説明

抗原性B型HIVポリペプチドをコードするポリヌクレオチド、そのポリペプチドおよびそれらの使用

【課題】本発明は、新規の免疫原性HIVポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、新規の免疫原性HIVポリペプチドをコードするポリヌクレオチドを提供する。免疫、パッケージング細胞株の産生、およびHIVポリペプチドの産生を含む適用におけるポリヌクレオチドの使用もまた、提供される。抗原性HIVポリペプチドをコードするポリヌクレオチドが提供され、これらのポリヌクレオチドおよびそれら由来のポリペプチド産物の使用(免疫原性組成物の処方およびそれらの使用を含む)も提供される。特定の実施形態において、本発明は、HIVポリペプチドをコードする、合成ポリヌクレオチドおよび/または発現カセットに関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
発現カセットを含む核酸であって、該発現カセットは、以下:
(a)HIV Gagポリペプチドであって、該Gagポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号9、配列番号10、配列番号11、配列番号12、および、配列番号16からなる群より選択される配列の全長に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Gagポリペプチド;
(b)HIV Gagポリペプチドであって、該Gagポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号13、配列番号14、配列番号15、および、配列番号55からなる群より選択される配列の全長に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Gagポリペプチド;
(c)HIV Gagポリペプチドであって、該Gagポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号17の全長に対して少なくとも95%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Gagポリペプチド;
(d)HIV Nefポリペプチドであって、該Nefポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号25、配列番号26、配列番号27、配列番号28、配列番号33、および、配列番号34からなる群より選択される配列の全長に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Nefポリペプチド;
(e)HIV Protポリペプチドであって、該Protポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号39の全長に対して少なくとも98%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Protポリペプチド;
(f)HIV Tatポリペプチドであって、該Tatポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号42、配列番号43、配列番号51、配列番号53、配列番号54、配列番号56、および、配列番号57からなる群より選択される配列の全長に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Tatポリペプチド;
(g)HIV Revポリペプチドであって、該Revポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号45または配列番号45の全長に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Revポリペプチド;
(h)HIV Vifポリペプチドであって、該Vifポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号58の少なくとも30個の連続する塩基対に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Vifポリペプチド;
(i)HIV Vprポリペプチドであって、該Vprポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号59の少なくとも20個の連続する塩基対に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Vprポリペプチド;
(j)HIV Vpuポリペプチドであって、該Vpuポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号60の少なくとも20個の連続する塩基対に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Vpuポリペプチド;ならびに、
(k)HIV Envポリペプチドであって、該Envポリペプチドをコードする該ポリヌクレオチド配列が、配列番号61、配列番号62、配列番号63、および、配列番号64からなる群より選択される配列の全長に対して少なくとも90%の配列同一性を有する配列を含む、HIV Envポリペプチド;
からなる群から選択されるポリペプチドを含むポリペプチドをコードするポリヌクレオチド配列を含む、核酸。
【請求項2】
選択された宿主細胞における使用のための組換え発現系である請求項1に記載の核酸であって、ここで、該組換え発現系は、請求項1に記載の発現カセットを含み、ここで、前記ポリヌクレオチド配列が、該選択された宿主細胞における該ポリヌクレオチドの発現と適合する制御エレメントに作動可能に連結されている、核酸。
【請求項3】
請求項2に記載の組換え発現系であって、前記制御エレメントが、転写プロモーター、転写エンハンサーエレメント、転写終結シグナル、ポリアデニル化配列、翻訳の開始の最適化のための配列、および翻訳終結配列からなる群より選択される、組換え発現系。
【請求項4】
請求項2に記載の組換え発現系であって、前記転写プロモーターが、CMV、CMVおよびイントロンA、SV40、RSV、HIV−Ltr、MMLV−ltr、ならびに、メタロチオネインからなる群より選択される、組換え発現系。
【請求項5】
請求項1に記載の発現カセットを含む単離された細胞であって、前記ポリヌクレオチド配列が、前記選択された細胞における発現に適合する制御エレメントに作動可能に連結されている、細胞。
【請求項6】
哺乳動物細胞、昆虫細胞、細菌細胞、酵母細胞、植物細胞、抗原提示細胞、始原細胞、不死化細胞、および、腫瘍由来細胞からなる群から選択される、請求項5に記載の単離された細胞。
【請求項7】
HIVポリペプチド配列を含むポリペプチドを産生するための方法であって、該方法が、請求項5に記載の単離された細胞を、該ポリペプチドを産生するための条件下でインキュベートする工程を包含する、方法。
【請求項8】
哺乳動物被験体での免疫応答惹起における使用のためのベクターである請求項1に記載の核酸であって、該ベクターが、請求項1に記載の発現カセットを含み、そして前記ポリヌクレオチド配列が、該被験体における該ポリヌクレオチドの発現と適合する制御エレメントに作動可能に連結されている、核酸。
【請求項9】
被験体のDNA免疫化のための組成物であって、該被験体における前記発現カセットの発現と適合する条件下で該被験体に導入されるベクターであることを特徴とする請求項8に記載のベクターを含む、組成物。
【請求項10】
前記ベクターが:
