説明

扇風機

【課題】前ガードに整流翼を簡単に着脱できるようにする。
【解決手段】扇風機1の前ガード9とファン7の間に、放射方向に延びる軸線まわりに角度可変な整流翼10を複数配置する。前ガード9の中心のリム11の背面側に配置される整流翼保持部20は、リム11に固定される固定ハブ21と、固定ハブ21に相対回転可能に組み合わせられる可動ハブ22を備える。可動ハブ22には整流翼10の根元部10aに形成されたピニオン37にかみ合うラック38が形成されている。固定ハブ21には整流翼10の根元部10aを受け入れる凹部31が形成され、可動ハブ22が整流翼10の根元部10aを凹部31内に押しとどめることにより、整流翼10の保持がなされる。リム11に対する固定ハブ21の固定は、固定ハブ21をファン7の側から貫通するつまみねじ29によって行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は扇風機に関する。
【背景技術】
【0002】
扇風機は、モータによって回転駆動されるファンをガードで囲み、風速はモータの回転数制御によって変えるというのが一般的な構造である。特許文献1に記載された冷風扇では、加速翼によって風速が増加するようにし、かつ送風域を可変できるようにしている。出願人は、このような加速翼の考えを応用して、前ガードに整流翼を設けた扇風機構造を発明し、特願2009−052187として特許出願を行った。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭58−106337号公報(国際特許分類:F24F1/02、F25B19/00)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前ガードに整流翼を有する扇風機を長時間使用すると、整流翼に埃が付着する。埃で汚れた整流翼は掃除する必要があるが、前ガードと整流翼の間には数mm程度の隙間しかないため、前ガードに取り付けたままでは整流翼を掃除することは困難である。このような場合、整流翼を簡単に取り外せると便利である。また、扇風機を分解収納する場合や、分解収納していたものを組み立てる場合を考えても、整流翼は簡単に着脱できる構造であることが望まれる。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、前ガードに整流翼を有する扇風機において、整流翼を簡単に着脱できる構造とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の好ましい実施形態によれば、前ガードとファンの間に複数の整流翼を放射状に配置し、前記整流翼は放射方向に延びる軸線まわりに角度可変であるものとした扇風機において、前記前ガード中心のリムの背面側に配置され、前記リムに固定される固定ハブと、前記固定ハブに相対回転可能に組み合わせられ、前記リムの正面側に操作部を突き出した可動ハブを備え、前記固定ハブには前記整流翼の根元部を受け入れる凹部が形成され、前記可動ハブが前記整流翼の根元部を前記凹部内に押しとどめることにより、前記整流翼の保持がなされるものであり、前記可動ハブには、前記整流翼の根元部に形成されたピニオンにかみ合うラックが形成されているとともに、前記リムに対する前記固定ハブの固定は、当該固定ハブを前記ファンの側から貫通するつまみねじによって行われる。
【0007】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の扇風機において、前記固定ハブには、それを前記リムに仮固定するための仮固定爪が形成されている。
【0008】
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の扇風機において、前記固定ハブは前記リムの正面側に配置されたオーナメントディスクに前記つまみねじで連結され、当該オーナメントディスクと共に前記リムに固定されるものであり、前記オーナメントディスクを囲む形で配置された回転可能なリングが前記可動ハブに連結されて前記操作部を構成する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によると、整流翼の組立の中心である固定ハブは、前ガードのリムにつまみねじで固定されるものであり、ドライバーのような工具を使用することなく固定ハブを前ガードに取り付けたり、前ガードから取り外したりすることができから、整流翼の着脱が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る扇風機の概略構造を示す部分側面図である。
【図2】整流翼が加速位置にある状況を示す前ガードの正面図である。
【図3】整流翼が分散位置にある状況を示す前ガードの正面図である。
【図4】実施形態に係る整流翼保持部の断面図である。
【図5】実施形態に係る整流翼保持部を異なる断面位置で示す断面図である。
【図6】実施形態に係る整流翼保持部をさらに異なる断面位置で示す部分断面図である。
【図7】扇風機の関連構造を示す斜視図である。
【図8】図7の扇風機の側面図である。
【図9】図7の扇風機のブロック構成図である。
【図10】図7の扇風機の動作を説明するフローチャートである。
