出することとした。これによれば、スポット情報を配信するたびにログデータを集計して急上昇度を算出する必要がないため、処理を高速化することができる。
【0011】
本発明の情報配信システムは、ユーザが訪れたスポットを送信する複数のユーザ端末と、このユーザ端末にネットワークを介して接続され、前記複数のユーザ端末から各ユーザが訪れたスポットを受信し、前記各ユーザが所定期間内に訪れた前記スポットをログデータとして収集するログ収集手段と、前記ログデータに基づいて、各スポットを訪問した人数を算出し、任意の期間に訪問した人数が次の任意の期間で増加した度合いを急上昇度として算出する急上昇度計算手段と、前記急上昇度が最も大きいスポットを前記スポット情報として前記ユーザ端末に配信するスポット情報配信手段と、を備えた情報配信装置と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
この発明では、複数のユーザ端末からユーザが所定期間内に実際に訪れたスポットをログデータとして収集し、このログデータに基づいて各スポットの急上昇度を算出する。実データに基づいているため、適切な急上昇度を求めることができる。また、急上昇度が大きいほど、訪問人数が急激に増加して人気が高まったということである。このように急激に人気の高まったスポットを情報としてユーザ端末に配信することは、ユーザにとって有益な情報であり、今後の予定を立てやすくユーザの満足度を向上させることができる。
【0013】
本発明の情報配信方法は、複数のユーザ端末に対してスポット情報を配信する情報配信方法であって、前記複数のユーザ端末から各ユーザが訪れたスポットを受信するステップと、前記各ユーザが所定期間内に訪れた前記スポットをログデータとして収集するステップと、前記ログデータに基づいて、各スポットを訪問した人数を算出し、任意の期間に訪問した人数が次の任意の期間で増加した度合いを急上昇度として算出するステップと、前記急上昇度が最も大きいスポットを前記スポット情報として前記ユーザ端末に配信するステップと、を備えたことを特徴とする。
【0014】
この発明では、複数のユーザ端末からユーザが所定期間内に実際に訪れたスポットをログデータとして収集し、このログデータに基づいて各スポットの急上昇度を算出する。実データに基づいているため、適切な急上昇度を求めることができる。また、急上昇度が大きいほど、訪問人数が急激に増加して人気が高まったということである。このように急激に人気の高まったスポットを情報としてユーザ端末に配信することは、ユーザにとって有益な情報であり、今後の予定を立てやすくユーザの満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる情報配信装置のネットワーク構成および機能構成を示すブロック図。
【図2】前記情報配信装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
情報配信システム1は、図1に示すように、情報配信装置10と、ユーザ端末20と、がそれぞれインターネット2を介して接続された構成となっている。
【0017】
情報配信装置10には、予めユーザ端末20がユーザ登録され、各ユーザ端末20には、ユーザを識別するユーザIDが付与されている。ユーザ登録しているユーザ端末20のうち、情報配信装置10に対して位置情報の送信を許可しているユーザ端末20は、情報配信装置10に現在位置を送信する。情報配信装置10は、受信したユーザ端末20の現在位置をログデータとして記憶し、蓄積されたログデータに基づいて、来訪した人数が急激に上昇したスポットを求める。そして、最も急上昇したスポットを抽出し、ユーザ端末20に送信する。
【0018】
以下、各構成について詳述する。
インターネット2はTCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネットであるが、これに限られない。例えば、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網などのネットワーク、など、データを送受信させるいずれの構成も利用できる。
【0019】
情報配信装置10は、ハードウェア構成として、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶手段と、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段と、を備えている。RAMはデータなどを一時的に記憶できる一時領域などを有しており、ROMはOS(Operating System:基本ソフトウェア)や各種サーバを制御するプログラム、各種アプリケーション、各種データ等が格納されている。CPUは、これらの記憶手段に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムに従って各種処理を行う。
