抗CD200抗体を用いたヒトの処置における免疫調節効果のバイオマーカー
本開示は、抗CD200抗体(例えば、エフェクター機能を低下させているか、またはエフェクター機能を有さない、改変体の抗CD200抗体)、ならびに各種の診断法および治療法、例えば、所望の免疫調節効果をヒトにおいて誘導するのに十分な用量で1つもしくは複数の抗体がヒトに投与されたか否かを決定すること、および/または患者に適切な投与スケジュールを選択することにおいて用いられるバイオマーカーに関する。本発明は、患者における障害を処置するための方法であって、該方法は、障害に罹患した患者に抗CD200抗体を、該患者において所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果の発生を生成および維持するのに十分な量および頻度で投与して、該患者における該障害を処置するステップを含み、該障害は、がん、骨減少と関連する障害、および炎症性障害からなる群より選択される、方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者における障害を処置するための方法であって、該方法は、障害に罹患した患者に抗CD200抗体を、該患者において所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果の発生を生成および維持するのに十分な量および頻度で投与して、該患者における該障害を処置するステップを含み、該障害は、がん、骨減少と関連する障害、および炎症性障害からなる群より選択される、方法。
【請求項2】
前記所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果が、
(i)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比べたときの、低下;
(ii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD8+T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD8+T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iv)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200+白血球の濃度と比べたときの、低下;
(v)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200R+白血球の濃度と比べたときの、上昇;
(vi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(vii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比と比べたときの、増大;
(viii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルの、該抗体を投与する前の該患者に由来する生物学的試料における同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベルと比べたときの、低下;
(ix)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後の該患者に由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルと比べたときの、上昇;
(x)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における対応する1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比べたときの、低下;ならびに
(xi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数のリンパ球によるCD200発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の複数のリンパ球によるCD200発現レベルと比べたときの低下であって、該リンパ球が、骨髄細胞または脾臓細胞である、低下
からなる群より選択される該患者における1つまたは複数の生理学的変化を特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記障害が、骨減少と関連する障害である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記骨減少と関連する障害が、多発性骨髄腫の結果である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記骨減少と関連する障害が、骨粗鬆症である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記障害が、炎症性障害である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記炎症性障害が、自己免疫障害である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記炎症性障害が、変形性関節症、関節リウマチ、脊椎関節症、呼吸窮迫症候群、POEMS症候群、炎症性腸疾患、クローン病、移植片対宿主病、多中心性キャッスルマン病、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、筋ジストロフィー、インスリン依存性糖尿病、皮膚筋炎、多発性筋炎、全身性エリテマトーデス、ループス腎炎、糸球体腎炎、ギランバレー症候群、ヴェーゲナー肉芽腫症、結節性多発性動脈炎、リウマチ性多発筋痛症、側頭動脈炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病、チャーグ−ストラウス症候群、高安動脈炎、鼻炎、副鼻腔炎、蕁麻疹、蕁麻疹、血管浮腫、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、薬物アレルギー、昆虫アレルギー、肥満細胞症、潰瘍性大腸炎、および喘息からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記障害が、がんである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
前記患者に前記抗CD200抗体を、
(i)該抗CD200抗体を投与する前のCD200+がん細胞の濃度と比べたときの、CD200+がん細胞の濃度、および
(ii)該抗CD200抗体を投与する前の該がん細胞による発現レベルと比べたときの、該がん細胞によるCD200発現レベル
のうちの一方または両方の低下を維持するのに有効な量および頻度で投与して、前記がんを処置する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択されるパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
がん患者を処置するための方法であって、がんに罹患した患者に抗CD200抗体を、
(i)該抗CD200抗体を投与する前のCD200+がん細胞の濃度と比べたときの、CD200+がん細胞の濃度、および
(ii)該抗CD200抗体を投与する前の該がん細胞による発現レベルと比べたときの、該がん細胞によるCD200発現レベル
のうちの一方または両方の低下を生成および維持するのに十分な量および頻度で投与するステップを含む、方法。
【請求項14】
前記がんが、CD200を発現する複数のがん細胞を含む、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記がんが複数のがん細胞を含み、該がん細胞は、該がん細胞が由来する同じ組織型の非がん細胞と比べてCD200を過剰発現する、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記患者が、免疫応答性である、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記抗CD200抗体を前記患者に少なくとも4用量投与するステップを含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2カ月間未満で生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1カ月間未満で生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2週間未満で生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1週間以内に生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
がんに罹患した患者を処置するための方法であって、
がんに罹患した患者が、免疫応答性であるか否かを決定するステップと、
該患者が免疫応答性である場合、該患者に、該がんを処置するのに有効な量および頻度で抗CD200抗体を投与するステップと
を含む、方法。
【請求項23】
前記決定するステップが、前記抗CD200抗体を投与する前に前記患者から得られる血液1マイクロリットル当たりのCD8+T細胞の絶対数を測定するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記決定するステップが、前記抗CD200抗体を投与する前の前記患者における、少なくとも1つの免疫細胞集団の血液1マイクロリットル当たりの絶対数を測定するステップを含み、該少なくとも1つの免疫細胞集団が、CD4+ヘルパーT細胞、非がん性CD45+リンパ球、CD19+B細胞、CD16+CD56+ナチュラルキラー(NK)細胞、およびCD3+細胞からなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記抗CD200抗体の投与により、前記がん細胞によるCD200の発現が少なくとも25%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記抗CD200抗体の投与により、前記がん細胞によるCD200の発現が少なくとも50%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記抗CD200抗体の投与により、CD200+がん細胞の濃度が少なくとも25%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記抗CD200抗体の投与により、CD200+がん細胞の濃度が少なくとも50%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記患者において所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果の発生を生成および維持するのに有効な量および頻度で前記抗CD200抗体を該患者に投与する、請求項1から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果が、
(i)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比べたときの、低下;
(ii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD8+T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD8+T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iv)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200+白血球の濃度と比べたときの、低下;
(v)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200R+白血球の濃度と比べたときの、上昇;
(vi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(vii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比と比べたときの、増大;
(viii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルの、該抗体を投与する前の該患者に由来する生物学的試料における同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベルと比べたときの、低下;
(ix)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後の該患者に由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルと比べたときの、上昇;
(x)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における対応する1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比べたときの、低下;ならびに
(xi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数のリンパ球によるCD200発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の複数のリンパ球によるCD200発現レベルと比べたときの低下であって、該リンパ球が、骨髄細胞または脾臓細胞である、低下
からなる群より選択される該患者における1つまたは複数の生理学的変化を特徴とする、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2カ月間未満で生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1カ月間未満で生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2週間未満で生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1週間以内に生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記制御性T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3+T細胞、またはCD3+CD4+FoxP3+T細胞である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項38】
前記活性化T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3negT細胞、またはCD3+CD4+FoxP3negT細胞である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項39】
前記CD200+白血球が、CD4+細胞、CD8+細胞、活性化CD4+細胞、CD21+/CD25+/Fox3P+細胞、およびNK T細胞からなる群より選択される、請求項2または30に記載の方法。
【請求項40】
