説明

抗真菌製剤

本明細書では、抗真菌剤を含む組成物及び製剤が提供される。爪真菌症の治療に有効な量のミコナゾールを含む医薬組成物が提供される。本組成物及び製剤を使用する皮膚真菌症及び爪真菌症を治療するための方法も提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
約5重量パーセント〜約15重量パーセントのルリコナゾール、アルコール、ケトン、及び極性非プロトン溶媒を含む医薬組成物。
【請求項2】
前記アルコールが、ベンジルアルコール又はエタノールである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ケトンが、アセトンである、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記極性非プロトン溶媒が、炭酸プロピレンである、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
2種類のアルコールを含む、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
ベンジルアルコール及びエタノールを含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
エチレングリコール誘導体を更に含む、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
前記エチレングリコール誘導体が、式HOCH2CH2OCH2CH2ORからなり、式中Rが、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記エチレングリコール誘導体が、ジエチレングリコールモノエチルエーテルである、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項10】
ルリコナゾール、エチレングリコール誘導体、並びにアルコール、ケトン、及び極性非プロトン溶媒のうちの少なくとも2つを含む医薬組成物。
【請求項11】
前記アルコールが、ベンジルアルコール又はエタノールである、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
前記ケトンが、アセトンである、請求項10又は11に記載の組成物。
【請求項13】
前記極性非プロトン溶媒が、炭酸プロピレンである、請求項10〜12のいずれかに記載の組成物。
【請求項14】
2種類のアルコールを含む、請求項10〜13のいずれかに記載の組成物。
【請求項15】
ベンジルアルコール及びエタノールを含む、請求項14に記載の組成物。
【請求項16】
ベンジルアルコール、アセトン、炭酸プロピレン、及びエタノールのうちの少なくとも2つを含む、請求項10に記載の組成物。
【請求項17】
ベンジルアルコール、アセトン、炭酸プロピレン、及びエタノールのうちの少なくとも3つを含む、請求項16に記載の組成物。
【請求項18】
ベンジルアルコール、アセトン、及び炭酸プロピレンを含み、前記エチレングリコール誘導体、アセトン、及び炭酸プロピレンが、合わせて前記組成物の約40重量パーセント〜約45重量パーセントを占める、請求項10に記載の組成物。
【請求項19】
ベンジルアルコール、アセトン、炭酸プロピレン、エタノールのうちの少なくとも4つを含み、前記エチレングリコール誘導体が、式HOCH2CH2OCH2CH2ORからなり、式中Rが、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項10に記載の組成物。
【請求項20】
前記エチレングリコール誘導体が、ジエチレングリコールモノエチルエーテルである、請求項10〜19のいずれかに記載の組成物。
【請求項21】
0.01重量パーセント〜約5重量パーセントのベンジルアルコールを含む、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項22】
約8重量パーセント〜約15重量パーセントのルリコナゾールを含む、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項23】
0.01重量パーセント〜約4重量パーセントの被膜形成剤を更に含む、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項24】
前記被膜形成剤が、無水マレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマーである、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記被膜形成剤が、Gantrez(登録商標)ES−425である、請求項24に記載の組成物。
【請求項26】
実質的に無水である、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項27】
5℃、25℃、及び40℃のいずれかで6か月間保管した後の目視検査で、結晶形成の証拠が見られない清澄溶液である、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項28】
5℃、25℃、及び40℃のいずれで6か月間保管した後で、前記ルリコナゾールの理論的最大量の少なくとも約95%を含有する、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項29】
5℃、25℃、及び40℃のいずれかで6か月間保管した後の目視検査で、結晶形成の証拠が見られない清澄溶液であり、5℃、25℃、及び40℃のいずれかで6か月間保管した後で、前記ルリコナゾールの理論的最大量の少なくとも約95%を含有する、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項30】
14日間の治療後に爪の真菌感染の少なくとも80%を根絶し、それが、前記真菌から回収可能なATPの理論量の20%未満が回収されることにより判定される、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項31】
5℃、25℃、及び40℃のいずれかで6か月間保管した後の目視検査で、結晶形成の証拠が見られない清澄溶液であり、5℃、25℃、及び40℃のいずれかで6か月間保管した後で、前記ルリコナゾールの理論的最大量の少なくとも約95%を含有する、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項32】
1μLの前記組成物を1日1回3日間、前記爪に塗布する場合、少なくとも50μg/cm2のルリコナゾールが0.5mm厚の爪を透過する、前記請求項のいずれかに記載の
組成物。
【請求項33】
α−ヒドロキシカルボン酸、NMP、及びクロタミトンを含んでいない、前記請求項の
いずれかに記載の組成物。
【請求項34】
爪に塗布した後約5分未満で乾燥する、前記請求項のいずれかに記載の組成物。
【請求項35】
約5重量パーセント〜約15重量パーセントのルリコナゾール;約5重量パーセント〜約25重量パーセントのアセトン;約1重量パーセント〜約15重量パーセントの炭酸プロピレン;約15重量パーセント〜約35重量パーセントの式HOCH2CH2OCH2
2OR(式中Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である)のエチレングリコ
ール誘導体;及び0.01重量パーセント〜約6重量パーセントのベンジルアルコールを含む医薬組成物。
【請求項36】
Rがエチルである、請求項35に記載の組成物。
【請求項37】
2重量パーセント〜4重量パーセントのベンジルアルコールを含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項38】
