説明

感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び、電子デバイス

【課題】良好な現像時間依存性を以って、超微細の孔径を有し、かつ、真円性に優れるホールパターンの提供。
【解決手段】(P)下記一般式(I)で表される繰り返し単位(a)を有する樹脂、(B)活性光線又は放射線の照射により有機酸を発生する化合物、及び、(C)活性光線又は放射線の照射により塩基性が低下する、塩基性化合物又はアンモニウム塩化合物を含有する組成物であって、前記化合物(C)の前記化合物(B)に対するモル比率[C]/[B]が0.4以上である、感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、並びに、これを用いたレジスト膜、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法、及び、電子デバイス。


上記一般式(I)中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。R、R及びRは、各々独立に、直鎖状又は分岐状のアルキル基を表す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(P)下記一般式(I)で表される繰り返し単位(a)を有する樹脂、
(B)活性光線又は放射線の照射により有機酸を発生する化合物、及び、
(C)活性光線又は放射線の照射により塩基性が低下する、塩基性化合物又はアンモニウム塩化合物を含有する感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物であって、
前記化合物(C)の前記化合物(B)に対するモル比率[C]/[B]が0.40以上である、感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【化1】


上記一般式(I)中、Rは、水素原子又はメチル基を表す。
、R及びRは、各々独立に、直鎖状又は分岐状のアルキル基を表す。
【請求項2】
前記感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物の全固形分に対する前記化合物(C)の含有量が1.0質量%以上である、請求項1に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項3】
前記感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物の全固形分に対する前記化合物(C)の含有量が4.0質量%以上である、請求項2に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項4】
前記モル比率[C]/[B]が0.40〜1.40である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項5】
前記化合物(C)が、塩基性窒素原子を有するとともに、活性光線又は放射線の照射により有機酸を発生する化合物であり、かつ、前記化合物(B)と前記化合物(C)とは異なる化合物である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項6】
活性光線又は放射線の照射により前記化合物(C)が発生する前記有機酸が、下記一般式(C1)又は(C2)で表される有機酸である、請求項5に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【化2】


上記一般式中、
Xfは、各々独立に、フッ素原子、又は、少なくとも1つのフッ素原子で置換されたアルキル基を表す。
及びRは、各々独立に、水素原子、フッ素原子、又は、アルキル基を表す。
Lは、各々独立に、2価の連結基を表す。
Baは、前記塩基性窒素原子を含む官能基を表す。
Rfは、フッ素原子を含んだ基である。
xは、1〜20の整数を表す。
yは、0〜10の整数を表す。
zは、0〜10の整数を表す。
【請求項7】
前記化合物(C)がオニウム塩化合物である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項8】
前記繰り返し単位(a)の前記樹脂(P)の全繰り返し単位に対する含有量が、45モル%以上である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項9】
前記R、R及びRについての直鎖状又は分岐状のアルキル基が炭素数1〜4のアルキル基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項10】
前記感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物が、フッ素原子及び珪素原子の少なくともいずれかを有する疎水性樹脂を更に含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項11】
前記樹脂(P)が、ラクトン構造又はスルトン構造を有する繰り返し単位を更に有する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項12】
前記樹脂(P)が、ヒドロキシアダマンチル基又はジヒドロキシアダマンチル基を有する繰り返し単位を更に有する樹脂である、請求項1〜11のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物。
【請求項13】
請求項1〜12のいずれか1項に記載の感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物により形成されるレジスト膜。
【請求項14】
請求項13に記載のレジスト膜を露光する工程、及び
有機溶剤を含む現像液を用いて現像してネガ型のパターンを形成する工程
を含む、パターン形成方法。
【請求項15】
前記有機溶剤を含む現像液における有機溶剤の含有量が、前記現像液の全量に対して、90質量%以上100質量%以下である、請求項14に記載のパターン形成方法。
【請求項16】
前記現像液が、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、アルコール系溶剤、アミド系溶剤及びエーテル系溶剤からなる群より選択される少なくとも1種類の有機溶剤を含有する現像液である、請求項14又は15に記載のパターン形成方法。
【請求項17】
更に、有機溶剤を含有するリンス液を用いて洗浄する工程を含む、請求項14〜16のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
【請求項18】
前記レジスト膜を露光する工程における露光が液浸露光である、請求項14〜17のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
【請求項19】
請求項14〜18のいずれか1項に記載のパターン形成方法を含む、電子デバイスの製造方法。
【請求項20】
請求項19に記載の電子デバイスの製造方法により製造された電子デバイス。

【公開番号】特開2013−68779(P2013−68779A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−207019(P2011−207019)
【出願日】平成23年9月22日(2011.9.22)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】