説明

手動型洗浄・塗装方法及び手動型の洗浄・塗装機

【課題】洗浄・塗装又を一つのユニットで構成し、飛散事故を防止し、環境に悪影響を及ぼすことなく、品質の良い塗装を行う手動型洗浄・塗装方法及び手動型洗浄・塗装機を提供する。
【解決手段】車両の車軸の回転速度を検知するセンサ6と洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキーの情報に基づいて、CPU制御装置により判断される車両の最適速度の範囲を示すインジケータの最適速度範囲で手動により車両を運行させる洗浄水を飛散させることなく洗浄を行った後、塗料を飛散させることなく塗装を行うことを特徴とする手動型洗浄・塗装方法及びその装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手動型洗浄・塗装方法及び手動型の洗浄・塗装機に関し、とくに金属セッパン屋根、RC造屋上防水、マンション通路、道路面等及び塗装塗り替工事において、安全かつ、洗浄水や塗料が飛散しにくく、洗浄・塗装作業が軽減出来る手動型洗浄・塗装方法及び手動型の洗浄・塗装機を開発し、もって、安全に品質の良い塗装を環境に悪影響を及ぼすことなく、効率よく行う洗浄・塗装方法及びその装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、洗浄や塗装は作業員が洗浄機や塗装機を用いて、手作業で行う場合が多く、とくに屋根塗装において近隣が建て込んでいる場合や、工場内に車や機械設備がある場合には、刷毛・ローラーを用い塗料が飛散しないよう工事をしている。その作業の場合は屈んだ状態での作業を強いられる。また塗料の膜厚も手作業に頼るのでバラツキが多い。
【0003】
また、屋根を塗装する自走型装置は、金属折半屋根に特化した塗装機械が知られている(特許文献1参照)。
ここでは、軽量化を計る為、飛散防止装置(塗装ブース)が設置されていないため、走行速度を速めた場合、塗料が飛散する可能性が極めて高く、飛散を避けるため、カバーを本体に設置しているが、空気の流動が少なければ少ないほどカバー全体に塗料が付着し各所より液ダレが生じる問題があり、さらに、機械本体の中央部分にガンを固定した状態でセットしてあるため、端々の塗装が不十分であり、未塗装部分は従来通り刷毛・ローラーに頼らなければならなかった。また、さらに、大型折半屋根に特化しているため汎用性に欠け、コストパフォーマンスは期待できず、山と山の間に機械を埋め込む方式だと屋根形状に応じて機械を製作るためコストが高くつくことや塗装ガンからミストが本体に付着しやすく、メンテナンスも大変である等の問題点が指摘されている。
【0004】
また、従来、洗浄ガンの先にパラボラアンテナのような飛散防止用具を取り付けた器具も市販されているが、これらの飛散防止具用具は洗浄時に被洗浄面に対しカバーを押さえ付けた状態でないと飛散は防止出来ない、しかしそうする事によりガンそのものを動かす事が出来なかったため、作業効率は極端に悪いばかりか、瓦・スレート・折半屋根等の屋根形状に対し凹凸のある被洗浄面に関しては非常に不向きであった。さらに、被洗浄面に向けて水を噴出する噴出器と、該噴出器の先端噴出部を包囲する飛散防止カバーとを備えた洗浄具であって、前記飛散防止カバーは格子状に編まれたネットと該ネットを拡開状態に保持する支持部材とからなるとともに、前記飛散防止カバーの周縁部の前面に、該周縁部の全周に亘って、変形自在で前記被洗浄面に当接して該被洗浄面との間隙を閉塞する閉塞体を設けたことを特徴とする洗浄具であって、前記飛散防止カバーのネットを構成する経糸および緯糸に、短繊維を植毛した洗浄具も知られている(特許文献2)。
しかし、凹凸と傾斜のある屋根の洗浄作業においては、十分に機能しないことがわかっている。
【特許文献1】特許第3567363号
【特許文献2】特開平07−328556号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現在の塗装作業では飛散事故を考慮すると刷毛、ローラーでの作業が一般的である。また塗料飛散は、VOC等の問題もあり多量に吸引すると人体に悪影響を及ぼす。屋根洗浄においても、スレート屋根の場合はアスベスト等も含まれており飛散すると重大な事故を招く恐れがある。本発明において提供する洗浄・塗装システムは、走行速度を検知し塗料飛散及び汚水飛散のない洗浄・塗装システムであり、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、洗浄中又は塗装中に走行速度による洗浄状態又は塗装状態を確認し、善し悪しを入力するキー、入力キーからの信号と車輪軸の回転速度を検知するセンサからの信号により、車両の最適速度の範囲をきめるCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した、手押しにより駆動する車輪を有する車両と車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する可動式の洗浄・塗装機及び洗浄水輸送ホースと塗料輸送ホースに洗浄水・塗料圧送装置を用いる塗装システムを開発した。本発明による塗装システムでは、洗浄・塗装はひとつのユニット(洗浄・塗装機)で行い、もうひとつのユニット(洗浄水・塗料圧送装置)とを洗浄水・塗料輸送ホースで繋いでいる。
