説明

抗ウイルス薬としての四環式インドール誘導体

本発明は、式(I)の四環式インドール誘導体


(式中、Ar、D、D、D、D、W、X、YおよびZは本明細書で定義の通りである。)および薬学的に許容されるこの塩、これらを含む医薬組成物、ならびにC型肝炎ウイルスによる感染症の治療または予防のためのこれらの使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フッ化四環式インドール化合物、これらを含む医薬組成物、C型肝炎感染症の予防および治療におけるこれらの使用、ならびにこれら化合物および組成物の調製の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
C型肝炎(HCV)は、ウイルス感染の原因である。HCV感染症に対する適切な治療は未だに存在しないが、哺乳動物の特にヒトにおけるこのRNAポリメラーゼの阻害が、有効であると考えられている。
【0003】
公開国際特許出願WO93/00334(フィディア−ジョージタウン神経科学研究所(Fidia−Georgetown Institute for the Neurosciences))は、精神および神経障害を治療するための組成物および方法において有用な以下のインドール誘導体を開示している
【0004】
【化10】

(式中、A、Z、R、R、R、Rおよびnは、明細書で定義の通りである。)。しかし、当該文献は、ウイルス感染症を治療または予防することにおける四環式インドール誘導体の使用について開示していない。
【0005】
公開国際特許出願WO2005/080399(日本たばこ産業株式会社)は、以下の縮合ヘテロ四環式化合物およびHCVポリメラーゼ阻害剤としてのこれらの使用について開示している
【0006】
【化11】

(式中、A、X、Cy、G、G、G、G、G、G、R、R、R、R、R、Rおよびaは、明細書で定義の通りである。)。
【0007】
公開国際特許出願WO2006/020082(ブリストルマイヤーズスクイブ社(Bristol−Myers Squibb Company))は、以下の縮合四環式化合物およびC型肝炎を治療することにおけるこれらの使用について開示している
【0008】
【化12】

(式中、A、B、R、R、Rおよびnは、明細書で定義の通りである。)。
【0009】
公開国際出願WO2006/046030およびWO2006/046039(共にIstituto Di Ricerche Di Biologia Molecolare P.Angeletti SpA)は、C型肝炎ウイルスによる感染の治療または予防に有用な特定の四環式インドール誘導体を開示している
【0010】
【化13】

(式中、R、R、A、Ar、W、X、YおよびZは、明細書で定義の通りである。)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
したがって、本発明は式(I)の化合物および薬学的に許容されるこの塩を提供する
【0012】
【化14】

[式中、Arは、少なくとも1つの芳香環を含む部分であり、N、OおよびSから独立に、選択された1、2または3個のヘテロ原子を場合によって含む5、6、9または10環原子を有し、この環はQおよびQ基により任意の置換可能な位置で場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH0−33−8シクロアルキル、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、OCH(CH)アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、OCH(CH)ヘテロアリールまたはOCHRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、C1−4アルキルおよびC(O)C1−4アルキルから選択されるか;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルコキシから選択され;
または、RおよびRは、N、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよびアリール基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
または、QおよびQは、結合またはN、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の原子の環を形成してもよく、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびDが同時にNではないという条件で;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシから選択され、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
またはRの一方は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、CN、COH、CO1−4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたはC(O)NRであり、前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
は、水素またはC1−4アルキルであり;
は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、(CH0−3、SOまたは−L−CO20であり;
は、NR、OR、アリール、ヘテロアリールまたはHetであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルキルから選択され;
Hetは、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環であり、この環はN、OもしくはSから選択された1、2または3個のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を含むことができ;
は、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたは(CH0−3であり;
は、アリール、ヘテロアリール、C1−4アルキル、C3−8シクロアルキル、CO、HetまたはNRであり、Hetは、上記定義の通りであり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、C1−4アルキルおよびCO(CH0−3アリールから選択され、Rは、水素またはC1−6アルキルであり、
ここで、Rは、ハロゲン、C1−4アルキルまたはNRにより場合によって置換されており(RおよびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルキルから選択される。);
ここで、Rは、ヒドロキシ、フッ素、塩素、C1−4アルキル、=O、COHもしくはCO1−4アルキルにより場合によって置換されており;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、=O、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRの他方は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシであり(前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されている。);
20は、水素またはC1−6アルキルであり;
Lは、
【0013】
【化15】

であり、R21およびR22は、独立に、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニルもしくはC1−4アルコキシから選択され;
または、R21およびR22は、結合してC3−8シクロアルキル基を形成し;
Bは、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されたアリール、ヘテロアリールまたはCONR2324であり;
23は、水素もしくはC1−6アルキルであり;
または、R23は、R21および/もしくはR22に結合して、5から10員環を形成し、前記環は、飽和、部分的に飽和または不飽和でもよく、前記環は、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
24は、アリールもしくはヘテロアリールであり;
または、R23、R24およびこれらが結合している窒素原子は、5から10員の一環もしくは二環性系を形成し、前記環は、飽和、部分的に飽和または不飽和でもよく、前記環は、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
Dは、結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリールまたはヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキルまたはC2−4アルケニルにより場合によって置換されており;
WおよびZは、独立に、結合、C=O、O、S、S(O)、S(O)、−(CR1011)−(CR12130−1−およびNR10から選択され;
XおよびYは、独立に、結合、C=O、O、−CR1415−、−CR14(OR15)−およびNR14から選択され;W、X、YおよびZの0、1または2つは、結合であり;
10、R11、R12、R13、R14およびR15は、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3へテロアリール、(CH0−3Het、(CH0−3C(O)(CH0−3Het、(CH0−3NR1617、(CH0−3C(O)(CH0−3NR1617およびNHC(O)(CH0−3NR1617から選択され;
16およびR17は、独立に、水素、C1−6アルキルおよび(CH0−4NR1819から選択され;
または、R16、R17およびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、この環はOもしくはSから選択された1もしくは2個以上のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を場合によって含むことができ、ならびにこの環はハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
18およびR19は、独立に、水素およびC1−6アルキルから選択され;
または、R18、R19およびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、この環はOもしくはSから選択された1もしくは2個以上のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を場合によって含むことができ、ならびにこの環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されている。]。
【0014】
本発明の一実施形態では、式(Io)の化合物および薬学的に許容されるこの塩を提供する
【0015】
【化16】

[式中、Arは、少なくとも1つの芳香環を含む部分であり、N、OおよびSから独立に、選択された1、2または3個のヘテロ原子を場合によって含む5、6、9または10環原子を有し、この環はQおよびQ基により任意の置換可能な位置で場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH0−33−8シクロアルキル、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、OCHRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、C1−4アルキルおよびC(O)C1−4アルキルから選択され;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルコキシから選択されるか;
または、RおよびRは、N、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよびアリール基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
または、QおよびQは、結合またはN、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の原子の環を形成してもよく、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびDが同時にNではないという条件で;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシから選択され、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
またはRの一方は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、CN、COH、CO1−4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたはC(O)NRであり、前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
は、水素またはC1−4アルキルであり;
は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、(CH0−3またはSOであり;
およびRは、式(I)に関する記載の通りであり;
ここで、Rは、ヒドロキシ、フッ素、塩素、C1−4アルキル、=O、COHもしくはCO1−4アルキルにより場合によって置換されており;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、=O、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRの他方は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
W、X、YおよびZは、式(I)に関する記載の通りである。]。
【0016】
本発明の別の実施形態では、Arが独立に、N、OおよびSから選択された1、2または3個のヘテロ原子を場合によって含む5または6員芳香環であり、この環は上記定義の通りであるQおよびQ基により場合によって置換されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
好ましくは、Arは、環が、上記定義の通りであるQおよびQ基により場合によって置換された、フェニル、ピリジル、ピロリル、フラニルおよびチエニルなどのN、OまたはSから選択されたヘテロ原子を場合によって含む5または6員芳香環である。より好ましくは、Arは、上記定義の通りであるQおよびQ基により場合によって置換された、フェニルまたは2−チエニル、特にフェニルである。
【0018】
好ましくは、Qはハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキルもしくはC1−6アルコキシ、O(CH0−33−8シクロアルキル、O(CH1−3NR、O(CH0−3アリール、OCH(CH)アリール、O(CH0−3へテロアリールまたはOCH(CH)へテロアリールである(RおよびRは、上記定義の通りである。)。より好ましくは、Qは、RおよびRが独立に、水素およびC1−4アルキルから選択され、ヘテロアリールがN、OおよびSから選択された1、2または3個のヘテロ原子を含む5員または6員芳香族複素環である、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、O(CH0−33−6シクロアルキル、O(CH1−2NR、O(CH0−3フェニル、OCH(CH)フェニル、O(CH0−2へテロアリールまたはOCH(CH)へテロアリールである。最も好ましくは、Qは、ヘテロアリールがNおよびSから選択された1または2個のヘテロ原子を含む5員または6員芳香族複素環である、ハロゲン、C1−2アルキル、C1−3アルコキシ、O(CH)C3−6シクロアルキル、O(CH1−2N(C1−4アルキル)、O(CH0−1フェニル、OCH(CH)フェニル、O(CH0−1へテロアリールまたはOCH(CH)へテロアリールである。
【0019】
適切なQ基の例としては、フッ素、塩素、メチル、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、
【0020】
【化17】


がある。
【0021】
好ましくは、Qは、存在しない。
【0022】
さらなる実施形態では、Dは、CRである(Rは、上記定義の通りである。)。好ましくは、Rは水素、フッ素、メチルまたはトリフルオロメチルである。より好ましくは、Rは水素である。
【0023】
さらなる実施形態では、Dは、CRである(Rは、上記定義の通りである。)。好ましくは、Rは水素、フッ素、メチル、メトキシまたはトリフルオロメチルである。より好ましくは、Rは水素である。
【0024】
さらなる実施形態では、Dは、CRである(Rは、上記定義の通りである。)。好ましくは、Rは、COH、CO1−4アルキル、ヘテロアリールまたはC(O)NRである(RおよびRは、上記定義の通りである。)。より好ましくは、Rは、ヘテロアリールが1から4個の窒素原子を含む5員または6員芳香族複素環である、COH、ヘテロアリールまたはC(O)NHRである(Rは、上記定義の通りである。)。最も好ましくは、Rは、COH、1から4個の窒素原子を含む5員芳香族複素環、C(O)NH(C1−4アルキル)、C(O)NHSOまたはC(O)NH−L−CO20である(R、LおよびR20は、上記定義の通りである。)。適切なR基の例としては、COH、テトラゾリル、C(O)NH(CH)、C(O)NHSO(CHCH)、C(O)NHSON(CHおよび
【0025】
【化18】

がある。
【0026】
さらなる実施形態では、Dは、CRである(Rは、上記定義の通りである。)。好ましくは、Rは、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシである(前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されている。)。より好ましくは、Rは、水素またはC1−4アルキルである。最も好ましくは、Rは、水素である。
【0027】
さらなる実施形態では、Wは、結合、C=O、−(CR1011)−(CR12130−1−またはNR10である(R10、R11、R12およびR13は、上記定義の通りである。)。好ましくは、Wは、−CH−、−CHCH−、−CH(CH)−、−CH(CH)−CH(CH)−、−C(CH−または−C(CH−C(CH−などの−(CR1011)−(CR12130−1−である。より好ましくは、Wは、−CH−または−CHCH−である。最も好ましくは、Wは、−CH−である。
【0028】
さらなる実施形態では、Zは、結合、C=O、O、−(CR1011)−(CR12130−1−またはNR10である(R10、R11、R12およびR13は、上記定義の通りである。)。好ましくは、Zは、結合、Oまたは−(CR1011)−(CR12130−1−である。より好ましくは、Zは、結合Oまたは−CH−である。
【0029】
さらなる実施形態では、XはC=O、−CR1415−または−CR14(OR15)−である(R14およびR15は、上記定義の通りである。)。
【0030】
好ましくは、Xは、C=O、−CHR15−または−CH(OR15)−である(R15は、上記定義の通りである。)。より好ましくは、Xは、C=O、−CH−、−CH[(CH0−3NR1617]−またはCH(O[(CH1−3NR1617])−である(R16およびR17は、上記定義の通りである。)。最も好ましくは、XはC=O、−CH−、−CH[NR1617]−、CHCH[NR1617]−または−CH(O[(CH1−3N(C1−4アルキル)])−である。特に、XはC=O、−CH−、−CH[N(CH]−、−CH[N(CH)CHCHN(CH]−、CHCHN(CH、CHCHN(Cまたは−CH(OCHCHN(CH)である。
【0031】
さらなる実施形態では、Yは−CR1415−またはNR14である(R14およびR15は、上記定義の通りである。)。好ましくは、Yは、R14が水素、C1−6アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3C(O)(CH0−3Het、(CH1−3NR1617、(CH0−3へテロアリールまたは(CH0−3C(O)(CH0−3NR1617である(R16およびR17は、上記定義の通りである。)、−CH−またはNR14である。より好ましくは、Yは、R14が水素、C1−4アルキル、C3−6シクロアルキル、C(O)Het、(CHNR1617、(CH0−3ピリジルまたは(CH0−1C(O)(CH0−1NR1617である(R16およびR17は、独立に、水素およびC1−4アルキルから選択されるか、またはR16およびR17はこれらが結合した窒素原子と一緒になって、環が1個の酸素原子および/またはNHもしくはN(C1−4アルキル)基を場合によって含むことができる5から6個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成する。)、−CH−またはNR14である。
【0032】
適切なR14基の例としては、水素、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、シクロプロピル、
【0033】
【化19】

がある。
【0034】
一実施形態では、前述の式(I)の化合物は、以下の相対的立体化学配置を有する。
【0035】
【化20】

【0036】
本発明の化合物の1つの好ましい群は、式(Ia)および薬学的に許容されるこの塩である
【0037】
【化21】

(Ar、R、X、YおよびZは、式(Io)に関して定義の通りである。)。
【0038】
好ましくは、前述の式(Ia)の化合物は、以下の相対的立体化学配置を有する。
【0039】
【化22】

