説明

抗体の修飾方法並びに改善された機能特性を有する修飾された抗体

本発明は、イムノバインダーの、特に単鎖抗体(scFv)の構造特性及び生物物理学的特性、例えば安定性、可溶性及び/又は抗原結合親和性を改変及び改善するために配列に基づく分析及び合理的なストラテジーを使用する方法を提供する。本発明は、イムノバインダー、特にscFvを、選択された安定なscFv配列のデータベースの分析により割り出されたアミノ酸位置での1もしくはそれより多くの置換を行うことによりエンジニアリングする方法において、置換のために好ましいアミノ酸残基が割り出されている前記方法を提供する。本発明は、また、本発明のエンジニアリング方法により製造されたイムノバインダーを提供する。本発明は、また、CDR配列を挿入できる好ましいscFvフレームワーク足場並びにこれらの好ましいフレームワーク足場を使用して製造されたscFv抗体を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
イムノバインダーであって(i)VHフレームワーク残基を含む重鎖可変領域もしくはそのフラグメント及び/又は(ii)VLフレームワーク残基を含む軽鎖可変領域もしくはそのフラグメントを含むイムノバインダーのエンジニアリング方法において:
A)VHフレームワーク残基、VLフレームワーク残基もしくはVH及びVLフレームワーク残基内で突然変異のための1もしくはそれより多くのアミノ酸位置を選択すること;及び
B)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置を突然変異させること
を含み、
a)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置が重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(a)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E)もしくはグルタミン(Q);
(b)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン酸(E)もしくはグルタミン(Q);
(c)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのトレオニン(T)、セリン(S)もしくはアラニン(A);
(d)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置9)でのアラニン(A)、トレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアスパラギン酸(D);
(e)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L)もしくはバリン(V);
(f)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのバリン(V)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)、メチオニン(M)もしくはリジン(K);
(g)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのアルギニン(R)、メチオニン(M)、グルタミン酸(E)、グルタミン(Q)もしくはリジン(K);
(h)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置19(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置18)でのロイシン(L)もしくはバリン(V);
(i)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置19)でのアルギニン(R)、トレオニン(T)、リジン(K)もしくはアスパラギン(N);
(j)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I)、フェニルアラニン(F)、ロイシン(L)もしくはバリン(V);
(k)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置45(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのアルギニン(R)もしくはリジン(K);
(l)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置40)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)、アラニン(A)もしくはアルギニン(R);
(m)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置43)でのリジン(K)、グルタミン(Q)、ヒスチジン(H)もしくはグルタミン酸(E);
(n)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置55(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのメチオニン(M)もしくはイソロイシン(I);
(o)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置77(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのリジン(K)もしくはアルギニン(R);
(p)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置78(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置67)でのアラニン(A)、バリン(V)、ロイシン(L)もしくはイソロイシン(I);
(q)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置71)でのグルタミン酸(E)、アルギニン(R)、トレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(r)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置86(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置75)でのトレオニン(T)、セリン(S)、イソロイシン(I)もしくはロイシン(L);
(s)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置87(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン酸(D)、セリン(S)、アスパラギン(N)もしくはグリシン(G);
(t)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置89(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置78)でのアラニン(A)、バリン(V)、ロイシン(L)もしくはフェニルアラニン(F);
(u)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置90(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置79)でのフェニルアラニン(F)、セリン(S)、ヒスチジン(H)、アスパラギン酸(D)もしくはチロシン(Y);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置81)でのアスパラギン酸(D)、グルタミン(Q)もしくはグルタミン酸(E);
(w)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置95(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置82b)でのグリシン(G)、アスパラギン(N)、トレオニン(T)もしくはセリン(S);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置98(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置84)でのトレオニン(T)、アラニン(A)、プロリン(P)、フェニルアラニン(F)もしくはセリン(S);
(y)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置89)でのアルギニン(R)、グルタミン(Q)、バリン(V)、イソロイシン(I)、ロイシン(L)、メチオニン(M)もしくはフェニルアラニン(F);及び
(z)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置107(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置93)でのアスパラギン(N)、セリン(S)もしくはアラニン(A)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含み、並びに
b)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置が軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(aa)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのロイシン(L)、グルタミン(Q)、セリン(S)、アスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)もしくはイソロイシン(I);
(bb)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのセリン(S)、アラニン(A)、プロリン(P)、チロシン(Y)、イソロイシン(I)もしくはトレオニン(T);
(cc)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのグルタミン(Q)、バリン(V)、トレオニン(T)もしくはイソロイシン(I);
(dd)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V)、ロイシン(L)、イソロイシン(I)もしくはメチオニン(M);
(ee)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのセリン(S)、グルタミン酸(E)もしくはプロリン(P);
(ff)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10でのトレオニン(T)もしくはイソロイシン(I);
(gg)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置11でのアラニン(A)もしくはバリン(V);
(hh)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S)もしくはチロシン(Y);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置14でのトレオニン(T)、セリン(S)もしくはアラニン(A);
(jj)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置18でのセリン(S)もしくはアルギニン(R);
(kk)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20でのトレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(ll)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置24でのアルギニン(R)もしくはグルタミン(Q);
