説明

投入装置および衝撃緩衝収納装置

【課題】螺旋部分を有する通路部50と供給部52とが衝突することを防止し、製作を容易化し、かつ、大型化を防止する。
【解決手段】投入装置34は、螺旋部分を有する通路部50と、供給部52と、通路回転部とを備える。通路部50は、固形物を滑り落とすための通路となる。供給部52は、通路部50に固形物を供給する。通路回転部は、通路部50を螺旋部分の中心軸の周りで回転させる。投入装置34は、通路支持部と、ロープと、ロープ巻取部とをさらに備える。通路支持部は、通路部50が螺旋部分の中心軸の周りで回転できるよう通路部50を支持する。ロープ巻取部がロープを巻き取る速度は、供給部52が通路部50に接触することなく通路部50が上昇するような、通路部50の回転速度に応じた速度である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は螺旋部分を有する通路部とその螺旋部分を有する通路部に固形物を供給する供給部とを備える投入装置およびその投入装置を備える衝撃緩衝収納装置に関し、さらに詳しくは、螺旋部分を有する通路部と供給部とが衝突することを防止でき、構造が簡易で、小型化が可能となる投入装置およびその投入装置を備える衝撃緩衝収納装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は固形物の投入装置を開示する。この投入装置は、固形物を重力落下により容器内に投入する装置である。この投入装置は、中心軸と、中心軸の外周面から突出した羽根と、案内部材と、側壁とを備える。羽根は、中心軸の外周面に軸心回りに旋回する。案内部材は、羽根の下端が容器の底部近傍に位置するように垂直に固定される。側壁は、羽根の全外周の縁に、羽根の上面側に突出するように設けられる。
【0003】
特許文献1に開示された投入装置によると、容器内に偏りなく固形物を投入することができる。特許文献1に開示された投入装置によると、固形物の表面の損傷、割れ、欠けなどによりその固形物の品質を低下させることを防止できる。特許文献1に開示された投入装置によると、構造を簡単なものとし、保守、点検などを容易にできる。
【0004】
特許文献2は錠剤などの投入装置を開示する。この投入装置は、螺旋状シュートと、昇降機構と、投入部と、電気部とを備える。螺旋状シュートは、錠剤の案内通路を有する。この案内通路は、上下方向へ一定のピッチで螺旋状に巻きめぐらされて25度ないし45度の範圏内で傾斜している。案内通路の外端には案内される錠剤の径よりも高い柵を備えている。昇降機構は、螺旋状シュートを一定方向へ回転させる。この時、昇降機構は、螺旋状シュートを一回転毎に一ピッチづつ下位置から上位置へ移動させる。投入部は、一定位置から案内通路へ錠剤を落下させる。電気部は、昇降機構と投入部の作動を逐次制御する。
【0005】
特許文献2に開示された投入装置によると、錠剤などのスムーズな投入を行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平9−118411号公報
【特許文献2】特開昭61−127420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示された投入装置では、容器内に固形物が溜まると羽根がその固形物に埋もれてしまうという問題点があった。これでは固形物に埋もれた羽根を自動で容器から抜き取ることが困難になってしまう。または人手により埋もれた羽根を容器から抜き取る際に固形物を破損してしまう恐れがある。
【0008】
特許文献2に開示された投入装置では、容器内に錠剤が溜まる前に螺旋状シュートを上昇させることができるので、螺旋状シュートが錠剤に埋もれてしまうという問題点は回避できる。しかし、特許文献2に開示された投入装置では、製作が困難であるという問題点と、大型化しやすいという問題点とがある。特許文献2には、柵の外周にラックを形成し、歯車によってこのラックに力を伝えて螺旋状シュートを昇降させるという実施例と、ネジ棒に噛み合っているネジ付き歯車を回転させることでそのネジ付き歯車と共に螺旋状シュートを昇降させるという実施例とが開示されている。前者の実施例において、柵の外周にラックを形成することは困難である。後者の実施例において、曲げ応力に耐えられるだけの太さのネジ棒はかなり太いものとなる。これが大型化の原因となる。
【0009】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、螺旋部分を有する通路部とその螺旋部分を有する通路部に錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、粉体原料などの固形物(以下、「固形物」と示す)を供給する供給部とを備える投入装置およびその投入装置を備える衝撃緩衝収納装置であって、螺旋部分を有する通路部と供給部とが衝突することを防止でき、製作を容易化でき、かつ、大型化を防止できるものを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
図面を参照して本発明の投入装置を説明する。
【0011】
