説明

抗菌性複合ヤーン、複合織物及びそれらから作られた物品を提供する方法

複合ヤーン、複合織物又は複合物品のような複合品目に抗菌特性を付与する方法は、有機抗菌剤を含有する水性浴内に複合品目を浸漬する工程、浴から浸漬した複合品目を分離する工程、及び分離した複合品目を乾燥する工程を包含することによって提供され、及びそれから抗細菌性複合品目が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合ヤーン、複合織物又は複合物品に単純な後製造方法によって抗菌特性を提供する方法、及びそれによって提供される抗菌性複合ヤーン、織物又は物品に関する。
【背景技術】
【0002】
現在は市場において多くの種類の抗菌性(antimicrobial)繊維に基づく製品がある。抗菌特性を付与する2つの基本的方法:1)毒殺法及び2)接触殺害法がある。毒殺法においては、銀イオン(塩又は銀イオン含有セラミックスの形態)を製品の表面に、又は重合体ベースの製品の場合には重合体融解物への添加により重合体内部に導入することによって、一般に製品が製造されている。銀イオンは次いで微生物に進入し繁殖を防止する。この方法の下側には、勿論、時間が必要であり、銀イオンは製品から出て、作用するために微生物に浸透につれて、自然に枯渇する。
【0003】
接触殺害法においては、抗菌剤は個別繊維又はヤーンの外表面に適用されるか又は繊維又はヤーンの形成前に重合体融解物に溶解され、これは微生物に接触すると死を生じる。米国特許第5,567,372号は、繊維形成前に重合体融解物への配合によるシロキサン第4級アンモニウム塩をベースとする抗菌剤の使用を開示している。米国特許出願公開2003/0064645号は、ポリエステルに活性官能基を複素環N−ハラミン(halamine)を共有結合させてポリエステルを抗菌性とする活性官能基を提供する方法を用いて殺生物性ポリエステル織物、繊維及び他の材料の調製を開示する。米国特許第6,596,657号は、特にポリプロピレン及びナイロン含有繊維に重合体繊維表面の最初のホスホニル化、又は非変性表面にトリクロサン(triclosan)のような抗菌剤の不揮発性塩を用いることにより又はグラフトしたアミドをもつ鎖を含有する重合体で沃素を複合化することによって、抗菌特性を付与する方法を開示している。然しながら、これらの方法は全て、重合体自体の製造中、又は化学反応による重合体繊維の表面変性によって、重合体レベルで抗菌特性を創りだす必要が一般にある。
【0004】
複合繊維(composite fibres)の領域では、抗菌製品を作り出すために若干の努力が行われている。複合繊維は、しばしばカットプルーフグローブ及び肉包装にしばしば用いられる他の物品を製造するため及び細菌の水準が潜在的に高い類似の産業で用いられ、抗菌複合繊維製品は極めて有用である。米国特許第6,351,932号;WO99/35315;及び米国特許第6,266,951号は、それぞれ複合繊維における抗菌(antimicrobial)特性を開示している。然しながら、それぞれの場合において、これらの特性は複合繊維に配合する前に、抗菌特性が付与された成分から複合繊維を形成することによってこれらの特性が発生する。従って、これらの場合のそれぞれにおいて、繊維製造者には、複合繊維に配合する前に、複合繊維を調製するために用いる抗菌成分を購入するか、個別の抗菌成分を調製することが必要である。
【0005】
米国特許第6,384,254号及び米国特許第5,707,736号のそれぞれにおいて、抗菌性組成物で織物を処理する方法を記載している。米国特許第6,384,254号は、浸漬、噴霧又はロール被覆によって調整された被覆重量の抗菌剤を織物に与えるために第4級アンモニウム塩含有ポリシロキサン溶液の使用、それに続く熱空気噴出し又は100−150℃における加熱炉における乾燥を開示する。米国特許第5,707,736号においては、希釈抗菌剤浴における織物の浸漬、続いてプレスして部分的に乾燥し、120℃までの温度において熱空気吹込み室又は熱ドラム室において乾燥し、それに続き仕上げ又は支持として用いられる、織物の巻上げによって織物を処理する連続法が記載されている。然しながら、これらの方法のいずれもが通常の消費者が容易に利用できず、かつ典型的には複数種の繊維、ヤーン又は他の材料を含む仕上げ品の物品を含まない装置及び条件をを用いる繊維製造業者によって用いられる。
