説明

抗体およびイムノコンジュゲートとこれらの使用方法

【課題】抗CD22抗体およびそのイムノコンジュゲート、およびその使用方法を提供する。
【解決手段】抗CD22抗体。前記抗体をコードするポリヌクレオチド。前記ポリヌクレオチドを含むベクター。前記ベクターを含む宿主細胞。抗体をコードするポリヌクレオチドの発現に適切な条件下で宿主細胞を培養し、抗体を単離することを含んでなる、抗CD22抗体の作製方法。B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、抗体。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a) 配列番号:9、10、19から23、32および33から選択されるアミノ酸配列を含むHVR-L1と、(b)
(1) 配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1、
(2) 配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2、
(3) 配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3、
(4) 配列番号:12のアミノ酸配列を含むHVR-L2、および、
(5) 配列番号:14のアミノ酸配列を含むHVR-L3
から選択される少なくとも1つ、2つ、3つ、4つ又は5つのHVRとを含んでなる、CD22に結合する抗体。
【請求項2】
配列番号:10のコンセンサス配列に一致するアミノ酸配列を含むHVR-L1を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
さらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2、及び配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3を含んでなる、請求項2に記載の抗体。
【請求項4】
HVR-L1が配列番号:9を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
HVR-L1が配列番号:19を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
HVR-L1が配列番号:20を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
HVR-L1が配列番号:21を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
HVR-L1が配列番号:22を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項9】
HVR-L1が配列番号:23を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項10】
HVR-L1が配列番号:32を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項11】
HVR-L1が配列番号:33を含み、抗体がさらに、配列番号:2のアミノ酸配列を含むHVR-H1と、配列番号:4のアミノ酸配列を含むHVR-H2と、配列番号:6のアミノ酸配列を含むHVR-H3とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項12】
さらに、VHサブグループIIIコンセンサスフレームワークおよびVLサブグループIコンセンサスフレームワークから選択される少なくとも1つのフレームワークを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項13】
抗体が、配列番号:16から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項14】
抗体が、配列番号:17から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項15】
抗体が、配列番号:18から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項16】
抗体が、配列番号:1、3、5及び7から選択される1つ、2つ、3つ又は4つのフレームワークアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項17】
抗体が、配列番号:8、11、13及び15から選択される1つ、2つ、3つ又は4つのフレームワークアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項18】
さらに、配列番号:17から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項13に記載の抗体。
【請求項19】
さらに、配列番号:18から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項13に記載の抗体。
【請求項20】
抗体が、配列番号:88から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項21】
抗体が、配列番号:87から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項22】
抗体が、配列番号:88のアミノ酸配列を有する重鎖と配列番号:87のアミノ酸配列を有する軽鎖を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項23】
配列番号:16のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含んでなる、CD22に結合する抗体。
【請求項24】
さらに、配列番号:17のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項23に記載の抗体。
【請求項25】
さらに、配列番号:18のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含んでなる、請求項23に記載の抗体。
【請求項26】
抗体が、ハイブリドーマATCC受託番号 PTA−7621(10F4.4.1)によって産生される抗体の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ又は6つのHVRをを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項27】
抗体が、ハイブリドーマATCC受託番号 PTA−7620(5E8.1.8)によって産生される抗体の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ又は6つのHVRを含んでなる抗体。
【請求項28】
抗体がヒト化されている、請求項1に記載の抗体。
【請求項29】
抗体がヒト化されている、請求項23に記載の抗体。
【請求項30】
CD22が哺乳類のCD22である、請求項1に記載の抗体。
【請求項31】
CD22が齧歯目のCD22および霊長類のCD22から選択される、請求項30に記載の抗体。
【請求項32】
CD22がヒトのCD22である、請求項31に記載の抗体。
【請求項33】
CD22が哺乳類のCD22である、請求項23に記載の抗体。
【請求項34】
CD22が齧歯目のCD22および霊長類CD22から選択される、請求項33に記載の抗体。
【請求項35】
