説明

慢性骨髄増殖疾患および他の増殖性疾患の治療のために有用なキナーゼ阻害剤

【課題】本発明は、過剰増殖性疾患、および哺乳類癌、特に、ヒト癌の治療において有用である新規化合物に関する。本発明はまた、キナーゼ活性を調整するための方法、医薬組成物、および個人を治療する方法、該化合物を組み込む、または使用するための方法に関連する。
【解決手段】好ましい化合物は、式Ia〜Iwwに説明される活性小分子である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iaの化合物であって、
【化1】

式中、Q1およびQ2はそれぞれ、個別におよび独立して、NおよびC−Z6から成る群から選択されるが、Q1およびQ2の両方が、同時にC−Z6になることはないことを条件とし、

E1は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ピロリジニルピペリジニル、フェニル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、ピロリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フリル、イミダゾリル、ピリジル、ピリミジニル、およびナフチルから成る群から選択され、E1環は、1つ以上のR16部分で置換され、前記E1環は、1つ以上のR18部分で置換され、

Aは、フェニル、C3−C8カルボシクリル、ピロリル、フリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、ピリジニル、ピリミジニル、およびG4から成る群から選択され、

G1は、ピロリル、フリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、ピリジニル、およびピリミジニルから成る群から得られるヘテロアリールであり、

G2は、インドリル、インドリニル、イソインドリル、イソインドリニル、インダゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアゾロニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾオキサゾロニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾイミダゾロニル、ベンゾトリアゾリル、イミダゾピリジニル、ピラゾロピリジニル、イミダゾロンピリジニル(imidazolonopyrimidinyl)、チアゾロピリジニル、チアゾロンピリジニル(thiazolonopyridinyl)、オキサゾロピリジニル、オキサゾロンピリジニル(oxazolonopyridinyl)、イソオキサゾロピリジニル、イソチアゾロピリジニル、トリアゾロピリジニル、イミダゾピリミジニル、ピラゾロピリミジニル、イミダゾロンピリミジニル(imidazolonopyrimidinyl)、チアゾロピリジミニル、チアゾロンピリミジニル(thiazolonopyrimidinyl)、オキサゾロピリジミニル(oxazolopyridiminyl)、オキサゾロンピリミジニル(oxazolonopyrimidinyl)、イソオキサゾロピリミジニル、イソチアゾロピリミジニル、トリアゾロピリミジニル、ジヒドロプリノニル(dihydropurinonyl)、ピロロピリミジニル、プリニル、ピラゾロピリミジニル、フタルイミジル、フタルイミジニル、ピラジニルピリジニル、ピリジンピリミジニル(pyridinopyrimidinyl)、ピリミジンピリミジニル(pyrimidinopyrimidinyl)、シンノリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、キノリニル、イソキノリニル、フタルアジニル、ベンゾジオキシル、ベンゾイソチアゾリン−1,1,3−トリオニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、ジヒドロイソキノリル、テトラヒドロイソキノリニル、ベンゾアゼピニル、ベンゾジアゼピニル、ベンゾオキサピニル、およびベンゾオキサゼピニル(benzoxazepinyl)から成る群から得られる縮合二環式ヘテロアリールであり、

G3は、ピリジルピリジミニル、ピリミジニルピリミジニル、オキサゾリルピリミジニル、チアゾリルピリミジニル、イミダゾリルピリミジニル、イソオキサゾリルピリミジニル、イソチアゾリルピリミジニル、ピラゾリルピリミジニル、トリアゾリルピリミジニル、オキサジアゾイルピリミジニル、チアジアゾイルピリミジニル、モルホリニルピリミジニル、ジオキソチオモルホリニルピリミジニル、およびチオモルホリニルピリミジニルから成る群から得られる非縮合二環式ヘテロアリールであり、