(mm)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置46(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのヒスチジン(H)もしくはグルタミン(Q);
(nn)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置39)でのリジン(K)、アルギニン(R)もしくはイソロイシン(I);
(oo)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置42)でのリジン(K)、アルギニン(R)、グルタミン酸(E)、トレオニン(T)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(pp)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置53(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置45)でのリジン(K)、トレオニン(T)、セリン(S)、アスパラギン(N)、グルタミン(Q)もしくはプロリン(P);
(qq)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置56(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのイソロイシン(I)もしくはメチオニン(M);
(rr)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置57(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置49)でのヒスチジン(H)、セリン(S)、フェニルアラニン(F)もしくはチロシン(Y);
(ss)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置74(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置58)でのイソロイシン(I)、バリン(V)もしくはトレオニン(T);
(tt)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのアルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはリジン(K);
(uu)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置91(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置73)でのロイシン(L)もしくはフェニルアラニン(F);及び
(vv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置74)でのグリシン(G)、トレオニン(T)、アスパラギン酸(D)もしくはアラニン(A);
(xx)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置94(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置76)でのセリン(S)もしくはアスパラギン(N);
(yy)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置101(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置83)でのバリン(V)、チロシン(Y)もしくはセリン(S);及び
(zz)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置85)でのアスパラギン酸(D)、ヒスチジン(H)、グルタミン酸(E)、フェニルアラニン(F)、ロイシン(L)、アラニン(A)、トレオニン(T)、バリン(V)、セリン(S)、グリシン(G)もしくはイソロイシン(I)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH1aファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E)もしくはグルタミン(Q);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン酸(E)もしくはグルタミン(Q);
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L)もしくはバリン(V);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのメチオニン(M)もしくはリジン(K);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのグルタミン酸(E)、グルタミン(Q)もしくはリジン(K);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置19(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置18)でのロイシン(L)もしくはバリン(V);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I)もしくはバリン(V);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置90(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置79)でのフェニルアラニン(F)、セリン(S)、ヒスチジン(H)、アスパラギン酸(D)もしくはチロシン(Y);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置81)でのアスパラギン酸(D)、グルタミン(Q)もしくはグルタミン酸(E);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置95(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置82b)でのグリシン(G)、アスパラギン(N)、トレオニン(T)もしくはセリン(S);及び
(xi)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置98(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置84)でのトレオニン(T)、アラニン(A)、プロリン(P)、フェニルアラニン(F)もしくはセリン(S)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH1bファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E)もしくはグルタミン(Q);
(ii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置9)でのアラニン(A)、トレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアスパラギン酸(D);
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L)もしくはバリン(V);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのリジン(K)、バリン(V)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはメチオニン(M);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのグルタミン酸(E)、リジン(K)、アルギニン(R)もしくはメチオニン(M);
(vi)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置19)でのアルギニン(R)、トレオニン(T)、リジン(K)もしくはアスパラギン(N);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I)、フェニルアラニン(F)、バリン(V)もしくはロイシン(L);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置45(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのアルギニン(R)もしくはリジン(K);
(ix)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置40)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)、アラニン(A)もしくはアルギニン(R);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置43)でのリジン(K)、グルタミン(Q)、ヒスチジン(H)もしくはグルタミン酸(E);
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置55(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのメチオニン(M)もしくはイソロイシン(I);
(xii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置77(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのリジン(K)もしくはアルギニン(R);
(xiii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置78(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置67)でのアラニン(A)、バリン(V)、ロイシン(L)もしくはイソロイシン(I);
(xiv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置71)でのグルタミン酸(E)、アルギニン(R)、トレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(xv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置86(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置75)でのトレオニン(T)、セリン(S)、イソロイシン(I)もしくはロイシン(L);
(xvi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置87(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン酸(D)、セリン(S)、アスパラギン(N)もしくはグリシン(G);及び
(xvii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置107(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置93)でのアスパラギン(N)、セリン(S)もしくはアラニン(A)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVκ1ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのアスパラギン酸(D)、グルタミン酸(E)もしくはイソロイシン(I);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのグルタミン(Q)、バリン(V)もしくはイソロイシン(I);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V)、ロイシン(L)、イソロイシン(I)もしくはメチオニン(M);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置24でのアルギニン(R)もしくはグルタミン(Q);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置39)でのリジン(K)、アルギニン(R)もしくはイソロイシン(I);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置42)でのリジン(K)、アルギニン(R)、グルタミン酸(E)、トレオニン(T)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置57(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置49)でのヒスチジン(H)、セリン(S)、フェニルアラニン(F)もしくはチロシン(Y);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置91(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置73)でのロイシン(L)もしくはフェニルアラニン(F);及び