【0006】
従って、最終製品の製造後に消費者又は製造業者によって容易に実施できる、2又はそれ以上の異なるタイプの繊維又はヤーンを含有するヤーン、織物及び仕上がり物品(即ち、複合ヤーン、複合繊維又は複合物品、それぞれに)に抗菌活性を提供する方法に対する必要性がある。
【0007】
発明の要約
従って、本発明のひとつの目的は、複合ヤーンに抗菌特性を付与する方法を提供することである。
【0008】
本発明の更なる目的は、複合織物に抗菌特性を付与する方法を提供することである。
【0009】
本発明の他の目的は、複合ヤーン又は織物を包含する複合物品に抗菌特性を付与する方法を提供することである。
【0010】
本発明の他の目的は選択された複合物を提供することである。
【0011】
本発明のこれらの及び他の目的は、複合物品に抗菌特性を提供する方法の発見によって満たされ、
有機抗菌剤を包含する水性浴に複合品を浸漬し、
浸漬した複合品を浴から分離し、及び
分離した複合品を乾燥することを包含し、
該複合品は複合ヤーン、複合織物及び複合物品からなる群から選ばれたもの、及び抗菌複合品からなる群から選ばれたもの、及びこれらから調製された抗菌複合品目である。
【発明の開示】
【0012】
ここに用いる「繊維(fibre)」の語は、ヤーン及び織物の集合に用いられる基本要素に関する。一般に、繊維は、直径又は幅より極めて大きい長さの次元を有する要素である。この用語は、リボン、片、ステープル、及び他の形態のチョップした、切断した又は不連続の繊維及び規則的又は不規則の断面積を有するもの等を含む。「繊維」は、上記の何れかのもの複数又は上記のものの組合せをも含む。
【0013】
ここで用いられるように、[高性能繊維」の語は、高い摩滅及び/又は切断抵抗が重要な用途に役立つような、10g/デニール以上の強さの高い価を有する合成又は天然の非ガラス繊維のクラスを意味する。典型的には、高性能繊維は、最終繊維構造における極めて高い程度の分子配向及び結晶性を有する。
【0014】
ここで用いられる「フィラメント」の語は、天然に絹に見られるように、無限の又は極度の長さの繊維に関して用いられる。この語は、とりわけ押出し法によって製造された、生産された繊維にも関する。繊維を作り上げる個別フィラメントは、円形、鋸状又は鋸歯、豆状等を含む任意の各種断面積を有し得る。
【0015】
ここで用いられる「ヤーン」は、織物を形成するための織物繊維、フィラメント又は編物、織物又は編み合せたものに適した形態の材料の連続撚り糸に関する。ヤーンは、各種形態で生じ、通常撚りによって一緒にしたステープルファイバーからなるスパンヤーン、多くの連続フィラメント又はストランドからなるマルチフィラメントヤーン、又は単一ストランドからなるモノフィラメントヤーンを含む。
【0016】
ここで用いる「エヤインターレース(interlacing)」の語は、ヤーンの複数ストランドを空気ジェットに付してストランドを一緒にして単一の断続的に混合した(commingled))ストランドを形成することを指す。この処理は、時には「エヤタッキング(air tacking)」ともいわれる。この用語は、「混ぜ合せ(intermingling)」又は「絡ませる(entangling)」の方法には用いない。これらは、次の工程特に織る工程を容易化するために、マルチフィラメントヤーンを空気緊密化する方法に関すると考えられているからである。混ぜ合わされたヤーンストランドは、典型的には他のヤーンとは組合されない。むしろ、個別マルチフィラメントストランドは、単一ストランドの範囲内で互いに混ぜ合される。この空気緊密化はヤーンサイジングの代り及び改良されたピック(pick)抵抗性を付与するために用いられる。この用語は、単一ヤーン又は多数ヤーンストランドのかさを増やすために行われる周知の空気テクスチャライジング(texturizing)を指さない。組成物ヤーンをエヤインターレースする方法及びそのために適当な装置は、米国特許第6,349,531号及び第6,341,483号及び第6,212,914号明細書に記載されている。その内容は引用によって挿入する。
【0017】
