説明

抗炎症剤

【課題】新規で安全な抗炎症剤を提供すること並びにこれらの機能を有する皮膚外用剤等を提供することを課題とする。
【解決手段】シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を有効成分とする抗炎症剤を提供する。ヒアルロニダーゼ阻害作用を有し、又、脱顆粒抑制作用を有する抗炎症剤として使用することができ、炎症性の疾患、例えば、接触性皮膚炎(かぶれ)、乾癬、尋常性天疱瘡、及びその他の肌荒れに伴う各種皮膚疾患の予防および治療するための皮膚外用剤などに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物よりなる抗炎症剤に関するものであり、炎症性の疾患、例えば、接触性皮膚炎(かぶれ)、乾癬、尋常性天疱瘡、及びその他の肌荒れに伴う各種皮膚疾患の予防および治療するための皮膚外用剤などに適用されるものである。
【背景技術】
【0002】
炎症性を伴う皮膚疾患や肌荒れ等の原因となる発症機構は数多く報告されているが、その原因の一つとしてヒアルロニダーゼの活性化や肥満細胞および好塩基球細胞からの脱顆粒による炎症性メディエーターの放出等が挙げられる。
ヒアルロン酸は皮膚中の細胞間組織として存在し、血管透過性に関与していることが知られている。すなわち、存在するヒアルロン酸がヒアルロニダーゼにより分解されることにより、皮膚等に存在する肥満細胞や血中に存在する好塩基球細胞等の炎症系細胞の透過性を高めると考えられている。
【0003】
また、ヒスタミン、セロトニン等に代表される炎症性メディエーターは、皮膚にかゆみを伴う発赤や浮腫、皮膚炎等を引き起こす。従って、肥満細胞や好塩基球細胞からの脱顆粒を抑制することにより、細胞間組織に遊走した細胞からの炎症性メディエーターの放出を抑制し、炎症を抑制すると考えられている。
一方、体組織への親和性を保つヒアルロン酸は、紫外線暴露による活性酸素の発生やこれに伴い活性化するヒアルロニダーゼにより分解され、低分子化する事で保水効果が減少し、肌の水分バランスを維持できなくなり、肌荒れの原因となると考えられている。
【0004】
従って、ヒアルロニダーゼの活性を阻害する物質は、細胞間組織に炎症系細胞の透過を阻害することが可能となり、抗炎症効果が期待できる。また、皮膚中のヒアルロン酸の安定化をはかり、肌の水分バランス維持に寄与すると考えられる。さらに、脱顆粒抑制効果を有しておれば、炎症を抑制する効果が相乗的に高まってくる。
ヒアルロニダーゼ阻害活性作用を有する生薬としては、例えばメリッサの抽出物(特許文献1参照)、フイランツス・エンプリカ抽出物(特許文献2参照)、松樹皮抽出物(特許文献3参照)などが報告されている。また、脱顆粒抑制効果を有する生薬としては、例えば甜茶(特許文献4参照)、ノウゼンカズラ(特許文献5参照)などが報告されている。しかし、これらの生薬は十分な効果を持つとは言えない。また、合成物質としては、例えばジフェノンヒドラミン、マレイン酸フェニアラニン、およびその類縁物質が抗炎症剤として使用されている。しかし、これらの合成の抗炎症剤は、副作用を伴う事があり、処方および治療の際に医師の診断が必要である。
従って、安全性が高く、かつ低濃度でヒアルロニダーゼを阻害し、かつ脱顆粒抑制作用を有する生薬は未だ見出されていないのが現状である。
【0005】
一方、シスタス インカヌス(Cistus incanus)は、化粧料としての利用例もあり、特許文献6にシスタス由来の油溶性成分である環状ジテルペン、すなわちラブデン酸類にメラニン産生抑制作用、細胞賦活作用、抗菌作用を有することが記載されており、特許文献7にはそれら環状ジテルペン類の皮膚外用剤への応用が記載されている。しかしながら、ロックローズの樹脂や精油以外の成分に関してはほとんど利用されておらず、ロックローズの地上部から低濃度のアルコールを含有する含水エタノールで抽出した成分が抗炎症作用を示すことは知られていない。
【特許文献1】特開平9−241149号公報
【特許文献2】特開平11−71290号公報
【特許文献3】特開2004−315476号公報
【特許文献4】特開平6−192114号公報
【特許文献5】特開2006−143676号公報
【特許文献6】特開平11−302219号公報
【特許文献7】特開2003−300859号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、副作用がなく、安全性に優れた抗炎症剤を提供すること、これらの機能を有する皮膚外用剤を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物に優れたヒアルロニダーゼ阻害作用、および脱顆粒抑制作用を有するともに高い安全性を有する事を見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
【0008】
本発明のシスタス インカヌス(Cistus incanus)より得られる抽出物は、ヒアルロニダーゼ阻害活性作用および脱顆粒抑制作用を顕著に有するものである。従って、本発明のシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を抗炎症剤として用いる事により、皮膚の炎症予防および治療に大きな効果がもたらされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
シスタス インカヌス(Cistus incanus)はハンニチバナ科ゴジアオイ属の多年生の潅木であり、ギリシャやトルコを中心とする地中海沿岸を原産とし、ロックローズまたはピンクロックローズと言われる植物群の一種である。ロックローズから分泌される樹脂はラブダナム(Labdanum)と呼ばれ、精油と共に気管支炎やカタルの治療にも用いられてきた。
【0010】
本発明で使用するシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物はシスタス インカヌス(Cistus incanus)を水、または水と親水性有機溶媒との混合物を使用して、抽出することによって調製することが可能であり、それらを溶液状で使用することも可能であるが、それら溶液を乾燥して得られる粉体状の製品としても使用可能である。また、シスタス インカヌス(Cistus incanus)の抽出においては、水のかわりに緩衝液や、希酸および希アルカリを使用することも可能である。
【0011】
本発明の抗炎症剤はシスタス インカヌス(Cistus incanus)の地上部を乾燥後、不純物を水で十分に洗浄してから抽出することが望ましい。ここで地上部とは、葉、茎、花などを含む植物体の地上部のことを言い、根など地下部は含まれない。不純物が除去されたシスタス インカヌス(Cistus incanus)地上部は、原体そのままでも抽出可能であるが、粉砕してから抽出作業に供することも可能である。シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物は、洗浄されたシスタス インカヌス(Cistus incanus)地上部を水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール類、グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール類、クエン酸緩衝液、リン酸緩衝液、ほう酸緩衝液、トリス塩酸緩衝液などの緩衝液、希苛性ソーダ、希苛性カリ、炭酸ナトリウム、アンモニアなどの希アルカリ、希塩酸、希クエン酸、希酢酸、希乳酸などの希酸または、それらの混合物に加え、-30〜110℃で1時間〜2ヶ月間攪拌することによって得ることが出来る。
【0012】
上記抽出液で、好ましい抽出溶媒としては、水と親水性溶媒との水溶液、例えば、エタノール、1,3−ブチレングリコール、メタノールなどの水溶液が挙げられる。特に、含水エタノールおよび含水1,3−ブチレングリコールは、効率よく有効成分を抽出することができ、これを抽出溶媒として用いることが望ましい。これらのアルコール−水混合物の濃度は、アルコール濃度5〜30%(w/w)が好ましい。5%(w/w)未満であると、有効成分の抽出は不十分となり、また、30%(w/w)を超えると、抗炎症作用が低下する。
