抗炎症剤
本発明は、炎症性、免疫調整性、代謝性、感染性および細胞増殖性疾患または病態の処置に有用な化合物、組成物および方法を提供する。特に本発明は、炎症、代謝、感染および細胞増殖にかかわるたん白質の発現および／または機能を調節する化合物を提供する。
本発明の化合物は、縮合した複素二環式環を含有する。
本発明の化合物は、縮合した複素二環式環を含有する。
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【特許請求の範囲】
【請求項１】
下記式（Ｉ）で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、水和物、溶媒化合物もしくはプロドラッグ：
【化１】
式中、Ｗは５−６、６−６もしくは５−５のまたは縮合した二環式環系、ここで、１つまたは両環は芳香族で、１個の窒素原子とＮ、ＯおよびＳからなる群から選ばれる０〜３個の追加へテロ原子を含有し、かつ
（i）環縮合原子は独立してＣＨまたはＮで、但し、環縮合原子が共にＮであることは なく；および
（ii）Ｌ、Ｒ１およびＲ２が結合する原子はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−およ び−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｒ１は−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＣＨ（＝ＮＯＨ）、−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ１ａ）ＯＲ１ｂ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ１ａおよびＲ１ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ１ａはＲ１の結合点に関してＷの隣接環員に結合して、追加の５もしくは６員縮合環を形成するか、あるいはＲ１ａとＲ１ｂはそれらの介在原子と共に合して、３、４、５もしくは６員環を形成してよく；
Ｒ２は−ＮＲ２ａＲ２ｂおよび−ＯＨからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ２ａおよびＲ２ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、モノもしくはジヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、および−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ２ａとＲ２ｂはそれぞれが結合する窒素原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のヘテロ原子を含有する５、６もしくは７員縮合環を形成してよく；
Ｌは単結合、（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ３）−、−ＳＯ２Ｎ（Ｒ３）−、−Ｃ（Ｒ３）＝Ｃ（Ｒ４）−、−Ｏ−、−Ｓ−および−Ｎ（Ｒ３）−からなる群から選ばれる二価の結合基、ここで、Ｒ３およびＲ４はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、およびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
Ｑは（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）アルキニル、（Ｃ１−Ｃ６）アルコキシ、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、シクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルケニル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルからなる群から選ばれ、これらの基のそれぞれは必要に応じて、さらに置換されてよく；但し、当該化合物（Ｉ）として、式：
【化２】
の化合物を除く。
【請求項２】
Ｑがフェニル、ナフチル、ピリジル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピロリル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジル、ベンゾフリル、テトラヒドロベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンズチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、ベンゾキサゾリル、キノリル、テトラヒドロキノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチエニル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルからなる群から選ばれる請求項１に記載の化合物。
【請求項３】
Ｑが非置換フェニル、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、シアノ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、ニトロ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、−Ｒ'、−ＯＲ'、−ＮＲ'Ｒ”、−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＣＯ２Ｒ'、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−ＳＯ２Ｒ'、−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'、−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｘ−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'および−Ｘ−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”からなる群から選ばれる１〜３個の置換基で置換されたフェニルであり、必要に応じてＲ'またはＲ”はフェニル基上の隣接環原子に結合して、５もしくは６員縮合環を形成してよく；ここで、
Ｘは（Ｃ１−Ｃ６）アルキレン；および
Ｒ'，Ｒ”およびＲ'''はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ１−Ｃ６）ヘテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）ハロアルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルおよび−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ、必要に応じてＲ'，Ｒ”およびＲ'''のいずれか２つはそれらの介在原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のへテロ原子を含有する５、６もしくは７員環を形成してもよい請求項１に記載の化合物。
【請求項４】