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのトレオニン(T)、バリン(V)、セリン(S)、グリシン(G)もしくはイソロイシン(I)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVκ3ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのイソロイシン(I)もしくはトレオニン(T);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのバリン(V)もしくはトレオニン(T);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10でのトレオニン(T)もしくはイソロイシン(I);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S)もしくはチロシン(Y);
(v)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置18でのセリン(S)もしくはアルギニン(R);
(vi)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20でのトレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置56(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのイソロイシン(I)もしくはメチオニン(M);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置74(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置58)でのイソロイシン(I)、バリン(V)もしくはトレオニン(T);
(ix)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置94(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置76)でのセリン(S)もしくはアスパラギン(N);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置101(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置83)でのフェニルアラニン(F)、チロシン(Y)もしくはセリン(S);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのバリン(V)、ロイシン(L)もしくはアラニン(A)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVλ1ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのロイシン(L)、グルタミン(Q)、セリン(S)もしくはグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのセリン(S)、アラニン(A)、プロリン(P)、イソロイシン(I)もしくはチロシン(Y);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V)、メチオニン(M)もしくはロイシン(L);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのセリン(S)、グルタミン酸(E)もしくはプロリン(P);
(v)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置11でのアラニン(A)もしくはバリン(V);
(vi)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置14でのトレオニン(T)、セリン(S)もしくはアラニン(A);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置46(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのヒスチジン(H)もしくはグルタミン(Q);
(viii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置53(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置45)でのリジン(K)、トレオニン(T)、セリン(S)、アスパラギン(N)、グルタミン(Q)もしくはプロリン(P);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのアルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはリジン(K);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置74)でのグリシン(G)、トレオニン(T)、アスパラギン酸(D)もしくはアラニン(A);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのアスパラギン酸(D)、バリン(V)、トレオニン(T)、ヒスチジン(H)もしくはグルタミン酸(E)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項7】
請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異が、更に、以下のもの:
(i)AHoもしくはKabatを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S);
(ii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのセリン(S);及び
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置144(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置103)でのセリン(S)もしくはトレオニン(T)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの重鎖置換を含む、前記方法。
【請求項8】
請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異が、更に、以下の重鎖置換:
(i)AHoもしくはKabatを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S);
(ii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのセリン(S);及び
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置144(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置103)でのセリン(S)もしくはトレオニン(T)
を含む、前記方法。
【請求項9】
請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法において、イムノバインダーが、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記方法。
【請求項10】
請求項1から6までのいずれか1項に記載の方法により製造されたイムノバインダー。
【請求項11】
請求項10に記載のイムノバインダーであって、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記イムノバインダー。
【請求項12】
請求項10又は11に記載のイムノバインダーと、製剤学的に認容性の担体とを含む組成物。
【請求項13】
請求項1に記載の方法において、
a)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置がVH3ファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(a)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン(Q)もしくはグルタミン酸(E);
(b)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン(Q)もしくはグルタミン酸(E);
(c)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのトレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(d)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置9)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアスパラギン酸(D);
(e)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L);
(f)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのバリン(V)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはメチオニン(M);
(g)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのグルタミン酸(E)、アルギニン(R)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(h)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置19(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置18)でのロイシン(L);
(i)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置19)でのアルギニン(R)、トレオニン(T)もしくはアスパラギン(N);
(j)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I)、フェニルアラニン(F)もしくはロイシン(L);
(k)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置45(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのリジン(K);
(l)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置40)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアルギニン(R);