【0013】
抽出されたシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物はそのままでも使用可能であるが、さらに濾過、遠心分離等の工程により精製するのが好ましい。多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭・脱色などの精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラムなどを用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。また、得られたシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を凍結乾燥法、スプレードライ法などの熱乾燥法により乾燥物として得ることも可能である。
【0014】
本発明の抗炎症剤が配合される化粧品としては、化粧水、乳液、美容液、一般クリーム、クレンジングクリーム等の洗顔料、パック、髭剃り用クリーム、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、日焼け止めローション、日焼けローション、化粧石鹸、ファンデーション、おしろい、パウダー、口紅、リップクリーム、アイライナー、アイクリーム、アイシャドウ、マスカラ、浴用化粧品、シャンプー、リンス、染毛料、頭髪用化粧品等、各種化粧品に利用可能である。その配合量は化粧品組成物中、0.001〜100%含むことができるが好ましくは0.01〜10%である。
【0015】
本発明の抗炎症剤には、以下に示すような通常、化粧品など皮膚外用剤において使用されている各種成分や添加剤の中から用途に適したものを任意に選択、併用して製造することができる。
例えば、アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、カカオ脂、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂などの油脂類またはこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)。
【0016】
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウなどのロウ類。流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス、スクワレン、スクワラン、プリスタンなどの鉱物油類。ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸などの天然脂肪酸。
【0017】
イソノナン酸、カプロン酸、2−エチルブタン酸、イソペンタン酸、2−メチルペンタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソペンタン酸などの合成脂肪酸。エタノール、イソプロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロールなどの天然アルコール。2−ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノールなどの合成アルコール。
【0018】
酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、マンニトールなどの多価アルコール。
【0019】
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコールなどのエステル。
【0020】
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛などの金属セッケン。
【0021】
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖及びそのエステル、トレハロース及びその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、サクシニルキトサン、カルボキシメチルキチンまたはキトサン、エチレンオキサイドなどのアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチンまたはキトサン、低分子キチンまたはキトサン、キトサン塩、硫酸化キチンまたはキトサン、リン酸化キチンまたはキトサン、アルギン酸及びその塩、ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸及びその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイドなどのポリアルキレンオキサイドまたはその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミンなどのガム質、糖類及び水溶性高分子化合物。
【0022】
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)などの界面活性剤。
【0023】
レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、アスコルビン酸及びその誘導体、エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン類、フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ-オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンUなどのビタミン類。
【0024】
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジンなどや、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩などのアミノ酸或いはピロリドンカルボン酸などのアミノ酸誘導体。
【0025】
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、米発酵エキス、米糠発酵エキス、ユーグレナ抽出物やトレハロースまたはその誘導体などの微生物培養代謝物。
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸などのα-ヒドロキシ酸。
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミンなどの無機顔料。
【0026】
p-アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ベンゾフェノン類、オキシベンゾン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、ウロカニン酸誘導体、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリンなどの紫外線吸収・遮断剤。
【0027】
p-アミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリンなどの美白剤。
【0028】
アスコルビン酸及びその誘導体、ハイドロキノン及びその配糖体、コウジ酸及びその誘導体、胎盤エキス、シルクペプチド、植物エキス(クワ、トウキ、ワレモコウ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、ヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、シャクヤク、ゲンノショウコ、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、阿仙薬など)などのチロシナーゼ活性阻害剤。
【0029】