Ｑが非置換チエニル、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、シアノ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、ニトロ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、−Ｒ'、−ＯＲ'、−ＮＲ'Ｒ”、−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＣＯ２Ｒ'、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−ＳＯ２Ｒ'、−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'、−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｘ−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'および−Ｘ−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”からなる群から選ばれる１〜３個の置換基で置換されたチエニルであり、必要に応じてＲ'またはＲ”はチエニル基上の隣接環原子に結合して、５もしくは６員縮合環を形成してよく；ここで、
Ｘは（Ｃ１−Ｃ６）アルキレン；および
Ｒ'，Ｒ”およびＲ'''はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ１−Ｃ６）ヘテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）ハロアルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルおよび−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ、必要に応じてＲ'，Ｒ”およびＲ'''のいずれか２つはそれらの介在原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のへテロ原子を含有する５、６もしくは７員環を形成してもよい請求項１に記載の化合物。
【請求項５】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チエニルおよびピリジルからなる群から選ばれる請求項１に記載の化合物。
【請求項６】
【化３】
［式中、Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３およびＹ４はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数
である］
からなる群から選ばれる式で示される請求項１に記載の化合物。
【請求項７】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項５に記載の化合物。
【請求項８】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３およびチアゾリルからなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項５に記載の化合物。
【請求項９】
【化４】
からなる群から選ばれる式で示される請求項８に記載の化合物。
【請求項１０】
【化５】
からなる群から選ばれる式で示される請求項８に記載の化合物。
【請求項１１】
【化６】
［式中、Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３，Ｙ４およびＹ５はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数
である］
からなる群から選ばれる式で示される請求項１に記載の化合物。
【請求項１２】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１１に記載の化合物。
【請求項１３】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａおよび−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１１に記載の化合物。
【請求項１４】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨ２およびＲ２が−ＮＨ２である請求項１１に記載の化合物。
【請求項１５】
式：
【化７】
で示される請求項１１に記載の化合物。
【請求項１６】
【化８】
［式中、Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２およびＹ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数
である］
からなる群から選ばれる式で示される請求項１に記載の化合物。
【請求項１７】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１６に記載の化合物。
【請求項１８】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、および−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１６に記載の化合物。
【請求項１９】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨ２およびＲ２が−ＮＨ２である請求項１６に記載の化合物。
【請求項２０】
【化９】
で示される請求項１６に記載の化合物。
【請求項２１】
下記式（Ｉａ．１）で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、水和物、溶媒化合物もしくはプロドラッグ：
【化１０】
式中、Ｒ１は−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＣＨ（＝ＮＯＨ）、−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ１ａ）ＯＲ１ｂ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ１ａおよびＲ１ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ１ａはＲ１の結合点に関してＷの隣接環員に結合して、追加の５もしくは６員縮合環を形成するか、あるいはＲ１ａとＲ１ｂはそれらの介在原子と共に合して、３、４、５もしくは６員環を形成してよく；
Ｒ２は−ＮＲ２ａＲ２ｂおよび−ＯＨからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ２ａおよびＲ２ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、モノもしくはジヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、および−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ２ａとＲ２ｂはそれぞれが結合する窒素原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のヘテロ原子を含有する５、６もしくは７員縮合環を形成してよく；
Ｌは単結合、（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ３）−、−ＳＯ２Ｎ（Ｒ３）−、−Ｃ（Ｒ３）＝Ｃ（Ｒ４）−、−Ｏ−、−Ｓ−および−Ｎ（Ｒ３）−からなる群から選ばれる二価の結合基、ここで、Ｒ３およびＲ４はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、およびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
