慢性腎不全の治療におけるモルフォゲン及びACE阻害薬の共投与
本発明は、患者(特に哺乳類動物)腎臓の代償療法における、慢性腎不全及び他の腎臓障害の予防並びに/又は治療用の、薬剤、治療方法、及び医薬品を提供する。本発明の方法は、ACE(アンギオテンシン転換酵素)阻害薬又はアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)と1以上の蛋白質のOP/BMPファミリー(モルフォゲン、若しくはモルフォゲンの誘導物質、又は相当するモルフォゲンレセプターのアゴニスト等)との共投与を行なう。本発明は又、ACE阻害薬又はAIIRAとそれらのモルフォゲンとの共投与により誘発された腎臓細胞の移植方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の共投与を行なう方法。
【請求項2】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の共投与を行なう方法。
【請求項3】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の共投与を行なう方法。
【請求項4】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の共投与を行なう方法。
【請求項5】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の共投与を行なう方法。
【請求項6】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の共投与を行なう方法。
【請求項7】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、ACEI及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤を組み合わせて前処理した治療的有効量の腎間葉前駆細胞を上記哺乳類の腎臓中へ導入する方法。
【請求項8】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、AIIRA及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤を組み合わせて前処理した治療的有効量の腎間葉前駆細胞を上記哺乳類の腎臓中へ導入する方法。
【請求項9】
上記薬剤はOP/BMPモルフォゲンである請求項7又は8の方法。
【請求項10】
上記薬剤はOP/BMPモルフォゲンの誘導物質である請求項7又は8の方法。
【請求項11】
上記薬剤はOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニストである請求項7又は8の方法。
【請求項12】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びACEIの共投与を行なう方法。
【請求項13】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びAIIRAの共投与を行なう方法。
【請求項14】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びACEIの共投与を行なう方法。
【請求項15】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びAIIRAの共投与を行なう方法。
【請求項16】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びACEIの共投与を行なう方法。
【請求項17】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びAIIRAの共投与を行なう方法。
【請求項18】
上記哺乳類は:慢性腎不全(CRF)、末期腎不全(ESRD)、慢性糖尿病性腎障害、糖尿病性腎糸球体症、糖尿病性腎肥大、高血圧性腎硬化症、高血圧性糸球体硬化症、慢性糸球体腎炎、遺伝性腎炎、又は腎臓異形成から選ばれる症状に悩んでいる請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項19】
上記哺乳類の腎臓の生体検査は、上記哺乳類が:糸球体肥大、尿細管肥大、糸球体硬化症、又は尿細管間質性硬化症から選ばれる症状に悩んでいることを示す請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項20】
上記哺乳類の検査は腎繊維症を示す請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項21】
上記検査は上記哺乳類の超音波、NMR又はCATスキャンである請求項20の方法。
【請求項22】
上記哺乳類は無傷な健康な腎臓を有する哺乳類中に存在する機能している腎単位の数の約40%未満の数の機能している腎単位(ネフロンユニット)を有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項23】
上記哺乳類は無傷な健康な腎臓を有する哺乳類中に存在する機能している腎単位の数の約20%未満の数の機能している腎単位を有する請求項22の方法。
【請求項24】
上記哺乳類は腎臓移植レシピエントである請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項25】
上記哺乳類は腎臓1つのみを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項26】
上記哺乳類の尿沈渣の検査は、ろう様円柱の存在を示す請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項27】
上記哺乳類は慢性的に上記哺乳類のGFRexp(糸球体ろ過値測定)の約40%未満のGFRを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項28】
上記哺乳類は慢性的に上記哺乳類のGFRexpの約20%未満のGFRを有する請求項27の方法。
【請求項29】
上記哺乳類は約50kg以上の体重のヒト男性であり、慢性的に約40ml/分未満であるGFRを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項30】
