説明

扇型車庫

【課題】風雨と犯罪から保護することができ車庫入れが楽な動力式あるいは手動式の二種類の使用が選択可能である扇型車庫を提供する。
【解決手段】扇子のように支点15,16を軸に前後に骨組みが動く扇型車庫。支柱11、補助支柱12にシート10を被せ内側で支柱に当間隔で固定することで、蛇腹機能ができる。前後の支点15,16がシート10を支え、前部16の軸は対面の軸と接合しており開閉すると支柱が同一回転でブレなく動く。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般住宅、賃貸住宅、団地型住宅などに於いて、車庫の状況は愛車としての個室感覚と、近年の環境問題等でグレードの高い車を、風雨や犯罪から保護する。又、車愛好者に土日の体日に設置が出来る、組立式で開閉操作も簡単に手動と自動で操作出来る車庫で、土地占有面積も少ない。又、間口が車長の半分で車庫の形態を保つ事、支柱と補助支柱とシートの蛇腹機能が扇型車庫に係る特徴である。
【背景技術】
【0002】
従来車庫の多くは箱型、屋根型、シート型など多種類ですが、一長一短があり大多数は間口の場所が車庫の設置規準になる。扇型車庫では、車長の半分の位置から前後の方向に倒れる方法で、実状は車長の半分が車庫の占有場所である。その事から設置場所も広がり、無理と思われた場所も可能である。扇型車庫は支点が前後二箇所有り、前方向に倒れる支点と、後方向に倒れる支点がある。前後に力関係が分散され開閉も簡単であり、前後のいずれかが90度開放の状態で乗降ができる。
【0003】
この扇型車庫は、支柱と補助支柱がシートを支えるもので、支柱の骨組みによりシートを固定し支え、補助の支柱が動くことで蛇腹機能をする。この方法によりシートが安定する、支柱のパイプは同じ径ではない、支柱に補助支柱が動くように接合され全体の重量も軽く手動でも負担なく、安価で工期も短く出来るのも特徴である。
【0004】
なお、本願発明に関する公知技術として次ぎの公開実用新案公報1をあげることができる。
【公開実用新案公報1】
【0005】
実開平7ー44781
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のごとく従来型の車庫より、この扇型車庫は間口の柱とか、土地占有面積など、最小限に有効利用方法で車を保護する、団地型住宅、賃貸住宅など設置許可が有れば、最小限の車庫占有の土地で設置を可能にする。このような条件では扇型の車庫が敵している、移転の場合も分解が簡単で再利用ができる。本発明と類似性の車庫が、シートを
【0007】
従来より車庫は、車を保管する形の構造物で形にこだわりを持たず、車庫業者と近所の大工まかせである。最近の車はグレードも高く値段も高い、車庫は場所が有れば必要で防犯のことも考える必要があり、従来の屋根だけの車庫、間口に扉の無いものなどいずれも設置すればかなりの出費になる。又、箱型でガレージを付けると高額になり資産として税金も係る、この扇型車庫は安価で工期も短く車庫として従来型以上の機能をもち美的要素がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、従来型の車庫の形では設置を難しくしており、とくに賃貸住宅、集合住宅などでは不可能であるが、扇型車庫なら説明次第で管理者の合意の下、大掛かりな基礎工事等せず設置が可能である。グレードの高い車、愛車を風雨防犯から管理出来る。万能では無いが美的地域環境に適合する。
【課題を解決する為の手段】
【0009】
上述の目的を達成する為の扇型車庫は、扇子のように車種の長さの半分の地点を支点にして、前後の支柱がシートを支え前半分が開閉することで、車庫の機能を充分活用出来るもので、車が止められる場所なら設置が可能である。前後に支点があるので後部も開閉ができ、狭い路地を活用して通りぬけが出来る活用方法もある、露天契約駐車でも扇型車庫なら土地所有者と話し合意を得やすい特徴がある。
【0010】
前記載の扇型車庫は、蛇腹のように全体が折り畳まれる、このことから支柱、補助支柱そしてシートの耐久性に係っている、支柱は従来品で対応出来シートは柔らかく強度のある製品があり、蛇腹機能に対応できる。風対策が最大課題で万が一破損しても交換が手軽にできる。扇の支点である中心部が二箇所あり前後にシート加重が分散され支点の部分も耐久性と開閉が分散され楽になる。
【発明の効果】
【0011】
以上、説明したように本発明に関して扇型車庫は、動力式と手動式の二種類による車庫が可能で、車種の半分の土地占有面積で車庫の形態を保事できる。家屋と一体になった車庫を除き、単一の車庫に比べると日曜作業の組立式で安価である、車庫の占有面積が少なく車が無いときは庭として区別無く広く活用できる。車庫として間口に柱が必要な箱型、屋根型の車庫はそれなりに設置規準を限定される、屋根型にしても雨だけの対策で無きに等しく防犯では無防備である。又、シートも外観は風船のようにツルツルで宣伝もでき、色々な観点から扇型車庫は地域環境とか車庫としての美的要素を備えたデザインである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態を図面にもとずき詳細に説明する。