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、投入装置は、螺旋部分を有する通路部と、供給部と、通路回転部とを備える。通路部は、固形物を滑り落とすための通路となる。供給部は、通路部に固形物を供給する。通路回転部は、通路部を螺旋部分の中心軸の周りで回転させる。投入装置は、通路支持部と、通路支持部に接続されるロープと、ロープ巻取部とをさらに備える。通路支持部は、通路部が螺旋部分の中心軸の周りで回転できるよう通路部を支持する。ロープ巻取部はロープを巻取る。
【0012】
通路回転部が通路部を螺旋部分の中心軸の周りで回転させている間に、ロープにより、通路部を吊上げる。通路部の外周にラックを形成して歯車でこのラックに力を伝えて通路部を上昇させる機構より、ロープによって吊上げる機構の方が、製作は容易である。ネジ棒とこれに噛み合っているネジ付き歯車とを用いて通路部を上昇させる代わりに、ロープによって通路部を吊上げるので、ネジ棒の曲げ応力を考慮する必要はない。ロープは、曲げられることを前提とする物なので、通路部を吊上げることで生じる程度の曲げ応力を特に考慮する必要はない。そのような考慮の必要がないので、曲げ応力を考慮してロープを太くする必要はない。曲げ応力を考慮してロープを太くする必要がないので、大型化を防止できる。
【0013】
なお、上述したロープ巻取部がロープを巻き取る速度は、供給部が通路部に接触することなく通路部が上昇するような、通路部の回転速度に応じた速度である。
【0014】
また、上述した通路支持部が、通路部が固定される通路固定部と、通路固定部の外周に取付けられる軸受部と、軸受部の外周から張出す張出部材と、張出部材に設けられる錘とを有していることが望ましい。この場合、ロープが、軸受部と錘との間の位置で張出部材に接続される。
【0015】
軸受部が通路固定部の外周に取付けられる。張出部材が軸受部の外周から張出す。軸受部と錘との間の位置でロープが張出部材に接続される。これにより、ロープの接続位置を通路部の真上にする必要がなくなる。ロープの接続位置を通路部の真上にする必要がないので、ロープ巻取部などを通路部の真上に配置する必要がなくなる。ロープ巻取部などを通路部の真上に配置する必要がなくなるので、ロープ巻取部などを配置するための構造体のうち、ロープ巻取部などを通路部の真上に配置するための部分が不要となる。その部分が不要となるので、大型化を防止できる。
【0016】
しかも、通路支持部は錘を有している。錘を有しているので、ロープが通路支持部ごと通路部を吊上げるとき、通路固定部などが受ける曲げモーメントを、錘がないときよりも緩和できる。
【0017】
また、上述した通路回転部は、両軸モータと、モータ側歯車と、通路部側歯車とを有していることが望ましい。モータ側歯車は、両軸モータの回転子の一端に取付けられる。通路部側歯車は、モータ側歯車の回転を通路部へ伝達する。この場合、ロープ巻取部は、両軸モータの回転子の他端に接続される。ロープ巻取部は、両軸モータの回転子の他端に取付けられるモータ接続滑車を有している。モータ接続滑車には、両軸モータの回転子の回転に伴ってロープが巻き付けられる。通路部が1回転する間の通路部の上昇距離が通路部の螺旋部分のピッチと一致している。
【0018】
モータ側歯車のピッチ円直径とモータ接続滑車のピッチ円直径との比を適切に設定することで、通路部が1回転する間の通路部の上昇距離が通路部の螺旋部分のピッチに一致する。通路部が1回転する間の通路部の上昇距離が通路部の螺旋部分のピッチに一致すると、螺旋部分を有する通路部と供給部とが衝突することを防止できる。両軸モータの回転子の両端にモータ側歯車とモータ接続滑車とを取付けるという構造は、通路部の外周にラックを形成しているという構造に比べ、ずっと容易に製作できる。
【0019】
本発明の他の局面に従うと、衝撃緩衝収納装置は、投入装置を備える。投入装置が、螺旋部分を有する通路部と、供給部と、通路回転部とを備える。通路部は、固形物を滑り落とすための通路となる。供給部は、通路部に固形物を供給する。通路回転部は、通路部を螺旋部分の中心軸の周りで回転させる。投入装置は、通路支持部と、通路支持部に接続されるロープと、ロープ巻取部とをさらに備える。通路支持部は、通路部が螺旋部分の中心軸の周りで回転できるよう通路部を支持する。ロープ巻取部はロープを巻取る。
【発明の効果】
【0020】