上記哺乳類は約40kg以上の体重のヒト女性であり、慢性的に約30ml/分未満であるGFRを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項31】
上記治療又は予防は、上記哺乳類の血清クレアチニン濃度を3月間約5%以上減少させる請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項32】
上記治療又は予防前に、上記哺乳類は腎臓機能の臨床検査値の慢性的減少を示し、約3月以上の上記治療又は予防の後、上記検査値は安定化する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項33】
1以上の上記ACEI、上記AIIRA又は上記モルフォゲンは経口で、腸管外(非経口)で、静脈注射で、腹腔内に、又は腎臓カプセル中に、又は埋め込み装置により投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項34】
1以上の上記ACEI、上記AIIRA又は上記モルフォゲンの上記投与用にステントが上記哺乳類中に埋め込まれる請求項33の方法。
【請求項35】
1以上の上記ACEI又は上記AIIRAと1以上の上記モルフォゲンとが週一回以上約1月以上の間共投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項36】
1以上の上記ACEI又はAIIRAと、1以上の上記モルフォゲンとが週一回以上約1年以上の間共投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項37】
上記ACEI又は上記AIIRAと上記モルフォゲンとが異なる経路を通して投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項38】
上記ACEI又は上記AIIRAと上記モルフォゲンとが異なる頻度で共投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項39】
上記モルフォゲンは約0.01〜1000μg/kg上記哺乳類の体重の投薬量で投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項40】
上記モルフォゲンは約10〜300μg/kg上記哺乳類の体重の投薬量で投与される請求項39の方法。
【請求項41】
上記ACEIは経口で約1〜10000mg/L、好ましくは10〜1000mg/L、10〜100mg/L、100〜1000mg/L、最も好ましくは100mg/Lの濃度で投与される請求項1、3、5、12、14及び16いずれか1項の方法。
【請求項42】
上記AIIRAは経口で約0.01〜100mg/kg体重、好ましくは0.1〜10mg/kg体重、0.2〜5mg/kg体重、0.5〜2mg/kg体重、最も好ましくは1mg/kg体重の濃度で投与される請求項2、4、6、13、15及び17いずれか1項の方法。
【請求項43】
上記OP/BMPモルフォゲン及び、ACEI又はAIIRAは単一の医薬品組成物で投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項44】
上記OP/BMPモルフォゲン及び、ACEI又はAIIRAは分離した医薬品組成物で又はほとんど同時に投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項45】
上記OP/BMPモルフォゲン及び、ACEI又はAIIRAは分離した医薬品組成物で異なる時に投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項46】
上記モルフォゲンは慢性腎不全又はその危険性のある 哺乳類へ投与された場合、(a)異所性骨アッセイにおいて軟骨形成を誘発し;(b)慢性腎不全の動物モデルにおける腎臓機能の損傷を予防、阻止、遅延若しくは軽減し、又は(c)腎臓機能の標準マーカーにおける臨床的に顕著な改善を生じる請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項47】
上記モルフォゲンは、ポリペプチドの前駆体(pro型)、完全体(mature型)、又は可溶体から選ばれた少なくとも蛋白質のC−末端システインドメインを含有するポリペプチドを含有し、そのポリペプチドは:OP−1、OP−2、OP−3、BMP2、BMP3、BMP4、BMP5、BMP6、又はBMP9である請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項48】
上記モルフォゲンは、ヒトOP−1の前駆体、完全体、又は可溶体から選ばれるポリペプチドの1以上のC−末端システインドメインを含有するポリペプチドを含有する請求項47の方法。
【請求項49】
上記モルフォゲンは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と70%以上ホモロジー又は50%同一であるポリペプチドを含有する請求項1の方法。
【請求項50】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と75%以上ホモロジー又は60%同一であるポリペプチドを含有する請求項49の方法。
【請求項51】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と80%以上ホモロジー又は70%同一であるポリペプチドを含有する請求項49の方法。
【請求項52】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と90%以上同一であるポリペプチドを含有する請求項49の方法。
【請求項53】
