抗癌剤としてのピラゾロピリジン誘導体
本発明は、一般式(I)の化合物およびその薬学上許容可能な塩、その製造方法、ならびに、特に抗癌剤としての、その使用に関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容可能な塩:
【化1】
(上記式中、
‐ R0は、−CN、−CO2H、−CONH2、−CO2−((C1‐C6)アルキル)、−SO2−((C1‐C6)アルキル)、−NO2、または−C(=NH)CH3基であり、
‐ R1は、塩素原子などのハロゲン原子、またはNHR20、SR21、(C1‐C6)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C1‐C6))アルキル、ヘテロ環、もしくはアリール−カルボニルオキシ基であり、
前記基のアリールおよびヘテロ環は、ハロゲン原子、−OH、−CN、−NO2、−NH2、−CO2H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、−CO2−((C1‐C6)アルキル)、アリール−カルボニルオキシ、−NH−((C1‐C6)アルキル)、および−NHSO2−((C1‐C6)アルキル)基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および/またはヘテロ環に縮合されていてもよく、ならびに、
全体の前記ヘテロ環は、オキソ(=O)基および(C1‐C6)‐アルキル基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、
‐ R2は、水素原子、(C1‐C6)‐アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルケニル、−X1−ヘテロ環、−シクロアルキル−X2−ヘテロ環、および−シクロアルキル−((C1‐C6)アルキル−OH基であり、
前記基のアリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、OH、NO2、CO2H、CN、CONH2、SO3H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、NR25R26基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキニル、(C1‐C6)アルコキシ、NH2および/またはSO2NH2で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロ環−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロ環−(C1‐C6)アルコキシ、NR10R11、および−X3−((C1‐C6)アルキル)NR12R13基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および/またはヘテロ環に縮合されていてもよく、
全体の前記ヘテロ環は、OH、OHまたはNR27R28で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、CO2−((C1‐C6)アルキル)、(C1‐C6)アルキル基で置換されていてもよいヘテロ環、およびNR14R15の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく
‐ R3は、水素原子、NH2、NO2、CO2H、OR22もしくはNR23R24基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、CONH−((C1‐C6)アルキル)、CONH−((C1‐C6)アルキル)−ヘテロ環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、−NH−アリール、または−NH−ヘテロアリール基であり、
前記基のアリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、NO2、CO2H、NR16R17、アリール、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)アルコキシ、−CO2−(C1‐C6)アルキル、およびヘテロ環基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および、
全体の前記ヘテロ環は、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、または−NH−(C1‐C6)アルキル基によって置換されていてもよく、ならびに、
‐ R4は、水素原子であり、
ここで、
・ X1およびX2は、それぞれ独立して、−CO−、−CONH−、または−CONH−((C1‐C6)アルキル)であり、
・ X3は、単結合、酸素原子、硫黄原子、NH基、またはN−((C1‐C6)アルキル)基であり、
・ R10、R11、R14、R15、R18、R19、およびR23〜R28は、それぞれ独立して、水素原子または(C1‐C6)アルキル基であり、
・ R12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子もしくは(C1‐C6)アルキル基であるか、または、それらを有する窒素原子と一緒になって、(C1‐C6)アルキル基で置換されていてもよいヘテロ芳香族もしくはヘテロ環を形成し、
・ R16およびR17は、それぞれ独立して、水素原子または基NR18R19で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル基であり、
・ R20は、水素原子、または(C1‐C6)アルキル、アリール、もしくはアリール−(C1‐C6)アルキル基であり、ならびに、
・ R21およびR22は、それぞれ独立して、水素原子、または(C1‐C6)アルキル)、アリール、もしくはヘテロアリール基であり、
前記基のアリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、基OH、CN、NO2、NH2、CO2H、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、CO2−((C1‐C6)アルキル)、NH−((C1‐C6)アルキル)、およびNHSO2−((C1‐C6)アルキル)基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および/または、ヘテロ環に縮合されていてもよく、ならびに、
全体の前記ヘテロ環は、オキソ(=O)および/または(C1‐C6)アルキル基によって置換されていてもよく、
ただし、以下の化合物は除く:
【化2】
)。
【請求項2】
R0が、CN、またはCOOEtなどのCO2−((C1‐C6)アルキル)基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1が、フェニルもしくはナフチルなどのアリール基、またはフリル、チエニル、ピロリル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、もしくはベンゾトリアゾリルなどのヘテロアリール基であり、好ましくは、フェニルなどのアリール基であり、
