説明

慢性肝炎の治療用ワクチンとしての安定化HBcキメラ粒子

T細胞刺激量のワクチンを患者に投与することを含む、慢性B型肝炎の治療方法が開示される。前記ワクチンは、カルボキシ末端が短縮されたキメラ肝炎Bウイルスヌクレオキャプシド(コア)タンパク質(HBc)の免疫原性効果量を含む。前記キメラHBcは、自己会合粒子の安定性の強化及びこれら粒子による核酸結合の実質的欠如を目的として操作されている。前記キメラタンパク質分子は、HBcのN-末端、免疫原性ループ内又はC-末端の1つ若しくは2つ以上でペプチド結合した1つ若しくは2つ以上の免疫原性エピトープを含むことができる。自己会合粒子の安定性の強化は、前記キメラ分子のアミノ末端及びカルボキシ末端の一方又は両方近くに少なくとも1つの異種システイン残基が存在することによって達成される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)B型肝炎ウイルスに慢性感染した患者に医薬的に許容できる希釈剤に溶解又は分散させた免疫原性粒子を含むワクチンのT細胞刺激量を投与すること、および、
(b)前記患者をHBcに対し活性化されたT細胞を誘導するために十分な時間維持することを含む慢性肝炎を治療する方法であって、
前記免疫原性粒子が組換え肝炎Bコア(HBc)キメラタンパク質分子を含み、
前記キメラタンパク質分子は長さが約550までのアミノ酸残基であって、
(i)HBc配列の残基4位から約75位まで及び約85位から約140位までを含み、場合によって、
(a')キメラのN-末端、HBc免疫優勢ループ内、及びC-末端の1つ又は2つ以上でペプチド結合した免疫原性エピトープ、又は
(b')長さが約1から40のアミノ酸残基であって共役ハプテンのための化学的に反応性を有するリンカー残基を構成するHBc免疫優勢ループ内の挿入、
を含む、HBc分子のN-末端165アミノ酸残基の少なくとも約125残基のHBc配列、
(ii)(a')HBcプレコア配列の配列以外の配列中の配列番号:1のHBc配列のN-末端からアミノ酸-20位から約+1に対応するキメラ分子のアミノ酸位置に存在する1つから3つのシステイン残基[N-末端システイン残基]、および、
(b')HBc配列のC-末端残基からキメラ分子のC-末端方向に、キメラ分子のC-末端から約30残基内にある1つから約3つのシステイン残基[C-末端システイン残基]、
の一方又は両方を含み、
前記キメラ分子が、
(a')HBc配列内に20%を超える保存的に置換されたアミノ酸残基を含まず、
(b')宿主細胞内で発現すると自己会合して実質的に核酸と結合しない粒子を形成し、
前記粒子は、上記C-末端システイン残基、又はN-末端システイン残基のいずれも含まないか又は目的のキメラ分子に存在するC-末端若しくはN-末端システイン残基が別の残基に置換されているがその他の点では同一であるHBcキメラ分子から形成された粒子よりも安定である、
前記慢性肝炎の治療方法。
【請求項2】
ペプチド結合した免疫原性エピトープ又は共役エピトープのための異種リンカー残基が免疫原性エピトープである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
免疫原性エピトープがB細胞エピトープである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、第一と命名する免疫原性エピトープが結合した場所とは異なる場所で、前記キメラのN-末端、HBc免疫優勢ループ内、又はC-末端にペプチド結合した第二の免疫原性エピトープを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
B細胞エピトープがHBc配列中のアミノ酸残基76位から85位の間の位置でペプチド結合し、さらに前記HBc配列の76位から8位までの少なくとも5残基が存在する、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
アミノ酸残基76位から85位の間のHBc配列が存在するがB細胞エピトープによって中断される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
組換えHBcキメラタンパク質分子がさらに、第一と命名する免疫原性エピトープが結合した場所とは異なる場所で、前記キメラのN-末端、HBc免疫優勢ループ内、又はC-末端でペプチド結合した免疫原性T細胞エピトープを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
T細胞免疫原性エピトープがC-末端のHBcアミノ酸残基とペプチド結合している、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
C-末端システイン残基の少なくとも1つが存在する請求項8に記載の方法。
【請求項10】
キメラが、HBcキメラタンパク質分子のN-末端のシステイン残基とともに、中断されていない4位から少なくとも140位までのHBcアミノ酸残基配列を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
キメラが、中断されていない4位から149位までのHBcアミノ酸残基配列を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
キメラが、HBc免疫優勢ループ内に存在する共役エピトープのための異種リンカー残基を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
