説明

慢性C型肝炎ウイルス感染の免疫療法

慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症及び肝機能を含む関連する状態の改善された治療のための、標準治療(SOC)、又は抗ウイルス療法とインターフェロン療法との併用療法と組み合わせた免疫治療組成物の使用を開示する。本発明の組成物、キット及び使用は、SOC療法単独の使用と比べて:早期ウイルス学的マーカーにより測定される療法に対する初期反応率(例えば、RVR及びEVR)を改善し、長期にわたって療法に対して反応が持続するであろう患者のプールを増大させ、ある患者については療法のコースを短縮し、SOC療法に対して無反応者又は不耐性である患者の「救済」を可能にし、患者における肝機能の改善及び/又は肝障害の軽減をもたらし、患者においてHCV療法の個別化を可能にして、その結果、投与量を減らし、患者のコンプライアンスを改善し、副作用を軽減して、長期治療転帰を改善することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療する方法であって、被験者に対して少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物を投与し、前記被験者に対して少なくとも1つのインターフェロン及び少なくとも1つの抗ウイルス化合物の一方又は両方をさらに投与することを含み、
前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発し;
前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物を、前記免疫治療組成物の初回投与の少なくとも4週間後に初めて投与する、方法。
【請求項2】
前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物を、前記免疫治療組成物の初回投与の4〜12週間後に初めて投与する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物を、前記免疫治療組成物の初回投与の少なくとも12週間後に初めて投与する、請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記インターフェロンを前記被験者に対して毎週投与し、併行して前記抗ウイルス化合物を前記被験者に対して毎日、合計24〜48週間投与する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記インターフェロンを前記被験者に対して2、3又は4週間ごとに投与する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
追加用量の前記免疫治療組成物を、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の投与と同じ期間中に投与する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記免疫治療組成物を前記インターフェロン及び/又は抗ウイルス化合物と同じ日に投与する、請求項6記載の方法。
【請求項8】
免疫治療組成物の投与を、前記インターフェロン及び/又は抗ウイルス化合物の投与と交互に行い、前記免疫治療組成物の各用量を、前記インターフェロン及び/又は抗ウイルス化合物の最終投与の少なくとも3〜4日後に投与する、請求項6記載の方法。
【請求項9】
前記免疫治療組成物を4〜12週間、毎週投与し、続いて毎月投与する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記免疫治療組成物を5週間、毎週投与し、続いて毎月投与する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療する方法であって、被験者に対して少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物を投与し、前記被験者に対してインターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方をさらに投与することを含み、
前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発し、
前記免疫治療組成物を、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも1〜4週間後に投与する、方法。
【請求項12】
前記免疫治療組成物を、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の初回投与の4〜12週間後に投与する、請求項11記載の方法。
【請求項13】
前記免疫治療組成物を、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも12週間後に投与する、請求項11記載の方法。
【請求項14】
前記免疫治療組成物の投与を、前記インターフェロン投与の開始と同じ時間にわたって開始する、請求項11記載の方法。
【請求項15】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療する方法であって、被験者に対して少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物を投与し、前記被験者に対してインターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方をさらに投与することを含み、
前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発し、
前記免疫治療組成物を、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の最終用量を投与した後に投与する、方法。
【請求項16】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療する方法であって、被験者に対して少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物及びインターフェロンを投与し、前記被験者に対して抗ウイルス化合物をさらに投与することを含み、
前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発し、
前記抗ウイルス化合物を、前記免疫治療組成物及びインターフェロンの初回投与の少なくとも4週間後に初めて投与する、方法。
【請求項17】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療する方法であって、被験者に対して少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物及び抗ウイルス化合物を投与し、前記被験者に対してインターフェロンをさらに投与することを含み、
前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発し、