前記の基は、ハロゲン原子、OH、CN、NO2、NH2、CO2H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、−CO2−((C1‐C6)アルキル)、アリール−カルボニルオキシ、−NH−((C1‐C6)アルキル)、およびNHSO2−((C1‐C6)基の中から選択され、特に、ハロゲン原子、OH、メトキシなどの(C1‐C6)アルコキシ、メチルなどの(C1‐C6)アルキル、およびCF3などの(C1‐C6)ハロアルキル基の中から選択される、一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよい、請求項1および2のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、アリールまたはヘテロアリール基であり、前記の基は、ハロゲン原子、OH、NO2、CO2H、CN、CONH2、SO3H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、NR25R26基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキニル、(C1‐C6)アルコキシ、NH2および/またはSO2NH2で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロ環−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロ環−(C1‐C6)アルコキシ、NR10R11、および−X3−((C1‐C6)アルキル)NR12R13基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、ならびに/またはヘテロ環に縮合されていてもよく、
全体の前記ヘテロ環は、OH、OHまたはNR27R28で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、CO2−((C1‐C6)アルキル)、(C1‐C6)アルキル基で置換されていてもよいヘテロ環、およびNR14R15の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、水素原子、NH2、メチルなどの(C1‐C6)アルキル、フェニルなどのアリール、またはフラニル、チエニル、ピリジニル、イソキサゾリル、チアゾリル、もしくはオキサジオゾリルなどのヘテロアリール基であり、
前記アリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、またはNO2、CO2H、NR16R17、アリール、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)アルコキシ、CO2−(C1‐C6)アルキル、およびヘテロ環基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、前記ヘテロ環は、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、またはNH−(C1‐C6)アルキル基によって置換されていてもよい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、水素原子、NH2、(C1‐C6)アルキル、アリール、またはヘテロアリール基であり、有利には、水素原子、NH2、メチル、フェニル、チエニル、またはフラニル基である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
下記式(Ia)で表される化合物またはその薬学上許容可能な塩に対応するものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物::
【化3】
(上記式中、
‐ R2およびR3は、請求項1に定義された通りであり、ならびに、
‐ R5、R6、R7、R8、およびR9は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、OH、CN、NO2、NH2、CO2H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、CO2−((C1‐C6)アルキル)、アリール−カルボニルオキシ、NH−((C1‐C6)アルキル)、およびNHSO2−((C1‐C6)アルキル)基であり、特に、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、OH、メトキシなどの(C1‐C6)アルコキシ、メチルなどの(C1‐C6)アルキル、またはCF3などの(C1‐C6)ハロゲンアルキル基である)。
【請求項8】
下記から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物:
【化4】
【請求項9】
下記化合物を含む、医薬品として使用するのための、特に癌の治療に使用するための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物:
【化5】
【請求項10】
下記化合物の一つを含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、薬学上許容可能な賦形剤とを含む、医薬組成物:
【化6】
【請求項11】
抗癌剤などの少なくとも一つのその他の活性成分をさらに含む、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
(i)以下の化合物:
【化7】
を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、
(ii)抗癌剤などの少なくとも一つのその他の活性成分と
を、同時、別途、または順次に使用するための組合せとして含有する、医薬組成物。
【請求項13】
医薬品として使用するための、特に癌の治療に使用するための、請求項10〜12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項14】
R1−C(O)−CH2−R0(II)、R2−CHO(III)、および、
【化8】
(IV)の間の縮合反応により、以下の式(V)の化合物:
【化9】
(ここで、R0、R1、R2、R3、およびR4は、請求項1で定義した通りである)
を得ること、ならびにこれに続く酸化工程を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物の製造方法。
【請求項1】
下記一般式(I)で表される化合物、またはその薬学上許容可能な塩:
【化1】
(上記式中、
‐ R0は、−CN、−CO2H、−CONH2、−CO2−((C1‐C6)アルキル)、−SO2−((C1‐C6)アルキル)、−NO2、または−C(=NH)CH3基であり、
‐ R1は、塩素原子などのハロゲン原子、またはNHR20、SR21、(C1‐C6)アルキル、アリール、ヘテロアリール、アリール−(C1‐C6))アルキル、ヘテロ環、もしくはアリール−カルボニルオキシ基であり、
