抗−IL−6抗体、組成物、方法および使用
抗−IL−6抗体(少なくとも1種の抗−IL−6抗体をコードする単離核酸、ベクター、宿主細胞、遺伝子導入動物または植物を包含)、そしてそれらの製造および使用方法は、診断および/または治療用組成物、方法および機器で使用可能である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列識別番号:132−137から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの相補性決定領域を含んでおり、かつ、ヒトIL−6またはこれのフラグメントと結合する単離IL−6抗体。
【請求項2】
X1がAまたはGであり、X2がSまたはRであり、X3がH、I、SまたはYであり、X4がSまたはYであり、X5がSまたはFであり、X6がF、L、MまたはTであり、X7がNまたはEであり、X8がAまたはTであり、X9がM、C、SまたはQであり、X10がQまたはCであり、X11がTまたはQであり、X12がF、SまたはTであり、X13がSまたはPであり、X14がLまたはMであり、X15がAまたはIであり、X16がSまたはPであり、X17がYまたはWであり、X18がT、EまたはYであり、X19がYまたはFであり、X20がP、S、DまたはYであり、X21がVまたはDであり、X22がTまたはAであり、X23がGまたはPであり、X24がS、Y、TまたはNであり、そしてX25がY、T、FまたはIである請求項1記載の単離抗体。
【請求項3】
少なくとも1つの相補性決定領域を含んでおり、かつ、ヒトIL−6またはこれのフラグメントと結合する単離ヒト改変抗体。
【請求項4】
配列識別番号:95、99、103、118、122、126および130から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖可変領域および/または配列識別番号:93、97、101、116、120、124および128から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項5】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29、31、33、35および138から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項6】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:79、81、83、85、87、89、91および114から成る群から選択されるCDRH3アミノ酸配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項7】
請求項5記載の軽鎖可変領域および請求項6記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項8】
更に前記少なくとも1つの相補性決定領域に隣接して位置する少なくとも1つのヒトフレームワーク領域も含んで成る請求項7記載の単離IL−6抗体。
【請求項9】
前記少なくとも1つのヒトフレームワーク領域が配列識別番号:105−112から選択される請求項8記載の単離IL−6抗体。
【請求項10】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29、31、33、35および138から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項5記載の単離IL−6抗体。
【請求項11】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:79、81、83、85、87、89、91および114から成る群から選択されるCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項6記載の単離IL−6抗体。
【請求項12】
請求項10記載の軽鎖可変領域および請求項11記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項13】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3、配列識別番号:108のFRL4、配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4も含んでおり、かつ、それらが前記相補性決定領域の間に散在している請求項12記載の単離IL−6抗体。
【請求項14】
前記軽鎖可変領域が
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択されるCDRL1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29のCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項15】
前記軽鎖可変領域が
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択されるCDRL1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:35のCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項16】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3および配列識別番号:108の
FRL4も含んで成っていてそれらがCDRLの間に散在している請求項14または15記載の単離抗体。
【請求項17】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:87のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項18】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:89のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項19】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:91のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項20】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:114のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項21】
更に配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4も含んで成っていてそれらがCDRHの間に散在している請求項17−20のいずれか記載の単離抗体。
【請求項22】
前記CDRL1が配列識別番号:7のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:21のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:41のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:75のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:87のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項23】
前記CDRL1が配列識別番号:3のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:21のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:41のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:75のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:89のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項24】
前記CDRL1が配列識別番号:15のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:27のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:35のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:47のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:61のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:91のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項25】