CD22がヒトのCD22である、請求項34に記載の抗体。
【請求項36】
請求項1に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項37】
請求項23に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項38】
請求項36に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項39】
請求項37に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項40】
請求項38に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項41】
請求項39に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項42】
宿主細胞が真核細胞である、請求項40に記載の宿主細胞。
【請求項43】
宿主細胞がCHO細胞である、請求項42に記載の宿主細胞。
【請求項44】
宿主細胞が真核細胞である、請求項41に記載の宿主細胞。
【請求項45】
宿主細胞がCHO細胞である、請求項44に記載の宿主細胞。
【請求項46】
a) 抗体をコードするポリヌクレオチドの発現に適切な条件下で請求項38に記載の宿主細胞を培養し、b) 抗体を単離することを含んでなる、抗CD22抗体の作製方法。
【請求項47】
a) 抗体をコードするポリヌクレオチドの発現に適切な条件下で請求項39に記載の宿主細胞を培養し、b) 抗体を単離することを含んでなる、抗CD22抗体の作製方法。
【請求項48】
CD22が細胞の表面に発現される、請求項28に記載の抗体。
【請求項49】
細胞がB細胞である、請求項48に記載の抗体。
【請求項50】
CD22が細胞の表面に発現される、請求項29に記載の抗体。
【請求項51】
CD22がB細胞である、請求項50に記載の抗体。
【請求項52】
抗体が配列番号:27のアミノ酸22−240のCD22の領域内のエピトープに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項53】
抗体が配列番号:27のアミノ酸22−240のCD22の領域内のエピトープに結合する、請求項23に記載の抗体。
【請求項54】
B細胞がB細胞増殖性疾患と関係している、請求項49に記載の抗体。
【請求項55】
B細胞増殖性疾患が癌である、請求項54に記載の抗体。
【請求項56】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項54に記載の抗体。
【請求項57】
B細胞がB細胞増殖性疾患と関係している、請求項51に記載の抗体。
【請求項58】
B細胞増殖性疾患が癌である、請求項57に記載の抗体。
【請求項59】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項57に記載の抗体。抗体がモノクローナル抗体である、請求項1から14、16から23及び30から33のいずれか一に記載の抗体。
【請求項60】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項1に記載の抗体。
【請求項61】
抗体がFab、Fab'-SH、Fv、scFv又は(Fab')断片から選択される抗体断片である、請求項60に記載の抗体。
【請求項62】
抗体がヒト化されている、請求項60に記載の抗体。
【請求項63】
抗体がヒトである、請求項60に記載の抗体。
【請求項64】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項23に記載の抗体。
【請求項65】
抗体がFab、Fab'-SH、Fv、scFv又は(Fab')断片から選択される抗体断片である、請求項64に記載の抗体。
【請求項66】
抗体がヒト化されている、請求項64に記載の抗体。
【請求項67】
抗体がヒトである、請求項64に記載の抗体。
【請求項68】
抗体が、ATCC PTA-7621(10F4.4.1);ATCC PTA-7620(5E8.1.8);及び、配列番号:88の重鎖配列と配列番号:87の軽鎖配列を含む抗体から選択した抗体と同じエピトープに結合する、請求項1に記載の抗体。
【請求項69】
抗体が、ATCC PTA-7621(10F4.4.1);ATCC PTA-7620(5E8.1.8);及び、配列番号:88の重鎖配列と配列番号:87の軽鎖配列を含む抗体から選択した抗体と同じエピトープに結合する、請求項23に記載の抗体。
【請求項70】
CD22への抗体の結合に許容される条件下で請求項1に記載の抗体に生体試料を接触させ、抗体とCD22との間で複合体が形成されるかどうかを検出することを含む、生体試料中のCD22の存在を検出する方法。
【請求項71】
生体試料がB細胞増殖性疾患があると疑われる患者のものである、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項71に記載の抗体。
【請求項73】
CD22への抗体の結合に許容される条件下で請求項23に記載の抗体に生体試料を接触させ、抗体とCD22との間で複合体が形成されるかどうかを検出することを含む、生体試料中のCD22の存在を検出する方法。
【請求項74】
生体試料がB細胞増殖性疾患があると疑われる患者のものである、請求項73に記載の方法。
【請求項75】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項74に記載の抗体。
【請求項76】
細胞障害性剤に共有結合的に付着した請求項1に記載の抗体を含んでなるイムノコンジュゲート。
【請求項77】
細胞障害性剤に共有結合的に付着した請求項23に記載の抗体を含んでなるイムノコンジュゲート。
【請求項78】
細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤成分、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素から選択される、請求項76に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項79】
イムノコンジュゲートが、式Ab−(L−D)pを有し、
(a) Abが請求項1に記載の抗体であり、
(b) Lがリンカーであり、
(c) Dが薬剤成分である、請求項78に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項80】
Lは、6-マレイミドカプロイル(MC)、マレイミドプロパノイル(MP)、バリン−シトルリン(val−cit)、アラニン−フェニルアラニン(ala−phe)、p-アミノベンジルオキシカルボンイル(PAB)、N-スクシンイミジル4(2-ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N-スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1カルボキシレート(SMCC)、及びN-スクシンイミジル(4-イオド-アセチル)アミノ安息香酸エステル(SIAB)から選択される、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項81】
Dがアウリスタチン類およびドロスタチン類から選択される、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項82】
Dが以下の式D又はDの薬剤成分であり、