(m)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置43)でのリジン(K)、ヒスチジン(H)もしくはグルタミン酸(E);
(n)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置55(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのイソロイシン(I);
(o)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置77(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのリジン(K);
(p)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置78(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置67)でのアラニン(A)、ロイシン(L)もしくはイソロイシン(I);
(q)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置71)でのグルタミン酸(E)、トレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(r)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置86(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置75)でのトレオニン(T)、セリン(S)もしくはロイシン(L);
(s)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置87(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)もしくはグリシン(G);
(t)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置89(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置78)でのアラニン(A)、バリン(V)もしくはフェニルアラニン(F);及び
(u)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置90(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置79)でのフェニルアラニン(F)、セリン(S)、ヒスチジン(H)もしくはアスパラギン酸(D);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置81)でのアスパラギン酸(D)もしくはグルタミン(Q);
(w)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置95(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置82b)でのグリシン(G)、アスパラギン(N)もしくはトレオニン(T);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置98(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置84)でのトレオニン(T)、アラニン(A)、プロリン(P)もしくはフェニルアラニン(F);
(y)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置89)でのアルギニン(R)、グルタミン(Q)、イソロイシン(I)、ロイシン(L)、メチオニン(M)もしくはフェニルアラニン(F);及び
(z)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置107(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置93)でのアスパラギン(N)もしくはセリン(S)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含み、並びに
b)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置が軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(aa)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのロイシン(L)、セリン(S)もしくはグルタミン酸(E);
(bb)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのアラニン(A)、プロリン(P)、イソロイシン(I)、チロシン(Y)もしくはトレオニン(T);
(cc)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのトレオニン(T)、バリン(V)もしくはイソロイシン(I);
(dd)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V)、メチオニン(M)、ロイシン(L)もしくはイソロイシン(I);
(ee)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのセリン(S)もしくはグルタミン酸(E);
(ff)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10でのイソロイシン(I);
(gg)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置11でのアラニン(A);
(hh)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置12でのチロシン(Y);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置14でのトレオニン(T)もしくはセリン(S);
(jj)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置18でのセリン(S);
(kk)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20でのアラニン(A);
(ll)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置24でのグルタミン(Q);
(mm)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置46(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのヒスチジン(H);
(nn)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置39)でのアルギニン(R)もしくはイソロイシン(I);
(oo)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置42)でのリジン(K)、グルタミン酸(E)、トレオニン(T)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(pp)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置53(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置45)でのトレオニン(T)、セリン(S)、アスパラギン(N)、グルタミン(Q)もしくはプロリン(P);
(qq)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置56(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのメチオニン(M);
(rr)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置57(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置49)でのヒスチジン(H)、セリン(S)もしくはフェニルアラニン(F);
(ss)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置74(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置58)でのバリン(V)もしくはトレオニン(T);
(tt)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのアルギニン(R)もしくはグルタミン(Q);
(vv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置91(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置73)でのフェニルアラニン(F);
(uu)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置74)でのグリシン(G)、トレオニン(T)もしくはアスパラギン酸(D);
(vv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置94(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン(N);
(yy)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置101(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置83)でのチロシン(Y)もしくはセリン(S);及び
(zz)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置85)でのバリン(V)、セリン(S)、グリシン(G)、ロイシン(L)もしくはアラニン(A)、トレオニン(T)、ヒスチジン(H)、グルタミン酸(E)もしくはイソロイシン(I)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH3ファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン(Q);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン(Q);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのトレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置89(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置78)でのアラニン(A)、バリン(V)もしくはフェニルアラニン(F);及び
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置89)でのアルギニン(R)、グルタミン(Q)、イソロイシン(I)、ロイシン(L)、メチオニン(M)もしくはフェニルアラニン(F)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項15】
請求項13に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH1aファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン酸(E);