前記CDRL1が配列識別番号:15のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:27のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:35のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:47のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:57のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:91のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項26】
前記CDRL1が配列識別番号:15のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:17のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:45のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:59のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:89のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項27】
前記CDRL1が配列識別番号:7のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:17のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:45のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:77のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:87のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項28】
配列識別番号:3の相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列、配列識別番号:21のCDRL2アミノ酸配列、配列識別番号:29のCDRL3アミノ酸配列、配列識別番号:39の相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列、配列識別番号:59のCDRH2アミノ酸配列および配列識別番号:89のCDRH3アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項29】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が
(a)配列識別番号:132の相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:133のCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:134から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成り、ここで、X1がAまたはGであり、X2がSまたはRであり、X3がH、I、SまたはYであり、X4がSまたはYであり、X5がSまたはFであり、X6がF、L、MまたはTであり、X7がNまたはEであり、X8がAまたはTであり、X9がM、C、SまたはQでありそしてX10がQまたはCである単離IL−6抗体。
【請求項30】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:135の相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:136のCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:137のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成り、ここで、X11がTまたはQであり、X12がF、SまたはTであり、X13がSまたはPであり、X14がLまたはMであり、X15がAまたはIであり、X16がSまたはPであり、X17がYまたはWであり、X18がT、EまたはYであり、X19がYまたはFであり、X20がP、S、DまたはYであり、X21がVまたはDであり、X22がTまたはAであり、X23がGまたはPであり、X24がS、Y、TまたはNであり、そしてX25がY、T、FまたはIである単離IL−6抗体。
【請求項31】
請求項29記載の軽鎖可変領域および請求項30記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項32】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3、配列識別番号:108のFRL4、配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4も含んで成っていてそれらが前記相補性決定領域の間に散在している請求項22−28および31のいずれか記載の単離IL−6抗体。
【請求項33】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3および配列識別番号:108のFRL4および散在しているCDR領域を含んで成り、ここで、前記CDR領域が
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択されるCDRL1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29、31、33、35および138から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項34】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4および散在しているCDR領域を含んで成り、ここで、前記CDR領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:79、81、83、85、87、89、91および114から成る群から選択されるCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項35】
請求項33記載の軽鎖可変領域および請求項34記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項36】
少なくとも1つの軽鎖可変領域および少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、配列識別番号:93および95、配列識別番号:97および99、配列識別番号:101および103、配列識別番号:116および118、配列識別番号:120および1
22、配列識別番号:124および126および配列識別番号:128および130から成る群から選択される軽鎖および重鎖可変領域を含んで成る少なくとも1種の単離IL−6抗体と一緒に競合的にIL−6と結合する単離ヒトもしくはヒト改変抗体。
【請求項37】
請求項12記載の単離IL−6抗体と一緒に競合的にIL−6と結合する単離ヒトもしくはヒト改変抗体。
【請求項38】
配列識別番号:115のアミノ酸168−184を含んで成る領域と競合的にIL−6と結合する単離ヒトもしくはヒト改変抗体。
【請求項39】
ヒト改変された請求項36−38のいずれか記載の抗体。
【請求項40】
表面プラズモン共鳴またはKinexa方法を用いて測定した時に少なくとも10−9M、少なくとも10−10M、少なくとも10−11Mおよび少なくとも10−12M、少なくとも10−13M、少なくとも10−14Mおよび少なくとも10−15Mから選択される少なくとも1種の親和力でIL−6と結合する請求項1−39のいずれか記載のIL−6抗体。
【請求項41】
少なくとも1種のIL−6ポリペプチドが示す少なくとも1種の活性を実質的に調節する請求項1−40のいずれか記載のIL−6抗体。
【請求項42】
請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の単離IL−6抗体をコードする単離核酸分子。
【請求項43】
請求項42記載の単離核酸分子を含んで成る単離核酸ベクター。
【請求項44】
請求項42記載の単離核酸分子を含んで成る原核または真核宿主細胞。
【請求項45】
COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、HeLa、骨髄腫またはリンパ種細胞、またはそれらの誘導体、不死化細胞もしくは形質転換細胞のいずれかから選択される少なくとも1種である請求項44記載の宿主細胞。
【請求項46】