ハイドロキノンモノベンジルエーテル、フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛などのメラニン色素還元・分解剤。
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、ローズマリー、パセリなど)などのターンオーバーの促進作用・細胞賦活剤。
【0030】
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、p−フェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)などの収斂剤。
SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼなどの活性酸素消去剤。
【0031】
アスコルビン酸及びその塩、ステアリン酸エステル、トコフェロール及びそのエステル誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポールなどの抗酸化剤。
【0032】
β−カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、セージ、ローズマリー、南天実、キナ、エイジツ、イチョウなど)などの過酸化脂質生成抑制剤。
【0033】
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、dまたはdl−カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその塩、甘草エキス成分、シコンエキス、エイジツエキスなどの抗炎症剤。
【0034】
アクリノール、イオウ、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン、クレゾール、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリンまたはその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、クジンなどの殺菌・消毒薬。
【0035】
グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ヒアルロン酸及びその塩、ポリエチレングリコール、コンドロイチン硫酸及びその塩、水溶性キチン或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸及びその塩、乳酸ナトリウム、ミニササニシキエキスなどの保湿剤。
【0036】
二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸などの頭髪用剤。
【0037】
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオールなど)、イソフラボン、オキセンドロンなどの抗アンドロゲン剤。
ビタミンE及びその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジルなどの末梢血管血流促進剤。
【0038】
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l−メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジルなどの局所刺激剤。
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸及びその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリドなどの代謝活性剤。
ピリドキシン及びその誘導体、イオウ、ビタミンB6などの抗脂漏剤。
レゾルシン、サリチル酸、乳酸などの角質溶解剤。
【0039】
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β−チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液などの酸化剤。
【0040】
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウムなどの無機系還元剤、チオグリコール酸またはその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸ストロンチウムなど)などの除毛剤。
エタノールアミン、尿素、グアニジンなどの毛髪膨潤剤。
【0041】
5−アミノオルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノール、2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ−4−メチルアミノアントラキノン、3,3′−イミノジフェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸トルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノアントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、トルエン−2,5−ジアミン、トルエン−3,4−ジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N′,N−ビス(4−アミノフェニル)−2,5−ジアミノ−1,−4−キノンジイミン、5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、N−フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5−アミノオルトクレゾール、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′−ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4−ジアミノフェノール、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−2′,4′−ジアミノアゾベンゾゼン−5′−スルホン酸ナトリウム、ヘマテインなどの染料剤。
【0042】
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリスなどの天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、檜精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油などの植物性香料、その他合成香料などの香料。
【0043】
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチンなどの色素・着色剤。
【0044】