【0040】
本明細書に詳述される様々な置換基の好ましい記載は、単独または組合せで適用することができ、特に明記しない限り、本発明の化合物の一般式ならびに式(Io)、(Ii)、(Ia)および(Iai)に示された化合物の好ましいクラスに適用できることは理解されよう。
【0041】
式(I)またはいずれかの置換基において、任意の変数が複数回出現する場合、各出現についての定義は、他のすべての出現時の定義と独立している。
【0042】
本明細書では、基または基の一部としての「アルキル」または「アルコキシ」という用語は、基が直鎖または分枝であることを意味する。適したアルキル基の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、s−ブチルおよびt−ブチルがある。適したアルコキシ基の例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、s−ブトキシおよびt−ブトキシがある。
【0043】
本明細書に言及されたシクロアルキル基は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを表す可能性がある。適したシクロアルキルアルキル基は、例えば、シクロプロピルメチルである可能性がある。
【0044】
本明細書では、基または基の一部としての「アルケニル」という用語は、基が直鎖または分枝であることを意味する。適したアルケニル基の例としては、ビニルおよびアルキルがある。
【0045】
本明細書で使用されるとき、「ハロゲン」という用語は、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素を意味する。
【0046】
本明細書で使用されるとき、基または基の一部としての「アリール」という用語は、炭素環式芳香環を意味する。適したアリール基の例としては、フェニルおよびナフチルがある。
【0047】
本明細書で使用されるとき、基または基の一部としての「ヘテロアリール」という用語は、N、OおよびSから選択された1から4個のヘテロ原子を含む5から10員の芳香族複素環系を意味する。そのような基の特定の例としては、ピロリル、フラニル、チエニル、ピリジル、ピラゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアジニル、テトラゾリル、インドリル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリルおよびキノリニルがある。
【0048】
本明細書で使用されるとき、基または基の一部としての「Het」という用語は、環がN、OおよびSから選択された1、2もしくは3個のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を含むことができる4から7個の原子のヘテロ脂肪族環を意味する。
【0049】
化合物または基が「場合によって置換された」と記載された場合、1つ以上の置換基が存在することができる。任意の置換基は、これらが直接、または以下の例のアミン、アミド、エステル、エーテル、チオエーテル、スルホンアミド、スルファミド、スルホキシド、尿素、チオ尿素およびウレタンなどの接続基を通してのいずれかの、様々な方法で、これらが置換した化合物または基と結合することができる。必要に応じて、任意の置換基を、それ自体、別の置換基と任意の置換基を直接接続するか、または上記で例証した接続基などの接続基を通して、別の置換基により置換してもよい。
【0050】
本発明の範囲内の特定の化合物は、以下の実施例および表に挙げられている化合物ならびに薬学的に許容されるこれらの塩を含む。
【0051】
薬物における使用のために、式(I)の化合物の塩は、無毒性の薬学的に許容される塩である。しかし、他の塩は、本発明による化合物または無毒性の薬学的に許容されるこれらの塩の調製に有用であることがある。本発明の化合物の適した薬学的に許容される塩は、例えば、本発明による化合物の溶液と塩酸、フマル酸、p−トルエンスルホン酸、マレイン酸、コハク酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、炭酸、リン酸または硫酸などの薬学的に許容される酸の溶液を混合することにより形成させることができる。また、アミン基の塩は、アミノ窒素原子がアルキル、アルケニル、アルキニルまたはアラルキル部分などの適した有機基を有する四級アンモニウム塩を含むことができる。さらに、本発明の化合物が酸性部分を有する場合、適した薬学的に許容されるこの塩は、例えばナトリウムまたはカリウム塩などアルカリ金属塩;および例えばカルシウムまたはマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩などの金属塩を含むことができる。
【0052】
この塩を、溶媒もしくは媒体中(この場合、塩は不溶性である。)において、または真空中または凍結乾燥により除去される水などの溶媒中において、遊離塩基形態の生成物を適した酸の1種以上の等価物と反応させるか、または存在している塩の陰イオンを適したイオン交換樹脂で別の陰イオンと交換するなどの従来の方法により形成させることができる。
【0053】
本発明は、本発明の範囲内に上記の式(I)の化合物のプロドラッグを含む。一般に、そのようなプロドラッグは、in vivoにおいて、要求された式(I)の化合物に容易に変換可能な式(I)の化合物の機能的誘導体(functional derivative)である。適したプロドラッグの誘導体の選択および調製の従来の手順は、例えば、「Design of Prodrugs」、編集H.Bundgaard、Elsevier、1985に記載されている。
【0054】
プロドラッグは、生物活性物質(「親薬物(parent drug)」または「親分子(parent molecule)」)の薬理学的に不活性な誘導体であってもよく、これは活性薬物を放出するために体内で変換が必要であり、親薬物分子に対して、送達特性が向上している。in vivoでの変換は、例えば、カルボン酸、リン酸もしくは硫酸エステルの化学的もしくは酵素的加水分解、または感受性官能基の還元もしくは酸化などのある代謝過程の結果であってもよい。
【0055】
本発明は、本発明の範囲内に、式(I)の化合物の溶媒和物、および例えば水和物などのこの塩を含む。
【0056】
また、本発明は、本発明の範囲内に、式(I)の化合物のN−酸化物を含む。
【0057】
また、本発明は、本発明の範囲内に、式(I)の化合物のあらゆるエナンチオマー、ジアステレオマー、幾何異性体および互変異性体を含む。すべてのそのような異性体およびその混合物は、本発明の範囲内に含まれることが理解される。
【0058】
本発明は、治療における使用のために、式(I)の化合物または薬学的に許容されるこの塩をさらに提供する。
【0059】
別の態様では、ヒトまたは動物におけるC型肝炎ウイルスによる感染症の治療または予防のための薬物製造における上記に定義した通りの式(I)の化合物または薬学的に許容されるこの塩の使用について提供する。
【0060】
本発明のさらなる態様は、薬学的に許容される担体に関連して、上記で定義の通りの式(I)の化合物または薬学的に許容されるこの塩を含む医薬組成物を提供する。組成物を、目的の投与法により、いずれかの適した形態にすることができる。例えば、経口投与では、錠剤、カプセルもしくは液体、または非経口投与では、溶液もしくは懸濁液にすることができる。
【0061】
また、医薬組成物は、抗ウイルス薬、または免疫調節薬、例えばα−、β−もしくはγ−インターフェロンなどのウイルス感染症治療用の1種以上の他の薬剤を場合によって含む。
【0062】
さらなる態様では、本発明は、C型肝炎ウイルスポリメラーゼを阻害する方法および/またはC型肝炎ウイルスによる疾患を治療もしくは予防する方法を提供し、この方法は、本疾患を患うヒトまたは動物(好ましくは哺乳動物)の対象に、上記の医薬組成物または上記の式(I)の化合物もしくは薬学的に許容されるこの塩の治療的または予防的有効量を投与することを含む。「有効量」とは、対象に有益性をもたらすか、または少なくとも対象の状態に変化を生じさせるために十分な量である。
【0063】
化合物を投与する用量率(dosage rate)は、使用する特定の化合物の活性、この化合物の代謝的安定性および作用時間、患者の年齢、体重、全身的健康状態、性別、食事、投与の様式および時間、排出率、薬剤併用、特定の状態の重症度、ならびに治療を受けている宿主などの様々な要因によって決まる。適切な用量レベルは、1日あたり約0.02から5または10gであり、経口投与量では、2から5倍高くなる。例えば、体重(kg)あたり化合物1から20または50mgを1日あたり1から3回の投与が望ましいことがある。適切な値は、ルーチンの検査により選択できる。本化合物は、単独または他の治療と組み合わせて同時にもしくは連続して投与することができる。例えば、当業者に公知の抗ウイルス薬、免疫調整薬、抗感染薬またはワクチンの有効量と組み合わせて投与することができる。それは、経口、静脈内、皮膚および皮下を含む任意の適切な経路で投与することができる。適切な部位に直接、または特定の細胞タイプなどの特定の部位を標的にした方法で投与することができる。適切なターゲッティング法が、すでに知られている。
【0064】
本発明のさらなる態様は、上記で定義の通りの式(I)の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容されるこの塩を、1種もしくは複数の薬学的に許容される補助剤、希釈剤もしくは担体および/または1種もしくは複数の他の治療的もしくは予防的に有効な薬剤と混合することを含む、医薬組成物の調製方法を提供する。
【0065】
また、本発明は、式(I)の化合物の調製の工程を提供する。
【0066】
一般的工程(a)に従って、式(I)の化合物(式中、Yは、NR14である。)を、式(II)の化合物の内部の閉環により調製することができる
【0067】
【化23】

(式中、R14、D、D、D、D、Ar、W、XおよびZは、式(I)に関して記載されている。)。本反応を、溶媒中においてHATUなどのカップリング試薬およびジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で都合よく実施される。適した溶媒は、ジクロロメタンを含む。
【0068】
一般的工程(b)に従って、式(I)の化合物(式中、Yは、NR14であり、Zは、−CH−である。)を、式(III)の化合物の還元および内部の閉環により調製することができる
【0069】
【化24】

(式中、R14、D、D、D、D、Ar、WおよびXは、式(I)に関する記載の通りである。)。還元は、メタノールなどの適した溶媒中において、シアノ水素化ホウ素ナトリウムなどの穏やかな還元剤の存在下で都合よく実施される。閉環は、溶媒中においてHATUなどのカップリング試薬およびジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で都合よく実施される。適した溶媒は、ジクロロメタンを含む。
【0070】
一般的工程(c)に従って、式(I)の化合物を、式(IV)の化合物の内部の閉環により調製することができる
【0071】
【化25】

(式中、R、R、A、Ar、YおよびZは、式(I)に関する記載の通りであり、X’は、式(I)に関して定義した通りのXであるか、または環化反応中もしくは後に、Xに変換され、W’は、式(I)に関して定義した通りのWであるか、または環化反応中もしくは後に、Wに変換される。)。W’およびX’は、それぞれWおよびX基の適した活性前駆体であることがあり、これらは添付のスキームおよび実施例または当業者に公知の方法により、閉環中または後にそれぞれWおよびXに変換することができる。例えば、W’は、CH−ハロゲンであってもよく、W’およびX’は、共にエポキシドまたはアジリジン基であってもよい。W’がCH−BrなどのCH−ハロゲンである場合、反応は、DMFなどの適した溶媒中において、水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下で都合よく実施される。W’およびX’がエポキシド基である場合、反応は、DMFなどの適した溶媒中において、水酸化ナトリウムなどの塩基の存在下で都合よく実施される。
【0072】
式(II)、(III)および(IV)の化合物は、当技術分野で公知であるか、または、例えば、添付のスキームおよび実施例に記載の方法もしくは容易な代替法による当業者に公知の従来の方法により調製することができる。
【0073】
適切な手順のさらなる詳細については、添付のスキームおよび実施例で見ることができる。例えば、式(I)の化合物を、当技術分野で公知の合成法を用いて、式(I)の他の化合物に変換することができる。
【0074】
したがって、式(I)の化合物(Dは、CCOアルキルである。)を、例えば、ジオキサン(水と場合によって混合する。)、THFおよび/またはメタノールなどの適した溶媒中でのKOHもしくはNaOHによる処理により、エステルをカルボン酸に変換することにより式(I)の化合物(Dは、CCOHである。)に変換することができる。
【0075】
さらに、式(I)の化合物(Dは、CCOHである。)を、溶媒中においてHATUなどのカップリング試薬およびジイソプロピルエチルアミンなどの塩基の存在下で、HNRとカルボン酸を反応させることにより式(I)の化合物(Dは、CC(O)NRである。)に変換することができる。適した溶媒は、DMFを含む。
【0076】
さらに、式(I)の化合物(XまたはYは、C=Oである。)を、例えば、THFなどの適した溶媒中において、BH・THFなどのボラン試薬によるオキソ基の還元により式(I)の化合物(XまたはYは、CHである。)に変換することができる。
【0077】
また、式(I)の化合物(Qは、OHである。)を、それぞれhal−(CH0−3へテロアリール、hal−(CH0−3アリールまたはhal−(CH0−33−8シクロアルキル(halは、臭素または塩素などの適したハロゲン原子である。)とヒドロキシ基を反応させることにより式(I)の化合物(Qは、O(CH0−3へテロアリール、O(CH0−3アリールまたはO(CH0−33−8シクロアルキルである。)に変換することができる。反応は、DMFなどの適した溶媒中において、水素化ナトリウムなどの塩基の存在下で都合よく実施される。
【0078】
一般的な合成のスキーム
一般に、5つの合成スキームを使用して、式(I)の化合物を得ることができる。
【0079】
方法A
【0080】
【化26】

【0081】
2−ブロモインドール中間体(実施例1に記載のように調製した。)を、つなぎの要素W/Xのいずれかまたは両方に前駆体官能基W’/X’を導入するために、インドール窒素上で官能化した。次に、Pd触媒クロスカップリング法(Pd mediated cross−coupling methodology)(例えば、Susuki、Stilleなど)により、C2芳香族を担持している前駆体官能基Z’/Y’を、つなぎの要素Z/Yのいずれかまたは両方に導入した。官能基操作に続いて、閉環により四環式系を得た。次にエステルの脱保護により、C2芳香族がインドール窒素につながれた、目標のインドールカルボン酸を得た。当業者は、反応の順序を逆転させること(すなわち、Pd触媒カップリングに続いて、インドール窒素に対する官能基の付与を実施する。)が可能なことを容易に理解する。
【0082】
方法B
【0083】
【化27】

【0084】
C2芳香族を、最初にPd触媒クロスカップリング法(Susuki、Stilleなど)により導入した。次に、つなぎを組み立て、インドール窒素上へ環化し、最後に閉環した。次にエステルの脱保護により、C2芳香族がインドール窒素につながれた、目標のインドールカルボン酸を得た。
【0085】
方法C
【0086】
【化28】

