説明

情報関連付け方法

【課題】 画面上に表示された映像(例えば、ドラマ番組の主演女優が身に付けている衣装)に関連する情報(メーカ名や価格など)を入手可能にする。
【解決手段】 情報登録装置102ではTV放送の映像等の媒介情報を表示し、マウス等により画面上の位置と範囲を指定し(例:スカートを選択してクリック)、画面位置/画面範囲の情報を得、TVチューナからその時のチャネル番号、放送時刻等の媒介情報の識別情報を得、入力手段から入力して、あるいはサーバ100から検索して関連情報を得、これら情報を情報検索装置109に送り、該装置109はこれら情報をDB111に蓄積し、情報閲覧装置103は、装置102の場合と同様にして、画面位置/画面範囲の情報と媒介情報の識別情報を得、得たデータを装置109に送り、装置109はこのデータとDB111内のデータレコードを照合して、一致したデータレコード内の関連情報を装置103に送り、装置103はこれを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョンなどの映像とこの映像と関連する情報との関連付け方法と、この情報関連付け方法を利用した情報閲覧装置、情報登録装置、情報検索装置、課金方法に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットと呼ばれるコンピュータネットワーク上では、同ネットワークに登録された情報どうしを互いに関連付け(以下、リンク)することにより、WWW(World Wide Web)と呼ばれるひとつの巨大な情報データベースとして扱うこと
できる。
【0003】
このデータベース構築方法として、テキスト、音声、映像などの情報をHTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれる記述言語でリンクしてひとつの情報単位(ホームページ)とし、同ホームページ内にさらに他のホームページへのリンク情報をHTMLで記述する方法が一般に用いられている。
【0004】
企業ユーザだけでなく個人ユーザも、PC(Personal Computer)上で起動する閲覧ソフトウェア(以下、ブラウザ)を利用して、ホームページにアクセスできる。ユーザの利便性を向上するために、キーワード等を入力して所望のホームページ内の情報に簡単にアクセスできるような検索サービス(以下、ディレクトリサービス)がWWW上に提供されている。
【0005】
また、放送衛星などを用いたディジタル放送では、前記HTMLの機能を放送用に拡張したBML(Broadcast Markup Language)、B-XML(Broadcast eXtensible Markup Language)、B-HTML(Broadcast HTML)などの記述言語を用いて、複数の情報間のリンクや、テレビジョン番組とインターネット上の情報とのリンクなどが可能となる。これらの記述言語により記述された情報は、標準化されたデータ放送などの枠組みを用いてユーザに伝送される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ユーザ(視聴者)がテレビジョン番組を視聴時に、たとえばドラマ番組の主演女優が身に付けている衣装等をマウスなどのポインティングデバイスで選択(クリック)すると、その衣装等のメーカ名や価格などの関連情報が画面上に表示されるなど、テレビジョン受像機上に表示された映像の一部あるいは全体を選択することで、映像と関連する情報を入手できるような機能があれば便利である。しかし、この機能を実現するためには、以下に述べる課題がある。
【0007】
第1の課題は、映像と関連情報との関連付け方法である。前述した従来のディレクトリサービスでは、キーワード入力をもとにして検索を行うため、映像からキーワードへの変換が必要になるが、たとえば前述の衣装の例では、キーワードとなるべき衣装の名称やメーカの社名などを映像から取得することは一般に困難な場合が多い。従って、映像と関連情報の直接的なリンクを可能とする新しい情報関連付け方法を提供する必要がある。
【0008】
第2の課題は、前述した新しい情報関連付け方法を実現するための情報登録装置、すなわち、映像と関連した情報の提供者(以下、情報登録者)が容易な操作で映像と関連情報をリンクすることが可能な装置の提供である。
【0009】
第3の課題は、前述した新しい情報関連付け方法を実現するための情報閲覧装置、すなわち、情報閲覧者が映像の一部あるいは全体を選択することにより関連情報を閲覧することが可能な装置の提供である。
【0010】
第4の課題は、前述した新しい情報関連付け方法を実現するための情報検索装置、すなわち、前述した情報閲覧装置からの検索要求に従って、情報登録装置により登録された情報を検索し、情報閲覧装置に検索結果を送信することが可能な装置の提供である。
【0011】
第5の課題は、前述した映像と関連情報を関連付けるサービス事業を実現するための新しい課金方法の提供である。
【0012】
本発明の目的は上記課題を解決することにあり、情報関連付け方法、情報閲覧装置、情報登録装置、情報検索装置、課金方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するため、本発明は、
情報登録装置と情報閲覧装置と情報検索装置とコンピュータネットワークを用いて、媒介情報と、該媒介情報と関連した情報(以下、関連情報)とを関連づける方法であり、
前記情報登録装置では、前記媒介情報を識別するための第1の識別情報と前記関連情報の組を、コンピュータネットワーク経由で情報検索装置に送信し、該情報検索装置は、受信した前記第1の識別情報と前記関連情報の組をデータベースに登録し、前記情報閲覧装置では、前記媒介情報を識別するための第2の識別情報をコンピュータネットワーク経由で情報検索装置に送信し、該情報検索装置では、受信した該第2の識別情報とデータベースに登録された前記第1の識別情報とを照合して両者が一致した場合に、該第1の識別情報と組をなす前記関連情報をコンピュータネットワーク経由で情報閲覧装置に送信するようにしている。
【0014】
また、情報関連付け方法において、
前記媒介情報は画像を含む情報であり、前記情報登録装置では前記第1の識別情報とともに前記画像の一部あるいは全体を指し示す第1の画面情報をコンピュータネットワーク経由で前記情報検索装置に送信し、該情報検索装置は、受信した前記第1の識別情報と前記第1の画面情報と前記関連情報の組を前記データベースに登録し、前記情報閲覧装置では前記第2の識別情報とともに前記画像の一部あるいは全体を指し示す第2の画面情報をコンピュータネットワーク経由で前記情報検索装置に送信し、該情報検索装置では、受信した該第2の識別情報とデータベースに登録された前記第1の識別情報と、および受信した該第2の画面情報とデータベースに登録された前記第1の画面情報を照合して、両者が一致した場合に、前記第1の識別情報および第1の画面情報と組をなす前記関連情報をコンピュータネットワーク経由で情報閲覧装置に送信するようにしている。
【0015】
また、情報関連付け方法において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記識別情報は、該テレビジョン放送の放送チャンネル番号と放送時刻を含み、さらに前記テレビジョン放送がローカル放送(地域限定放送)の場合には受信地域を含むようにしている。
【0016】
また、情報関連付け方法において、
前記関連情報はインターネットホームページを指し示すURL(Uniform Resource Locator)を含むようにしている。
【0017】
また、媒介情報と関連情報とを関連づける情報閲覧装置であり、
前記媒介情報を取得する手段と、該取得した媒介情報から媒介情報の識別情報を取得する手段と、該識別情報をコンピュータネットワーク経由で送信する手段と、コンピュータネットワーク経由で関連情報を受信する手段と、受信した関連情報を出力する手段を備えるようにしている。
【0018】