また、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオツヅラフジ(木防巳)、アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン、アカシア、アカスグリ果実、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカネ(茜草根)、アカヤジオウ・ジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキニレ(榔楡皮)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオまたはアサガオ(牽牛子)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アニス、アベマキ果実、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アミガサユリ(貝母)、アルテア、アルニカ、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ・ホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、イガコウゾリナ(地胆頭)、イタドリ(虎杖根)、イチゴ、イチジク(無花果)またはその葉、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ、イチョウ(銀杏葉、銀杏)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イネ種子または種皮、イノンド種子、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、ウイキョウ(茴香)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ果実、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウスバサイシン・ケイリンサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウツボグサ(夏枯草)、ウドまたはシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウメ(烏梅)またはその果肉、ウラジロガシ、ウーロン茶、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾキイチゴ、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサ(決明子)、エルダーベリー果実、エレミ、エリンギィ(プレロータスエリンジ)、エンジュ(槐花、槐花米)、オウギ・キバナオウギ(黄耆)、オウレン(黄連)、オオカラスウリ(カロニン)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオハシバミ(榛子)、オオバナオケラ・オケラ(白朮)、オオバヤシャブシ果実、オオミサンザシ・サンザシ(山査子)、オウヒササノユキ、ササノユキ、オオムギ(大麦)、オグルマ(旋覆)、オクラ果実、オタネニンジン・トチバニンジン(人参)、オトギリソウ・コゴメバオトギリソウ・セイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ・ササユリ・ハカタユリ(百合)、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オランダイチゴ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダミツバ、オリーブ、オレガノ、オレンジ果実または果皮、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ種子、カキまたはその葉(柿蒂)、カギカズラ(釣藤鈎)、カシア、カジノキ果実(楮実)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カニクサ(金沙藤)、カノコソウ(吉草根)、カバノキまたはシダレカンバ(白樺)、カボチャ、カポックノキ種子、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ・ローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム/カモカモ、カラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ種子、カラホオ(厚朴)、カラヤ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワヤナギ、カワラタケ、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、キイチゴ、キウイ果実、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花)、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キハダ(黄柏)、ギムネマ・シルベスタ、キャベツ、キャベツ未熟果、キュウリ、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キンカン果実、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、グアバ果実、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クスノキ、グースベリー果実、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー果実、クリまたはその渋皮、クルクリゴ・ラチフォリア果実、グレープフルーツ、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、クロバナヒキオコシ、クローブ(丁子、丁香)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、コウジ/タチバナ/オオベニミカン/ポンカン/サンタラ(橘皮)、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ果実、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コエンドロ果実、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ果実、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コパイババルサム、コーヒー豆、コブシ・モクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)・サネカズラ・ビナンカズラ・マツブサ、コムギ(小麦)、米・米糠(赤糠、白糠)・コメ油、コーラ・アクミナタ種子、コーラ・ベラ種子、コロハ果実、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル、サイザルアサ、サキシマボタンヅル(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、チョウジザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ)の葉・花・果実・樹皮(桜皮)、サクランボ、ザクロ、ササ、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、ザボン果実、サボンソウ、サーモンベリー果実、サラシナショウマ(升麻)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ果実、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソ・アオジソ・チリメンジソ・カタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シマカンギク(菊花)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、シロタモギタケ)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュズダマ、シュロ果実、ショウガ(生姜)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク果実、シラカシ種子、シロゴチョウの種子、シロバナツタの花、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、シンナモン、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー果実、ステビア、ストロベリー果実、スギナ(問荊)、ステビア、スモモ果実、セイヨウアカマツの球果、