【0087】
方法AおよびBより生成した縮合四環式中間体を、つなぎにおける官能基操作にかけ、その後エステルの脱保護により目標のC2につながれたインドールカルボン酸を得た。
【0088】
方法D
【0089】
【化29】

【0090】
方法A−Cより生成した縮合四環式中間体を、Ar残基上の官能基Qの操作にかけた。このことをつなぎ残基の最後の官能基の付与の前後に実施することが可能である。次にエステルの脱保護により、目標のC2につながれたインドールカルボン酸を得た。
【0091】
方法E
【0092】
【化30】

【0093】
方法A−Dより生成した、つながれたインドールカルボン酸を、さらにカルボキシ酸官能基の操作を介して誘導体化し、カルボキシ酸置換基またはカルボキサミドを担持する化合物を得た。
【0094】
上記の一連の合成シーケンスの間、いずれかの関連分子上の感受性または反応性基を保護することが必要および/または望ましいことがある。このことは、例えば、Protective Groups in Organic Chemistry、J.F.W.McOmie編、Plenum Press、1973;およびT.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、Protective Groups in Organic Synthesis、John Wiley & Sons、第3版、1999に記載の保護基などの従来の保護基により達成することができる。保護基は、当業者に公知の方法を使用して、都合のよい後の過程で除去することができる。
【0095】
以下の実施例は、本発明を例証する。
【0096】
本発明の化合物を、酵素阻害アッセイ(実施例i)およびセルベースサブゲノム複製アッセイ(cell based subgenomic replication assay)(実施例ii)において、HCV RNA依存性RNAポリメラーゼ(NS5B)に対する阻害活性について試験した。化合物は、本酵素アッセイにおいて、IC50が5μM未満であり、いくつかの実施例では、細胞ベースのアッセイにおいて、EC50が2μM未満であった。
【0097】
実施例における化合物名は、ACDLabs(バージョン6.0)製のソフトウェアを用いて作成した。
【0098】
i)in vitroにおけるHCV NS5B酵素阻害アッセイ
公開国際特許出願WO96/37619は、酵素をコードしている組換えバキュロウイルスに感染した昆虫細胞由来の組換えHCV RdRpの製造について記載している。テンプレートとしてRNAを用いて、精製された酵素が、in vitroにおけるRNAポリメラーゼ活性を有することを示した。参考文献は、プライマーまたはヘテロポリマーテンプレートとしてポリ(A)およびオリゴ(U)を使用したポリメリゼーションアッセイについて記載している。トリチウム標識のUTPまたはNTPの取り込みを、酸不溶性放射能を測定することにより定量化する。本アッセイは、HCV RdRpの阻害物質として前述した様々な化合物をスクリーニングするために使用されている。
【0099】
放射性UMPの取り込みを、以下のように測定した。標準的反応(50μl)を、20mMトリス/HCl pH7.5、5mM MgCl、1mM DTT、50mM NaCl、0.03% N−オクチルグルコシド、1μCi[H]−UTP(40Ci/mmol、NEN)、10μM UTPおよび10μg/mlポリ(A)または5μM NTPおよび5μg/mlヘテロポリマーテンプレートを含む緩衝液中で実施した。オリゴ(U)12(1μg/ml、Genset)を、ポリ(A)テンプレートを調べているアッセイにプライマーとして加えた。最終NS5B酵素濃度は、5nMであった。アセンブリの順序は、1)化合物、2)酵素、3)テンプレート/プライマー、4)NTPであった。22℃での1時間のインキュベーション後、反応を、20%TCA50μlを加え、試料をDE81フィルターに置くことにより停止させた。フィルターを、1M NaHPO/NaHPO、pH7.0を含む5%TCAで完全に洗浄し、水、次にエタノールですすぎ、風乾し、フィルターに結合した放射能を、シンチレーションカウンターで測定した。この反応を、上記で提示した各化合物の様々な濃度の存在下でこの反応を実施することにより、以下の式を利用してIC50値の測定を可能にした。
【0100】
%残効性=100/(1+[I]/IC50
式中、[I]は、阻害物質濃度であり、「s」は、阻害曲線の傾斜である。
【0101】
ii)セルベースHCV複製アッセイ
サブゲノムHCVレプリコンを安定に保持している細胞クローンを、Lohmannら、(1999)(EMBL−genbank No.AJ242652)に記載のI377neo/NS3−3’/wtと同一のRNAレプリコンを有するHuh−7細胞を形質移入し、続いて硫酸ネオマイシン(G418)を用いて選択することにより得た。ウイルス複製を、抗NS3モノクローナル抗体10E5/24(公開国際特許出願WO02/59321に記載の通りである。)を用いて、96ウェルマイクロタイタープレートにおいて増殖させた細胞に対して直接実施したELISAアッセイ(Cell−ELISA)によるNS3タンパク質の発現を測定することにより監視した。細胞を、DMEM/10%FCS 0.1mlの最終容量で、ウェルあたり10細胞の密度で96ウェルプレートに播種した。プレーティングの2時間後、阻害物質の3倍濃度を含むDMEM/10%FCS 50μlを加え、細胞を96時間インキュベートし、次に氷冷イソプロパノールで10分間固定した。各状態を2回検査し、吸光度の平均値を算出のために使用した。細胞を、PBSで2回洗浄し、PBS+0.1%トリトン×100+0.02%SDS(PBSTS)中の5%脱脂粉乳によりブロックし、ミルク/PBSTSに希釈した10E5/24mab(モノクローナル抗体)と共に4℃で終夜インキュベートした。PBSTSで5回洗浄した後、ミルク/PBSTSに希釈したアルカリホスファターゼに抱合されたFe特異的抗マウスIgG(Sigma)と共に室温で3時間インキュベートした。上記のように再度洗浄した後、反応を、p−ニトロフェニルリン酸エステル二ナトリウム基質(Sigma)により発展させ、吸光度を405/620nmで周期的に読み取った。計算のために、阻害物質なしでインキュベートした試料の吸光度値が1と1.5との間であったデータセットを使用した。NS3の発現を50%減少させる阻害物質の濃度(IC50)を、データをヒル式(Hill equation)に当てはめることにより算出した。
【0102】
分画阻害(fraction inhibition)=1−(Ai−b)/(A−b)=[I]/([I]+IC50
Ai=指示阻害物質濃度を補充したHBI10細胞の吸光度値。
【0103】
=阻害物質なしにインキュベートしたHBI10細胞の吸光度値。
【0104】
b=同じマイクロリットルプレートにおいて同じ密度で播種し、阻害物質なしにインキュベートしたHuh−7細胞の吸光度値。
【0105】
n=ヒル係数。
【0106】
iii)一般的手順
すべての溶媒は、市販の供給源(Fluka,puriss.)から入手し、さらなる精製なしに使用した。ルーチンの脱保護および結合ステップを除いては、反応を、オーブンで乾燥させた(110℃)ガラス器内において、窒素雰囲気下で実施した。有機抽出物を、硫酸ナトリウムにより乾燥させ、減圧下で操作したロータリーエバポレータで濃縮した(乾燥剤の濾過後)。フラッシュクロマトグラフィーを、発表された手順(W.C.Stillら、J.Org.Chem.1978、43、2923)に従ったシリカゲルまたは販売前に包装されたカラムを利用した市販のフラッシュクロマトグラフィーシステム(Biotage corporationおよびJones Flashmaster II)で実施した。
【0107】
試薬は、通常、民間の供給会社から直接入手し(および供給されたまま使用した。)たが、少数の社内の収蔵品も利用した。後者の場合、科学文献に報告された、または当業者に公知のルーチンの合成ステップを使用して、容易に利用できた。
【0108】
H NMRスペクトルは、300−600MHzの周波数(報告)で操作したBruker AMシリーズ分光計で記録した。非交換性プロトン(および可視である非交換性プロトン)に対応するシグナルの化学シフト(δ)を、テトラメチルシランに対する百分率(ppm)で記録し、参照として残留溶媒ピークを用いて測定している。シグナルは、多重度(s、一重線;d、二重線;t、三重線;q、四重線;m、多重線;b、幅広線、およびこの組合せ);ヘルツ(Hz)による結合定数;プロトン数の順序で表にしている。質量スペクトル(MS)のデータは、陰(ES)または陽(ES)イオン化モードで操作したPerkin Elmer API 100またはWaters MicroMass ZQで得て、結果は、親イオン単独の電荷(m/z)に対する質量比として報告している。分取スケール(preparative scale)HPLC分離を、Waters 486吸収検出器を装備したWaters Delta Prep 4000分離モジュールまたはGilson分離システムで実施した。すべての場合で、化合物を、共に0.1%TFAを含む水およびMeCNの直線勾配で、15から40mL/分の流速により溶離した。
【0109】
以下の略号を、実施例、スキームおよび表において使用している。Ac:アセチル;Ar:アリール;cat.:触媒;dioxan(e):1,4−ジオキサン;dppf:(1,1’−ビスジフェニルホスフィノ)フェロセン;DAST:(ジエチルアミノ)三酸化硫黄];1,2−DCE:1,2−ジクロロエタン;DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン;DMAP:N,N−ジメチルピリジン−4−アミン;DME:ジメトキシエタン;DMF:ジメチルホルムアミド;DMSO:ジメチルスルホキシド;DMP:デスマーチン(Dess−Martin)ペルヨージナン;EDAC.HCl:1−エチル−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドHCl塩;eq.:当量;EtN:トリエチルアミン;EtOAc:酢酸エチル;EtO:ジエチルエーテル;EtOH:エタノール;h:時間;EtSiH:トリエチルシラン;HOAc:酢酸;HATU:O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸塩;Me:メチル;MeCN:アセトニトリル;MeOH:メタノール;min;分;MS:質量スペクトル;NBS:N−ブロモスクシンイミド;PE:PE;Ph:フェニル;quant.:定量的;RP−HPLC:逆相高圧液体クロマトグラフィー;RT:室温;sec:秒;SFC:超臨界流体クロマトグラフィー;s.s.:飽和水溶液;TBTU:O−ベンゾトリアゾール−1−イル−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムテトラフルオロホウ酸塩;TFA:トリフルオロ酢酸;THF:テトラヒドロフラン;THP:テトラヒドロピラニル;TMS:トリメチルシリル。
【実施例1】
【0110】
14−[(1R、2S)または(1S、2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロプル−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−α][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル3−シクロヘキサ−1−エン−1−イル−1H−インドール−6−カルボキシレート
3−シクロヘキサ−1−エン−1−イル−1H−インドール−6−カルボン酸(公開国際特許出願WO2004/087714に記載のように調製した。)の乾燥DMF溶液(0.1M)を0℃まで冷却し、KCO(1.05eq)で処理した。次に、MeI(1.05eq)のDMF溶液(3M)を0.5時間かけて加え、温度を20℃まで昇温させた。18時間後、反応を水性HCl(1N)でクエンチし、EtOAcで希釈した。有機相を分離し、水性HCl(1N)、次にブラインで数回洗浄した。乾燥有機物を濃縮し、固体として表題化合物(99%)を得た;MS m/z(ES)256(M+H)
【0111】
ステップ2:(±)メチル3−[(トランス)−2−ヒドロキシシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質の乾燥THF溶液(0.2M)を、BH・SMe(TMF中に2M、1.1eq)により0℃で1時間かけて処理した。混合物を20℃で12時間攪拌し、次に0℃まで冷却し、水性NaOH(3M、5.7eq)およびH(HO中で30%、8.4eq)で連続的に処理した。本混合物を、20℃で3時間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、s.s.NHClで中和した。有機相をs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥および濃縮した。残留物をEtOで数回洗浄し、白色の粉末として表題化合物(73%)を得た;MS m/z(ES)274(M+H)
【0112】
ステップ3:(±)−メチル3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質の乾燥EtOAc溶液(0.08M)を、−50℃で15分かけてDAST(1.2eq)により処理した。混合物を1時間攪拌し、次に20℃まで昇温させた。3時間後、混合物をs.s.NaHCOでクエンチし、EtOAcで希釈した。有機相をブラインで洗浄し、減圧下で乾燥および濃縮した。残留物を高温EtOAcから結晶化させ、表題化合物(61%)を得た。濾液を濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(10%から30%EtOAc:PE)により精製し、固体として表題化合物の第2の収穫物(17%)を得た;MS m/z(ES)276(M+H)
【0113】
ステップ4:(±)−メチル2−ブロモ−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質のCHCl溶液(0.16M)を、NBS(1.1eq)で2時間にわたり処理した。得られた混合物を4時間攪拌し、次にNa(1N)で希釈し、12時間攪拌した。有機相を分離し、水性Na(1N)およびブラインで洗浄した。乾燥有機物を濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(1:9から2:8 EtOAc:PE)により精製し、淡色の固体として表題化合物(56%)を得た;MS m/z(ES)354(M+H)
【0114】
ステップ5:メチル2−ブロモ−3−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレートおよびメチル2−ブロモ−3−[(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質をMeOHに溶解し、エナンチオマーをSFCクロマトグラフィーにより分離した(固定相:Chiralcel OJ−H 250×10mm;移動相:0.2%ジエチルアミン/COを含む25%MeOH;流速10mL/分;カラム圧:100バール;カラム温度:35℃;検出UV254nm)。したがって、得られた2つの画分(化合物回収率95%)の鏡像異性体過剰率を、キラル相分析HPLCにより測定した(固定相:Chiralpak AD250×4.6mm;移動相95:5n−ヘキサン:0.2%TFAを含むイソプロピルアルコール;流速1mL/分;検出:UV300nM;試料濃度:1mg/mL;注入量10uL):異性体A(保持時間37.82分、e.e.99.8%[α]20=−8.0(c=0.77、CHCl));異性体B(保持時間43.89分、99%[α]20=+8.0(c=0.77、CHCl))。
【0115】
ステップ6:メチル2−ブロモ−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
(−)−メチル2−ブロモ−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(前述のステップからの異性体A)の乾燥DMF溶液(0.16M)を、0℃まで冷却し、NaH(1.2eq)で処理した。RTで1時間攪拌した後、ブロモ酢酸tert−ブチル(1.1eq)を加えた。2.5時間後、反応をHCl(1N)の添加によりクエンチし、EtOAcで希釈した。有機相を分離し、次に水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。乾燥有機物を濃縮し、得られた残留物をヘキサンで磨砕し、白色の固体として表題化合物(89%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.30−1.59(m,3H)、1.41(s,9H)、1.68−2.12(m,5H)、2.92−3.11(m,1H)、3.88(s,3H)、4.83−5.20(m,3H)、7.68(d,J 8.4,1H)、7.87(d,J 8.4,1H)、8.17(s,1H);[α]20=−7.1(c=1.0,MeOH)。
【0116】
ステップ7:メチル2−[4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミルフェニル]−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
パイレックス(登録商標)管に、前段の物質のトルエン溶液(0.2M)を充填した。溶液を脱気し、次に[4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミルフェニル]ボロン酸(1.5eq)、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,6’−ジメトキシビフェニル(0.06eq)、KPO(2eq)およびPd(dba)(0.02eq)で処理した。管を塞ぎ、100℃で4.5時間加熱し、次に混合物を冷却し、EtOAcおよびHOで希釈した。有機相を分離し、次いでブラインで洗浄し、乾燥させた。揮発性物質を取り除き、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(9:1 PE:EtOAc)により精製し、固体として表題化合物(77%)を得た。異性体の1:1混合物をH NMRにより観察した;MS(ES)m/z600(M+H)
【0117】
ステップ8:メチル2−{4−(ベンジルオキシ)−2−[(イソプロピルアミノ)メチル]フェニル}−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質のTHF溶液(0.03M)に、i−PrNH(10eq)およびAcOH(10eq)加えた。混合物を12時間攪拌し、次に揮発性物質を真空中で除去し、残留物をMeOHに溶解した。本溶液(0.03M)をNaBHCN(1.05eq)で処理し、次に12時間攪拌し、真空中で濃縮した。残留物をEtOAcで溶解し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥させた。真空中の溶媒の除去により、固体として表題化合物(95%)を得た;MS(ES)m/z643(M+H)
【0118】
ステップ9:メチル3−(ベンジルオキシ)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質を、CHCl:TFAの1:1混合物で処理し、得られた溶液(0.05M)を6時間攪拌した。揮発性物質を真空中で除去し、得られた残留物をCHClで希釈した。溶液(0.02M)をDIPEA(2.5eq)およびHATU(1eq)で処理し、次に12時間攪拌した。揮発性物質を除去し、残留物をEtOAcで希釈した。有機相を、水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥および濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(3:2 PE/EtOAc)により精製し、固体として表題化合物(76%)を得た;MS(ES)m/z569(M+H)
【0119】
ステップ10:メチル3−(ベンジルオキシ)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のTHF溶液(0.04M)を、BH・THF(1M THF溶液;5eq)で処理し、2時間攪拌した。混合物を0℃まで冷却し、MeOHを1滴ずつ加えることにより0.02Mまで希釈し、次にメタノールHCl(1.25M、3eq)で処理した。溶液を65℃まで2時間加熱し、次に20℃まで冷却した。揮発性物質を真空中で除去し、得られた残留物をEtOAcおよびNaHCOで希釈した。有機層をブラインで洗浄し、真空中で乾燥させ、次に濃縮し、固体として表題化合物(97%)を得た;MS(ES)m/z555(M+H)
【0120】
ステップ11:メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のMeOH溶液(0.01M)を10%Pd/C(10重量%)で処理し、水素雰囲気下で8時間攪拌した。混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を濃縮し、固体として表題化合物(93%)を得た;MS(ES)m/z465(M+H)
【0121】
ステップ12:メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.2M)を0℃まで冷却し、NaH(鉱物油中60%、2.5eq)および塩化2−(クロロメチル)ピリジニウム(1.2eq)により少しずつ処理した。混合物を5時間攪拌し、次にEtOAcで希釈した。有機相をs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥および濃縮し、固体として表題化合物(98%)を得た;MS(ES)m/z556(M+H)
【0122】
ステップ13:14−[(1R,2S)または(1S,2R)フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