共役エピトープのための異種リンカー残基が、HBc配列中のアミノ酸残基76と85の間の場所でペプチド結合し、さらに前記HBc配列の76位から85位までの少なくとも4残基が存在する、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
アミノ酸残基76と85位の間のHBc配列が存在するが、共役エピトープのための異種リンカー残基によって中断される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、4位から少なくとも140位までのHBcアミノ酸残基配列を含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
キメラが4位から149位までのHBcアミノ酸残基配列を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
共役エピトープのための異種リンカー残基が、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、システイン及びチロシン残基からなる群から選択される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
B型肝炎ウイルスに慢性感染した患者に、医薬的に許容できる希釈剤に溶解又は分散させた免疫原性効果量の免疫原性粒子を含むワクチンのT細胞刺激量を投与すること、を含む慢性肝炎を治療する方法であって、
前記免疫原性粒子は、約135から約525アミノ酸残基の長さを有し、さらにN-末端からドメインI、II、III及びIVと称される4つのペプチド結合したアミノ酸残基配列ドメインを含む組換え肝炎Bウイルスコア(HBc)タンパク質キメラ分子を含み、
(i)ドメインIは約71から約110アミノ酸残基を含み、前記残基の配列は、
(a')少なくともHBcの5位から75位までの残基の配列、
(b')HBcプレコア配列の配列以外の配列中の配列番号:1のHBc配列のN-末端からアミノ酸-20位から約+1位に対応するキメラ分子のアミノ酸位に存在する0から3つのシステイン残基[N-末端システイン残基]、及び
(c')場合により、HBc残基番号2‐4の1つにペプチド結合した、約30までのアミノ酸残基を含む免疫原性エピトープ、
を含み;
(ii)ドメインIIは、ドメインIのHBc残基75とペプチド結合した約5から約250のアミノ酸残基を含み、
(a')HBcの76位から85位の配列中の0から全ての残基が存在し、前記残基は(b')場合により存在する免疫原性エピトープ又は共役エピトープのためのリンカー残基を構成する1つから約245アミノ酸残基の配列にペプチド結合しており;
(iii)ドメインIIIは、ドメインIIの残基85にペプチド結合した86位から135位までのHBc配列であり;
(iv)ドメインIVは、
(a')ドメインIIIの135位の残基にペプチド結合した、136位から約149位までのHBcアミノ酸残基配列の5から14残基、
(b')キメラ分子のC-末端から約30残基内の0から3つのシステイン残基[C-末端システイン残基]、及び
(c')165位からC-末端までのHBcにとって異種の免疫原性配列内の0から約100アミノ酸残基、
を含み、
前記キメラ分子は、
(i)キメラのHBc配列中で約10%を超えないアミノ酸残基が置換されたアミノ酸残基配列を有し、
(ii)宿主細胞内で発現すると自己会合して粒子を形成し、さらに
(iii)少なくとも1つのN-末端システイン残基又はC-末端システイン残基を含み、
前記粒子は実質的に核酸と結合せず、さらに、(a)上記のC-末端システイン残基若しくはN-末端システイン残基のいずれも含まないか又は(b)目的とするキメラ分子に存在する(iii)のシステイン残基が別の残基に置換されているが、その他の点では同一であるHBcキメラ分子から形成された粒子よりも安定である、
前記慢性肝炎の治療方法。
【請求項19】
組換えHBcキメラタンパク質分子が2つの免疫原性エピトープを含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、ドメインI及びII、II及びIV又はI及びIVに存在する2つの免疫原性エピトープを含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
2つの免疫原性エピトープの1つがB細胞エピトープである、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
2つの免疫原性エピトープの1つがT細胞エピトープである、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
2つの免疫原性エピトープの1つが同じ又は別のT細胞エピトープである、請求項19に記載の方法。
【請求項24】
ドメインIがHBc残基番号2−4の1つとペプチド結合した免疫原性エピトープを含み、さらに前記エピトープがT細胞エピトープである請求項18に記載の方法。
【請求項25】
ドメインIIが免疫原性エピトープを含み、さらに前記エピトープがB細胞エピトープである請求項18に記載の方法。
【請求項26】
165位からC-末端のHBcにとって異種である配列が、HBc残基番号140−149の1つとペプチド結合した免疫原性T細胞エピトープである請求項18に記載の方法。
【請求項27】