また、情報閲覧装置において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記識別情報を取得する手段は、放送チャンネル番号と放送時刻を取得し、さらに前記テレビジョン放送がローカル放送(地域限定放送)の場合には受信地域を取得する手段であるようにしている。
【0019】
また、情報閲覧装置において、
前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す画面情報を取得する手段と、該画面情報を前記識別情報および関連情報と組をなす情報としてコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えるようにしている。
【0020】
また、情報閲覧装置において、
前記媒介情報を記録し再生するタイムシフト手段を備えるようにしている。
【0021】
また、媒介情報と関連情報とを関連づける情報登録装置であり、
前記媒介情報を取得する手段と、前記媒介情報の識別情報を取得する手段と、該識別情報と組をなす関連情報を取得する手段と、該識別情報と関連情報の組をコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えるようにしている。
【0022】
また、情報登録装置において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記識別情報を取得する手段は、放送チャンネル番号と放送時刻を取得し、さらに前記テレビジョン放送がローカル放送(地域限定放送)の場合には受信地域を取得する手段であるようにしている。
【0023】
また、情報登録装置において、
前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す画面情報を取得する手段と、該画面情報を前記識別情報および関連情報と組をなす情報としてコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えるようにしている。
【0024】
また、情報登録装置において、
前記媒介情報を記録し再生するタイムシフト手段を備えるようにしている。
【0025】
また、媒介情報と関連付けられた関連情報を検索する情報検索装置であり、
コンピュータネットワーク経由で第1の識別情報と関連情報の組を入力する手段と、前記第1の識別情報と前記関連情報の組をデータベース化して記録する記録手段と、コンピュータネットワーク経由で第2の識別情報を入力する手段と、前記第1と第2の識別情報を照合する照合手段と、照合の結果両者が一致した場合に、該第1の識別情報と組をなす前記関連情報を前記第2の識別情報の送信者(以下、閲覧者)に対してコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えるようにしている。
【0026】
また、情報検索装置において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す第1の画面情報をコンピュータネットワーク経由で入力する手段を備え、前記記録手段は前記第1の画面情報と前記第1の識別情報と前記関連情報を組としてデータベース化して記録し、
前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す第2の画面情報をコンピュータネットワーク経由で入力する手段を備え、
前記照合手段は、前記第1と第2の画面情報の照合を前記第1と第2の識別情報の照合とともに行うようにしている。
【0027】
また、情報検索装置において、
前記第1と第2の識別情報を照合した結果、両者が一致しない場合には、一致する情報が登録されていないことを通知するための情報を照合結果として送信するように制御する手段を備えるようにしている。
【0028】
また、情報検索装置において、
前記第2の識別情報の送信者(以下、閲覧者)の閲覧者情報をデータベース化して記録する手段を備え、前記第1と第2の識別情報を照合した結果、両者が一致した場合には、前記第1の識別情報の送信者に対して前記閲覧者情報をコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えるようにしている。
【発明の効果】
【0029】
本発明を用いることにより、テレビジョン番組などを視聴時にテレビジョン受像機上に表示された映像の一部あるいは全体を選択するだけで、検索のための文字入力などを行わなくても、前記映像に関連した他の情報を検索して取得できるようになる。
【0030】
また、情報登録料金や情報検索料金を収入とするサービス事業を実現できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明の実施例を図示により説明する。
【0032】
図1に、本発明の実施例の構成図を示す。
【0033】
まず、後述する情報登録装置(102)と情報閲覧装置(103)の双方に対し、同一の媒介情報(101)を入力する。
【0034】
この媒介情報(101)は、情報登録および情報閲覧のキーワードに相当するものであり、テレビジョン(TV)放送の映像やインターネットホームページの画像などのように、双方で独立して識別できる(すなわち、他の媒介情報と区別できる)ものであればなんでもよい。
【0035】
媒介情報(101)の識別情報(105)として、例えば、テレビジョン放送の場合には放送チャンネル番号、放送時刻(年、月、日、時、分、秒、フレーム番号など)、受信地域(ローカル放送の場合)など(これらの情報はテレビ受像機のチューナから取得する)を用い、インターネットホームページの場合にはURL(Uniform Resource Locator)を用いればよい。
【0036】
以下、媒介情報(101)としてテレビジョン放送を用いた場合について説明する。
【0037】
図1に示す情報登録装置(102)では、前記媒介情報(101)を表示するとともに、同一装置内あるいは外部装置として用意された関連情報サーバ(100)に格納されているテキスト文書やHTML文書などの関連情報(104)と、前記媒介情報(101)を再生した映像との関連付け(リンク)を行う。
【0038】
この際に、情報登録装置(102)に内蔵された座標ポインティングデバイス(マウス、タブレット、ペン、リモコンなど)を用い、画面上の位置と範囲を指定する。
【0039】
一例として同図では、画面に表示されたスカート部分を選択してクリックし、画面位置指定と画面範囲指定を行っている。
【0040】
該情報登録装置(102)では、媒介情報(101)の識別情報(105)と、画面位置/画面範囲を示す情報(106)と、リンクしたい関連情報(107)からなるデータを、コンピュータネットワーク(108)を介して情報検索装置(109)に送信する。
【0041】
ここで関連情報(107)は、前記関連情報サーバ(100)に格納された関連情報(104)と同一でもよいが、これがインターネットホームページとして公開されているHTML文書などの場合には、格納場所を示すURLの文字列(http://www.???.co.jp/、など)でもよい。URLの文字列は情報登録装置(102)の入力手段により入力してもよく、関連情報がテキスト文書などの場合、同様に入力手段により入力してもよい。
【0042】
一方、図1に示す情報閲覧装置(103)でも同様に、前記媒介情報(101)を表示するとともに、情報閲覧装置(103)に内蔵された座標ポインティングデバイスを用いて画面上の位置と範囲を指定し、これにリンクされた関連情報(114)を検索し出力(表示)することを試みる。
【0043】
この際、前記情報登録装置(102)の場合と同様に、情報閲覧装置(103)は、媒介情報(101)の識別情報(112)と、画面位置/画面範囲を示す情報(113)からなるデータを作成し、このデータをコンピュータネットワーク(108)を介して情報検索装置(109)に送信し、該情報検索装置(109)からの検索結果を待つ。
【0044】