(a)非ウイルスベクターであるか;
(b)リポソーム調製物にカプセル化されているか;または、
(c)ウイルスベクターである、
請求項9に記載の組成物。
【請求項11】
前記ベクターが特定のキャリアーを使用して送達される、請求項9に記載の組成物。
【請求項12】
請求項11に記載の組成物であって、前記ベクターが、金またはタングステンの粒子上にコーティングされ、そして該コーティングされた粒子が、遺伝子銃を使用して前記被験体に送達される、組成物。
【請求項13】
前記ベクターがウイルスベクターであり、該ウイルスベクターが、レトロウイルスベクター、アルファウイルスベクター、および、レンチウイルスベクターからなる群から選択される、請求項9に記載の組成物。
【請求項14】
前記被験体が、哺乳動物である、請求項9に記載の組成物。
【請求項15】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
前記該被験体の細胞に、請求項10に記載のベクターを、前記ポリヌクレオチドの発現および前記ポリペプチドの産生を可能にする条件下で、トランスフェクトし、それによって、該ポリペプチドに対する免疫学的応答を誘発することを特徴とする、請求項9に記載の組成物。
【請求項17】
前記トランスフェクションが、エキソビボで行われ、そして前記トランスフェクトされた細胞が、前記被験体に再導入される、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
前記トランスフェクションが、前記被験体においてインビボで行われる、請求項16に記載の組成物。
【請求項19】
前記免疫応答が、体液性免疫応答である、請求項16に記載の組成物。
【請求項20】
前記免疫応答が、細胞性免疫応答である、請求項16に記載の組成物。
【請求項21】
請求項16に記載の組成物であって、前記ベクターが、筋肉内、粘膜内、鼻腔内、皮下、皮内、経皮、膣内、直腸内、経口、または静脈内で投与されることを特徴とする、組成物。

【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8a】
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【図8b】
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【図9a】
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【図9b】
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【図10a】
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【図10b】
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【図11a】
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【図11b】
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【図12a】
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【図12b】
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【図13a】
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【図13b】
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【図14a】
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【図14b】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31a】
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【図31b】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51a】
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【図51b】
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【図52a】
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【図52b】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56】
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【図57】
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【図58】
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【図59】
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【図60】
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【図61】
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【図62】
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【図63】
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【図64】
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【図65】
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【図66】
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【図67】
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【図68】
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【図1a】
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【図1b】
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【図1c】
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【図1d】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−254383(P2009−254383A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−181001(P2009−181001)
【出願日】平成21年8月3日(2009.8.3)
【分割の表示】特願2003−525580(P2003−525580)の分割
【原出願日】平成14年7月5日(2002.7.5)
【出願人】(591076811)ノバルティス バクシンズ アンド ダイアグノスティックス,インコーポレーテッド (265)
【Fターム(参考)】