【0020】
情報配信装置10の記憶手段には、図1に示すように、ログデータベース101と、集計データベース102と、ユーザデータベース103と、スポットデータベース104と、が記憶されている。
ログデータベース101は、例えば、以下の表1に示すように、ユーザ端末20を識別するユーザIDと、ユーザ端末20が訪れたスポットを識別するスポットIDと、その日時と、が関連付けられて1つのレコードとして記憶されたテーブル構造となっている。ここで、ユーザIDは、情報配信装置10を利用するためにユーザ登録を行った際に、一意に識別可能に付与されてユーザデータベース103に記憶されている。また、スポットIDは、スポットを一意に識別可能に付与され、予めスポットデータベース104に記憶されている。なお、項目はここに列挙したものに限られず、ログデータとして利用可能であればその他の項目を適宜追加してもよい。
【0021】
【表1】

【0022】
集計データベース102には、スポットおよび日付ごとの訪問人数とその急上昇度が記憶されている。例えば、以下の表2に示すように、スポットを識別するスポットIDと、日付と、当該スポットへの来訪人数と、来訪人数の急上昇度と、が関連付けられて1つのレコードとして記憶されたテーブル構造となっている。スポットIDは、スポットを一意に識別可能に付与され、予めスポットデータベース104に記憶されている。急上昇度は、任意の日付の来訪人数に対するその翌日の来訪人数の増加の度合いを示す。
【0023】
【表2】

【0024】
ユーザデータベース103は、ユーザを識別するユーザIDと、ユーザの属性等の情報と、情報配信装置10に対する位置情報の送信の可否と、が関連付けられて記憶されている。
スポットデータベース104は、スポットを識別するスポットIDと、スポットの名称と、スポットの位置を示す緯度や経度の座標と、交通案内等の情報と、が関連付けられて記憶されている。
【0025】
また、情報配信装置10は、制御手段の機能構成として、位置情報受信部11と、ログ作成部12と、急上昇度計算部13と、スポット情報配信手段としての配信部14と、を備えている。なお、位置情報受信部11およびログ作成部12が本発明のログ収集手段として機能する。
【0026】
位置情報受信部11は、位置情報の送信を了承しているユーザ端末20から定期的に送信されてくる当該ユーザ端末20の位置情報を受信する。具体的には、ユーザ端末20においてGPS信号を受信することで算出された位置情報を受信する。位置情報には、ユーザ端末20の位置を示す緯度や経度の座標、およびその位置にいた日時等が含まれている。
ログ作成部12は、位置情報受信部11で受信した位置情報に含まれる座標と、スポットデータベース104に記憶された各スポットの座標と、から当該ユーザ端末20の現在位置に該当するスポットを特定し、ユーザ端末20の所有者であるユーザを識別するユーザIDに、当該スポットを識別するスポットIDと、そのスポットにいた日時と、を関連付けてログデータとしてログデータベース101に記憶させる。
【0027】
急上昇度計算部13は、ログデータベース101に記憶されたログデータに基づいて、スポットおよび日付ごとの来訪人数を集計し、急上昇度を算出する。具体的には、スポットおよび日付ごとの来訪人数を集計した後、この集計結果に基づいて、以下の式(1)により急上昇度を求める。ここで、任意の日にスポットSを訪問した人数をS(d)、任意の日の翌日にスポットSを訪問した人数をS(d+1)とする。
【0028】
急上昇度=(S(d+1)−S(d))/S(d) ・・・(1)
【0029】
そして、算出された急上昇度を該当するスポットIDと該当する日付とに関連付けて、集計データベース102に記憶させる。
【0030】
配信部14は、急上昇度が最も大きいスポットを集計データベース102から抽出するとともに、当該スポットを識別するスポットIDに関連付けられたスポット情報を、スポットデータベース104から取得する。そして、位置情報受信部11で受信した各ユーザ端末20の現在位置が、当該スポットの近辺であるユーザ端末20に対してこのスポット情報を配信する。スポット情報としては、スポットの名称、場所、業種、交通案内等が含まれている。
【0031】