少なくとも1種のIL−6抗体の産生方法であって、請求項42記載の核酸分子による翻訳をインビトロ、インビボまたはインシトゥ条件下でIL−6抗体が検出可能または回収可能量で発現するように起こさせることを含んで成る方法。
【請求項47】
請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の単離IL−6抗体および少なくとも1種の製薬学的に受け入れられる担体もしくは希釈剤を含んで成る組成物。
【請求項48】
更に検出可能標識もしくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗感染薬、心臓血管(CV)系作用薬、中枢神経系(CNS)作用薬、自律神経系(ANS)作用薬、呼吸器作用薬、胃腸(GI)管作用薬、ホルモン薬、体液もしくは電解質平衡用薬剤、血液製剤、抗癌薬、免疫修飾薬、眼、耳もしくは鼻用薬剤、局所用薬剤、栄養薬、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストから選択される少なくとも1種の化合物もしくはポリペプチドも含んで成る請求項47記載の組成物。
【請求項49】
請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の単離IL−6抗体と特異的に結合する抗イディオタイプ抗体もしくはフラグメント。
【請求項50】
細胞、組織、器官または動物におけるIL−6関連状態を診断または処置する方法であって、請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の抗体を有効量で含んで成る組成物を前記細胞、組織、器官または動物に接触させるか或は投与することを含んで成る方法。
【請求項51】
前記IL−6関連状態が関節リウマチ、変形性関節症、骨溶解、整形外科用インプラントの無菌性緩み、全身性エリテマトーデス、皮膚エリテマトーデス、ループス腎炎、2型糖尿病、慢性閉塞性肺疾患および腎細胞癌から成る群から選択される請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記有効量が前記細胞、組織、器官または動物1キログラム当たり約0.001−50mgである請求項50記載の方法。
【請求項53】
前記接触または前記投与を非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹内、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液嚢内、胸郭内、子宮内、膀胱内、病巣内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻内および経皮から選択した少なくとも1種の様式で実施する請求項50記載の方法。
【請求項54】
前記接触または投与を実施する前、同時または後に更に検出可能標識もしくはレポーター、抗感染薬、心臓血管(CV)系作用薬、中枢神経系(CNS)作用薬、自律神経系(ANS)作用薬、呼吸器作用薬、胃腸(GI)管作用薬、ホルモン薬、体液もしくは電解質平衡用薬剤、血液製剤、抗癌薬、免疫修飾薬、眼、耳もしくは鼻用薬剤、局所用薬剤、栄養薬、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストから選択した少なくとも1種の化合物もしくはポリペプチドを有効量で含んで成る少なくとも1種の組成物を投与することも含んで成る請求項50記載の方法。
【請求項55】
請求項1−40のいずれか記載のIL−6抗体を含んで成る医療機器であって、前記IL−6抗体を非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹内、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液嚢内、胸郭内、子宮内、膀胱内、病巣内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻内および経皮から選択した少なくとも1種の様式で接触させるか或は投与するに適する機器。
【請求項56】
ヒト製薬学的もしくは診断用途用の製品であって、請求項1−40のいずれか記載のIL−6抗体の溶液または凍結乾燥形態物が入っている容器および包装用材料を含んで成る製品。
【請求項57】
前記容器が非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹内、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液嚢内、胸郭内、子宮内、膀胱内、病巣内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻内または経皮送達用の機器またはシステムの構成要素である請求項56記載の製品。
【請求項58】
請求項1−40のいずれか記載の単離IL−6抗体を製造する方法であって、前記抗体を回収可能量で発現し得る宿主細胞または遺伝子導入動物または遺伝子動物植物もしくは植物細胞を準備することを含んで成る方法。
【請求項59】
請求項58記載の方法を用いて生じさせたIL−6抗体。
【請求項60】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの軽鎖可変領域を含
んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:30、32、34および36から成る群から選択されるCDRL3ヌクレオチド配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離核酸分子。
【請求項61】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの重鎖可変領域を含んで成っていて前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:80、82、84、86、88、90および92から成る群から選択されるCDRH3ヌクレオチド配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離核酸分子。
【請求項62】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、請求項60記載の軽鎖可変領域ヌクレオチド配列および請求項61記載の重鎖可変領域ヌクレオチド配列を含んで成る単離核酸分子。
【請求項63】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んで成っていて前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:30、32、34および36から成る群から選択されるCDRL3ヌクレオチド配列;
を含んで成る単離核酸分子。
【請求項64】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:80、82、84、86、88、90および92から成る群から選択されるCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る単離核酸分子。
【請求項65】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、請求項63記載の軽鎖可変領域ヌクレオチド配列および請求項64記載の重鎖可変領域ヌクレオチド配列を含んで成る単離核酸分子。
【請求項66】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番
号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3、配列識別番号:108のFRL4、配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4をコードするヌクレオチド配列も含んで成っていてそれらが前記相補性決定領域ヌクレオチド配列の間に散在している請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項67】
前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択されるCDRL1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項63記載の単離核酸分子。
【請求項68】
前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択されるCDRL1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:36のCDRL3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項63記載の単離核酸分子。