上記ACEIは:式I〜XXVIIIのいずれかの化合物又はそれらの塩;アシルメルカプト及びメルカプトアルカノイルプロリン;カプトプリル(1−[(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニル]−L−プロリン);エーテル又はチオエーテルメルカプトアシルプロリン;ゾフェノプリル;カルボキシアルキルジペプチド;エナラプリル(N−(1−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピル)−L−アナニル−L−プロリン);リジノプリル;キナプリル;ラミプリル;カルボキシアルキルジペプチドミミック;シラザプリル;ベナザプリル;ホスフィニルアルカノイルプロリン;フォシノプリル;トランドロプリル(trandolopril);ホスホンアミデート置換されたアミノ又はイミノ酸;ホスホナート置換されたアミノ又はイミノ酸及びその塩;セロナプリル((S)−1−[6−アミノ−2−[[ヒドロキシ(4−フェニルブチル)ホスフィニル]オキシ]−1−オキソヘキシル]−L−プロリン);BRL36378;MC−838;CGS14824(3−([1−エトキシカルボニル−3−フェニル−(1S)−プロピル]−アミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−(3S)−ベンズアゼピン−1酢酸HCL);CGS16617(3(S)−[[(1S)−5−アミノ−1−カルボキシペンチル]アミノ]2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1H−1−ベンズアゼピン−1−エタン酸(酢酸));セタプリル(アラセプリル商標、大日本製薬株式会社製);Ru44570;シラザプリル;Ro31−2201;リジノプリル;インダラプリル(Indalapril)(デラプリル商標);レンチアプリル(Rentiapril)(フェンチアプリル(Fentiapril)、サンテン社製);インドラプリル(Indolapril);スピラプリル;ペリンドプリル;キナプリル;CI925([3S−[2[R(*)R(*)]]3R(*)]−2−[2−[[1−(エトキシ−カルボニル)−3−フェニルプロピル]アミノ[−1−オキソプロピル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−3−イソキノリンカルボン酸HCL);WY−44221;メルカプト−含有化合物;ピボプリル(pivopril);YS980;オマパトリラト;アラセプリル;モベルトプリル(moveltopril);キナプリラート;モエキシプリル;ペリノドプリル(perinodpril)(S−9490);ペントプリル(pentopril);アンコベニン(ancovenin);フェナセイン(phenacein);又はニコチアナミンである請求項1、3、5、7、9〜12、14、及び16いずれか1項の方法。
【請求項54】
上記AIIRAは:ロサルタン(コザール商標)、バルサルタン(ディオバン商標)、イルべサルタン(アバプロ商標)、カンデサルタン(アタカンド商標)、テルミサルタン(ミカルディス商標)、タソサルタン、ゾラルサルタン(zolarsartan)、テベテン(エプロサルタンメシラート)又はオルメサルタンメドキソミル(ベニカー商標)である請求項2、4、6、8〜11、13、15、及び17いずれか1項の方法。
【請求項55】
上記ACEIはエナラプリルである請求項1、3、5、7、9〜12、14、及び16いずれか1項の方法。
【請求項56】
医薬的に許容される塩、キャリア、賦形剤又は希釈剤と共に配合された治療的有効量のACE阻害薬及びOP/BMPモルフォゲンを含有する医薬品組成物。
【請求項57】
医薬的に許容される塩、キャリア、賦形剤又は希釈剤と共に配合された治療的有効量のAIIRA及びOP/BMPモルフォゲンを含有する医薬品組成物。
【請求項58】
ACE阻害薬はエナラプリルである請求項56の医薬品組成物。
【請求項59】
AIIRAは:ロサルタン(コザール商標)、バルサルタン(ディオバン商標)、イルべサルタン(アバプロ商標)、カンデサルタン(アタカンド商標)、テルミサルタン(ミカルディス商標)、タソサルタン、ゾラルサルタン、テベテン(エプロサルタンメシラート)又はオルメサルタンメドキソミル(ベニカー商標)である請求項57の医薬品組成物。
【請求項60】
モルフォゲンはSEQ ID No:3のポリペプチドである請求項56又は57の医薬品組成物。
【請求項61】
上記モルフォゲンは、第二ポリペプチドの前駆体、完全体、又は可溶体から選ばれた少なくとも蛋白質のC−末端システインドメインを含有する第一ポリペプチドであり、その第二ポリペプチドはOP−1、OP−2、OP−3、BMP2、BMP3、BMP4、BMP5、BMP6、又はBMP9である請求項56又は57の医薬品組成物。
【請求項62】
上記モルフォゲンは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と70%以上ホモロジー又は50%同一であるポリペプチドを含有する請求項56又は57の医薬品組成物。
【請求項63】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と75%以上ホモロジー又は60%同一である請求項62の医薬品組成物。
【請求項64】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と80%以上ホモロジー又は70%同一である請求項62の医薬品組成物。
【請求項65】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と90%以上同一である請求項62の医薬品組成物。
【請求項66】
上記ACEIは:式I−XXVIIIのいずれかの化合物又はそれらの塩;アシルメルカプト及びメルカプトアルカノイルプロリン;カプトプリル(1−[(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニル]−L−プロリン);エーテル又はチオエーテルメルカプトアシルプロリン;ゾフェノプリル;カルボキシアルキルジペプチド;エナラプリル(N−(1−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピル)−L−アナニル−L−プロリン);リジノプリル;キナプリル;ラミプリル;カルボキシアルキルジペプチドミミック;シラザプリル;ベナザプリル;ホスフィニルアルカノイルプロリン;フォシノプリル;トランドロプリル;ホスホンアミデート置換されたアミノ又はイミノ酸;ホスホナート置換されたアミノ又はイミノ酸及びその塩;セロナプリル((S)−1−[6−アミノ−2−[[ヒドロキシ(4−フェニルブチル)ホスフィニル]オキシ]−1−オキソヘキシル]−L−プロリン);BRL36378;MC−838;CGS14824(3−([1−エトキシカルボニル−3−フェニル−(1S)−プロピル]−アミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−(3S)−ベンズアゼピン−1酢酸HCL);CGS16617(3(S)−[[(1S)−5−アミノ−1−カルボキシペンチル]アミノ]2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1H−1−ベンズアゼピン−1−エタン酸);セタプリル(アラセプリル商標、大日本製薬株式会社製);Ru44570;シラザプリル;Ro31−2201;リジノプリル;インダラプリル(デラプリル);レンチアプリル(フェンチアプリル商標、サンテン社製);インドラプリル;スピラプリル;ペリンドプリル;キナプリル;CI925([3S−[2[R(*)R(*)]]3R(*)]−2−[2−[[1−(エトキシ−カルボニル)−3−フェニルプロピル]アミノ[−1−オキソプロピル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−3−イソキノリンカルボン酸HCL);WY−44221;メルカプト−含有化合物;ピボプリル;YS980;オマパトリラト;アラセプリル;モベルトプリル;キナプリラート;モエキシプリル;ペリノドプリル(S−9490);ペントプリル;アンコベニン;フェナセイン;又はニコチアナミンである請求項56の医薬品組成物。