0.01重量パーセント〜約4重量パーセントの被膜形成剤を更に含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項39】
前記被膜形成剤が、無水マレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマーである、請求項38に記載の組成物。
【請求項40】
前記被膜形成剤が、Gantrez(登録商標)ES−425である、請求項38に記載の組成物。
【請求項41】
エタノールを更に含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項42】
約35重量パーセント〜約45重量パーセントのエタノールを更に含む、請求項41に記載の組成物。
【請求項43】
約9重量パーセント〜約12.5重量パーセントのルリコナゾール;約8重量パーセント〜約15重量パーセントのアセトン;約3重量パーセント〜約8重量パーセントの炭酸プロピレン;約20重量パーセント〜約30重量パーセントの式HOCH2CH2OCH2
CH2OR(式中Rは、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である)のエチレングリ
コール誘導体;及び0.01重量パーセント〜約5重量パーセントのベンジルアルコールを含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項44】
Rがエチルである、請求項43に記載の組成物。
【請求項45】
約2重量パーセント〜約4重量パーセントのベンジルアルコールを含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項46】
0.01重量パーセント〜約4重量パーセントの被膜形成剤を更に含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項47】
前記被膜形成剤が、無水マレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマーである、請求項46に記載の組成物。
【請求項48】
前記被膜形成剤が、Gantrez(登録商標)ES−425である、請求項46に記載の組成物。
【請求項49】
エタノールを更に含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項50】
約35重量パーセント〜約45重量パーセントのエタノールを含む、請求項49に記載の組成物。
【請求項51】
約10重量パーセントのルリコナゾールを含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項52】
約12.5重量パーセントのルリコナゾールを含む、請求項35に記載の組成物。
【請求項53】
約10重量パーセントのルリコナゾール;約12重量パーセントのアセトン;約5重量パーセントの炭酸プロピレン;約25重量パーセントの式HOCH2CH2OCH2CH2OR(式中Rは、エチルである)のエチレングリコール誘導体;及び約4重量パーセントのベンジルアルコールを含む、請求項43に記載の組成物。
【請求項54】
約1重量パーセントの被膜形成剤を更に含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
前記被膜形成剤が、無水マレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマーである、請求項54に記載の組成物。
【請求項56】
前記被膜形成剤が、Gantrez(登録商標)ES−425である、請求項55に記載の組成物。
【請求項57】
エタノールを更に含む、請求項53に記載の組成物。
【請求項58】
その必要性がある個体の爪真菌症を治療する方法であって、前記個体の爪を請求項1〜57のいずれかに記載の組成物と接触させることを含む方法。
【請求項59】
遠位爪下型爪真菌症を治療する方法である、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記爪真菌症が、足指爪の感染症である、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記爪真菌症が、手指爪の感染症である、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記個体の爪を前記組成物と1日1回接触させることを含む、請求項58〜61のいずれかに記載の方法。
【請求項63】
前記個体が、糖尿病であるか、高齢であるか、又は免疫減弱状態である、請求項58〜62のいずれかに記載の方法。
【請求項64】
その必要性がある個体の爪をルリコナゾールで透過する方法であって、前記個体の爪を請求項1〜57のいずれかに記載の組成物と接触させることを含む方法。
【請求項65】
少なくとも約10重量パーセントのルリコナゾールを含む組成物を、前記個体の爪に1日1回少なくとも3日間投与することを含む、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記爪が、足指爪である、請求項64又は65に記載の方法。
【請求項67】
前記爪が、手指爪である、請求項64又は65に記載の方法。
【請求項68】
ルリコナゾールを含む医薬組成物を調製するための方法であって、ルリコナゾールを、エチレングリコール誘導体、アルコール、ケトン、及び極性非プロトン溶媒と混合することを含む方法。
【請求項69】
前記エチレングリコール誘導体が、式HOCH2CH2OCH2CH2ORであり、式中Rが、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
前記エチレングリコール誘導体が、ジエチレングリコールモノエチルエーテルである、請求項68に記載の方法。
【請求項71】
前記ケトンが、アセトンである、請求項68〜70のいずれかに記載の方法。
【請求項72】
前記極性非プロトン溶媒が、炭酸プロピレンである、請求項68〜71のいずれかに記載の方法。
【請求項73】
前記アルコールが、ベンジルアルコール又はエタノールである、請求項68〜72のいずれかに記載の方法。
【請求項74】
前記組成物が、ベンジルアルコール及びエタノールを含む、請求項68〜72のいずれかに記載の方法。
【請求項75】
請求項1〜57のいずれかに記載の医薬組成物を含むキット。
【請求項76】
爪真菌症の前記治療における使用説明書を更に含む、請求項75に記載のキット。
【請求項77】
前記爪真菌症が、遠位爪下型爪真菌症である、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
請求項1〜57のいずれかに記載の医薬組成物が含有されている容器を含む製造品。
【請求項79】
前記容器が、プラスチック製である、請求項78に記載の製造品。
【請求項80】
前記容器が、装置である、請求項78に記載の製造品。
【請求項81】
単位剤形の前記組成物を含む、請求項78に記載の製造品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2012−518009(P2012−518009A)
【公表日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−550299(P2011−550299)
【出願日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/024193
【国際公開番号】WO2010/093992
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(511198944)トピカ ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド (1)
【Fターム(参考)】