G4は、オキセタニル、アゼタジニル(azetadinyl)、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、イミダゾロニル(imidazolonyl)、ピラニル、チオピラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサリニル(dioxalinyl)、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チオモルホリニル S−オキシド、チオモルホリニル S−ジオキシド、ピペラジニル、アゼピニル、オキセピニル、ジアゼピニル、トロパニル、およびホモトロパニル(homotropanyl)から成る群から得られるヘテロシクリルであり、

前記A環は、1つのA1部分で任意の置換可能な位置で置換され、A1は、A2、A3、およびA4から成る群から選択され、

A2は、
【化2】

から成る群から選択され、

A3は、
【化3】

から成る群から選択され、

A4は、
【化4】

から成る群から選択され、

記号(**)は、式IaのA環への結合点であり、

----は、飽和、あるいは不飽和結合のいずれかを示し、

前記A環は、1つ以上のR2部分で任意に置換され、

X2は、C1−C6アルキル、C2−C6分岐アルキル、および直接連結から成る群から選択され、E1は、式IaのNR3基に直接連結され、

X3は、−C(O)−、−O−、−O−(CH−、−S−(CH−、−NR3−(CH−、−O(CHO−、−O(CHN(R3)−、−N(R3)(CHN(R3)−、−(CHN(R4)C(O)−、−(CHN(R4)C(O)(CH−、−(CHC(O)N(R4)−、−(CH−、−C2−C5アルケニル、−C2−C5アルキニル、および−C3−C6シクロアルキルから成る群から選択され、X3の−(CH−、−(CH−、−(CH−、C2−C5アルケニル、およびC2−C5アルキニル部分の炭素原子は、1つ以上のC1−C6アルキルによって、さらに置換されることが可能であり、

V、Vl、およびV2はそれぞれ、独立して、OおよびH2から成る群からそれぞれ選択され、

それぞれのZ2は、独立して、および個別に、水素、アリール、C1−C6アルキル、C3−C8カルボシクリル、ヒドロキシル、ヒドロキシC1−C6アルキル−、シアノ、(R3)N−、(R4)N−、(R4)NC1−C6アルキル−、(R4)NC2−C6アルキルN(R4)(CH−、(R4)NC2−C6アルキルO(CH−、(R3)NC(O)−、(R4)NC(O)−、(R4)NC(O)C1−C6アルキル−、カルボキシル、カルボキシC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル−、C1−C6アルコキシカルボニル−C1−C6アルキル−、(R3)NSO−、(R4)NSO−、−SOR5、−SOR8、−(CHN(R4)C(O)R8、−C(O)R8、=O、=NOH、=N(OR6)、−(CHG1、−(CHG4、−(CHO(CHG1、−(CHO(CHG4、−(CHN(R3)(CH−アリール、−(CHN(R3)(CHG1、−(CHN(R3)(CHG4、−(CHNHC(O)NHS(O)R8、−(CHNHS(O)NHC(O)R8、−C(O)NHS(O)R8、−(CH)NHC(O)(CHR5、−(CHNHS(O)R5、−(CHC(O)NH(CHR5、−(CHC(O)R5、−(CHOC(O)R5、および−(CHR5から成る群から選択され、

Z2がアルキルまたはアルキレン部分を含む場合には、かかる部分は、1つ以上のC1−C6アルキルでさらに置換されることが可能であり、

それぞれのZ3は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C8カルボシクリル、ハロゲン、アルキル部分が部分的にまたは完全にフッ素化され得るフルオロC1−C6アルキル、シアノ、ヒドロキシル、メトキシ、オキソ、(R3)NC(O)−、(R4)NC(O)−、−N(R4)C(O)R8、(R3)NSO−、(R4)NSO−、−N(R4)SOR5、−N(R4)SOR8、−(CH)N(R3)、−(CHN(R4)、−O(CHN(R4)、−O(CHO−C1−C6アルキル、−N(R3)(CHO−C1−C6アルキル、−N(R3)(CHN(R4)、−O(CHR5、−N(R3)(CHR5、−C(O)R5、−C(O)R8、−R5、およびニトロから成る群から選択され、