【請求項67】
上記AIIRAは:ロサルタン(コザール商標)、バルサルタン(ディオバン商標)、イルべサルタン(アバプロ商標)、カンデサルタン(アタカンド商標)、テルミサルタン(ミカルディス商標)、タソサルタン、ゾラルサルタン、テベテン(エプロサルタンメシラート商標)又はオルメサルタンメドキソミル(ベニカー商標)である請求項57の医薬品組成物。
【請求項68】
請求項56〜67いずれか1項の医薬品組成物を、慢性腎不全の治療又は予防のために組成物を哺乳類へ投与する説明書と共に含有するパッケージ医薬品。
【請求項69】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の使用。
【請求項70】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシン−IIレセプター拮抗薬(AIIRA)の使用。
【請求項71】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のための内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の使用。
【請求項72】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のための内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の使用。
【請求項73】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の使用。
【請求項74】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の使用。
【請求項75】
ACEI及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤で前処理した間葉前駆細胞の哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防のために哺乳類腎臓へ導入する医薬の製造用の使用。
【請求項76】
AIIRA及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤で前処理した間葉前駆細胞の哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防のために哺乳類腎臓へ導入する医薬の製造用の使用。
【請求項77】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びACEIの使用。
【請求項78】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びAIIRAの使用。
【請求項79】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のための内因性のOP/BMPモルフォゲン発現及びACEIの誘導物質の使用。
【請求項80】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のための内因性のOP/BMPモルフォゲン発現及びAIIRAの誘導物質の使用。
【請求項81】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びACEIの使用。
【請求項82】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びAIIRAの使用。
【請求項1】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の共投与を行なう方法。
【請求項2】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の共投与を行なう方法。
【請求項3】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の共投与を行なう方法。
【請求項4】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の共投与を行なう方法。
【請求項5】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の共投与を行なう方法。
【請求項6】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の共投与を行なう方法。
【請求項7】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、ACEI及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤を組み合わせて前処理した治療的有効量の腎間葉前駆細胞を上記哺乳類の腎臓中へ導入する方法。
【請求項8】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防方法であり、AIIRA及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤を組み合わせて前処理した治療的有効量の腎間葉前駆細胞を上記哺乳類の腎臓中へ導入する方法。
【請求項9】
上記薬剤はOP/BMPモルフォゲンである請求項7又は8の方法。
【請求項10】
上記薬剤はOP/BMPモルフォゲンの誘導物質である請求項7又は8の方法。
【請求項11】