【請求項69】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:86のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項70】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:88のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項71】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項72】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:92のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項73】
配列識別番号:8のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:22のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:42のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:76のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:88のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項74】
配列識別番号:4のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:22のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:40のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:60のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項75】
配列識別番号:4のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:22のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:42のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:76のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項76】
配列識別番号:16のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:28のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:36のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:48のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:62のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:92のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項77】
配列識別番号:16のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:28のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:36のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:48のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:58のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:92のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項78】
配列識別番号:16のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:18のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:46のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:60のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項79】
配列識別番号:8のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:18のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:46のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:78のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:88のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項80】
約2.7x10−11M以下のEC50値を示す請求項1−39のいずれか記載のIL−6抗体。
【請求項81】
EC50値が約2.7x10−12M以下である請求項80記載の抗体。
【請求項82】
配列識別番号:93の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:95の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項83】
配列識別番号:97の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:99の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項84】
配列識別番号:101の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:103の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項85】
配列識別番号:116の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:118の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項86】
配列識別番号:120の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:122の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項87】
配列識別番号:124の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:126の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項88】
配列識別番号:128の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:130の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項89】
配列識別番号:94、98、102、117、121、125および129のヌクレオチド配列の中の1つがコードする軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:96、100、104、119、123、127および131のヌクレオチド配列の中の1つがコードする重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項90】
本明細書に記述する全ての発明。
【請求項1】
配列識別番号:132−137から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの相補性決定領域を含んでおり、かつ、ヒトIL−6またはこれのフラグメントと結合する単離IL−6抗体。
【請求項2】
X1がAまたはGであり、X2がSまたはRであり、X3がH、I、SまたはYであり、X4がSまたはYであり、X5がSまたはFであり、X6がF、L、MまたはTであり、X7がNまたはEであり、X8がAまたはTであり、X9がM、C、SまたはQであり、X10がQまたはCであり、X11がTまたはQであり、X12がF、SまたはTであり、X13がSまたはPであり、X14がLまたはMであり、X15がAまたはIであり、X16がSまたはPであり、X17がYまたはWであり、X18がT、EまたはYであり、X19がYまたはFであり、X20がP、S、DまたはYであり、X21がVまたはDであり、X22がTまたはAであり、X23がGまたはPであり、X24がS、Y、TまたはNであり、そしてX25がY、T、FまたはIである請求項1記載の単離抗体。