前記CD200R+白血球が、CD200R+/CD4+T細胞、または活性化CD200R+/CD4+T細胞である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項41】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる前記生物学的試料において決定された、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも5:1である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項42】
前記CD200+脾臓細胞またはCD200+骨髄細胞が、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、またはCD200R+/CD200+リンパ球である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項43】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、およびc−kit+/CD200+/Lin−/low骨髄細胞からなる群より選択される、請求項2または30に記載の方法。
【請求項44】
制御性T細胞の濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項45】
制御性T細胞の濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項46】
制御性T細胞の濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項47】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項48】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項49】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項50】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項51】
活性化T細胞の濃度の少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項52】
活性化T細胞の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項53】
活性化T細胞の濃度の少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項54】
活性化T細胞の濃度の少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項55】
CD200+白血球の濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項56】
CD200+白血球の濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項57】
CD200+白血球の濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項58】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項59】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項60】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項61】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項62】
活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも3:1であることが、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項63】
活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも4:1であることが、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項64】
活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも5:1であることが、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項65】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項66】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項67】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項68】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項69】
複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項70】
複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項71】
複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも100%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項72】
1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項73】
1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項74】
1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項75】
1つまたは複数のCD200+脾臓細胞サブセットの濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項76】
1つまたは複数のCD200+脾臓細胞サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項77】
1つまたは複数のCD200+脾臓細胞サブセットの濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項78】
前記患者が、免疫応答性である、請求項9から77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項79】
前記抗CD200抗体の投与前2カ月間未満に、前記患者は化学療法剤または免疫抑制剤を投与されていない、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記患者が、HIVに感染していない、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記がんが、慢性リンパ性白血病(CLL)である、請求項9から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項82】
前記がんが、固形腫瘍である、請求項9から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項83】
前記固形腫瘍が、結腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、膵臓がん、甲状腺がん、皮膚がん、神経系のがん、子宮頸がん、卵巣がん、精巣がん、頭頚部がん、眼がん、胃がん、または肝臓がんである、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記神経系のがんが、神経芽腫である、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記患者に投与される前記抗CD200抗体の投与1回当たりの量が、該患者1m2当たり少なくとも100mgである、請求項1から84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項86】
前記患者に投与される前記抗CD200抗体の投与1回当たりの量が、該患者1m2当たり少なくとも200mgである、請求項1から84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項87】
前記患者に投与される前記抗CD200抗体の投与1回当たりの量が、該患者1m2当たり少なくとも400mgである、請求項1から84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項88】
前記抗CD200抗体が、7日ごとに少なくとも1回前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項89】
前記抗CD200抗体が、2週間ごとに少なくとも1回前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項90】
前記抗CD200抗体が、1カ月間にわたり2回以上前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項91】
前記抗CD200抗体が、2カ月間にわたり2回以上前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項92】
前記抗CD200抗体が、2カ月間にわたり4回以上前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
抗CD200抗体が、ヒトにおいて所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果を生成したか否かを決定するための方法であって、ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化を検出するステップを含み、該少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化は、
(i)該生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比べたときの、低下;
(ii)該生物学的試料におけるCD8+T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型のCD8+T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iii)該生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iv)該生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200+白血球の濃度と比べたときの、低下;
(v)該生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200R+白血球の濃度と比べたときの、上昇;
(vi)該生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(vii)該生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比と比べたときの、増大;
(viii)該生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルの、該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベルと比べたときの、低下;
(ix)該生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルと比べたときの、上昇;
(x)該生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、該抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における対応する1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比べたときの、低下;ならびに
(xi)該生物学的試料における複数のリンパ球によるCD200発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の複数のリンパ球によるCD200発現レベルと比べたときの低下であって、該リンパ球が、骨髄細胞または脾臓細胞である、低下
からなる群より選択される、方法。
【請求項94】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2カ月間未満で行う、請求項93から95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項97】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後1カ月間未満で行う、請求項93から95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2週間未満で行う、請求項93から95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項99】
前記ヒトが、がんに罹患している、請求項93から98のいずれか一項に記載の方法。
【請求項100】
前記がんが、CD200を発現する複数のがん細胞を含む、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記がんが複数のがん細胞を含み、該がん細胞は、該がん細胞が由来する同じ組織型の非がん細胞と比べてCD200を過剰発現する、請求項99または100に記載の方法。
【請求項102】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に、前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項100または101に記載の方法。
【請求項103】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に、CD200+がん細胞の濃度が少なくとも50%低下する、請求項100または101に記載の方法。
【請求項104】
少なくとも1例のヒトについての医療プロファイルを含むコンピュータ読み取り可能な媒体であって、該プロファイルは、
(a):(i)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度、および(ii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(i)の場合と同じ組織型のCD200+白血球の濃度;
(b):(iii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度、および(iv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(iii)の場合と同じ組織型のCD200R+白血球の濃度;
(c):(v)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベル、および(vi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(v)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200R発現レベル;