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ果実、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー・杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ・セイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センダン、センブリ(当薬)、センナ果実または葉、センニンソウ(大蓼)、ソウカ(草果)、ソバ種実、ソメモノイモ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー果実、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチヤナギ、タマリンド種子、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキまたはその根皮、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)またはシロバナタンポポ・モウコタンポポ、ダンマル、チェリー果実、チガヤまたはその根(茅根)、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チョウセンゴミシ(五味子)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンニンジン(人参)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、ツキミソウ、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー果実、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウモロコシまたはトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウ(竜胆)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ・マメダオシ・ネナシカズラ、トチュウ(杜仲、杜仲葉)、トマト、トラガント、トリアカンソス種子、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、ナイゼリアベリー果実、ナガイモ・ヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナメコ、ナルコユリ(黄精)、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ・ニッケイ(桂皮)・ケイシ(桂枝)、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木)の果実・花または茎葉、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パーム、パイナップル果実、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー果実、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク・マダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、ハブ草、パプリカ、ハマゴウ・ミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、バラ(薔薇)、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、パリエタリア、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、パンノキ、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒキオコシ(延命草)、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ピメンタ果実、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ果実、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ(枇杷、枇杷葉)、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、ブドウ果実または果皮・種子・葉、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラックカーラント果実、ブラックベリー、プラム果実、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘチマ、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー果実、ペルビアンバーグ、ボイセンベリー果実、ボウフウ(防風)、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹、牡丹皮)、ホホバ、ホワートルベリー果実、ホンシメジ、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカデミアナッツ、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮、桑葉)、マグノリア・スプレンゲリ、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松葉、マツホド(茯苓)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー果実、マルメロ、マンゴー、マンゴスチン、マンシュウグルミ、マンダリン果実、マンネンタケ(霊芝)、ミカン属植物果実(枳実)、ミシマサイコ(柴胡)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ果実、ミルラ、ミロバラン、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ、ムラサキ(紫根)、ムラサキトウモロコシ、メハジキ(益母草)、メボウギ、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン果実、モウコヨモギ、モウソウチク、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モ
モの葉(桃葉)・果実・種(桃仁)、モヤシ、モレロチェリー果実、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤシャブシ(矢車)、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギタデの葉、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ・フレビフォリア、ユズ果実、ユリ、ヨロイグサ、ヨーロッパキイチゴ、ヨモギ(艾葉)、ライム果実、ライムギ、落花生種皮、ラカンカ果実、ラズベリー葉・果実、ラベンダー、リョクチャ(緑茶)、リンゴ果実、リンドウ、ルバス・スアビシムス(甜涼)、レタス、レッドカーラント果実、レモン果実、レモングラス、レンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウヤシ、ロコン(ヨシ:蘆根)ローガンベリー果実、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワレモコウ(地楡)などの植物やクロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)などの緑藻、及びコンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタなどの褐藻、及びヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、イボツノマタ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリなどの紅藻に代表される海藻やクラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ、クロロコッカス、クワノミモ、オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ、ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ、ヒビミドロ、アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ、フリッチエラ、オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ、フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ、ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ、フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ、コレカエテ、ツヅミモ、キッコウグサ、ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ、クンショウモ、スミレモ、ホシミドロ、フシナシミドロなどの緑藻類やスイゼンジノリ、アオコ、カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ、スピルリナ、トリコデスミウム属などの藍藻類やピラエラ、ナガミシオミドロ、イソブドウ、イソガワラ、グンセンクロガシラ、カシラザキ、ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ、エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ、ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ヒルナミマクラ、ソメワケグサ、ナバリモ、モツキチャソウメン、マツモ、ナガマツモ、オキナワモズク、ニセフトモズク、フトモズク、イシモズク、クロモ、ニセモズク、モズク、イシゲ、イロロ、イチメガサ、ケヤリ、ウミボッス、ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ、ハバモドキ、ハバノリ、セイヨウハバノリ、コモンブクロ、エゾブクロ、フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ、カゴメノリ、ムラチドリ、サメズグサ、イワヒゲ、ヨコジマノリ、カヤモノリ、ウイキョウモ、ツルモ、アナメ、スジメ、ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ、アントクメ、カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ、ネジレコンブ、クロシオメ、ネコアシコンブ、アラメ、アイヌワカメ、チガイソ、エゾイシゲ、ヤバネモク、ラッパモク、ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク、オオウキモ、ブルウキモ、カヤモノリなどの褐藻類やウシケノリ、フノリノウシケ、アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ミルノベニ、アケボノモズク、ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ、フサノリ、ニセフサノリ、ソデガラミ、ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ、カギノリ、カギケノリ、ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ、ミチガエソウ、リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ、オオバオキツバラ、アカバ、マルバアカバ、ホソバナミノハナ、ナミノハナ、ガラガラモドキ、シオグサゴロモ、エツキイワノカワ、カイノカワ、カニノテ、サンゴモ、ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ、マタボウ、チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、オオバキントキ、イトフノリ、ナガオバネ、ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ、ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、キヌハダ、エゾトサカ、エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ、ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ、ベニスナゴ、ススカケベニ、ヤマダグサ、ミリン、ホソバミリン、キクトサカ、エゾナメシ、イソモッカ、ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ、イソダンツウ、アツバノリ、オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ、ナミイワタケ、カイメンソウ、オキツノリ、イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ、イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ、ヒシブクロ、トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ、ヒラタオヤギ、ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ、ベニフクロノリ、フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ、フトイギス、サエダ、チリモミジ、ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ、ハスジギヌ、ナガコノハノリ、スジギヌ、アツバスジギヌ、カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ、アヤニシキ、アヤギヌ、エナシダジア、イソハギ、シマダジア、ダジモモドキ、モロイトグサ、フトイグサ、マクリ、ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ、クロヒメゴケ、キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ、スジナシグサ、イソバショウ、フジマツモ、ハケサキノコギリヒバ、カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ、オキチモズク、チノリモ、チスジノリなどの紅藻類や、シャジクモ、シラタマモ、ホシツリモ、リクノタムヌス、ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラなどの車軸藻類や、ヒカリモなどの黄色藻類などに代表されるその他の藻類や鶏冠抽出物、牛・人の胎盤抽出物、豚・牛の胃や十二指腸或いは腸の抽出物若しくはその分解物、豚・牛の脾臓の抽出物若しくはその分解物、豚・牛の脳組織の抽出物、水溶性コラーゲン、アシル化コラーゲンなどのコラーゲン誘導体、コラーゲン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物またはそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物またはそれらの誘導体、豚・牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、豚・牛ヘモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄など)、牛乳、カゼイン及びその分解物またはそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物またはそれらの誘導体、ラクトフェリンまたはその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物などの動物系原料由来の素材などは添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色などを任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すればよい。