【請求項3】
少なくとも1つの相補性決定領域を含んでおり、かつ、ヒトIL−6またはこれのフラグメントと結合する単離ヒト改変抗体。
【請求項4】
配列識別番号:95、99、103、118、122、126および130から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの重鎖可変領域および/または配列識別番号:93、97、101、116、120、124および128から成る群から選択されるアミノ酸配列を有する少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項5】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29、31、33、35および138から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項6】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:79、81、83、85、87、89、91および114から成る群から選択されるCDRH3アミノ酸配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項7】
請求項5記載の軽鎖可変領域および請求項6記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項8】
更に前記少なくとも1つの相補性決定領域に隣接して位置する少なくとも1つのヒトフレームワーク領域も含んで成る請求項7記載の単離IL−6抗体。
【請求項9】
前記少なくとも1つのヒトフレームワーク領域が配列識別番号:105−112から選択される請求項8記載の単離IL−6抗体。
【請求項10】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29、31、33、35および138から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項5記載の単離IL−6抗体。
【請求項11】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:79、81、83、85、87、89、91および114から成る群から選択されるCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項6記載の単離IL−6抗体。
【請求項12】
請求項10記載の軽鎖可変領域および請求項11記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項13】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3、配列識別番号:108のFRL4、配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4も含んでおり、かつ、それらが前記相補性決定領域の間に散在している請求項12記載の単離IL−6抗体。
【請求項14】
前記軽鎖可変領域が
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択されるCDRL1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29のCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項15】
前記軽鎖可変領域が
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択されるCDRL1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:35のCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項16】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3および配列識別番号:108の
FRL4も含んで成っていてそれらがCDRLの間に散在している請求項14または15記載の単離抗体。
【請求項17】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:87のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項18】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:89のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項19】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:91のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項20】
前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:114のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項21】
更に配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4も含んで成っていてそれらがCDRHの間に散在している請求項17−20のいずれか記載の単離抗体。
【請求項22】
前記CDRL1が配列識別番号:7のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:21のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:41のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:75のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:87のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項23】
前記CDRL1が配列識別番号:3のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:21のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:41のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:75のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:89のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項24】
前記CDRL1が配列識別番号:15のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:27のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:35のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:47のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:61のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:91のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項25】
前記CDRL1が配列識別番号:15のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:27のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:35のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:47のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:57のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:91のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項26】
前記CDRL1が配列識別番号:15のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:17のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:45のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:59のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:89のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項27】