本発明は、洗浄・塗装を一つのユニットで構成し、環境に悪影響を及ぼすことなく、品質の良い塗装を行う手動型洗浄・塗装方法及び手動型洗浄・塗装機を提供する。

【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、マンションの廊下や屋上の塗装や、屋根において洗浄及び塗装塗り替工事において安全かつ、洗浄水や塗料が飛散しにくい手動型洗浄・塗装方法及び手動型洗浄・塗装機を鋭意研究し、本発明を完成させるに至った。 すなわち、本発明は、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、洗浄中又は塗装中に人手により、洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキー、入力キーからの信号と車輪軸の回転速度を検知するセンサからの信号により車両の最適速度の範囲をきめるCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両、車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機及び洗浄水輸送ホースと塗料輸送ホースに洗浄水・塗料を送る洗浄水・塗料圧送装置を用いて洗浄・塗装を行う方法であって、車両の車軸の回転速度を検知するセンサと洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキーの情報に基づいて、CPU制御装置により判断される車両の最適速度の範囲を示すインジケータの最適速度範囲で手動により車両を運行させる洗浄水を飛散させることなく洗浄を行った後、塗料を飛散させることなく塗装を行うことを特徴とする手動型洗浄・塗装方法である。
また、本発明は、洗浄面の状態を検知するセンサ、塗装面の状態を検知するセンサ、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、電源、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータ、及び各センサの情報に基づいて、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータを制御するCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両及び、車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機及び洗浄水輸送ホースと塗料輸送ホースに洗浄水・塗料を送る洗浄水・塗料圧送装置を用いて洗浄・塗装を行う方法であって、洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサと車両の車軸の回転速度を検知するセンサの総合情報に基づいて、CPU制御装置により判断される車両の最適速度の範囲を示すインジケータの最適速度範囲で手動により車両を運行させる洗浄水を飛散させることなく洗浄を行った後、塗料を飛散させることなく塗装を行うことを特徴とする手動型洗浄・塗装方法である。
【0007】
さらに、本発明は、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を手動により調節する装置、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、洗浄中又は塗装中に人手により、洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキー、入力キーからの信号と車輪軸の回転速度を検知するセンサからの信号により車両の最適速度の範囲をきめるCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両、車両を停止させるブレーキ装置、及び車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機である。
また本発明は、洗浄面の状態を検知するセンサ、塗装面の状態を検知するセンサ、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、電源、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータ付き調節装置、及び各センサの情報に基づいて、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータを制御するCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両、車両を停止させるブレーキ装置、及び車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機である。