【0045】
尚、抽出に用いる溶媒については、後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、水溶性有機溶媒(例えば、エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなど)の中から選ばれる1種もしくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独または水との任意の混液で用いたりすれば良い。
【0046】
その他、保湿剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、消炎剤、抗アレルギー剤、細胞賦活剤、角質溶解剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、酵素などが上げられ、これらとの併用によって、相加的及び相乗的な各種の効果が期待できる。
尚、本発明の抗炎症剤の添加の方法については、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
【実施例】
【0047】
以下、本発明を実施例により説明するが、本実施例によって本発明が限定されるものではない。
製造例1
乾燥したシスタス インカヌス(Cistus incanus)地上部を粉砕し、10gを水100mLに浸漬し60℃で24時間抽出した。浮遊する樹脂成分を除去した後、さらに不溶解分を遠心分離法(10000G、10分)により除去し、薄褐色の清澄シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を得た。
【0048】
製造例2
製造例1で得たシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を真空凍結乾燥してシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物凍結乾燥粉末を得た。
【0049】
製造例3
乾燥したシスタス インカヌス(Cistus incanus)地上部を粉砕し、10gを20%エタノール水溶液(w/w)100mLに浸漬し60℃で24時間抽出した。浮遊する樹脂成分を除去した後、さらに不溶解分を遠心分離法(10000G、10分)により除去し、薄褐色の清澄シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を得た。
【0050】
製造例4
製造例3で得たシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物をエバポレーターで濃縮後、真空凍結乾燥してシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物凍結乾燥粉末を得た。
【0051】
製造例5
乾燥したシスタス インカヌス(Cistus incanus)地上部を粉砕し、10gを25%1,3-ブチレングリコール水溶液(w/w)100mLに浸漬し室温で2週間抽出した。浮遊する樹脂成分を除去した後、さらに不溶解分を遠心分離法(10000G、10分)により除去し、薄褐色の清澄シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を得た。
【0052】
製造例6
製造例1調製時に得られる樹脂製分をヘキサンに溶解し、不溶解分をろ過法により除去した。得られた清澄な溶液をエバポレーターで濃縮乾燥し、褐色のシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を得た。
【0053】
試験例1
<ヒアルロニダーゼ阻害活性作用>
製造例4で調製したシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物凍結乾燥粉末のヒアルロニダーゼ阻害活性作用について調べた。
【0054】
試験方法:製造例4で調製したシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物凍結乾燥粉末を20%エタノール溶液に溶解し、酢酸緩衝液を加えて所定濃度となるよう溶解し検体とした。ヒアルロニダーゼ溶液(330units/mL)0.1mLに各検体0.2mLを加え、37℃で20分間インキュベートした。さらに、酵素活性溶液(2.5mM塩化カルシウム・2H2O)0.2mLを加え、37℃で20分間インキュベートした後、0.08%ヒアルロン酸溶液0.5mLを加え引き続き正確に40分間恒温した。酵素活性はMorgan-Elson法にて測定した。すなわち、反応試料に0.4N NaOHを0.1mLを加えて反応を停止させた後、ホウ酸カリウム溶液0.1mLを加えて沸騰水浴中で3分間加熱した。流水で冷やした後p-ジメチルアミノベンズアルデヒド溶液3mLを加えてよく攪拌し、37℃で正確に20分間反応させた。585nmで吸光度(OD[S])を測定した。
ヒアルロニダーゼ活性阻害率は以下の式を用いて計算した。
【0055】
ヒアルロニダーゼ阻害活性率(%)=(1−(OD[S]−OD[SB])/(OD[C]−OD[CB]))×100
OD[SB]:ヒアルロン酸の代わりに緩衝液を用いて同様に操作を行った溶液の吸光度
OD[C]:試験液の代わりに緩衝液を用いて同様に操作を行った溶液の吸光度
OD[CB]:試料の代わりに緩衝液を用い、ヒアルロン酸溶液の代わりに緩衝液を用いて同様に操作を行った溶液の吸光度
【0056】
(試験結果)
結果を図1に示した。図1から明らかなようにシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物に強いヒアルロニダーゼ阻害活性が認められた。
ヒアルロニダーゼは炎症時においては一連の炎症反応の結果、活性化され、結合組織のマトリックスを破壊し、炎症系細胞の透過性を高める役割を演じていると考えられていることから、この酵素を著しく抑制する効果を持つシスタス インカヌス(Cistus incanus)地上部抽出物には強い抗炎症作用を有することがわかる。
【0057】
試験例2
<脱顆粒抑制作用>
製造例2、製造例4または製造例6で調製したシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物乾燥粉末について、ヘキソサミニダーゼ遊離抑制率を指標とする下記の方法により脱顆粒遊離抑制作用を調べた。
【0058】