本発明にかかる投入装置およびその投入装置を備える衝撃緩衝収納装置によれば、螺旋部分を有する通路部と供給部とが衝突することを防止でき、製作を容易化でき、かつ、大型化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる衝撃緩衝収納装置の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態にかかる投入装置の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態にかかる投入装置の側面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態にかかる通路吊上げ部の構成を示す図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態にかかる通路固定部の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態にかかるレベル検知部の垂直断面図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態にかかる案内部の構成を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態にかかる通路回転部の構成を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態にかかる投入装置の正面図である。
【図12】本発明の第2の実施形態にかかる通路吊上げ部の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
【0023】
<第1の実施の形態>
以下、固形物のひとつの例として錠剤をあげて、説明する。図1は、本実施形態にかかる衝撃緩衝収納装置20の正面図である。図1を参照しつつ、本実施形態にかかる衝撃緩衝収納装置20の構成を説明する。本実施形態にかかる衝撃緩衝収納装置20は、制御盤30と、缶循環装置32と、投入装置34とを含む。制御盤30は、缶循環装置32と投入装置34とを制御する。缶循環装置32は、その内部に収容された錠剤缶200を循環させる。投入装置34は、錠剤缶200に錠剤を投入する。
【0024】
缶循環装置32は、固定軸40と、中空回転軸42と、回転円板44と、フレーム46と、循環用モータ48とを備える。中空回転軸42の中を固定軸40が貫通する。回転円板44は、中空回転軸42の外周に固定される。回転円板44の上に錠剤缶200が載せられる。フレーム46は、固定軸40に固定される。フレーム46には循環用モータ48が設置される。循環用モータ48は、中空回転軸42ひいては回転円板44が固定軸40の周りを回るよう、歯車を介してそれらにトルクを与える。これにより、回転円板44の上に載せられた錠剤缶200は、缶循環装置32の中を循環することとなる。
【0025】
図2は、本実施形態にかかる投入装置34の正面図である。図3は、投入装置34の側面図である。ただし、図2は、投入装置34の筐体58の扉580が開かれており、かつ、その扉580の一部が切り欠かれた状況を示す。図3は、その筐体58の側壁の一つが取り除かれた状況を示す。図2と図3とを参照しつつ、投入装置34の構成を説明する。本実施形態にかかる投入装置34は、通路部50と、供給部52と、通路回転部54と、通路吊上げ部56と、筐体58と、架台60と、案内部62とを備える。通路部50は、螺旋部分を有する。本実施形態の場合、螺旋部分の傾斜は一定である。ただし、通路部50が回転したとき供給部52に干渉しない限り、螺旋部分の傾斜は一定でなくともよい。通路部50は通路吊上げ部56(厳密には通路吊上げ部56を構成する後述の通路管100)に固定されている。通路部50は上から下へ固形物(本実施形態の場合には錠剤)を滑り落とすための通路となる。供給部52は、通路部50に錠剤を供給するための管である。供給部52によって投入された錠剤は通路部50の上から下へ滑り落ちて錠剤缶200の中に入る。通路回転部54は、通路部50を上述した螺旋部分の中心軸の周りで回転させる。通路吊上げ部56は、供給部52が通路部50に接触しないよう、後述するワイヤロープ72により、通路部50の回転速度に応じた速度で通路部50を吊上げたり吊下ろしたりする。筐体58は、通路部50などを収容する。架台60には、後述する両軸モータ170などが載せられる。案内部62は、後述するレーザセンサケーブル130やエアチューブ132を通路吊上げ部56の中(厳密には通路吊上げ部56を構成するレベル検知部102の中)へ導く。
【0026】
ここで、通路回転部54が、通路部50を螺旋部分の中心軸の周りで回転させることについて、具体的に説明する。本実施形態の場合、通路吊上げ部56を構成する通路管100がその中心軸の周りで回転すると、通路管100と一体である通路部50も通路管100の中心軸の周りで回転することとなる。通路部50は螺旋部分を有している。本実施形態の場合、螺旋部分の中心軸と通路管100の中心軸とは一致している。これにより、通路管100がその中心軸の周りで回転すると、通路部50は螺旋部分の中心軸の周りで回転することとなる。
【0027】
図4は、本実施形態にかかる通路吊上げ部56の構成を示す図である。図4では、案内部62やこれを覆う筐体(上述した筐体58とは別のもの)は示していない。図5は、図4のA−A断面図である。図4と図5とを参照しつつ、本実施形態にかかる通路吊上げ部56について説明する。本実施形態にかかる通路吊上げ部56は、通路支持部70と、ワイヤロープ72と、ロープ巻取部74と、制限部76とを有する。通路支持部70は、通路部50が螺旋部分の中心軸の周りで回転できるよう通路部50を支持する。ワイヤロープ72は、通路支持部70に接続される。ワイヤロープ72によって、通路部50は通路支持部70ごと吊上げられる。ロープ巻取部74は、ワイヤロープ72を巻取る。制限部76は、通路部50の回転方向へ通路支持部70が移動することを制限する。本実施形態において、制限部76とは周知のリニアガイドのことである。ただし、制限部76の具体的な形態は周知のリニアガイドに限定されない。
