説明

抗菌組成物および方法

抗菌組成物、特に、粘膜組織(すなわち、粘膜)に、局所的に適用した時に有用であるものであって、特に、脂肪酸エステル、脂肪族エーテル、またはそれらのアルコキシド誘導体などの抗菌脂質成分を含む抗菌組成物。この組成物は、エンハンサー成分、界面活性剤、疎水性成分および/または親水性成分も含み得る。かかる組成物は、有効な局所的抗菌活性を提供し、従って、微生物(ウイルスを含む)によって引き起こされたか、または悪化させられた状態の治療および/または予防において有用である。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
抗菌脂質成分とは異なる界面活性剤と、
親水性成分と、
組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物。
【請求項2】
水が10重量%未満で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
抗菌脂質成分が少なくとも0.1重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
抗菌脂質成分が、多価アルコールのモノエステル、多価アルコールのモノエステルまたはそれらのアルコキシル化誘導体を含んでなり、そして該抗菌脂質成分が、抗菌脂質成分の総重量を基準として、15重量%以下のジエステルもしくはトリエステル、ジエーテルもしくはトリエーテル、それらのアルコキシル化誘導体、またはそれらの組み合わせをさらに含む、請求項3に記載の組成物。
【請求項5】
脂質成分の全濃度に対するエンハンサー成分の全濃度が、重量基準で10:1〜1:300の範囲内である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
抗菌脂質成分の全濃度に対する界面活性剤の全濃度が、重量基準で5:1〜1:100の範囲内である、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
親水性成分が1重量%〜40重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
疎水性成分が50重量%〜99重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
抗菌脂質成分が、グリセロールモノラウレート、グリセロールモノカプレート、グリセロールモノカプリレート、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールモノカプレート、プロピレングリコールモノカプリレートまたはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
エンハンサー成分がカルボン酸を含んでなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
エンハンサー成分がアルファ−ヒドロキシ酸を含んでなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
界面活性剤が、スルホネート、スルフェート、ホスホネート、ホスフェート、ポロキサマー、カチオン性界面活性剤またはそれらの混合物を含んでなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
界面活性剤が、スルホネート、スルフェート、ホスフェートおよびそれらの混合物よりなる群から選択される、請求項12に記載の組成物。
【請求項14】
親水性成分が、グリコール、低級アルコールエーテル、短鎖エステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、親水性成分が、23℃で少なくとも20重量%の量で水溶性である、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
疎水性成分が、23℃で液体、ゼラチン質、半固体または固体である有機化合物であり、かつ23℃で5重量%未満の水溶解度を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
抗菌有効性試験によって評価した場合、試験バクテリア中で10分間に少なくとも4の対数減少を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項17】
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分、0.01重量%〜20重量%と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分、0.01重量%〜20重量%と、
抗菌脂質成分とは異なる界面活性剤、0.1重量%〜10重量%と、
親水性成分、1重量%〜40重量%と、
疎水性成分、50重量%〜95重量%と、
水、10重量%未満と、
を含んでなる抗菌組成物。
【請求項18】
少なくとも100μg/脱イオン水100g、そして最大1g/脱イオン水100gの水溶解度を有する抗菌脂質の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
抗菌脂質成分とは異なる界面活性剤と、
親水性成分と、
組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物。
【請求項19】
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
抗菌脂質成分とは異なる界面活性剤と、
親水性成分と、
を含んでなる、粘度が少なくとも500cpsの抗菌組成物。
【請求項20】
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
抗菌脂質成分とは異なる界面活性剤と、
重量で組成物の最大部分を形成する親水性成分と、
疎水性成分と、
10重量%未満の水と、
を含んでなる抗菌組成物。
【請求項21】
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物。
【請求項22】
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
組成物の最大部分を形成する親水性成分と、
を含んでなる、粘度が少なくとも500cpsの抗菌組成物。
【請求項23】
少なくとも100μg/脱イオン水100g、そして最大1g/脱イオン水100gの水溶解度を有する抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
組成物の最大部分を形成する親水性成分と、
を含んでなる、粘度が少なくとも500cpsの抗菌組成物。
【請求項24】
哺乳類組織上の菌によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項1に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項25】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項17に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項26】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項18に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項27】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項19に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項28】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項20に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項29】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項21に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項30】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項22に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項31】
哺乳類組織上の微生物によって引き起こされたか、または悪化させられた疾患の予防法および/または治療法であって、哺乳類組織を請求項23に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項32】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項1に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項33】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項17に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項34】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項18に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項35】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項19に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項36】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項20に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項37】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項21に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項38】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項22に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項39】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項23に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項40】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項1に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項41】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項40に記載の方法。