試験方法:RBL-2H3細胞2.5×105個を10%FBS添加DMEM培地に接種して、24wellプレートに1ml加え5%CO2下37℃で24時間培養し、上澄みを除去後、マウスモノクロナール抗ジニトロフェニル基IgE(DNP-IgE:濃度50ng/ml)を500μl/well添加し、5%CO2下37℃で2時間培養した。培養終了後、各well中の培地を除去し、Modified Tyrode’s緩衝液にて洗浄(500μl×2回)した。次に上記緩衝液で希釈した試料溶液490μlを加え、37℃で10分間インキュベートした。次いでジニトロフェニル化ヒト血清アルブミン(DNP−HSA)溶液10μlを加え、37℃で30分間インキュベートした。上清50μlを新たな96wellプレートに移しかえ、これに3.3mM p-ニトロフェニル-2-アセトアミノ2-デオキシ-β-D-グルコピラノシド溶液100μlを加え、37℃で25分間インキュベートした。反応終了後、2Mグリシン水溶液を100μl加え、マイクロプレートリーダーにて405nmでの吸光度を測定した。試料溶液を添加しない細胞浮遊液についても同様の処理と吸光度測定を行った(このとき測定される吸光度をBとする)。また、細胞浮遊液の代わりに上記緩衝液を用いて同様の処理と吸光度測定を行った(このとき測定される吸光度をCとする)。そして、次式によりヘキソサミニダーゼ遊離抑制率を算出した。ポジティブコントロールとしてバイカリンを用いた試験も同様の方法により行なった。
ヘキソサミニダーゼ遊離抑制率(%)=〔1−(A−C)/(B−C)〕×100
【0059】
(試験結果)
試験結果は表1のとおりで、水(製造例2)または含水エタノール(製造例4)で抽出したシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物は公知の活性物質であるバイカリンよりも強い活性を示し、顕著な脱顆粒抑制作用を有することが確認された。一方、樹脂画分(製造例6)から調製したシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物には活性が確認されなかった。
【表1】

【0060】
試験例3
<耳介浮腫試験>
製造例4で調製したシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物凍結乾燥粉末について、下記の方法により皮膚炎症モデルによる抗炎症作用について調べた。
【0061】
試験方法:1週間予備飼育したddy系雄性マウス(8週令;1群5匹)の腹部25×20mmの範囲を剃毛し、7%塩化ピクリル・エタノール溶液を100μl滴下し、むらなく塗布した。6日後、右耳介の厚さを測定した後、右耳介の表裏に1%塩化ピクリル・オリーブ油溶液20μlを塗布して一次誘発を行い24時間後、右耳介の厚さを測定した。次に、20%エタノールに溶解した試料溶液(濃度:1%)を右耳介の表裏に毎日20μl塗布し、1週間続けて塗布した後、再び7%塩化ピクリル・エタノール溶液100μlを腹部剃毛部に滴下して塗布し、感作を行った。その後、試料溶液を右耳介の表裏に毎日20μl塗布し、1週間続けて塗布した後、右耳介の厚さtを測定した。その後、右耳介の表裏に1%塩化ピクリル・オリーブ油溶液20μlを塗布して誘発を行い、24時間後に右耳介の厚さTを測定した。測定値から浮腫率〔(T−t)/t×100〕を求めた。対照群には試料溶液の代わりに20%エタノールを塗布し、同様の測定を行った。
試験結果を図2に示す。シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物に顕著な耳介浮腫抑制作用を有することが確認され、抗炎症作用を有することが明らかとなった。
【0062】
実施例1
<化粧水の製造>
表2に示す処方に従い、(1)〜(9)を攪拌、溶解し、化粧水を製造した。得られた化粧水はいずれも40℃、RH75%の条件下において3ヶ月間安定であった。また、得られた化粧水は優れた保湿作用及び肌荒れ抑制作用を示した。さらに、使用中に肌のトラブルを起こしたものは皆無であった。
【表2】

【0063】
実施例2
<クリームの製造>
表3に示す処方に従い、(1)〜(8)を80℃で混合攪拌したものに別途(9)〜(12)を80℃で混合攪拌したものを加え、ホモジナイズし、攪拌しながら冷却してクリーム剤を製造した。得られた製品は使用中にべたつかず、肌をしっとりとさせるものであった。
【表3】

【0064】
<抗炎症試験>
表3に示す処方にて調製したクリームを用いて抗炎症効果試験を実施した。肌荒れの程度が不良な女性モニター20名の上腕部に各クリームを一日2回、2ヶ月間塗布した。肌荒れの程度を以下の基準に基づいて評価した。
(評価基準)肌荒れが比較例1に比較して著しく改善した。・・・・・・2点
肌荒れが比較例1に比較して改善された。・・・・・・・・1点
肌荒れが比較例1に比較して変わらない。・・・・・・・・0点
肌荒れが比較例1に比較して悪化した。・・・・・・・・−1点
肌荒れが比較例1に比較して著しく悪化した。・・・・・−2点
【0065】
(試験結果)
表4から明らかなように、本発明に係わるシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物の肌荒れ修復効果は松樹皮抽出物よりも大きかった。このことから、シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物の抗炎症効果が確認された。
【表4】

【0066】
実施例3
<ボディジェルの製造>
表5に示す処方に従い、(1)〜(8)を80℃で混合攪拌し、ボディジェル剤を得た。得られた製品は使用中にべたつかず、肌をしっとりとさせるものであった。
【表5】

【0067】
実施例4
<シャンプーの調製>
表5に示す処方に従い、(1)〜(4)、(6)〜(8)を70℃で混合攪拌し、30℃まで冷却させた後、(5)を加え混合攪拌し、シャンプー剤を得た。得られた製品を用いて洗髪したところ、髪の感触が滑らかで、髪に潤いを与えるものであった。
【表6】

【0068】
実施例5
<ヘアローションの調製>
表7に示す処方に従い、(1)と(10)を80℃で混合撹拌したものに、別途(5)、(6)、(11)、(8)、(9)、(2)を80℃混合攪拌したものを加え、80℃にて混合攪拌しながら(13)、(7)、(12)、(3)、(4)をさらに添加し混合攪拌してヘアローションを得た。得られたヘアローションは、傷んだ毛髪の感触を改良し、優れた毛髪保護作用を有するものであった。
【表7】

【産業上の利用可能性】
【0069】
本発明のシスタス インカヌス(Cistus incanus)より得られる抽出物は、ヒアルロニダーゼ阻害活性作用および脱顆粒抑制作用を顕著に有するものである。従って、本発明のシスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を抗炎症剤として用いる事により、炎症性の疾患、例えば、接触性皮膚炎(かぶれ)、乾癬、尋常性天疱瘡、及びその他の肌荒れに伴う各種皮膚疾患の予防および治療するための皮膚外用剤などに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物のヒアルロニダーゼ阻害活性率を示した図である。(試験例1)
【図2】耳介浮腫率を示した図である。(試験例3)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物を有効成分として含有する抗炎症剤。
【請求項2】
シスタス インカヌス(Cistus incanus)抽出物が親水性有機溶媒と水との混合物を抽出溶媒として抽出されたものであることを特徴とする請求項1記載の抗炎症剤。
【請求項3】
抽出溶媒がアルコール濃度5〜30%のアルコール類−水混合物であることを特徴とする請求項2記載の抗炎症剤。
【請求項4】
アルコールが、エタノール、1,3-ブチレングリコール又はこれらの混合物であることを特徴とする請求項3記載の抗炎症剤。
【請求項5】
ヒアルロニダーゼ阻害活性、および脱顆粒抑制作用を有することを特徴とする請求項1乃至4記載の抗炎症剤。
【請求項6】
請求項1乃至5記載の抗炎症剤を含有する皮膚外用剤。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2008−88097(P2008−88097A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−270005(P2006−270005)
【出願日】平成18年9月29日(2006.9.29)
【出願人】(000240950)片倉チッカリン株式会社 (24)
【Fターム(参考)】