(d):(vii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベル、および(viii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(vii)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベル;
(e):(ix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における制御性T細胞の濃度、および(x)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(ix)の場合と同じ組織型の制御性T細胞の濃度;
(f):(xi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の濃度、および(xii)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xi)の場合と同じ組織型の活性化T細胞の濃度;
(g):(xiii)抗CD200抗体を投与した後のヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比、および(xiv)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比(各々が、(xiii)の場合と同じ組織型である);
(h):(xv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料におけるCD8+リンパ球の濃度、および(xvi)該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xv)の場合と同じ組織型のCD8+リンパ球の濃度;
(i):(xvii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度、および(xviii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xvii)の場合と同じ組織型のCD200+T細胞の濃度;
(j):(xix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+T細胞の濃度、および(xx)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xix)の場合と同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度;
(k):(xxi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度、および(xxii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxi)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度;
(l):(xxiii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度、および(xxiv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxiii)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度;ならびに
(m):(xxv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル、および(xxvi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxv)の場合と同じ組織型の複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル
のうちの少なくとも1つについての情報を含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項105】
抗CD200抗体がヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するためのコンピュータベースの方法であって、
(I)ヒトの医療プロファイルを包含するデータを受け取るステップであって、該プロファイルは、
(a):(i)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度、および(ii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(i)の場合と同じ組織型のCD200+白血球の濃度;
(b):(iii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度、および(iv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(iii)の場合と同じ組織型のCD200R+白血球の濃度;
(c):(v)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベル、および(vi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(v)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200R発現レベル;
(d):(vii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における、複数の白血球によるCD200発現レベル、および(viii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(vii)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベル;
(e):(ix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における制御性T細胞の濃度、および(x)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(ix)の場合と同じ組織型の制御性T細胞の濃度;
(f):(xi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の濃度、および(xii)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xi)の場合と同じ組織型の活性化T細胞の濃度;
(g):(xiii)抗CD200抗体を投与した後のヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比、および(xiv)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比(各々が、(xiii)の場合と同じ組織型である);
(h):(xv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料におけるCD8+リンパ球の濃度、および(xvi)該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xv)の場合と同じ組織型のCD8+リンパ球の濃度;
(i):(xvii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度、および(xviii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xvii)の場合と同じ組織型のCD200+T細胞の濃度;
(j):(xix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+T細胞の濃度、および(xx)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xix)の場合と同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度;
(k):(xxi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度、および(xxii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxi)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度;
(l):(xxiii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度、および(xxiv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxiii)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度;ならびに
(m):(xxv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル、および(xxvi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxv)の場合と同じ組織型の複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル
のうちの少なくとも1つについての情報を含む、ステップと;
(II)該情報を含有する該データのうちの少なくとも一部分を処理して、該抗体が、該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するステップであって、
(a)CD200+白血球の該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(b)CD200R+白血球の該処置後濃度のCD200R+白血球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(c)該複数の白血球によるCD200Rの処置後発現レベルのCD200Rの該処置前発現レベルと比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(d)該複数の白血球によるCD200+の処置後発現レベルのCD200+の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(e)制御性T細胞の該処置後濃度の制御性T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(f)活性化T細胞の該処置後濃度の活性化T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(g)処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の該比の処置前における該比と比較したときの増大は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示し、または、処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であることは、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(h)CD8+リンパ球の該処置後濃度のCD8+リンパ球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(i)CD200+T細胞の該処置後濃度のCD200+T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(j)CD200R+T細胞の該処置後濃度のCD200R+T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(k)1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(l)1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの該処置後濃度のCD200+骨髄細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;または
(m)該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置後発現の該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、ステップと
を含む、方法。
【請求項106】
抗CD200抗体がヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するためのコンピュータベースの方法であって、
(I)
(a):(i)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度、および(ii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(i)の場合と同じ組織型のCD200+白血球の濃度;
(b):(iii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度、および(iv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(iii)の場合と同じ組織型のCD200R+白血球の濃度;
(c):(v)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベル、および(vi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(v)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200R発現レベル;
(d):(vii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベル、および(viii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(vii)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベル;
(e):(ix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における制御性T細胞の濃度、および(x)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(ix)の場合と同じ組織型の制御性T細胞の濃度;
(f):(xi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の濃度、および(xii)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xi)の場合と同じ組織型の活性化T細胞の濃度;
(g):(xiii)抗CD200抗体を投与した後のヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比、および(xiv)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比(各々が、(xiii)の場合と同じ組織型である);