【0013】
図1,図2,図4,図6,は本発明の第一の実施の形態に係り、図1,は外観構造斜視図、 図2.は右側面構造図、図3,は車庫前面開閉装置、図4,は左右の支柱の支点部構造断面図、図5,は支柱と補助支柱の接合部、図6,は左右の開閉装置の構造図
【0014】
図1,図2,に示すように扇型車庫の外観斜視図と側面構造図ですが、支柱骨組み11,12,にシート10,を被せて、支柱11,12,に当間隔で固定する。支柱の本数は前部の支柱箇所では変わらず、大型の車については中央部に前後の支柱の間に数本支柱を入れる事で解決する。補助支柱12,は支柱と接続箇所で前後に動くことで蛇腹の機能ができる。
【0015】
開閉方法は地面に接する支柱11,に付けたレバー20,を握ることで図3,の開閉フックが外れ持ちあげることができる。この開閉フック24,は車庫の前面中央にあり動力で開閉する場合はフックのワイヤーを天井を通し後部ウインチなどで巻きとる方法で解決する。
【0016】
扇型車庫は図1,は扇子の支点のように、開閉のときエネルギーを必要とする、手動で操作する為に、支点15,16,の箇所にベアリング図4,の17,を入れることで支柱11が軽く動き開閉を軽減する。後部よりスプリング、ゴムなどで引く事ができより引き上げの軽減を促すことができる。
【0017】
車庫のポイントとして重要なシート10,は耐久性に強く柔軟性のあるシートを支柱11,12,にかぶせ支柱を内側で固定する。支柱は常に動く為シートと固定箇所はシートを厚くするか別な素材で保護する、シートの外側については台風対策としてゴム、ロープなどでシートを圧さえる、この方法は蛇腹機能が損なうものでわない。
【0018】
上述のように、この扇型車庫は左右対称によって開閉のとき、左右のブレをなくすため図6,のように、開閉用支柱軸16,は対面する支柱と軸が一体で同一の動きをする。後部支柱軸15,は左右が単独で軸がつながっていない、後部はシートによって固定されてブレることはない。図4,の13,は市販の規格鉄骨があり、14,のように地中とアンカーボルト21,で固定する、コンクリートの場合はコンクリート用アンカーボルトなどで固定する。
【0019】
前記載の方法により、鉄骨材13は風対策のため頑丈に固定する、図2と図4に示すようにアンカーボルトで固定する。又、開閉ブレを防ぐため駆動軸16は、地面と接する支柱11と接合して、図4と図6の22に示す箇所を溶接で一体化する。組立式により軸は二箇所に分離ができる。支柱も支点よりやや上部で継ぎ支柱、補助支柱は分割ができ、部品により二分割、三分割が可能で、組立分解が容易にできる。
【0020】
支柱11は、左右同一回転し後部回転軸は図6の23のように左右独立している、支柱にかかる加重は前後同じで、後部のシートは全体を固定するので安定する。前部から開放した場合、支柱とシートが後部に倒れて、すべて水平に地面におさまる事はなく、図5の12のように支柱11と補助支柱12の関係で、完全に畳む事はできず、30度位に倒れた状態になる。
【0021】
図6の19において、図4の16と図6の16に示す軸は地面との差をなくし、車庫に出入りする車が軸を踏むために図6の19のように軸をカバーする。この軸は建築用鉄筋で、径はある程度大きく回転に耐えるものである。又、図4と図6の17の箇所は統べてベアリングが入っており、摩耗による故障は少ない。
【0022】
本発明の実施の形態で、動力による作動方法は、図3の24の、開閉装置のワイヤーを支柱の天井を通し、後部で電動ウインチなどで巻きとり、閉めるときは支柱11の支点箇所の鉄骨13の中を通し開閉刷る方法と、開ける時に巻きとり閉める時は手動でする方法もあります。閉めた時点でのシートの状態は後ろに30度、程度の傾きの収納状態でシートの素材と蛇腹の折り畳み具合である。手動で持ち上げてもすべて持ち上がるのではないので力を加減できる。
【0023】
図4・11において、支柱11と軸16の接合は前記で述べましたが、他4本の支柱はフリーです、図2のように支柱11は軸15と16の前後に分かれ加重が分散される。手動の開閉は力を必要とするため、スプリング、ゴムなどで後部より引き前部の開閉の負担を軽くする。
【0024】
この扇型車庫は実施の形態において、手で持ち上げる動作に手軽に開閉出来る事がこの車庫の特徴で組立式と安価である。間口という条件がなく車庫入れが簡単なこと、車庫としての固定化されなく占有面積も車長の半分程度など風雨と防犯から車も管理出来て車庫としての美的環境要素も含んでいる。
【実施例】
【0025】
扇型車庫は車種により支柱の長さが変わりますが、軽車両、普通車両、普通大型の三種類にして支柱の長さ、シートの大きさを規格化して使用者に対応する。普通大型は車長も長く扇型の部分に、蛇腹式の部分を長くする方法で対応できる、図2の15・16の間に車の長さに対応できる支柱を入れる方法で解決する。この場合、車庫の開放部は扇の部分90度の開放の方法で各車種に対応出来て限定されない。