ジオキサン:HOの1:1混合物中の前段の物質の溶液(0.03M)を、水性KOH(5N、2eq)で処理し、40℃まで48時間加熱した。揮発性物質を真空中で除去し、残留物を水性HCl(1N)で酸性化した。この混合物をRP−HPLCにより精製し、表題化合物(61%)のトリフルオロ酢酸塩を得て、H NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(600MHz,DMSO−d,300K)δ,1.24−1.30(m,1H)、1.31(d,J 6.3,3H)、1.42(d,J 5.1,3H)、1.43−1.67(m,3H)1.72−1.84(m,1.5H)、1.96−2.12(m,2H)、2.21−2.28(m,0.5H)、2.73−2.85(m,1H)、3.35−3.70(m,残存HOシグナルにより一部不明確,3H)、3.80−3.90(m,2H)、4.46および4.54(d,JおよびJ 13.8,1H)、4.85−5.16(m,1H)、4.90(d,J,J 13.8,1H)、5.26−5.39(m,1H)、7.37−7.46(m,3H)、7.47および7.57(d,JおよびJ 8.5,1H)、7.63(d,J 7.7,1H)、7.74(d,J 8.5,1H)、7.90(t,J 7.7,1H)、7.95および7.93(d,JおよびJ 8.5,1H)、8.20(s,1H)、8.63(d,J 4.4,1H)、9.35(br s,1H)、12.65(br s,1H);MS(ES)m/z542(M+H)
【実施例2】
【0123】
7−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−ヒドロキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート
実施例9のステップ4に記載の手順に続いて、(−)−メチル2−ブロモ−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例1、ステップ5からの異性体A)の溶液(0.16M)を、ボロン酸2−ヒドロキシフェニル(1.8eq)、水性NaCO(2N、4.6eq)およびPd(PPh(0.1eq)で処理し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(8:2 PE:EtOAc)により精製し、固体として表題化合物(90%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.21−1.65(m,3H)、1.68(m,4H)、2.05−2.19(m,1H)、2.75−2.97(m,1H)、3.87(s,3H)、5.00(dm,JHF 49.0,1H)、6.93(t,J 7.5,1H)、7.01(d,J 7.5,1H)、7.28(t,J 7.5,1H)、7.29(d,J 7.5,1H)、7.59(d,J 8.4,1H)、7.82(d,J 8.4,1H)、8.02(s,1H)、9.74(s,1H)、11.34(s,1H)。
【0124】
ステップ2:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−{2−[(2S)−オキシラン−2−イルメトキシ]フェニル}−1H−インドール−6−カルボキシレート
実施例10のステップ4に記載の手順に続いて、前段の物質の溶液(0.08M)を、CsF(6eq)および(S)−グリシジル−3−ニトロベンゼンスルホネート(1.9eq)で処理した。得られた残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(8:2 CHCl:PE次にCHCl)で精製し、白色の固体として表題化合物(68%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.12−2.20(m,8H)、2.54(dd,残存DMSOのシグナルにより一部不明確,J 4.8,2.6,1H)、2.66(t,J 4.8,1H)、2.67−2.75(m,1H)、3.18−3.22(m,1H)、3.87(s,3H)、3.93(dd,J 11.4,5.6,1H)、4.34(dd,J 11.4,2.7,1H)、4.98(dm,JHF 49.3,1H)、7.12(t,J 7.5,1H)、7.22(d,J 7.5,1H)、7.37(d,J 7.5,1H)、7.46(t,J 7.5,1H)、7.61(d,J 8.4,1H)、7.85(d,J 8.4,1H)、8.02(s,1H)。
【0125】
ステップ3:メチル(7S)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
実施例9のステップ6に記載の手順に続いて、前段の物質の溶液(0.02M)を、NaHMDS(1.2eq)で処理し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(98:2から96:4 CHCl:EtOAc)により精製し、固体として表題化合物(35%)を得た;MS m/z(ES)424(M+H)
【0126】
ステップ4:メチル(7R)−7−アジド−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
実施例9のステップ7に記載のように、前段の物質を処理し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(1:3 CHCl:PE、次にCHCl)により精製し、固体として表題化合物(91%)を得た;MS m/z(ES)449(M+H)
【0127】
ステップ5:メチル(7R)−7−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
ジオキサン:MeOHの8:3混合物中の前記物質の溶液(0.03M)を、10%Pd/C(10重量%)で処理し、H(g)雰囲気下で1時間攪拌した。混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を濃縮し、得られた残留物をMeOHに溶解した。この溶液(0.02M)をTEA(2eq)およびBocO(1.5eq)で処理し、次に12時間攪拌した。揮発性物質を蒸発させた後、残留物をEtOAcに溶解し、水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、乾燥させた。真空中で溶媒を除去し、固体として表題化合物(93%)を得た;MS(ES)m/z523(M+H)
【0128】
ステップ6:メチル(7R)−14−[(1R,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−(メチルアミノ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.16M)を0℃まで冷却し、NaH(鉱物油中60%、1.7eq)により少しずつ処理した。混合物を20℃まで昇温させ、次に硫酸ジメチル(1.5eq)で処理した。3時間後、混合物をEtOAcよび水性HCl(1N)で希釈し、次に有機相を分離し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥させた。溶媒を除去し、得られた残留物をDCM:TFAの8:2混合物に溶解した。この溶液(0.07M)を1時間攪拌し、次に揮発性物質を真空中で除去し、得られた残留物をEtOAcに溶解した。有機層をs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥および濃縮し、白色の固体として表題化合物(72%)を得た;MS(ES)m/z437(M+H)
【0129】
ステップ7:メチル(7R)−7−[(2−アミノエチル)(メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のメタノール溶液(0.02M)に、AcOH(1.6eq)、tert−ブチル(2−オキソエチル)カルバメート(2.5eq)およびNaBHCN(2eq)を加えた。混合物を12時間攪拌し、さらにアルデヒド(0.7eq)およびNaBHCN(0.5eq)を加えた。12時間後、揮発性物質を真空中で除去し、残留物をEtOAcに溶解した。この溶液をs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥させた。揮発性物質の蒸発後、残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し(8:2から6:4 PE:EtOAc)、得られた白色の固体をDCM:TFAの8:2混合物に溶解した。この溶液(0.05M)を1時間攪拌し、次に揮発性物質を真空中で除去し、残留物をEtOAcに溶解し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥有機物を濃縮し、白色の固体として表題化合物(70%)を得た;MS(ES)m/z480(M+H)
【0130】
ステップ8:7−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前段の物質のメタノール溶液(0.02M)に、ホルムアルデヒド(3eq)、AcOH(1.6eq)およびNaBHCN(2eq)を加えた。混合物を0.5時間攪拌し、次に揮発性物質を真空中で除去し、得られた残留物をEtOAcに溶解した。この溶液をs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に乾燥させた。揮発性物質の蒸発後、残留物をジオキサン:HOの2:1混合物に溶解した。この溶液(0.04M)を、水性KOH(5N、2eq)で処理し、65℃まで12時間加熱した。揮発性物質を真空中で除去し、残留物を水性HCl(6N)の添加により酸性化した。この混合物を、自動RP−HPLCで精製し、白色の固体として表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(55%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.19−1.40(m,2H)、1.45−1.62(m,1H)、1.70−1.92(m,2H)、1.96−2.18(m,3H)、2.38(s,3H)、2.89(s,6H)、2.90−3.01(m,1H)、3.05−3.23(m,3H)、3.31(m,残存HOシグナルにより一部不明確,2H)、3.88(dd,J 14.3,10.0,1H)、4.07(dd,J 11.9,8.4,1H)、4.27(dd,J 11.9,3.8,1H)、4.70(d,J 14.3,1H)、5.01(dm,JHF 48.8,1H)、7.25−7.36(m,3H)、7.55(t,J 8.7,1H)、7.70(d,J 8.4,1H)、7.93(d,J 8.4,1H)、8.20(s,1H);MS m/z(ES)494(M+H);[α]20=+16.0(c=0.33,MeOH)。
【実施例3】
【0131】
14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
排気および窒素の再充填(back−filling)の標準のサイクル後、オーブンで乾燥させたシュレンク(Schlenk)管に、CuO(0.05eq)、2−ヒドロキシベンズアルデヒドオキシム(0.2eq)およびCsCO(3eq)を充填した。メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート(実施例1のステップ11に記載のように調製した。)および2−ブロモピリジン(1.5eq)のDMF溶液(0.03M)を加え、管を窒素の陽圧下で塞いだ。この混合物を110℃で5日間攪拌し、次に冷却し、セライトを通して濾過した。濾液を濃縮し、得られた残留物をジオキサン:HOの2:1混合物に溶解した。この溶液(0.05M)を、水性KOH(5N、2eq)で処理し、65℃で12時間加熱した。次に水性KOH(5N、4eq)を加え、さらに24時間攪拌を続けた。混合物を冷却し、水性HCl(6N)の添加により中和させた。この混合物をRP−HPLCにより精製し、固体として得られた表題化合物(12%)を、H NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.24−1.88(m,11.5H)、2.10−2.20(m,2H)、2.20−2.30(m,0.5H)、2.72−2.90(m,1H)、3.34−3.74(m,3H)、3.76−3.96(m,2H)、4.50および4.60(d,J 14.1およびJ 13.0,1H)、4.85−5.30(m,2H)、7.15−7.30(m,2H)、7.42−7.66(m,3H)、7.75(d,J 8.2,1H)、7.92−8.03(m,2H)、8.21−8.31(m,2H);MS(ES)m/z528(M+H)
【実施例4】
【0132】
6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸および6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート
実施例1のステップ7に記載の手順に続いて、実施例1のステップ6に記載のように調製した(−)−メチル2−ブロモ−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレートを、2−ホルミル−4−メトキシフェニルボロン酸(1.5eq)、水性NaCO(2N、6eq)およびPdCl(PPh(0.2eq)で処理し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(9:1から8:2 PE:EtOAc)により精製し、固体として表題化合物(68%)を得た。この物質をH NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.15−1.51(m,3H)、1.25(s,9H)、1.55−1.96(m,4H)、2.00−2.15(m,1H)、2.49−2.52(m,DMSOの残存シグナルにより不明確,1H)、3.89(s,3H)、3.93(s,3H)、4.59および4.63(d,J,J 17.7,1H)、4.88および4.89(d,J,J 17.7,1H)、4.74−5.09(m,1H)、7.31−7.52(m,3H)、7.73(d,J 8.4,1H)、7.93および7.95(d,J 8.4,1H)、8.16(s,1H)、9.53および9.61(s,1H)。
【0133】
ステップ2:メチル6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のTHF溶液(0.05M)を、N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(10eq)およびAcOH(10eq)で処理した。混合物を2時間攪拌し、次に真空中で濃縮し、得られた残留物をMeOHに溶解した。この溶液(0.1M)をNaCNBH(1.2eq)で処理し、12時間攪拌した。混合物をEtOAcおよびHOで希釈し、有機層を分離し、次にブラインで洗浄し、乾燥させた。溶媒の除去後、残留物を実施例1のステップ9に記載のようにHATU(1.3eq)およびDIPEA(5eq)で処理し、固体として得られた表題化合物を後のステップで直接使用した;MS m/z(ES)522(M+H)
【0134】
ステップ3:6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
前段の物質を実施例1のステップ10および13に記載のように処理し、白色の固体として表題化合物(32%)のエナンチオマーを得た。この物質をH NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.19−1.32(m,1H)、1.35−1.82(m,4.5H)、1.90−2.12(m,2H)、2.17−2.30(m,0.5H)、2.70−2.82(m,1H)、2.86(s,6H)、2.90−3.12(m,4H)、3.20−3.70(m,残存HOシグナルにより一部不明確,4H)、3.83(d,J 12.9,1H)、3.88(s,3H)、4.54(d,J 12.9,1H)、4.82−5.19(m,1H)、7.12および7.13(d,JおよびJ 8.6,1H)、7.24および7.25(s,1H)、7.33および7.43(d,JおよびJ 8.6,1H)、7.70(d,J 8.4,1H)、7.91および7.92(d,JおよびJ 8.4,1H)、8.11(s,1H);MS m/z(ES)494(M+H)
【0135】
実施例1のステップ5の異性体Bから得たメチル2−ブロモ−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレートを用いて、ステップ1−3に記載の手順の繰り返しにより、表題化合物の別のエナンチオマーを得た;MS m/z(ES)494(M+H)
【実施例5】
【0136】
6−[2−(ジメチルアンモニオ)エチル]−14−[トランス−2−フルオロシクロヘキシル]−11−(1H−テトラゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−6−イウムビス(トリフルオロ酢酸)
ステップ1:6−[2−(ジメチルアンモニオ)エチル]−14−[トランス−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
実施例4のステップ1−3に記載の手順に続いて、(+/−)−メチル2−ブロモ−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例1のステップ7に記載のように調製した。)を、ボロン酸2−ホルミルフェニルで処理し、固体として表題化合物(25%)を得た;MS(ES)m/z464(M+H)
【0137】
ステップ2:11−(アミノカルボニル)−6−[2−(ジメチルアンモニオ)エチル]−14−[トランス−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−6−イウムビス(トリフルオロ酢酸)
前段の物質のDMF溶液(0.02M)に、HATU(3.0eq)、水性NH(20eq)およびDIPEA(6.0eq)を加えた。反応物を20℃で1.5時間攪拌し、次に溶媒を窒素流下で除去した。残留物をRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(85%)を得た。異性体の1:1混合物がH NMRスペクトルにおいて観察された;MS(ES)m/z(ES)463(M+H)
【0138】
ステップ3:2−[14−[トランス−2−フルオロシクロヘキシル]−11−(1H−テトラゾール−5−イル)−7,8−ジヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−6(5H)−イル]−N,N−ジメチルエタンアミン
前段の物質の無水トルエン溶液(0.044M)を0℃まで冷却し、次にEtN(20.0eq)およびTFA(10.0eq)で処理した。反応物を20℃まで昇温させ、続いてLCMSを実施した。基質の完全な消費後、溶媒を蒸発させ、残留物をEtOAcで希釈し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥させた有機層を濃縮し、得られた残留物をトルエンに溶解した。この溶液(0.02M)をBuSnN(6.0eq)で処理し、110℃で24時間攪拌した。BuSnN(2.7eq)を加え、8日間攪拌し続けた。溶媒の蒸発後、残留物をRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物(16%)を得た。この物質を、H NMRにより異性体の約1:1混合物と同定した。H NMR(600MHz,DMSO−d,300K)δ 1.01−1.09(m,1H)、1.44−1.55(m,4H)、1.66−1.73(m,2H)、1.90−2.14(m,2H)、2.55−2.62(m,1H)、2.77(s,3H)、2.78(s,3H)、2.83−2.94(m,2H)、3.20−3.31(m,4H)、3.54および3.56(d,J 15.5およびJ 15.5,1H)、3.73、3.74(d,J 14.0,J 14.0,1H)、4.41(d,J 15.5,1H)、4.90および5.00(dm,JHF 49.0およびJHF 48.5,1H)、7.41および7.51(d,JおよびJ 7.5,1H)、7.42(t,J 7.5,1H)、7.48(t,J 7.5,1H)、7.54および7.56(d,JおよびJ 7.5,1H)、7.69(d,J 8.5,1H)、7.97および7.98(d,JおよびJ 8.5,1H)、8.14(s,1H);19F NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ −169.2および−171.32;MS(ES)m/z488(M+H)
【実施例6】
【0139】
6−エチル−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル3−(ベンジルオキシ)−6−エチル−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
実施例1のステップ8−9の手順に続いて、メチル2−[4−(ベンジルオキシ)−2−ホルミルフェニル]−1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例1のステップ7に記載のように調製した。)をEtNHで処理し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(95:5から7:3 PE:EtOAc)で精製し、固体として表題化合物(71%)を得た。この物質をH NMRにより異性体の1:1混合物と同定した;MS(ES)m/z555(M+H)
【0140】
ステップ2:メチル6−エチル−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質を、−78℃でBHTHF(1M THF溶液、20.0eq)により処理した。反応を直ちに20℃まで昇温させ、2時間後、MeOHを慎重に加えることによりクエンチした。混合物を80℃まで2時間加熱し、次に冷却し、EtOAcで希釈した。得られた溶液(0.01M)を、10%Pd/C(10重量%)で処理し、水素雰囲気下で14時間攪拌した。溶液を濾過し、濾液を真空中で濃縮し、固体として表題化合物(89%)を得た;MS(ES)m/z451(M+H)
【0141】
ステップ3:6−エチル−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