前記CDRL1が配列識別番号:7のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL2が配列識別番号:17のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRL3が配列識別番号:29のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH1が配列識別番号:45のアミノ酸配列を含んで成り、前記CDRH2が配列識別番号:77のアミノ酸配列を含んで成りそして前記CDRH3が配列識別番号:87のアミノ酸配列を含んで成る請求項12記載の単離抗体。
【請求項28】
配列識別番号:3の相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列、配列識別番号:21のCDRL2アミノ酸配列、配列識別番号:29のCDRL3アミノ酸配列、配列識別番号:39の相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列、配列識別番号:59のCDRH2アミノ酸配列および配列識別番号:89のCDRH3アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項29】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が
(a)配列識別番号:132の相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:133のCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:134から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成り、ここで、X1がAまたはGであり、X2がSまたはRであり、X3がH、I、SまたはYであり、X4がSまたはYであり、X5がSまたはFであり、X6がF、L、MまたはTであり、X7がNまたはEであり、X8がAまたはTであり、X9がM、C、SまたはQでありそしてX10がQまたはCである単離IL−6抗体。
【請求項30】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が
(a)配列識別番号:135の相補性決定領域重鎖1(CDRH1)アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:136のCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:137のCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成り、ここで、X11がTまたはQであり、X12がF、SまたはTであり、X13がSまたはPであり、X14がLまたはMであり、X15がAまたはIであり、X16がSまたはPであり、X17がYまたはWであり、X18がT、EまたはYであり、X19がYまたはFであり、X20がP、S、DまたはYであり、X21がVまたはDであり、X22がTまたはAであり、X23がGまたはPであり、X24がS、Y、TまたはNであり、そしてX25がY、T、FまたはIである単離IL−6抗体。
【請求項31】
請求項29記載の軽鎖可変領域および請求項30記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項32】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3、配列識別番号:108のFRL4、配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4も含んで成っていてそれらが前記相補性決定領域の間に散在している請求項22−28および31のいずれか記載の単離IL−6抗体。
【請求項33】
少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3および配列識別番号:108のFRL4および散在しているCDR領域を含んで成り、ここで、前記CDR領域が
(a)配列識別番号:1、3、5、7、9、11、13および15から成る群から選択されるCDRL1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:17、19、21、23、25および27から成る群から選択されるCDRL2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:29、31、33、35および138から成る群から選択されるCDRL3アミノ酸配列;
を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項34】
少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4および散在しているCDR領域を含んで成り、ここで、前記CDR領域が
(a)配列識別番号:37、39、41、43、45および47から成る群から選択されるCDRH1アミノ酸配列;
(b)配列識別番号:49、51、53、55、57、59、61、63、65、67、69、71、73、75、77および113から成る群から選択されるCDRH2アミノ酸配列;および
(c)配列識別番号:79、81、83、85、87、89、91および114から成る群から選択されるCDRH3アミノ酸配列;
を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項35】
請求項33記載の軽鎖可変領域および請求項34記載の重鎖可変領域を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項36】
少なくとも1つの軽鎖可変領域および少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、配列識別番号:93および95、配列識別番号:97および99、配列識別番号:101および103、配列識別番号:116および118、配列識別番号:120および1
22、配列識別番号:124および126および配列識別番号:128および130から成る群から選択される軽鎖および重鎖可変領域を含んで成る少なくとも1種の単離IL−6抗体と一緒に競合的にIL−6と結合する単離ヒトもしくはヒト改変抗体。
【請求項37】
請求項12記載の単離IL−6抗体と一緒に競合的にIL−6と結合する単離ヒトもしくはヒト改変抗体。
【請求項38】
配列識別番号:115のアミノ酸168−184を含んで成る領域と競合的にIL−6と結合する単離ヒトもしくはヒト改変抗体。
【請求項39】
ヒト改変された請求項36−38のいずれか記載の抗体。
【請求項40】
表面プラズモン共鳴またはKinexa方法を用いて測定した時に少なくとも10−9M、少なくとも10−10M、少なくとも10−11Mおよび少なくとも10−12M、少なくとも10−13M、少なくとも10−14Mおよび少なくとも10−15Mから選択される少なくとも1種の親和力でIL−6と結合する請求項1−39のいずれか記載のIL−6抗体。
【請求項41】
少なくとも1種のIL−6ポリペプチドが示す少なくとも1種の活性を実質的に調節する請求項1−40のいずれか記載のIL−6抗体。
【請求項42】
請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の単離IL−6抗体をコードする単離核酸分子。
【請求項43】
請求項42記載の単離核酸分子を含んで成る単離核酸ベクター。
【請求項44】
請求項42記載の単離核酸分子を含んで成る原核または真核宿主細胞。
【請求項45】
COS−1、COS−7、HEK293、BHK21、CHO、BSC−1、Hep G2、653、SP2/0、293、HeLa、骨髄腫またはリンパ種細胞、またはそれらの誘導体、不死化細胞もしくは形質転換細胞のいずれかから選択される少なくとも1種である請求項44記載の宿主細胞。
【請求項46】
少なくとも1種のIL−6抗体の産生方法であって、請求項42記載の核酸分子による翻訳をインビトロ、インビボまたはインシトゥ条件下でIL−6抗体が検出可能または回収可能量で発現するように起こさせることを含んで成る方法。
【請求項47】
請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の単離IL−6抗体および少なくとも1種の製薬学的に受け入れられる担体もしくは希釈剤を含んで成る組成物。
【請求項48】
更に検出可能標識もしくはレポーター、TNFアンタゴニスト、抗感染薬、心臓血管(CV)系作用薬、中枢神経系(CNS)作用薬、自律神経系(ANS)作用薬、呼吸器作用薬、胃腸(GI)管作用薬、ホルモン薬、体液もしくは電解質平衡用薬剤、血液製剤、抗癌薬、免疫修飾薬、眼、耳もしくは鼻用薬剤、局所用薬剤、栄養薬、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストから選択される少なくとも1種の化合物もしくはポリペプチドも含んで成る請求項47記載の組成物。
