説明

抗菌剤

式(I)の抗菌化合物が提供されている:同様に、それらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルおよびプロドラッグ;このような化合物を含有する薬学的組成物;このような化合物を投与することにより細菌感染を治療する方法;および該化合物の調製方法が提供されている。本発明は、新規化合物、該化合物を含有する薬学的組成物、UDP−3−O−(R−3−ヒドロキシデカノイル)−N−アセチルグルコサミンデアセチラーゼ(LpxC)を阻害する方法、およびグラム陰性菌感染を治療する方法を提供する。
【化169】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物、あるいはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化1】

ここで、Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(4)置換または非置換C〜C−アルキニル、
(5)置換または非置換アリール;
(6)置換または非置換ヘテロシクリル、および
(7)置換または非置換ヘテロアリール;
Lは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)置換または非置換C〜C−アルキル、
(2)−(NH)0〜1−(CH−NR3L−(CH−、
(3)−(NH)0〜1−C(R1L、R2L)−NR3L−C(R1L、R2L)−、
(4)−C(R1L、R2L)−O−C(R1L、R2L)−、
(5)−(CH−NR3L−C(R1L、R2L)−CONH−(CH−、
(6)−CO−C(R1L、R2L)−NHCO−、
(7)−CONH−、
(8)−NHCO−、
ここで、R1L、R2LおよびR3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(a)H、
(b)置換または非置換C〜C−アルキル、
(c)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(d)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(e)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル、
あるいはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成し得、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
jは、0〜4の整数である;
kは、0〜4の整数である;
Dは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)置換または非置換C〜C−シクロアルキル、
(2)置換または非置換アリール、
(3)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(4)置換または非置換ヘテロアリール;
Gは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)−(CH−O−(CH−、
(2)−(CH−S−(CH−、
(3)−(CH−NR−(CH−、
(4)−C(=O)−、
(5)−NHC(=O)−、
(6)−C(=O)NH−、
(7)−(CHNHCHC(=O)NH−、
(8)−C≡C−、
(9)−C≡C−C≡C−、および
(10)−C=C−;
ここで、
は、Hまたは置換もしくは非置換C〜C−アルキルである;
iは、0〜4の整数である;
Yは、以下からなる群から選択される:
(1)置換または非置換C〜C−シクロアルキル、
(2)置換または非置換アリール、
(3)置換または非置換ヘテロシクリル、および
(4)置換または非置換ヘテロアリール;
Xは、以下からなる群から選択される:
(1)−(C=O)−、
(2)−C〜C−アルキル−(C=O)−、
(3)−C〜C−アルケニル−(C=O)−、
(4)−C〜C−アルキニル−(C=O)−、および
(5)−CH−;
またはBが存在しないとき、XおよびAは、それらが結合する原子と一緒になって、複素環を形成し得、該複素環は、5個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
Bは、存在しないか、または
【化2】