Z3がアルキルまたはアルキレン部分を含む場合には、かかる部分は、1つ以上のC1−C6アルキルでさらに置換されることが可能であり、

それぞれのZ4は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、ヒドロキシC2−C6アルキル、C1−C6アルコキシC2−C6アルキル、(R4)N−C2−C6アルキル、(R4)N−C2−C6アルキルN(R4)−C2−C6アルキル、(R4)N−C2−C6アルキル−O−C2−C6アルキル、(R4)NC(O)−C1−C6アルキル、カルボキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル−、−C2−C6アルキルN(R4)C(O)R8、R8−C(=NR3)−、−SOR8、−C(O)R8、−(CHG1、−(CHG4、−(CHO(CHG1、−(CHO(CHG4、−(CHN(R3)(CHG1、−(CHN(R3)(CHG4、−(CHNHC(O)(CHR5、−(CHC(O)NH(CHR5、−(CHC(O)R5、−(CHOC(O)R5、−(CHR5、−(CHNR4(CHR5、および−(CHO(CHR5から成る群から選択され、

Z4がアルキルまたはアルキレン部分を含む場合には、かかる部分は、1つ以上のC1−C6アルキルでさらに置換されることが可能であり、

それぞれのZ6は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、ヒドロキシル、ヒドロキシC1−C6アルキル、ヒドロキシC2−C6分岐アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシC2−C6分岐アルキル−、C2−C6分岐アルコキシ−、C1−C6アルキルチオ−、(R3)N−、−N(R3)C(O)R8、(R4)N−、−R5、−N(R4)C(O)R8、−N(R3)SOR6、−C(O)N(R3)、−C(O)N(R4)、−C(O)R5、−SON(R4)、−SON(R5)、ハロゲン、アルキルが完全にまたは部分的にフッ素化されるフルオロC1−C6アルキル、シアノ、アルキルが完全にまたは部分的にフッ素化されるフルオロC1−C6アルコキシ、−O(CHN(R4)、−N(R3)(CHN(R4)、−O(CHO−C1−C6アルキル、−O(CHN(R4)、−N(R3)(CHO−C1−C6アルキル、−N(R3)(CHN(R4)、−O(CHR5、および−N(R3)(CHR5、−(NR3)R17、−(O)R17、−(S)R17、−(CHR17、−R17、−(CHG1、−(CHG4、−(CHO(CHG1、−(CHO(CHG4、−(CHN(R3)(CHG1、および−(CHN(R3)(CHG4から成る群から選択され、

それぞれのR2は、Z3−置換aryl、Z3−置換G1−、Z3−置換G4−、C1−C6アルキル、分岐C3−C8アルキル、R19置換C3−C8カルボシクリル、ヒドロキシルC1−C6アルキル−、ヒドロキシル分岐C3−C6アルキル−、ヒドロキシル置換C3−C8カルボシクリル−、シアノC1−C6アルキル−、シアノ置換された分岐C3−C6アルキル、シアノ置換C3−C8カルボシクリル、(R4)NC(O)C1−C6アルキル−、(R4)NC(O)置換された分岐C3−C6アルキル−、(R4)NC(O)置換C3−C8カルボシクリル−、アルキルが完全にまたは部分的にフッ素化されるフルオロC1−C6アルキル−、ハロゲン、シアノ、C1−C6アルコキシ、およびアルキルが完全にまたは部分的にフッ素化されるフルオロC1−C6アルコキシから成る群から選択され、

それぞれのR3は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C8カルボシクリル、およびZ3−置換フェニルから成る群から選択され、

それぞれのR4は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、ヒドロキシC1−C6アルキル−、ジヒドロキシC1−C6アルキル−、C1−C6アルコキシC1−C6アルキル−、分岐C3−C7アルキル−、分岐ヒドロキシC1−C6アルキル−、分岐C1−C6アルコキシC1−C6アルキル−、分岐ジヒドロキシC2−C6アルキル−、−(CHN(R7)、−(CHR5、−(CHC(O)N(R7)、−(CHC(O)R5、−(CHC(O)OR3、C3−C8カルボシクリル、ヒドロキシル置換C3−C8カルボシクリル−、アルコキシ置換C3−C8カルボシクリル−、ジヒドロキシル置換C3−C8カルボシクリル−、および−(CHR17から成る群から選択され、