【請求項49】
請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の単離IL−6抗体と特異的に結合する抗イディオタイプ抗体もしくはフラグメント。
【請求項50】
細胞、組織、器官または動物におけるIL−6関連状態を診断または処置する方法であって、請求項1−40いずれか記載の少なくとも1種の抗体を有効量で含んで成る組成物を前記細胞、組織、器官または動物に接触させるか或は投与することを含んで成る方法。
【請求項51】
前記IL−6関連状態が関節リウマチ、変形性関節症、骨溶解、整形外科用インプラントの無菌性緩み、全身性エリテマトーデス、皮膚エリテマトーデス、ループス腎炎、2型糖尿病、慢性閉塞性肺疾患および腎細胞癌から成る群から選択される請求項50記載の方法。
【請求項52】
前記有効量が前記細胞、組織、器官または動物1キログラム当たり約0.001−50mgである請求項50記載の方法。
【請求項53】
前記接触または前記投与を非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹内、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液嚢内、胸郭内、子宮内、膀胱内、病巣内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻内および経皮から選択した少なくとも1種の様式で実施する請求項50記載の方法。
【請求項54】
前記接触または投与を実施する前、同時または後に更に検出可能標識もしくはレポーター、抗感染薬、心臓血管(CV)系作用薬、中枢神経系(CNS)作用薬、自律神経系(ANS)作用薬、呼吸器作用薬、胃腸(GI)管作用薬、ホルモン薬、体液もしくは電解質平衡用薬剤、血液製剤、抗癌薬、免疫修飾薬、眼、耳もしくは鼻用薬剤、局所用薬剤、栄養薬、サイトカインおよびサイトカインアンタゴニストから選択した少なくとも1種の化合物もしくはポリペプチドを有効量で含んで成る少なくとも1種の組成物を投与することも含んで成る請求項50記載の方法。
【請求項55】
請求項1−40のいずれか記載のIL−6抗体を含んで成る医療機器であって、前記IL−6抗体を非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹内、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液嚢内、胸郭内、子宮内、膀胱内、病巣内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻内および経皮から選択した少なくとも1種の様式で接触させるか或は投与するに適する機器。
【請求項56】
ヒト製薬学的もしくは診断用途用の製品であって、請求項1−40のいずれか記載のIL−6抗体の溶液または凍結乾燥形態物が入っている容器および包装用材料を含んで成る製品。
【請求項57】
前記容器が非経口、皮下、筋肉内、静脈内、関節内、気管支内、腹内、嚢内、軟骨内、洞内、腔内、小脳内、脳室内、結腸内、頸管内、胃内、肝内、心筋内、骨内、骨盤内、心膜内、腹腔内、胸膜内、前立腺内、肺内、直腸内、腎内、網膜内、髄腔内、滑液嚢内、胸郭内、子宮内、膀胱内、病巣内、ボーラス、膣、直腸、口腔、舌下、鼻内または経皮送達用の機器またはシステムの構成要素である請求項56記載の製品。
【請求項58】
請求項1−40のいずれか記載の単離IL−6抗体を製造する方法であって、前記抗体を回収可能量で発現し得る宿主細胞または遺伝子導入動物または遺伝子動物植物もしくは植物細胞を準備することを含んで成る方法。
【請求項59】
請求項58記載の方法を用いて生じさせたIL−6抗体。
【請求項60】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの軽鎖可変領域を含
んでおり、かつ、前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:30、32、34および36から成る群から選択されるCDRL3ヌクレオチド配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離核酸分子。
【請求項61】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの重鎖可変領域を含んで成っていて前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:80、82、84、86、88、90および92から成る群から選択されるCDRH3ヌクレオチド配列;
から成る群の少なくとも一員を含んで成る単離核酸分子。
【請求項62】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、請求項60記載の軽鎖可変領域ヌクレオチド配列および請求項61記載の重鎖可変領域ヌクレオチド配列を含んで成る単離核酸分子。
【請求項63】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの軽鎖可変領域を含んで成っていて前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択される相補性決定領域軽鎖1(CDRL1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:30、32、34および36から成る群から選択されるCDRL3ヌクレオチド配列;
を含んで成る単離核酸分子。
【請求項64】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、少なくとも1つの重鎖可変領域を含んでおり、かつ、前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択される相補性決定領域重鎖1(CDRH1)ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:80、82、84、86、88、90および92から成る群から選択されるCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る単離核酸分子。
【請求項65】
IL−6抗体をコードする単離核酸分子であって、請求項63記載の軽鎖可変領域ヌクレオチド配列および請求項64記載の重鎖可変領域ヌクレオチド配列を含んで成る単離核酸分子。
【請求項66】
更に配列識別番号:105のヒト軽鎖フレームワーク領域1(FRL1)、配列識別番
号:106のFRL2、配列識別番号:107のFRL3、配列識別番号:108のFRL4、配列識別番号:109のヒト重鎖フレームワーク領域1(FRH1)、配列識別番号:110のFRH2、配列識別番号:111のFRH3および配列識別番号:112のFRH4をコードするヌクレオチド配列も含んで成っていてそれらが前記相補性決定領域ヌクレオチド配列の間に散在している請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項67】
前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択されるCDRL1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項63記載の単離核酸分子。
【請求項68】
前記軽鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:2、4、6、8、10、12、14および16から成る群から選択されるCDRL1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:18、20、22、24、26および28から成る群から選択されるCDRL2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:36のCDRL3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項63記載の単離核酸分子。
【請求項69】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:86のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項70】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:88のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項71】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項72】
前記重鎖可変領域が下記:
(a)配列識別番号:38、40、42、44、46および48から成る群から選択されるCDRH1ヌクレオチド配列;