上記薬剤はOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニストである請求項7又は8の方法。
【請求項12】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びACEIの共投与を行なう方法。
【請求項13】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、哺乳類へのOP/BMPモルフォゲン及びAIIRAの共投与を行なう方法。
【請求項14】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びACEIの共投与を行なう方法。
【請求項15】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類への内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びAIIRAの共投与を行なう方法。
【請求項16】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びACEIの共投与を行なう方法。
【請求項17】
慢性透析治療の必要性の遅延又はその頻度の減少方法であり、上記哺乳類へのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びAIIRAの共投与を行なう方法。
【請求項18】
上記哺乳類は:慢性腎不全(CRF)、末期腎不全(ESRD)、慢性糖尿病性腎障害、糖尿病性腎糸球体症、糖尿病性腎肥大、高血圧性腎硬化症、高血圧性糸球体硬化症、慢性糸球体腎炎、遺伝性腎炎、又は腎臓異形成から選ばれる症状に悩んでいる請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項19】
上記哺乳類の腎臓の生体検査は、上記哺乳類が:糸球体肥大、尿細管肥大、糸球体硬化症、又は尿細管間質性硬化症から選ばれる症状に悩んでいることを示す請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項20】
上記哺乳類の検査は腎繊維症を示す請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項21】
上記検査は上記哺乳類の超音波、NMR又はCATスキャンである請求項20の方法。
【請求項22】
上記哺乳類は無傷な健康な腎臓を有する哺乳類中に存在する機能している腎単位の数の約40%未満の数の機能している腎単位(ネフロンユニット)を有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項23】
上記哺乳類は無傷な健康な腎臓を有する哺乳類中に存在する機能している腎単位の数の約20%未満の数の機能している腎単位を有する請求項22の方法。
【請求項24】
上記哺乳類は腎臓移植レシピエントである請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項25】
上記哺乳類は腎臓1つのみを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項26】
上記哺乳類の尿沈渣の検査は、ろう様円柱の存在を示す請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項27】
上記哺乳類は慢性的に上記哺乳類のGFRexp(糸球体ろ過値測定)の約40%未満のGFRを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項28】
上記哺乳類は慢性的に上記哺乳類のGFRexpの約20%未満のGFRを有する請求項27の方法。
【請求項29】
上記哺乳類は約50kg以上の体重のヒト男性であり、慢性的に約40ml/分未満であるGFRを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項30】
上記哺乳類は約40kg以上の体重のヒト女性であり、慢性的に約30ml/分未満であるGFRを有する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項31】
上記治療又は予防は、上記哺乳類の血清クレアチニン濃度を3月間約5%以上減少させる請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項32】
上記治療又は予防前に、上記哺乳類は腎臓機能の臨床検査値の慢性的減少を示し、約3月以上の上記治療又は予防の後、上記検査値は安定化する請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項33】
1以上の上記ACEI、上記AIIRA又は上記モルフォゲンは経口で、腸管外(非経口)で、静脈注射で、腹腔内に、又は腎臓カプセル中に、又は埋め込み装置により投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項34】
1以上の上記ACEI、上記AIIRA又は上記モルフォゲンの上記投与用にステントが上記哺乳類中に埋め込まれる請求項33の方法。
【請求項35】
1以上の上記ACEI又は上記AIIRAと1以上の上記モルフォゲンとが週一回以上約1月以上の間共投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項36】
1以上の上記ACEI又はAIIRAと、1以上の上記モルフォゲンとが週一回以上約1年以上の間共投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項37】
上記ACEI又は上記AIIRAと上記モルフォゲンとが異なる経路を通して投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項38】
上記ACEI又は上記AIIRAと上記モルフォゲンとが異なる頻度で共投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項39】
上記モルフォゲンは約0.01〜1000μg/kg上記哺乳類の体重の投薬量で投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項40】
上記モルフォゲンは約10〜300μg/kg上記哺乳類の体重の投薬量で投与される請求項39の方法。
【請求項41】