前段の物質のDMF溶液(0.03M)をNaH(鉱物油中の60%懸濁液、2.5eq)で処理し、次に2−ピコリルクロリド塩酸塩(1.1eq)により処理した。3時間後、DMFを窒素流下で除去し、残留物をMeOH:ジオキサン:水性KOH(5N)の2:2:1混合物で処理した。この溶液(0.02M)を80℃まで加熱し、2時間攪拌し、次に冷却し、pH2まで酸性化した。残留物をRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(41%)を得て、H NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(600MHz,DMSO−d,300K)δ 1.29(br s,3H)、1.36−1.46(m,2H)、1.53−1.55(m,3H)、1.65−1.72(m,2H)、1.89−1.99および2.14(m,2H)、2.67−2.74(m,1H)、3.28−3.40(m,3H)、3.52および3.60−3.72(d,J 13.0,およびm,3H)、4.33(t,J 15.0,1H)、4.76(d,J 15.0,1H)、4.85−4.97(m,1H)、5.40(br s,2H)、7.31−7.34(m,1H)、7.43(d,J 8.5,0.5H)、7.46−7.50(m,1.5H)、7.62−7.70(m,2H)、7.82−7.86(m,2H)、8.14(s,1H)、8.20−8.21(m,1H)、8.74(s,1H)、9.56(br s,1H);19F NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ −169.0、−170.9;MS(ES)m/z528(M+H)
【実施例7】
【0142】
14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
実施例1のステップ12−13に記載の手順に続いて、メチル14−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート(実施例1のステップ11に記載のように調製した。)を、NaH(3.3eq)、臭化水素酸3−(ブロモメチル)ピリジン(1.1eq)およびKOH(5eq)で処理し、得られた残留物をRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(48%)を得た。この物質をH NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.08−1.17(m,2H)、1.31(d,J 6.0,3H)、1.42(d,J 5.0,3H)、1.49−1.65(m,3H)、1.71−1.88(m,0.5H)、1.97−2.09(m,2H)、2.20−2.32(m,0.5H)、2.75−2.81(m,1H)、3.30−3.40(m,残存HOのシグナルにより不明確,2H)、3.79−3.90(m,4H)、4.47および4.56(d,JおよびJ 13.5,1H)、4.91−5.24(m,2H)、5.27−5.37(m,2H)、7.39−7.46(m,2H)、7.52−7.60(m,2H)、7.75(d,J 8.5,1H)、7.97(t,J 4.0,1H)、8.02(d,J 8.5,1H)、8.22(s,1H)、8.65(d,J 4.0,1H)、8.79(s,1H)、12.7(br s,1H);19F NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ −168.9、−170.7;MS(ES)m/z542(M+H);[α]20=−4.8(c=0.33,MeOH)。
【実施例8】
【0143】
14−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
実施例1のステップ12−13に記載の手順に続いて、メチル14−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキシレート(実施例1のステップ11に記載のように調製した。)を、NaH(3.3eq)、3−(クロロメチル)ピリダジン(1.1eq)およびKOH(5eq)で処理し、得られた残留物をRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(66%)を得た。この物質をH NMRにより異性体の1:1混合物と同定した。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.08−1.17(m,2H)、1.31(d,J 6.0,3H)、1.45(d,J 4.0,3H)、1.49−1.67(m,2H)、1.71−1.86(m,2H)、1.97−2.09(m,2H)、2.74−2.82(m,1H)、3.30−3.40(m,残存HOのシグナルにより不明確,1H)、3.33−3.68(m,4H)、4.48および4.57(d,JおよびJ 13.5,1H)、4.86−5.23(m,2H)、5.53−5.63(br s,2H)、7.41−7.51および7.58(mおよびd,J 8.5,3H)、7.75(d,J 8.5,1H)、7.83および7.86(d,JおよびJ 5,1H)、7.95−7.99(m,2H)、8.23(s,1H)、9.30(d,J 4.0,1H);19F NMR(300MHz,DMSO−d 300K)δ −168.9、−170.7;MS(ES)m/z543(M+H);[α]20=−3.9(c=0.33,MeOH)。
【実施例9】
【0144】
(7R)−7−(ジメチルアミノ)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:4−ブロモ−3−ヒドロキシフェニル4−メチルベンゼンスルホネート
4−ブロモベンゼン−1,3−ジオールのアセトン溶液(0.4M)を、KCO(3.0eq)および塩化4−メチルベンゼンスルホニル(1.1eq)で処理した。混合物を還流させながら20時間加熱し、次に冷却し、ブラインで希釈した。アセトンを真空中で除去し、残留物をEtOAcで希釈し、次に6N HClおよびブラインで洗浄した。乾燥有機相を真空中で濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:PE 2:8)により精製し、白色の固体として表題化合物(70%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 2.44(s,3H)、6.39(dd,J 8.6,2.6,1H)、6.67(d,J 2.6,1H)、7.48(d,J 8.6,1H)、7.50(d,J 8.4,2H)、7.56(d,J 8.4,2H)、10.77(br s,1H)。
【0145】
ステップ2:3−(ベンジルオキシ)−4−ブロモフェニル4−メチルベンゼンスルホネート
前記の化合物のDMF溶液(0.5M)を、0℃まで冷却し、次にNaH(鉱物油中に60%、1.8eq)で処理した。1時間後、(ブロモメチル)ベンゼン(1.2eq)を加え、反応物を12時間攪拌し、その後、EtOAcで希釈し、水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。有機層を乾燥および濃縮し、得られた残留物をヘキサン/EtOで磨砕し、白色の固体として表題化合物(88%)を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d,300K)δ 2.44(s,3H)、5.10(s,2H)、6.58(dd,J 8.6,2.5,1H)、6.92(d,J 2.5,1H)、7.34−7.46(m,5H)、7.48(d,J 8.3,2H)、7.61(d,J 8.6,1H)、7.74(d,J 8.3,2H)。
【0146】
ステップ3:(2−(ベンジルオキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)ボロン酸
トルエン:THFの3:1混合物中の前記物質の溶液(0.2M)を、B(OiPr)(1.5eq)で処理した。溶液を−78℃まで冷却し、n−BuLi(1.5eq)で0.5時間かけて1滴ずつ処理した。2時間後、溶液を20℃まで昇温させ、次に反応をHOおよびEtOAcの添加によりクエンチした。有機相を分離し、HOおよびブラインで洗浄し、次に真空中で乾燥および濃縮し、得られた油を後のステップで直接使用した。
【0147】
ステップ4:メチル2−(2−(ベンジルオキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
(−)−メチル2−ブロモ−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例1のステップ5に記載のように調製した。)のジオキサン溶液(0.06M)を、水性NaCO(2N、6.0eq)、(2−(ベンジルオキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)ボロン酸(1.7eq)および塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.1eq)で処理した。混合物を80℃で2時間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。乾燥させた有機層を、真空中で濃縮し、得られた残留物をMeOHから結晶化させ、淡色の固体として表題化合物(76%)を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d,300K)δ 1.05−1.20(m,1H)、1.22−1.39(m,2H)、1.39−1.52(m,2H)、1.52−1.69(m,2H)、1.72−1.89(m,2H)、2.43(s,3H)、2.57−2.663(m,1H)、3.85(s,3H)、4.78−5.03(m,1H)、5.03(s,2H)、6.76(dd,J 8.3,2.0,1H)、6.93(d,J 2.0,1H)、7.22−7.31(m,5H)、7.32(d,J 8.3,1H)、7.48(d,J 8.2,2H)、7.58(d,J 8.5,1H)、7.76(d,J 8.2,2H)、7.80(d,J 8.5,1H)、7.97(s,1H)、11.48(s,1H)。
【0148】
ステップ5:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−{4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−2−[(2S)オキシラン−2−イルメトキシ]フェニル}−1H−インドール−6−カルボキシレート
MeOH:ジオキサンの4:1混合物中の前記物質の溶液(0.1M)を、10%Pd/C(10重量%)で処理し、次に水素の50psi下でパール反応器(Parr reactor)において12時間処理した。さらに10%Pd/C(10重量%)および6N HCl(2eq)を加え、さらなる48時間処理を続けた。混合物を濾過し、濾液を濃縮し、得られた残留物をDMFに溶解した。この溶液(0.1M)をCsF(3eq)で処理し、0.5時間攪拌し、次に(2S)−オキシラン−2−イルメチル3−ニトロベンゼンスルホネート(1.3eq)のDMF溶液(0.8M)で処理した。混合物を12時間攪拌し、次にEtOAcで希釈した。有機層を、水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥有機物を真空中で濃縮し、残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、固体として表題化合物(71%)を得た;MS(ES)m/z594(M+H)
【0149】
ステップ6:メチル(7S)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−ヒドロキシ−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.02M)をNaHMDS(1.2eq)で1時間処理した。混合物をEtOAcで希釈し、水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥有機物を濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、固体として表題化合物(60%)を得た;MS(ES)m/z594(M+H)
【0150】
ステップ7:メチル(7R)−7−アジド−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のピリジン溶液(0.17M)をTsCl(2.5eq)で処理し、次に12時間攪拌した。EtOAcで希釈後、有機物を水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。粗化合物をTHFに溶解し、得られた溶液(0.03M)を、TMSN(3.5eq)およびテトラブチルアンモニウムトリフェニルジフルオロシリケート(3.5eq)で処理し、次にこれを終夜還流させた。さらにTMSNを(10eq)5日間かけて加え、その後、真空中で濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィーにより精製し、白色の粉末として表題化合物(49%)を得た;MS(ES)m/z465(M+H)
【0151】
ステップ8:メチル(7R)−7−アジド−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.04M)を0℃で、NaH(60重量%、2.4eq)で処理した。10分後、懸濁液を、臭化水素酸3−(ブロモメチル)ピリジン(1.2eq)で処理し、次に混合物を20℃で1時間攪拌した。反応をHOでクエンチし、EtOAcで希釈し、次に有機相をブラインで洗浄した。乾燥有機物を濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、固体として表題化合物(83%)を得た;MS(ES)m/z556(M+H)
【0152】
ステップ9:(7R)−7−(ジメチルアミノ)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前段の物質のCHCl溶液(0.03M)を、PPh(1.1eq)で処理し、次に還流させながら1時間加熱した。揮発性物質を真空中で除去し、残留物をアンモニア(7M)のメタノール溶液で処理した。この溶液(0.05M)を還流させながら5日間加熱し、次に減圧下で濃縮し、得られた残留物をMeCN:MeOHの2:1混合物に溶解した。この溶液(0.02M)を、ホルムアルデヒド(5eq)、NaCNBH(2.3eq)およびAcOH(1.1eq)で処理し、次に48時間攪拌した。EtOAcでの希釈後、有機物はs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥有機相を濃縮し、残留物をジオキサン:HOの1:1混合物に溶解した。KOH(3eq)を加え、混合物を60℃で4時間攪拌し、次に冷却し、水性HCl(1N)の添加によりクエンチした。混合物をRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物(50%)を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d,300K)δ 1.04−1.20(m,1H)、1.38−1.70(m,4H)、1.72−1.88(m,1H)、1.92−2.10(m,1H)、2.20−2.30(m,1H)、2.81−2.92(m,1H)、2.99(s,3H)、3.85−3.92(m,1H)、4.05−4.22(m,2H)、4.38(dd,J 6.0,13.6,1H)、5.00(d,J 12.8,1H)、5.01−5.25(d,J 42.4,1H)、5.26(s,2H)、6.93(s,1H)、7.00(d,J 8.8,1H)、7.40(d,J 8.8,1H)、7.60(dd,J 5.0,7.8,1H)、7.72(d,J 8.4,1H)、7.94(d,J 8.4,1H)、8.06(d,J 7.8,1H)、8.34(s,1H)、8.66(d,J 5.0,1H)、8.78(s,1H);MS(ES)m/z544(M+H)
【実施例10】
【0153】
(7Rおよび7S)−7−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−14−[(1S,2R)または(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル2−[2−(ベンジルオキシ)−4−ヒドロキシフェニル]−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
メチル2−(2−(ベンジルオキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)−3−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例9のステップ4に記載のように調製した。)のMeOH溶液(0.9M)を、NaOMe(5.0eq)で処理し、還流させながら2時間加熱した。混合物を冷却し、水性HCl(1N)で希釈し、次にEtOAcで抽出した。EtOAc層を、ブラインで洗浄し、乾燥させた。揮発性物質を除去し、得られた残留物をEtOで磨砕し、白色の固体として表題化合物(99%)を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d,300K)δ 1.09−1.26(m,1H)、1.32−1.66(m,3H)、1.66−1.84(m,2H)、1.84−1.97(m,1H)、2.08−2.21(m,1H)、2.72−2.86(m,1H)、3.87(s,3H)、4.85−5.07(m,1H)、5.09(s,2H)、6.52(dd,J 8.3,2.0,1H)、6.61(d,J 2.0,1H)、7.16(d,J 8.3,1H)、7.23−7.39(m,5H)、7.58(dd,J 8.4,1.4,1H)、7.79(d,J 8.4,1H);7.99(d,J 1.4,1H)、9.75(s,1H)、11.30(s,1H)。
【0154】
ステップ2:メチル2−[2−(ベンジルオキシ)−4−メトキシフェニル]−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.1M)を0℃まで冷却し、次にCsCO(1.05eq)およびMeI(1.05eq)により処理した。混合物を10時間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。乾燥させた有機層を、真空中で濃縮し、得られた残留物をEtOで洗浄し、淡色の固体として表題化合物(84%)を得た;MS(ES)m/z488(M+H)
【0155】
ステップ3:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート
ジオキサン:MeOHの3:1混合物中の前記物質の溶液(0.1M)を、水性HCl(6N、0.3eq)および10%Pd/C(8重量%)で処理した。混合物を、水素の50psi下でパール反応器において20時間攪拌した。混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮し、白色の固体として表題化合物(99%)を得た;MS(ES)m/z398(M+H)
【0156】
ステップ4:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−{4−メトキシ−2−[(2S)−オキシラン−2−イルメトキシ]フェニル}−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.1M)を、CsF(3.0eq)および(2S)−オキシラン−2−イルメチル3−ニトロベンゼンスルホネート(1.3eq)で処理した。混合物を20℃で12時間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、HOおよびブラインで洗浄した。乾燥させた有機層を、真空中で濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(CHCl:EtOAc 98:2)により精製し、白色の固体として表題化合物(88%)を得た;MS(ES)m/z454(M+H)
【0157】
ステップ5:メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7−オキソ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.02M)をNaHMDS(1.2eq)で処理した。1時間後、混合物をEtOAcで希釈し、水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥有機相を真空中で濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、メチル(7S)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−ヒドロキシ−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート(30%)を得た;(ES)m/z454(M+H)
【0158】
この物質のCHCl溶液(0.06M)をDMP(1.1eq)で4時間処理し、次に反応をs.s.Naの添加によりクエンチした。溶液をEtOAcで希釈し、次にs.s.Naおよびs.s.NaHCOの1:1混合物で洗浄した。乾燥有機相を減圧下で濃縮し、固体として表題化合物(90%)を得た;MS(ES)m/z452(M+H)
【0159】
