説明

抗真菌活性を有するトリアゾール誘導体、その製造方法、及びこれを含む医薬組成物

式1のトリアゾール誘導体、またはその薬剤学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、もしくは異性体は従来の抗真菌剤よりも広域スペクトルの病原菌に対して優れた抗真菌活性を示し、低毒性である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式1の化合物、またはその薬剤学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、もしくは異性体:
【化1】

式中、
nは1または2であり、
Aは直接結合、C=O、またはCHを示し、
RはN、O、及びSからなる群からそれぞれ独立に選ばれた1個〜4個の原子を含む5員〜10員の単環または二環のヘテロアリール基であって、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノ、ジC1−6アルキルアミノ、アミノC1−6アルキル、C1−6アルキルアミノC1−6アルキル、ジC1−6アルキルアミノC1−6アルキル、C1−6アシル、C1−6アシルオキシ、C1−6アシルオキシC1−6アルキル、C1−6アシルアミノ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルチオカルボニル、C1−6アルキルチオキソ、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジC1−6アルキルアミノスルホニル、3〜8員のシクロアルキル、3〜8員のシクロアルコキシ、3〜8員のシクロアルキル−C1−6アルコキシ、3〜8員のシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、N−C1−6アルキルN−3〜8員のシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、4〜8員のヘテロシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクロアルキル−C1−6アルコキシ、4〜8員のヘテロシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、N−C1−6アルキルN−4〜8員のヘテロシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、ヘテロアリール−C1−6アルキル、ヘテロアリール−C1−6アルコキシ、ヘテロアリール−C1−6アルキルアミノ、N−C1−6アルキルN−ヘテロアリール−C1−6アルキルアミノ、フェニル、及び単環式ヘテロアリールからなる群からそれぞれ独立に選ばれた1つ以上の置換基で置換される。
【請求項2】
前記Rが
【化2】

であり、
式中、
YはO、S、またはNRであり、
DはCHまたはNであり、
ZはOまたはSであり、
とRはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノ、ジC1−6アルキルアミノ、アミノC1−6アルキル、C1−6アルキルアミノC1−6アルキル、ジC1−6アルキルアミノC1−6アルキル、C1−6アシル、C1−6アシルオキシ、C1−6アシルオキシC1−6アルキル、C1−6アシルアミノ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルチオカルボニル、C1−6アルキルチオキソ、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジC1−6アルキルアミノスルホニル、3〜8員のシクロアルキル、3〜8員のシクロアルコキシ、3〜8員のシクロアルキル−C1−6アルコキシ、3〜8員のシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、N−C1−6アルキルN−3〜8員のシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、4〜8員のヘテロシクロアルキル、4〜8員のヘテロシクロアルキル−C1−6アルコキシ、4〜8員のヘテロシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、N−C1−6アルキルN−4〜8員のヘテロシクロアルキル−C1−6アルキルアミノ、ヘテロアリール−C1−6アルキル、ヘテロアリールC1−6アルコキシ、ヘテロアリール−C1−6アルキルアミノ、またはN−C1−6アルキルN−ヘテロアリール−C1−6アルキルアミノであり、
とRはそれぞれ独立に水素、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルキル及びペルフルオロC1−6アルコキシからなる群から選ばれた1つ以上の置換基で置換されたフェニルまたは単環式ヘテロアリールであり、
はC1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、またはペルフルオロC1−6アルキルであることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
表に示す構造の化合物からなる群から選ばれることを特徴とする請求項1に記載の化合物。
【表1】

【表2】

【表3】

【表4】

【表5】

【請求項4】
1)式2の化合物を塩基の存在下で式3の化合物と反応させた後、適宜、保護基を除去して式5の化合物を得る段階;及び、
2)該式5の化合物を式6の化合物と反応させる段階、
を含む、式1aの化合物の製造方法:
【化3】

