説明

抗ヘプシン抗体及びその使用方法

本発明は、ヘプシン抗体、及びこれら抗体を含む組成物とこれら抗体を使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された抗ヘプシン抗体であって、抗体の一価形態が10nM以下又はそれより良い親和性でヒトヘプシンに結合し、抗体の一価形態が330nM以下の親和性でマウスヘプシンに結合し、ヘプシンとヒトヘプシンS1サブサイトに結合するセリンプロテアーゼ阻害剤を含む複合体として存在しているヘプシンに結合する抗体。
【請求項2】
セリンプロテアーゼ阻害剤が3,4−ジクロロ−イソクマリン(DCI)である請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
ヘプシンのKunitzドメイン結合領域に結合する請求項1に記載の抗体。
【請求項4】
ヘプシンサブサイト2及び/又はヘプシンサブサイト3への基質結合を遮断する請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
マクロファージ刺激タンパク質(MSP)のヘプシン媒介活性化を阻害する請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
ラミニン依存性細胞遊走を阻害する請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
(a)配列RASQSVSSAVA(配列番号1)を含むHVR−L1;
(b)配列SASSLYS(配列番号2)を含むHVR−L2;
(c)配列QQYYSSYYLLT(配列番号3)を含むHVR−L3;
(d)配列GFNFSYSYMH(配列番号4)を含むHVR−H1;
(e)配列ASIYSYYGSTYYADSVKG(配列番号5)を含むHVR−H2;及び
(f)配列ARSDSWSYKSGYTQKIYSKGLDY(配列番号6)を含むHVR−H3
からなる群から選択される少なくとも1、2、3、4、5及び/又は6の高頻度可変領域(HVR)を含む請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
(a)配列ARSDSWSYKSGYTQKIYSKGLDY(配列番号6)を含むHVR−H3;(b)配列QQYYSSYYLLT(配列番号3)を含むHVR−L3;及び配列ASIYSYYGSTYYADSVKG(配列番号5)を含むHVR−H2を含む請求項7に記載の抗体。
【請求項9】
(a)配列GFNFSYSYMH(配列番号4)を含むHVR−H1;(b)配列ASIYSYYGSTYYADSVKG(配列番号5)を含むHVR−H2;及び(c)配列ARSDSWSYKSGYTQKIYSKGLDY(配列番号6)を含むHVR−H3を含む請求項7に記載の抗体。
【請求項10】
(a)配列RASQSVSSAVA(配列番号1)を含むHVR−L1;(b)配列SASSLYS(配列番号2)を含むHVR−L2;及び(c)配列QQYYSSYYLLT(配列番号3)を含むHVR−L3を更に含む請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
(a)配列RASQSVSSAVA(配列番号1)を含むHVR−L1;(b)配列SASSLYS(配列番号2)を含むHVR−L2;及び(c)配列QQYYSSYYLLT(配列番号3)を含むHVR−L3を更に含む請求項7に記載の抗体。
【請求項12】
図3、4、5、又は6に示された重鎖可変ドメイン又は軽鎖可変ドメインフレームワークを更に含む請求項9又は11に記載の抗体。
【請求項13】
(a)配列番号10のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するか;又は配列番号9のアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有するVH配列;又は(c)(a)におけるVH配列及び(b)におけるVL配列を含む請求項1に記載の抗体。
【請求項14】
配列番号10のVH配列を含む請求項13に記載の抗体。
【請求項15】
配列番号9のVL配列を含む請求項13に記載の抗体。
【請求項16】
配列番号10のVH配列と配列番号9のVL配列を含む請求項13に記載の抗体。
【請求項17】
完全長IgG1抗体である請求項1から16の何れか一項に記載の抗体。
【請求項18】
ヒトκサブグループコンセンサスフレームワーク配列を含む請求項1から17の何れか一項に記載の抗体。
【請求項19】
重鎖ヒトサブグループIIIコンセンサスフレームワークを含む請求項1から18の何れか一項に記載の抗体。
【請求項20】
請求項1から19の何れか一項に記載の抗体をコードする単離された核酸。
【請求項21】
請求項20に記載の核酸を含む宿主細胞。
【請求項22】
請求項21に記載の宿主細胞を抗体が産生されるように培養することを含む抗体の作製方法。
【請求項23】
宿主細胞培養物から抗体を回収することを更に含む請求項22に記載の方法。
【請求項24】
請求項1に記載の抗体と細胞傷害剤とを含む免疫コンジュゲート。
【請求項25】
請求項1に記載の抗体と薬学的に許容可能な担体を含有する薬学的製剤。
【請求項26】
更なる治療剤を更に含有する請求項25に記載の薬学的製剤。
【請求項27】
医薬として使用される請求項1に記載の抗体。
【請求項28】
癌の治療に使用される請求項1に記載の抗体。
【請求項29】
免疫疾患の治療に使用される請求項1に記載の抗体。
【請求項30】
細胞遊走の阻害に使用される請求項1に記載の抗体。
【請求項31】
ヘプシン酵素活性の阻害に使用される請求項1に記載の抗体。
【請求項32】
医薬の製造における請求項1に記載の抗体の使用。
【請求項33】
医薬が癌の治療のためのものである請求項32に記載の使用。
【請求項34】
医薬が免疫疾患の治療のためのものである請求項32に記載の使用。
【請求項35】
医薬が細胞遊走の阻害又はヘプシン酵素活性の阻害のためのものである請求項32に記載の使用。
【請求項36】
(a)セリンプロテアーゼ;及び(b)S1サブサイトに結合するセリンプロテアーゼ阻害剤を含む複合体として存在するセリンプロテアーゼに結合する抗体を選択することを含む、抗セリンプロテアーゼ抗体を作製する方法。
【請求項37】
セリンプロテアーゼがヘプシンである請求項36に記載の方法。
【請求項38】
セリンプロテアーゼ阻害剤が3,4−ジクロロ−イソクマリンである請求項36に記載の方法。
【請求項39】
セリンプロテアーゼ阻害剤がヘプシン触媒アミノ酸残基Ser195及びHis57に結合し、それによってヘプシンが不活化される請求項36に記載の方法。
【請求項40】
抗体の選択前に、抗体をセリンプロテアーゼ及びセリンプロテアーゼ阻害剤と主にインキュベートされる請求項36に記載の方法。
【請求項41】
Kunitzドメインとヘプシン結合について競合する抗体を選択することを更に含む請求項37に記載の方法。
【請求項42】
KunitzドメインがKD1である請求項41に記載の方法。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図13D】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公表番号】特表2013−507966(P2013−507966A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535377(P2012−535377)
【出願日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際出願番号】PCT/US2010/053591
【国際公開番号】WO2011/050188
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.UNIX
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】