(h):(xv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料におけるCD8+リンパ球の濃度、および(xvi)該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xv)の場合と同じ組織型のCD8+リンパ球の濃度;
(i):(xvii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度、および(xviii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xvii)の場合と同じ組織型のCD200+T細胞の濃度;
(j):(xix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+T細胞の濃度、および(xx)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xix)の場合と同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度;
(k):(xxi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度、および(xxii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxi)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度;
(l):(xxiii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度、および(xxiv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxiii)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度;ならびに
(m):(xxv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル、および(xxvi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxv)の場合と同じ組織型の複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル
のうちの少なくとも1つについての情報を提供するステップと、
(II)該情報を、コンピュータに入力するステップと、
(III)該コンピュータおよび該入力された情報を用いて、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したか否かを示すパラメータを計算するステップであって、
(a)CD200+白血球の該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(b)CD200R+白血球の該処置後濃度のCD200R+白血球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(c)該複数の白血球によるCD200Rの処置後発現レベルのCD200Rの該処置前発現レベルと比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(d)該複数の白血球によるCD200+の処置後発現レベルのCD200+の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(e)制御性T細胞の該処置後濃度の制御性T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(f)活性化T細胞の該処置後濃度の活性化T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(g)処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の該比の処置前における該比と比較したときの増大は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示し、または、処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であることは、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(h)CD8+リンパ球の該処置後濃度のCD8+リンパ球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(i)CD200+T細胞の該処置後濃度のCD200+T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(j)CD200R+T細胞の該処置後濃度のCD200R+T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(k)1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(l)1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの該処置後濃度のCD200+骨髄細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;または
(m)該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置後発現の該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す
ステップと
を含む、方法。
【請求項107】
前記パラメータを出力するステップをさらに含む、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2カ月間未満で行う、請求項105から107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項109】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後1カ月間未満で行う、請求項105から107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2週間未満で行う、請求項105から107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項111】
前記ヒトが、がんを有するか、がんを有することが疑われるか、またはがんを発症する可能性が高い、請求項105から110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項112】
前記ヒトが、がんを有する、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記がんが、慢性リンパ性白血病である、請求項111または112に記載の方法。
【請求項114】
前記慢性リンパ性白血病が、B細胞慢性リンパ性白血病である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記がんが、固形腫瘍である、請求項111または112に記載の方法。
【請求項116】
前記固形腫瘍が、結腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、骨がん、膵臓がん、甲状腺がん、皮膚がん、神経系のがん、子宮頸がん、卵巣がん、精巣がん、頭頚部がん、眼がん、胃がん、または肝臓がんである、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記神経系のがんが、神経芽腫である、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記ヒトが、炎症性障害もしくは骨障害を有するか、炎症性障害もしくは骨障害を有することが疑われるか、または炎症性障害もしくは骨障害を発症する危険性がある、請求項105から110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項119】
前記炎症性障害が、自己免疫障害である、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
前記自己免疫障害が、溶血性障害である、請求項118に記載の方法。
【請求項121】
前記自己免疫障害が、自己免疫性溶血性貧血である、請求項118に記載の方法。
【請求項122】
前記自己免疫障害が、慢性閉塞性肺疾患、1型糖尿病、グッドパスチャー症候群、グレーブス病、ギランバレー症候群、IgA腎症、強皮症、シェーグレン症候群、ヴェーゲナー肉芽腫症、尋常性天疱瘡、関節リウマチ、シャーガス病、寒冷凝集素症、抗リン脂質症候群、温式自己免疫性溶血性貧血、発作性寒冷血色素尿症、橋本病、特発性血小板減少性紫斑病、重症筋無力症、原発性胆汁性肝硬変、およびミラーフィッシャー症候群からなる群より選択される、請求項119に記載の方法。
【請求項123】
前記骨障害が、骨粗鬆症である、請求項118に記載の方法。
【請求項124】
前記骨障害が、がんに関連する、請求項118に記載の方法。
【請求項125】
前記がんが、多発性骨髄腫である、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
前記骨障害が、炎症性障害に関連する、請求項118に記載の方法。
【請求項127】
前記骨障害が、歯周病である、請求項118に記載の方法。
【請求項128】
前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて免疫調節効果を生成することが決定された場合に、該ヒトに治療有効量の該抗体を投与するステップをさらに含む、請求項105から127のいずれか一項に記載の方法。
【請求項129】
抗CD200抗体がヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するための方法であって、ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化を検出するステップを含み、該少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、方法。
【請求項130】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる血液試料におけるCD200+T細胞の濃度を測定するステップを含み、該血液試料におけるCD200+T細胞の濃度の対照試料における同じ組織型のCD200+T細胞の濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる血液試料におけるCD200R+T細胞の濃度を測定するステップを含み、該血液試料におけるCD200R+T細胞の濃度の対照試料における同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度と比較したときの増大は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129または130に記載の方法。
【請求項132】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトに由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化するステップを含み、該複数の白血球によるCD200発現の対照発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から131のいずれか一項に記載の方法。
【請求項133】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトに由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルを定量化するステップを含み、該複数の白血球によるCD200R発現の対照発現レベルと比較したときの増大は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から132のいずれか一項に記載の方法。
【請求項134】
前記対照試料が、前記抗体を投与する前に得られる前記ヒトに由来する血液試料である、請求項130または131に記載の方法。
【請求項135】
前記T細胞が、CD200+/CD4+T細胞である、請求項130に記載の方法。
【請求項136】
前記T細胞が、活性化CD200+/CD4+T細胞である、請求項130に記載の方法。
【請求項137】
CD200+T細胞の濃度の少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項130、135、または136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
CD200+T細胞の濃度の少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項130、135、または136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項139】
CD200+T細胞の濃度の少なくとも50%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項130、135、または136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項140】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも5%の上昇が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項141】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも10%の上昇が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項142】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも20%の上昇が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項143】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項144】
前記白血球が、CD4+細胞、CD8+細胞、活性化CD4+細胞、CD21+/CD25+/Fox3P+細胞、およびNK T細胞からなる群より選択される、請求項132または133に記載の方法。
【請求項145】
前記複数の白血球によるCD200発現の少なくとも5%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項146】
前記複数の白血球によるCD200発現の少なくとも20%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項147】
前記複数の白血球によるCD200発現の少なくとも50%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項148】
前記複数の白血球によるCD200R発現の少なくとも50%の増大が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項149】