【0028】
通路支持部70は、通路固定部80と、軸受部82と、張出部材84と、錘86とを有する。通路固定部80には、通路部50が固定される。軸受部82は通路固定部80の外周に取付けられる。軸受部82は後述するラジアル軸受820を内蔵している。後述する図7に示すように、通路固定部80の中空軸104はこのラジアル軸受820ごと軸受部82を貫通している。これにより、通路固定部80に固定される通路部50は、通路固定部80の回転軸の周りで回転できるよう、支持されることとなる。張出部材84は、軸受部82の外周から張出す。錘86は張出部材84に設けられる。ワイヤロープ72は、軸受部82と錘86との間の位置で張出部材84に接続される。錘86は張出部材84にモーメントを与える。張出部材84が受けるモーメントには、錘86から与えられるモーメントの他に、通路部50および通路固定部80などから受けるモーメントがある。前者のモーメントは、後者のモーメントとは逆向きのモーメントである。これにより、後者のモーメントは前者のモーメントによって打ち消される。後者のモーメントが前者のモーメントによって打ち消されるので、ワイヤロープ72が通路支持部70ごと通路部50を吊上げたとき、ワイヤロープ72は、通路支持部70や通路部50をあまり傾けずにそれらを吊上げることができる。そうすると、吊上げの際、通路支持部70が受ける曲げ応力を緩和できる。
【0029】
ロープ巻取部74は、モータ接続滑車90と、方向変更滑車92とを有する。モータ接続滑車90は後述する両軸モータ170の回転子の一端に取付けられている。ちなみにその回転子の他端に取付けられているのは後述するモータ側歯車172である。モータ接続滑車90はワイヤロープ72を巻き取る。方向変更滑車92は、ワイヤロープ72の経路を水平方向から垂直方向に変える。
【0030】
図6は、本実施形態にかかる通路固定部80の構成を示す図である。図6を参照しつつ、本実施形態にかかる通路固定部80の構成を説明する。通路固定部80は、通路管100と、レベル検知部102と、中空軸104とを有する。本実施形態の場合、通路管100は、通路部50と一体となっている。通路管100はレベル検知部102に接続される。レベル検知部102は、錠剤缶200の中の錠剤の高さを検知する。レベル検知部102に中空軸104が接続されている。中空軸104は、上述した軸受部82と、後述するリニア軸受176とを貫通する。
【0031】
図7は、レベル検知部102の垂直断面図である。図8は、図7のB−B断面図である。図7と図8とを参照しつつ、レベル検知部102の構造を説明する。本実施形態にかかるレベル検知部102は、ブラケット110と、ラジアル軸受112と、ヘルール114と、ステンレス板116と、アルミ筒118と、組立ボルト120と、セットカラー122と、レーザセンサ124と、センサブラケット126と、エアーパージ用継手128と、透明板130とを有する。
【0032】
ブラケット110は、中空軸104に取付けられる。これにより、ブラケット110は、中空軸104とともに回転することとなる。ブラケット110の外周には窪みが設けられている。ヘルール114は、ブラケット110のその窪みに嵌め込まれる。これにより、ヘルール114もまた、ブラケット110や中空軸104とともに回転することとなる。
【0033】
ステンレス板116は、セットカラー122によって、ステンレス管140(ステンレス管140については後述する)に固定される。ステンレス板116の外周には窪みが設けられている。アルミ筒118は、ステンレス板116のその窪みに嵌め込まれる。アルミ筒118は、組立ボルト120によって透明板130ごとステンレス板116に固定される。
【0034】
レーザセンサ124はセンサブラケット126によって透明板130に固定される。エアーパージ用継手128は、透明板130を貫通する。レーザセンサ124は周知のセンサである。レーザセンサ124が透明板130に固定されているため、レーザセンサ124は、錠剤缶200の底へレーザ光を照射することができる。エアーパージ用継手128は、通路部50の中に空気を送り込むための通路となる、周知の継手である。
【0035】
ブラケット110の中心には孔が開いている。その孔の中にはラジアル軸受112が設けられている。ラジアル軸受112の中をステンレス管140が貫通している。このため、ブラケット110が回転してもステンレス管140やセットカラー122やステンレス板116やアルミ筒118や透明板130は回転しない。レーザセンサ124やエアーパージ用継手128も、ステンレス管140などと同様回転しない。
【0036】