であり、
ここで、R1bおよびR2bは、別個に、以下からなる群から選択される:
(a)H、
(b)置換または非置換C〜C−アルキル、
(c)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(d)置換または非置換C〜C−アルキニル、
(e)置換または非置換アリール、
(f)置換または非置換ヘテロシクリル、
(g)置換または非置換ヘテロアリール、
(h)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(i)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(j)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1bおよびR2bは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
qは、0〜4の整数である;
は、Hまたは置換または非置換C〜C−アルキルであるか、またはRおよびAは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換3員〜10員シクロアルキルまたは複素環系を形成でき、ここで、該複素環系は、3個〜10個の環原子を有し得、該環系には1個〜2個の環が存在し、そして1個〜4個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、N、OおよびSから選択される;
は、Hまたは置換または非置換C〜C−アルキルであるか、またはRおよびAは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
nは、0〜2の整数である;
Aは、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)−(CHC(R1a、R2a)(CHOR3a
(3)−(CHC(R1a、R2a)N(R4a、R5a)、
(4)−(CHC(R1a、R2a)N(R4a)COR3a
(5)−(CHC(R1a、R2a)NHCON(R4a、R5a)、
(6)−(CHC(R1a、R2a)NHC(=NH)N(R4a、R5a)、
(7)−CH(R1a、R2a)、
(8)−C≡CH、
(9)−(CHC(R1a、R2a)CN、
(10)−(CHC(R1a、R2a)CO3aおよび
(11)−(CHC(R1a、R2a)CN(R4a、R5a);
ここで、R1a、R2a、R3a、R4aおよびR5aは、別個に、以下からなる群から選択される:
(a)H、
(b)置換または非置換C〜C−アルキル、
(c)置換または非置換アリール、
(d)置換または非置換ヘテロシクリル、
(e)置換または非置換ヘテロアリール、
(f)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(g)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(h)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR4aおよびR5aは、それらが結合するN原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
rは、0〜4の整数である;
sは、0〜4の整数である;
Qは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)−C(=O)N(R、R)、
(2)−NHC(=O)N(R、R)、
(3)−N(OH)C(=O)N(R、R)、
(4)−CH(OH)C(=O)N(R、R)、
(5)−CH[N(R2q、R3q)C(=O)N(R、R)、
(6)−CHR1qC(=O)N(R、R)、
(7)−COH、
(8)−C(=O)NHSO4q
(9)−SONH
(10)−N(OH)C(=O)R1q
(11)−N(OH)SO4q
(12)−NHSO4q
(13)−SH、
(14)−CH(SH)(CH0〜1C(=O)N(R、R)、
(15)−CH(SH)(CH0〜1COH、
(16)−CH(OH)(CH0〜1COH、
(17)−CH(SH)CHCO1q
(18)−CH(OH)(CH)SONH
(19)−CH(CHSH)NHCOR1q
(20)−CH(CHSH)NHSO4q
(21)−CH(CHSR5q)COH、
(22)−CH(CHSH)NHSONH
(23)−CH(CHOH)COH、
(24)−CH(CHOH)NHSONH
(25)−C(=O)CHCOH、
(26)−C(=O)(CH0〜1CONH
(27)−OSONHR5q
(28)−SONHNH
(29)−P(=O)(OH)
(30)
【化3】

(31)
【化4】

(32)
【化5】

は、以下からなる群から選択される:
(1)−H、
(2)−OH、
(3)−OC1〜6−アルキル、
(4)−N(R2q、R3q)および
(5)置換または非置換C1〜6−アルキル;
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(4)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(5)置換または非置換アリール、
(6)置換または非置換ヘテロシクリル、
(7)置換または非置換ヘテロアリール、
(8)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(9)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(10)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはRおよびRは、それらが結合するN原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
1q、R2q、R3q、R4qおよびR5qは、HまたはC〜Cアルキルから選択され、ここで、Bは、存在しないか、またはE、L、GおよびBは、存在しないか、またはE、LおよびGは、存在しないか、またはE、LおよびBは、存在しないか、またはE、L、D、GおよびBは、存在しない、
化合物。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物であって、
ここで、
Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール;
(4)置換または非置換ヘテロシクリル、および
(5)置換または非置換ヘテロアリール;
Lは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)−(CH−NR3L−(CH−、
(2)−C(R1L、R2L−NR3L−C(R1L、R2L
(3)−C(R1L、R2L−O−C(R1L、R2L
(4)−(CH−NR3L−C(R1L、R2L−CONH−(CH−、
(5)−CO−C(R1L、R2L)−NHCO−、
(6)−CONH−および
(7)−NHCO−;
ここで、
1L、R2L、R3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(a)H、
(b)置換または非置換C〜C−アルキル、
(c)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(d)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキル、
(e)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、5個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
jは、0〜4の整数である;
kは、0〜4の整数である;
Dは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)置換または非置換C〜C−シクロアルキル、
(2)置換または非置換アリール、
(3)置換または非置換ヘテロシクリル、
(4)置換または非置換ヘテロアリール;そして
Gは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)−C(=O)−、
(2)−NHC(=O)−、
(3)−C(=O)NH−、
(4)−(CHNHCHC(=O)NH−、
(5)−C≡C−および
(6)−C≡C−C≡C−;
ここで、iは、0〜4の整数である;
Yは、以下からなる群から選択される:
(1)置換または非置換C〜C−シクロアルキル、
(2)置換または非置換アリール、
(3)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(4)置換または非置換ヘテロアリール;
Xは、以下からなる群から選択される:
(1)−(C=O)−、
(2)−C〜C−アルキル−(C=O)−、
(3)−C〜C−アルケニル−(C=O)−、
(4)−C〜C−アルキニル−(C=O)−および
(5)−CH−;
またはBが存在しないとき、XおよびAは、それらが結合する原子と一緒になって、複素環を形成でき、該複素環は、5個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
Bは、存在しないか、または以下である:
【化6】