式中、
nは1または2であり、
Y及びRは前記請求項2で定義した通りであり、
は水素、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、またはベンジルオキシカルボニルであり、
はハロゲン、メルカプト、メタンスルホニルオキシ、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。
【請求項5】
1)式6の化合物を式2の化合物と反応させた後、適宜、保護基を除去して式8の化合物を得る段階;及び、
2)該式8の化合物を式3の化合物と反応させる段階、
を含む、式1aの化合物の製造方法:
【化4】

式中、
nは1または2であり、
Y及びRは請求項2で定義した通りであり、
は水素、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、またはベンジルオキシカルボニルであり、
はハロゲン、メルカプト、メタンスルホニルオキシ、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。
【請求項6】
1)式16の化合物を式2の化合物と反応させた後、適宜、保護基を除去して式18の化合物を得る段階;及び、
2)該式18の化合物を式6の化合物と反応させる段階を含む、式1bの化合物の製造方法:
【化5】

式中、
nは1または2であり、
Aは直接結合、C=O、またはCHであり、
D及びRは請求項2で定義した通りであり、
は水素、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、またはベンジルオキシカルボニルであり、
はハロゲン、メルカプト、メタンスルホニルオキシ、またはトリフルオロメタンスルホニルオキシである。
【請求項7】
1)式19の化合物を塩基の存在下でヒドロキシルアミンと反応させて式20の化合物を得る段階;
2)該式20の化合物をクロロオキソ酢酸エチルと反応させて式21の化合物を得る段階;及び、
3)該式21の化合物を式8の化合物と反応させる段階、
を含む、式1c−1の化合物の製造方法:
【化6】

式中、
nは1または2であり、
は水素、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−6アルコキシ、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシカルボニル、C1−6アルキル、C1−6アルケニル、C1−6アルキニル、C1−6アルコキシ、ヒドロキシC1−6アルキル、C1−6アルコキシC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルキル、ペルフルオロC1−6アルコキシ、C1−6アルキルアミノ、ジC1−6アルキルアミノ、アミノC1−6アルキル、C1−6アルキルアミノC1−6アルキル、ジC1−6アルキルアミノC1−6アルキル、C1−6アシル、C1−6アシルオキシ、C1−6アシルオキシC1−6アルキル、C1−6アシルアミノ、C1−6アルキルチオ、C1−6アルキルチオカルボニル、C1−6アルキルチオキソ、C1−6アルコキシカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、C1−6アルキルスルホニルアミノ、アミノスルホニル、C1−6アルキルアミノスルホニル、ジC1−6アルキルアミノスルホニル、3〜8員のシクロアルキル、または4〜8員のヘテロシクロアルキルである。
【請求項8】
1)式22の化合物をクロロカルボニルスルフェニルクロリドと反応させて式23の化合物を得る段階;
2)該式23の化合物をシアノギ酸エチルと反応させて式24の化合物を得る段階;及び、
3)該式24の化合物を式8の化合物と反応させる段階、
を含む、式1c−2の化合物の製造方法:
【化7】


式中、nは1または2であり、Rは請求項7で定義した通りである。
【請求項9】
1)式28の化合物を加水分解させて式29の化合物を得る段階;及び、
2)該式29の化合物をカップリング剤を用いて式8の化合物と反応させる段階、
を含む、式1dの化合物の製造方法:
【化8】

式中、nは1または2であり、Rは請求項7で定義した通りである。
【請求項10】
請求項1に記載の化合物またはその薬剤学的に許容される塩、水和物、溶媒和物、もしくは異性体を活性成分として含む、真菌感染症治療用医薬組成物。

【図1】
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【公表番号】特表2010−529985(P2010−529985A)
【公表日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512074(P2010−512074)
【出願日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【国際出願番号】PCT/KR2008/003281
【国際公開番号】WO2008/153325
【国際公開日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【出願人】(594007788)コリア・リサーチ・インスティテュート・オブ・ケミカル・テクノロジー (8)
【氏名又は名称原語表記】KOREA RESEARCH INSTITUTE OF CHEMICAL TECHNOLOGY
【出願人】(509345419)ケモン・インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CHEMON INC.
【Fターム(参考)】