【請求項46】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項17に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項47】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項46に記載の方法。
【請求項51】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項46に記載の方法。
【請求項52】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項18に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項53】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項52に記載の方法。
【請求項57】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項52に記載の方法。
【請求項58】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項19に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項59】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項58に記載の方法。
【請求項63】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項58に記載の方法。
【請求項64】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項20に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項65】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項59に記載の方法。
【請求項67】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項60に記載の方法。
【請求項68】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項64に記載の方法。
【請求項69】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項64に記載の方法。
【請求項70】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項21に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項71】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項71に記載の方法。
【請求項73】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項72に記載の方法。
【請求項74】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項70に記載の方法。
【請求項75】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項70に記載の方法。
【請求項76】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項22に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項77】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項76に記載の方法。
【請求項80】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項76に記載の方法。
【請求項81】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項76に記載の方法。
【請求項82】
微生物を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の請求項23に記載の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、微生物を死滅または不活性化させる方法。
【請求項83】
微生物がバクテリアを含んでなり、そして1以上のバクテリアを死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
バクテリアが、ブドウ球菌属、連鎖球菌属、エシェリキア属、腸球菌属、シュードモナス属またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
バクテリアが、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌、化膿連鎖球菌またはそれらの組み合わせを含んでなる、請求項84に記載の方法。
【請求項86】
微生物が1以上のウイルスを含んでなり、そして1以上のウイルスを不活性化させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項82に記載の方法。
【請求項87】
微生物が1以上の真菌類を含んでなり、そして1以上の真菌類を死滅させるために有効な量の抗菌組成物が使用される、請求項82に記載の方法。
【請求項88】
表面を請求項1に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項89】
表面を請求項17に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項90】
表面を請求項18に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項91】
表面を請求項19に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項92】
表面を請求項20に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項93】
表面を請求項21に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項94】
表面を請求項22に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項95】
表面を請求項23に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる、表面上に残留抗菌有効性を提供する方法。
【請求項96】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項1に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項97】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項17に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項98】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項18に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項99】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項19に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項100】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項20に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項101】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項21に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項102】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項22に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項103】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部で、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量で、被験者を請求項23に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項104】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項105】