図1に示す情報検索装置(109)は、照合手段(110)とデータベース(111)から成っており、前記情報登録装置(102)から送信された媒介情報の識別情報(105)と画面位置/画面範囲を示す情報(106)とリンクしたい関連情報(107)からなるデータを、データベース(111)にデータレコードとして登録するとともに、前記情報閲覧装置(103)から送信された媒介情報(101)の識別情報(112)と画面位置/画面範囲を示す情報(113)からなるデータを、データベース(111)内のデータレコードと照合し、2つの識別情報(105)(112)、および2つの画面位置/画面範囲を示す情報(106)(113)が両方とも一致した場合に、登録されている関連情報(107)を(複数の場合には、まとめて)関連情報(114)として、コンピュータネットワーク(108)を介して前記情報閲覧装置(103)に送信する。
【0045】
データレコードの例、および照合手段(110)の動作については後述する。
【0046】
なお、照合手段(110)やデータベース(111)として一般的なデータベースサーバを用いることが可能なため、詳細な図示は省略する。
【0047】
前記情報閲覧装置(103)では、前記情報検索装置(109)から送信された関連情報(114)を画面上に表示することにより、媒介情報(101)と関連情報(114)とのリンクを実現する。
【0048】
関連情報(114)の例については後述する。
【0049】
図2に、前記情報登録装置(102)および情報閲覧装置(103)の詳細な構成図を示す。
【0050】
情報登録装置(102)と情報閲覧装置(103)は、ほぼ同一の構成で実現でき、後述するステップを有するソフトウェアプログラムを格納したプログラム格納メモリ(211)からの指示に基づき、制御部(212)が装置全体の制御を行う。
【0051】
まず、後述する入力部(204)から入力された媒介情報(101)は、制御部(212)にてデジタルデータとして扱えるようにエンコーダ(205)により符号化する。
【0052】
この符号化方式として、ISO/IEC規格にて規定されているMPEG(Moving Picture Experts Group)方式やJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式などのほかにも、単純に2進数化するだけのPCM(Pulse Coded Modulation)方式でもよく、一般によく知られている方式を用いることができるため、図示は省略する。
【0053】
なおこのとき、映像信号だけでなく、音声信号についても同様に符号化してもよい。
【0054】
符号化された信号は、デコーダ(209)により復号化され、表示部(210)に表示する。
【0055】
該デコーダでは、前記符号化された映像/音声信号の復号だけでなく、後述する関連情報(114)を表示するためにHTML文書等の解釈および視覚化を行っても良い。
【0056】
また、エンコーダ(205)の出力を一旦タイムシフト手段(206)に格納し、ある時間間隔を置いたのちに再生して、デコーダ(209)に出力するように構成してもよい。
【0057】
該タイムシフト手段(206)は、記録媒体(208)と、これを駆動してデータの記録/再生を行うためのドライブ(207)から成る。
【0058】
記録媒体(208)として、同図に示すようなディスク状の媒体(例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical)、FDD(フロッピー(登録商標)(登録商標)ディスク)、HDD(ハードディスク)など)のほかにも、テープ状の媒体(ビデオカセットテープ等)や固体メモリ(フラッシュメモリ等)でもよい。
【0059】
タイムシフト手段(206)は、一般的な記録装置をそのまま用いることができるため、図示は省略する。
【0060】
なお、タイムシフト手段(206)の利用方法については、後述する。
【0061】
また、前記入力部(204)や表示部(210)に関しては、別の装置の機能を流用する(すなわち外付け構成とする)ことにより、情報登録装置(102)および情報閲覧装置(103)の構成から外してもよい。
【0062】
図2に示す媒介情報識別手段(203)では、後述する入力部(204)に設定されたデータなどに基づき、媒介情報(101)を識別するための情報(チャンネル、放送時刻、受信地域など)を取得して保持する。
【0063】
前記タイムシフト手段(206)を用いる場合には、映像/音声信号を記録する際に、この識別情報も併せて記録し、再生時にタイムシフト手段(206)から媒介情報識別手段(203)に保持しなおしてもよい。
【0064】
図2に示す操作部(201)では、後述するポインティングデバイスからのデータに基づき、関連情報とリンクさせたい映像、あるいは関連情報を検索したい映像が表示された表示部(210)の画面位置指定(水平、垂直の画素位置の指定)と画面範囲指定(範囲を表す半径などの指定)を行う。
【0065】
情報登録装置(102)の場合には、さらに前述した関連情報(104)(107)の指定(キーボード入力やHTML文書のドラッグアンドドロップ操作など)を行う。
【0066】
続いて画面位置/画面範囲取得手段(202)では、前記操作部(201)にて指定された画面位置/画面範囲の各情報を符号化して保持する。
【0067】
前記タイムシフト手段(206)を用いる場合には、映像/音声信号を再生する際に、前記画面位置指定と画面範囲指定と関連情報の指定を行ってもよい。
【0068】
図2に示すネットワークインタフェース(213)の動作を説明する。
【0069】
情報登録装置(102)の場合には、媒介情報識別手段(203)に保持されている媒介情報の識別情報(105)、画面位置/画面範囲取得手段(202)に保持されている画面位置/画面範囲情報(106)、操作部(201)にて指定した関連情報(104)(107)、をコンピュータネットワーク(108)に送信する。
【0070】
一方、情報閲覧装置(103)の場合には、媒介情報識別手段(203)に保持されている媒介情報の識別情報(112)、画面位置/画面範囲取得手段(202)に保持されている画面位置/画面範囲情報(113)、をコンピュータネットワーク(108)に送信して検索結果を待ち、該コンピュータネットワーク(108)から返された検索結果を表示部(210)に表示する。
【0071】
いずれの場合にも、ネットワークインタフェース(213)は、コンピュータネットワーク(108)へのコマンドとデータの送受信などの機能を提供するだけであり、一般的なPC用のネットワークインタフェースボード等を用いることが可能であるため、図示は省略する。
【0072】
図3に、前記情報登録装置(102)および情報閲覧装置(103)の他の構成図を示す。
【0073】
同図は、前記図2に示した情報登録装置(102)および情報閲覧装置(103)の構成を、一般的なPCの形態で実現した例であり、モニタ(301)、スピーカ(302-1)(302-2)、コンピュータ(303)、マウス(304)、ドライブ(308)、記録媒体(310)、キーボード(309)、ビデオキャプチャボード(311)、ネットワークインタフェースボード(312)から成る。
【0074】
図2に示した構成と対比すると、操作部(201)はマウス(304)およびキーボード(309)に、入力部(204)とエンコーダ(205)とデコーダ(209)はビデオキャプチャボード(311)に、表示部(210)はモニタ(301)およびスピーカ(302-1)(302-2)に、ドライブ(207)はドライブ(308)に、記録媒体(208)は記録媒体(310)に、ネットワークインタフェース(213)はネットワークインタフェースボード(312)に、それぞれ対応する。
【0075】
また、画面位置/画面範囲取得手段(202)と媒介情報識別手段(203)は、コンピュータ(303)に内蔵されたメインメモリを用いて、制御部(212)が演算した結果を保持すればよい。
【0076】
マウス(304)を移動することによりモニタ(301)上に表示したカーソルを移動させ、例えば左ボタン(305)を押すことにより前述した画面位置指定を行う。
【0077】
また画面範囲指定は、ホイール(307)を前方(上方向)に動かして範囲拡大し、後方(下方向)に動かして範囲縮小することにより実現できる。