本発明の洗浄・塗装機においては、フードの内側に、洗浄水輸送ホースの一部に分岐パイプを設けて洗浄水を導き、間歇的にフードの内側を洗浄し、フードを透明に保つことができる。
また、本発明の洗浄・塗装機においては、裾部を柔軟な樹脂又はゴムで構成し、裾部に、ブラシや植毛を設置したフードを用いることができる。

【発明の効果】
【0008】
本発明の手動型洗浄・塗装方法及び手動型洗浄・塗装機は、洗浄水や塗料を飛散させることなく洗浄や塗装を行うことができ、塗料タンクや洗浄水タンク及び洗浄水・塗料圧送装置など重い装置を搭載しないため、軽量化でき、各種センサとCPU制御装置の働きにより、屋根や屋上の全面をほぼ均一に洗浄又は塗装することが出来、ローラやハケで塗装した場合とは比較にならないほど仕上りが美しい塗装面を得ることが出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明では、手押しのユニットを作成し洗浄ガン・塗装ガン2本を設置できるよう工夫した。特に塗装の場合はガンからの塗料の塗出量により走行速度を調整しないとムラを生じさせないようにするため、走行速度をコントロールし、走行速度をコントロールするには車両の回転軸から回転速度をCPUユニットにて判断させ、車両の最適速度の範囲を示すインジケータにより最適速度を保つよう設計した。また塗装・洗浄ガンはユニット内(横でも可能)で透明フードに覆われており、排気ファンが設置されているため飛散しない。塗装・洗浄ガンは振り子運動を応用して塗り面・洗浄面に対し垂直に設置され可動式であるため、隅々まで洗浄・塗装出来ることもできるよう工夫した。
本発明の手動型洗浄・塗装機の概要を図1に示す。また、手動型洗浄・塗装機の内部図を図2に示す。手動型洗浄・塗装機は、以下の主なる各部品又は装置からなる。
取手1、所望により設けることができる洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2、洗浄ガン又は塗装ガン3、洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4、透明フード5、所望により設けることが出来る透明フード裾部の植毛5−1、代表的には、エンコーダ6−1である車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6、車両の車輪7、車軸7−1、タイミングプーリ7−2、ブレーキ装置(図示せず)、所望により設けることができるフード内の換気をするファン装置のファンモータ8、所望により設けることができる排気ファン9、所望により設けることができるフィルター10、インジケーター11、高圧圧送装置12である。
本発明で用いることが出来る洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサとしては、被検知面の光学特性(凹凸による乱反射、鏡面による正反射、色識別等)が検知できるものであればどのようなものでも良い。また、デジタルカメラは好ましいセンサの一つである。
このとき、デジタルカメラは、静止画像も連続撮影画像も記録でき、場合に応じて、画像送信をすることができる。
本発明においては、洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、その善し悪しを作業者が行うか、若しくはCPU制御装置に行わせることができる。
作業者は、洗浄の場合には、表面の汚れやゴミが十分に洗い落とされているかどうかを目視により判断し、塗装の場合には、塗布表面の塗料の垂れ(塗布量が多い場合)がないかどうか、塗布表面の塗り残し部分が発生していないかどうかを目視により判断し、善し悪しを入力するキーにより、CPU制御装置に入力する。
洗浄面の状態を検知するセンサ、塗装面の状態を検知するセンサの情報に基づいて、CPU制御装置に判断させる場合は、例えば、予め適正な塗布の塗装面、塗料の垂れが発生している塗装面、塗布表面の塗り残し部分が発生している塗装面等を記憶させておき、現状の塗装面とそれらの塗装面との比較により、判断させることができる。さらに、塗料の種類や塗装時期等の予備的データを記憶させておくと、より詳しい判断をさせることができる。
【0010】
本発明において、洗浄ガン及び塗装ガンは、市販のものならどのようなものであっても良い。洗浄ガン及び塗装ガンは、複数個付けることも出来る。
洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2は、透明フードの外側に取り付けられ、透明フード内の洗浄面又は塗装面を正確に検知することができる。
本発明の車両は、取手1を手動により押すこと又は引くことにより、車輪を回転させることにより動かすことが出来る。図示していないが、車輪はブレーキにより、制動することができる。

【0011】
洗浄ガン又は塗装ガン3は、兼用であっても専用であっても良い。また、洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4も兼用であっても専用であっても良い。切り替えの煩雑さを考えれば、それぞれ専用であることが望ましい。
洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4から高圧で送られてくる洗浄水又は塗料は、瓦(スレート)13の表面に向けて放出される。このとき、車両の洗浄は洗浄の状態を検知するセンサ2の情報に基づいて洗浄行う。
また、塗料の塗装についても、塗装面の状態を検知するセンサ2の情報に基づいて塗装行う。
CPUによる塗装ガンの制御は、一定の範囲で決めておいても良いが、センサ2により得られる情報に基づいても良い。
本件発明においては、必要に応じて、洗浄又は塗装は、図4に示すように、首振り機構3−1を設けて、洗浄ガン又は塗装ガンの位置及び角度を調節するモータにより、塗装ガンの位置及び角度を調節することにより、水又は塗料を角度を変えて、透明フードの先端部まで洗浄又は塗装を行うこともでき、屋上の壁際など洗浄又は塗装に際して、手動スイッチにより、洗浄ガン又は塗装ガンの位置及び角度を調節してもよい。また、洗浄ガン又は塗装ガンの位置及び角度の調節は手動によっても行うことができる。

【0012】
車両の車軸の回転速度を検出するセンサの一例を図3に示す。車輪7の車軸7−1にタイミングプーリ7−2を設け、タイミングベルトにより、この回転をエンコーダ6−1に伝えて、エンコーダの信号をCPUに送り込むことにより、CPUは車両の速度を認識することが出来る。車両の速度が速すぎると、洗浄又は塗装が不十分になるため、CPUは、洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2は、その状況を信号に変えてCPUに送る。CPUは、車両の速度が速すぎると判断し、インジケータ11の「早すぎるランプ」を点滅させる。また、車両の速度が遅すぎると、CPUは、洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2からの信号が、所定の値に達した時間を越えたところから、無駄な時間であると判断し、インジケータ11の「遅すぎるランプ」を点滅させる。また、「早すぎるランプ」を点滅させる時と「遅すぎるランプ」を点滅させる時の中間に、「最適速度ランプ」をつけておくことができる。
このように、CPUは、洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2からの信号と車両の速度を勘案して最適速度を算出する。
また、予め塗料等の特性や過去の塗装条件を入力しておくことにより、CPUに車両の最適速度の範囲を登録しておくことも出来る。また、CPUは塗装ガンの性能情報と塗料特性等の経験則から予め塗装に必要な車両の速度範囲を入力しておくか、若しくは作業者が目視により塗装状態を確認し、その善し悪しを入力するキー(図示せず)を用いて入力する入力キーからの信号とエンコーダ6−1による車両の速度の情報に基づいて、塗装における車両の最適速度の範囲を決ることができる。
さらに、CPUは、作業者の年齢等に応じて、歩く速さの上限を決めておき、洗浄ガン又は塗装ガン3の吐出量を一定量以上に上げておくこともできる。
作業者は、「最適速度ランプ」がついている速度で、取手1を持って歩くことにより車両を動かし、「早すぎるランプ」が点滅すると歩く速度を下げ、「遅すぎるランプ」が点滅すると歩く速度を上げる。
【0013】
車両の洗浄ガン、塗装ガンを覆う透明のフード5は、柔軟な樹脂又はゴムからなり、フードの外面に洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2を取り付ける。このセンサ2は、洗浄ガン、塗装ガンで洗浄若しくは塗装がうまく行われたかどうかを確認し、このセンサ2の情報に基づいて、洗浄若しくは塗装がCPU制御装置により、制御されることになる。
また、透明のフードの裾部は、図1に示すように、ブラシや植毛5−1を設置することができる。密に植毛することにより、フードをより屋根の表面により密着させることが出来、洗浄時には、洗浄水を飛散させないで洗浄することができる。塗装時には、透明のフードの裾部の植毛が、直接、非塗装面と接触しないように、透明のフードの裾部を上げておくこともできる。
さらに、透明のフードの裾部に、エアホースを配置し、下方向(瓦、スレート、地面方向)に風を送る穴を設けて、洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を外気と遮断することもできる。その結果、洗浄水や塗料を飛散させないで、洗浄や塗装を行うことが出来る。
また、透明のフード5の一部に図2に示すように、フィルター10を取り付け、車両に取り付けられた排気ファン9の吸引により、透明フード5内に残存する塗料の微粒子をフィルター10で吸着させることが出来、塗料の微粒子を外気に逃すのを防止することが出来る。排気ファンを駆動するための電源は、車両に搭載しても、外部より送電しても良い。
さらに、透明フード5の内側に、洗浄水輸送ホースの一部に分岐パイプを設けて洗浄水を導き、間歇的にフードの内側を洗浄し、フードを透明に保つことができる(図示せず)。
また、透明フード5の内側面に、光触媒を塗布することにより、汚れを分解することも可能である。