前記複数の白血球によるCD200R発現の少なくとも100%の増大が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項150】
前記複数の白血球によるCD200R発現の少なくとも200%の増大が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項151】
前記血液試料におけるCD200+T細胞の濃度の前記対照試料における同じ組織型のCD200+T細胞の濃度と比較したときの低下は、前記抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項130に記載の方法。
【請求項152】
前記血液試料におけるCD200R+T細胞の濃度の前記対照試料における同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度と比較したときの上昇は、前記抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項153】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの前記対照発現レベルと比較したときの低下は、前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項154】
前記複数の白血球によるCD200R発現レベルの前記対照発現レベルと比較したときの上昇は、前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項155】
前記対照試料が、前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料であって、CD200+T細胞の処置前濃度を得るための生物学的試料である、請求項130に記載の方法。
【請求項156】
前記対照試料が、ヒトに抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料であって、CD200R+T細胞の処置前濃度を得るための生物学的試料である、請求項131に記載の方法。
【請求項157】
前記対照発現レベルが、ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料において測定され、該測定によりCD200の処置前発現レベルが得られる、請求項132に記載の方法。
【請求項158】
前記対照発現レベルが、ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料において測定され、該測定によりCD200Rの処置前発現レベルが得られる、請求項133に記載の方法。
【請求項159】
抗CD200抗体を投与されたヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度を測定するステップを含み、
生物学的試料における1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の対照試料における同じCD200+リンパ球サブセットの濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から158のいずれか一項に記載の方法。
【請求項160】
前記CD200+リンパ球サブセットが、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、またはCD200R+/CD200+リンパ球である、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
前記1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の少なくとも10%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項159または160に記載の方法。
【請求項162】
前記1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項159または160に記載の方法。
【請求項163】
前記生物学的試料における1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の前記対照試料における同じCD200+リンパ球サブセットの濃度と比較したときの低下は、前記抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項159または160に記載の方法。
【請求項164】
前記生物学的試料が、前記ヒトに由来する脾臓組織を含む、請求項159から163のいずれか一項に記載の方法。
【請求項165】
前記生物学的試料が、前記ヒトに由来する骨髄組織を含む、請求項159から163のいずれか一項に記載の方法。
【請求項166】
抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度を測定するステップを含み、
生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の、対照試料における同じCD200+骨髄細胞サブセットの濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から165のいずれか一項に記載の方法。
【請求項167】
前記CD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、またはc−kit+/CD200+/Lin−骨髄細胞である、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項166または167に記載の方法。
【請求項169】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項166または167に記載の方法。
【請求項170】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項166または167に記載の方法。
【請求項171】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+白血球の濃度を測定して、CD200+白血球の処置前濃度を得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+白血球の濃度を測定して、CD200+白血球の処置後濃度を得るステップと
を含み、
CD200+白血球の該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項172】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+骨髄細胞の濃度を測定して、CD200+骨髄細胞の処置前濃度を得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+骨髄細胞の濃度を測定して、CD200+骨髄細胞の処置後濃度を得るステップと
を含み、
CD200+骨髄細胞の該処置後濃度のCD200+骨髄細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項173】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置前発現レベルを得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置後発現レベルを得るステップと
を含み、
CD200の該処置後発現レベルのCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項174】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置前発現レベルを得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置後発現レベルを得るステップと
を含み、
CD200の該処置後発現レベルのCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項175】
抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化するステップを含み、
該複数の白血球によるCD200発現の対照発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から174のいずれか一項に記載の方法。
【請求項176】
前記CD200+白血球が、CD3+/CD200+白血球、CD45R+/CD200+白血球、CD5+/CD200+白血球、CD19+/CD200+白血球、CD138+/CD200+白血球、またはCD200R+/CD200+白血球である、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項175または176に記載の方法。
【請求項178】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項175または176に記載の方法。
【請求項179】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項175または176に記載の方法。
【請求項180】
抗CD200抗体を投与されたヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルを定量化するステップを含み、
該複数の骨髄細胞によるCD200発現の対照発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から179のいずれか一項に記載の方法。
【請求項181】
前記CD200+骨髄細胞が、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、またはc−kit+/CD200+/Lin−骨髄細胞である、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
前記複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルの少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項180または181に記載の方法。
【請求項183】
前記複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルの少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項180または181に記載の方法。
【請求項184】
前記複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルの少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項180または181に記載の方法。
【請求項185】
前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて免疫調節効果を生成する場合、該ヒトに少なくとも1用量のさらなる該抗CD200抗体を投与するステップを含む、請求項129から184のいずれか一項に記載の方法。
【請求項186】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2カ月間未満で行う、請求項129から185のいずれか一項に記載の方法。
【請求項187】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後1カ月間未満で行う、請求項129から185のいずれか一項に記載の方法。
【請求項188】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2週間未満で行う、請求項129から185のいずれか一項に記載の方法。
【請求項189】
前記ヒトが、がんを有するか、がんを有することが疑われるか、またはがんを発症する可能性が高い、請求項129から188のいずれか一項に記載の方法。
【請求項190】
前記ヒトが、がんを有する、請求項189に記載の方法。
【請求項191】
前記がんが、CLLである、請求項188または189に記載の方法。
【請求項192】
前記CLLが、B−CLLである、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
前記がんが、固形腫瘍である、請求項188または189に記載の方法。
【請求項194】
前記固形腫瘍が、結腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、膵臓がん、甲状腺がん、皮膚がん、神経系のがん、子宮頸がん、卵巣がん、精巣がん、頭頚部がん、眼がん、胃がん、または肝臓がんである、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
前記神経系のがんが、神経芽腫である、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成することが決定された場合、該抗体のさらなる用量を投与するステップをさらに含む、請求項129から195のいずれか一項に記載の方法。
【請求項197】
抗CD200抗体を用いてがんに罹患した患者を処置するための投与スケジュールを決定するための方法であって、
(I)CD200を発現する複数のがん細胞を含むがんに罹患した患者を提供するステップと;
(II)該患者に抗CD200抗体を投与して、1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの変化を生成するステップであって、該1つまたは複数のバイオマーカーの該変化が、
(a)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における該がん細胞によるCD200の発現の、対照試料におけるCD200の発現と比較したときの、低下;
(b)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度の、対照試料におけるCD200+T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(c)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるT細胞によるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型のT細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下;
(d)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、対照試料におけるCD200R+白血球の濃度と比較したときの、上昇;
(e)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における白血球によるCD200R発現レベルの、対照試料における同じ組織型の白血球によるCD200R対照発現レベルと比較したときの、上昇;
(f)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(g)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比較したときの、上昇;