Ｑは（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）アルキニル、（Ｃ１−Ｃ６）アルコキシ、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、シクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルケニル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルからなる群から選ばれ、これらの基のそれぞれは必要に応じて、さらに置換されてよく；
Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３およびＹ４はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数であり；但し、当該化合物（Ｉａ．１）として、式：
【化１１】
の化合物を除く。
【請求項２２】
Ｑがフェニル、ナフチル、ピリジル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピロリル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジル、ベンゾフリル、テトラヒドロベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンズチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、ベンゾキサゾリル、キノリル、テトラヒドロキノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチエニル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルからなる群から選ばれる請求項２１に記載の化合物。
【請求項２３】
Ｑが非置換フェニル、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、シアノ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、ニトロ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、−Ｒ'、−ＯＲ'、−ＮＲ'Ｒ”、−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＣＯ２Ｒ'、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−ＳＯ２Ｒ'、−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'、−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｘ−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'および−Ｘ−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”からなる群から選ばれる１〜３個の置換基で置換されたフェニルであり、必要に応じてＲ'またはＲ”はフェニル基上の隣接環原子に結合して、５もしくは６員縮合環を形成してよく；ここで、
Ｘは（Ｃ１−Ｃ６）アルキレン；および
Ｒ'，Ｒ”およびＲ'''はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ１−Ｃ６）ヘテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）ハロアルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルおよび−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ、必要に応じてＲ'，Ｒ”およびＲ'''のいずれか２つはそれらの介在原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のへテロ原子を含有する５、６もしくは７員環を形成してもよい請求項２１に記載の化合物。
【請求項２４】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チエニルおよびピリジルからなる群から選ばれる請求項２１に記載の化合物。
【請求項２５】
式（ＩＩＩ）：
【化１２】
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２６】
式（ＩＶ）：
【化１３】
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２７】
式（Ｖ）：
【化１４】
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２８】
式（ＶＩ）：
【化１５】
［式中、各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれる］
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２９】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項２８に記載の化合物。
【請求項３０】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、ヘテロアリールおよび−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項２８に記載の化合物。
【請求項３１】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、ヘテロアリールおよび−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂおよび各Ｒ５ａが水素である請求項２８に記載の化合物。
【請求項３２】
【化１６】
からなる群から選ばれる、請求項３１に記載の化合物。
【請求項３３】
【化１７】
からなる群から選ばれる式で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、水和物、溶媒化合物もしくはプロドラッグ：
式中、Ｒ１は−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＣＨ（＝ＮＯＨ）、−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ１ａ）ＯＲ１ｂ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａ、−（Ｃ１−４）アルキレン−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ１ａおよびＲ１ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ１ａはＲ１の結合点に関してＷの隣接環員に結合して、追加の５もしくは６員縮合環を形成するか、あるいはＲ１ａとＲ１ｂはそれらの介在原子と共に合して、３、４、５もしくは６員環を形成してよく；