【0078】
右ボタン(306)は、動作説明のためのヘルプ表示に用いてもよい。
【0079】
ビデオキャプチャボード(311)は、テレビジョンチューナ機能を内蔵することによりコンピュータ(303)からのソフトウェア制御によりチャンネル等を操作できるようになるため、媒介情報の識別情報(105)(112)を容易に取得することが可能となる。
【0080】
なお、同図に示した形態以外にも、テレビジョン受像機などに図2に示した機能を内蔵する形態で実現してもよい。
【0081】
図4に、本発明の情報検索に用いるデータレコードの一例を示す。
【0082】
これは、図1に示した情報検索装置(109)の中のデータベース(111)に格納するデータレコードの一例である。
【0083】
データレコードは、例えば合計512バイトの固定長データとし、識別子(401)、チャンネル(402)、放送時刻(403)、受信地域(405)、画面位置(406)、画面範囲(407)、関連情報(409)の各フィールドを持つ。
【0084】
リザーブ(404)(408)は、今後の機能拡張のために確保しておくフィールドである。
【0085】
各フィールドのデータサイズおよび合計のデータサイズは以下に示す動作説明用のものであり、図4に示したサイズに限定されるものではなく、また固定長でなく可変長のデータフィールドにしてもよい。
【0086】
図4において、識別子(401)は、後に続く各フィールドの内容や形式が、図4に示す内容や形式であることを識別するためのデータであり、例えば2進数で”00000000”(固定値)とする。識別子(401)に続く各フィールドの内容や形式が図4に示すものと異なる場合には、識別子の値を別の値とする。
【0087】
チャンネル(402)と放送時刻(403)と受信地域(405)のフィールドには、情報登録装置(102)から送信された媒介情報の識別情報(105)の内容をそのまま格納すればよい。
【0088】
画面位置(406)と画面範囲(407)のフィールドには、情報登録装置(102)から送信された画面位置/画面範囲情報(106)をそのまま格納すればよい。
【0089】
関連情報(409)のフィールドには、情報登録装置(102)から送信された関連情報(107)をそのまま格納すればよい。
【0090】
また、ここでの図示は省略したが、情報登録者を識別するための識別コード等を格納するフィールドを設けてもよい。
【0091】
図5に、図1で示した照合手段(110)の動作の一例を示す。
【0092】
該照合手段(110)では、図4に示した形態でデータベース(111)に格納されているデータレコードの内容と、情報閲覧装置(103)から送信される媒介情報の識別情報(112)および画面位置/画面範囲情報(113)とを比較し、双方が一致した場合に、データレコード中に格納されている関連情報(409)を情報閲覧装置(103)に送信する。
【0093】
この際、媒介情報の識別情報については、双方の各データが完全に一致した場合にだけ”一致”と判定すればよい。
【0094】
一方、画面位置と画面範囲の比較については、例えば以下に述べる方法により、一致判定を行う。
【0095】
まず、仮想的な画面(501)を想定し、図4に示したデータレコードに格納されている画面位置(406)を第1の画面位置(502)とし、この2次元座標を(x1,y1)と仮定する。
【0096】
また、データレコードに格納されている画面範囲(407)を第1の画面範囲(504)とし、この範囲を示す半径を第1の半径r1と仮定する。
【0097】
同様に、情報閲覧装置(103)から送信された画面位置/画面範囲情報(113)を第2の画面位置(505)および第2の画面範囲(506)とし、2次元座標を(x2,y2)、半径をr2と仮定する。
【0098】
このとき、両者が描く仮想的な円の領域が一部でも重なった場合に、”一致”と判定すればよい。
【0099】
具体的には、同図の一致判定の例(508)に示すように、第1と第2の画面位置の距離を示す値の2乗((508)の左辺)と、第1と第2の各半径の和を示す値の2乗((508)の右辺)を比較し、(左辺≦右辺)の場合には”一致”と判定し、(左辺>右辺)の場合には”不一致”と判定すればよい。
【0100】
これらの判定は単純な演算器と比較器によって容易に実現可能なため、図示は省略する。
【0101】
なお、同一の媒介情報(101)に対して、情報登録装置(102)と情報閲覧装置(103)のそれぞれで異なる画面サイズの表示を行うこともありうるため、前記2次元座標(x1,y1),(x2,y2)、半径r1,、r2としてそれぞれ画面サイズで正規化された値、
すなわち各値を画面の縦横サイズで割った値を用いてもよい。
【0102】
図6に、本発明における情報関連付け動作の一例を示す。
【0103】
同図は、図1に示した情報登録装置(102)、情報検索装置(109)、情報閲覧装置(103)の各動作を、時間経過を伴ったステップ(600)として示したものである。
【0104】
まず、ステップ(601)およびステップ(602)において、同一の媒介情報(101)を同時刻に情報登録装置(102)と情報閲覧装置(103)に入力する。
【0105】
これは、この一瞬だけ媒介情報(101)を入力するという意味ではなく、連続的に媒介情報(101)を入力している過程で、この瞬間に表示された映像内容について、関連情報の登録処理および閲覧処理をそれぞれ行う、という意味である。
【0106】
このとき、関連情報の登録処理および閲覧処理には有限の処理時間を必要とする。
【0107】
特に、前記タイムシフト手段(206)を用いて録画再生した場合などは、この処理時間が数日以上と極めて大きく場合がある。
【0108】
従って、ステップ(601)にて情報登録装置(102)に媒介情報(101)が入力されてからステップ(605)にて媒介情報の識別情報(105)と画面位置/画面範囲情報(106)と関連情報(107)を送信するまでの第1の遅延時間(603)と、ステップ(602)にて情報閲覧装置(103)に媒介情報(101)が入力されてからステップ(606)にて媒介情報の識別情報(112)と画面位置/画面範囲情報(113)を送信するまでの第2の遅延時間(604)には差が生じるのが一般的である。
【0109】
同図では、第1の遅延時間(603)が第2の遅延時間(604)よりも短い場合、すなわち、閲覧処理よりも前に登録処理が完了している場合の動作を示している。
【0110】
この場合には、ステップ(606)で送信されたデータと、情報検索装置(109)のデータベース(111)に格納されている全データレコード内のデータとを、ステップ(607)にて前記照合方法に従って逐次照合し、一致するデータが登録されていた場合には、データレコード内の関連情報(114)を情報閲覧装置(103)に送信すれば、ステップ(608)にて関連情報(114)を表示できる。
【0111】
図7に、本発明における情報関連付け動作の他の例を示す。
【0112】
同図は、図1に示した情報登録装置(102)、情報検索装置(109)、情報閲覧装置(103)の各動作を、時間経過を伴ったステップ(700)として示したものであり、前記図6の場合とは逆に、ステップ(701)にて情報登録装置(102)に媒介情報(101)が入力されてからステップ(710)にて媒介情報の識別情報(105)と画面位置/画面範囲情報(106)と関連情報(107)を送信するまでの第1の遅延時間(703)と、ステップ(702)にて情報閲覧装置(103)に媒介情報(101)が入力されてからステップ(705)にて媒介情報の識別情報(112)と画面位置/画面範囲情報(113)を送信するまでの第2の遅延時間(704)を比べて、第1の遅延時間(703)が第2の遅延時間(704)よりも長い場合、すなわち、閲覧処理よりも前に登録処理が完了していない場合の動作を示している。
【0113】
この場合には、ステップ(705)にて送信されたデータと、情報検索装置(109)のデータベース(111)に格納されている全データレコードの内容とを、ステップ(706)にて照合しても一致する登録データを見つけられないため、後述する未登録