(h)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(i)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、対照試料における対応する比と比較したときの、増大;
(j)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比較したときの、低下;
(k)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度と比較したときの、低下;ならびに
(l)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型の骨髄細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下
からなる群より選択される、ステップと;
(III)該1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの該変化をモニタリングするステップであって、該投与スケジュールが、該抗体による処置期間にわたり該1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの該変化を維持するのに十分である、ステップと
を含む、方法。
【請求項198】
前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項200】
前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項201】
CD200+T細胞の濃度が少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項202】
CD200+T細胞の濃度が少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項203】
CD200+T細胞の濃度が少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項204】
前記CD200+T細胞が、CD200+/CD4+T細胞、活性化CD200+/CD4+T細胞、またはCD200+/CD8+T細胞である、請求項197から203のいずれか一項に記載の方法。
【請求項205】
前記T細胞によるCD200の発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項206】
前記T細胞によるCD200の発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項207】
前記T細胞によるCD200の発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項208】
前記T細胞が、CD4+T細胞、活性化CD4+T細胞、またはCD8+T細胞である、請求項197、または205から207のいずれか一項に記載の方法。
【請求項209】
CD200R+T細胞の濃度が少なくとも10%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項210】
CD200R+T細胞の濃度が少なくとも20%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項211】
CD200R+T細胞の濃度が少なくとも50%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項212】
前記CD200R+T細胞が、CD200R+/CD4+T細胞、または活性化CD200R+/CD4+T細胞である、請求項197、または209から211のいずれか一項に記載の方法。
【請求項213】
前記白血球によるCD200Rの発現レベルが少なくとも10%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項214】
前記白血球によるCD200Rの発現レベルが少なくとも20%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項215】
前記白血球によるCD200Rの発現レベルが少なくとも50%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項216】
前記白血球が、CD4+T細胞または活性化CD4+T細胞である、請求項197、または213から215のいずれか一項に記載の方法。
【請求項217】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度が少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項218】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度が少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項219】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度が少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項220】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットが、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、CD200R+/CD200+リンパ球、CD200+/CD4+T細胞、活性化CD200+/CD4+T細胞、およびCD200+/CD8+T細胞からなる群より選択される、請求項197、または217から219のいずれか一項に記載の方法。
【請求項221】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項222】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項223】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項224】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットが、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、CD200R+/CD200+リンパ球、CD4+T細胞、活性化CD4+T細胞、およびCD8+T細胞からなる群より選択される、請求項197、または221から223のいずれか一項に記載の方法。
【請求項225】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度が少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項226】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度が少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項227】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度が少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項228】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、およびc−kit+/CD200+/Lin−/low骨髄細胞からなる群より選択される、請求項197、または225から227のいずれか一項に記載の方法。
【請求項229】
前記1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項230】
前記1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項231】
前記1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項232】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、およびc−kit+/CD200+/Lin−/low骨髄細胞からなる群より選択される、請求項197、または229から231のいずれか一項に記載の方法。
【請求項233】
前記生物学的試料が、血液試料である、請求項197から232のいずれか一項に記載の方法。
【請求項234】
前記対照試料が、前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料である、請求項197から233のいずれか一項に記載の方法。
【請求項235】
前記制御性T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3+T細胞、またはCD3+CD4+FoxP3+T細胞である、請求項197から234のいずれか一項に記載の方法。
【請求項236】
前記活性化T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3negT細胞、またはCD3+CD4+FoxP3negT細胞である、請求項197から235のいずれか一項に記載の方法。
【請求項237】
がんに罹患したヒトを処置するための方法であって、処置を必要とするヒトに該ヒトにおける1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの変化を生成するのに十分な量および頻度で抗CD200抗体を投与して、該ヒトのがんを処置するステップを含む、方法。
【請求項238】
1つまたは複数のバイオマーカーの前記変化が、
(a)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるがん細胞によるCD200の発現の、対照試料におけるCD200の発現と比較したときの、低下;
(b)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度の、対照試料におけるCD200+T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(c)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるT細胞によるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型のT細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下;
(d)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、対照試料におけるCD200R+白血球の濃度と比較したときの、上昇;
(e)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における白血球によるCD200R発現レベルの、対照試料における同じ組織型の白血球によるCD200R対照発現レベルと比較したときの、上昇;
(f)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(g)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比較したときの、上昇;
(h)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(i)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、対照試料における対応する比と比較したときの、増大;
(j)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比較したときの、低下;
(k)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度と比較したときの、低下;ならびに
(l)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型の骨髄細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下
からなる群より選択される、請求項237に記載の方法。
【請求項239】
前記ヒトを、前記1つまたは複数のバイオマーカーの前記変化の生成および維持の一方または両方についてモニタリングするステップをさらに含む、請求項237または238に記載の方法。
【請求項240】
活性化T細胞対Tregの比を少なくとも4:1に維持する量および頻度で前記患者に前記抗体を投与する、請求項238に記載の方法。
【請求項241】
活性化T細胞対Tregの比を少なくとも6:1に維持する量および頻度で前記患者に前記抗体を投与する、請求項238に記載の方法。
【請求項242】
抗CD200抗体による処置のためにがん患者を選択するための方法であって、
がんを有する患者の免疫系が該がんに対する免疫反応を開始する能力を有するか否かを決定するステップと、
該患者の免疫系は能力を有すると決定された場合、抗CD200抗体療法のために該患者を選択するステップと
を含む、方法。
【請求項243】
前記患者の免疫系は前記抗CD200抗体の存在下において前記がんに対する免疫反応を開始する能力を有すると決定する、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
前記患者の免疫系は前記抗CD200抗体の非存在下において前記がんに対する免疫反応を開始する能力を有すると決定する、請求項242または243に記載の方法。
【請求項245】
前記決定するステップが、前記抗CD200抗体を投与する前の前記患者から得られる少なくとも1つの免疫細胞集団の血液1マイクロリットル当たりの絶対数を測定するステップを含み、該少なくとも1つの免疫細胞集団が、CD4+ヘルパーT細胞、非がん性CD45+リンパ球、CD19+B細胞、CD16+CD56+ナチュラルキラー(NK)細胞、およびCD3+細胞からなる群より選択される、請求項242から244のいずれか一項に記載の方法。
【請求項246】
選択した患者に抗CD200抗体を投与するステップをさらに含み、該抗CD200抗体が、該患者において1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの変化を生成および維持するのに有効な量および頻度で該患者に投与され、1つまたは複数のバイオマーカーの該変化が、
(a)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるがん細胞によるCD200の発現の、対照試料におけるCD200の発現と比較したときの、低下;
(b)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度の、対照試料におけるCD200+T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(c)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるT細胞によるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型のT細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下;