前記インターフェロンを、前記免疫治療組成物及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも4週間後に初めて投与する、方法。
【請求項18】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療する方法であって、被験者に対して少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物、インターフェロン、及び抗ウイルス化合物を投与することを含み、
前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発し、
前記免疫治療組成物、前記インターフェロン及び前記抗ウイルス化合物を同じ期間にわたって投与する、方法。
【請求項19】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団における急性期ウイルス学的反応(RVR)及び/又は早期ウイルス学的反応(EVR/cEVR)の頻度を、慢性的にHCVに感染し、インターフェロン及び抗ウイルス療法の組み合わせのみで治療された被験者の集団におけるRVR及びEVR/cEVRと比べて増加させる方法であって、前記被験者集団に、前記インターフェロンと抗ウイルス化合物との組み合わせで、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項20】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも4週間前に初めて投与する、請求項19記載の方法。
【請求項21】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも12週間前に初めて投与する、請求項19記載の方法。
【請求項22】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団において急性期ウイルス学的反応(RVR)及び/又は早期ウイルス学的反応(EVR/cEVR)の持続的ウイルス学的反応(SVR)への変換率を、インターフェロン及び抗ウイルス療法のみで治療した同じ集団におけるRVR及び/又はEVR/cEVRのSVRへの変換率と比較して向上させる方法であって、前記被験者集団に、インターフェロンと抗ウイルス化合物との組み合わせで、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項23】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも4週間前に初めて投与する、請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも12週間前に初めて投与する、請求項22記載の方法。
【請求項25】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団における完全著効者数を、インターフェロン及び抗ウイルス療法のみで治療された慢性的にHCVに感染した被験者の集団における完全著効者数と比較して増大させる方法であって、前記被験者集団に、インターフェロンと抗ウイルス化合物との組み合わせで、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項26】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも4週間前に初めて投与する、請求項25記載の方法。
【請求項27】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも12週間前に投与する、請求項25記載の方法。
【請求項28】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者集団における治療中のブレイクスルー被験者数又は治療後の再発者数を、慢性的にHCVに感染し、インターフェロン及び抗ウイルス療法のみで治療された被験者集団における治療中のブレイクスルー者数又は治療後の再発数と比べて減少させる方法であって、前記被験者集団に、インターフェロンと抗ウイルス化合物との組み合わせで、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項29】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも4週間前に初めて投与する、請求項28記載の方法。
【請求項30】
記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも12週間前に初めて投与する、請求項28記載の方法。
【請求項31】
薬剤耐性HCV突然変異の発生を阻害する方法であって、前記被験者集団に、インターフェロンと抗ウイルス化合物との組み合わせで、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項32】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも4週間前に初めて投与する、請求項31記載の方法。
【請求項33】
前記免疫治療組成物を、インターフェロンと抗ウイルス化合物との前記組み合わせの初回投与の少なくとも12週間前に初めて投与する、請求項31記載の方法。
【請求項34】
慢性的にHCVに感染した被験者を治療する方法であって:
a)1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を前記被験者に少なくとも4〜12週間投与し、続いて前記免疫治療組成物の投与を継続しながら、併行してインターフェロン及び抗ウイルス剤を投与し、
b)インターフェロン及び抗ウイルス化合物の前記初回投与の約4週間後で、前記被験者の急性期ウイルス学的反応(RVR)を測定し、且つ
c)インターフェロン−抗ウイルス化合物の併用療法単独で治療された被験者の予想されるRVRよりも統計的に高いか、又は高くなる強い傾向があるRVRを有する被験者において、インターフェロン−抗ウイルス化合物療法の用量及び/又は回数を減少させることを含む、方法。
【請求項35】
インターフェロン−抗ウイルス化合物の併用療法が失敗することが予想される慢性的にHCVに感染した被験者の治療を継続するための方法であって、前記被験者に1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項36】
前記免疫治療組成物が投与される期間中、前記被験者がインターフェロン−抗ウイルス化合物の併用療法を受け続ける、請求項35記載の方法。
【請求項37】
慢性的にHCVに感染した被験者において肝障害の軽減及び/又は肝機能の改善をもたらす方法であって、前記被験者に、少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物、並びに場合によってインターフェロン及び抗ウイルス化合物を投与することを含む、方法。
【請求項38】
インターフェロン−抗ウイルス化合物の併用療法に対して不耐性である慢性的にHCVに感染した被験者の治療を継続するための方法であって、前記併用療法を中断し、前記被験者に1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する免疫治療組成物を投与することを含む、方法。