「複合ヤーン(composite yarn)」の語は、ここでは同一又は異なった2以上のヤーンから調製されたヤーンをいう。複合ヤーンは、2以上のヤーンが互いに異なる方向にある各種の形態で生じ得る。2以上のヤーンは、所望の組成物ヤーンの特性に従って、例えば、他の配位と同様に、平行、他のものの回りを巻く、互いに捩れる、又はこれらの全て又は一部の組合せであることができる。このような複合ヤーンの例は、米国特許第4,777,789号、第5,177,948号、第5,628,172号、第5,845,476号、第6,351,932号、第6,363,703号及び第6,367,290号明細書に提供されている。その内容はここに引用によって挿入する。
【0018】
「複合織物(composite fabric)」の語は、ここでは2以上の異なるタイプのヤーン又は複合ヤーンから製造された織物を指すために用いる。織物構造は、織り、編み、不織、等を含み、これらに限られない任意のタイプであり得る。2以上の異なるタイプのヤーン又は複合ヤーンは、限定されるものではないが、天然繊維、合成繊維及びそれらの組合せで作られたものを含む。
【0019】
「複合物品(article)」は、ここにおいて少なくとも2つの異なるタイプの材料を包含する最終物品を示すために用いられる。複合物品は、複合織物から製造できるし、又は1種類のみのヤーンを含む通常の織物から製造できるが、異なる材料からできたヤーンを用いるか又は糸を縫うことによっても製造できる。或いは、通常の織物は、縫糸として複合ヤーンを共に用いて縫うことができる。複合物品は、手袋、エプロン、ソックス、フィルター、シャツ、パンツ、下着、ワンピースジャンプスーツ、等を含むが、それに限られない任意の形態であることができる。これらの全ての種類の物品及び当業者には容易に自明の他の置換品は、本発明の「複合物品」の定義に含まれる。
【0020】
本発明は、複合ヤーン、複合織物又は複合物品に抗菌特性を付与する方法に関する。この方法は、複合ヤーン、複合織物又は複合物品の有機抗菌剤の水性溶液/エマルジョン/懸濁液への浸漬、ヤーン、織物又は物品から過剰の水の排水、次いで複合ヤ−ン、織物又は物品をヒーターを用いて好ましくは50−100℃の温度での乾燥を包含する。好ましくは、ヒーターは、処理物品から開放される湿分を運び去るのを助けるために所望の温度で熱空気を吹出させることが好ましい。或いは、ヒーターは、所望なら減圧下で作業して更に温度を下げ放出される湿分を除くことができる。
【0021】
本発明に用いる抗菌剤としては、任意の有機(即ち、銀イオンを含まない)抗菌剤を用いることができる。好ましくは、抗菌剤は、シリコーンベースの第4級アンモニウム塩、より好ましくは長鎖(C12−C20)アルキルジメチルアミノトリヒドロキシシリルプロピル アンモニウムハライド及びクロロアルキルトリヒドロキシシランの共重合体(部分的又は全体的に加水分解形態を含み又は含まない)である。特に抗菌剤として用いるのに好ましいのは、オクタデシルアミノジメチルトリヒドロキシシリルプロピル アンモニウム クロリド及びクロロプロピルトリヒドロキシシランの共重合体(部分的又は全体的加水分解形態を含み又は含まない)である。このような適当な抗菌剤は、NovaBioGenetics,Inc.から入手可能な抗菌剤のBioshield ライン、アコルディス(Acordis)からのBiokryl製品を製造するために用いられるもののような抗菌剤、又はAEM5700抗菌剤、AEM5772抗菌剤及びAEGIS抗菌剤のようなエイジス(Aegis)環境からの抗菌剤が含まれるがこれらに限られるわけではない。抗菌剤は水性溶液/乳濁液/分散液(剤自体の溶解性により)として用いられる。乳濁液又は分散液を作ることが必要な場合には、水及び洗浄剤を用いてヤーン、織物又は物品の表面から洗浄できる限り、通常の乳化剤又は分散剤を用いることができる。好ましくは、抗菌剤は、抗菌剤浴に0.1〜2重量%、より好ましくは0.1〜1重量%、最も好ましくは0.3〜0.7重量%の量で存在する。抗菌剤を供給者から所望より高い濃度で受取った場合には、抗菌剤は必要に応じて希釈して所望の濃度の溶液/乳化液/分散液を提供できる。
【0022】