図9は、本実施形態にかかる案内部62の構成を示す図である。図9を参照しつつ、本実施形態にかかる案内部62について説明する。本実施形態にかかる案内部62は、ステンレス管140と、ロータリジョイント142と、セットカラー144と、案内チェーン146と、チェーンブラケット148,150とを備える。ステンレス管140の一端は、セットカラー122によって、レベル検知部102のステンレス板116に固定される。ステンレス管140は、中空軸104の中を貫通する。ロータリジョイント142は、外側部材160と内側部材162とラジアル軸受164とを有する。外側部材160にはセットカラー144によってステンレス管140の他端が固定される。内側部材162には中空軸104の一端が取付けられる(中空軸104の他端はブラケット110に取付けられる)。外側部材160と内側部材162とはラジアル軸受164によって相対運動が可能である。つまり、外側部材160は内側部材162の周りを回ることができる。案内チェーン146の一端はチェーンブラケット148によってロータリジョイント142の外側部材160に固定される。案内チェーン146の他端はチェーンブラケット150によって架台60に固定される。レーザセンサケーブル130とエアチューブ132とは、案内チェーン146の中を経て、ステンレス管140の中に入る。上述した図7には示していないが、レーザセンサケーブル130の先端はレーザセンサ124に接続される。レーザセンサケーブル130の他端は制御盤30に接続される。これにより、制御盤30からレーザセンサ124に電力を供給することができる。同じ理由で、レーザセンサ124から制御盤30に信号を送信することができる。また、図7には示していないが、エアチューブ132の先端はアルミ筒118の内部に達している。これにより、図示しないコンプレッサからアルミ筒118の内部へ高圧空気を送ることができる。この高圧空気は、エアーパージ用継手128を経て通路管100の中へ流出する。これにより、錠剤缶200の中から通路管100の中へ粉塵が侵入しても、その粉塵を通路管100の中から外へ排出できる。
【0037】
図10は、本実施形態にかかる通路回転部54の構成を示す図である。図10を参照しつつ、本実施形態にかかる通路回転部54について説明する。本実施形態にかかる通路回転部54は、両軸モータ170と、モータ側歯車172と、通路部側歯車174と、リニア軸受176とを有する。モータ側歯車172は、両軸モータ170の回転子の一端に取付けられる。通路部側歯車174は、リニア軸受176に取付けられる。モータ側歯車172と通路部側歯車174との間は、チェーンでつながっている。通路部側歯車174は、リニア軸受176、中空軸104、レベル検知部102、および、通路管100を介して、モータ側歯車172の回転を通路部50へ伝える。リニア軸受176は筐体58の天板に取付けられる。本実施例にかかるリニア軸受176は、中空軸104を直線運動可能に保持するとともに通路部側歯車174が受けたトルクを中空軸104へ伝えて回転運動させる、周知の軸受である。
【0038】
以上の構造に基づく、本実施形態にかかる投入装置34の動作について説明する。両軸モータ170が制御盤30の制御によって起動され、モータ側歯車172とモータ接続滑車90とが同調して回転し始めると、通路部側歯車174も回転を始める。この回転トルクは通路固定部80を介して通路部50に伝達される。このため、通路部50は回転し始めることとなる。一方、モータ側歯車172と同調してモータ接続滑車90が回転するので、そこに巻きつけられていたワイヤロープ72は巻き出される。ワイヤロープ72の一端は通路支持部70の張出部材84に接続されているので、ワイヤロープ72が巻き出されると、通路支持部70は下がることとなる。通路支持部70が下がると、通路部50も下がることとなる。
【0039】
このとき、通路部50が1回転するとその螺旋のピッチ(すなわち、通路部50の螺旋部分に沿って通路管100の周りを1周巡ったときに通路管100の回転軸方向に進む距離)に一致する長さのワイヤロープ72が繰り出されるよう、モータ側歯車172のピッチ円半径とモータ接続滑車90のピッチ円半径とが設定されているので、通路部50は、供給部52に接触することなく、次第に下(錠剤缶200がある方向)に下りていくこととなる。
【0040】
この間、レーザセンサ124が、錠剤缶200の底面までの距離を測定し続けている。測定された距離は制御盤30に送信される。制御盤30は、レーザセンサ124によって測定された距離が所定の値以下になると両軸モータ170を停止させる。両軸モータ170が停止すると、供給部52を介して図示しない錠剤供給装置から通路部50に錠剤が供給される。それらの錠剤は通路部50を通って錠剤缶200の底へ滑り降りる。このときの錠剤は、通路部50の螺旋状の斜面を滑り下りるので、大きな衝撃力を受けない。その後、錠剤缶200の底一面に錠剤がたまると、レーザセンサ124が検出する距離(溜まった錠剤からレーザセンサ124までの距離)が所定の値を下回ることとなる。制御盤30は、レーザセンサ124から送信された情報に基づいてこのことを検知する。そうなると、制御盤30は、両軸モータ170を駆動する。両軸モータ170を駆動すると、モータ側歯車172とモータ接続滑車90とが同調して回転する。ただしそれらの回転方向は先ほどと逆である。これにより、通路部50は供給部52と衝突することなく上昇する。このとき、錘86によってバランスが取れているので、通路部50や通路固定部80などに無理なモーメントがかかることはない。