知(801)を情報閲覧装置(103)に送信する。
【0114】
このとき、電子メール等を用いて前記未登録通知(801)を送信してもよい。
【0115】
図8に、情報閲覧装置(103)に表示される未登録通知(801)の一例を示す。
【0116】
同図において、未登録通知(801)は、検索しようとしているデータがまだ登録されていないことを示すメッセージ(802)と、今後登録されたときにどのような通知が欲しいかを設定する通知条件(803)から成る。
【0117】
この通知条件(803)として、例えば、(a)今後登録されても通知不要、(b)登録されしだい通知する、(c)XX日あるいはYY時間(ただし、XXやYYは数字)ごとに照合結果を通知する、の中から選択し、回答欄(804)に記入できるようにする。
【0118】
この解答欄(804)の値を通知条件(803)として、図7に示すステップ(707)にて、情報閲覧装置(103)から情報検索装置(109)に送信する。
【0119】
通知条件(803)にて”(b)登録されしだい通知する”と設定された場合には、情報登録装置(102)から情報検索装置(109)に登録動作が実行されるごとに前記照合を行い、図7に示すステップ(710)にて条件が一致するデータが登録された時点でデータレコード内の関連情報(114)を情報閲覧装置(103)に送信すれば、ステップ(712)にて関連情報(114)を表示できる。
【0120】
このとき、電子メール等を用いて前記関連情報(114)が登録された旨を連絡すると同時に、前記関連情報(114)を前記電子メールへの添付ファイルとして送信してもよい。
【0121】
また、通知条件(803)にて”(c)定期的に照合結果を通知する”と設定された場合には、図7に示すステップ(708)にて、再度データベースの内容と照合し、まだ一致するデータが見つからない場合には、再び未登録通知(801)を情報閲覧装置(103)に送信し、情報閲覧装置(103)では未登録通知(801)を表示して、ステップ(709)にて通知条件(803)を情報検索装置(109)に送信する。
【0122】
このステップ(708)とステップ(709)は、通知条件(803)にて(a)通知不要とするか、ステップ(710)にて情報登録が行われるまで、必要な回数だけ繰り返される。
【0123】
ステップ(710)にて情報登録が行われた場合には、条件が一致する登録データを情報検索装置(109)にて見つけることができるため、データレコード内の関連情報(114)を情報閲覧装置(103)に送信すれば、ステップ(712)にて関連情報(114)を表示できる。
【0124】
図9に、本発明の情報閲覧装置(103)に表示される関連情報(114)の一例を示す。
【0125】
同図において、媒介情報の識別情報(112)と媒介情報(101)および指定した画面位置/画面範囲(901)の表示は、どの媒介情報に対して検索を行ったかを閲覧者に示すための表示である。
【0126】
このとき、時間スクロール手段(902)を設けてもよく、指定したポイント(時刻)の前後数秒程度のシーン(動画像)も併せて表示できるように構成すれば、より明確に検索シーンを閲覧者に思い出させることができる。
【0127】
このときの動画像は、前述したタイムシフト手段(206)から読み出すように構成すればよい。
【0128】
図9に示す関連情報(107-1)(107-2)(107-3)は、情報登録装置(102)にて登録された関連情報(107)である。
【0129】
この例のように、複数の関連情報が同一画面に一度に表示される場合を想定すると、関連情報(107)としてテキスト文書等を直接表示するよりも、HTML文書(関連情報(104))が格納されているURLと数文字程度のタイトルだけを表示したほうが、より多くの情報を一度に表示できる。
【0130】
関連情報(107)がURLの場合には、情報閲覧装置(103)にて該URLを選択し、該URLが指すHTML文書を表示する。
【0131】
このようなURLの選択とHTML文書の表示については、一般のPC用ブラウザソフトウェア等と同様の機能であるため、図示は省略する。
【0132】
なお、登録されている関連情報(107)の数が多く、1ページに表示しきれない場合には、ページ送り手段(903)やページ戻り手段を設けて、前後の表示ページに移動できるようにしてもよい。
【0133】
図10に、本発明における情報関連付け動作の後処理の例を示す。
【0134】
同図において、前記図6あるいは図7に示した情報関連付け動作(ステップ(600)あるいはステップ(700))により、ステップ(608)あるいはステップ(712)にて図9に示した関連情報(114)を表示したのちに、関連情報(107-1)(107-2)(107-3)の中から閲覧者が実際にどの関連情報(107)を選択したかを示す情報(1001)と、後述する閲覧者識別コード(1002)を、ステップ(1003)にて情報検索装置(109)に送信する。
【0135】
情報検索装置(109)では、選択された関連情報(107)の登録を行った情報登録装置(102)に対し、ステップ(1005)にて閲覧者情報(1004)を送信する。
【0136】
ここで閲覧者情報(1004)は、閲覧者の住所、氏名、年齢、電話番号、電子メールアドレス、年収、趣味など、関連情報(107)を選択した閲覧者の特徴を表すデータである。
【0137】
この後処理は、情報登録者に閲覧者の特徴をフィードバックすることで、商品の広告効果などを高めることができ、情報を登録したいという意欲を高める効果がある。
【0138】
従って、前記ステップ(1005)における閲覧者情報(1004)の送信は、情報登録者からの入金を伴う有料サービスとしてもよい。
【0139】
図11に、図10に示した後処理を実現する実施例の構成図を示す。
【0140】
まず、閲覧者が情報閲覧装置(103)を最初に使用する初期設定時などに、情報検索装置(109)に備えた閲覧者情報用のデータベース(1101)に対し、予め閲覧者情報(1004)を登録するようにし、その際に閲覧者識別コード(1002)を情報検索装置(109)から情報閲覧装置(103)に付与する。
【0141】
前記図6あるいは図7に示した情報関連付け動作(ステップ(600)あるいはステップ(700))により図9に示すような関連情報(114)が情報検索装置(109)から送信されたのちに、情報閲覧装置(103)でひとつの関連情報(例えば(107-1))を選択した際に、関連情報(114)の中からどの関連情報(107)を選択したかを示す情報(1001)と、前記閲覧者識別コード(1002)を情報検索装置(109)に送信し、閲覧者管理手段(1102)により閲覧者情報用のデータベース(1101)から閲覧者情報(1004)を検索して情報登録装置(102)に送信することにより、前記ステップ(1005)に示した閲覧者情報(1004)の送信を実現できる。
【0142】
閲覧者管理手段(1102)と閲覧者情報用のデータベース(1101)は、一般的なデータベース機能により実現できるため、図示は省略する。
【0143】
図12に、本発明の情報検索に用いるデータレコードの他の例を示す。
【0144】
同図に示したデータレコードは、前記図4に示したデータレコードの放送時刻(403)を開始時刻(1203)に、リザーブ領域(404)を終了時刻(1204)に置き換えたものであり、有限の時間間隔を持った動画フレームに対して、画面位置(406)と画面範囲(407)で指定されたポイントから関連情報(409)へのリンクを張ることが可能となる。
【0145】
これに伴い、識別子(1201)を例えば2進数で”00000000”から”00000001”に変更し、データレコードの内容が変更されたことを示す。
【0146】
ここで、開始時刻(1203)と終了時刻(1204)はどちらも年、月、日、時、分、秒、フレーム番号の情報を持ち、関連情報(409)にリンクを張りたい放送開始時刻と放送終了時刻をそれぞれ示す。
【0147】