ユーザ端末20としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、モバイルコンピュータなどを使用することができ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶手段と、CPU(Central Processing Unit)等の制御手段と、を備えている。情報配信装置10に対する位置情報の送信を了承しているユーザ端末20には、情報配信装置10に対して定期的に位置情報を送信するプログラムが組み込まれ、このプログラムを実行することで、GPS信号を受信して経度や緯度の座標を算出し、情報配信装置10に送信できるように構成されている。
【0032】
[情報配信装置10の動作]
次に、情報配信装置10の動作を、図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
情報配信システム1では、ユーザ端末20は予め情報配信装置10にユーザ登録され、一意に識別可能なユーザIDが付与されている。ユーザ登録時には、情報配信装置10に対して位置情報を送信することを了承するか否かを選択し、この情報がユーザデータベース103に記憶されている。なお、位置情報の送信を了承しているユーザ端末20には、定期的に情報配信装置10に対して位置情報を送信するプログラムが組み込まれている。
【0033】
位置情報受信部11は、ユーザ端末20から送信されてくる位置情報を受信する(ステップS1)。
次に、ログ作成部12は、位置情報に含まれる緯度や経度の座標に基づいて、スポットデータベース104から該当するスポットを特定する。そして、当該位置情報を送信したユーザ端末20のユーザIDと、当該スポットのスポットIDと、位置情報に含まれる日時と、を関連付けてログデータベース101に記憶させる(ステップS2)。
【0034】
そして、急上昇度計算部13は、ログデータベース101に記憶されたログデータに基づいて、スポットおよび日付ごとの来訪人数を集計した(ステップS3)後、各スポットの日付ごとの急上昇度を上記(1)式を用いて算出する(ステップS4)。また、急上昇度計算部13は、集計結果および算出した急上昇度を、当該スポットを識別するスポットIDと当該日付に関連付けて集計データベース102に記憶させる。
【0035】
次に、配信部14は、急上昇度が最も大きいスポットのスポットIDを集計データベース102から抽出し、当該スポットIDに関連付けられたスポット名称、スポットの座標、および交通案内等のスポット情報をスポットデータベース104から取得する(ステップS5)。
そして、配信部14は、ステップS1で取得したユーザ端末20の現在位置が当該スポットの近辺であるユーザ端末20に対して、当該スポット情報を配信する(ステップS6)。
【0036】
[本実施形態の作用効果]
以上の本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
情報配信装置10は、ユーザ端末20から受信した位置情報に基づいてログデータを収集し、収集したログデータに基づいて各スポットの日付ごとの訪問人数の急上昇度を算出している。したがって、ユーザが実際に訪れたスポット、すなわち実データに基づいた適切な急上昇度を算出することができる。したがって、急上昇度の最も大きいスポットをスポット情報としてユーザ端末20に配信することは、実データに基づいた最新の情報を配信することになるため、ユーザは有益な情報を得ることができ、ユーザの満足度を向上させることができる。
【0037】
特に、情報配信装置10は、急上昇度の大きいスポットの情報を、当該スポットの近辺にいるユーザ端末20に対して配信している。ユーザにとっては、現在位置の近辺の情報を得ることができるため、今からの予定を立てるために有益な情報を得ることができる。
【0038】
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
例えば、上記実施形態では、ユーザ端末20から定期的に送信されてくる位置情報を受信し、その都度ログデータを作成しているが、例えば、ユーザ端末20がその日に訪れた場所の座標と時間をユーザ端末20側で蓄積しておき、1日の終わり、例えば24時にまとめて情報配信装置10に送信してログデータを作成してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザ端末20に組み込まれたプログラムを実行することで、情報配信装置10に定期的に位置情報を送信する構成としたが、情報配信装置10が定期的に位置情報の配信を了承しているユーザ端末20にアクセスして位置情報を取得する構成でもよい。
【0039】