それぞれのR5は、独立して、および個別に、



、および
【化5】

から成る群から選択され、

記号(##)は、前記R5部分の結合点であり、

それぞれのR6は、独立して、および個別に、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C8カルボシクリル、フェニル、G1、およびG4から成る群から選択され、

それぞれのR7は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、ヒドロキシC2−C6アルキル−、ジヒドロキシC2−C6アルキル−、C2−C6アルコキシC2−C6アルキル−、分岐C3−C7アルキル−、分岐ヒドロキシC2−C6アルキル−、分岐C2−C6アルコキシC2−C6アルキル−、分岐ジヒドロキシC2−C6アルキル−、−(CHR5、−(CHC(O)R5、−(CHC(O)OR3、C3−C8カルボシクリル、ヒドロキシル置換C3−C8カルボシクリル−、アルコキシ置換C3−C8カルボシクリル−、ジヒドロキシ置換C3−C8カルボシクリル、および−(CHR17から成る群から選択され、

それぞれのR8は、独立して、および個別に、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、アルキル部分が部分的にまたは完全にフッ素化されるフルオロC1−C6アルキル、C3−C8カルボシクリル、Z3−置換フェニル−、Z3−置換フェニルC1−C6アルキル−、Z3−置換G1、Z3−置換G1−C1−C6アルキル−、Z2−置換G4、Z2−置換G4−C1−C6アルキル−、OH、C1−C6アルコキシ、N(R3)、N(R4)、およびR5から成る群から選択され、

それぞれのR9は、独立して、および個別に、H、F、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C7カルボシクリル、フェニル、フェニル−C1−C6アルキル−、−(CHG1、および−(CHG4から成る群から選択され、

それぞれのR10は、独立して、および個別に、COH、COC1−C6アルキル、−C(O)N(R4)、OH、C1−C6アルコキシ、および−N(R4)から成る群から選択され、

それぞれのR13は、独立して、および個別に、H、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C8カルボシクリル、ヒドロキシC2−C7アルキル、C1−C6アルコキシC2−C7アルキル、(R4)NC(O)−、(R4)NC(O)−C1−C6アルキル、カルボキシC1−C6アルキル、C1−C6アルコキシカルボニル−、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル−、(R4)N−C2−C6アルキル−、(R4)N−C2−C6アルキルN(R4)(CH−、R5−C2−C6アルキルN(R4)(CH−、(R4)N−C2−C6アルキルO(CH−、R5−C2−C6アルキル−O(CH、−(CHN(R4)C(O)R8、アリール、アリールC1−C6アルキル−、アリールオキシC2−C6アルキル−、アリールアミノC2−C6アルキル−、C1−C6アルコキシカルボニルC1−C6アルキル−、−C2−C6アルキルN(R4)C(O)R8、R8−C(=NR3)−、−SOR8、−C(O)R8、−(CHG1、−(CHG4、−(CHO(CHG1、−(CHO(CHG4、−(CHN(R3)(CHG1、および−(CHN(R3)(CHG4から成る群から選択され、

それぞれのR14は独立して、H、C1−C6アルキル、分岐C3−C6アルキル、およびC3−C8カルボシクリルから成る群からそれぞれ選択され、

R16は、独立して、および個別に、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C8カルボシクリル、ハロゲン、アルキル部分が部分的にまたは完全にフッ素化され得るフルオロC1−C6アルキル、シアノ、ヒドロキシル、C1−C6アルコキシ、アルキル部分が部分的にまたは完全にフッ素化され得るフルオロC1−C6アルコキシ、−N(R3)、−N(R4)、C2−C3アルキニル、およびニトロから成る群から選択され、

それぞれのR17は、フェニル、ナフチル、ピロリル、フリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、トリアジニル、オキセタニル、アゼタジニル(azetadinyl)、テトラヒドロフラニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、ピラニル、チオピラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサリニル(dioxalinyl)、アゼピニル、オキセピニル、ジアゼピニル、ピロリジニル、およびピペリジニルを含む群から得られ、