ここにおいて、RおよびRは各々メチルであり、RおよびRは各々イソプロピルであり、Rはsec-ブチルであり、各々のRはCH、O−CH、OHおよびHから独立して選択され、RはHであり、R10はアリールであり、Zは−O−又は−NHであり、R11は、H、C−Cアルキル、又は−(CH)−O−(CH)−O−(CH)−O−CHであり、そしてR18は−C(R)−C(R)−アリールであり、そして、
(d) pはおよそ1から8まで変動する、
請求項81に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項83】
インビトロ又はインビボの細胞殺傷活性を有する、請求項76に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項84】
リンカーが抗体上のチオール基によって抗体に付着される、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項85】
リンカーがプロテアーゼによって切断される、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項86】
リンカーがval−citジペプチドを含む、請求項80に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項87】
リンカーがp-アミノベンジルユニットを含む、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項88】
リンカーが6-マレイミドカプロイルを含む、請求項80に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項89】
薬剤がMMAEおよびMMAFから選択される、請求項82に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項90】
薬剤がMMAEである、請求項89に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項91】
薬剤がMMAFである、請求項89に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項92】
細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤成分、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素から選択される、請求項77に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項93】
イムノコンジュゲートが、式Ab−(L−D)pを有し、
(a) Abが請求項23に記載の抗体であり、
(b) Lがリンカーであり、
(c) Dが薬剤成分である、
請求項92に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項94】
Lは、6-マレイミドカプロイル(MC)、マレイミドプロパノイル(MP)、バリン−シトルリン(val−cit)、アラニン−フェニルアラニン(ala−phe)、p-アミノベンジルオキシカルボンイル(PAB)、N-スクシンイミジル4(2-ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N-スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1カルボキシレート(SMCC)、及びN-スクシンイミジル(4-イオド-アセチル)アミノ安息香酸エステル(SIAB)から選択される、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項95】
リンカー、Lがプロテアーゼによって切断される、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項96】
Lがval−citジペプチドを含む、請求項94に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項97】
Lがp-アミノベンジルユニットを含む、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項98】
p-アミノベンジルユニットがp-アミノベンジルオキシカルボンイル(PAB)を含む、請求項97に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項99】
Lが6-マレイミドカプロイル(MC)を含む、請求項94に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項100】
リンカーが6-マレイミドカプロイルおよびp-アミノベンジルオキシカルボンイルを含む、請求項94に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項101】
イムノコンジュゲートが式Ab−(L−MMAE)pを有し、このときLはリンカーであり、pは2から5まで変動する、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項102】
Lがval−citを含む、請求項101に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項103】
LがMCを含む、請求項101に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項104】
LがPABを含む、請求項101に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項105】
LがMC−PABを含む、請求項101に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項106】
イムノコンジュゲートが式Ab−(L−MMAE)pを有し、このときLはリンカーであり、pは2から5まで変動する、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項107】
Lがval−citを含む、請求項106に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項108】
LがMCを含む、請求項106に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項109】
LがPABを含む、請求項106に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項110】
LがMC−PABを含む、請求項106に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項111】
イムノコンジュゲートが式Ab−(L−MMAF)pを有し、このときLはリンカーであり、pは2から5まで変動する、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項112】
Lがval−citを含む、請求項111に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項113】
LがMCを含む、請求項111に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項114】
LがPABを含む、請求項111に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項115】
LがMC−PABを含む、請求項111に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項116】