ドメインIIが共役エピトープのための異種リンカー残基を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項28】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、前記キメラ分子のC-末端の約30残基内に1つから3つのC-末端システイン残基を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、B細胞エピトープである、ドメインIIに存在する免疫原性エピトープを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
B細胞エピトープが6から約50アミノ酸残基を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
B細胞エピトープが20から約30アミノ酸残基を含む、請求項29に記載の方法。
【請求項32】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、前記キメラ分子のC-末端から約30残基内に1つシステイン残基を含む、請求項28に記載の方法。
【請求項33】
アミノ酸残基番号76から85の間のHBc配列は存在するが、前記免疫原性エピトープによって中断される、請求項28に記載の方法。
【請求項34】
システイン残基がキメラタンパク質のC-末端の約5アミノ酸残基内に位置する、請求項32に記載の方法。
【請求項35】
165位からC-末端のHBcにとって異種である配列が、HBc残基番号140−149の1つとペプチド結合した免疫原性T細胞エピトープである、請求項18に記載の方法。
【請求項36】
免疫原性エピトープ又は共役エピトープのための異種リンカー残基が共役エピトープのための異種リンカー残基である、請求項18に記載の方法。
【請求項37】
共役エピトープのための異種リンカー残基が、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、システイン及びチロシン残基からなる群から選択される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
組換えHBcキメラタンパク質分子が、前記HBcキメラタンパク質分子のC-末端にただ1つのシステイン残基を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
B型肝炎ウイルスに慢性感染した患者に医薬的に許容できる希釈剤に溶解又は分散させた免疫原性粒子の免疫原性効果量を含むワクチンのT細胞刺激量を投与することを含む慢性肝炎を治療する方法であって、
前記免疫原性粒子が、約170から約250アミノ酸残基の長さを有し、N-末端からドメインI、II、III及びIVと称される4つのペプチド結合アミノ酸残基配列ドメインを含む組換え肝炎Bウイルスコア(HBc)タンパク質キメラ分子を含み、
(a)ドメインIは、HBcの約4位から約75位までの残基の配列とともに前記配列のアミノ末端HBc残基とペプチド結合した約25残基までの第一の配列を含み、前記約25までの残基配列は、配列番号:1のHBc配列のN-末端からアミノ酸-14位から約+1に対応するキメラ分子のアミノ酸位置に0又は1つのシステイン残基[N-末端システイン残基]を含み;
(b)ドメインIIは、ドメインIのHBc残基番号75とペプチド結合した約5から約55アミノ酸残基を含み、場合によって存在するHBcの76位から85位に対して異種である約50アミノ酸残基までの第2の配列にペプチド結合した、HBcの76位から85位の配列中の少なくとも4つの残基が存在し、;
(c)ドメインIIIは、ドメインIIの残基85にペプチド結合した86位から135位までのHBc配列であり;さらに
(d)ドメインIVは、
(i)ドメインIIIの135位の残基にペプチド結合した、136位から約149位までのHBcアミノ酸残基配列の5から14残基、
(ii)キメラ分子のC-末端の約30残基内の0又は1つのシステイン残基[C-末端システイン残基]、及び、
(iii)165位からC-末端までのHBcにとって異種である第三の配列中の0から約50アミノ酸残基を含み;
前記キメラ分子は、
(i)宿主細胞内で発現すると自己会合して粒子を形成し、
(ii)前記N-末端システイン残基又はC-末端システイン残基の少なくとも一方又は他方を含み、および、
(iii)配列番号:1のHBc配列に示された配列と比較して、約5%を超えないアミノ酸残基がキメラのHBc配列中で置換されているアミノ酸残基配列を有し、
前記粒子が約1.2から約1.7の280nm対260nm吸収比を示し、さらに、キメラ分子に存在する前記N-末端システイン残基若しくはC-末端システイン残基を欠くか、又はキメラ分子に存在する前記N-末端システイン残基若しくはC-末端システイン残基が別の残基に置換されているが、その他の点では同一であるHBcキメラ分子から形成された粒子よりも安定である、
前記慢性肝炎の治療方法。
【請求項40】
ドメインIIの前記第二の配列がB細胞エピトープを特徴付ける、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
第二の配列が15から約50アミノ酸残基を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
第二の配列が20から約30アミノ酸残基を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
アミノ酸残基番号76から85の間のHBc配列は存在するが第二の配列によって中断される、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