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのメチオニン(M);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのグルタミン酸(E)もしくはグルタミン(Q);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置19(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置18)でのロイシン(L);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置90(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置79)でのフェニルアラニン(F)、セリン(S)、ヒスチジン(H)もしくはアスパラギン酸(D);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置81)でのアスパラギン酸(D)もしくはグルタミン(Q);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置95(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置82b)でのグリシン(G)、アスパラギン(N)もしくはトレオニン(T);及び
(xi)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置98(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置84)でのトレオニン(T)、アラニン(A)、プロリン(P)もしくはフェニルアラニン(F)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項16】
請求項13に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH1bファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置9)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアスパラギン酸(D);
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのバリン(V)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはメチオニン(M);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのグルタミン酸(E)、アルギニン(R)もしくはメチオニン(M);
(vi)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置19)でのアルギニン(R)、トレオニン(T)もしくはアスパラギン(N);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I)、フェニルアラニン(F)もしくはロイシン(L);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置45(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのリジン(K);
(ix)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置40)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアルギニン(R);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置43)でのリジン(K)、ヒスチジン(H)もしくはグルタミン酸(E);
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置55(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのイソロイシン(I);
(xii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置77(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのリジン(K);
(xiii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置78(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置67)でのアラニン(A)、ロイシン(L)もしくはイソロイシン(I);
(xiv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置71)でのグルタミン酸(E)、トレオニン(T)もしくはアラニン(A);
(xv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置86(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置75)でのトレオニン(T)、セリン(S)もしくはロイシン(L);
(xvi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置87(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン酸(D)、アスパラギン(N)もしくはグリシン(G);及び
(xvii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置107(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置93)でのアスパラギン(N)もしくはセリン(S)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項17】
請求項13から16までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVκ1ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E)もしくはイソロイシン(I);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのバリン(V)もしくはイソロイシン(I);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V)、ロイシン(L)もしくはイソロイシン(I);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置24でのグルタミン(Q);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置39)でのアルギニン(R)もしくはイソロイシン(I);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置42)でのリジン(K)、グルタミン酸(E)、トレオニン(T)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置57(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置49)でのヒスチジン(H)、セリン(S)もしくはフェニルアラニン(F);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置91(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置73)でのフェニルアラニン(F);及び
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのバリン(V)、セリン(S)、グリシン(G)もしくはイソロイシン(I)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項18】
請求項13から16までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVκ3ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのトレオニン(T);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのトレオニン(T);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10でのイソロイシン(I);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置12でのチロシン(Y);
(v)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置18でのセリン(S);
(vi)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20でのアラニン(A);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置56(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのメチオニン(M);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置74(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置58)でのバリン(V)もしくはトレオニン(T);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置94(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン(N);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置101(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置83)でのチロシン(Y)もしくはセリン(S);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのロイシン(L)もしくはアラニン(A)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項19】
請求項13から16までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVλ1ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのロイシン(L)、セリン(S)もしくはグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのアラニン(A)、プロリン(P)、イソロイシン(I)もしくはチロシン(Y);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V)もしくはメチオニン(M);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのセリン(S)もしくはグルタミン酸(E);
(v)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置11でのアラニン(A);
(vi)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置14でのトレオニン(T)もしくはセリン(S);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置46(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのヒスチジン(H);
