感光性組成物、感光性フィルム、永久パターン形成方法、及びプリント基板
【課題】オキシム誘導体と特定の増感剤を用いることにより、感度が良好で、かつ生保存性に優れる感光性組成物、感光性フィルム、前記感光性組成物を用いた永久パターン形成方法、及び前記永久パターン形成方法により永久パターンが形成されるプリント基板の提供。
【解決手段】バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及び熱架橋剤を含み、
形成された感光層を露光し現像する場合に、前記感光層を基体に積層し、24℃60%RH下で密閉して40℃で3日間保存した後における前記感光層の露光する部分の厚みを該露光及び現像後において変化させない前記露光に用いる光の最小エネルギー(E1)の、24℃で30分間暗所保存した後における前記露光に用いる光の最小エネルギー(E0)に対する、変動率log10(E1/E0)が±0.3以内であることを特徴とする感光性組成物等である。
【解決手段】バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及び熱架橋剤を含み、
形成された感光層を露光し現像する場合に、前記感光層を基体に積層し、24℃60%RH下で密閉して40℃で3日間保存した後における前記感光層の露光する部分の厚みを該露光及び現像後において変化させない前記露光に用いる光の最小エネルギー(E1)の、24℃で30分間暗所保存した後における前記露光に用いる光の最小エネルギー(E0)に対する、変動率log10(E1/E0)が±0.3以内であることを特徴とする感光性組成物等である。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及び熱架橋剤を含み、
形成された感光層を露光し現像する場合に、前記感光層を基体に積層し、24℃60%RH下で密閉して40℃で3日間保存した後における前記感光層の露光する部分の厚みを該露光及び現像後において変化させない前記露光に用いる光の最小エネルギー(E1)の、24℃で30分間暗所保存した後における前記露光に用いる光の最小エネルギー(E0)に対する、変動率log10(E1/E0)が±0.3以内であることを特徴とする感光性組成物。
【請求項2】
光重合開始剤が、中性ラジカル発生剤を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
光重合開始剤が、オキシム誘導体を含む請求項2に記載の感光性組成物。
【請求項4】
オキシム誘導体が、下記一般式(A)及び下記一般式(B)のいずれかで表される部分構造を有する請求項3に記載の感光性組成物。
【化1】
【化2】
ただし、前記一般式(A)及び(B)中、Arは、芳香族基、及び複素環基のいずれかを表し、Y1は、水素原子、及び一価の置換基のいずれかを表し、Y2は、脂肪族基、芳香族基、複素環基、COY3、CO2Y3、及びCONY4Y5のいずれかを表し、Y3、Y4、及びY5は、脂肪族基、芳香族基、及び複素環基のいずれかを表し、mは1以上の整数を表す。
【請求項5】
一般式(A)及び(B)におけるArが、フェニル基及びナフチル基のいずれかを有する請求項4に記載の感光性組成物。
【請求項6】
一般式(A)及び(B)におけるArが、ナフチル基を有する請求項4から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
一般式(A)が、更に下記一般式(C)及び(D)のいずれかで表される請求項4から6のいずれかに記載の感光性組成物。
【化3】
ただし、前記一般式(C)及び(D)中、R101は一般式(A)及び(B)におけるY1と同じ意を表し、Y12は一般式(A)及び(B)におけるY2と同じ意を表す。
【請求項8】
バインダーが、酸性基とエチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む請求項1から7のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項9】
バインダーが、酸性基と、ヘテロ環を含んでもよい芳香族基と、エチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む請求項1から8のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項10】
熱架橋剤がエポキシ化合物を含み、該エポキシ化合物がビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式基含有型エポキシ樹脂、及び難溶性エポキシ樹脂から選択される少なくとも1種である請求項1から9のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項11】
増感剤を含む請求項1から10のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項12】
増感剤が、ヘテロ縮環系化合物を含む請求項11に記載の感光性組成物。
【請求項13】
ヘテロ縮環系化合物が、チオキサントン化合物である請求項12に記載の感光性組成物。
【請求項14】
支持体と、該支持体上に請求項1から13のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層とを有してなることを特徴とする感光性フィルム。
【請求項15】
長尺状であり、ロール状に巻かれてなる請求項14に記載の感光性フィルム。
【請求項16】