前記基のアリールおよびヘテロ環は、ハロゲン原子、−OH、−CN、−NO2、−NH2、−CO2H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、−CO2−((C1‐C6)アルキル)、アリール−カルボニルオキシ、−NH−((C1‐C6)アルキル)、および−NHSO2−((C1‐C6)アルキル)基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および/またはヘテロ環に縮合されていてもよく、ならびに、
全体の前記ヘテロ環は、オキソ(=O)基および(C1‐C6)‐アルキル基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、
‐ R2は、水素原子、(C1‐C6)‐アルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルケニル、−X1−ヘテロ環、−シクロアルキル−X2−ヘテロ環、および−シクロアルキル−((C1‐C6)アルキル−OH基であり、
前記基のアリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、OH、NO2、CO2H、CN、CONH2、SO3H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、NR25R26基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキニル、(C1‐C6)アルコキシ、NH2および/またはSO2NH2で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロ環−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロ環−(C1‐C6)アルコキシ、NR10R11、および−X3−((C1‐C6)アルキル)NR12R13基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および/またはヘテロ環に縮合されていてもよく、
全体の前記ヘテロ環は、OH、OHまたはNR27R28で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、CO2−((C1‐C6)アルキル)、(C1‐C6)アルキル基で置換されていてもよいヘテロ環、およびNR14R15の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく
‐ R3は、水素原子、NH2、NO2、CO2H、OR22もしくはNR23R24基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、CONH−((C1‐C6)アルキル)、CONH−((C1‐C6)アルキル)−ヘテロ環、アリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、−NH−アリール、または−NH−ヘテロアリール基であり、
前記基のアリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、NO2、CO2H、NR16R17、アリール、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)アルコキシ、−CO2−(C1‐C6)アルキル、およびヘテロ環基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および、
全体の前記ヘテロ環は、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、または−NH−(C1‐C6)アルキル基によって置換されていてもよく、ならびに、
‐ R4は、水素原子であり、
ここで、
・ X1およびX2は、それぞれ独立して、−CO−、−CONH−、または−CONH−((C1‐C6)アルキル)であり、
・ X3は、単結合、酸素原子、硫黄原子、NH基、またはN−((C1‐C6)アルキル)基であり、
・ R10、R11、R14、R15、R18、R19、およびR23〜R28は、それぞれ独立して、水素原子または(C1‐C6)アルキル基であり、
・ R12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子もしくは(C1‐C6)アルキル基であるか、または、それらを有する窒素原子と一緒になって、(C1‐C6)アルキル基で置換されていてもよいヘテロ芳香族もしくはヘテロ環を形成し、
・ R16およびR17は、それぞれ独立して、水素原子または基NR18R19で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル基であり、
・ R20は、水素原子、または(C1‐C6)アルキル、アリール、もしくはアリール−(C1‐C6)アルキル基であり、ならびに、
・ R21およびR22は、それぞれ独立して、水素原子、または(C1‐C6)アルキル)、アリール、もしくはヘテロアリール基であり、
前記基のアリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、基OH、CN、NO2、NH2、CO2H、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、CO2−((C1‐C6)アルキル)、NH−((C1‐C6)アルキル)、およびNHSO2−((C1‐C6)アルキル)基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、および/または、ヘテロ環に縮合されていてもよく、ならびに、
全体の前記ヘテロ環は、オキソ(=O)および/または(C1‐C6)アルキル基によって置換されていてもよく、
ただし、以下の化合物は除く:
【化2】
)。
【請求項2】
R0が、CN、またはCOOEtなどのCO2−((C1‐C6)アルキル)基である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1が、フェニルもしくはナフチルなどのアリール基、またはフリル、チエニル、ピロリル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、もしくはベンゾトリアゾリルなどのヘテロアリール基であり、好ましくは、フェニルなどのアリール基であり、
前記の基は、ハロゲン原子、OH、CN、NO2、NH2、CO2H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、−CO2−((C1‐C6)アルキル)、アリール−カルボニルオキシ、−NH−((C1‐C6)アルキル)、およびNHSO2−((C1‐C6)基の中から選択され、特に、ハロゲン原子、OH、メトキシなどの(C1‐C6)アルコキシ、メチルなどの(C1‐C6)アルキル、およびCF3などの(C1‐C6)ハロアルキル基の中から選択される、一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよい、請求項1および2のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項4】