(viii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置53(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置45)でのトレオニン(T)、セリン(S)、アスパラギン(N)、グルタミン(Q)もしくはプロリン(P);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのアルギニン(R)もしくはグルタミン(Q);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置74)でのグリシン(G)、トレオニン(T)もしくはアスパラギン酸(D);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのバリン(V)、トレオニン(T)、ヒスチジン(H)もしくはグルタミン酸(E)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項20】
請求項13から19までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異が、更に、以下のもの:
(i)AHoもしくはKabatを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S);
(ii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのセリン(S);及び
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置144(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置103)でのセリン(S)もしくはトレオニン(T)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの重鎖置換を含む、前記方法。
【請求項21】
請求項13から19までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異が、更に、以下の重鎖置換:
(i)AHoもしくはKabatを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S);
(ii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのセリン(S);及び
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置144(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置103)でのセリン(S)もしくはトレオニン(T)
を含む、前記方法。
【請求項22】
請求項13から21までのいずれか1項に記載の方法において、イムノバインダーが、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記方法。
【請求項23】
請求項13から21までのいずれか1項に記載の方法により製造されたイムノバインダー。
【請求項24】
請求項23に記載のイムノバインダーであって、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記イムノバインダー。
【請求項25】
請求項24に記載のイムノバインダーと、製剤学的に認容性の担体とを含む組成物。
【請求項26】
請求項13に記載の方法において、
a)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置がVH3ファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(a)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン(Q)もしくはグルタミン酸(E);
(b)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン(Q)もしくはグルタミン酸(E);
(c)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのトレオニン(T);
(d)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置9)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアスパラギン酸(D);
(e)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L);
(f)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのバリン(V)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはメチオニン(M);
(g)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのアルギニン(R)もしくはグルタミン酸(E);
(h)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置19(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置18)でのロイシン(L);
(i)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置20(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置19)でのアスパラギン(N);
(j)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I)もしくはロイシン(L);
(k)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置45(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのリジン(K);
(l)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置40)でのアルギニン(R);
(m)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置43)でのリジン(K);
(n)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置55(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのイソロイシン(I);
(o)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置77(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのリジン(K);
(p)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置78(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置67)でのアラニン(A);
(q)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置71)でのグルタミン酸(E);
(r)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置86(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置75)でのトレオニン(T);
(s)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置87(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン(N);
(t)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置89(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置78)でのバリン(V);
(u)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置90(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置79)でのフェニルアラニン(F)、セリン(S)、ヒスチジン(H)もしくはアスパラギン酸(D);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置81)でのアスパラギン酸(D);
(w)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置95(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置82b)でのグリシン(G);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置98(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置84)でのフェニルアラニン(F);
(y)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置89)でのロイシン(L);及び
(z)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置107(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置93)でのアスパラギン(N)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含み、並びに
b)突然変異のために選択された1もしくはそれより多くのアミノ酸位置が軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(aa)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E)もしくはロイシン(L);
(bb)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのトレオニン(T)もしくはプロリン(P);
(cc)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのバリン(V)もしくはトレオニン(T);
(dd)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのロイシン(L)もしくはバリン(V);
(ee)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのセリン(S);
(ff)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10でのイソロイシン(I);
(gg)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置11でのアラニン(A);
(hh)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置12でのチロシン(Y);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置14でのトレオニン(T);
(jj)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置18でのセリン(S);
(kk)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20でのアラニン(A);
(ll)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置24でのグルタミン(Q);
(mm)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置46(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのヒスチジン(H);
(nn)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置39)でのアルギニン(R);