【0041】
以上のようにして、本実施形態にかかる投入装置34によれば、通路部50と供給部52とが衝突することを防止でき、製作を容易化でき、かつ、大型化を防止できる。
【0042】
また、本実施形態にかかる投入装置34は、通路支持部70が、通路固定部80を有している。通路固定部80は、通路管100と、レベル検知部102と、中空軸104とを有する。上述した説明から明らかな通り、これらは、レーザセンサ124が収容された1つの中空体として扱うことが可能である。供給部52によって供給される固形物(本実施形態の場合は錠剤)あるいはその固形物が原因となって生じる粉塵の類を除けば、この中空体の下部から内部へ物が入ることはほとんどない。そうすると、検知の対象としていた固形物(本実施形態の場合は錠剤)以外の物をレーザセンサ124が誤って検知する可能性はあまりない。検知の対象としていた固形物以外の物をレーザセンサ124が誤って検知する可能性があまりないので、容器の中に固形物(本実施形態の場合は錠剤缶200の中に錠剤)がそれほど溜まっていないのに通路部50を吊上げてしまうことはあまりない。容器の中に固形物がそれほど溜まっていないのに通路部50を吊上げてしまうことがあまりないので、通路部50を滑り下りた固形物(本実施形態の場合は錠剤)が容器(本実施形態の場合は錠剤缶200)の底に衝突して破損する恐れがかなり低くなる。その結果、本実施形態にかかる投入装置34は、通路部50を滑り下りた固形物が破損する可能性を低くすることができる。
【0043】
さらに、上述した説明から明らかな通り、本実施形態にかかる通路管100と、レベル検知部102と、中空軸104との中(この段落では「通路固定部80内」と称する。)に気流を生じさせることができる。本実施形態においては、エアチューブ132を介して供給された高圧空気によって気流を生じさせている。気流が生じると、通路部50を滑り下りた固形物が原因となって生じる粉塵の類は、通路管100の端から排出される。粉塵の類が排出されると、粉塵の類をレーザセンサ124が誤って検知する可能性がほとんどなくなる。それらの粉塵の類が原因となる誤検出の可能性がほとんどなくなるので、通路固定部80内に気流を生じさせていない場合に比べ、容器の中に固形物があまり溜まっていないのに通路部50を吊上げてしまう可能性が大きく低下する。
【0044】
さらに、本実施形態にかかる投入装置34は、レベル検知部102を通路管100よりも上に配置している。これにより、通路部50を滑り下りた固形物(第1の実施形態の場合は錠剤)が原因となって生じる粉塵の影響を抑えることができる。その影響を抑えることができるので、レベル検知部102の耐久性を向上させることができる。
【0045】
<第2の実施の形態>
本実施形態にかかる衝撃緩衝収納装置は、第1の実施形態にかかる投入装置34とは異なる投入装置234を備える。図11は、本実施形態にかかる投入装置234の正面図である。ただし、第1の実施形態と同様、図11は、投入装置234の筐体58の扉580が開かれており、かつ、その扉580の一部が切り欠かれた状況を示す。図11を参照しつつ、本実施形態にかかる投入装置234の構成を説明する。
【0046】
本実施形態にかかる投入装置234は、通路部250と、供給部52と、通路回転部54と、通路吊上げ部256と、筐体58と、架台60と、案内部262とを備える。通路部250は、螺旋部分の全長を除けば、第1の実施形態にかかる通路部50と同じ構造をしている。通路部250は通路吊上げ部256(厳密には通路吊上げ部256を構成する通路管400)に固定されている。通路吊上げ部256の役割は第1実施形態にかかる通路吊上げ部56と同様である。案内部262は、後述する超音波センサケーブル434を通路吊上げ部256の中(厳密には通路吊上げ部256を構成する通路管400の中)へ導く。
【0047】
図12は、本実施形態にかかる通路吊上げ部256の構成を示す図である。ただし、図12では、案内部262を覆う筐体(上述した筐体58とは別の物である)の側壁が取り除かれた状況を示している。通路吊上げ部256は、通路支持部270と、ワイヤロープ72と、ロープ巻取部74と、制限部76とを有する。通路支持部270の役割は第1の実施形態にかかる通路支持部70の役割と同様である。したがって、ここではその役割に関する説明を繰り返さない。
【0048】
通路支持部270は、通路固定部380と、軸受部382と、張出部材384と、錘386とを有する。通路固定部380と、軸受部382と、張出部材384と、錘386との役割や位置関係は、第1の実施形態にかかる通路固定部80、軸受部82、張出部材84、および、錘86の役割や位置関係と同様である。したがって、ここではそれらに関する説明を繰り返さない。なお、後述する通路固定部380の中空軸404は軸受部382が内蔵する図示しないベアリングを貫通している。これにより、通路固定部380に固定される通路部250は、通路固定部380の回転軸の周りで回転できるよう、支持されることとなる。