(d)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、対照試料におけるCD200R+白血球の濃度と比較したときの、上昇;
(e)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における白血球によるCD200R発現レベルの、対照試料における同じ組織型の白血球によるCD200R対照発現レベルと比較したときの、上昇;
(f)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(g)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比較したときの、上昇;
(h)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(i)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、対照試料における対応する比と比較したときの、増大;
(j)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比較したときの、低下;
(k)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度と比較したときの、低下;ならびに
(l)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型の骨髄細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下
からなる群より選択される、請求項242から245のいずれか一項に記載の方法。
【請求項247】
前記抗CD200抗体が、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、IgG4抗体、IgM抗体、IgA1抗体、IgA2抗体、IgA抗体、IgD抗体、またはIgE抗体である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項248】
前記抗CD200抗体が、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、またはヒト抗体である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項249】
前記抗CD200抗体が、全抗CD200抗体の抗原結合断片である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項250】
前記抗原結合断片が、Fab断片、F(ab’)2断片、Fv断片、および単鎖抗体からなる群より選択される、請求項249に記載の方法。
【請求項251】
前記抗CD200抗体が、モノクローナル抗体である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項252】
前記抗CD200抗体が改変定常領域を含み、該改変定常領域は、定常領域の非改変形態と比べてエフェクター機能が低下しているかまたはエフェクター機能がない、請求項1から103、105から248、または251のいずれか一項に記載の方法。
【請求項253】
前記改変定常領域が、定常領域の非改変形態と比較したときの、
(a)抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)活性の低下または非存在;
(b)補体依存性細胞傷害(CDC)の低下または非存在;および
(c)1つまたは複数のFc受容体への結合の低下
からなる群より選択される1つまたは複数の特徴を有する、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含むように操作されている結果、該少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含有しない対応する非改変定常領域と比較して、エフェクター機能が低下しているかまたはエフェクター機能がない改変定常領域を前記抗CD200抗体が含む、請求項252に記載の方法。
【請求項255】
少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含むように操作されている結果、該少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含有しない対応する非改変定常領域と比較して、エフェクター機能が低下しているかまたはエフェクター機能がない改変定常領域を前記抗CD200抗体が含む、請求項253に記載の方法。
【請求項256】
前記抗CD200抗体が、
(i)グリコシル化の変化、および
(ii)Ala−Ala変異
からなる群より選択される1つまたは複数の特徴を含む定常領域を含む、請求項252から255のいずれか一項に記載の方法。
【請求項257】
前記抗CD200抗体が、IgG2/IgG4ハイブリッド定常領域を含む、請求項1から103、または105から248、または251から256のいずれか一項に記載の方法。
【請求項258】
前記グリコシル化の変化が、
(i)1つまたは複数の糖成分の変化、
(ii)1つまたは複数のさらなる糖成分の存在、および
(iii)1つまたは複数の糖成分の非存在
からなる群より選択される1つまたは複数の特徴を含む、請求項256に記載の方法。
【請求項259】
前記抗CD200抗体が、CD200とCD200Rとの間の相互作用を阻害する、請求項1から103、または105から258のいずれか一項に記載の方法。
【請求項260】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GFTFSGFAMS(配列番号4)を含む重鎖CDR1(HCDR1);アミノ酸配列:SISSGGTTYYLDSVKG(配列番号5)を含む重鎖CDR2(HCDR2);アミノ酸配列:GNYYSGTSYDY(配列番号6)を含む重鎖CDR3(HCDR3);アミノ酸配列:RASESVDSYGNSFMH(配列番号7)を含む軽鎖CDR1(LCDR1);アミノ酸配列:RASNLES(配列番号8)を含む軽鎖CDR2(LCDR2);およびアミノ酸配列:QQSNEDPRT(配列番号9)を含む軽鎖CDR3(LCDR3)を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項261】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GFNIKDYYMH(配列番号10)を含むHCDR1;アミノ酸配列:WIDPENGDTKYAPKFQG(配列番号11)を含むHCDR2;アミノ酸配列:KNYYVSNYNFFDV(配列番号12)を含むHCDR3;アミノ酸配列:SASSSVRYMY(配列番号13)を含むLCDR1;アミノ酸配列:DTSKLAS(配列番号14)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:FQGSGYPLT(配列番号15)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項262】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GFNIKDYYIH(配列番号16)を含むHCDR1;アミノ酸配列:WIDPEIGATKYVPKFQG(配列番号17)を含むHCDR2;アミノ酸配列:LYGNYDRYYAMDY(配列番号18)を含むHCDR3;アミノ酸配列:KASQNVRTAVA(配列番号19)を含むLCDR1;アミノ酸配列:LASNRHT(配列番号20)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:LQHWNYPLT(配列番号21)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項263】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GYSFTDYIIL(配列番号22)を含むHCDR1;アミノ酸配列:HIDPYYGSSNYNLKFKG(配列番号23)を含むHCDR2;アミノ酸配列:SKRDYFDY(配列番号24)を含むHCDR3;アミノ酸配列:KASQDINSYLS(配列番号25)を含むLCDR1;アミノ酸配列:RANRLVD(配列番号26)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:LQYDEFPYT(配列番号27)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項264】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GYTFTEYTMH(配列番号28)を含むHCDR1;アミノ酸配列:GVNPNNGGALYNQKFKG(配列番号29)を含むHCDR2;アミノ酸配列:RSNYRYDDAMDY(配列番号30)を含むHCDR3;アミノ酸配列:KSSQSLLDIDEKTYLN(配列番号31)を含むLCDR1;アミノ酸配列:LVSKLDS(配列番号32)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:WQGTHFPQT(配列番号33)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項265】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:AFNIKDHYMH(配列番号34)を含むHCDR1;アミノ酸配列:WIDPESGDTEYAPKFQG(配列番号35)を含むHCDR2;アミノ酸配列:FNGYQALDQ(配列番号36)を含むHCDR3;アミノ酸配列:TASSSVSSSYLH(配列番号37)を含むLCDR1;アミノ酸配列:STSNLAS(配列番号38)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:RQYHRSPPIFT(配列番号39)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項266】
前記抗CD200抗体関連バイオマーカーの1つまたは複数の変化が、前記抗CD200抗体が治療的に有効であることを示す、請求項1から103、または105から265のいずれか一項に記載の方法。
【請求項1】
患者における障害を処置するための方法であって、該方法は、障害に罹患した患者に抗CD200抗体を、該患者において所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果の発生を生成および維持するのに十分な量および頻度で投与して、該患者における該障害を処置するステップを含み、該障害は、がん、骨減少と関連する障害、および炎症性障害からなる群より選択される、方法。
【請求項2】
前記所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果が、
(i)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比べたときの、低下;
(ii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD8+T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD8+T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iv)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200+白血球の濃度と比べたときの、低下;
(v)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200R+白血球の濃度と比べたときの、上昇;
(vi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(vii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比と比べたときの、増大;
(viii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルの、該抗体を投与する前の該患者に由来する生物学的試料における同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベルと比べたときの、低下;
(ix)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後の該患者に由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルと比べたときの、上昇;
(x)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における対応する1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比べたときの、低下;ならびに
(xi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数のリンパ球によるCD200発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の複数のリンパ球によるCD200発現レベルと比べたときの低下であって、該リンパ球が、骨髄細胞または脾臓細胞である、低下
からなる群より選択される該患者における1つまたは複数の生理学的変化を特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記障害が、骨減少と関連する障害である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記骨減少と関連する障害が、多発性骨髄腫の結果である、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記骨減少と関連する障害が、骨粗鬆症である、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記障害が、炎症性障害である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記炎症性障害が、自己免疫障害である、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記炎症性障害が、変形性関節症、関節リウマチ、脊椎関節症、呼吸窮迫症候群、POEMS症候群、炎症性腸疾患、クローン病、移植片対宿主病、多中心性キャッスルマン病、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、筋ジストロフィー、インスリン依存性糖尿病、皮膚筋炎、多発性筋炎、全身性エリテマトーデス、ループス腎炎、糸球体腎炎、ギランバレー症候群、ヴェーゲナー肉芽腫症、結節性多発性動脈炎、リウマチ性多発筋痛症、側頭動脈炎、シェーグレン症候群、ベーチェット病、チャーグ−ストラウス症候群、高安動脈炎、鼻炎、副鼻腔炎、蕁麻疹、蕁麻疹、血管浮腫、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、薬物アレルギー、昆虫アレルギー、肥満細胞症、潰瘍性大腸炎、および喘息からなる群より選択される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記障害が、がんである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項10】
