説明

抗エフリンB2抗体とその使用方法

本発明は、抗エフリンB2抗体、およびこれらの抗体を含有する組成物及びこれらの抗体の使用方法を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) (i) RASQDVSTAVA(配列番号:6)である配列A1-A11を含むHVR-L1
(ii) SASFLYS (配列番号:8)である配列B1-B7を含むHVR-L2
(iii) EQTDSTPPT(配列番号:12)である配列C1-C9を含むHVR-L3
(iv) GFTVSSGWIH(配列番号:2)である配列D1-D10を含むHVR-H1
(v) AVIFHNKGGTDYADSVKG(配列番号:4)である配列E1-E18を含むHVR-H2
(vi) ARTSAWAQLGAMDY(配列番号:5)である配列F1-F14を含むHVR-H3、
からなる群から選択される少なくとも1、2、3、4又は5の高頻度可変領域(HVR)配列、と、
(b) 配列番号:1〜12に示す配列の少なくとも1の残基の修飾を含む少なくとも1の変異HVR配列
とを含んでなる単離された抗エフリンB2抗体。
【請求項2】
HVR-L1変異体が、A7(S又はD);A8(T又はS);A9(A又はS);及びA10(V又はL)の位置のいずれかの組み合わせに1〜4(1、2、3又は4)の置換を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
HVR-L2変異体が、B1(S又はA);B4(F又はN);及びB6(Y又はE)の位置のいずれかの組み合わせに1〜3(1、2又は3)の置換を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
HVR-L3変異体が、C1(Q又はE);C3(S又はT);C4(Y又はD);C5(T、D又はS);C6(T又はN);及びC8(P又はF)の位置のいずれかの組み合わせに1〜6(1、2、3、4、5又は6)の置換を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
HVR-H1変異体が、D4(I又はV);D5(T又はS);D6(G又はS);及びD7(S又はG)の位置の何れかの組み合わせに1〜4(1、2、3又は4)の置換を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
HVR-H2変異体が、E4(Y又はF);E5(P又はH);E7(N又はK);及びE9(A又はG)の位置のいずれかの組み合わせに1〜4(1、2、3又は4)の置換を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
HVR-H3変異体が、F1(A);F2(R);F3(T);F4(S);F5(A);F6(W);F7(A);F8(Q);F9(L);F10(G);F11(A);F12(M);F13(D)およびF14(Y)の位置に1〜14の置換を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
1、2、3、4、5又は6のHVRを含んでなる単離された抗エフリンB2抗体であって、各々のHVRが配列番号:1〜12からなる群から選択される配列を含む、からなるないしは本質的にからなるものであり、この配列番号6又は7はHVR-L1に対応し、配列番号8又は9はHVR-L2に対応し、配列番号10、11又は12はHVR-L3に対応し、配列番号1又は2はHVR-H1に対応し、配列番号3又は4はHVR-H2に対応し、配列番号:5はHVR-H3に対応するものである単離された抗エフリンB2抗体。
【請求項9】
前記抗体がHVR-L1、HVR-L2、HVR-L3、HVR-H1、HVR-H2、及びHVR-H3を含んでなり、順にそれぞれのHVRが配列番号6、8、10、1、3、5を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項10】
前記抗体がHVR-L1、HVR-L2、HVR-L3、HVR-H1、HVR-H2およびHVR-H3を含んでなり、順にそれぞれのHVRが配列番号7、9、11、1、3、5を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項11】
前記抗体がHVR-L1、HVR-L2、HVR-L3、HVR-H1、HVR-H2およびHVR-H3を含んでなり、順にそれぞれのHVRが配列番号6、8、12、2、4、5を含む、請求項8に記載の抗体。
【請求項12】
少なくとも一部のフレームワーク配列がヒトのコンセンサスフレームワーク配列である、請求項1から11のいずれか一に記載の抗体。
【請求項13】
前記修飾が置換、挿入又は欠失である、請求項1に記載の抗体。
【請求項14】
前記抗体がヒトκサブグループコンセンサスフレームワーク配列を含んでなる、請求項1から13のいずれか一に記載の抗体。
【請求項15】
前記抗体が重鎖ヒトサブグループIIIコンセンサスフレームワーク配列を含んでなる、請求項1から13のいずれか一に記載の抗体。