【請求項39】
前記被験者が、いずれのHCVの前治療に対してもナイーブである、請求項1〜38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項40】
前記被験者が、いずれのHCVのインターフェロンベースの前治療に対してもナイーブである、請求項1〜38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項41】
前記被験者が、いずれのHCVのインターフェロンベースの前治療に対してもナイーブであり、ベースラインで高いウイルス価(>600,000IU/mlのHCV RNAレベル)を有する、請求項1〜40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記被験者がHCVの治療に対して従前の無反応者であるか、又は部分的反応者である、請求項1〜38のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
前記インターフェロンがペグ化インターフェロン−αである、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
前記抗ウイルス化合物がリバビリン又はその機能的類似体である、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項45】
前記抗ウイルス化合物がNS3プロテアーゼ阻害物質である、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項46】
前記抗ウイルス化合物がNS5bポリメラーゼ阻害物質である、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項47】
前記抗ウイルス化合物が宿主酵素阻害物質である、請求項1〜42のいずれか一項に記載の方法。
【請求項48】
前記被験者における肝機能の少なくとも1つのパラメータを改善する、請求項1〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
前記被験者における肝障害を減少させる、請求項1〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
前記免疫治療組成物がCD8+T細胞反応を誘発する、請求項1〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項51】
前記免疫治療組成物がCD4+T細胞反応を誘発する、請求項1〜50のいずれか一項に記載の方法。
【請求項52】
前記免疫治療組成物が細胞によるインターフェロン−γの産生を誘発する、請求項1〜51のいずれか一項に記載の方法。
【請求項53】
前記免疫治療組成物が次の特性:
a)抗原提示細胞を活性化するために有効な1つ以上のパターン認識受容体の刺激、
b)抗原提示細胞上の接着分子、共刺激分子、及びMHCクラスI及び/又はクラスII分子の上方制御、
c)抗原提示細胞による炎症誘発性サイトカインの産生の誘発、
d)T細胞によるTh1型サイトカインの産生の誘発、及び
e)MHCクラスI及び/又はMHCクラスII、抗原特異的免疫応答の誘発
の1つ以上を有する、請求項1〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項54】
前記炎症誘発性サイトカインが、インターロイキン−6(IL−6)、IL−12、IL−1及び腫瘍壊死因子−α(TNF−α)を含む、請求項53記載の方法。
【請求項55】
前記Th1型サイトカインが、IL−2、IL−5、顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子(GM−CSF)及びインターフェロン−γ(IFN−γ)を含む、請求項53記載の方法。
【請求項56】
前記Th1型サイトカインがインターフェロン−γ(IFN−γ)を含む、請求項53記載の方法。
【請求項57】
前記免疫治療組成物がアジュバントを含む、請求項1〜56のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
前記免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合される、請求項1〜56のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
前記HCV抗原又はその免疫原性領域が前記酵母ビヒクルによって発現される、請求項58記載の方法。
【請求項60】
前記酵母ビヒクルが、全酵母、酵母スフェロプラスト、酵母細胞質体、酵母ゴースト、及び亜細胞酵母膜抽出物又はそのフラクションからなる群から選択される、請求項58記載の方法。
【請求項61】
前記酵母ビヒクルが、全酵母及び酵母スフェロプラストからなる群から選択される、請求項58記載の方法。
【請求項62】
前記酵母ビヒクルが全酵母である、請求項58記載の方法。
【請求項63】
前記酵母ビヒクルが熱不活性化された酵母である、請求項62記載の方法。
【請求項64】
前記酵母ビヒクルがサッカロミセス属(Saccharomyces)由来である、請求項63記載の方法。
【請求項65】
前記酵母ビヒクルがサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)由来である、請求項64記載の方法。
【請求項66】
前記酵母ビヒクルがサッカロミセス属由来である、請求項58記載の方法。
【請求項67】
前記酵母ビヒクルがサッカロミセス・セレビシエ由来である、請求項66記載の方法。
【請求項68】
前記免疫治療組成物がHCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が1〜5個のHCVタンパク質及び/又はその免疫原性領域からなり、前記HCVタンパク質が:HCVコア(配列番号20の1〜191位);HCV E1エンベロープ糖タンパク質(配列番号20の192〜383位);HCV E2エンベロープ糖タンパク質(配列番号20の384〜746位);HCV P7イオンチャンネル(配列番号20の747〜809位);HCV NS2メタロプロテアーゼ(配列番号20の810〜1026位);HCV NS3プロテアーゼ/ヘリカーゼ(配列番号20の1027〜1657位);HCV NS4a NS3プロテアーゼ補因子(配列番号20の1658〜1711位);HCV NS4b(配列番号20の1712〜1972位);HCV NS5a(配列番号20の1973〜2420位);及びHCV NS5b RNA依存性RNAポリメラーゼ(配列番号20の2421〜3011位)からなる群から選択され、
前記組成物が、HCV融合タンパク質においてHCVタンパク質又はその免疫原性領域のそれぞれに対する免疫応答を誘発する、請求項1〜67のいずれか一項に記載の方法。
【請求項69】