R2が、アリールまたはヘテロアリール基であり、前記の基は、ハロゲン原子、OH、NO2、CO2H、CN、CONH2、SO3H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、NR25R26基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキニル、(C1‐C6)アルコキシ、NH2および/またはSO2NH2で置換されていてもよいアリール、ヘテロアリール、ヘテロ環、アリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルキル、ヘテロ環−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロ環−(C1‐C6)アルコキシ、NR10R11、および−X3−((C1‐C6)アルキル)NR12R13基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、ならびに/またはヘテロ環に縮合されていてもよく、
全体の前記ヘテロ環は、OH、OHまたはNR27R28で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、CO2−((C1‐C6)アルキル)、(C1‐C6)アルキル基で置換されていてもよいヘテロ環、およびNR14R15の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよい、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R3が、水素原子、NH2、メチルなどの(C1‐C6)アルキル、フェニルなどのアリール、またはフラニル、チエニル、ピリジニル、イソキサゾリル、チアゾリル、もしくはオキサジオゾリルなどのヘテロアリール基であり、
前記アリールおよびヘテロアリール環は、ハロゲン原子、またはNO2、CO2H、NR16R17、アリール、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)アルコキシ、CO2−(C1‐C6)アルキル、およびヘテロ環基の中から選択される一もしくは二つ以上の基によって置換されていてもよく、前記ヘテロ環は、(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、またはNH−(C1‐C6)アルキル基によって置換されていてもよい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R3が、水素原子、NH2、(C1‐C6)アルキル、アリール、またはヘテロアリール基であり、有利には、水素原子、NH2、メチル、フェニル、チエニル、またはフラニル基である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
下記式(Ia)で表される化合物またはその薬学上許容可能な塩に対応するものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物::
【化3】
(上記式中、
‐ R2およびR3は、請求項1に定義された通りであり、ならびに、
‐ R5、R6、R7、R8、およびR9は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、OH、CN、NO2、NH2、CO2H、OH基で置換されていてもよい(C1‐C6)アルキル、(C1‐C6)アルコキシ、(C1‐C6)ハロアルキル、(C1‐C6)ハロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アリール−(C1‐C6)アルキル、アリール−(C1‐C6)アルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロ環、CO2−((C1‐C6)アルキル)、アリール−カルボニルオキシ、NH−((C1‐C6)アルキル)、およびNHSO2−((C1‐C6)アルキル)基であり、特に、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、OH、メトキシなどの(C1‐C6)アルコキシ、メチルなどの(C1‐C6)アルキル、またはCF3などの(C1‐C6)ハロゲンアルキル基である)。
【請求項8】
下記から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物:
【化4】
【請求項9】
下記化合物を含む、医薬品として使用するのための、特に癌の治療に使用するための、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物:
【化5】
【請求項10】
下記化合物の一つを含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、薬学上許容可能な賦形剤とを含む、医薬組成物:
【化6】
【請求項11】
抗癌剤などの少なくとも一つのその他の活性成分をさらに含む、請求項10に記載の医薬組成物。
【請求項12】
(i)以下の化合物:
【化7】
を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の少なくとも一つの化合物と、
(ii)抗癌剤などの少なくとも一つのその他の活性成分と
を、同時、別途、または順次に使用するための組合せとして含有する、医薬組成物。
【請求項13】
医薬品として使用するための、特に癌の治療に使用するための、請求項10〜12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項14】
R1−C(O)−CH2−R0(II)、R2−CHO(III)、および、
【化8】
(IV)の間の縮合反応により、以下の式(V)の化合物:
【化9】
(ここで、R0、R1、R2、R3、およびR4は、請求項1で定義した通りである)
を得ること、ならびにこれに続く酸化工程を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物の製造方法。
【公表番号】特表2013−507425(P2013−507425A)
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−533621(P2012−533621)
【出願日】平成22年10月13日(2010.10.13)
【国際出願番号】PCT/EP2010/065346
【国際公開番号】WO2011/045344
【国際公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(500033483)ピエール、ファーブル、メディカマン (73)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月13日(2010.10.13)
【国際出願番号】PCT/EP2010/065346
【国際公開番号】WO2011/045344
【国際公開日】平成23年4月21日(2011.4.21)
【出願人】(500033483)ピエール、ファーブル、メディカマン (73)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]