このとき、画面の全範囲を示すように画面位置(406)と画面範囲(407)を設定することにより、ある番組の開始時刻から終了時刻までのどのフレームを選択しても関連情報(409)へリンクされるように設定することが可能となる。
【0148】
なお、画面の全範囲を示す動作を、画面位置(406)と画面範囲(407)に特殊な値を設定する(例えば、すべてのビットを”1”とする)ことにより定義してもよい。
【0149】
図13に、本発明の情報検索に用いるデータレコードの他の例を示す。
【0150】
同図に示したデータレコードは、前記図4に示したデータレコードのリザーブ領域(408)を1つ以上の画面位置(1306)と画面範囲(1307)に置き換えたものであり、同図に示す第1のフレーム情報(1301)、第2のフレーム情報(1302)、などのように、指定された放送時刻(403)から始まる連続した複数のフレームに対して、それぞれ異なる画面位置(1306-1)(1306-2)と画面範囲(1307-1)(1307-2)を設定することができる。
【0151】
これにより、動画の中で被写体の表示場所が動いた場合にも、関連情報(409)へのリンクを追従させることが可能になる。
【0152】
識別子(1301)には、前記データレコードの構造であることを示すフラグ(例えば、2進数で”00000010”)と、連続するフレーム数を記述する。
【0153】
同図では、連続するフレーム数を5ビットの2進数で表しているが、これに限定されるわけではなく、さらに多くのビット数を割り当てても良い。
【0154】
また、フレーム情報(1301)(1302)が多くなってひとつのレコードセットに入りきらなくなった場合には、複数のレコードセットに分割してデータベース(111)に格納すればよい。
【0155】
図14に、本発明の情報検索に用いるデータレコードの他の例を示す。
【0156】
同図では、関連情報(409)を登録したときには情報登録者側に、関連情報(409)を閲覧したときには閲覧者側に、それぞれ課金することを想定し、データレコードの中に課金情報(1408)を示すフィールドを設け、これを識別する識別子(1401)を設ける。
【0157】
課金情報(1408)として、例えば口座番号(1410)、登録金額(1411)、閲覧金額(1412)、有効期限(1413)を示すフィールドを設ける。
【0158】
口座番号(1410)は、このデータレコードを登録した情報登録者への入金と出金を行うための口座番号であり、例えばクレジットカード番号等を暗号化して格納する。
【0159】
登録金額(1411)は、このデータレコードを登録する際に前記口座から出金する金額(すなわち、情報登録料金)を示し、後述する情報単価(1601)の算出等に用いる。
【0160】
閲覧金額(1412)は、閲覧者がこの関連情報(409)を閲覧する際に前記口座に入金する金額(すなわち、情報閲覧料金)を示す。
【0161】
有効期限は、このデータレコードが有効であることを示す期限であり、該期限の満了後はこのデータレコードをデータベース(111)から削除する(すなわち、検索対象から外す)ことを示す。
【0162】
実際に入金、出金される金額の全額あるいはその一部を、情報検索装置(109)を運営する事業者に支払うことにより、本発明を用いた新しい事業を行うことが可能になる。
【0163】
なお、前記課金情報(1408)として、上記すべてのフィールド(1410)(1411)(1412)(1413)を備える必要はなく、用途などに応じて取捨選択してもよい。
【0164】
また、図4、図12、図13、図14で示したデータレコードの構成は互いに独立しており、必要に応じてデータレコード内に各フィールドを複合的に持ち、その構造を識別子の各ビット(フラグ)などによって識別すればよい。
【0165】
図15に、本発明の情報検索装置(109)の他の実施例の構成図を示す。
【0166】
同図において、照合手段(110)から出力された関連情報は、前記図9に示した表示形態をしている。
【0167】
この出力に対し、関連情報の順位づけ手段(1501)と関連情報レイアウト手段(1502)を用いて表示形態を整形し、新しい関連情報(1701)(1901)とする。
【0168】
整形後の関連情報の例(1701)(1901)については後述する。
【0169】
図15に示す関連情報の順位づけ手段(1501)では、照合手段(110)によってデータベース(111)から読み出される順番に従って入力された関連情報に対し、(a)登録順にソート、(b)情報単価(1601)の高い順にソート、(c)閲覧回数の多い順にソート、などのソート(順番並べ替え)を行って出力する。
【0170】
これらのソートを行うことにより、閲覧者に対して有意と思われる関連情報ほど先頭付近に配置することができ、優先順位を上げて表示することが可能になる。
【0171】
ここで、閲覧者に対して有意と思われる関連情報とは、早くから長期間登録されている関連情報、新しく登録された関連情報、高い情報登録料金を支払って登録された関連情報、多くの人が閲覧している関連情報、などが考えられる。
【0172】
(a)のソート方法については、前記図4に示したリザーブ領域(408)などを用いて登録日時をデータレコードに格納しておくことにより実現できる。
【0173】
(b)のソート方法については後述する(図16とその説明参照)。
【0174】
(c)のソート方法については、前記図4に示したリザーブ領域(408)などを用いて閲覧回数を示すカウンタを構成し、閲覧されるごとに該カウンタ値を1ずつ増加させることにより閲覧回数を設定し、該閲覧回数を関連情報とともに照合手段(110)から関連情報の順位づけ手段(1501)に入力することにより実現できる。
【0175】
図15に示す関連情報レイアウト手段(1502)では、前記関連情報の順位づけ手段(1501)から得られる順位情報に基づいて、表示する際の文字フォント(サイズ、色、点滅など)の調整を行ったり、目立たせるためのアイコン(小さな絵柄)を付与したりする。
【0176】
例えば、先頭の行に近いほど文字フォントのサイズ(ポイント数)を大きくするとともに、点滅する赤色に変更し、「お勧め」等の意味を持ったアイコンを行頭に付与すれば、表示の際に目立つようになるため、閲覧者が選択する頻度が増えることが期待できる。
【0177】
逆に言えば、閲覧者が選択する頻度が増えることを期待して、登録した関連情報が上位に順位づけされるように、情報登録者が高い情報登録料金を支払う効果が期待できる。
【0178】
なお、図15に示した前記関連情報の順位付け手段(1501)と関連情報レイアウト手段(1502)を、情報検索装置(109)の中ではなく情報閲覧装置(103)の中に構成し、情報検索装置(109)から情報閲覧装置(103)に対して関連情報(114)と前記順位付けに必要な情報(登録順、情報単価、閲覧回数など)を送信するように構成しても同様の効果が得られることは明らかであり、この構成についての図示は省略する。
【0179】
図16に、本発明の課金方法に用いる情報単価(1601)の一例を示す。
【0180】
前記図13にて示したように、複数の連続したフレームに対して、媒介情報(101)と関連情報(107)を関連付けすることが可能である。
【0181】
このとき、同図に示すように、媒介情報(101)の各フレーム(1602-1)(1602-2)(1602-3)(1602-4)(1602-5)に表示される被写体の大きさに合わせて、情報登録装置(102)により設定された第1の画面範囲(504)が大きくなったり小さくなったりするのが一般的である。
【0182】
ここで、情報単価(1601)=登録金額(1411)/(各フレームの第1の画面範囲(504)の合計面積)と定義することにより、単位面積あたりの登録金額を算出することができ、該情報単価(1601)が高いほど関連情報の価値が高く、閲覧者にとって有意な情報であることが期待できる。
【0183】
なお、ここでいう面積は、第1の画面範囲(504)に含まれる画素数等で代替してもよい。
【0184】
図17に、本発明の情報閲覧装置(103)に出力される関連情報(1701)の一例を示す。
【0185】