ステップ6:7Rおよび7S−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前段の物質の1,2−DCE溶液(0.05M)を、N,N−ジメチルエタン−1,2−ジアミン(5eq)、Na(OAc)BH(1.5eq)およびAcOH(2eq)で処理した。12時間後、混合物をEtOAcで希釈し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を減圧下で乾燥および濃縮し、得られた残留物をCHClで溶解した。この溶液(0.05M)を、HCHO(4eq)、NaCNBH(1.5eq)およびAcOH(1eq)で0.5時間処理し、次にEtOAcで希釈し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機相を乾燥および濃縮し、得られた残留物をジオキサン:HOの1:1混合物(0.15M)に溶解した。この溶液(0.15M)混合物を、水性KOH(5N、5eq)で処理し、次に70℃で1.5時間攪拌した。反応を冷却し、水性HCl(6N)でクエンチし、次にDMSOで希釈し、RP−HPLCにより精製し、表題化合物の2つのジアステレオマーを得た。異性体A(白色の固体、40%)H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.15−1.40(m,2H)、1.41−1.61(m,1H)、1.70−1.88(m,2H)、1.92−2.15(m,3H)、2.41(s,3H)、2.80−2.90(m,1H)、2.84(s,6H)、3.06−3.23(m,4H)、3.30(水の重なり,m,1H)、3.85(s,3H)、3.93(d,J 10.4,1H)、4.03(m,2H)、4.68(d,J 13.5,1H)、4.82−5.15(dm,JHF 49.3,1H)、6.82(d,J 2.4,1H)、6.86(dd,J 8.4,2.4,1H)、7.22(d,J 8.4,1H)、7.69(d,J 8.4,1H)、7.90(d,J 8.4,1H)、8.17(s,1H)。[α]20=+8.2(c=0.33、MeOH);分析RP−HPLC(固定相:Xterra MS C18 5μm 4.6×150mm;移動相:定組成35%MeCN/HO(+0.1%TFA);流速1mL/分)保持時間=17.5分;異性体B(白色の固体、16%)。H NMR(400MHz,DMSO−d,300K)δ 1.04−1.18(m,1H)、1.35−1.71(m,4H)、1.72−1.85(m,1H)、1.94−2.10(m,1H)、2.38(s,3H)、2.83(s,6H)、2.83−2.95(m,1H)、3.05−3.25(m,4H)、3.30(水の重なり,m,1H)、3.80−3.90(m,1H)、3.85(s,3H)、4.05−4.15(m,1H)、4.30(d,J 8.0,1H)、4.68(d,J 8.0,1H)、5.01−5.17(dm,JHF 48.8,1H)、6.88(s,1H)、6.90(d,J 8.6,1H)、7.38(d,J 8.6,1H)、7.69(d,J 8.4,1H)、7.90(d,J 8.4,1H)、8.18(s,1H);(ES)m/z524(M+H)。[α]20=−41.8(c=0.33、MeOH);分析RP−HPLC(固定相:Xterra MS C18 5μm 4.6×150mm;移動相:定組成35%MeCN/HO(+0.1%TFA);流速1mL/分)保持時間=19.8分。
【実施例11】
【0160】
(2E)−3−{4−[({1−[({14−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾオキサゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]シクロペンチル}カルボニル)アミノ]フェニル}アクリル酸
ステップ1:エチル(2E)−3−(4−{[(アミノシクロペンチル)カルボニル]アミノ}フェニル)アクリレートトリフルオロ酢酸
カルボン酸1−{[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ}シクロペンタンを、DMF(0.2M)に溶解した。HATU(1eq)およびトリエチルアミン(3eq)を加え、エチル(2E)−3−(4−アミノフェニル)アクリレート(0.95eq)を続いて加えた。得られた混合物を、40℃で48時間攪拌した。DMFは蒸発させ、得られた油をEtOAcに溶解し、溶液を水性HCl(1N)、水、飽和NaHCO水およびブラインで洗浄した。NaHSOにより乾燥させ、蒸発させて、得られたオレンジ色の固体を、溶離剤としてPE/EtOAc(2.5:1、1%EtOHを含む)を用いてシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。得られた固体を、0℃でTFA:CHClの1:1混合物で溶解し、溶液(0.1M)をRTで2時間保管した。蒸発により得られた残留物を、トルエンで磨砕し、得られた固体をさらなる精製なしに、後のステップで使用した。H NMR(400MHz,DMSO−d,300K)δ,1.34(t,J 6.9,3H)、1.90−2.12(m,4H)、2.50−2.65(m,4H)、4.15(q,J 6.9,2H)、6.62(d,J 16.0,1H)、7.69(d,J 16.0,1H)、7.80(br s,2H)、8.35(br s,2H)10.22(s,1H);MS(ES)m/z303(M+H)
【0161】
ステップ2:(2E)−3−{4−[({1−[({14−[(トランス)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]シクロペンチル}カルボニル)アミノ]フェニル}アクリル酸
14−[トランス−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸(1.0eq、表1の化合物160、実施例1のステップ8−10および13に記載のように、メチル1−(2−tert−ブトキシ−2−オキソエチル)−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−ホルミル−4−メトキシフェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例4、ステップ1)から調製した。)のCHCl溶液(0.03M)を、HATU(1.2eq)およびDIPEA(3.0eq)で処理し、RTで終夜攪拌した。得られた残留物をTHF:HOの1:1混合物に溶解し、この溶液(0.03M)をLiOH.HO(2eq)で処理し、次に50℃で12時間攪拌した。冷却した溶液を、濃縮および酸性化し、次にRP−HPLCにより精製し、固体として表題化合物(9%)を得た。H NMR(300MHz,DMSO−d,300K)δ 1.00−1.50(m,9H)、1.51−1.89(m,9H)、1.94−2.20(m,4H)、2.20−2.46(m,2H)、2.70−2.88(m,1H)3.75−3.92(m,3H)3.93(s,3H)、4.42−4.62(m,1H)、4.80−4.96(m,1H)、5.12(dm JHF 47.8,1H)、6.43(d,J 15.9,1H)、7.25−7.36(m,2H)、7.54(d,J 15.9,1H)、7.60(d,J 7.5,2H)、7.66(d,J 7.5,2H)、7.71(d,J 7.6,1H)、7.97(d,J 7.6,1H)、8.18(s,1H)、8.40(s,1H)、9.32−9.60(br s,1H)、9.65−9.80(br s,1H)、11.40−13.00(br s,1H);MS(ES)m/z721(M+H)
【実施例12】
【0162】
7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1S,2R)または(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:4−ブロモ−3−(メトキシメトキシ)フェニル4−メチルベンゼンスルホネート
4−ブロモ−3−ヒドロキシフェニル4−メチルベンゼンスルホネート(実施例9のステップ1に記載のように調製した。)のDMF溶液(0.85M)を0℃まで冷却し、次にNaH(鉱物油中に60%、1.2eq)で処理した。15分後、クロロメチルメチルエーテル(1.1eq)を加え、反応物を3時間攪拌し、その後、EtOAcで希釈し、水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層を、真空中で乾燥および濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、無色の油として表題化合物(95%)を得た;MS(ES)m/z409、411(M+Na)
【0163】
ステップ2:(2−(メトキシメトキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)ボロン酸
トルエン:THFの4:1混合物中の前記物質の溶液(0.1M)を、B(OiPr)(1.5eq)で処理した。溶液を−78℃まで冷却し、次にn−BuLi(1.5eq)で1滴ずつ1時間かけて処理した。溶液を、−78℃で2時間攪拌し、その後、RTまで終夜加熱した。反応をHCl(1N)の添加によりクエンチし、その後、EtOAcで希釈した。有機相を分離し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄し、次に真空中で乾燥および濃縮し、得られた淡黄色の固体を後のステップで直接使用した;MS(ES)m/z351(M−H)
【0164】
ステップ3:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−(メトキシメトキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート
(−)−メチル2−ブロモ−3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−1H−インドール−6−カルボキシレート(実施例1のステップ5に記載のように調製した。)のジオキサン溶液(0.2M)を、水性NaCO(2N、6.0eq)、(2−(メトキシメトキシ)−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)ボロン酸(2eq)および二塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.2eq)で処理した。混合物を90℃で2時間攪拌し、次に放冷した後、EtOAcで希釈し、水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。乾燥させた有機層を真空下で濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:PE 20:80)により精製し、淡黄色の固体として表題化合物(99%)を得た;MS(ES)m/z582(M+H)
【0165】
ステップ4:メチル3−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−2−(2−ヒドロキシ−4−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}フェニル)−1H−インドール−6−カルボキシレート
前段の物質のMeOH溶液(0.05M)を、HCl(3N、2.0eq)で処理した。混合物を80℃で1時間攪拌し、次に放冷した後、EtOAcで希釈し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。乾燥させた有機層を真空中で濃縮し、得られた残留物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:PE 25:75)により精製し、黄色の固体として表題化合物(89%)を得た;MS(ES)m/z538(M+H)
【0166】
ステップ5:メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7−メチレン−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.06M)を、KOtBU(2.2eq)で処理した。15分後、3−クロロ−2−(クロロメチル)プロパ−1−エン(1.1eq)を加え、反応物を18時間攪拌後、EtOAcで希釈し、水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。有機層を、真空中で乾燥および濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:PE 15:85)により精製し、淡黄色のゴムとして表題化合物(60%)を得た;MS(ES)m/z590(M+H)
【0167】
ステップ6:メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7Rおよび7S−(ヒドロキシメチル)−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のTHF溶液(0.07M)を0℃まで冷却し、次にBH−DMS(THF中2M、3eq)で1滴ずつ処理した。RTまで昇温させた後、溶液を2時間攪拌した。溶液を0℃まで冷却し、次にNaOH(1N)およびHOOH(30量)で1滴ずつ処理し、18時間攪拌した。EtOAcで希釈後、有機物をs.s.NHClおよびブラインで洗浄した。有機層を真空中で乾燥および濃縮し、粘性油(量的)として表題化合物を得た;MS(ES)m/z608(M+H)
【0168】
ステップ7:メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7Rおよび7S−({[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}メチル)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
ピリジン/CHCl(1:1)中の前段の物質の溶液(0.07M)を、TsCl(3eq)で処理し、次に72時間攪拌した。EtOAcで希釈後、有機物を水性HCl(1N)、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層を、真空中で乾燥および濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:PE 20:80)により精製し、黄色の油として表題化合物(55%)を得た;MS(ES)m/z784(M+Na)
【0169】
ステップ8:メチル7Rおよび7S−(シアノメチル)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.04M)をNaCN(1.2eq)で処理し、次に18時間攪拌した。EtOAcで希釈後、有機物をs.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機層を、真空中で乾燥および濃縮した。残留物を、フラッシュクロマトグラフィー(EtOAc:PE 25:75)により精製し、無色の油として表題化合物(55%)を得た;MS(ES)m/z617(M+H)
【0170】
ステップ9:メチル7Rおよび7S−(シアノメチル)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のMeOH溶液(0.03M)をNaOMe(5eq)で処理し、80℃で1.5時間攪拌した後、放冷した。AeOHを加えて中和し、溶液を真空中で濃縮し、粘性油(量的)として表題化合物を得た;MS(ES)m/z485(M+Na)
【0171】
ステップ10:メチル7Rおよび7S−(2−アミノエチル)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のEtOH溶液(0.04M)を、AcOHの添加により酸性化し、10%Pd/C(10重量%)で処理し、水素雰囲気下で12時間攪拌した。水素雰囲気を窒素と交換し、混合物を濾過し、濾液を真空中で濃縮し、粘性油として表題化合物(99%)を得た;MS(ES)m/z467(M+H)
【0172】
ステップ11:メチル7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のCHCl溶液(0.02M)を、HCHO(37%水性、6eq)で処理し、15分攪拌した後、NaCNBH(4eq)を加えた。溶液を90分間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、s.s.NaHCOおよびブラインで洗浄した。有機物を真空中で乾燥および濃縮し、得られた油を、さらなる精製なしに直接使用した;MS(ES)m/z495(M+H)
【0173】
ステップ12:メチル7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.07M)をNaH(鉱物油中の60%、3eq)で処理した。15分後、塩酸3−(クロロメチル)ピリジン(2eq)を加え、反応物を18時間攪拌した後、EtOAcで希釈し、s.s.NHClおよびブラインで洗浄した。有機層を、真空中で乾燥および濃縮した。残留物を、メタノール中のアンモニアで溶離するSCX陽イオンカラムで精製し、茶色の油として表題化合物(48%)を得た;MS(ES)m/z586(M+H)
【0174】
ステップ13:メチル7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前段の物質のMeOH溶液(0.007M)を、水性NaOH(1N、140eq)で処理し、70℃で3時間加熱した後、放冷した。溶液をHCl(3N)で酸性化し、揮発性物質を真空中で除去した。この混合物をRP−HPLCにより精製し、得られた表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(20%)を、H NMRにより異性体の1:1混合物と特徴付けた。H NMR(400MHz,DMSO−d+TFA,300K)δ 1.11−2.12(m,11H)、2.65−2.67(m,1H)、2.84(s,6H)、3.24−3.37(m,2H)、3.60−3.66(m,1H)、3.79−4.01(m,2H)、4.55−4.64(m,1H)、4.87−5.10(m,1H)、5.38(s,2H)、6.82−6.95(m,2H)、7.19および7.39(d,JおよびJ 8.6,1H)、7.69−7.70(m,1H)、7.86−7.89(m,1H)、7.99−8.00(m,1H)、8.14−8.16(m,1H)、8.51−8.53(m,1H)、8.85−8.86(m,1H)、8.98(s,1H);MS(ES)m/z572(M+H)
【実施例13】
【0175】
7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル7Rおよび7S−(シアノメチル)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
メチル7−(シアノメチル)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート(実施例12のステップ9に記載のように調製した。)のDMF溶液(0.1M)を、CsCO(1.5eq)およびMeI(1.5eq)で処理した。反応物を72時間攪拌し、次にEtOAcで希釈し、水性HCl(1N)およびブラインで洗浄した。有機相を真空中で乾燥および濃縮し、得られた油をさらなる精製なしに直接使用した;MS(ES)m/z477(M+H)
【0176】
ステップ2:メチル7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質を、実施例12のステップ10および11に記載の様式と類似した様式で処理し、粘性油として表題化合物(28%)を得た;MS(ES)m/z509(M+H)
【0177】
ステップ3:7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前段の物質を、実施例12のステップ13に記載の様式と類似した様式で処理し、表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(10%)を得た。H NMR(400MHz,DMSO−d+TFA,300K)δ 1.15−2.08(m,11H)、2.65−2.67(m,1H)、2.83(s,6H)、3.61−3.64(m,1H)、3.83(s,3H)、3.80−4.06(m,3H)、4.55−4.67(m,1H)、4.80−5.23(m,2H)、6.67(d,J 2.6,1H)、6.78(dd,J 8.6,2.6,1H)、7.15(d,J 8.6,1H)、7.68(d,J 8.3,1H)、7.90(d,J 8.3,1H)、8.16(s,1H);MS(ES)m/z495(M+H)
【実施例14】
【0178】
7Rおよび7S−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
ステップ1:メチル7Rおよび7S−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
メチル14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−{[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}−7Rおよび7S−({[(4−メチルフェニル)スルホニル]オキシ}メチル)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート(実施例12のステップ7に記載のように調製した。)のTHF溶液(0.06M)を、ジメチルアミン(35eq)で処理し、反応物を密封した管において80℃で36時間加熱した後、放冷した。混合物を真空中で濃縮し、得られた油をさらなる精製なしに直接使用した;MS(ES)m/z635(M+H)
【0179】
ステップ2:メチル7Rおよび7S−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−ヒドロキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のMeOH溶液(0.04M)をNaOMe(5eq)で処理し、80℃で1.5時間攪拌した後、放冷した。メタノールを真空中で除去し、残留物をEtOAcに溶解し、水性s.s.NHClおよびブラインで洗浄した。有機相を真空中で乾燥および濃縮し、淡黄色のゴムとして表題化合物(88%)を得た;MS(ES)m/z479(M−H)
【0180】
ステップ3:メチル7Rおよび7S−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボキシレート
前段の物質のDMF溶液(0.1M)をNaH(鉱物油中の60%、2.2eq)で処理した。20分後、3−(クロロメチル)ピリダジン(1.2eq、国際特許出願WO98/50385に記載のように3−メチルピリダジンから調製した。)を加え、反応物を2時間攪拌した後、EtOAcで希釈し、s.s.NHClおよびブラインで洗浄した。有機相を真空中で乾燥および濃縮し、茶色の油として表題化合物(96%)を得た;MS(ES)m/z573(M+H)
【0181】
ステップ4:7Rおよび7S−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
前段の物質を、実施例12のステップ13に記載の様式と類似した様式で処理し、得られた表題化合物のトリフルオロ酢酸塩(20%)を、H NMRにより異性体の1:1混合物と特徴付けた。H NMR(400MHz,DMSO−d+TFA,300K)δ 1.10−2.24(m,10H)、2.78−2.84(m,1H)、2.88(s,6H)、3.22−3.32(m,1H)、3.64−3.95(m,3H)、4.74−5.07(m,2H)、5.49(s,2H)、6.80−6.86(m,1H)、6.88−6.95(m,1H)、7.16および7.37(d,JおよびJ 8.6,1H)、7.70(d,J 8.3,1H)、7.90(m,2H)、7.98(d,J 8.3,1H)、8.27(s,1H)、9.31(dd,J 4.8,1.5,1H);MS(ES)m/z559(M+H)
【0182】
以下の表は、さらなる実施例を含む。
【0183】
【表1】