イムノコンジュゲートが式Ab−(L−MMAF)pを有し、このときLはリンカーであり、pは2から5まで変動する、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項117】
Lがval−citを含む、請求項116に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項118】
LがMCを含む、請求項116に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項119】
LがPABを含む、請求項116に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項120】
LがMC−PABを含む、請求項116に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項121】
Dがメイタンシノイドである、請求項79に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項122】
DがDM1、DM3およびDM4から選択される、請求項121に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項123】
インビトロ又はインビボの細胞殺傷活性を有する、請求項121に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項124】
リンカーが抗体上のチオール基によって抗体に付着される、請求項121に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項125】
リンカーLは、N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N-スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1カルボキシレート(SMCC)、及びN-スクシンイミジル(4-イオド-アセチル)アミノ安息香酸エステル(SIAB)から選択される、請求項121に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項126】
薬剤がDM1である、請求項122に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項127】
LがSPPを含む、請求項122に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項128】
LがSMCCを含む、請求項122に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項129】
pが2から4である、請求項122に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項130】
pが3から4である、請求項122に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項131】
Dがメイタンシノイドである、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項132】
DがDM1、DM3およびDM4から選択される、請求項131に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項133】
インビトロ又はインビボの細胞殺傷活性を有する、請求項131に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項134】
リンカーが抗体上のチオール基によって抗体に付着される、請求項131に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項135】
リンカーLは、N-スクシンイミジル4(2-ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N-スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1カルボキシレート(SMCC)、及びN-スクシンイミジル(4-イオド-アセチル)アミノ安息香酸エステル(SIAB)から選択される、請求項131に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項136】
薬剤がDM1である、請求項132に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項137】
LがSPPを含む、請求項136に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項138】
LがSMCCを含む、請求項136に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項139】
pが2から4である、請求項136に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項140】
pが3から4である、請求項136に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項141】
請求項79に記載のイムノコンジュゲートと薬学的に許容される担体を含有してなる製薬的組成物。
【請求項142】
個体に請求項141に記載の製薬的組成物の有効量を投与することを含む、B細胞増殖性疾患を治療する方法。
【請求項143】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
請求項93に記載のイムノコンジュゲートと薬学的に許容される担体を含有してなる製薬的組成物。
【請求項145】
個体に請求項144に記載の製薬的組成物の有効量を投与することを含む、B細胞増殖性疾患を治療する方法。
【請求項146】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項145に記載の方法。
【請求項147】
請求項76、77、78又は92に記載のイムノコンジュゲートと薬学的に許容される担体を含有してなる製薬的組成物。
【請求項148】
個体に請求項147に記載の製薬的組成物の有効量を投与することを含む、B細胞増殖性疾患を治療する方法。
【請求項149】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
CD22へのイムノコンジュゲートの結合に許容される条件下で細胞を請求項79に記載のイムノコンジュゲートに曝すことを含む、B細胞増殖を阻害する方法。
【請求項151】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
B細胞が異種移植片である、請求項150に記載の方法。
【請求項153】
インビトロで曝す、請求項150に記載の方法。
【請求項154】
インビボで曝す、請求項150に記載の方法。
【請求項155】
抗体が0.6から1.0の範囲のチオール反応値を有する一又は複数の遊離したシステインアミノ酸を含むシステイン改変抗体であり、該システイン改変抗体は、親抗体の一又は複数のアミノ酸残基をシステインに置換することを含む方法によって調製される、請求項1に記載の抗体。
【請求項156】
システイン改変抗体が親抗体よりもチオ反応性試薬との反応性が高い、請求項155に記載のシステイン改変抗体。
【請求項157】
前記方法が、チオール反応試薬とシステイン改変抗体を反応させることによってシステイン改変抗体のチオール反応性を決定することを更に含み、
該システイン改変抗体が親抗体よりもチオ反応性試薬との反応性が高い、請求項155に記載のシステイン改変抗体。