請求項1から13のいずれかに記載の感光性組成物により形成された感光層に対して露光を行うことを含むことを特徴とする永久パターン形成方法。
【請求項17】
請求項16に記載の永久パターン形成方法により永久パターンが形成されることを特徴とするプリント基板。
【請求項1】
バインダー、重合性化合物、光重合開始剤、及び熱架橋剤を含み、
形成された感光層を露光し現像する場合に、前記感光層を基体に積層し、24℃60%RH下で密閉して40℃で3日間保存した後における前記感光層の露光する部分の厚みを該露光及び現像後において変化させない前記露光に用いる光の最小エネルギー(E1)の、24℃で30分間暗所保存した後における前記露光に用いる光の最小エネルギー(E0)に対する、変動率log10(E1/E0)が±0.3以内であることを特徴とする感光性組成物。
【請求項2】
光重合開始剤が、中性ラジカル発生剤を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
光重合開始剤が、オキシム誘導体を含む請求項2に記載の感光性組成物。
【請求項4】
オキシム誘導体が、下記一般式(A)及び下記一般式(B)のいずれかで表される部分構造を有する請求項3に記載の感光性組成物。
【化1】
【化2】
ただし、前記一般式(A)及び(B)中、Arは、芳香族基、及び複素環基のいずれかを表し、Y1は、水素原子、及び一価の置換基のいずれかを表し、Y2は、脂肪族基、芳香族基、複素環基、COY3、CO2Y3、及びCONY4Y5のいずれかを表し、Y3、Y4、及びY5は、脂肪族基、芳香族基、及び複素環基のいずれかを表し、mは1以上の整数を表す。
【請求項5】
一般式(A)及び(B)におけるArが、フェニル基及びナフチル基のいずれかを有する請求項4に記載の感光性組成物。
【請求項6】
一般式(A)及び(B)におけるArが、ナフチル基を有する請求項4から5のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項7】
一般式(A)が、更に下記一般式(C)及び(D)のいずれかで表される請求項4から6のいずれかに記載の感光性組成物。
【化3】
ただし、前記一般式(C)及び(D)中、R101は一般式(A)及び(B)におけるY1と同じ意を表し、Y12は一般式(A)及び(B)におけるY2と同じ意を表す。
【請求項8】
バインダーが、酸性基とエチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む請求項1から7のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項9】
バインダーが、酸性基と、ヘテロ環を含んでもよい芳香族基と、エチレン性不飽和結合とを側鎖に有する高分子化合物を含む請求項1から8のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項10】
熱架橋剤がエポキシ化合物を含み、該エポキシ化合物がビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式基含有型エポキシ樹脂、及び難溶性エポキシ樹脂から選択される少なくとも1種である請求項1から9のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項11】
増感剤を含む請求項1から10のいずれかに記載の感光性組成物。
【請求項12】
増感剤が、ヘテロ縮環系化合物を含む請求項11に記載の感光性組成物。
【請求項13】
ヘテロ縮環系化合物が、チオキサントン化合物である請求項12に記載の感光性組成物。
【請求項14】
支持体と、該支持体上に請求項1から13のいずれかに記載の感光性組成物からなる感光層とを有してなることを特徴とする感光性フィルム。
【請求項15】
長尺状であり、ロール状に巻かれてなる請求項14に記載の感光性フィルム。
【請求項16】
請求項1から13のいずれかに記載の感光性組成物により形成された感光層に対して露光を行うことを含むことを特徴とする永久パターン形成方法。
【請求項17】
請求項16に記載の永久パターン形成方法により永久パターンが形成されることを特徴とするプリント基板。
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図32】
【図33】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図31A】
【図31B】
【図34A】
【図34B】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図32】
【図33】
【図1】
【図2】
【図3A】
【図3B】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図31A】
【図31B】
【図34A】
【図34B】
【公開番号】特開2007−240891(P2007−240891A)
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−63373(P2006−63373)
【出願日】平成18年3月8日(2006.3.8)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年9月20日(2007.9.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年3月8日(2006.3.8)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]