本発明の手動型洗浄・塗装機は、手動により、車輪7を駆動することにより、動かすことが出来る。また、本発明の手動型洗浄・塗装機は、塗料タンクや洗浄水タンク及び洗浄水・塗料圧送装置など重い装置を搭載しないため、軽量化できる。
さらに、本発明の手動型洗浄・塗装機は、平坦な面は言うまでもなく、傾斜のついた屋根の上でも動かせることができる。安全に屋根の上を走行するために、安全ロープ等で、予め可動範囲を決め、屋根から落下しないようにすることもできる。実施例では、平坦な屋根において用いる例を示すが、平坦なマンション等の廊下や屋上でも同様に作動させることができる。
次に本発明の実施例を示すが、本発明はこの実施例に拘束されるものではない。
【実施例1】
【0014】
本発明の手動型洗浄・塗装機の一例を図1に示す。
屋根13の上に設置した本発明の手動型洗浄・塗装機の概観を図1に示す。
洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4の先端部は、地上にある高圧圧送装置12と繋がっている。
本発明の手動型洗浄・塗装機の主な部位は、取手1、洗浄ガン又は塗装ガン3、洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4、透明フード5、所望により5−1透明フード裾部の植毛、エンコーダ6−1である車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6、車両の車輪7、車軸7−1、タイミングプーリ7−2、所望により設置されるファンモータ(換気用)8、所望により設置される排気ファン9、所望により設置されるフィルター10、インジケーター11、ランプ型インジケーター11−1である。
所望により洗浄ガン又は塗装ガンの首振り3−1を用いることにより壁際等の塗装を効果的に行うことが出来る。
本発明の手動型洗浄・塗装機の動作を説明する。
本発明の手動型洗浄・塗装機を用いて、平坦な屋根の洗浄を行う場合について説明する。
作業者は、平坦な屋根の端部に手動型洗浄・塗装機を置いて、もう一方の端部に向に向かって歩く。地上にある高圧圧送装置12から高圧の水がホース4を通して、CPUのコントロール下に、洗浄ガン3から放水される。
その間、車両に搭載されたCPUは、洗浄ガンの性能情報と経験則から予め洗浄に必要な車両の速度範囲を入力しておくか、及び若しくは、作業者が目視により洗浄状態を確認し、その善し悪しを入力するキー(図示せず)を用いて入力する入力キーからの信号とエンコーダ6−1による車両の速度の情報に基づいて、洗浄における車両の最適速度の範囲を決める。CPUは、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6の信号より車両の速度を計算し、前記の最適範囲にあるかどうか判断する。CPUは、車両の速度が前記の最適範囲にあると判断した場合には、インジケータ11の「最適速度ランプ」をつける。場合によっては、ランプ型インジケーター11−1を取り付けてどこからでも見やすいようにすることができる。
作業者はその速度が最適であることがわかり、その速度を維持して歩き続ける。
また、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、遅いと判断した場合には、インジケータ11の「遅すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が遅すぎることがわかり、「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を上げる。
さらに、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、早いと判断した場合には、インジケータ11の「早すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が早すぎることがわかり、インジケータ11の「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を下げる。作業者は、平坦な屋根の一方の端からもう一方の端まで歩くことにより、洗浄ガンを覆う透明フードの幅で、洗浄が行われることになる。これを繰り返すことにより、水を必要以上に飛散させることなく、ほぼ均一に平坦な屋根全体を洗浄することが出来る。場合によっては、屋根の端に近づいたときに、作業者がボタン(図示せず)を押して、手動で図4に示したように、洗浄ガンの首を進行方向に約30°程度振が洗浄水を発射しながら、車両を動かすことが出来る。このようにすることにより、屋根の端部まで洗浄水を十分に届かせることが出来る。
【実施例2】
【0015】
本発明の手動型洗浄・塗装機を用いて、平坦な屋根の塗装を行う場合について説明する。
作業者は、平坦な屋根の端部に手動型洗浄・塗装機を置いて、もう一方の端部に向に向かって歩く。地上にある高圧圧送装置12から高圧の塗料がホース4を通して、CPUのコントロール下に、塗装ガン3から放水される。