【請求項16】
前記抗体が位置73、73又は78の一又は複数に置換を含む、請求項15に記載の抗体。
【請求項17】
前記置換がR71A、N73T又はN78Aの一又は複数である、請求項16に記載の抗体。
【請求項18】
請求項1から17のいずれか一に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項19】
請求項18に記載のポリヌクレオチドを含んでなるベクター。
【請求項20】
前記ベクターが発現ベクターである、請求項19に記載のベクター。
【請求項21】
請求項19又は20に記載のベクターを含んでなる宿主細胞。
【請求項22】
前記宿主細胞が原核生物のものである、請求項21に記載の宿主細胞。
【請求項23】
前記宿主細胞が真核生物のものである、請求項21に記載の宿主細胞。
【請求項24】
前記宿主細胞が哺乳類である、請求項23に記載の宿主細胞。
【請求項25】
(a) 適切な宿主細胞において請求項20に記載のベクターを発現させる、そして(b) 抗体を回収することを含む、抗エフリンB2抗体の作製方法。
【請求項26】
(a) 適切な宿主細胞において請求項20に記載のベクターを発現させる、そして(b) 抗体を回収することを含む、抗エフリンB2イムノコンジュゲートの作製方法。
【請求項27】
前記宿主細胞が原核生物のものである、請求項25又は26に記載の方法。
【請求項28】
前記宿主細胞が真核生物のものである、請求項25又は26に記載の方法。
【請求項29】
生体試料においてエフリンB2-抗エフリンB2抗体複合体を検出することを含んでなる、エフリンB2の検出方法。
【請求項30】
エフリンB2発現に関連する疾患を有する患者又は有すると思われる患者からの生体試料においてエフリンB2-抗エフリンB2抗体複合体を検出することを含んでなる、該疾患の診断方法。
【請求項31】
前記抗エフリンB2抗体が検出可能的に標識される、請求項29又は30に記載の方法。
【請求項32】
請求項1から17のいずれか一に記載の抗エフリンB2抗体を含有する組成物。
【請求項33】
請求項18から20のいずれか一に記載のポリヌクレオチドを含有する組成物。
【請求項34】
前記組成物が担体を更に含有する、請求項32又は33に記載の組成物。
【請求項35】
治療を必要とする被検体に請求項1から17のいずれか一に記載の抗エフリンB2抗体を投与することを含んでなる、血管新生を阻害する方法。
【請求項36】
さらに、前記被検体に有効量の抗血管新生剤を投与することを含んでなる、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記抗血管新生剤は、抗エフリンB2抗体の投与の前又は後に投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記抗血管新生剤が抗エフリンB2抗体と同時に投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記抗血管新生剤が血管内皮性細胞増殖因子(VEGF)のアンタゴニストである、請求項36から38のいずれか一に記載の方法。
【請求項40】
前記VEGFアンタゴニストが抗VEGF抗体である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記抗VEGF抗体がベバシズマブである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
さらに、有効量の化学療法剤を投与することを含んでなる、請求項35から41のいずれか一に記載の方法。
【請求項43】
疾患の治療的および/または予防的な処置のための医薬の調製における請求項1から17のいずれか一に記載の抗エフリンB2抗体の使用。
【請求項44】
前記疾患が癌、腫瘍および/または細胞増殖性疾患である、請求項43に記載の使用。
【請求項45】
前記疾患が神経障害又は神経変性疾患である、請求項43に記載の使用。
【請求項46】
前記疾患が血管新生に関連する病的状態である、請求項43に記載の使用。
【請求項47】
前記の血管新生に関連する病的状態が腫瘍、癌および/または細胞増殖性疾患である、請求項46に記載の使用。
【請求項48】
前記の血管新生に関連する病的状態が眼内新生血管性疾患である、請求項46に記載の使用。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公表番号】特表2009−523828(P2009−523828A)
【公表日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−551553(P2008−551553)
【出願日】平成19年1月19日(2007.1.19)
【国際出願番号】PCT/US2007/060784
【国際公開番号】WO2007/127506
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(507202770)ジェネンテック・インコーポレーテッド (24)
【Fターム(参考)】