被験者の鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、鼻腔、前鼻孔および/または鼻咽頭を、1以上の微生物を死滅させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
少なくとも100μg/脱イオン水100g、そして最大1g/脱イオン水100gの水溶解度を有する抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項106】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
組成物が親水性成分をさらに含んでなる、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
被験者の中耳感染の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる抗菌組成物と、中耳、鼓膜および/または耳管を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項109】
被験者の中耳感染の治療法であって、
少なくとも100μg/脱イオン水100g、そして最大1g/脱イオン水100gの水溶解度を有する抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる抗菌組成物と、中耳、鼓膜および/または耳管を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項110】
被験者の中耳感染の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物と、中耳、鼓膜および/または耳管を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項111】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項110に記載の方法。
【請求項112】
被験者の慢性副鼻腔炎の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる抗菌組成物と、呼吸器系の少なくとも一部を接触させる工程を含んでなり、
組成物が0.50重量%未満の(C6〜C18)脂肪酸を含んでなる方法。
【請求項113】
被験者の慢性副鼻腔炎の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物と、呼吸器系の少なくとも一部を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項114】
被験者の慢性副鼻腔炎の治療法であって、
少なくとも100μg/脱イオン水100g、そして最大1g/脱イオン水100gの水溶解度を有する抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物と、呼吸器系の少なくとも一部を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項115】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項114に記載の方法。
【請求項116】
被験者の慢性副鼻腔炎の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる抗菌組成物と、呼吸器系の少なくとも一部を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項117】
被験者の皮膚上の膿痂疹の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる抗菌組成物と、患部を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項118】
組成物が親水性成分をさらに含んでなり、組成物の粘度が少なくとも500cpsである、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
被験者の皮膚上の膿痂疹の治療法であって、
少なくとも100μg/脱イオン水100g、そして最大1g/脱イオン水100gの水溶解度を有する抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる抗菌組成物と、患部を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項120】
被験者の皮膚上の膿痂疹の治療法であって、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる抗菌組成物と、患部を接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項121】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
被験者の哺乳類組織上の感染の治療法および/または予防法であって、哺乳類組織を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
親水性成分と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項123】
被験者の哺乳類組織上の感染の治療法および/または予防法であって、哺乳類組織を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
抗菌脂質成分とは異なる界面活性剤と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項124】
被験者の哺乳類組織上の感染の治療法および/または予防法であって、哺乳類組織を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項125】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
火傷の治療法であって、被験者の火傷部分を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる方法。
【請求項127】
火傷の治療法であって、被験者の火傷部分を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項128】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項127に記載の方法。
【請求項129】
被験者の哺乳類組織上の微生物を死滅または不活性化させる方法であって、患部を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる方法。
【請求項130】
組成物が親水性成分をさらに含んでなり、組成物の粘度が少なくとも500cpsである、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
被験者の哺乳類組織上の微生物を死滅または不活性化させる方法であって、患部を、1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなり、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項132】
組成物が、アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量をさらに含んでなる、請求項131に記載の方法。
【請求項133】
哺乳類組織を抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、被験者の哺乳類組織上に残留抗菌有効性を提供する方法であって、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
界面活性剤および/または親水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項134】
哺乳類組織を抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる、被験者の哺乳類組織上に残留抗菌有効性を提供する方法であって、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
重量で組成物の最大部分を形成する疎水性成分と、
を含んでなる方法。
【請求項135】
微生物感染によって引き起こされた感冒および/または呼吸器疾患に関する被験者の予防法および/または治療法であって、被験者の呼吸器系の少なくとも一部を、感冒および/または呼吸器疾患を引き起こす1以上の微生物を死滅または不活性化させるために有効な量の抗菌組成物と接触させる工程を含んでなる方法であって、抗菌組成物が、
多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪酸エステル、多価アルコールの(C7〜C12)飽和脂肪族エーテル、多価アルコールの(C8〜C22)不飽和脂肪族エーテル、それらのアルコキシル化誘導体またはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分であって、アルコキシル化誘導体が多価アルコール1モルあたり5モル未満のアルコキシドを有するが;ただしスクロース以外の多価アルコールに関しては、エステルがモノエステルを含んでなり、かつエーテルがモノエーテルを含んでなり、そしてスクロースに関しては、エステルがモノエステル、ジエステルまたはそれらの組み合わせを含んでなり、かつエーテルがモノエーテル、ジエーテルまたはそれらの組み合わせを含んでなる抗菌脂質成分の有効量と、