前記免疫治療組成物がHCV配列を含むHCV NS3−コア融合タンパク質を含み、前記HCV配列がHCVコア配列又はその少なくとも1つの免疫原性領域と結合したHCV NS3プロテアーゼ配列又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記HCV NS3プロテアーゼ配列が天然のHCV NS3プロテアーゼの触媒領域が欠失し、前記組成物がHCV NS3特異的免疫応答及びHCVコア特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項70】
前記HCV NS3プロテアーゼが、完全長NS3タンパク質の最初のN末端の88個のアミノ酸(配列番号20において1115〜1376位)に続くHCV NS3の262個のアミノ酸からなる、請求項69記載の方法。
【請求項71】
前記HCVコア配列が完全長HCVコア配列のアミノ酸位置2〜140(配列番号20において2〜140位)からなる、請求項69記載の方法。
【請求項72】
前記HCVコアの前記疎水性C末端配列がトランケートされている、請求項69記載の方法。
【請求項73】
前記融合タンパク質が配列番号2からなる、請求項69記載の方法。
【請求項74】
前記免疫治療組成物がHCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が完全長不活性化HCV NS3タンパク質、又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記組成物がHCV NS3特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項75】
前記HCV NS3タンパク質が、配列番号20においてHCVポリタンパク質配列の残基1165で突然変異を含み、その結果、前記タンパク質のタンパク質分解活性が不活性化される、請求項74記載の方法。
【請求項76】
前記融合タンパク質が配列番号4からなる、請求項74記載の方法。
【請求項77】
前記免疫治療組成物が、HCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が、HCV E2タンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域と融合したHCV E1タンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記組成物が、HCV E1特異的免疫応答及びHCV E2特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項78】
前記HCV E1タンパク質が完全長タンパク質であり、前記HCV E2タンパク質が完全長タンパク質である、請求項77記載の方法。
【請求項79】
前記融合タンパク質が配列番号12からなる、請求項77記載の方法。
【請求項80】
前記HCV E1タンパク質が、HCV E1のアミノ酸1〜156(配列番号20において、192〜347位)からなるトランケートされたE1タンパク質である、請求項77記載の方法。
【請求項81】
前記HCV E2タンパク質が、HCV E2のアミノ酸1〜334(配列番号20において384〜717位)からなるトランケートされたE2タンパク質である、請求項77記載の方法。
【請求項82】
前記融合タンパク質が配列番号6からなる、請求項77記載の方法。
【請求項83】
前記免疫治療組成物が、HCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が、膜貫通領域欠失HCV NS4bタンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記組成物がHCV NS4b特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項84】
前記膜貫通領域欠失HCV NS4bタンパク質が、HCV NS4bのアミノ酸177〜261(配列番号20において1888〜1972位)に結合したHCV NS4bのアミノ酸1〜69(配列番号20において1712〜1780位)からなる、請求項83記載の方法。
【請求項85】
前記融合タンパク質が配列番号8からなる、請求項83記載の方法。
【請求項86】
前記免疫治療組成物がHCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が、膜貫通領域欠失HCV E2タンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域と融合した膜貫通領域欠失HCV E1タンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域と融合した、トランケートされたHCVコアタンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記組成物がHCVコア特異的免疫応答、HCV E1特異的免疫応答、及びHCV E2特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項87】
前記トランケートされたHCVコアタンパク質がHCVコアタンパク質の2〜140位(配列番号20において2〜140位)からなり、前記膜貫通領域欠失HCV E1タンパク質がHCV E1タンパク質の1〜156位(配列番号20において192〜347位)からなり、前記膜貫通領域欠失HCV E2タンパク質がHCV E2タンパク質の1〜334位(配列番号20において384〜717位)からなる、請求項86記載の方法。
【請求項88】
前記融合タンパク質が配列番号14からなる、請求項86記載の方法。
【請求項89】
前記免疫治療組成物がHCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が、膜貫通領域欠失HCV NS4b又はその少なくとも1つの免疫原性領域と融合したHCV NS4a又はその少なくとも1つの免疫原性領域と融合した、不活性化HCV NS3又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記組成物が、HCV NS3特異的免疫応答、HCV NS4a特異的免疫応答、及びHCV NS4b特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項90】
前記HCV NS3タンパク質がHCV HS3の1〜631位(配列番号20において1027〜1657位)からなり、配列番号20において1165位の前記セリンがアラニンで置換されて、プロテアーゼを不活性化し;前記HCV NS4aタンパク質がHCV NS4aタンパク質の1〜54(配列番号20において635〜691位)からなり;前記HCV NS4bタンパク質が、HCV NS4bの177〜261位(配列番号20において1888〜1972位)と融合したHCV NS4bの1〜69位(配列番号20において1712〜1780位)からなる、請求項89記載の方法。
【請求項91】
前記融合タンパク質が配列番号16からなる、請求項89記載の方法。
【請求項92】