(oo)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置42)でのリジン(K)、グルタミン酸(E)、トレオニン(T)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(pp)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置53(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置45)でのトレオニン(T)、セリン(S)、アスパラギン(N)、グルタミン(Q)もしくはプロリン(P);
(qq)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置56(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのメチオニン(M);
(rr)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置57(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置49)でのセリン(S);及び
(ss)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置74(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置58)でのトレオニン(T);
(tt)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのアルギニン(R);
(uu)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置91(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置73)でのフェニルアラニン(F);
(vv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置74)でのトレオニン(T);
(xx)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置94(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン(N);
(yy)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置101(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置83)でのセリン(S);及び
(zz)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのアラニン(A)もしくはバリン(V)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項27】
請求項26に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH3ファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン(Q);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン(Q);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのトレオニン(T);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置89(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置78)でのバリン(V);及び
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置89)でのロイシン(L)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項28】
請求項26に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH1aファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置6でのグルタミン酸(E);
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのメチオニン(M);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのグルタミン酸(E);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置19(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置18)でのロイシン(L);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのイソロイシン(I);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置90(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置79)でのフェニルアラニン(F)、セリン(S)、ヒスチジン(H)もしくはアスパラギン酸(D);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置81)でのアスパラギン酸(D);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置95(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置82b)でのグリシン(G);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置98(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置84)でのフェニルアラニン(F)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項29】
請求項26に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの重鎖アミノ酸位置がVH1bファミリーの重鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置9)でのトレオニン(T)、プロリン(P)、バリン(V)もしくはアスパラギン酸(D);
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置12(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置11)でのロイシン(L);
(iv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置13(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置12)でのバリン(V)、アルギニン(R)、グルタミン(Q)もしくはメチオニン(M);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置14(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置13)でのアルギニン(R);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置20(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置19)でのアスパラギン(N);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置21(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置20)でのロイシン(L);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置45(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのリジン(K);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置40)でのアルギニン(R);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置43)でのリジン(K);
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置55(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのイソロイシン(I);
(xii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置77(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのリジン(K);
(xiii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置78(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置67)でのアラニン(A);
(xiv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置71)でのグルタミン酸(E);
(xv)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置86(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置75)でのトレオニン(T);
(xvi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置87(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン(N);及び
(xvii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置107(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置93)でのアスパラギン(N)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項30】
請求項26から29までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVκ1ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのグルタミン酸(E);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのバリン(V);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのロイシン(L);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置24でのグルタミン(Q);
(v)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置47(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置39)でのアルギニン(R);
(vi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置50(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置42)でのリジン(K)、グルタミン酸(E)、トレオニン(T)、メチオニン(M)もしくはグルタミン(Q);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置57(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置49)でのセリン(S);及び