R17は、1つ以上のZ2、Z3、またはZ4部分でさらに置換され得、

R18は、独立して、および個別に、水素、C1−C6アルキル、分岐C3−C7アルキル、C3−C8カルボシクリル、ハロゲン、アルキル部分が部分的にまたは完全にフッ素化され得るフルオロC1−C6アルキル、シアノ、ヒドロキシル、C1−C6アルコキシ、アルキル部分が部分的にまたは完全にフッ素化され得るフルオロC1−C6アルコキシ、−N(R3)、−N(R4)、C2−C3アルキニル、およびニトロから成る群から選択され、

R19は、HまたはC1−C6アルキルであり、

2つのR3またはR4部分は、独立して、および個別に、C1−C6アルキルおよび分岐C3−C6アルキル、ヒドロキシアルキル、ならびにアルコキシアルキルから成る群から得られ、同一の窒素原子に結合され、前記部分は、C3−C7ヘテロシクリル環を形成するために環化することが可能であり、

nは0〜6であり、pは1〜4であり、qは2〜6であり、rは0または1であり、tは1〜3であり、vは1または2であるが、

式Iaの化合物は、
【化6】

であり得ないことを条件とする、化合物。
【請求項2】
【化7】

Aは、ピラゾリルである、式Ibを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
式Icを有する、請求項2に記載の化合物。
【化8】

【請求項4】
式Idを有する、請求項2に記載の化合物。
【化9】

【請求項5】
式Ieを有する、請求項2に記載の化合物。
【化10】

【請求項6】
【化11】

Aは、イソオキサゾリルである、式Ifを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
式Igを有する、請求項6に記載の化合物。
【化12】

【請求項8】
式Ihを有する、請求項6に記載の化合物。
【化13】

【請求項9】
式Iiを有する、請求項6に記載の化合物。
【化14】

【請求項10】
【化15】

Aは、チエニルである、式Ijを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
式Ikを有する、請求項10に記載の化合物。
【化16】

【請求項12】
式Ilを有する、請求項10に記載の化合物。
【化17】

【請求項13】
式Imを有する、請求項10に記載の化合物。
【化18】

【請求項14】
【化19】

Aは、フリルである、式Inを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
式Ioを有する、請求項14に記載の化合物。
【化20】

【請求項16】
式Ipを有する、請求項14に記載の化合物。
【化21】

【請求項17】
式Iqを有する、請求項14に記載の化合物。
【化22】

【請求項18】
【化23】

Aは、ピロリルである、式Irを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
式Isを有する、請求項18に記載の化合物。
【化24】

【請求項20】
式Itを有する、請求項18に記載の化合物。
【化25】

【請求項21】
式Iuを有する、請求項18に記載の化合物。
【化26】

【請求項22】
【化27】

Aは、イミダゾリルである、式Ivを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
式Iwを有する、請求項22に記載の化合物。
【化28】

【請求項24】
式Ixを有する、請求項22に記載の化合物。
【化29】

【請求項25】
式Iyを有する、請求項22に記載の化合物。
【化30】

【請求項26】
【化31】

Aは、チアゾリルである、式Izを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
式Iaaを有する、請求項26に記載の化合物。
【化32】

【請求項28】
式Ibbを有する、請求項26に記載の化合物。
【化33】

【請求項29】
式Iccを有する、請求項26に記載の化合物。
【化34】

【請求項30】
【化35】

Aは、オキサゾリルである、式Iddを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
式Ieeを有する、請求項30に記載の化合物。
【化36】

【請求項32】
式Iffを有する、請求項30に記載の化合物。
【化37】

【請求項33】
式Iggを有する、請求項30に記載の化合物。
【化38】

【請求項34】
【化39】

Aは、イソチアゾリルである、式Ihhを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
式Iiiを有する、請求項34に記載の化合物。
【化40】