複合ヤーンに抗菌特性を付与するために、本方法が、ヤーンの集合後の任意の段階で複合ヤーンに用いることができる。連続タイプの方法に用いる場合(本発明の文脈においては連続タイプの方法は真の連続法及び製品タイプの変更のための定期的中止、他のライン変更又は他の理由によるための半連続法の両者を含む)には、抗菌液体の適用は集合体後だがヤーン包装又はボビンにとる前に行うことができる。このような連続法における適用は、浴を通した浸漬、それに続くインライン乾燥機を用いる乾燥によって行うことができる。乾燥は、代りに回りが複合ヤーンで巻かれている加熱した乾燥ロールの使用による連続法のような方法で行うことができる。乾燥時間は乾燥ロールの大きさ及びロールの回りのヤーンの巻き数に応じて調整する。バッチ法では、複合ヤーンは集め、ボビンにとり、次いで全体の複合ヤーン包装(ボビンの回りに巻かれたヤーン)を抗菌剤浴に浸漬する。抗菌剤液体のボビン全体への完全な浸透を提供するに十分な時間浸漬した後(好ましくは5−60秒)、包装を浴から除き、過剰の水を排水し、及び包装を乾燥温度でヒーターに置く。
【0023】
複合織物に抗菌特性を付与するために、本方法は、繊維形成後の任意の段階で、連続法又はバッチ法のいずれかの方法を用い得る。複合ヤーンの場合のように、複合織物用の連続方法を、織物形成後(織り、編み又は不織織物形成後)に抗菌液体を適用することによって、ロール上の織物の取り上げ前に行うことができる。抗菌特性の適用は、浴を通しての浸漬、続いてインライン乾燥機を用いる織物の乾燥によって行うことができる。複合ヤーンの場合のように、複合織物もバッチ法において、織物の全体ロールの浸漬、過剰の水の排水及び乾燥温度のヒーターにロールを置くことによって、抗菌性にすることもできる。
【0024】
本方法の好ましい態様において、本方法は抗菌特性を付与する複合物品に用いる。この態様は、通常の家庭用洗濯機及び乾燥機を用いて消費者が容易に行うことができ、最も好ましい。この態様においては、抗菌剤は洗浄サイクルの前又はその間に洗濯機に入れる。洗浄後、処理した複合体物品を家庭用洗濯機内に入れ、約70〜90℃の温度で乾燥する。生成する複合物品は、抗菌特性を有し、少なくとも20洗浄サイクル、より好ましくは少なくとも40洗浄サイクル、最も好ましくは50洗浄サイクルまで再補充の必要なく持続する。
【0025】
本方法は、合成繊維又はヤーンからできたもの、天然繊維又はヤーンからできたもの、レザー製品、及びこれらの全て又は何れかを含む物品を含み、任意の物品に用いることができる。適当な物品には、衣類、又は靴、ソックス、手袋のような保護衣料、及びフィルター媒体が含まれる。
【0026】
本発明の更に好ましい態様は、他の複合ヤーン、複合織物又は複合物品について用いるための、抗菌剤を含む廃液体のリサイクリングを提供する。通常、製造業者が製品の浸漬によって抗菌生成物を製造する場合(製品要素自体の内部構造内への導入に対立するものとして)、廃抗菌剤含有含有液体は一回の使用後に処分される。出願人は、液体を含む廃抗菌剤のリサイクルによって、抗菌剤の水準を再生する必要なく、この方法の多くの繰返しが実施することができることを見出した。その場合でも、必要なのは液体に十分の抗菌剤を加えて該剤の量を所望の水準にすることである。
【0027】
この方法のひとつの重要な利点は、抗菌剤溶液のリサイクルから生じるコスト節約である。これはこの処理をこの分野で現在用いられている多くの製品より経済的にする。他の利点は、この処理した製品は、他の基本的洗濯品、タオル、下着等と共に洗濯できることである。通常の漂白及び洗浄剤は問題ないし、製品の抗菌特性を減じない。全く逆に、漂白剤の使用は、後述するように実際には有利である。本方法を複合ヤーン、織物又は物品に一旦実施すると、抗菌特性は強く、かつ複数の洗濯/乾燥サイクルを通じて(上述したように)生残る。これらの特性は、使用したヤーン、織物又は物品を洗濯又は通常の次亜塩素酸ナトリウムのような漂白液を含む次亜塩素酸塩で洗濯又は処理することによって補充又は再活性化することもできる。
【0028】
本発明の方法は、任意の浴pHで行えるが、pHがわずかに塩基性であることが好ましく、より好ましくは≧8であり、最も好ましくは≧9である。これらの高いpHでは、生成する処理製品は、抗菌特性が大きな耐久性を有する。