その間、車両に搭載されたCPUは、塗装ガンの性能情報と経験則から予め塗装に必要な車両の速度範囲を入力しておくか、及び若しくは、作業者が目視により塗装状態を確認し、その善し悪しを入力するキー(図示せず)を用いて入力する入力キーからの信号とエンコーダ6−1による車両の速度の情報に基づいて、塗装における車両の最適速度の範囲を決める。CPUは、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6の信号より車両の速度を計算し、前記の最適範囲にあるかどうか判断する。CPUは、車両の速度が前記の最適範囲にあると判断した場合には、インジケータ11の「最適速度ランプ」をつける。場合によっては、ランプ型インジケーター11−1を取り付けて作業者がどこからでも見やすいようにすることができる。
作業者はその速度が最適であることがわかり、その速度を維持して歩き続ける。
また、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、遅いと判断した場合には、インジケータ11の「遅すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が遅すぎることがわかり、「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を上げる。
さらに、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、早いと判断した場合には、インジケータ11の「早すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が早すぎることがわかり、インジケータ11の「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を下げる。作業者は、平坦な屋根の一方の端からもう一方の端まで歩くことにより、塗装ガンを覆う透明フードの幅で、洗浄が行われることになる。これを繰り返すことにより、塗料を必要以上に飛散させることなく、ほぼ均一に平坦な屋根全体を塗装することが出来る。場合によっては、屋根の端に近づいたときに、作業者がボタン(図示せず)を押して、手動で図4に示したように、塗装ガンの首を進行方向に約30°程度振が塗料を発射しながら、車両を動かすことが出来る。このようにすることにより、屋根の端部まで塗料を十分に届かせることが出来る。

【実施例3】
【0016】
本発明の手動型洗浄・塗装機の一例を図1〜図4に示す。
屋根13の上に設置した本発明の手動型洗浄・塗装機の概観を図1に示す。
洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4の先端部は、地上にある高圧圧送装置12と繋がっている。
本発明の手動型洗浄・塗装機の主な部位は、取手1、洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ2、洗浄ガン又は塗装ガン3、洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース4、透明フード5、所望により5−1透明フード裾部の植毛、代表的には、エンコーダ6−1である車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6、車両の車輪7、車軸7−1、タイミングプーリ7−2、ファンモータ(換気用)8、排気ファン9、フィルター10、インジケーター11である。
所望により洗浄ガン又は塗装ガンの首振り3−1を用いることにより壁際等の塗装を効果的に行うことが出来る。
図2〜図4にしたがって、本発明の手動型洗浄・塗装機の動作を説明する。
【実施例4】
【0017】
本発明の手動型洗浄・塗装機を用いて、平坦な屋根の洗浄を行う場合について説明する。
作業者は、平坦な屋根の端部に手動型洗浄・塗装機を置いて、もう一方の端部に向に向かって歩く。地上にある高圧圧送装置12から高圧の水がホース4を通して、CPUのコントロール下に、洗浄ガン3から放水される。
その間、車両に搭載されたCPUは、洗浄ガンの性能情報と経験則から予め洗浄に必要な車両の速度範囲を入力しておくか、及び若しくは、センサ2から送られてくる情報に基づいて、洗浄における車両の最適速度の範囲を決める。CPUは、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6の信号より車両の速度を計算し、前記の最適範囲にあるかどうか判断する。CPUは、車両の速度が前記の最適範囲にあると判断した場合には、インジケータ11の「最適速度ランプ」をつける。作業者はその速度が最適であることがわかり、その速度を維持して歩き続ける。
また、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、遅いと判断した場合には、インジケータ11の「遅すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が遅すぎることがわかり、「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を上げる。