【図11】扇風機の他の関連構造を示す前ガードの正面図である。
【図12】図11の前ガードの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明が実施される扇風機の構造を図1に示す。扇風機1は、スタンド2(図1にはその上端部のみ示す)の上端にネック部3を俯仰可能に取り付け、ネック部3は支軸4によりモータケース5を回転可能に支持している。ネック部3とスタンド2の間には図示しないクリックストップ機構が設けられており、ネック部3は一定の角度範囲内で段階的に附仰角を変えることができる。モータケース5は首振り機構を内蔵していて、使用者が「首振り」の選択操作を行えば、モータケース5は支軸4を中心とした首振りを行う。これらの機構は周知なので詳細な説明は省略する。
【0012】
モータケース5の正面(扇風機1の風を受ける使用者に向き合う側を「正面」とし、その反対側を「背面」とする。他の構成要素に関する「正面」「背面」も同様の意味で用いるものとする)からは、モータケース5に内蔵された図示しないモータの出力軸6が突出する。出力軸6にはファン7が固定される。ファン7を背面側から覆う後ガード8がモータケース5に取り付けられ、後ガード8にはファン7を正面側から覆う前ガード9が取り付けられる。
【0013】
前ガード9とファン7の間には複数の整流翼10が一定の角度間隔で放射状に配置される。整流翼10は図2に示す「加速位置」と、図3に示す「分散位置」の2位置をとる。整流翼10の翼面は、「加速位置」ではファン7からの空気流に対しほぼ平行となり、「分散位置」ではファン7からの空気流に対しほぼ直角となる。続いて整流翼10の保持と角度変更の仕組みを図4及び図5に基づき説明する。
【0014】
後ガード8及び前ガード9の主体をなすのは、所定ピッチで放射状に配置された複数の金属線である。前ガード9の中心には金属板をプレス成型したリング状部品であるリム11が配置され、金属線に溶接固定される。このリム11を中心として、整流翼保持部20が組み立てられる。
【0015】
整流翼保持部20の主たる構成要素は、リム11の背面側に配置される固定ハブ21と、固定ハブ21とリム11の間に、固定ハブ21に対し相対回転可能に配置される可動ハブ22と、リム11の正面側に配置されるオーナメントディスク23と、オーナメントディスク23を囲む形で配置された回転可能なリング24である。
【0016】
図5に示すように、オーナメントディスク23の背面側にはリム11に形成された穴25に嵌合するボス26が形成され、固定ハブ21の正面側には、可動ハブ22に形成された穴27を貫通してボス26に突き合わせられるボス28が形成されている。ボス26、28を連結するのは、頭を指でつまんで回すことができるつまみねじ29である。つまみねじ29をファン7の側から、すなわち背面側からボス28に挿入して固定ハブ21を貫通させ、つまみねじ29の先端をボス26にねじ込むことにより、固定ハブ21とオーナメントディスク23はリム11に固定され、リム11に対し前後方向に移動することも、回転することもできなくなる。穴25、ボス26、及びボス28の組み合わせは、正面から見たとき、前ガード9の中心に対し点対称をなすように2組設けられる。
【0017】
固定ハブ21は、それをリム11に仮固定するための仮固定爪30を有する。仮固定爪30はリム11の内縁に弾性係合するものであり、所定の角度間隔で複数形成される。整流翼10、固定ハブ21、及び可動ハブ22を組み合わせたものを仮固定爪30でリム11に仮固定しておくことにより、前ガード9の正面側からオーナメントディスク23とリング24を組み合わせる作業を容易に行うことができる。
【0018】
可動ハブ22はリング24に連結される。リング24は、可動ハブ22にとり、リム11の正面側に突き出した操作部ということになる。
【0019】
可動ハブ22とリング24の連結は、図6に示す通り、可動ハブ22に設けた穴22aに、リング24の背面側に突設されたピン24aを嵌め込んで行われる。この嵌め合いにより、可動ハブ22とリング24は一体的に回動する。
【0020】
可動ハブ22の正面側には穴22aを囲むボス22bが突設される。ボス22bはリム11に形成された穴11aに嵌合する。穴11aは、リム11の中心を円弧の中心とする円弧状の長穴とされ、その長穴の長さの範囲内でリング24及び可動ハブ22の回動が可能である。
【0021】
固定ハブ21と可動ハブ22はいずれも回転体形状(図形を軸線周りに360°回転させて得られる立体形状)が基本形状であって、固定ハブ21は正面側が凹部、可動ハブ22は背面側が凹部となっており、両者を組み合わせると環状の空間31が形成される。固定ハブ21と可動ハブ22の組み合わせ状態は、一方の口縁に形成された内フランジ(図示せず)に、他方の口縁に形成された弾性フック(図示せず)を係合させて維持される。前記弾性フックが前記内フランジに係合した状態でも、可動ハブ22の固定ハブ21に対する相対回転が可能であるように、固定ハブ21と可動ハブ22のはめ合い寸法が設定されている。
【0022】
空間31に整流翼10の根元部10aが挿入される。根元部10aは整流翼10の角度変更を行う際に軸として機能するものであり、前ガード9の中心軸から放射方向に延びる軸線を有する。
【0023】