上記ACEIは経口で約1〜10000mg/L、好ましくは10〜1000mg/L、10〜100mg/L、100〜1000mg/L、最も好ましくは100mg/Lの濃度で投与される請求項1、3、5、12、14及び16いずれか1項の方法。
【請求項42】
上記AIIRAは経口で約0.01〜100mg/kg体重、好ましくは0.1〜10mg/kg体重、0.2〜5mg/kg体重、0.5〜2mg/kg体重、最も好ましくは1mg/kg体重の濃度で投与される請求項2、4、6、13、15及び17いずれか1項の方法。
【請求項43】
上記OP/BMPモルフォゲン及び、ACEI又はAIIRAは単一の医薬品組成物で投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項44】
上記OP/BMPモルフォゲン及び、ACEI又はAIIRAは分離した医薬品組成物で又はほとんど同時に投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項45】
上記OP/BMPモルフォゲン及び、ACEI又はAIIRAは分離した医薬品組成物で異なる時に投与される請求項1〜6及び12〜17いずれか1項の方法。
【請求項46】
上記モルフォゲンは慢性腎不全又はその危険性のある 哺乳類へ投与された場合、(a)異所性骨アッセイにおいて軟骨形成を誘発し;(b)慢性腎不全の動物モデルにおける腎臓機能の損傷を予防、阻止、遅延若しくは軽減し、又は(c)腎臓機能の標準マーカーにおける臨床的に顕著な改善を生じる請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項47】
上記モルフォゲンは、ポリペプチドの前駆体(pro型)、完全体(mature型)、又は可溶体から選ばれた少なくとも蛋白質のC−末端システインドメインを含有するポリペプチドを含有し、そのポリペプチドは:OP−1、OP−2、OP−3、BMP2、BMP3、BMP4、BMP5、BMP6、又はBMP9である請求項1〜17いずれか1項の方法。
【請求項48】
上記モルフォゲンは、ヒトOP−1の前駆体、完全体、又は可溶体から選ばれるポリペプチドの1以上のC−末端システインドメインを含有するポリペプチドを含有する請求項47の方法。
【請求項49】
上記モルフォゲンは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と70%以上ホモロジー又は50%同一であるポリペプチドを含有する請求項1の方法。
【請求項50】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と75%以上ホモロジー又は60%同一であるポリペプチドを含有する請求項49の方法。
【請求項51】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と80%以上ホモロジー又は70%同一であるポリペプチドを含有する請求項49の方法。
【請求項52】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と90%以上同一であるポリペプチドを含有する請求項49の方法。
【請求項53】
上記ACEIは:式I〜XXVIIIのいずれかの化合物又はそれらの塩;アシルメルカプト及びメルカプトアルカノイルプロリン;カプトプリル(1−[(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニル]−L−プロリン);エーテル又はチオエーテルメルカプトアシルプロリン;ゾフェノプリル;カルボキシアルキルジペプチド;エナラプリル(N−(1−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピル)−L−アナニル−L−プロリン);リジノプリル;キナプリル;ラミプリル;カルボキシアルキルジペプチドミミック;シラザプリル;ベナザプリル;ホスフィニルアルカノイルプロリン;フォシノプリル;トランドロプリル(trandolopril);ホスホンアミデート置換されたアミノ又はイミノ酸;ホスホナート置換されたアミノ又はイミノ酸及びその塩;セロナプリル((S)−1−[6−アミノ−2−[[ヒドロキシ(4−フェニルブチル)ホスフィニル]オキシ]−1−オキソヘキシル]−L−プロリン);BRL36378;MC−838;CGS14824(3−([1−エトキシカルボニル−3−フェニル−(1S)−プロピル]−アミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−(3S)−ベンズアゼピン−1酢酸HCL);CGS16617(3(S)−[[(1S)−5−アミノ−1−カルボキシペンチル]アミノ]2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1H−1−ベンズアゼピン−1−エタン酸(酢酸));セタプリル(アラセプリル商標、大日本製薬株式会社製);Ru44570;シラザプリル;Ro31−2201;リジノプリル;インダラプリル(Indalapril)(デラプリル商標);レンチアプリル(Rentiapril)(フェンチアプリル(Fentiapril)、サンテン社製);インドラプリル(Indolapril);スピラプリル;ペリンドプリル;キナプリル;CI925([3S−[2[R(*)R(*)]]3R(*)]−2−[2−[[1−(エトキシ−カルボニル)−3−フェニルプロピル]アミノ[−1−オキソプロピル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−3−イソキノリンカルボン酸HCL);WY−44221;メルカプト−含有化合物;ピボプリル(pivopril);YS980;オマパトリラト;アラセプリル;モベルトプリル(moveltopril);キナプリラート;モエキシプリル;ペリノドプリル(perinodpril)(S−9490);ペントプリル(pentopril);アンコベニン(ancovenin);フェナセイン(phenacein);又はニコチアナミンである請求項1、3、5、7、9〜12、14、及び16いずれか1項の方法。
【請求項54】
上記AIIRAは:ロサルタン(コザール商標)、バルサルタン(ディオバン商標)、イルべサルタン(アバプロ商標)、カンデサルタン(アタカンド商標)、テルミサルタン(ミカルディス商標)、タソサルタン、ゾラルサルタン(zolarsartan)、テベテン(エプロサルタンメシラート)又はオルメサルタンメドキソミル(ベニカー商標)である請求項2、4、6、8〜11、13、15、及び17いずれか1項の方法。