前記免疫治療組成物がHCV配列を含むHCV融合タンパク質を含み、前記HCV配列が、NS5b C末端の不活性化欠失を含むHCV NS5bタンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域と融合したHCV NS5aタンパク質又はその少なくとも1つの免疫原性領域からなり、前記組成物がHCV NS5a特異的免疫応答を誘発する、請求項68記載の方法。
【請求項93】
前記HCV NS5aタンパク質がHCV NS5aの1〜448(配列番号20において1973〜2420位)からなり;前記HCV NS5bタンパク質がHCV NS5bの1〜539位(配列番号20において2421〜2959位)からなる、請求項92記載の方法。
【請求項94】
前記融合タンパク質が配列番号18からなる、請求項92記載の方法。
【請求項95】
前記免疫治療組成物が少なくとも1つの生物反応修飾物質をさらに含む、請求項1〜94のいずれか一項に記載の方法。
【請求項96】
少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域、インターフェロン及び抗ウイルス化合物を含む免疫治療組成物であって、
1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、免疫治療組成物。
【請求項97】
慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症を治療するためのキットであって:
a)少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む免疫治療組成物(前記免疫治療組成物は1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する)、
b)インターフェロン、
c)抗ウイルス化合物、並びに
d)(a)、(b)、及び(c)のそれぞれを投与するための説明書
を含む、キット。
【請求項98】
前記免疫治療組成物が酵母系免疫治療組成物である、請求項97記載のキット。
【請求項99】
前記説明書が、前記免疫治療組成物の初回投与の少なくとも4週間後に、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項100】
前記説明書が、前記免疫治療組成物の初回投与の4〜12週間後に、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項101】
前記説明書が、前記免疫治療組成物の初回投与の少なくとも12週間後に、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項102】
前記説明書が、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも1〜4週間後に前記免疫治療組成物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項103】
前記説明書が、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも4〜12週間後に前記免疫治療組成物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項104】
前記説明書が、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも12週間後に前記免疫治療組成物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項105】
前記説明書が、インターフェロン及び抗ウイルス化合物の最終用量の投与後に前記免疫治療組成物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項106】
前記説明書が、前記免疫治療組成物及びインターフェロンの初回投与の少なくとも4週間後に、前記抗ウイルス化合物を初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項107】
前記説明書が、前記免疫治療組成物及び抗ウイルス化合物の初回投与の少なくとも4週間後に前記インターフェロンを初めて投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項108】
前記説明書が、前記免疫治療組成物、前記インターフェロン及び前記抗ウイルス化合物を同じ期間にわたって投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項109】
前記説明書が、インターフェロンを毎週投与し、併行して前記抗ウイルス化合物を毎日、合計24〜48週間投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項110】
前記説明書が、インターフェロンを2、3又は4週間ごとに投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項111】
前記説明書が、前記インターフェロン及び抗ウイルス化合物の投与と同じ期間中に、追加用量の前記免疫治療組成物を投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項112】
前記説明書が、前記免疫治療組成物を、前記インターフェロン又は抗ウイルス化合物と同じ日に投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項113】
前記説明書が、前記免疫治療組成物を前記インターフェロン又は抗ウイルス化合物の投与と交互に投与し、前記免疫治療組成物の各用量を、前記インターフェロン及び/又は抗ウイルス化合物の最終投与の少なくとも3〜4日後に投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項114】
前記説明書が、前記免疫治療組成物を毎週、4〜12週間投与し、続いて毎月投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項115】
前記説明書が、免疫治療組成物を毎週、5週間投与し、続いて毎月投与することを指定している、請求項97記載のキット。
【請求項116】
慢性的にHCVに感染した被験者において肝障害を軽減するか又は肝機能を改善するために、インターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用される医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項117】
前記改善された肝機能が、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)正常化によって示される、請求項116記載の使用。
【請求項118】
前記HCV感染被験者が、HCVの治療に対して従前の無反応者であるか又は部分的反応者である、請求項116記載の使用。
【請求項119】
前記HCV感染被験者が、いずれのインターフェロンベースのHCVの前治療に対してもナイーブである、請求項116記載の使用。
【請求項120】
前記HCV感染被験者が、いずれのHCVのインターフェロンベースの前治療に対してもナイーブであり、ベースラインで高いウイルス価(>600,000IU/mlのHCV RNAレベル)を有する、請求項116記載の使用。