固定ハブ21には、整流翼10の根元部10aを受け入れる半円形の凹部32(図5参照)が形成される。凹部32は根元部10aの軸線方向に間隔を置いて2カ所に形成されている。固定ハブ21の外周側の凹部32には可動ハブ22の外周部が向き合い、固定ハブ21の中心側の凹部32には可動ハブ22の中心側に形成されたリブ33が向き合う。可動ハブ22の外周部とリブ33には、凹部32に組み合わせられて凹部32と共に整流翼10の軸受部を構成する凹部34が形成される。
【0024】
可動ハブ22は整流翼10の根元部10aを凹部32の中に押しとどめ、これにより整流翼10は、根元部10aの軸線を中心にして回転できるように、且つ放射方向に抜け出すことがないように保持される。固定ハブ21と可動ハブ22の結合が、前述のように弾性フックと内フランジの係合で維持されていれば、整流翼10の保持も維持されることになる。
【0025】
固定ハブ21の凹部32は半円形であるのに対し、可動ハブ22の凹部34は円周方向に所定の長さを有し、これにより可動ハブ22の固定ハブ21に対する相対回転が可能となっている。可動ハブ22の固定ハブ21に対する相対回転範囲を定めるのは、可動ハブ22の正面側に突出したボス22bと、これを受け入れるべくリム11に形成された穴11aである。穴11aは円弧状の長穴となっており、その長穴の長さの範囲内でボス22bの移動が可能になっている。このボス22bと穴11aの組み合わせも、正面から見たとき、前ガード9の中心に対し点対称をなすように2組設けられる。
【0026】
固定ハブ21のボス28は可動ハブ22に形成された穴27を通り抜ける。穴27も円弧状の長穴であり、可動ハブ22の固定ハブ21に対する相対回転を妨げないようになっている。
【0027】
根元部10aの中程にはピニオン35が形成され、可動ハブ22の背面側にはピニオン35にかみ合うラック36が形成される。ピニオン35の歯は根元部10aの全周に存在する訳ではなく、180°に満たない角度範囲に存在する。ラック36の歯も、全円をなすよう連続している訳ではなく、根元部10aに対応する箇所毎に、根元部10aを所定角度回転させるに足りる分だけ存在する。このような構成であるにも関わらず、前述の通り可動ハブ22の回転範囲が制限されているので、ピニオン35とラック36のかみ合わせが外れてしまうことはない。
【0028】
リング24をつかんでひねると、可動ハブ22が回転し、ラック36がピニオン35を回転させ、整流翼10の角度が図2の「加速位置」から図3の「分散位置」へ、あるいはその逆へと変化する。リング24は直径が大きいので、可動ハブ22を楽に回すことができる。
【0029】
汚れた整流翼10を掃除するときや、扇風機1を分解収納するときは、前ガード9を後ガード8から取り外した上で、固定ハブ21とオーナメントディスク23を連結している
つまみねじ29を指でつまんで緩め、オーナメントディスク23を取り外す。その後リング24を可動ハブ22から外し、最後に仮固定爪30とリム11の係合を外して可動ハブ22と固定ハブ21の組み合わさったものをリム11から外す。ドライバーのような工具を必要としないので、手軽に作業を行うことができる。組み立て作業も容易である。
【0030】
扇風機1の使い勝手を良くする工夫を図7から図10に示す。従来、夜中に起きて扇風機を操作する場合、室内が暗闇であると、扇風機の操作部の位置がわからないという問題があった。特に、最近の扇風機の多くは操作スイッチがメンブレンタイプになっているため、指で探ってもスイッチの位置を見つけにくい。暗闇の中で扇風機の操作を行うことをあきらめ、部屋の照明をつけたとすれば、目が光に慣れていないため、甚だしく眩しい思いをする。
【0031】
上記のような問題を解決するため、操作部に照明部を設け、暗い中で使用者が扇風機1に近づくと人感センサがそれを感知して照明部を点灯させ、操作を容易に行えるようにする。
【0032】
扇風機1のスタンド2は円盤状のスタンドベース40を有する。スタンドベース40には操作部41が設けられる。操作部41は、ファン7の回転速度の切り替えや、タイマーの設定などを行うための複数のスイッチ42を有する。スタンドベース40の内部には操作部41の回路基板43が配置されている。
【0033】
操作部41には、それを照明するための照明部44が設けられる。照明部44の光源はLEDである。照明部44は、図7では操作部41の傍らで光り、暗闇の中で操作部41の存在を教えるものとなっているが、操作部41を正面側から照射するものであってもよく、スイッチ42を中から照明するものであってもよい。照明部44は、スタンドベース40に設けられた人感センサ45と光センサ46の信号に基づき点灯し、また消灯する。
【0034】
扇風機1の制御システムは図9に示す構成となっている。扇風機1の制御を司る制御部50はマイクロコンピュータを中核として構成され、操作部41、人感センサ45、及び光センサ46から出力信号を受け取り、ファン7を回転させるモータ51の駆動回路52と、照明部44を点灯させる点灯回路53に対し制御信号を出力する。
【0035】