【請求項158】
一又は複数の遊離システインアミノ酸残基が軽鎖に位置する、請求項155のシステイン改変抗体。
【請求項159】
抗体が共有結合で細胞障害性剤に付着したシステイン改変抗体を含むイムノコンジュゲートである、請求項155に記載のシステイン改変抗体。
【請求項160】
細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤成分、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素から選択される、請求項159に記載のシステイン改変抗体。
【請求項161】
抗体が、キャプチャ標識、検出標識又は固体担体に共有結合して付着される、請求項155に記載のシステイン改変抗体。
【請求項162】
抗体がビオチンキャプチャ標識に共有結合して付着される、請求項161に記載のシステイン改変抗体。
【請求項163】
抗体が蛍光色素検出標識に共有結合して付着される、請求項161に記載のシステイン改変抗体。
【請求項164】
蛍光色素が、フルオレセインタイプ、ローダミンタイプ、ダンシル、リサミン、シアニン、フィコエリトリン、テキサスレッドおよびこれらのアナログから選択される、請求項163に記載のシステイン改変抗体。
【請求項165】
抗体がH、11C、14C、18F、32P、35S、64Cu、68Ga、86Y、99Tc、111In、123I、124I、125I、131I、133Xe、177Lu、211Atおよび213Biから選択される放射性核種検出標識に共有結合して付着される、請求項161に記載のシステイン改変抗体。
【請求項166】
抗体がキレートリガンドによって検出標識に共有結合して付着される、請求項161に記載のシステイン改変抗体。
【請求項167】
キレートリガンドがDOTA、DOTP、DOTMA、DTPAおよびTETAから選択される、請求項166に記載のシステイン改変抗体。
【請求項168】
抗体が0.6から1.0の範囲のチオール反応値を有する一又は複数の遊離したシステインアミノ酸を含むシステイン改変抗体であり、該システイン改変抗体は、親抗体の一又は複数のアミノ酸残基をシステインに置換することを含む方法によって調製される、請求項23に記載の抗体。
【請求項169】
システイン改変抗体が親抗体よりもチオ反応性試薬との反応性が高い、請求項168に記載のシステイン改変抗体。
【請求項170】
前記方法が、チオール反応試薬とシステイン改変抗体を反応させることによってシステイン改変抗体のチオール反応性を決定することを更に含み、
該システイン改変抗体が親抗体よりもチオ反応性試薬との反応性が高い、請求項168に記載のシステイン改変抗体。
【請求項171】
一又は複数の遊離システインアミノ酸残基が軽鎖に位置する、請求項168のシステイン改変抗体。
【請求項172】
抗体が共有結合で細胞障害性剤に付着したシステイン改変抗体を含むイムノコンジュゲートである、請求項168に記載のシステイン改変抗体。
【請求項173】
細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤成分、抗生物質、放射性同位体および核酸分解酵素から選択される、請求項172に記載のシステイン改変抗体。
【請求項174】
抗体が、キャプチャ標識、検出標識又は固体担体に共有結合して付着される、請求項168に記載のシステイン改変抗体。
【請求項175】
抗体がビオチンキャプチャ標識に共有結合して付着される、請求項174に記載のシステイン改変抗体。
【請求項176】
抗体が蛍光色素検出標識に共有結合して付着される、請求項174に記載のシステイン改変抗体。
【請求項177】
蛍光色素が、フルオレセインタイプ、ローダミンタイプ、ダンシル、リサミン、シアニン、フィコエリトリン、テキサスレッドおよびこれらのアナログから選択される、請求項176に記載のシステイン改変抗体。
【請求項178】
抗体がH、11C、14C、18F、32P、35S、64Cu、68Ga、86Y、99Tc、111In、123I、124I、125I、131I、133Xe、177Lu、211Atおよび213Biから選択される放射性核種検出標識に共有結合して付着される、請求項174に記載のシステイン改変抗体。
【請求項179】
抗体がキレートリガンドによって検出標識に共有結合して付着される、請求項178に記載のシステイン改変抗体。
【請求項180】
キレートリガンドがDOTA、DOTP、DOTMA、DTPAおよびTETAから選択される、請求項179に記載のシステイン改変抗体。
【請求項181】
リンカーが抗体上のチオール基によって抗体に付着される、請求項93に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項182】
アルブミン結合ペプチドを含む請求項1に記載の抗体。
【請求項183】
アルブミン結合ペプチドが配列番号:42から46の中から選択される、請求項182に記載の抗体。
【請求項184】
アルブミン結合ペプチドを含む請求項23に記載の抗体。
【請求項185】
アルブミン結合ペプチドが配列番号:42から46の中から選択される、請求項184に記載の抗体。
【請求項186】
抗体がさらに、カバット番号付け慣例法による軽鎖の15、43、110、144、168および205、及びEU番号付け慣例法による重鎖の41、88、115、118、120、171、172、282、375および400から選択される一又は複数の位置にシステインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項187】
システインが軽鎖の位置205にある、請求項186に記載の抗体。
【請求項188】
システインが重鎖の位置118にある、請求項186に記載の抗体。
【請求項189】
システインが重鎖の位置400にある、請求項186に記載の抗体。
【請求項190】
抗体が、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体およびヒト化抗体から選択される、請求項186に記載の抗体。
【請求項191】
抗体断片である、請求項186に記載の抗体。
【請求項192】
抗体断片がFab断片である、請求項191に記載の抗体。
【請求項193】
キメラ抗体、ヒト抗体又はヒト化抗体から選択される、請求項186に記載の抗体。
【請求項194】
細菌内で産生される、請求項186に記載の抗体。
【請求項195】
CHO細胞内で産生される、請求項186に記載の抗体。
【請求項196】
CD22タンパク質を含むことが予測される試料中のCD22タンパク質の存在を決定する方法であって、請求項186に記載の抗体に該試料を曝し、該試料中の該CD22タンパク質への該抗体の結合を決定することを含み、このとき該タンパク質に抗体が結合した場合に該試料中の該タンパク質の存在が示される方法。
【請求項197】
前記試料が、前記CD22タンパク質を発現することが予測される細胞を含む、請求項196に記載の方法。
【請求項198】
前記細胞がB細胞である、請求項196に記載の方法。
【請求項199】
抗体が、蛍光色素、放射性同位体、ビオチン又は金属-複合体形成リガンドから選択される標識に共有結合して付着される、請求項196に記載の方法。
【請求項200】
請求項186に記載の抗CD22抗体と薬学的に許容可能な希釈液、担体又は賦形剤を含有してなる製薬的製剤。
【請求項201】
抗体が、アウリスタチンないしはメイタンシノイドの薬剤成分に共有結合して付着され、その結果抗体薬剤コンジュゲートが形成される、請求項186に記載の抗体。
【請求項202】
抗体(Ab)とアウリスタチン又はメイタンシノイドの薬剤成分(D)とを含んでなり、このとき該システイン改変抗体はリンカー成分(L)によって一又は複数の遊離したシステインアミノ酸を介してDに付着しており、該化合物は以下の式Iを有し、