同図は、前記図15に示した関連情報の順位づけに従って、前記図9に示した関連情報(114)を整形し直した結果の一例である。
【0186】
この例では、関連情報(107-2)、関連情報(107-1)、関連情報(107-3)の順にソートされた順位づけになっており、先頭の行に近いほど文字サイズが大きく、またアイコン(1072)が行頭に付与されていることにより、前記順位づけに対応して閲覧者が選択する頻度が増えることが期待できる。
【0187】
図18に、本発明の他の実施例の構成図を示す。
【0188】
同図は、前記図1に示した実施例の構成図のうち、情報登録装置(102)の部分を別の情報登録装置(1801)に置き換えたものである。
【0189】
前記図12に示したように、データレコードの内容として、番組放送の開始時刻(1203)と終了時刻(1204)を指定し、画面位置(406)と画面範囲(407)として画面全体が指されるような設定にした場合には、図12に示したすべてのフィールドのデータを実際に媒介情報(101)が放送されるよりも前に準備できるため、放送前に関連情報(107)を登録することが可能である。
【0190】
この場合、図18に示すように、媒介情報の識別情報(105)、画面位置/画面範囲(106)、関連情報(107)を、図12に示すデータレコードの形態にして予め用意し、直接コンピュータネットワーク(108)を経由して情報検索装置(109)に登録すればよい。
【0191】
図19に、本発明の情報閲覧装置(103)に出力される関連情報(1901)の一例を示す。
【0192】
同図は、前記図15に示した関連情報の順位づけに従って、事前登録情報(1902)、有料登録情報(1903)、無料登録情報(1904)に分類して関連情報(107)を表示した結果の一例である。
【0193】
事前登録情報(1902)は、実際の放送時刻よりも前に関連情報(107-4)(107-3)が登録されたことを示しており、情報登録者が事前に番組内容を知っていた可能性が高いことを示す。
【0194】
有料登録情報(1903)は、情報登録者が情報登録料金を支払って関連情報(107-1)を登録したことを示す。
【0195】
無料登録情報(1904)は、情報登録料金を支払わないで関連情報(107-5)を登録したことを示す。
【0196】
このように分類して表示することにより、閲覧者が関連情報(107)を選択する前に有用性をある程度判定することが可能になる。
【0197】
閲覧者が選択する頻度が増えることを期待して、登録した関連情報が上位に順位づけされるように、情報登録者が高い情報登録料金を支払う効果が期待できる。
【0198】
以上のように、媒介情報(101)として、地上波/放送衛星/通信衛星/ケーブル等の伝送媒体を利用した一般的なテレビジョン放送の場合を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、インターネットなどのコンピュータネットワークを通じて配信される動画像や静止画像、一般的なインターネットホームページや、媒介情報の識別情報としての格納場所が明確な動画データや静止画データなど、いろいろな情報(データ)を媒介情報(101)として用いることが可能である。
【0199】
また、説明を簡単にするため、前記画面範囲(407)にて円の半径の長さを用いたが、これ以外にも、例えば長方形の各辺の長さや、複数の図形の論理積演算(AND)や論理和演算(OR)により複雑な画面範囲を数値化し、前記画面範囲(407)として用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0200】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】本発明の情報登録装置(102)および情報閲覧装置(103)の実施例の構成図である。
【図3】本発明の情報登録装置(102)および情報閲覧装置(103)の実施例の構成図である。
【図4】本発明の情報検索に用いるデータレコードの一例を示す図である。
【図5】本発明で用いる照合手段(110)の動作の一例を示す図である。
【図6】本発明における情報関連付け動作の一例を示す図である。
【図7】本発明における情報関連付け動作の他の例を示す図である。
【図8】本発明の情報閲覧装置(103)に表示される情報の一例を示す図である。
【図9】本発明の情報閲覧装置(103)に表示される情報の一例を示す図である。
【図10】本発明における情報関連付け動作の後処理の例を示す図である。
【図11】本発明における情報関連付け動作の後処理を実現する実施例の構成図である。
【図12】本発明の情報検索に用いるデータレコードの他の例を示す図である。
【図13】本発明の情報検索に用いるデータレコードの他の例を示す図である。
【図14】本発明の情報検索に用いるデータレコードの他の例を示す図である。
【図15】本発明の情報検索装置(109)の他の実施例の構成図である。
【図16】本発明の課金方法に用いる情報単価の一例を示す図である。
【図17】本発明の情報閲覧装置(103)に表示される情報の一例を示す図である。
【図18】本発明の他の実施例の構成図である。
【図19】本発明の情報閲覧装置(103)に表示される情報の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0201】
100 関連情報サーバ
101 媒介情報
102、1801 情報登録装置
103 情報閲覧装置
104、107、114、1701、1901 関連情報
105、112 媒介情報の識別情報
106、113 画面位置/画面範囲
108 コンピュータネットワーク
109 情報検索装置
110 照合手段
111、1101 データベース
201 操作部
202 画面位置/画面範囲取得手段
203 媒介情報識別手段
204 入力部
205 エンコーダ
206 タイムシフト手段
207、308 ドライブ
208、310 記録媒体
209 デコーダ
210 表示部
211 プログラム格納メモリ
212 制御部
213 ネットワークインタフェース
301 モニタ
302 スピーカ
303 コンピュータ
304 マウス
305 左ボタン
306 右ボタン
307 ホイール
309 キーボード
311 ビデオキャプチャボード
312 ネットワークインタフェースボード
501 画面 801 未登録通知
1001 どの関連情報を選択したかを示す情報
1002 閲覧者識別コード
1004 閲覧者情報
1102 閲覧者管理手段
1501 関連情報の順位づけ手段
1502 関連情報レイアウト手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報登録装置と情報閲覧装置と情報検索装置とコンピュータネットワークを用いて、媒介情報と、該媒介情報と関連した情報(以下、関連情報)とを関連づける方法であって、
前記情報登録装置では、前記媒介情報を識別するための第1の識別情報と前記関連情報の組を、コンピュータネットワーク経由で情報検索装置に送信し、
該情報検索装置は、受信した前記第1の識別情報と前記関連情報の組をデータベースに登録し、
前記情報閲覧装置では、前記媒介情報を識別するための第2の識別情報をコンピュータネットワーク経由で情報検索装置に送信し、
該情報検索装置では、受信した該第2の識別情報とデータベースに登録された前記第1の識別情報とを照合して両者が一致した場合に、該第1の識別情報と組をなす前記関連情報をコンピュータネットワーク経由で情報閲覧装置に送信することを特徴とする情報関連付け方法。
【請求項2】
請求項1記載の情報関連付け方法において、
前記媒介情報は画像を含む情報であり、前記情報登録装置では前記第1の識別情報とともに前記画像の一部あるいは全体を指し示す第1の画面情報をコンピュータネットワーク経由で前記情報検索装置に送信し、
該情報検索装置は、受信した前記第1の識別情報と前記第1の画面情報と前記関連情報の組を前記データベースに登録し、
前記情報閲覧装置では前記第2の識別情報とともに前記画像の一部あるいは全体を指し示す第2の画面情報をコンピュータネットワーク経由で前記情報検索装置に送信し、