人感センサ45と光センサ46の動作を図10のフローチャートで説明する。ステップ#101では、光センサ46が扇風機1の周囲の照度を測定し、その値を制御部50に出力する。ステップ#102で制御部50は、光センサ46の出力信号の値と所定の基準照度を比較し、周囲の照度が基準以上であるかどうかを判定する。周囲の照度が基準以上であればステップ#106に進み、基準未満であればステップ#103に進む。
【0036】
ステップ#106に進んだ場合、その時点で照明部44が点灯中であれば照明部44は消灯され、ステップ#101に戻る。
【0037】
ステップ#103に進んだときは、人感センサ45が人の動きを探索し、制御部50に出力信号を出す。ステップ#104で制御部50は、人感センサ45の出力信号の値と所定のしきい値を比較する。使用者が扇風機1の操作を行おうとしている状況であれば、出力信号の値はしきい値を超えているので、制御部50は人の動きありと判定する。この場合はステップ#105に進む。制御部50が人の動きなしと判定したときはステップ#106に進む。
【0038】
ステップ#105に進んだときは、制御部50は照明部44を点灯させる。これにより使用者は、暗闇の中でも扇風機1を操作することができる。照明部44の光源はLEDであるため、寝起きの目にも眩しくない。
【0039】
照明部44が点灯するとき、扇風機1のファン7が回転しているか否かで照明部44の発光色を変えてもよい。例えば、ファン7が回転しているときは赤色に発光させて使用者に注意を促し、ファン7が停止中のときは緑色に発光させる、といった具合にする。
【0040】
ステップ#105の後、ステップ#101に戻る。操作を終えた使用者が再び寝付き、動きを止めれば、人感センサ45からの出力レベルが下がるので、ステップ#104の段階で人の動きなしと判定され、ステップ#106に進む。点灯していた照明部44はステップ#106で消灯する。
【0041】
照明部44は、暗い中で操作部41の位置を教えるだけでなく、ファン7の回転状態を表示するのにも用いることができる。それには、人感センサ45と光センサ46の出力信号の値にかかわらず、ファン7が回転している間は照明部44が点灯しているようにすればよい。ファン7の回転を強弱に切り替えられるようになっている場合は、強弱に合わせて照明部44の発光色が変わるようにしておくとよい。
【0042】
扇風機1の使い勝手を良くするもう一つの工夫を図11及び図12に示す。ここでは整流翼10の先端に正面形状が四角形となった枠10aが形成され、枠10aの正面には前ガード9の金属線に接触する弾き爪10bが形成されている。弾き爪10bは放射方向に延びるものであり、それが2個、互いに間隔を置いて枠10aに配置されている。
【0043】
整流翼10の角度が図2の「加速位置」から図3の「分散位置」へ、あるいはその逆へと変化する過程で、弾き爪10bが前ガード9の金属線を弾く。その時に生じる振動で前ガード9に付着した埃が落ちる。このため、前ガード9を清潔に保つことができる。
【0044】
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、扇風機に広く利用可能である。
【符号の説明】
【0046】
1 扇風機
7 ファン
8 後ガード
9 前ガード
10 整流翼
10a 根元部
11 リム
20 整流翼保持部
21 固定ハブ
22 可動ハブ
23 オーナメントディスク
24 リング(操作部)
29 つまみねじ
32 凹部
35 ピニオン
36 ラック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前ガードとファンの間に複数の整流翼を放射状に配置し、前記整流翼は放射方向に延びる軸線まわりに角度可変であるものとした扇風機において、
前記前ガード中心のリムの背面側に配置され、前記リムに固定される固定ハブと、
前記固定ハブに相対回転可能に組み合わせられ、前記リムの正面側に操作部を突き出した可動ハブを備え、
前記固定ハブには前記整流翼の根元部を受け入れる凹部が形成され、前記可動ハブが前記整流翼の根元部を前記凹部内に押しとどめることにより、前記整流翼の保持がなされるものであり、
前記可動ハブには、前記整流翼の根元部に形成されたピニオンにかみ合うラックが形成されているとともに、
前記リムに対する前記固定ハブの固定は、当該固定ハブを前記ファンの側から貫通するつまみねじによって行われることを特徴とする扇風機。
【請求項2】
前記固定ハブには、それを前記リムに仮固定するための仮固定爪が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の扇風機。
【請求項3】
前記固定ハブは前記リムの正面側に配置されたオーナメントディスクに前記つまみねじで連結され、当該オーナメントディスクと共に前記リムに固定されるものであり、
前記オーナメントディスクを囲む形で配置された回転可能なリングが前記可動ハブに連結されて前記操作部を構成することを特徴とする請求項1または2に記載の扇風機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−31750(P2012−31750A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−169994(P2010−169994)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】