また、上記実施形態では、ステップS1からステップS6までを一連の動作として説明したが、ログデータを作成するまでのステップS1からS2の動作Aと、ログデータを集計して配信するまでのステップS3からS6までの動作Bと、を別々に行ってもよい。例えば、動作Aを1時間ごとに実行し、動作Bを3時間ごとに実行することで、ある程度の件数のログデータが蓄積されてから集計を行うことができる。したがって、大量のログデータを収集できるため、より適切な急上昇度を算出できるとともに、ユーザ端末20に対する配信の頻度を調整できる。
【0040】
また、上記実施形態では、配信部14は、急上昇度が最も大きいスポットの近辺に位置するユーザ端末20に対して当該スポットの情報を配信する構成であったが、ユーザ端末20の位置に関係なく配信してもよい。これによれば、当該スポットから離れた位置にいるユーザに急激に人気の高まったスポットの情報を提供できるため、ユーザにとっては翌日や翌々日の予定を立てるのに役立てることができる。
【産業上の利用可能性】
【0041】
本発明は、ユーザに対してスポット情報を配信するための情報配信装置、情報配信システム、および情報配信方法として利用できる。
【符号の説明】
【0042】
1…情報配信システム
10…情報配信装置
11…位置情報受信部
12…ログ作成部
13…急上昇度計算部
14…配信部
20…ユーザ端末
101…ログデータベース
102…集計データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザ端末にネットワークを介して接続され、前記ユーザ端末に対してスポット情報を配信する情報配信装置であって、
前記複数のユーザ端末から各ユーザが訪れたスポットを受信し、前記各ユーザが所定期間内に訪れた前記スポットをログデータとして収集するログ収集手段と、
前記ログデータに基づいて、各スポットを訪問した人数を算出し、任意の期間に訪問した人数が次の任意の期間で増加した度合いを急上昇度として算出する急上昇度計算手段と、
前記急上昇度が最も大きいスポットを前記スポット情報として前記ユーザ端末に配信するスポット情報配信手段と、を備えた
ことを特徴とする情報配信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報配信装置において、
前記急上昇度計算手段は、前記急上昇度を、任意の日に前記スポットに立ち寄った人数をその次の日に前記スポットに立ち寄った人数から減算して得られる差を前記任意の日に前記スポットに立ち寄った人数で除することで算出する
ことを特徴とする情報配信装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報配信装置において、
前記急上昇度を各スポットに関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
前記急上昇度計算手段は、前記スポットと前記急上昇度とを関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記スポット情報配信手段は、前記記憶手段から前記急上昇度が最も大きいスポットを抽出する
ことを特徴とする情報配信装置。
【請求項4】
ユーザが訪れたスポットを送信する複数のユーザ端末と、
このユーザ端末にネットワークを介して接続され、
前記複数のユーザ端末から各ユーザが訪れたスポットを受信し、前記各ユーザが所定期間内に訪れた前記スポットをログデータとして収集するログ収集手段と、
前記ログデータに基づいて、各スポットを訪問した人数を算出し、任意の期間に訪問した人数が次の任意の期間で増加した度合いを急上昇度として算出する急上昇度計算手段と、
前記急上昇度が最も大きいスポットを前記スポット情報として前記ユーザ端末に配信するスポット情報配信手段と、を備えた情報配信装置と、を備えた
ことを特徴とする情報配信システム。
【請求項5】
複数のユーザ端末に対してスポット情報を配信する情報配信方法であって、
前記複数のユーザ端末から各ユーザが訪れたスポットを受信するステップと、
前記各ユーザが所定期間内に訪れた前記スポットをログデータとして収集するステップと、
前記ログデータに基づいて、各スポットを訪問した人数を算出し、任意の期間に訪問した人数が次の任意の期間で増加した度合いを急上昇度として算出するステップと、
前記急上昇度が最も大きいスポットを前記スポット情報として前記ユーザ端末に配信するステップと、を備えた
ことを特徴とする情報配信方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−141748(P2012−141748A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−293489(P2010−293489)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】