pが1、2、3又は4である、
請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート。
【請求項203】
pが2である、請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項204】
Lが、以下の式を有し、

ここで、
Aはシステイン改変抗体(Ab)のシステインチオールに共有結合して付着されるストレッチャーユニットであり、
aは0又は1であり、
各々のWはそれぞれアミノ酸ユニットであり、
wは0から12まで変動する整数であり、
Yは薬剤成分に共有結合して付着されるスペーサーユニットであり、そして、yは0、1又は2である、
請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項205】
以下の式を有し、

このときPABがパラ-アミノベンジルカルバモイルであり、R17が、(CH)、C−Cカルボサイクリル、O−(CH)、アリーレン、(CH)−アリーレン、−アリーレン−(CH)−、(CH)−(C−Cカルボサイクリル)、(C−Cカルボサイクリル)−(CH)、C−Cヘテロサイクリル、(CH)−(C−Cヘテロサイクリル)、−(C−Cヘテロサイクリル)−(CH)−、−(CH)C(O)NR(CH)−、−(CHCHO)−、−(CHCHO)−CH−、−(CH)C(O)NR(CHCHO)−、−(CH)C(O)NR(CHCHO)−CH−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−、−(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)−CH−、及び−(CHCHO)C(O)NR(CH)−から選択される二価のラジカルであり、RがH、C−Cアルキル、フェニル又はベンジルであり、そして、rはそれぞれ1から10まで変動する整数である、請求項204に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項206】
がバリン−シトルリンである、請求項204に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項207】
17が(CH)又は(CH)である、請求項204に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項208】
以下の式を有する、請求項204に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。

【請求項209】
17が(CH)又は(CH)である、請求項208に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項210】
以下の式を有する、請求項204に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。

【請求項211】
LがSMCC、SPP又はBMPEOである、請求項202に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項212】
Dが以下の構造を有するMMAEであり、

ここで波線はリンカーLへの付着部位を示す、請求項202に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項213】
Dが以下の構造を有するMMAFであり、

ここで波線はリンカーLへの付着部位を示す、請求項202に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項214】
Dが以下の構造を有するDM1であり、

ここで波線はリンカーLへの付着部位を示す、請求項202に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項215】
親抗CD22抗体が、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体および抗体断片から選択される、請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項216】
抗体断片がFab断片である、請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項217】
以下の構造から選択される抗体-薬剤コンジュゲート化合物であって、