Ｌは単結合、（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ３）−、−ＳＯ２Ｎ（Ｒ３）−、−Ｃ（Ｒ３）＝Ｃ（Ｒ４）−、−Ｏ−、−Ｓ−および−Ｎ（Ｒ３）−からなる群から選ばれる二価の結合基、ここで、Ｒ３およびＲ４はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、およびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
Ｑは（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）アルキニル、（Ｃ１−Ｃ６）アルコキシ、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、シクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルケニル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルからなる群から選ばれ、これらの基のそれぞれは必要に応じて、さらに置換されてよく；
Ａ１およびＡ２はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｂ１およびＢ２はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｄ１は−Ｃ（Ｒ７）（Ｒ８）−、−Ｎ（Ｒ７）−および−Ｏ−からなる群から選ばれ；
Ｄ２は−Ｃ（Ｒ９）（Ｒ１０）−、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｎ（Ｒ９）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｎ−からなる群から選ばれ；
必要に応じてＤ１−Ｄ２は、−Ｃ（Ｒ１１）＝Ｃ（ＯＲ１２）−または−Ｃ（Ｒ１１）＝Ｎ−であってもよく；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｒ６，Ｒ７，Ｒ８，Ｒ９およびＲ１０はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
Ｒ１１およびＲ１２はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、アリールおよびアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍおよびｎはそれぞれ独立して、０〜２の整数であって、但し、Ｄ１およびＤ２が共に−Ｎ（Ｒ９）−または−Ｏ−であることはない。
【請求項３４】
【化１８】
［式中、Ｂ３およびＢ４はそれぞれ独立して、Ｃ（Ｒ５ａ）またはＮである］
からなる群から選ばれる式で示される請求項３３に記載の化合物。
【請求項３５】
医薬的に許容しうる担体、賦形剤または希釈剤、および請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物から成る医薬組成物。
【請求項３６】
炎症性、代謝性、感染性、細胞増殖性もしくは免疫性疾患または病態を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする被検者に対し、請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物の治療上有効量を投与することから成る方法。
【請求項３７】
炎症性、代謝性、感染性、細胞増殖性もしくは免疫性疾患または病態が、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、乾癬、癌、糖尿病、敗血症性ショック、ぜん息、アレルギー性疾患、多発硬化症および移植拒絶からなる群から選ばれる請求項３６に記載の方法。
【請求項３８】
化合物を経口、局所、静脈内または筋肉内投与する請求項３６に記載の方法。
【請求項３９】
化合物を第二治療剤と組合せて投与し、該第二治療剤が、プレドニゾン、デキサメタゾン、ベクロメタゾン、メチルプレドニゾン、ベタメタゾン、ヒドロコルチゾン、メトトレキサート、シクロスポリン、ラパマイシン、タクロリマス、抗ヒスタミン薬、ＴＮＦ抗体、ＩＬ−１抗体、可溶ＴＮＦレセプタ、可溶ＩＬ−１レセプタ、ＴＮＦもしくはＩＬ−１レセプタ拮抗薬、非ステロイド系抗炎症剤、ＣＯＸ−２インヒビター、抗糖尿病剤、抗癌剤、ヒドロキシクロロキン、Ｄ−ペニシラミン、イソフリキシマブ、エタネルセプト、オーラノフィン、金チオグルコース、スルファサラジン、スルファサラジン類縁体、メサラミン、コルチコステロイド、コルチコステロイド類縁体、６−メルカプトプリン、インターフェロンβ−１β、インターフェロンβ−１α、アザチオプリン、酢酸グラチラマー、グルココルチコイドおよびシクロホスファミドからなる群から選ばれる請求項３６に記載の方法。
【請求項４０】
ＩＫＫ変調に反応する疾患または病態を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする被検者に対し、請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物の治療上有効量を投与することから成る方法。
【請求項４１】
ＩＫＫが仲介する疾患または病態を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする被検者に対し、請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物の治療上有効量を投与することから成る方法。
【請求項４２】
ＩＫＫを調節する方法であって、細胞を請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物と接触させることから成る方法。
【請求項４３】
化合物がＩＫＫを抑制する請求項４２に記載の方法。
【請求項４４】
化合物がＩＫＫβを抑制する請求項４２に記載の方法。
【請求項４５】
化合物がＩＫＫβおよびＩＫＫαを抑制する請求項４２に記載の方法。
【請求項１】
下記式（Ｉ）で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、水和物、溶媒化合物もしくはプロドラッグ：
【化１】
式中、Ｗは５−６、６−６もしくは５−５のまたは縮合した二環式環系、ここで、１つまたは両環は芳香族で、１個の窒素原子とＮ、ＯおよびＳからなる群から選ばれる０〜３個の追加へテロ原子を含有し、かつ
（i）環縮合原子は独立してＣＨまたはＮで、但し、環縮合原子が共にＮであることは なく；および
（ii）Ｌ、Ｒ１およびＲ２が結合する原子はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−およ び−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｒ１は−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＣＨ（＝ＮＯＨ）、−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ１ａ）ＯＲ１ｂ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ１ａおよびＲ１ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ１ａはＲ１の結合点に関してＷの隣接環員に結合して、追加の５もしくは６員縮合環を形成するか、あるいはＲ１ａとＲ１ｂはそれらの介在原子と共に合して、３、４、５もしくは６員環を形成してよく；