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置91(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置73)でのフェニルアラニン(F);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのバリン(V)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項31】
請求項26から29までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVκ3ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのトレオニン(T);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置3でのトレオニン(T);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置10でのイソロイシン(I);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置12でのチロシン(Y);
(v)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置18でのセリン(S);
(vi)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置20でのアラニン(A);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置56(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置48)でのメチオニン(M);
(viii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置74(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置58)でのトレオニン(T);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置94(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置76)でのアスパラギン(N);
(x)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置101(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置83)でのセリン(S);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのアラニン(A)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項32】
請求項26から29までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異のために選択された1もしくはそれより多くの軽鎖アミノ酸位置がVλ1ファミリーの軽鎖可変領域のものである場合に、その突然変異は、以下のもの:
(i)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置1でのロイシン(L);
(ii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置2でのプロリン(P);
(iii)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置4でのバリン(V);
(iv)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置7でのセリン(S);
(v)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置11でのアラニン(A);
(vi)AHoナンバリングシステムもしくはKabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置14でのトレオニン(T);
(vii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置46(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置38)でのヒスチジン(H);
(viii)AHoナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置53(Kabatナンバリングシステムを使用したアミノ酸位置45)でのトレオニン(T)、セリン(S)、アスパラギン(N)、グルタミン(Q)もしくはプロリン(P);
(ix)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置82(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置66)でのアルギニン(R);
(x)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置92(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置74)でのトレオニン(T);及び
(xi)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのバリン(V)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの置換を含む、前記方法。
【請求項33】
請求項26から32までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異が、更に、以下のもの:
(i)AHoもしくはKabatを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S);
(ii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのセリン(S);及び
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置144(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置103)でのセリン(S)もしくはトレオニン(T)
からなる群から選択される1もしくはそれより多くの重鎖置換を含む、前記方法。
【請求項34】
請求項26から32までのいずれか1項に記載の方法において、突然変異が、更に、以下の重鎖置換:
(i)AHoもしくはKabatを使用したアミノ酸位置12でのセリン(S);
(ii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置103(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置85)でのセリン(S);及び
(iii)AHoナンバリングを使用したアミノ酸位置144(Kabatナンバリングを使用したアミノ酸位置103)でのセリン(S)もしくはトレオニン(T)
を含む、前記方法。
【請求項35】
請求項26から34までのいずれか1項に記載の方法において、イムノバインダーが、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記方法。
【請求項36】
請求項26から34までのいずれか1項に記載の方法により製造されたイムノバインダー。
【請求項37】
請求項36に記載のイムノバインダーであって、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記イムノバインダー。
【請求項38】
請求項36又は37に記載のイムノバインダーと、製剤学的に認容性の担体とを含む組成物。
【請求項39】
重鎖CDR1、CDR2及びCDR3配列を含むイムノバインダーをエンジニアリングする方法において、前記重鎖CDR1、CDR2及びCDR3配列を重鎖フレームワーク足場中に挿入することを含み、前記重鎖フレームワーク足場が、図9(配列番号1)、図10(配列番号2)、図11(配列番号3)、配列番号7、配列番号8もしくは配列番号9に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項40】
請求項39に記載の方法において、前記の重鎖フレームワーク足場が、図9(配列番号1)に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項41】
請求項39に記載の方法において、前記の重鎖フレームワーク足場が、図10(配列番号2)に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項42】
請求項39に記載の方法において、前記の重鎖フレームワーク足場が、図11(配列番号3)に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項43】
軽鎖CDR1、CDR2及びCDR3配列を含むイムノバインダーをエンジニアリングする方法において、前記軽鎖CDR1、CDR2及びCDR3配列を軽鎖フレームワーク足場中に挿入することを含み、前記軽鎖フレームワーク足場が、図12(配列番号4)、図13(配列番号5)、図14(配列番号6)、配列番号10、配列番号11もしくは配列番号12に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項44】
請求項43に記載の方法において、前記の軽鎖フレームワーク足場が、図12(配列番号4)に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項45】
請求項43に記載の方法において、前記の軽鎖フレームワーク足場が、図13(配列番号5)に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項46】
請求項43に記載の方法において、前記の軽鎖フレームワーク足場が、図14(配列番号6)に示されるアミノ酸配列を含む前記方法。
【請求項47】
請求項43から46までのいずれか1項に記載の方法において、イムノバインダーがscFv抗体である前記方法。
【請求項48】
請求項43から46までのいずれか1項に記載の方法によりエンジニアリングされたイムノバインダー。
【請求項49】
請求項48に記載のイムノバインダーであって、scFv抗体、全長免疫グロブリン、Fabフラグメント、Dabもしくはナノボディーである前記イムノバインダー。
【請求項50】
図9(配列番号1)、図10(配列番号2)もしくは図11(配列番号3)に示されるアミノ酸配列を含む単離された重鎖フレームワーク足場。
【請求項51】
図12(配列番号4)、図13(配列番号5)もしくは図14(配列番号6)に示されるアミノ酸配列を含む単離された軽鎖フレームワーク足場。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2010−531145(P2010−531145A)
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−513601(P2010−513601)
【出願日】平成20年6月25日(2008.6.25)
【国際出願番号】PCT/CH2008/000285
【国際公開番号】WO2009/000099
【国際公開日】平成20年12月31日(2008.12.31)
【出願人】(510000057)エスバテック アン アルコン バイオメディカル リサーチ ユニット エルエルシー (2)
【氏名又は名称原語表記】ESBATech, an Alcon Biomedical Research Unit LLC
【住所又は居所原語表記】Wagistrasse 21, CH−8952 Schlieren, Switzerland
【Fターム(参考)】