(b)配列識別番号:50、52、54、56、58、60、62、64、66、68、70、72、74、76および78から成る群から選択されるCDRH2ヌクレオチド配列;および
(c)配列識別番号:92のCDRH3ヌクレオチド配列;
を含んで成る請求項64記載の単離核酸分子。
【請求項73】
配列識別番号:8のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:22のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:42のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:76のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:88のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項74】
配列識別番号:4のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:22のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:40のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:60のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項75】
配列識別番号:4のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:22のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:42のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:76のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項76】
配列識別番号:16のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:28のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:36のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:48のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:62のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:92のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項77】
配列識別番号:16のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:28のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:36のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:48のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:58のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:92のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項78】
配列識別番号:16のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:18のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:46のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:60のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:90のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項79】
配列識別番号:8のCDRL1ヌクレオチド配列、配列識別番号:18のCDRL2ヌクレオチド配列、配列識別番号:30のCDRL3ヌクレオチド配列、配列識別番号:46のCDRH1ヌクレオチド配列、配列識別番号:78のCDRH2ヌクレオチド配列および配列識別番号:88のCDRH3ヌクレオチド配列を含んで成る請求項65記載の単離核酸分子。
【請求項80】
約2.7x10−11M以下のEC50値を示す請求項1−39のいずれか記載のIL−6抗体。
【請求項81】
EC50値が約2.7x10−12M以下である請求項80記載の抗体。
【請求項82】
配列識別番号:93の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:95の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項83】
配列識別番号:97の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:99の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項84】
配列識別番号:101の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:103の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項85】
配列識別番号:116の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:118の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項86】
配列識別番号:120の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:122の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項87】
配列識別番号:124の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:126の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項88】
配列識別番号:128の軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:130の重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項89】
配列識別番号:94、98、102、117、121、125および129のヌクレオチド配列の中の1つがコードする軽鎖可変領域アミノ酸配列および配列識別番号:96、100、104、119、123、127および131のヌクレオチド配列の中の1つがコードする重鎖可変領域アミノ酸配列を含んで成る単離IL−6抗体。
【請求項90】
本明細書に記述する全ての発明。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13A】
【図13B】
【図13C】
【図14A】
【図14B】
【図14C】
【図14D】
【図14E】
【図14F】
【図15】
【公表番号】特表2008−538931(P2008−538931A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−509211(P2008−509211)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2006/016457
【国際公開番号】WO2006/119115
【国際公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(503054122)セントカー・インコーポレーテツド (74)
【出願人】(507357106)アプライド・モレキユラー・エボリユーシヨン・インコーポレーテツド (2)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【国際出願番号】PCT/US2006/016457
【国際公開番号】WO2006/119115
【国際公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【出願人】(503054122)セントカー・インコーポレーテツド (74)
【出願人】(507357106)アプライド・モレキユラー・エボリユーシヨン・インコーポレーテツド (2)
【Fターム(参考)】
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