【0026】
上述のとおり、本発明の実施の形態および、実施例を説明しましたが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。車庫の設置場所、車種の違う点など色々な条件のもとに対応されるものである。特に支柱と補助支柱の継ぎ方、向きは限定されない。
【0027】
この扇型車庫は前後の先端部が円形であるため、箱型の車に対して無駄な空間ができる解消方法として支柱の長さが調整できることがで解決する、車高の高い車は支柱の強度の関係で、最大200ミリ位までが対応出来るながさである。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明は車庫としての機能を充分に保ち、シートも以前より耐久性があり、長期間使用が可能で安価で工期も早く、グレードの高い車をまもり、美的環境感覚にもよく、世界の都市で受け入れられる扇型車庫である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】 本発明の第一の実施に係る扇型車庫の外観斜視図。
【図2】 図1の扇型車庫の側面構造図。
【図3】 図2の扇型車庫の開閉構造図。
【図4】 本発明の第二の実施の形態に係る、扇型車庫の支柱の固定と回転構造図。
【図5】 図2の扇型車庫の支柱と補助支柱の固定図。
【図6】 本発明の第三の実施に係る扇型車庫の駆動軸の平面構造図。
【符号の説明】
【0030】
10 シート。
11 支柱。
12 補助支柱。
13 支柱固定用鉄骨。
14 アンカーボルト固定用ブロック。
15 支柱固定軸。
16 開閉用支柱軸。
17 支柱軸ベアリング。
18 補助支柱の接続用止め具。
19 左右の支柱主軸の補助カバー。
20 開閉レバー。
21 アンカーボルト。
22 支柱と前部主軸の固定箇所。
23 後部支柱軸。
24 開閉フック。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
従来より建てられた多くの車庫は、家一体型、箱型、屋根型、シート型などがある。シャター等を付けると価格も相当高く場所も一台当たり一人分の部屋の広さが必要になる。車庫は都市、地方の団地型住宅、賃貸住宅では車庫を作る場合、色々な条件で設置を困難にしている。この扇子型車庫は、車庫に占める土地の占有面積は従来型の車庫より少なく、車長の半分が車庫としての土地占有面積になり、車を保護する為の車庫の機能をもつ、工期をかけず日曜作業の感覚で設置ができ安価である。組立式で扇子の型をした車庫であり、扇子の骨組みにシートを張り動力、手動により開閉式の機能を持つ特徴のある扇子型の車庫で、都市の美的感覚要素も取りいれた扇子型車庫である。
【請求項2】
前期扇子型車庫は、車種の約半分の長さを支点にして扇子型の骨組みと、シートを折り畳み前後部の開閉ができる車庫としての機能をもっている。半円形で車種に合わせ調整が可能である。骨組みはパイプ等の軽量材が適材であり、支柱と補助支柱の間隔にシートが固定できるようにシートの内側に結束装置を確保する。この方法により扇子型車庫の蛇腹機能を作ることができる。よって車種により車庫の調整ができる。車は駐車できるが車庫を作るには問題がある場所など、間口としての柱を建てず、最小限の土地占有で車庫ができる請求項1記載の扇子型車庫である。
【請求項3】
前期請求項1記載に述べたように地方、都市の住宅において車庫は箱型、屋根型、シート型など多種類あるが、家一体型は別として単一化され、車庫は家との関係で悩みの種である。この問題点を扇子型車庫は価格、設置場所、デザイン等において車の所有車の要望に適う。各車種の車長の中間を中心に前部、後部が開閉することである、よって間口が車庫の中間点になることで車を切り換えしせず、車庫入れが安全に車を傷付けることなく完了できる。又、マンション、アパートなど車庫の設置の合意があれば白線などの区分する部分があれば設置可能である。本発明の車庫は車を使用中であれば蛇腹機能を活かし、支柱、補助支柱が、後部に倒れ扇子を閉じた状態のごとく、車庫としての構造物と分別出来ないほど後部に治まる。普通無理と思う場所でも間口を必要としないため設置を可能にして、災害と風雨から保護する。又、骨組みのパイプも外側に露出しない為シートに自らのペンテング、公告などデザインを入れることにより、美的感覚要素を可能にすることのできる、請求項2記載の扇子型車庫である。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−215865(P2009−215865A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−101917(P2008−101917)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【出願人】(507342951)
【Fターム(参考)】