【請求項36】
式Ijjを有する、請求項34に記載の化合物。
【化41】

【請求項37】
式Ikkを有する、請求項34に記載の化合物。
【化42】

【請求項38】
【化43】

Aは、フェニルである、式Illを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
式Immを有する、請求項38に記載の化合物。
【化44】

【請求項40】
式Innを有する、請求項38に記載の化合物。
【化45】

【請求項41】
式Iooを有する、請求項38に記載の化合物。
【化46】

【請求項42】
【化47】

Aは、ピリミジニルである、式Ippを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
式Iqqを有する、請求項42に記載の化合物。
【化48】

【請求項44】
式Irrを有する、請求項42に記載の化合物。
【化49】

【請求項45】
式Issを有する、請求項42に記載の化合物。
【化50】

【請求項46】
【化51】

Aは、ピリジニルである、式Ittを有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項47】
式Iuuを有する、請求項46に記載の化合物。
【化52】

【請求項48】
式Ivvを有する、請求項46に記載の化合物。
【化53】

【請求項49】
式Iwwを有する、請求項46に記載の化合物。
【化54】

【請求項50】
野生型キナーゼ種、その発癌型、その異常な融合タンパク質、および前述のいずれかの多形体のキナーゼ活性を調節する方法であって、前記種を請求項1に記載の化合物と接触させるステップを含む、方法。
【請求項51】
薬学的に許容可能な担体とともに、請求項1に記載の化合物およびその塩を含む、医薬組成物であって、前記担体は、アジュバント、賦形剤、希釈剤、および安定剤(stablizer)を含む群から選択される、添加剤を含む、医薬組成物。
【請求項52】
癌、過剰増殖性疾患、転移から生じる二次癌の増殖、過剰血管新生(hyper−vascularization)によって特徴付けられる疾患、炎症、変形性関節症、呼吸器系疾患、脳卒中、全身性ショック、免疫疾患、心血管疾患、および血管形成によって特徴付けられる疾患から成る群から選択される状態に罹患する個人を治療する方法であって、請求項1に記載の化合物をかかる個人に投与するステップを含む、方法。
【請求項53】
c−Ablキナーゼ、その発癌型、その異常な融合タンパク質およびその多形体によって引き起こされる疾患、慢性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、他の骨髄増殖性疾患、消化管間質腫瘍、好酸球増多症候群、グリア芽腫、卵巣癌、膵臓癌、前立腺癌、肺癌、乳癌、腎臓癌、子宮頸癌、一次固体腫瘍の二次部位への転移、様々な網膜症、すなわち、糖尿病性網膜症を含む、失明をもたらす、過剰増殖によって特徴付けられる眼疾患、加齢性黄斑変性症、関節リウマチ、黒色腫、結腸癌、甲状腺癌、RAS−RAF−MEK−ERK−MAPキナーゼ経路における突然変異によって引き起こされる疾患、ヒト炎症、リウマチ様脊椎炎、骨関節炎、ぜんそく、痛風性関節炎、敗血症、敗血症ショック、内毒素性ショック、グラム陰性敗血症、毒素性ショック症候群、成人呼吸窮迫症候群、脳卒中、再かん流傷害、神経外傷、神経虚血、乾癬、再狭窄、慢性閉塞性肺疾患、骨吸収疾患、移植片対宿主反応、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、発熱、およびこれらの組み合わせに罹患している個人を治療する方法であって、請求項1に記載の化合物をかかる個人に投与するステップを含む、方法。
【請求項54】
請求項1に記載の化合物を哺乳類に投与する方法であって、前記投与方法は、経口、非経口、吸入、および皮下から成る群から選択される、方法。

【公開番号】特開2012−158606(P2012−158606A)
【公開日】平成24年8月23日(2012.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−109422(P2012−109422)
【出願日】平成24年5月11日(2012.5.11)
【分割の表示】特願2009−532577(P2009−532577)の分割
【原出願日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【出願人】(509102937)デシフェラ ファーマシューティカルズ,エルエルシー (4)
【Fターム(参考)】