感謝の合掌熨斗
【課題】熨斗は、慶事における進物や贈答品に添えられる縁起物の飾りとして用いられているが、静止した飾りとしてのみの役目に留まっており、贈答品などを送る人の感謝の気持ちをより強く伝えるために、この熨斗を有効活用する。
【解決手段】贈答品などに添えられる熨斗を両手を有する熨斗にし、受け取る人が熨斗の覆いや、覆いを兼ねる贈答品の表層紙などを剥ぎ捲ると、熨斗が起立し手を合わせて合掌する様にし、この熨斗の合掌という形を通じて送る人の感謝の気持ちを、より強く表現出来る様にした。
【解決手段】贈答品などに添えられる熨斗を両手を有する熨斗にし、受け取る人が熨斗の覆いや、覆いを兼ねる贈答品の表層紙などを剥ぎ捲ると、熨斗が起立し手を合わせて合掌する様にし、この熨斗の合掌という形を通じて送る人の感謝の気持ちを、より強く表現出来る様にした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
進物や贈答品等に添えられる熨斗が起立して合掌し、感謝の気持ちを相手に伝える様にしたもの。
【背景技術】
【０００２】
熨斗には、印刷された物や折り紙状になった物や、紐で形作られたもの等、色々な色彩や細かく形状を変えた様々な物がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
熨斗は、慶事における進物や贈答品に添えられる飾りとして用いられているが、静止した飾りとしてのみの役目に留まっている。
【０００４】
縁起物の飾りとして定着した熨斗に、両手を設けて起立し合掌させて、贈答品などを送る人の感謝の気持ちを、より強く伝える様にする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
贈答品などに添付される熨斗を両手のあるものにし、この両手を有する熨斗を台紙に蝶着状態に取り付けて、熨斗付き台紙を贈答品などに添付し、受け取った人が熨斗の覆いや、覆いを兼ねる贈答品の表層紙などを剥ぎ捲ると、熨斗が前方側からゴムなどの伸縮部材に牽引されて起立する様にし、
【０００６】
そして、熨斗の後方側から牽引する力を止めて起立状態を保つ保持糸を、熨斗の両手に結び、熨斗が起立する際に両手が引き寄せられて合掌する様にした。
【発明の効果】
【０００７】
こうする事により贈答品などを送る人の感謝の気持ちを、熨斗の合掌という形を通じて品物を受け取る人に強く伝える事が出来るし、封緘ハガキの様に熨斗付き台紙の余白に、文字などを記入してプライバシーの保護されるメッセージを添えて、贈答品と感謝の合掌とメッセージとの、三拍子揃った謝意の伝達が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【０００９】
両手を設けた熨斗１を台紙２に蝶着状態に取り付けて、熨斗１と熨斗前方側の台紙２とを伸縮部材５で結び、熨斗１の両手を、熨斗中間部を貫通させて熨斗後方側の台紙２に起立保持糸６で結び、（図２と図３参照）
【００１０】
熨斗１が見えるように熨斗の形をして横糸７を張った窓３を設けている覆い４を、起立を押止するために、熨斗付き台紙２に貼付した。（図１と図４参照）
【００１１】
この場合、覆いの窓３は、両手が隠れて熨斗の外形より少し狭くしてあって、熨斗１の上端は、覆い窓の横糸７の上側になるように差し込んでおくのであるが、この横糸７は熨斗の起立を誘い始動させるためのものである。
【００１２】
こうすることにより、贈答品などを受け取った人が熨斗の覆い４を剥ぎ捲ると、押さえが除かれて熨斗１の上端が覆い窓の横糸７に因ってテコ式に引き起こされて後、伸縮部材５に牽引されて熨斗１が起立し、これと同時に熨斗の両手が起立保持糸６に引き寄せられて合掌することになり、この熨斗の合掌の形を通じて贈答品などを送る人の感謝の気持ちを表現するようにした。（図２参照）
【００１３】
熨斗１を牽引して起立させる動力となる伸縮部材５と、起立姿勢を保持する起立保持糸６は、起立して起立姿勢が保てる均衡関係にあれば何本で繋ぎ止めても構わないし、そして又、熨斗１或いは両手と熨斗付き台紙２とを結び繋ぎとめる方法も、図５に示す様な別の方法でも良い。
【００１４】
更に、熨斗の覆い４を広くして、水引を添えた物や装飾を施した贈答品などの表層紙を兼ねる物にしても良いし、品物に貼付される住所など宛名記入の送付票を兼ねる物でも良い。
【産業上の利用可能性】
【００１５】
本発明に係る感謝の合掌熨斗は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明の分解斜視図
【図２】熨斗の覆いを、剥ぎ捲った状態を示す斜視図
【図３】熨斗の覆いを、取り去った状態を示す平面図
【図４】本発明の平面図
【図５】別の実施例を示す、熨斗の起立完了直前の斜視図
【符号の説明】
【００１７】
１ 熨斗
２ 熨斗の台紙
３ 覆いの窓
４ 覆い
５ 伸縮部材
６ 起立保持糸
７ 覆い窓の横糸
８ 熨斗台紙の底紙
９ 両手の寄せ糸
【技術分野】
【０００１】
進物や贈答品等に添えられる熨斗が起立して合掌し、感謝の気持ちを相手に伝える様にしたもの。
【背景技術】
【０００２】