【0049】
本実施形態にかかる通路固定部380は、通路管400と、ヘルール402と、中空軸404とを有する。通路管400はヘルール402に接続される。ヘルール402に中空軸404が接続されている。中空軸404は、上述した軸受部382と、リニア軸受176とを貫通する。
【0050】
図12を参照しつつ、本実施形態にかかる案内部262について説明する。本実施形態にかかる案内部262は、定滑車416と、動滑車418とを備える。定滑車416と動滑車418とは、超音波センサケーブル434に張力を与える。この超音波センサケーブル434は、後述する超音波センサ430に電力を供給し、かつ、超音波センサ430が出力した信号を制御盤30に送信するためのものである。
【0051】
図11を再度参照しつつ、本実施形態にかかる超音波センサ430の取付形態について説明する。本実施形態にかかる超音波センサ430は、センサ固定筒432によって、通路管400の下端に取付けられている。超音波センサ430には、超音波センサケーブル434が接続されている。なお、超音波センサ430の構造や機能そのものは周知なので、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
【0052】
その他の点は第1の実施形態と同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰り返さない。
【0053】
次に、以上の構造に基づく、本実施形態にかかる投入装置234の動作について説明する。第1の実施形態と同様の動作によって、通路部250は回転しながら下降する。この間、超音波センサ430が、錠剤缶200の底面までの距離を測定し続けている。測定された距離は制御盤30に送信される。制御盤30は、超音波センサ430によって測定された距離が所定の値以下になると両軸モータ170を停止させる。
【0054】
両軸モータ170が停止すると、供給部52を介して図示しない錠剤供給装置から通路部250に錠剤が供給される。それらの錠剤は通路部250を通って錠剤缶200の底へ滑り降りる。その後、錠剤缶200の底一面に錠剤がたまると、超音波センサ430が検出する距離(溜まった錠剤から超音波センサ430までの距離)が所定の値を下回ることとなる。制御盤30は、超音波センサ430から送信された情報に基づいてこのことを検知する。そうなると、制御盤30は、通路部250を上昇させる。
【0055】
以上のようにして、本実施形態にかかる投入装置234によれば、通路部250と供給部52とが衝突することを防止でき、製作を容易化でき、かつ、大型化を防止できる。
【0056】
また、本実施形態にかかる投入装置234は、第1の実施形態にかかる投入装置34と同様の理由により、通路部250を滑り下りた固形物が破損する可能性を低くすることができる。
【0057】
<変形例の説明>
上記の実施例で説明した衝撃緩衝収納装置および投入装置は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものであり、各部材の形状や構造、配置などをこの実施形態のものに限定するものではなく、種々の変更を加え得るものである。
【0058】
たとえば、通路部50,250は、通路管100,400とは別に製作され、通路管100,400に固定されるものであっても良いし、製作時に通路管100,400と一体になっていることで通路管100,400に固定されるものであってもよい。
【0059】
また、通路支持部70,270は、通路固定部80,380にかかる曲げ応力が問題とならないのであれば、錘86,386を必要としない。
【0060】
また、ロープ巻取部74がワイヤロープ72を巻き取る速度を通路部50,250の回転速度に応じた速度とするための具体的手段は、上述したものに限定されない。たとえば、両軸モータ170の回転子の両端にモータ側歯車172とモータ接続滑車90とを取付けることに代えて、モータにかさ歯車を取り付け、そのかさ歯車に2つのかさ歯車を噛み合わせてもよい。この場合、それら2つのかさ歯車の一方のトルクを通路部側歯車174へ伝え、他方のトルクをモータ接続滑車90へ伝える。この場合、これらのかさ歯車の歯数を適宜設定することで、供給部52が通路部50,250に接触することなく通路部50,250を上昇させることができる。
【0061】
また、通路吊上げ部56,256が有するロープの種類はワイヤロープ72に限定されない。
【0062】
なお、通路部50,250を通路固定部80,380に固定し、通路固定部80,380を中空とし、通路固定部80,380の中にレーザセンサ124や超音波センサ430といった距離測定装置を配置すると、次に述べる技術的課題を解決できる。その技術的課題とは、通路部50,250を滑り下りた固形物が破損する可能性を低くするという技術的課題である。この技術的課題は、上述した「螺旋部分を有する通路部と供給部とが衝突することを防止でき、製作を容易化でき、かつ、大型化を防止できる。」という技術的課題とは別の課題である。「通路部50,250を滑り下りた固形物が破損する可能性を低くする。」という技術的課題を解決することを必要としており、「螺旋部分を有する通路部と供給部とが衝突することを防止でき、製作を容易化でき、かつ、大型化を防止できる。」という課題を解決する必要がないのであれば、ロープ巻取部74は必ずしも必要ではないし、通路吊上げ部56,256は、ワイヤロープ72を有している必要がないし、供給部52が通路部50に接触しないよう、通路部50の回転速度に応じた速度で通路部50を吊上げる必要もない。