【0184】
【表2】




【0185】
【表3】





【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物および薬学的に許容されるこの塩
【化1】

[式中、Arは、少なくとも1つの芳香環を含む部分であり、およびN、OおよびSから独立に選択された1、2または3個のヘテロ原子を場合によって含む5、6、9または10環原子を有し、この環はQおよびQ基により任意の置換可能な位置で場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH0−33−8シクロアルキル、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、OCH(CH)アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、OCH(CH)ヘテロアリールまたはOCHRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、C1−4アルキルおよびC(O)C1−4アルキルから選択されるか;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルコキシから選択され;
または、RおよびRは、N、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
および前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよびアリール基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
または、QおよびQは、結合またはN、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の原子の環を形成してもよく、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびDが同時にNではないという条件で;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシから選択され、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
またはRの一方は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、CN、COH、CO1−4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたはC(O)NRであり、前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
は、水素またはC1−4アルキルであり;
は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、(CH0−3、SOまたは−L−CO20であり;
は、NR、OR、アリール、ヘテロアリールまたはHetであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルキルから選択され;
Hetは、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環であり、この環はN、OもしくはSから選択された1、2または3個のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を含むことができ;
は、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたは(CH0−3であり;
は、アリール、ヘテロアリール、C1−4アルキル、C3−8シクロアルキル、CO、HetまたはNRであり、Hetは、上記定義の通りであり、RおよびRは、それぞれ独立に、水素、C1−4アルキルおよびCO(CH0−3アリールから選択され、およびRは、水素またはC1−6アルキルであり、
ならびに、Rは、ハロゲン、C1−4アルキルまたはNRにより場合によって置換されており、RおよびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルキルから選択され;
ならびに、Rは、ヒドロキシ、フッ素、塩素、C1−4アルキル、=O、COHもしくはCO1−4アルキルにより場合によって置換されており;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、=O、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRの他方は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
20は、水素またはC1−6アルキルであり;
Lは、
【化2】