【請求項55】
上記ACEIはエナラプリルである請求項1、3、5、7、9〜12、14、及び16いずれか1項の方法。
【請求項56】
医薬的に許容される塩、キャリア、賦形剤又は希釈剤と共に配合された治療的有効量のACE阻害薬及びOP/BMPモルフォゲンを含有する医薬品組成物。
【請求項57】
医薬的に許容される塩、キャリア、賦形剤又は希釈剤と共に配合された治療的有効量のAIIRA及びOP/BMPモルフォゲンを含有する医薬品組成物。
【請求項58】
ACE阻害薬はエナラプリルである請求項56の医薬品組成物。
【請求項59】
AIIRAは:ロサルタン(コザール商標)、バルサルタン(ディオバン商標)、イルべサルタン(アバプロ商標)、カンデサルタン(アタカンド商標)、テルミサルタン(ミカルディス商標)、タソサルタン、ゾラルサルタン、テベテン(エプロサルタンメシラート)又はオルメサルタンメドキソミル(ベニカー商標)である請求項57の医薬品組成物。
【請求項60】
モルフォゲンはSEQ ID No:3のポリペプチドである請求項56又は57の医薬品組成物。
【請求項61】
上記モルフォゲンは、第二ポリペプチドの前駆体、完全体、又は可溶体から選ばれた少なくとも蛋白質のC−末端システインドメインを含有する第一ポリペプチドであり、その第二ポリペプチドはOP−1、OP−2、OP−3、BMP2、BMP3、BMP4、BMP5、BMP6、又はBMP9である請求項56又は57の医薬品組成物。
【請求項62】
上記モルフォゲンは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と70%以上ホモロジー又は50%同一であるポリペプチドを含有する請求項56又は57の医薬品組成物。
【請求項63】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と75%以上ホモロジー又は60%同一である請求項62の医薬品組成物。
【請求項64】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と80%以上ホモロジー又は70%同一である請求項62の医薬品組成物。
【請求項65】
上記ポリペプチドは、ヒトOP−1(SEQ ID No:2)のC−末端7−システインドメインのアミノ酸配列と90%以上同一である請求項62の医薬品組成物。
【請求項66】
上記ACEIは:式I−XXVIIIのいずれかの化合物又はそれらの塩;アシルメルカプト及びメルカプトアルカノイルプロリン;カプトプリル(1−[(2S)−3−メルカプト−2−メチルプロピオニル]−L−プロリン);エーテル又はチオエーテルメルカプトアシルプロリン;ゾフェノプリル;カルボキシアルキルジペプチド;エナラプリル(N−(1−エトキシカルボニル−3−フェニルプロピル)−L−アナニル−L−プロリン);リジノプリル;キナプリル;ラミプリル;カルボキシアルキルジペプチドミミック;シラザプリル;ベナザプリル;ホスフィニルアルカノイルプロリン;フォシノプリル;トランドロプリル;ホスホンアミデート置換されたアミノ又はイミノ酸;ホスホナート置換されたアミノ又はイミノ酸及びその塩;セロナプリル((S)−1−[6−アミノ−2−[[ヒドロキシ(4−フェニルブチル)ホスフィニル]オキシ]−1−オキソヘキシル]−L−プロリン);BRL36378;MC−838;CGS14824(3−([1−エトキシカルボニル−3−フェニル−(1S)−プロピル]−アミノ)−2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1−(3S)−ベンズアゼピン−1酢酸HCL);CGS16617(3(S)−[[(1S)−5−アミノ−1−カルボキシペンチル]アミノ]2,3,4,5−テトラヒドロ−2−オキソ−1H−1−ベンズアゼピン−1−エタン酸);セタプリル(アラセプリル商標、大日本製薬株式会社製);Ru44570;シラザプリル;Ro31−2201;リジノプリル;インダラプリル(デラプリル);レンチアプリル(フェンチアプリル商標、サンテン社製);インドラプリル;スピラプリル;ペリンドプリル;キナプリル;CI925([3S−[2[R(*)R(*)]]3R(*)]−2−[2−[[1−(エトキシ−カルボニル)−3−フェニルプロピル]アミノ[−1−オキソプロピル]−1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−3−イソキノリンカルボン酸HCL);WY−44221;メルカプト−含有化合物;ピボプリル;YS980;オマパトリラト;アラセプリル;モベルトプリル;キナプリラート;モエキシプリル;ペリノドプリル(S−9490);ペントプリル;アンコベニン;フェナセイン;又はニコチアナミンである請求項56の医薬品組成物。
【請求項67】
上記AIIRAは:ロサルタン(コザール商標)、バルサルタン(ディオバン商標)、イルべサルタン(アバプロ商標)、カンデサルタン(アタカンド商標)、テルミサルタン(ミカルディス商標)、タソサルタン、ゾラルサルタン、テベテン(エプロサルタンメシラート商標)又はオルメサルタンメドキソミル(ベニカー商標)である請求項57の医薬品組成物。
【請求項68】
請求項56〜67いずれか1項の医薬品組成物を、慢性腎不全の治療又は予防のために組成物を哺乳類へ投与する説明書と共に含有するパッケージ医薬品。
【請求項69】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の使用。
【請求項70】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びアンギオテンシン−IIレセプター拮抗薬(AIIRA)の使用。
【請求項71】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のための内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の使用。
【請求項72】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のための内因性OP/BMPモルフォゲン発現の誘導物質及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の使用。
【請求項73】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシン転換酵素阻害薬(ACEI)の使用。
【請求項74】
哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防用医薬製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びアンギオテンシンIIレセプター拮抗薬(AIIRA)の使用。
【請求項75】
ACEI及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤で前処理した間葉前駆細胞の哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防のために哺乳類腎臓へ導入する医薬の製造用の使用。
【請求項76】
AIIRA及びOP/BMPモルフォゲンを豊富に増加させる薬剤で前処理した間葉前駆細胞の哺乳類の慢性腎不全の治療又は予防のために哺乳類腎臓へ導入する医薬の製造用の使用。
【請求項77】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びACEIの使用。
【請求項78】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲン及びAIIRAの使用。
【請求項79】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のための内因性のOP/BMPモルフォゲン発現及びACEIの誘導物質の使用。
【請求項80】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のための内因性のOP/BMPモルフォゲン発現及びAIIRAの誘導物質の使用。
【請求項81】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びACEIの使用。
【請求項82】
哺乳類の慢性透析治療の遅延又は頻度の減少用医薬の製造のためのOP/BMPモルフォゲンレセプターのアゴニスト及びAIIRAの使用。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10A−1】
【図10A−2】
【図10A−3】
【図10A−4】
【図11−1】
【図11−2】
【図11−3】
【図11−4】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
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【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
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【図80】
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【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10A−1】
【図10A−2】
【図10A−3】
【図10A−4】
【図11−1】
【図11−2】
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【図12】
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【図14】
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【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
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【図30】
【図31】
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【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
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【図40】
【図41】
【図42】
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【図55】
【図56】
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【図60】
【図61】
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【図70】
【図71】
【図72】
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【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図78】
【図79】
【図80】
【図81】
【図82】
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【図85】
【図86】
【図87】
【図88】
【図89】
【図90】
【図91】
【図92】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【公表番号】特表2006−516020(P2006−516020A)
【公表日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−531612(P2004−531612)
【出願日】平成15年8月28日(2003.8.28)
【国際出願番号】PCT/US2003/026923
【国際公開番号】WO2004/019876
【国際公開日】平成16年3月11日(2004.3.11)
【出願人】(501188889)キュリス インコーポレイテッド (23)
【出願人】(505072960)バーンズ−ジューイシュ ホスピタル (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年8月28日(2003.8.28)
【国際出願番号】PCT/US2003/026923
【国際公開番号】WO2004/019876
【国際公開日】平成16年3月11日(2004.3.11)
【出願人】(501188889)キュリス インコーポレイテッド (23)
【出願人】(505072960)バーンズ−ジューイシュ ホスピタル (1)
【Fターム(参考)】
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