アルファ−ヒドロキシ酸、ベータ−ヒドロキシ酸、キレート剤、(C1〜C4)アルキルカルボン酸、(C6〜C12)アリールカルボン酸、(C6〜C12)アラルキルカルボン酸、(C6〜C12)アルカリールカルボン酸、フェノール系化合物、(C1〜C10)アルキルアルコール、エーテルグリコールまたはそれらの組み合わせを含んでなるエンハンサー成分の有効量と、
を含んでなる方法。
【請求項136】
抗菌脂質成分と、エンハンサー成分と、疎水性媒体と、親水性成分とを含んでなる抗菌組成物の製造法であって、
親水性成分中でエンハンサー成分を溶解する工程と、
混合しながら、疎水性媒体と、エンハンサー成分が溶解された親水性成分とを組み合わせて、混合物を形成する工程と、
疎水性媒体と、親水性成分およびエンハンサー成分との組み合わせの前又は後に、流動性液体を形成するために十分な温度まで疎水性媒体を任意に加熱する工程と、
混合物に抗菌脂質成分を添加する工程と、
抗菌脂質成分の添加の前又は後に、混合物を冷却する工程と、
を含んでなる方法。
【請求項137】
抗菌脂質成分と、エンハンサー成分と、疎水性媒体とを含んでなる抗菌組成物の製造法であって、
混合しながらエンハンサー成分と疎水性媒体とを組み合わせて、混合物を形成する工程と、
疎水性媒体とエンハンサー成分との組み合わせの前又は後に、流動性液体を製造するために十分な温度まで疎水性媒体を任意に加熱する工程と、
混合しながら抗菌脂質成分を混合物に添加する工程と、
抗菌脂質成分の添加の前又は後に、混合物を冷却する工程と、
を含んでなる方法。
【請求項138】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項1に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項139】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項17に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項140】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項18に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項141】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項19に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項142】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項20に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項143】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項21に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項144】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項22に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項145】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、食道腔を、咽喉中の組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項23に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項146】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項1に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項147】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項17に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項148】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項18に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項149】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項19に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項150】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項20に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項151】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項21に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項152】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項22に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項153】
被験者の咽喉/食道の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔、鼻腔または両方を、十分な量の請求項23に記載の組成物を咽喉を通過させるための有効量の該組成物と接触させて、咽喉中の組織中または組織上の1以上のバクテリア集落形成を減少または排除する工程を含んでなる方法。
【請求項154】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項1に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項155】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項17に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項156】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項18に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項157】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項19に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項158】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項20に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項159】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項21に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項160】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項22に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項161】
被験者の口腔の少なくとも一部の微生物集落除去法であって、口腔を、口腔中の軟組織中または組織上の1以上の微生物を死滅させるために有効な量の請求項23に記載の組成物と接触させる工程を含んでなる方法。
【請求項162】
疎水性成分と、親水性成分とを含んでなり、組成物が少なくとも500cpsの粘度を有し、さらに疎水性成分が重量で組成物の最大部分を形成する、抗菌成分の送達系。
【請求項163】
抗菌脂質成分をさらに含んでなる、請求項162に記載の送達系。
【請求項164】
疎水性成分と、親水性成分と、界面活性剤とを含んでなり、そして疎水性成分が重量で組成物の最大部分を形成する、抗菌成分の送達系。
【請求項165】
抗菌脂質成分をさらに含んでなる、請求項164に記載の送達系。
【請求項166】
抗菌成分と、疎水性成分と、親水性成分とを含んでなり、少なくとも500cpsの粘度を有し、さらに疎水性成分が重量で組成物の最大部分を形成する組成物を、表面に適用する工程を含んでなる、表面への抗菌成分の送達法。
【請求項167】
抗菌成分が抗菌脂質成分を含んでなる、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
表面が哺乳類組織である、請求項166に記載の方法。
【請求項169】
抗菌成分と、疎水性成分と、親水性成分と、界面活性剤とを含んでなり、そして疎水性成分が重量で組成物の最大部分を形成する組成物を、表面に適用する工程を含んでなる、表面への抗菌成分の送達法。
【請求項170】
抗菌成分が抗菌脂質成分を含んでなる、請求項169に記載の方法。

【公表番号】特表2007−505124(P2007−505124A)
【公表日】平成19年3月8日(2007.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−526257(P2006−526257)
【出願日】平成16年9月8日(2004.9.8)
【国際出願番号】PCT/US2004/029237
【国際公開番号】WO2005/023233
【国際公開日】平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願人】(599056437)スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー (1,802)
【Fターム(参考)】