熨斗には、印刷された物や折り紙状になった物や、紐で形作られたもの等、色々な色彩や細かく形状を変えた様々な物がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
熨斗は、慶事における進物や贈答品に添えられる飾りとして用いられているが、静止した飾りとしてのみの役目に留まっている。
【０００４】
縁起物の飾りとして定着した熨斗に、両手を設けて起立し合掌させて、贈答品などを送る人の感謝の気持ちを、より強く伝える様にする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
贈答品などに添付される熨斗を両手のあるものにし、この両手を有する熨斗を台紙に蝶着状態に取り付けて、熨斗付き台紙を贈答品などに添付し、受け取った人が熨斗の覆いや、覆いを兼ねる贈答品の表層紙などを剥ぎ捲ると、熨斗が前方側からゴムなどの伸縮部材に牽引されて起立する様にし、
【０００６】
そして、熨斗の後方側から牽引する力を止めて起立状態を保つ保持糸を、熨斗の両手に結び、熨斗が起立する際に両手が引き寄せられて合掌する様にした。
【発明の効果】
【０００７】
こうする事により贈答品などを送る人の感謝の気持ちを、熨斗の合掌という形を通じて品物を受け取る人に強く伝える事が出来るし、封緘ハガキの様に熨斗付き台紙の余白に、文字などを記入してプライバシーの保護されるメッセージを添えて、贈答品と感謝の合掌とメッセージとの、三拍子揃った謝意の伝達が出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【０００９】
両手を設けた熨斗１を台紙２に蝶着状態に取り付けて、熨斗１と熨斗前方側の台紙２とを伸縮部材５で結び、熨斗１の両手を、熨斗中間部を貫通させて熨斗後方側の台紙２に起立保持糸６で結び、（図２と図３参照）
【００１０】
熨斗１が見えるように熨斗の形をして横糸７を張った窓３を設けている覆い４を、起立を押止するために、熨斗付き台紙２に貼付した。（図１と図４参照）
【００１１】
この場合、覆いの窓３は、両手が隠れて熨斗の外形より少し狭くしてあって、熨斗１の上端は、覆い窓の横糸７の上側になるように差し込んでおくのであるが、この横糸７は熨斗の起立を誘い始動させるためのものである。
【００１２】
こうすることにより、贈答品などを受け取った人が熨斗の覆い４を剥ぎ捲ると、押さえが除かれて熨斗１の上端が覆い窓の横糸７に因ってテコ式に引き起こされて後、伸縮部材５に牽引されて熨斗１が起立し、これと同時に熨斗の両手が起立保持糸６に引き寄せられて合掌することになり、この熨斗の合掌の形を通じて贈答品などを送る人の感謝の気持ちを表現するようにした。（図２参照）
【００１３】
熨斗１を牽引して起立させる動力となる伸縮部材５と、起立姿勢を保持する起立保持糸６は、起立して起立姿勢が保てる均衡関係にあれば何本で繋ぎ止めても構わないし、そして又、熨斗１或いは両手と熨斗付き台紙２とを結び繋ぎとめる方法も、図５に示す様な別の方法でも良い。
【００１４】
更に、熨斗の覆い４を広くして、水引を添えた物や装飾を施した贈答品などの表層紙を兼ねる物にしても良いし、品物に貼付される住所など宛名記入の送付票を兼ねる物でも良い。
【産業上の利用可能性】
【００１５】
本発明に係る感謝の合掌熨斗は、工業的に量産する事が可能であるため、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【００１６】
【図１】本発明の分解斜視図
【図２】熨斗の覆いを、剥ぎ捲った状態を示す斜視図
【図３】熨斗の覆いを、取り去った状態を示す平面図
【図４】本発明の平面図
【図５】別の実施例を示す、熨斗の起立完了直前の斜視図
【符号の説明】
【００１７】
１ 熨斗
２ 熨斗の台紙
３ 覆いの窓
４ 覆い
５ 伸縮部材
６ 起立保持糸
７ 覆い窓の横糸
８ 熨斗台紙の底紙
９ 両手の寄せ糸
【特許請求の範囲】
【請求項１】
熨斗を取り付けた台紙の上側に、熨斗が見えるように熨斗の形をした窓を設けた覆いを貼付してあって、この覆いを剥ぎ捲ると、熨斗が起立して合掌することを特徴とした両手を有する熨斗。
【請求項１】
熨斗を取り付けた台紙の上側に、熨斗が見えるように熨斗の形をした窓を設けた覆いを貼付してあって、この覆いを剥ぎ捲ると、熨斗が起立して合掌することを特徴とした両手を有する熨斗。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１３−１４３７９（Ｐ２０１３−１４３７９Ａ）
【公開日】平成２５年１月２４日（２０１３．１．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−１６３６５５（Ｐ２０１１−１６３６５５）
【出願日】平成２３年７月６日（２０１１．７．６）
【出願人】（５０８０５００３７）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年１月２４日（２０１３．１．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年７月６日（２０１１．７．６）
【出願人】（５０８０５００３７）
【Ｆターム（参考）】
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