このときValはバリンであり、Citはシトルリンであり、pは1、2、3又は4であり、そしてAbは請求項186に記載の抗CD22抗体である、抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項218】
アウリスタチンがMMAE又はMMAFである、請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート。
【請求項219】
LがMC-val-cit-PAB又はMCである、請求項202に記載の抗体-薬剤コンジュゲート。
【請求項220】
B細胞を検出するためのアッセイであって、
(a) 細胞を請求項199に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物にさらし、そして、
(b) 細胞への抗体-薬剤コンジュゲート化合物の結合の程度を決定する
ことを含むアッセイ。
【請求項221】
細胞培養物培地中の哺乳類の癌性B細胞を請求項201に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物によって処置することを含み、それによって癌性B細胞の増殖が抑制される、細胞の増殖を抑制する方法。
【請求項222】
請求項201に記載の抗体−薬剤コンジュゲートと薬学的に許容可能な希釈液、担体又は賦形剤を含有してなる製薬的製剤。
【請求項223】
患者に請求項222に記載の製薬的製剤を投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項224】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項223に記載の方法。
【請求項225】
患者に、抗体-薬剤コンジュゲート化合物と組み合わせた細胞障害性剤が投与される、請求項223に記載の方法。
【請求項226】
請求項220に記載の製薬的製剤と、
容器と、
CD22ポリペプチドの過剰発現に特徴がある癌を治療するために化合物が用いられうることを示しているパッケージ挿入物又はラベルとを具備する製造品。
【請求項227】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、中悪性度NHL、再発性中悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、抵抗性NHL、抵抗性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、線毛細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)およびマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項226に記載の製造品。
【請求項228】
抗体-薬剤コンジュゲート化合物の作製方法であって、請求項186に記載の抗CD22抗体(Ab)とアウリスタチン又はメイタンシノイドの薬剤成分(D)とを含んでなり、このとき抗体はリンカー成分(L)によって一又は複数の改変したシステインアミノ酸を介してDに付着しており、該化合物は以下の式Iを有し、

このときpは1、2、3又は4であり、
(a) 抗体の改変したシステイン基をリンカー試薬と反応させて、抗体-リンカー中間生成物Ab−Lを形成させる工程と、
(b) Ab−Lを活性化された薬剤成分Dと反応させ、それによって抗体-薬剤コンジュゲートが形成される工程
を含んでなるか、
または、
(c) 薬剤成分の求核基をリンカー試薬と反応させて、薬剤-リンカー中間生成物D−Lを形成する工程と、
(d) D−Lを抗体の改変されたシステイン基と反応させて、それによって抗体-薬剤コンジュゲートが形成される工程
を含んでなる方法。
【請求項229】
さらに、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞において抗体を発現させる工程を含んでなる、請求項228に記載の方法。
【請求項230】
さらに、発現された抗体を還元剤にて処理する工程を含んでなる、請求項229に記載の方法。
【請求項231】
還元剤がTCEPおよびDTTから選択される、請求項230に記載の方法。
【請求項232】
さらに、還元剤にて処理した後に、発現された抗体を酸化剤で処理する工程を含んでなる、請求項230に記載の方法。
【請求項233】
酸化剤が、硫酸銅、デヒドロアスコルビン酸および空気から選択される、請求項232に記載の方法。
【請求項234】
抗体が、配列番号:88、92又は93のいずれか一から選択される重鎖配列を含む、請求項186に記載の抗体。
【請求項235】
抗体が配列番号:87又は91から選択される軽鎖配列を含む、請求項186に記載の抗体。
【請求項236】
抗体が、配列番号:87の軽鎖配列と配列番号:92の重鎖配列を含む、請求項186に記載の抗体。
【請求項237】
抗体が、配列番号:87の軽鎖配列と配列番号:93の重鎖配列を含む、請求項186に記載の抗体。
【請求項238】
抗体が、配列番号:91の軽鎖配列と配列番号:88の重鎖配列を含む、請求項186に記載の抗体。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図6D】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図13C】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図18】
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【図19】
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【図20A】
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【図20B】
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【図20C】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24A】
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【図24B】
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【図25A】
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【図25B】
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【公開番号】特開2013−56896(P2013−56896A)
【公開日】平成25年3月28日(2013.3.28)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−230391(P2012−230391)
【出願日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【分割の表示】特願2009−513419(P2009−513419)の分割
【原出願日】平成19年5月29日(2007.5.29)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】