ここで、R1bおよびR2bは、別個に、以下からなる群から選択される:
(a)H、
(b)置換または非置換C〜C−アルキル、
(c)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(d)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(e)置換または非置換アリール、
(f)置換または非置換ヘテロシクリル、
(g)置換または非置換ヘテロアリール、
(h)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(i)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(j)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1bおよびR2bは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、5個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
qは、0〜2の整数である;
は、Hまたは置換または非置換C〜C−アルキルであるか、またはRおよびAは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換3員〜10員シクロアルキルまたは複素環系を形成でき、ここで、該複素環系は、3個〜10個の環原子を有し得、該環系には1個〜2個の環が存在し、そして1個〜4個のヘテロ原子を含有し、該ヘテロ原子は、N、OおよびSから選択される;
は、Hまたは置換または非置換C〜C−アルキルであるか、またはRおよびAは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環系を形成でき、該複素環は、5個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
Aは、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)−(CHC(R1a、R2a)(CHOR3a
(3)−(CHC(R1a、R2a)N(R4a、R5a)、
(4)−(CHC(R1a、R2a)N(R4a)COR3a
(5)−(CHC(R1a、R2a)NHCON(R4a、R5a)、
(6)−(CHC(R1a、R2a)NHC(=NH)N(R4a、R5a)、
(7)−CH(R1a、R2a)、
(8)−C≡CH、
(9)−(CHC(R1a、R2a)CNおよび
(10)−(CHC(R1a、R2a)CO3a
ここで、R1a、R2a、R3a、R4aおよびR5aは、別個に、以下からなる群から選択される:
(a)H、
(b)置換または非置換C〜C−アルキル、
(c)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(d)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(e)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR4aおよびR5aは、それらが結合するN原子と一緒になって、置換または非置換複素環系を形成でき、該複素環は、5個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
rは、0〜4の整数である;
Qは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)−C(=O)N(R、R)、
(2)−NHC(=O)N(R、R)、
(3)−N(OH)C(=O)N(R、R)、
(4)−CH(OH)C(=O)N(R、R)、
(5)−CN[N(R2q、R3q)C(=O)N(R、R)および
(6)−CHR1qC(=O)N(R、R);
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)OH、
(3)OC1〜6−アルキル、
(4)N(R2q、R3q)および
(5)置換または非置換C1〜6−アルキル;
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリル、
(5)置換または非置換ヘテロアリール、
(6)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(7)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(8)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはRおよびRは、それらが結合するN原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
ここで、Bは、存在しないか、またはE、L、GおよびBは、存在しないか、またはE、LおよびGは、存在しないか、またはE、LおよびBは、存在しないか、またはE、L、D、GおよびBは、存在しない、
化合物。
【請求項3】
式IIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化7】

ここで、D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化8】

【化9】

【化10】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−C1、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される;
Xは、以下からなる群から選択される:
(1)−(C=O)−
(2)−C〜C−アルキル−(C=O)−および
(2)−C〜C−アルケニル−(C=O)−。
【請求項4】
式IIIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化11】

ここで、D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化12】

【化13】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される;
Xは、以下からなる群から選択される:
(1)−(C=O)−、
(2)−C〜C−アルキル−(C=O)−および
(3)−C〜C−アルケニル−(C=O)−。
【請求項5】
式IVを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化14】

ここで、D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化15】

【化16】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される;
Xは、以下からなる群から選択される:
(1)−(C=O)−、
(2)−C〜C−アルキル−(C=O)−および
(3)−C〜C−アルケニル−(C=O)−。
【請求項6】
式Vを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化17】

ここで、D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化18】

【化19】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される;
Xは、以下からなる群から選択される:
(1)−(C=O)−、
(2)−C〜C−アルキル−(C=O)−および
(3)−C〜C−アルケニル−(C=O)−。
【請求項7】
式VIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化20】

ここで、
Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(5)置換または非置換ヘテロアリール;
またはEおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
1L、R3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される、
化合物。
【請求項8】
式VIIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化21】