【請求項121】
HCVのいずれの従前の治療に対してもナイーブである被験者において、慢性C型肝炎ウイルス(HCV)感染症の治療のためにインターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用される医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が、1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項122】
前記被験者が、いずれの従前のインターフェロンベースのHCVの治療に対してもナイーブである、請求項121記載の使用。
【請求項123】
前記被験者が、いずれの従前のインターフェロンベースのHCVの治療に対してもナイーブであり、ベースラインで高いウイルス価(>600,000IU/mlのHCV RNAレベル)を有する、請求項121記載の使用。
【請求項124】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団における急性期ウイルス学的反応(RVR)及び/又は早期ウイルス学的反応(EVR/cEVR)の頻度を、インターフェロンと抗ウイルス剤の併用療法のみで治療された慢性的にHCVに感染した被験者の集団におけるRVR及びEVR/cEVRと比べて増大させるための、インターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用される医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項125】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団における急性期ウイルス学的反応(RVR)及び/又は早期ウイルス学的反応(EVR/cEVR)の持続的ウイルス学的反応(SVR)への変換率を、インターフェロン及び抗ウイルス療法のみで治療された同じ集団におけるRVR及び/又はEVR/cEVRのSVRへの変換率と比べて向上させるための、インターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用される医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項126】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団における完全著効者の数を、インターフェロン及び抗ウイルス療法のみで治療された慢性的にHCVに感染した被験者の集団における完全著効者の数と比べて増大させるための、インターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用される医薬品の調製における、少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項127】
慢性的にC型肝炎ウイルス(HCV)に感染した被験者の集団における治療中のブレイクスルー被験者数又は治療後の再発者数を、インターフェロン及び抗ウイルス療法のみで治療された慢性的にHCVに感染した被験者の集団における治療中ブレイクスルー数又は治療後再発数と比べて減少させるための、インターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用される医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項128】
薬剤耐性HCV突然変異の発生を阻害するためにインターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用するための医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項129】
インターフェロン−抗ウイルス化合物の併用療法が失敗すると予想される慢性的にHCV感染した被験者の治療を継続するためにインターフェロン及び抗ウイルス化合物の一方又は両方とともに使用するための医薬品の調製における少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項130】
インターフェロン−抗ウイルス化合物併用療法に対して不耐性である、慢性的にHCV感染した被験者の治療を継続するための医薬品の調製における、少なくとも1つのHCV抗原又はその免疫原性領域を含む酵母系免疫治療組成物の使用であって、
前記酵母系免疫治療組成物が酵母ビヒクルを含み、前記HCV抗原又はその免疫原性領域が、前記酵母ビヒクルによって発現されるか、前記酵母ビヒクルに結合するか、又は前記酵母ビヒクルと混合され、前記免疫治療組成物が1つ以上のHCV抗原に対するT細胞性免疫応答を誘発する、使用。
【請求項131】
前記インターフェロンがペグ化インターフェロン−αである、請求項116〜130のいずれか一項に記載の使用。
【請求項132】
前記抗ウイルス化合物がリバビリン又はその機能的類似体である、請求項116〜130のいずれか一項に記載の使用。
【請求項133】
前記抗ウイルス化合物がNS3プロテアーゼ阻害物質である、請求項116〜130のいずれか一項に記載の使用。
【請求項134】
前記抗ウイルス化合物がNS5bポリメラーゼ阻害物質である、請求項116〜130のいずれか一項に記載の使用。
【請求項135】
前記抗ウイルス化合物が宿主酵素阻害物質である、請求項116〜130のいずれか一項に記載の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14A】
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【図14B】
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【図15A】
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【図15B】
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【図15C】
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【図15D】
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【図15E】
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【公表番号】特表2012−503011(P2012−503011A)
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−528008(P2011−528008)
【出願日】平成21年9月18日(2009.9.18)
【国際出願番号】PCT/US2009/057535
【国際公開番号】WO2010/033841
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(505226437)グローブイミューン,インコーポレイテッド (10)
【Fターム(参考)】