B細胞エピトープが、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumonia)、クリプトスポリジウム・パルブム(Cryptosporidium parvum)、HIV、口蹄疫ウイルス、インフルエンザウイルス、イェルシニア・ペスチス(Yersinia pestis)、インフルエンザ菌(Haemophilus influenzae)、モラキセラ・カタラーリス(Moraxella catarrhalis)、ポルフィロモナス・ジンジバリス(Porphyromonas gingivalis)、トリパノソーマ・クルジ(Trypanosoma cruzi)、プラスモジウム・ファルシパルム(Plasmodium falciparum)、プラスモジウム・ビバクス(Plasmodium vivax)、プラスモジウム・ベルジー(Plasmodium berghi)、プラスモジウム・ヨエリー(Plasmodium yoelli)、ストレプトコッカス・ソブリヌス(Streptococcus sobrinus)、フレクスナー赤痢菌(Shigella flexneri)、RSV、プラスモジウム・エントアメーバ・ヒストリチカ(Plasmodium Entamoeba histolytica)、日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)、マンソン住血吸虫(Scistosoma mansoni)、HBV及びエボラウイルスからなる群から選択される病原体に存在するアミノ酸配列である、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
165位からC-末端のHBcにとって異種の配列が、HBc残基番号140−149の1つにペプチド結合した免疫原性T細胞エピトープである、請求項40に記載の組換えHBcキメラタンパク質分子。
【請求項46】
T細胞エピトープがHBVに由来する、請求項45に記載の組換えHBcキメラタンパク質分子。
【請求項47】
N-末端システイン残基が前記キメラタンパク質分子のN-末端の約5アミノ酸残基内に位置する、請求項40に記載の組換えHBcキメラタンパク質分子。
【請求項48】
B型肝炎ウイルスに慢性感染した患者に医薬的に許容できる希釈剤に溶解又は分散させた免疫原性粒子を含むワクチンのT細胞刺激量を投与し、HBcに対して活性化されたT細胞の誘導に十分な時間前記患者を維持することを含む、肝炎Bウイルスに対抗するガンマ-産生CD8+、CD4+ T細胞及び細胞毒性Tリンパ球の1つ又は2つ以上の産生を強化する方法であって、
前記希釈剤が(a)トール様レセプター4(TLR-4)に対するアゴニスト及び(b)トール様レセプター9(TLR-9)に対するアゴニストの一方又は両方を含み、
前記免疫原性粒子が組換え肝炎Bコア(HBc)キメラタンパク質分子を含み、
前記キメラタンパク質分子は、長さが約550までのアミノ酸残基であって、
(i)HBc配列の残基4位から約75位及び約85位から約140位までを含み、
さらに場合によって
(a')キメラのN-末端、HBc免疫優勢ループ内、及びC-末端の1つ又は2つ以上にペプチド結合した免疫原性エピトープ、又は
(b')長さが約1から40アミノ酸残基であって共役ハプテンのための化学的に反応性を有するリンカー残基を構成するHBc免疫優勢ループ内の挿入を含む、HBc分子のN-末端165アミノ酸残基の少なくとも約125のHBc配列、
を含み、さらに、
(ii)(a')HBcプレコア配列の配列以外の配列で配列番号:1のHBc配列のN-末端からアミノ酸-20位から約+1位に対応するキメラ分子のアミノ酸位置に存在する1つから3つのシステイン残基[N-末端システイン残基]、及び
(b')HBc配列のC-末端残基からキメラ分子のC-末端方向にあって、キメラ分子のC-末端から約30残基内にある1つから約3つのシステイン残基[C-末端システイン残基]の一方又は両方を含み、
前記キメラ分子は、
(a')HBc配列内に20%を超える保存的置換アミノ酸残基を含まず、
(b')宿主細胞内で発現すると自己会合して実質的に核酸と結合しない粒子を形成し、
前記粒子は、上記に記載したC-末端システイン残基、又はN-末端システイン残基のいずれも含まないか又は目的のキメラ分子に存在するC-末端若しくはN-末端システイン残基が別の残基に置換されているが、その他の点では同一であるHBcキメラ分子から形成された粒子よりも安定である、
前記細胞及びリンパ球の産生強化の方法。
【請求項49】
TLR-4のアゴニストが構造的にモノホスホリル脂質Aと関係を有する、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
構造的にモノホスホリル脂質Aと関係を有するアゴニストがアミノアルキルグルコサミドホスフェートである、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
TLR-4アゴニスト及び前記TLR-9アゴニストの一方又は両方が医薬的に許容できる希釈剤及び前記免疫原性粒子と混合される、請求項48に記載の方法。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2007−525421(P2007−525421A)
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−503739(P2006−503739)
【出願日】平成16年2月20日(2004.2.20)
【国際出願番号】PCT/US2004/005047
【国際公開番号】WO2004/075836
【国際公開日】平成16年9月10日(2004.9.10)
【出願人】(503372060)ロランティス リミテッド (6)
【Fターム(参考)】