さらに、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、早いと判断した場合には、インジケータ11の「早すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が早すぎることがわかり、インジケータ11の「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を下げる。作業者は、平坦な屋根の一方の端からもう一方の端まで歩くことにより、洗浄ガンを覆う透明フードの幅で、洗浄が行われることになる。これを繰り返すことにより、水を必要以上に飛散させることなく、ほぼ均一に平坦な屋根全体を洗浄することが出来る。場合によっては、屋根の端に近づいたときに、作業者がボタン(図示せず)を押して、手動で若しくはモータ等の動力で、図4に示したように、洗浄ガンの首を進行方向に約30°程度振が洗浄水を発射しながら、車両を動かすことが出来る。このようにすることにより、屋根の端部まで洗浄水を十分に届かせることが出来る。
【実施例5】
【0018】
本発明の手動型洗浄・塗装機を用いて、平坦な屋根の塗装を行う場合について説明する。
作業者は、平坦な屋根の端部に手動型洗浄・塗装機を置いて、もう一方の端部に向に向かって歩く。地上にある高圧圧送装置12から高圧の塗料がホース4を通して、CPUのコントロール下に、塗装ガン3から放水される。
その間、車両に搭載されたCPUは、塗装ガンの性能情報と、塗料の特性等の経験則から予め塗装に必要な車両の速度範囲を入力しておくか、及び若しくは、センサ2から送られてくる情報に基づいて、塗装における車両の最適速度の範囲を決める。CPUは、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ6の信号より車両の速度を計算し、前記の最適範囲にあるかどうか判断する。CPUは、車両の速度が前記の最適範囲にあると判断した場合には、インジケータ11の「最適速度ランプ」をつける。作業者はその速度が最適であることがわかり、その速度を維持して歩き続ける。
また、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、遅いと判断した場合には、インジケータ11の「遅すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が遅すぎることがわかり、「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を上げる。
さらに、CPUが、車両の速度が最適範囲をはずれて、早いと判断した場合には、インジケータ11の「早すぎるランプ」を点滅させる。作業者はその速度が早すぎることがわかり、インジケータ11の「最適速度ランプ」が灯る迄、歩く速度を下げる。作業者は、平坦な屋根の一方の端からもう一方の端まで歩くことにより、洗浄ガンを覆う透明フードの幅で、塗装が行われることになる。
塗装している最中は、透明フード内は塗料が飛散しているため、排気ファン9を駆動して透明フード内の飛散した塗料を吸引して、フィルター10を通して、飛散した塗料を回収する。
これを繰り返すことにより、塗料を必要以上に飛散させることなく、ほぼ均一に平坦な屋根全体を洗浄することが出来る。場合によっては、屋根の端に近づいたときに、作業者がボタン(図示せず)を押して、手動で若しくはモータ等の動力で、図4に示したように、塗装ガンの首を進行方向に約30°程度振が塗料を発射しながら、車両を動かすことが出来る。このようにすることにより、屋根の端部まで塗料を十分に届かせることが出来る。

【産業上の利用可能性】
【0019】
本発明は、軽量化でき、各種センサとCPU制御装置の働きにより、屋根や屋上の全面をほぼ均一に洗浄又は塗装することが出来、ローラやハケで塗装した場合とは比較にならないほど仕上りが美しい塗装面を得ることが出来る新しいタイプの手動型洗浄・塗装機を提供することができ、しかも、必要以上に水や塗料を飛散させない環境に優しいので、産業上極めて利用可能性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の手動型洗浄・塗装機の概観図。
【図2】本発明の手動型洗浄・塗装機の内部図。
【図3】本発明の車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサの一例。
【図4】本発明の手動型洗浄・塗装機の洗浄ガン又は塗装ガンの首振り機構の一例。
【符号の説明】
【0021】
1 取手
2 洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサ
3 洗浄ガン又は塗装ガン
3−1 首振り機構
4 洗浄水輸送ホース又は塗料輸送ホース
5 透明フード
5−1 透明フード裾部の植毛
6 車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ
6−1 エンコーダ
7 車両の車輪
7−1 車軸
7−2 タイミングプーリ
8 ファンモータ(換気用)
9 排気ファン