【0029】
本発明方法は、1種類の材料より多くのものから作られたヤーン、織物及び物品を容易に処理する能力を提供し、及び組成にかかわらず、全体の製品に抗菌特性を付与する。更に本方法は、ヤーンのボビン又は織物のロールの全体に浸透させるために一般に行われる加圧装置を必要としない。本方法は消費者によって仕上がり製品に、又はヤーン又は織物製造業者によって集合した複合ヤーン又は複合織物に相対的に容易にかつ付加費用が殆んどなくて実施できる。更によいのは、付加費用を節約した本方法に用いる抗菌剤浴のリサイクルの能力である。更に、有機抗菌剤(銀イオンベースの抗菌剤の代りに)及び本発明の低乾燥温度を用いることによって、生成する抗菌製品は、銀ベースの抗菌で生じる、或いは抗菌剤の熱劣化によって生じ得る変色を経験することがない。
【0030】
明らかに、本発明の付加的な修正及び変更は、上記の教示によって可能である。従って、それらは請求項の範囲内であり、本発明は特にここに記載したところに従って実施できる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複合品目を有機抗菌剤を包含する水性浴に浸漬し、
浸漬した複合品目を浴から分離し、及び
分離した複合品目を乾燥することを包含し、
複合品目は複合ヤーン、複合織物及び複合物品からなる群から選ばれるものである、複合品目に抗菌特性を付与する方法。
【請求項2】
異なる複合品目における更なる浸漬工程において該浴を再使用する工程を更に包含する請求項1に記載の方法。
【請求項3】
該複合品目が複合ヤーンである請求項1に記載の方法。
【請求項4】
該複合品目が複合織物である請求項1に記載の方法。
【請求項5】
該複合品目が複合物品である請求項1に記載の方法。
【請求項6】
該複合物品が手袋、エプロン、ソックス、フィルター、シャツ、パンツ、下着、及びワンピースジャンプスーツからなる群から選ばれたものである請求項5に記載の方法。
【請求項7】
該方法は連続法である請求項3に記載の方法。
【請求項8】
該方法はバッチ法であり、かつ該複合ヤーンはボビンに巻かれた複合ヤーンの形態である請求項3に記載の方法。
【請求項9】
該方法は連続法である請求項4に記載の方法。
【請求項10】
該方法はバッチ法であり、かつ該複合織物はロールに巻かれた複合織物の形態である請求項4に記載の方法。
【請求項11】
該有機抗菌剤は該浴に全浴の0.1〜2重量%の量で存在する請求項1に記載の方法。
【請求項12】
該有機抗菌剤はシリーコンベースの第4級アンモニウム塩である請求項1に記載の方法。
【請求項13】
該シリコーンベースの第4級アンモニウム塩が長鎖(C12−C20)アルキルジメチルアミノトリヒドロキシシリルプロピル アンモニウム ハライド及びクロロアルキルプロピルトリヒドロキシシランの共重合体である請求項12に記載の方法。
【請求項14】
該シリコーンベースの第4級アンモニウム塩がオクタデシルアミノジメチルトリヒドロキシシリルプロピル アンモニウム クロリド及びクロロプロピルトリヒドロキシシランの共重合体である請求項12に記載の方法。
【請求項15】
該含浸工程が家庭衣類洗浄機で行われ、及び該乾燥工程が家庭衣類乾燥機で行われる請求項5に記載の方法。
【請求項16】
該乾燥工程が50〜100℃の温度で行われる請求項1に記載の方法。
【請求項17】
該乾燥工程が70〜90℃の温度で行われる請求項1に記載の方法。
【請求項18】
抗菌特性を有しかつ請求項1の方法で調製された、複合ヤーン、複合織物及び複合物品からなる群から選ばれた複合品目。

【公表番号】特表2007−524010(P2007−524010A)
【公表日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−500965(P2007−500965)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/005882
【国際公開番号】WO2005/082006
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【出願人】(506148361)スプリーム・エラスティック・コーポレーション (4)
【Fターム(参考)】