Ｒ２は−ＮＲ２ａＲ２ｂおよび−ＯＨからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ２ａおよびＲ２ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、モノもしくはジヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、および−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ２ａとＲ２ｂはそれぞれが結合する窒素原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のヘテロ原子を含有する５、６もしくは７員縮合環を形成してよく；
Ｌは単結合、（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ３）−、−ＳＯ２Ｎ（Ｒ３）−、−Ｃ（Ｒ３）＝Ｃ（Ｒ４）−、−Ｏ−、−Ｓ−および−Ｎ（Ｒ３）−からなる群から選ばれる二価の結合基、ここで、Ｒ３およびＲ４はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、およびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
Ｑは（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）アルキニル、（Ｃ１−Ｃ６）アルコキシ、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、シクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルケニル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルからなる群から選ばれ、これらの基のそれぞれは必要に応じて、さらに置換されてよく；但し、当該化合物（Ｉ）として、式：
【化２】
の化合物を除く。
【請求項２】
Ｑがフェニル、ナフチル、ピリジル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピロリル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジル、ベンゾフリル、テトラヒドロベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンズチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、ベンゾキサゾリル、キノリル、テトラヒドロキノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチエニル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルからなる群から選ばれる請求項１に記載の化合物。
【請求項３】
Ｑが非置換フェニル、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、シアノ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、ニトロ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、−Ｒ'、−ＯＲ'、−ＮＲ'Ｒ”、−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＣＯ２Ｒ'、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−ＳＯ２Ｒ'、−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'、−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｘ−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'および−Ｘ−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”からなる群から選ばれる１〜３個の置換基で置換されたフェニルであり、必要に応じてＲ'またはＲ”はフェニル基上の隣接環原子に結合して、５もしくは６員縮合環を形成してよく；ここで、
Ｘは（Ｃ１−Ｃ６）アルキレン；および
Ｒ'，Ｒ”およびＲ'''はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ１−Ｃ６）ヘテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）ハロアルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルおよび−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ、必要に応じてＲ'，Ｒ”およびＲ'''のいずれか２つはそれらの介在原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のへテロ原子を含有する５、６もしくは７員環を形成してもよい請求項１に記載の化合物。
【請求項４】
Ｑが非置換チエニル、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、シアノ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、ニトロ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、−Ｒ'、−ＯＲ'、−ＮＲ'Ｒ”、−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＣＯ２Ｒ'、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−ＳＯ２Ｒ'、−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'、−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｘ−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'および−Ｘ−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”からなる群から選ばれる１〜３個の置換基で置換されたチエニルであり、必要に応じてＲ'またはＲ”はチエニル基上の隣接環原子に結合して、５もしくは６員縮合環を形成してよく；ここで、
Ｘは（Ｃ１−Ｃ６）アルキレン；および
Ｒ'，Ｒ”およびＲ'''はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ１−Ｃ６）ヘテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）ハロアルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルおよび−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ、必要に応じてＲ'，Ｒ”およびＲ'''のいずれか２つはそれらの介在原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のへテロ原子を含有する５、６もしくは７員環を形成してもよい請求項１に記載の化合物。