10 フィルター
11 インジケーター
11−1 ランプ型インジケーター
12 高圧圧送装置
13 屋根(かわら・スレート)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、洗浄中又は塗装中に人手により、洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキー、入力キーからの信号と車輪軸の回転速度を検知するセンサからの信号により車両の最適速度の範囲をきめるCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両、車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機及び洗浄水輸送ホースと塗料輸送ホースに洗浄水・塗料を送る洗浄水・塗料圧送装置を用いて洗浄・塗装を行う方法であって、車両の車軸の回転速度を検知するセンサと洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキーの情報に基づいて、CPU制御装置により判断される車両の最適速度の範囲を示すインジケータの最適速度範囲で手動により車両を運行させる洗浄水を飛散させることなく洗浄を行った後、塗料を飛散させることなく塗装を行うことを特徴とする手動型洗浄・塗装方法。

【請求項2】
洗浄面の状態を検知するセンサ、塗装面の状態を検知するセンサ、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、電源、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータ、及び各センサの情報に基づいて、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータを制御するCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両及び、車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機及び洗浄水輸送ホースと塗料輸送ホースに洗浄水・塗料を送る洗浄水・塗料圧送装置を用いて洗浄・塗装を行う方法であって、洗浄面の状態を検知するセンサ又は塗装面の状態を検知するセンサと車両の車軸の回転速度を検知するセンサの総合情報に基づいて、CPU制御装置により判断される車両の最適速度の範囲を示すインジケータの最適速度範囲で手動により車両を運行させる洗浄水を飛散させることなく洗浄を行った後、塗料を飛散させることなく塗装を行うことを特徴とする手動型洗浄・塗装方法。

【請求項3】
車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を手動により調節する装置、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、洗浄中又は塗装中に人手により、洗浄状態又は塗装状態を目視により確認し、善し悪しを入力するキー、入力キーからの信号と車輪軸の回転速度を検知するセンサからの信号により車両の最適速度の範囲をきめるCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両、車両を停止させるブレーキ装置、及び車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフードを有する手動型の洗浄・塗装機。
【請求項4】
洗浄面の状態を検知するセンサ、塗装面の状態を検知するセンサ、車両の車輪軸の回転速度を検知するセンサ、洗浄ガン及び塗装ガン、洗浄ガンに水を供給する洗浄水輸送ホース、塗装ガンに塗料を供給する塗料輸送ホース、電源、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータ付き調節装置、及び各センサの情報に基づいて、洗浄ガン、塗装ガンの位置及び角度を調節するモータを制御するCPU制御装置、車両の最適速度の範囲を示すインジケータを搭載した手動により駆動する車輪を有する車両、車両を停止させるブレーキ装置、車両に設置された洗浄ガン、塗装ガンの噴出空間を覆う透明のフード及びフード内の換気をするファン装置を有する手動型の洗浄・塗装機。
【請求項5】
フードの内側に、洗浄水輸送ホースの一部に分岐パイプを設けて洗浄水を導き、間歇的にフードの内側を洗浄し、フードを透明に保つ請求項3又は請求項4に記載した手動型の洗浄・塗装機。
【請求項6】
裾部を柔軟な樹脂又はゴムで構成し、裾部に、ブラシや植毛を設置したフードを用いる請求項5に記載した手動型の洗浄・塗装機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−136715(P2009−136715A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−312936(P2007−312936)
【出願日】平成19年12月4日(2007.12.4)
【出願人】(507320498)
【Fターム(参考)】