ここで、
Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(5)置換または非置換ヘテロアリール;
またはEおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
1L、R3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される、
化合物。
【請求項9】
式VIIIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化22】

ここで、
Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(5)置換または非置換ヘテロアリール;
またはEおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
1L、R3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される、
化合物。
【請求項10】
式IXを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化23】

ここで、
Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(5)置換または非置換ヘテロアリール;
またはEおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
1L、R3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される、
化合物。
【請求項11】
式Xを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化24】

ここで、
Eは、存在しないか、または以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリルおよび
(5)置換または非置換ヘテロアリール;
またはEおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜4個の環原子は、N、OおよびSから選択される;
1L、R3Lは、別個に、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはR1LおよびR3Lは、それらが結合する原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜8個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される、
化合物。
【請求項12】
式XIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化25】

ここで、
Y−Xは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化26】


【請求項13】
式XIIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化27】

ここで、
1bおよびR2bは、別個に、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(4)置換または非置換C〜C−アルケニル、
(5)置換または非置換アリール、
(6)置換または非置換ヘテロシクリル、
(7)置換または非置換ヘテロアリール、
(8)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(9)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(10)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
qは、0〜2の整数である、
化合物。
【請求項14】
式XIIIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化28】

ここで、
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキルおよび
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
Aは、Hまたは−CH(CH)OH−である;
は、Hまたは置換または非置換C1〜6−アルキルである;
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)置換または非置換アリール、
(4)置換または非置換ヘテロシクリル、
(5)置換または非置換ヘテロアリール、
(6)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(7)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキル、
(8)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル;
またはRおよびRは、それらが結合するN原子と一緒になって、置換または非置換複素環を形成でき、該複素環は、3個〜10個の環原子を有し、ここで、該複素環系の1個〜2個の環原子は、N、OおよびSから選択される、
化合物。
【請求項15】
式XIVを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化29】

ここで、
D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化30】

【化31】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される;
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキル、
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル。
【請求項16】
式XVを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化32】

ここで、
D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化33】

【化34】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される、
化合物。
【請求項17】
式XVIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化35】

ここで、
D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化36】

【化37】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される;
は、以下からなる群から選択される:
(1)H、
(2)置換または非置換C〜C−アルキル、
(3)アリールで置換されたC〜C−アルキル、
(4)ヘテロシクリルで置換されたC〜C−アルキル、
(5)ヘテロアリールで置換されたC〜C−アルキル。
【請求項18】
式XVIIを有する、請求項1に記載の化合物、またはそれらの立体異性体、薬学的に受容可能な塩、エステルまたはプロドラッグ:
【化38】

ここで、
D−G−Yは、一緒になって、以下からなる群から選択される:
【化39】

【化40】

ここで、
Rは、−CH、−C、−CHOH、−OH、−OCH、−OC、−OCF、−CN、−NO、−COH、−COCH、−CONH、−NH、−F、−Cl、−Br、−CF、−N(CH、−NHSOCHおよび−NHCOCHからなる群から選択される、
化合物。
【請求項19】
請求項1〜18の1項に記載の化合物と薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項20】
請求項1〜18の1項に記載の化合物と第二試薬と薬学的に受容可能な賦形剤とを含有する、薬学的組成物。
【請求項21】
患者を治療する方法であって、それを必要としている患者に請求項1〜18の1項に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項22】
患者を治療する方法であって、それを必要としている患者に請求項1〜18の1項に記載の化合物の有効量と第二試薬との有効量とを投与する工程を包含する、方法。
【請求項23】
感染を治療する方法であって、それを必要としている患者に請求項1〜18の1項に記載の化合物の有効量を投与する工程を包含する、方法。
【請求項24】
感染を治療する方法であって、それを必要としている患者に請求項1〜18の1項に記載の化合物の有効量と第二試薬との有効量とを投与する工程を包含する、方法。

【公表番号】特表2006−519772(P2006−519772A)
【公表日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−500858(P2006−500858)
【出願日】平成16年1月8日(2004.1.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/000433
【国際公開番号】WO2004/062601
【国際公開日】平成16年7月29日(2004.7.29)
【出願人】(591076811)カイロン コーポレイション (265)
【出願人】(502457803)ユニヴァーシティ オブ ワシントン (93)
【Fターム(参考)】