【0063】
また、衝撃緩衝収納装置の具体的な構造は、投入装置を備える限り、特に限定されるものではない。例えば、衝撃緩衝収納装置は、缶循環装置32に代え、投入装置34の真下に容器を置くコンベア、または、所定の場所に予め置かれた容器の真上に投入装置34を配置させるマニピュレータを備えてもよい。また、投入装置が固形物を投入する容器は、錠剤缶200に代えて、コンテナその他の容器であってもよい。また、衝撃緩衝収納装置は、制御盤30を備える代わりに、作業者の操作によって1つ1つの動作を実施する装置であってもよい。
【符号の説明】
【0064】
20 衝撃緩衝収納装置
30 制御盤
32 缶循環装置
34,234 投入装置
40 固定軸
42 中空回転軸
44 回転円板
46 フレーム
48 循環用モータ
50,250 通路部
52 供給部
54 通路回転部
56,256 通路吊上げ部
58 筐体
60 架台
62,262 案内部
70,270 通路支持部
72 ワイヤロープ
74 ロープ巻取部
76 制限部
80,380 通路固定部
82,382 軸受部
84,384 張出部材
86,386 錘
90 モータ接続滑車
92 方向変更滑車
100,400 通路管
102 レベル検知部
104,404 中空軸
110 ブラケット
112,164,820 ラジアル軸受
114,402 ヘルール
116 ステンレス板
118 アルミ筒
120 組立ボルト
122,144 セットカラー
124 レーザセンサ
126 センサブラケット
128 エアーパージ用継手
130 レーザセンサケーブル
130 透明板
132 エアチューブ
140 ステンレス管
142 ロータリジョイント
146 案内チェーン
148,150 チェーンブラケット
160 外側部材
162 内側部材
170 両軸モータ
172 モータ側歯車
174 通路部側歯車
176 リニア軸受
200 錠剤缶
416 定滑車
418 動滑車
430 超音波センサ
432 センサ固定筒
434 超音波センサケーブル
580 扉

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固形物を滑り落とすための通路となる、螺旋部分を有する通路部と、
前記通路部に前記固形物を供給する供給部と、
前記通路部を前記螺旋部分の中心軸の周りで回転させる通路回転部とを備える投入装置であって、
前記通路部が前記螺旋部分の中心軸の周りで回転できるよう前記通路部を支持する通路支持部と、
前記通路支持部に接続されるロープと、
前記ロープを巻取るロープ巻取部とをさらに備えることを特徴とする、投入装置。
【請求項2】
前記通路支持部が、
前記通路部が固定される通路固定部と、
前記通路部固定部の外周に取付けられる軸受部と、
前記軸受部の外周から張出す張出部材と、
前記張出部材に設けられる錘とを有しており、
前記ロープが、前記軸受部と前記錘との間の位置で前記張出部材に接続されていることを特徴とする、請求項1に記載の投入装置。
【請求項3】
前記通路回転部は、
両軸モータと、
前記両軸モータの回転子の一端に取付けられるモータ側歯車と、
前記モータ側歯車の回転を前記通路部へ伝達する通路部側歯車とを有しており、
前記ロープ巻取部は、前記両軸モータの回転子の他端に取付けられ、前記回転子の回転に伴って前記ロープが巻き付けられるモータ接続滑車を有しており、
前記通路部が1回転する間の前記通路部の上昇距離が前記通路部の螺旋部分のピッチと一致していることを特徴とする、請求項1に記載の投入装置。
【請求項4】
投入装置を備え、
前記投入装置が、
固形物を滑り落とすための通路となる、螺旋部分を有する通路部と、
前記通路部に前記固形物を供給する供給部と、
前記通路部を前記螺旋部分の中心軸の周りで回転させる通路回転部とを備える、衝撃緩衝収納装置であって、
前記通路部が前記螺旋部分の中心軸の周りで回転できるよう前記通路部を支持する通路支持部と、
前記通路支持部に接続されるロープと、
前記ロープを巻取るロープ巻取部とをさらに備えることを特徴とする、衝撃緩衝収納装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−251792(P2011−251792A)
【公開日】平成23年12月15日(2011.12.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−125508(P2010−125508)
【出願日】平成22年6月1日(2010.6.1)
【出願人】(000002912)大日本住友製薬株式会社 (332)
【出願人】(510152563)有限会社梅谷鉄工所 (1)
【Fターム(参考)】