【請求項５】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チエニルおよびピリジルからなる群から選ばれる請求項１に記載の化合物。
【請求項６】
【化３】
［式中、Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３およびＹ４はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数
である］
からなる群から選ばれる式で示される請求項１に記載の化合物。
【請求項７】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項５に記載の化合物。
【請求項８】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３およびチアゾリルからなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項５に記載の化合物。
【請求項９】
【化４】
からなる群から選ばれる式で示される請求項８に記載の化合物。
【請求項１０】
【化５】
からなる群から選ばれる式で示される請求項８に記載の化合物。
【請求項１１】
【化６】
［式中、Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３，Ｙ４およびＹ５はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数
である］
からなる群から選ばれる式で示される請求項１に記載の化合物。
【請求項１２】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１１に記載の化合物。
【請求項１３】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａおよび−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１１に記載の化合物。
【請求項１４】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨ２およびＲ２が−ＮＨ２である請求項１１に記載の化合物。
【請求項１５】
式：
【化７】
で示される請求項１１に記載の化合物。
【請求項１６】
【化８】
［式中、Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２およびＹ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数
である］
からなる群から選ばれる式で示される請求項１に記載の化合物。
【請求項１７】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１６に記載の化合物。
【請求項１８】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、および−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項１６に記載の化合物。
【請求項１９】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨ２およびＲ２が−ＮＨ２である請求項１６に記載の化合物。
【請求項２０】
【化９】
で示される請求項１６に記載の化合物。
【請求項２１】
下記式（Ｉａ．１）で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、水和物、溶媒化合物もしくはプロドラッグ：
【化１０】
式中、Ｒ１は−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＣＨ（＝ＮＯＨ）、−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ１ａ）ＯＲ１ｂ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ１ａおよびＲ１ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ１ａはＲ１の結合点に関してＷの隣接環員に結合して、追加の５もしくは６員縮合環を形成するか、あるいはＲ１ａとＲ１ｂはそれらの介在原子と共に合して、３、４、５もしくは６員環を形成してよく；
Ｒ２は−ＮＲ２ａＲ２ｂおよび−ＯＨからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ２ａおよびＲ２ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、モノもしくはジヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、および−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ２ａとＲ２ｂはそれぞれが結合する窒素原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のヘテロ原子を含有する５、６もしくは７員縮合環を形成してよく；
Ｌは単結合、（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ３）−、−ＳＯ２Ｎ（Ｒ３）−、−Ｃ（Ｒ３）＝Ｃ（Ｒ４）−、−Ｏ−、−Ｓ−および−Ｎ（Ｒ３）−からなる群から選ばれる二価の結合基、ここで、Ｒ３およびＲ４はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、およびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
Ｑは（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）アルキニル、（Ｃ１−Ｃ６）アルコキシ、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、シクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルケニル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルからなる群から選ばれ、これらの基のそれぞれは必要に応じて、さらに置換されてよく；
Ｘ１，Ｘ２およびＸ３はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｙ１，Ｙ２，Ｙ３およびＹ４はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５およびＲ６はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍは０〜２の整数であり；但し、当該化合物（Ｉａ．１）として、式：
【化１１】
の化合物を除く。
【請求項２２】
Ｑがフェニル、ナフチル、ピリジル、フリル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、イミダゾリル、オキサゾリル、イソキサゾリル、ピロリル、ピロリジニル、ピラゾリル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジル、ベンゾフリル、テトラヒドロベンゾフリル、イソベンゾフリル、ベンズチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、インドリル、イソインドリル、ベンゾキサゾリル、キノリル、テトラヒドロキノリル、イソキノリル、ベンズイミダゾリル、ベンズイソキサゾリル、ベンゾチエニル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルからなる群から選ばれる請求項２１に記載の化合物。