該情報検索装置では、受信した該第2の識別情報とデータベースに登録された前記第1の識別情報と、および受信した該第2の画面情報とデータベースに登録された前記第1の画面情報を照合して、両者が一致した場合に、前記第1の識別情報および第1の画面情報と組をなす前記関連情報をコンピュータネットワーク経由で情報閲覧装置に送信することを特徴とする、情報関連付け方法。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載の情報関連付け方法において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記識別情報は、該テレビジョン放送の放送チャンネル番号と放送時刻を含み、さらに前記テレビジョン放送がローカル放送(地域限定放送)の場合には受信地域を含むことを特徴とする情報関連付け方法。
【請求項4】
請求項1または請求項2記載の情報関連付け方法において、
前記関連情報はインターネットホームページを指し示すURL(Uniform Resource Locator)を含むことを特徴とする情報関連付け方法。
【請求項5】
媒介情報と関連情報とを関連づける情報閲覧装置であって、 前記媒介情報を取得する手段と、該取得した媒介情報から媒介情報の識別情報を取得する手段と、該識別情報をコンピュータネットワーク経由で送信する手段と、コンピュータネットワーク経由で関連情報を受信する手段と、受信した関連情報を出力する手段を備えたことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項6】
請求項5記載の情報閲覧装置において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記識別情報を取得する手段は、放送チャンネル番号と放送時刻を取得し、さらに前記テレビジョン放送がローカル放送(地域限定放送)の場合には受信地域を取得する手段であることを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項7】
請求項6記載の情報閲覧装置において、
前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す画面情報を取得する手段と、該画面情報を前記識別情報および関連情報と組をなす情報としてコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えたことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項8】
請求項5または請求項6記載の情報閲覧装置において、
前記媒介情報を記録し再生するタイムシフト手段を備えたことを特徴とする情報閲覧装置。
【請求項9】
媒介情報と関連情報とを関連づける情報登録装置であって、 前記媒介情報を取得する手段と、前記媒介情報の識別情報を取得する手段と、
該識別情報と組をなす関連情報を取得する手段と、該識別情報と関連情報の組をコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えたことを特徴とする情報登録装置。
【請求項10】
請求項9記載の情報登録装置において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記識別情報を取得する手段は、放送チャンネル番号と放送時刻を取得し、さらに前記テレビジョン放送がローカル放送(地域限定放送)の場合には受信地域を取得する手段であることを特徴とする情報登録装置。
【請求項11】
請求項10記載の情報登録装置において、
前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す画面情報を取得する手段と、該画面情報を前記識別情報および関連情報と組をなす情報としてコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えたことを特徴とする情報登録装置。
【請求項12】
請求項9または請求項10記載の情報登録装置において、
前記媒介情報を記録し再生するタイムシフト手段を備えたことを特徴とする情報登録装置。
【請求項13】
媒介情報と関連付けられた関連情報を検索する情報検索装置であって、
コンピュータネットワーク経由で第1の識別情報と関連情報の組を入力する手段と、前記第1の識別情報と前記関連情報の組をデータベース化して記録する記録手段と、コンピュータネットワーク経由で第2の識別情報を入力する手段と、
前記第1と第2の識別情報を照合する照合手段と、照合の結果両者が一致した場合に、該第1の識別情報と組をなす前記関連情報を前記第2の識別情報の送信者(以下、閲覧者)に対してコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えたことを特徴とする情報検索装置。
【請求項14】
請求項13記載の情報検索装置において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す第1の画面情報をコンピュータネットワーク経由で入力する手段を備え、前記記録手段は前記第1の画面情報と前記第1の識別情報と前記関連情報を組としてデータベース化して記録し、
前記テレビジョン放送によって伝送された画像の一部あるいは全体を指し示す第2の画面情報をコンピュータネットワーク経由で入力する手段を備え、
前記照合手段は、前記第1と第2の画面情報の照合を前記第1と第2の識別情報の照合とともに行うことを特徴とする情報検索装置。
【請求項15】
請求項13または請求項14記載の情報検索装置において、
前記第1と第2の識別情報を照合した結果、両者が一致しない場合には、一致する情報が登録されていないことを通知するための情報を照合結果として送信するように制御する手段を備えたことを特徴とする情報検索装置。
【請求項16】
請求項13または請求項14記載の情報検索装置において、
前記第2の識別情報の送信者(以下、閲覧者)の閲覧者情報をデータベース化して記録する手段を備え、前記第1と第2の識別情報を照合した結果、両者が一致した場合には、前記第1の識別情報の送信者に対して前記閲覧者情報をコンピュータネットワーク経由で送信する手段を備えたことを特徴とする情報検索装置。
【請求項17】
媒介情報と関連情報のリンク登録を行う際に課金する課金方法であって、
前記媒介情報と前記関連情報とのリンク量に応じて課金料金を定めることを特徴とする課金方法。
【請求項18】
請求項17記載の課金方法において、
前記媒介情報はテレビジョン放送によって伝送された画像情報であり、前記リンク量とはリンク登録された画面範囲の総和であることを特徴とする課金方法。
【請求項19】
媒介情報を入力する手順と、前記媒介情報の識別情報を取得する手順と、該媒介情報と関連した関連情報を取得する手順と、前記取得した識別情報と関連情報をコンピュータネットワーク経由で送信する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項20】
媒介情報を入力する手順と、前記媒介情報の識別情報を取得する手順と、該識別情報をコンピュータネットワーク経由で送信する手順と、
該識別情報と関連する関連情報をコンピュータネットワーク経由で受信する手順と、受信した関連情報を出力する手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate


【公開番号】特開2008−135045(P2008−135045A)
【公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−328138(P2007−328138)
【出願日】平成19年12月20日(2007.12.20)
【分割の表示】特願2001−141053(P2001−141053)の分割
【原出願日】平成13年5月11日(2001.5.11)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】