であり、R21およびR22は、独立に、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニルもしくはC1−4アルコキシから選択され;
または、R21およびR22は、結合してC3−8シクロアルキル基を形成し;
Bは、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されたアリール、ヘテロアリールまたはCONR2324であり;
23は、水素もしくはC1−6アルキルであり;
または、R23は、R21および/もしくはR22に結合して、5から10員環を形成し、前記環は、飽和、部分的に飽和または不飽和でもよく、および前記環は、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
24は、アリールもしくはヘテロアリールであり;
または、R23、R24およびこれらが結合している窒素原子は、5から10員の一環もしくは二環性系を形成し、前記環は、飽和、部分的に飽和または不飽和でもよく、前記環は、ハロゲン、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
Dは、結合、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリールまたはヘテロアリールであり、前記アリールまたはヘテロアリールは、ハロゲン、C1−4アルキルまたはC2−4アルケニルにより場合によって置換されており;
WおよびZは、独立に、結合、C=O、O、S、S(O)、S(O)、−(CR1011)−(CR12130−1−およびNR10から選択され;
XおよびYは、独立に、結合、C=O、O、−CR1415−、−CR14(OR15)−およびNR14から選択され;ならびにW、X、YおよびZの0、1または2つは、結合であり;
10、R11、R12、R13、R14およびR15は、それぞれ独立に、水素、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、C1−6アルコキシ、C(O)C1−6アルキル、(CH0−33−8シクロアルキル、(CH0−3へテロアリール、(CH0−3Het、(CH0−3C(O)(CH0−3Het、(CH0−3NR1617、(CH0−3C(O)(CH0−3NR1617およびNHC(O)(CH0−3NR1617から選択され;
16およびR17は、独立に、水素、C1−6アルキルおよび(CH0−4NR1819から選択され;
または、R16、R17およびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、この環はOもしくはSから選択された1もしくは2個以上のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を場合によって含むことができ、ならびにこの環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
18およびR19は、独立に、水素およびC1−6アルキルから選択され;
または、R18、R19およびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、この環はOもしくはSから選択された1もしくは2個以上のヘテロ原子またはS(O)、S(O)、NHもしくはNC1−4アルキル基を場合によって含むことができ、ならびにこの環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されている。]。
【請求項2】
式(Io)の請求項1に記載の化合物および薬学的に許容されるこの塩
【化3】

[式中、Arは、少なくとも1つの芳香環を含む部分であり、およびN、OおよびSから独立に、選択された1、2または3個のヘテロ原子を場合によって含む5、6、9または10環原子を有し、この環はQおよびQ基により任意の置換可能な位置で場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、CONR、(CH0−3NR、O(CH0−33−8シクロアルキル、O(CH1−3NR、O(CH0−3CONR、O(CH0−3アリール、O(CH0−3ヘテロアリール、OCHRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、C1−4アルキルおよびC(O)C1−4アルキルから選択され;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRは、それぞれ独立に、水素およびC1−4アルコキシから選択され;
または、RおよびRは、N、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されていており;
および前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシおよびアリール基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシ基は、ハロゲンまたはヒドロキシにより場合によって置換されており;
または、QおよびQは、結合またはN、OおよびSから選択されたヘテロ原子により結合して、4から7個の原子の環を形成してもよく、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびDが同時にNではないという条件で;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
およびRは、それぞれ独立に、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシから選択され、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
またはRの一方は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、CN、COH、CO1−4アルキル、アリール、ヘテロアリールまたはC(O)NRであり、前記C1−4アルキル、C1−4アルコキシ、アリールおよびヘテロアリール基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
は、水素またはC1−4アルキルであり;
は、水素、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、(CH0−3またはSOであり;
およびRは、請求項1に定義の通りであり;
ならびに、Rは、ヒドロキシ、フッ素、塩素、C1−4アルキル、=O、COHもしくはCO1−4アルキルにより場合によって置換されており;
または、R、Rおよびこれらが結合している窒素原子は、4から7個の環原子のヘテロ脂肪族環を形成し、前記環は、ハロゲン、ヒドロキシ、=O、C1−4アルキルまたはC1−4アルコキシにより場合によって置換されており;
およびRの他方は、水素、フッ素、塩素、C1−4アルキル、C2−4アルケニルまたはC1−4アルコキシであり、前記C1−4アルキル、C2−4アルケニルおよびC1−4アルコキシ基は、ヒドロキシまたはフッ素により場合によって置換されており;
W、X、YおよびZは、請求項1に定義の通りである。]。
【請求項3】
Arが、独立に、N、OおよびSから選択された1、2または3個のヘテロ原子を場合によって含む5または6員芳香環であり、ならびにこの環は請求項1に定義の通りQおよびQ基により場合によって置換されている、請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
がCRであり、Rは、請求項1に定義の通りである、請求項1から3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
がCRであり、Rは、請求項1に定義の通りである、請求項1から4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
がCRであり、Rは、請求項1に定義の通りである、請求項1から5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
がCRであり、Rは、請求項1に定義の通りである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
Wが、結合、C=O、−(CR1011)−(CR12130−1−またはNR10であり、R10、R11、R12およびR13は、請求項1に定義の通りである、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
Zが、結合、C=O、O、−(CR1011)−(CR12130−1−またはNR10であり、R10、R11、R12およびR13は、請求項1に定義の通りである、請求項1から8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
Xが、C=O、−CR1415−または−CR14(OR15)−であり、R14およびR15は、請求項1に定義の通りである、請求項1から9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
Yが、−CR1415−またはNR14であり、R14およびR15は、請求項1に定義の通りである、請求項1から10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
以下の相対的立体化学配置を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の化合物。
【化4】

【請求項13】
式(Ia)の請求項1に記載の化合物および薬学的に許容されるこの塩
【化5】

(式中、Ar、R、X、YおよびZは、請求項1に定義の通りである。)。
【請求項14】
以下の相対的立体化学配置を有する、式(Ia)の請求項1に記載の化合物。
【化6】

【請求項15】
1:14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
2:7−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
3:14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
4:6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸および6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
5:6−[2−(ジメチルアンモニオ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−11−(1H−テトラゾール−5−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−6−イウムビス(トリフルオロ酢酸)
6:6−エチル−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
7:14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
8:14−[(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
9:(7R)−7−(ジメチルアミノ)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
10:(7Rおよび7S)−7−[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]−14−[(1S,2R)または(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
11:(2E)−3−{4−[({1−[({14−[(trans)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−イル}カルボニル)アミノ]シクロペンチル}カルボニル)アミノ]フェニル}アクリル酸
12:7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1S,2R)または(1R,2S)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
13:7Rおよび7S−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
14:7Rおよび7S−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
101 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
102 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
103 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
104 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
105 5−[trans−2−(ジメチルアミノ)エチル]−13−[(−2−フルオロシクロヘキシル]−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
106 5−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
107 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
108 3−(ベンジルオキシ)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
109 3−(ベンジルオキシ)−6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
110 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−N,3−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキサミド
111 6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
112 6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
113 3−クロロ−6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
114 6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
115 (7S)−7−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
116 (7R)−7−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
117 3−(ベンジルオキシ)−6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−(エチルスルホニル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキサミド
118 3−(ベンジルオキシ)−6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−N−(エチルスルホニル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボキサミド
119 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
120 3−[2−(ジメチルアミノ)エトキシ]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
121 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−[(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
122 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−[(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)メトキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
123 3−フルオロ−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
124 3−フルオロ−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
125 3−フルオロ−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
126 3−フルオロ−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
127 6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
128 6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
129 6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
130 6−(N,N−ジメチルグリシル)−3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
131 3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
132 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
133 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−プロポキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
134 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−プロポキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
135 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−プロポキシ−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
136 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−プロポキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
137 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
138 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
139 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
140 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
141 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
142 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
143 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
144 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
145 3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
146 3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
147 3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
148 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−3−プロポキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
149 3−(シクロプロピルメトキシ)−6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
150 3−(シクロプロピルメトキシ)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
151 3−(シクロプロピルメトキシ)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
152 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
153 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
154 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
155 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
156 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
157 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
158 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
159 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
160 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
161 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
162 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
163 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
164 3−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
165 3−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
166 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
167 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
168 3−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
169 3−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
170 3−クロロ−6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
171 3−クロロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
172 3−クロロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
173 2−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
174 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
175 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−2−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
176 2−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
177 2−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
178 3−(ベンジルオキシ)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
179 3−(ベンジルオキシ)−6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
180 3−(ベンジルオキシ)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
201 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−4−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
202 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−4−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
203 4−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
204 4−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−(2−モルホリン−4−イルエチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
205 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−7−オキソ−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
206 3−クロロ−6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
207 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−2−フルオロ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−7−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
208 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−(ピリジン−4−イルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
209 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−(ピリジン−3−イルメチル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
210 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2Sまたは1S,2R))−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
211 3−クロロ−6−(N,N−ジメチルグリシル)−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
212 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
213 6−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−エトキシ−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
214 5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
215 13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−5−メチル−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
216 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−(1−メチル−L−プロリル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
217 6−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリミジン−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
218 5−[2−(ジメチルアミノ)−2−オキソエチル]−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−6−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
219 (7R)−7−(ジメチルアミノ)−14−[(1R,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
220 14−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
221 6−エチル−14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
222 6−シクロプロピル−14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
223 14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−プロピル−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
224 14−[(trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−[(1−オキシドピリジン−2−イル)オキシ]−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
225 3−(ベンジルオキシ)−5−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−13−[trans−2−フルオロシクロヘキシル]−6,7−ジヒドロ−5H−インドロ[1,2−d][1,4]ベンゾジアゼピン−10−カルボン酸
226 6−エチル−14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
227 6−エチル−14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
228 6−エチル−14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリミジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
229 14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
230 14−[(1R,2Sまたは1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピラジン−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
231 6−エチル−14−[(1R,2Sまたは1S,2R))−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピラジン−2−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
232 14−[(1R,2Sまたは1S,2R))−2−フルオロシクロヘキシル]−6−プロピル−3−(1,3−チアゾール−2−イルオキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
233 (7R)−7−(ジメチルアミノ)−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
234 インドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸,14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−5,6,7,8−テトラヒドロ−3−[(6−メトキシ−3−ピリダジニル)メトキシ]−6−(1−メチルエチル)−
235 14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−6−イソプロピル−3−(ピリミジン−4−イルメトキシ)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
236 14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリミジン−4−イルメトキシ)−6−(テトラヒドロフラン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
237 14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−6−(テトラヒドロフラン−3−イル)−5,6,7,8−テトラヒドロインドロ[2,1−a][2,5]ベンゾジアゾシン−11−カルボン酸
301 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
302 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
303 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
304 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
305 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−2−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
306 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリダジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
307 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
308 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
309 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
310 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
311 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
312 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−2−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
313 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリダジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
314 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
315 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
316 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
317 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
318 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
319 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−2−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
320 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリダジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
321 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
322 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
323 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
324 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリダジン−3−イルメトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
325 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
326 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリジン−2−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
327 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−ピリダジン−3−イルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
328 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(ピリジン−2−イルオキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
329 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−メトキシ−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
330 3−(ベンジルオキシ)−7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
331 7−{[[2−(ジメチルアミノ)エチル](メチル)アミノ]メチル}−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−フェニルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
332 3−(ベンジルオキシ)−7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
333 7−[(ジメチルアミノ)メチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−フェニルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
334 3−(ベンジルオキシ)−7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
335 7−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−フェニルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
336 3−(ベンジルオキシ)−7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
337 7−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−14−[(1R,2S)または(1S,2R)−2−フルオロシクロヘキシル]−3−(1−フェニルエトキシ)−7,8−ジヒドロ−6H−インドロ[1,2−e][1,5]ベンゾオキサゾシン−11−カルボン酸
から選択される、請求項1に記載の化合物および薬学的に許容されるこれらの塩。
【請求項16】
治療に使用するための請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項17】
C型肝炎ウイルスによる感染症の治療または予防のための薬物製造のための、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるこの塩の使用。
【請求項18】
薬学的に許容される担体と合わせた、請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容されるこの塩を含む医薬組成物。
【請求項19】
抗ウイルス薬、または免疫調節薬、例えばα−、β−もしくはγ−インターフェロンなど、1種以上のウイルス感染症治療用の他の薬剤をさらに含む、請求項18に記載の医薬組成物。
【請求項20】
C型肝炎ウイルスポリメラーゼを阻害する方法および/またはC型肝炎ウイルスによる疾患を治療もしくは予防する方法であり、疾患を患うヒトまたは動物の対象に、請求項18もしくは19に記載の医薬組成物、または請求項1から15のいずれか一項に記載の化合物もしくは薬学的に許容されるこの塩の治療的または予防的有効量を投与することを含む、前記方法。
【請求項21】
請求項1から15のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物または薬学的に許容されるこの塩を、1種もしくは複数の薬学的に許容される補助剤、希釈剤もしくは担体および/または1種もしくは複数の他の治療的もしくは予防的に有効な薬剤と混合することを含む、医薬組成物の調製方法。
【請求項22】
(a)YがNR14である場合、式(II)の化合物の内部の閉環
【化7】

(式中、R14、D、D、D、D、Ar、W、XおよびZは、請求項1に定義の通りである。);
(b)YがNR14であり、Zが−CH−である場合、式(III)の化合物の還元および内部の閉環
【化8】

(式中、R14、D、D、D、D、Ar、WおよびXは、請求項1に定義の通りである。);または
(c)式(IV)の化合物の内部の閉環による、請求項1に記載の化合物の調製方法
【化9】

(式中、R、R、A、Ar、YおよびZは、請求項1に定義の通りであり、X’は、請求項1に定義の通りのXであるか、または環化反応中もしくは後に、Xに変換され、ならびにW’は、請求項1に定義の通りのWであるか、または環化反応中もしくは後に、Wに変換される。)。

【公表番号】特表2009−515865(P2009−515865A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−539509(P2008−539509)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際出願番号】PCT/GB2006/050378
【国際公開番号】WO2007/054741
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(501209427)イステイチユート・デイ・リチエルケ・デイ・ビオロジア・モレコラーレ・ピ・アンジエレツテイ・エツセ・ピー・アー (90)
【Fターム(参考)】