【請求項２３】
Ｑが非置換フェニル、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、シアノ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、ニトロ（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、−Ｒ'、−ＯＲ'、−ＮＲ'Ｒ”、−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＣＯ２Ｒ'、−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−ＳＯ２Ｒ'、−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'、−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−Ｃ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”Ｃ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ”ＣＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＮＲ'Ｃ（Ｏ）ＮＲ”Ｒ'''、−Ｘ−Ｓ（Ｏ）Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２Ｒ'、−Ｘ−ＳＯ２ＮＲ'Ｒ”、−Ｘ−ＮＲ”ＳＯ２Ｒ'および−Ｘ−ＯＣ（Ｏ）ＮＲ'Ｒ”からなる群から選ばれる１〜３個の置換基で置換されたフェニルであり、必要に応じてＲ'またはＲ”はフェニル基上の隣接環原子に結合して、５もしくは６員縮合環を形成してよく；ここで、
Ｘは（Ｃ１−Ｃ６）アルキレン；および
Ｒ'，Ｒ”およびＲ'''はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ１−Ｃ６）ヘテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）ハロアルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、−Ｃ（Ｏ）−（Ｃ１−Ｃ４）アルコキシ、−Ｃ（Ｏ）−ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルおよび−Ｃ（Ｏ）−フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ、必要に応じてＲ'，Ｒ”およびＲ'''のいずれか２つはそれらの介在原子と共に合して、Ｎ、ＯおよびＳから選ばれる１〜３個のへテロ原子を含有する５、６もしくは７員環を形成してもよい請求項２１に記載の化合物。
【請求項２４】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、チアゾリル、チエニルおよびピリジルからなる群から選ばれる請求項２１に記載の化合物。
【請求項２５】
式（ＩＩＩ）：
【化１２】
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２６】
式（ＩＶ）：
【化１３】
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２７】
式（Ｖ）：
【化１４】
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２８】
式（ＶＩ）：
【化１５】
［式中、各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれる］
で示される請求項２１に記載の化合物。
【請求項２９】
Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項２８に記載の化合物。
【請求項３０】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、ヘテロアリールおよび−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、およびＲ２が−ＮＨＲ２ｂである請求項２８に記載の化合物。
【請求項３１】
Ｒ１が−Ｃ（Ｏ）ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２ＮＨＲ１ａ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、ヘテロアリールおよび−Ｃ（Ｏ）ＣＨ３からなる群から選ばれ、Ｒ２が−ＮＨＲ２ｂおよび各Ｒ５ａが水素である請求項２８に記載の化合物。
【請求項３２】
【化１６】
からなる群から選ばれる、請求項３１に記載の化合物。
【請求項３３】
【化１７】
からなる群から選ばれる式で示される化合物、またはその医薬的に許容しうる塩、水和物、溶媒化合物もしくはプロドラッグ：
式中、Ｒ１は−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂ、−Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＣＨ（＝ＮＯＨ）、−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）Ｒ１ａ、−ＳＯ２ＮＲ１ａＲ１ｂ、−ＳＯ２Ｒ１ａ、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ１ａ）ＯＲ１ｂ、−（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン−Ｎ（Ｒ１ｂ）Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａ、−（Ｃ１−４）アルキレン−Ｃ（Ｏ）ＮＲ１ａＲ１ｂおよびヘテロアリールからなる群から選ばれ、ここで、Ｒ１ａおよびＲ１ｂは水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、（Ｃ２−Ｃ４）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）へテロアルキル、ヒドロキシ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、フルオロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シアノ（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、モノもしくはジヒドロキシシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル−（Ｃ１−Ｃ４）アルキルから選ばれ、必要に応じてＲ１ａはＲ１の結合点に関してＷの隣接環員に結合して、追加の５もしくは６員縮合環を形成するか、あるいはＲ１ａとＲ１ｂはそれらの介在原子と共に合して、３、４、５もしくは６員環を形成してよく；
Ｌは単結合、（Ｃ１−Ｃ４）アルキレン、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｒ３）−、−ＳＯ２Ｎ（Ｒ３）−、−Ｃ（Ｒ３）＝Ｃ（Ｒ４）−、−Ｏ−、−Ｓ−および−Ｎ（Ｒ３）−からなる群から選ばれる二価の結合基、ここで、Ｒ３およびＲ４はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、およびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
Ｑは（Ｃ２−Ｃ６）アルケニル、（Ｃ２−Ｃ６）アルキニル、（Ｃ１−Ｃ６）アルコキシ、ハロゲン、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロアリール、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、シクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルケニル、およびヘテロシクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキルからなる群から選ばれ、これらの基のそれぞれは必要に応じて、さらに置換されてよく；
Ａ１およびＡ２はそれぞれ独立して、＝Ｃ−、−ＣＨ−および−Ｎ−からなる群から選ばれ；
Ｂ１およびＢ２はそれぞれ独立して、＝Ｃ（Ｒ５ａ）−、−Ｃ（Ｒ５）（Ｒ６）−、−Ｃ（Ｏ）−、＝Ｎ−、−Ｎ（Ｒ５）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｍ−からなる群から選ばれ；
Ｄ１は−Ｃ（Ｒ７）（Ｒ８）−、−Ｎ（Ｒ７）−および−Ｏ−からなる群から選ばれ；
Ｄ２は−Ｃ（Ｒ９）（Ｒ１０）−、−Ｃ（Ｏ）−、−Ｎ（Ｒ９）−、−Ｏ−および−Ｓ（Ｏ）ｎ−からなる群から選ばれ；
必要に応じてＤ１−Ｄ２は、−Ｃ（Ｒ１１）＝Ｃ（ＯＲ１２）−または−Ｃ（Ｒ１１）＝Ｎ−であってもよく；
Ｚ１およびＺ２はそれぞれ独立して、ＣＨまたはＮ；
Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｒ６，Ｒ７，Ｒ８，Ｒ９およびＲ１０はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
各Ｒ５ａは独立して、水素、ハロゲン、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、シクロ（Ｃ３−Ｃ８）アルキル、アリール、アリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキル、ヘテロ（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、ヘテロシクロ（Ｃ５−Ｃ８）アルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルおよびアリールヘテロ（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；
Ｒ１１およびＲ１２はそれぞれ独立して、水素、（Ｃ１−Ｃ６）アルキル、アリールおよびアリール（Ｃ１−Ｃ４）アルキルからなる群から選ばれ；および
下付きのｍおよびｎはそれぞれ独立して、０〜２の整数であって、但し、Ｄ１およびＤ２が共に−Ｎ（Ｒ９）−または−Ｏ−であることはない。
【請求項３４】
【化１８】
［式中、Ｂ３およびＢ４はそれぞれ独立して、Ｃ（Ｒ５ａ）またはＮである］
からなる群から選ばれる式で示される請求項３３に記載の化合物。
【請求項３５】
医薬的に許容しうる担体、賦形剤または希釈剤、および請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物から成る医薬組成物。
【請求項３６】
炎症性、代謝性、感染性、細胞増殖性もしくは免疫性疾患または病態を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする被検者に対し、請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物の治療上有効量を投与することから成る方法。
【請求項３７】
炎症性、代謝性、感染性、細胞増殖性もしくは免疫性疾患または病態が、慢性関節リウマチ、炎症性腸疾患、乾癬、癌、糖尿病、敗血症性ショック、ぜん息、アレルギー性疾患、多発硬化症および移植拒絶からなる群から選ばれる請求項３６に記載の方法。
【請求項３８】
化合物を経口、局所、静脈内または筋肉内投与する請求項３６に記載の方法。
【請求項３９】
化合物を第二治療剤と組合せて投与し、該第二治療剤が、プレドニゾン、デキサメタゾン、ベクロメタゾン、メチルプレドニゾン、ベタメタゾン、ヒドロコルチゾン、メトトレキサート、シクロスポリン、ラパマイシン、タクロリマス、抗ヒスタミン薬、ＴＮＦ抗体、ＩＬ−１抗体、可溶ＴＮＦレセプタ、可溶ＩＬ−１レセプタ、ＴＮＦもしくはＩＬ−１レセプタ拮抗薬、非ステロイド系抗炎症剤、ＣＯＸ−２インヒビター、抗糖尿病剤、抗癌剤、ヒドロキシクロロキン、Ｄ−ペニシラミン、イソフリキシマブ、エタネルセプト、オーラノフィン、金チオグルコース、スルファサラジン、スルファサラジン類縁体、メサラミン、コルチコステロイド、コルチコステロイド類縁体、６−メルカプトプリン、インターフェロンβ−１β、インターフェロンβ−１α、アザチオプリン、酢酸グラチラマー、グルココルチコイドおよびシクロホスファミドからなる群から選ばれる請求項３６に記載の方法。
【請求項４０】
ＩＫＫ変調に反応する疾患または病態を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする被検者に対し、請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物の治療上有効量を投与することから成る方法。
【請求項４１】
ＩＫＫが仲介する疾患または病態を処置または予防する方法であって、かかる処置を必要とする被検者に対し、請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物の治療上有効量を投与することから成る方法。
【請求項４２】
ＩＫＫを調節する方法であって、細胞を請求項１〜３４のいずれか１つに記載の化合物と接触させることから成る方法。
【請求項４３】
化合物がＩＫＫを抑制する請求項４２に記載の方法。
【請求項４４】
化合物がＩＫＫβを抑制する請求項４２に記載の方法。
【請求項４５】
化合物がＩＫＫβおよびＩＫＫαを抑制する請求項４２に記載の方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【公表番号】特表２００６−５１２３１３（Ｐ２００６−５１２３１３Ａ）
【公表日】平成１８年４月１３日（２００６．４．１３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−５４９９５４（Ｐ２００４−５４９９５４）
【出願日】平成１５年９月１９日（２００３．９．１９）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００３／０２９１４３
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０４１２８５
【国際公開日】平成１６年５月２１日（２００４．５．２１）
【出願人】（５００２０３７０９）アムジェン インコーポレイテッド (76)
【Ｆターム（参考）】
【公表日】平成１８年４月１３日（２００６．４．１３）
【国際特許分類】
【出願日】平成１５年９月１９日（２００３．９．１９）
【国際出願番号】ＰＣＴ／ＵＳ２００３／０２９１４３
【国際公開番号】ＷＯ２００４／０４１２８５
【国際公開日】平成１６年５月２１日（２００４．５．２１）
【出願人】（５００２０３７０９）アムジェン インコーポレイテッド (76)
【Ｆターム（参考）】
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