前記患者に前記抗CD200抗体を、
(i)該抗CD200抗体を投与する前のCD200+がん細胞の濃度と比べたときの、CD200+がん細胞の濃度、および
(ii)該抗CD200抗体を投与する前の該がん細胞による発現レベルと比べたときの、該がん細胞によるCD200発現レベル
のうちの一方または両方の低下を維持するのに有効な量および頻度で投与して、前記がんを処置する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択されるパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
がん患者を処置するための方法であって、がんに罹患した患者に抗CD200抗体を、
(i)該抗CD200抗体を投与する前のCD200+がん細胞の濃度と比べたときの、CD200+がん細胞の濃度、および
(ii)該抗CD200抗体を投与する前の該がん細胞による発現レベルと比べたときの、該がん細胞によるCD200発現レベル
のうちの一方または両方の低下を生成および維持するのに十分な量および頻度で投与するステップを含む、方法。
【請求項14】
前記がんが、CD200を発現する複数のがん細胞を含む、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記がんが複数のがん細胞を含み、該がん細胞は、該がん細胞が由来する同じ組織型の非がん細胞と比べてCD200を過剰発現する、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
前記患者が、免疫応答性である、請求項9から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項17】
前記抗CD200抗体を前記患者に少なくとも4用量投与するステップを含む、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2カ月間未満で生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1カ月間未満で生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2週間未満で生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1週間以内に生じる、請求項2から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
がんに罹患した患者を処置するための方法であって、
がんに罹患した患者が、免疫応答性であるか否かを決定するステップと、
該患者が免疫応答性である場合、該患者に、該がんを処置するのに有効な量および頻度で抗CD200抗体を投与するステップと
を含む、方法。
【請求項23】
前記決定するステップが、前記抗CD200抗体を投与する前に前記患者から得られる血液1マイクロリットル当たりのCD8+T細胞の絶対数を測定するステップを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記決定するステップが、前記抗CD200抗体を投与する前の前記患者における、少なくとも1つの免疫細胞集団の血液1マイクロリットル当たりの絶対数を測定するステップを含み、該少なくとも1つの免疫細胞集団が、CD4+ヘルパーT細胞、非がん性CD45+リンパ球、CD19+B細胞、CD16+CD56+ナチュラルキラー(NK)細胞、およびCD3+細胞からなる群より選択される、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記抗CD200抗体の投与により、前記がん細胞によるCD200の発現が少なくとも25%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記抗CD200抗体の投与により、前記がん細胞によるCD200の発現が少なくとも50%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記抗CD200抗体の投与により、CD200+がん細胞の濃度が少なくとも25%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
前記抗CD200抗体の投与により、CD200+がん細胞の濃度が少なくとも50%低下する、請求項10から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記患者において所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果の発生を生成および維持するのに有効な量および頻度で前記抗CD200抗体を該患者に投与する、請求項1から28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
前記所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果が、
(i)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比べたときの、低下;
(ii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD8+T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD8+T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iv)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200+白血球の濃度と比べたときの、低下;
(v)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200R+白血球の濃度と比べたときの、上昇;
(vi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(vii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、該抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比と比べたときの、増大;
(viii)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルの、該抗体を投与する前の該患者に由来する生物学的試料における同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベルと比べたときの、低下;
(ix)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後の該患者に由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルと比べたときの、上昇;
(x)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における対応する1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比べたときの、低下;ならびに
(xi)前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における複数のリンパ球によるCD200発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料における同じ組織型の複数のリンパ球によるCD200発現レベルと比べたときの低下であって、該リンパ球が、骨髄細胞または脾臓細胞である、低下
からなる群より選択される該患者における1つまたは複数の生理学的変化を特徴とする、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2カ月間未満で生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項34】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1カ月間未満で生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項35】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後2週間未満で生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記1つまたは複数の生理学的変化が、前記抗体の投与後1週間以内に生じる、請求項30から32のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記制御性T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3+T細胞、またはCD3+CD4+FoxP3+T細胞である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項38】
前記活性化T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3negT細胞、またはCD3+CD4+FoxP3negT細胞である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項39】
前記CD200+白血球が、CD4+細胞、CD8+細胞、活性化CD4+細胞、CD21+/CD25+/Fox3P+細胞、およびNK T細胞からなる群より選択される、請求項2または30に記載の方法。
【請求項40】
前記CD200R+白血球が、CD200R+/CD4+T細胞、または活性化CD200R+/CD4+T細胞である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項41】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる前記生物学的試料において決定された、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも5:1である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項42】
前記CD200+脾臓細胞またはCD200+骨髄細胞が、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、またはCD200R+/CD200+リンパ球である、請求項2または30に記載の方法。
【請求項43】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、およびc−kit+/CD200+/Lin−/low骨髄細胞からなる群より選択される、請求項2または30に記載の方法。
【請求項44】
制御性T細胞の濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項45】
制御性T細胞の濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項46】
制御性T細胞の濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項47】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項48】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項49】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項50】
CD8+T細胞の濃度の少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項51】
活性化T細胞の濃度の少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項52】
活性化T細胞の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項53】
活性化T細胞の濃度の少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項54】
活性化T細胞の濃度の少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項55】
CD200+白血球の濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項56】
CD200+白血球の濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項57】
CD200+白血球の濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項58】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項59】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項60】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項61】
CD200R+白血球の濃度の少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項62】
活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも3:1であることが、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項63】
活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも4:1であることが、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項64】
活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも5:1であることが、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項65】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも25%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項66】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも50%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項67】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも100%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項68】
複数の白血球によるCD200R発現レベルの少なくとも200%の上昇が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項69】
複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項70】
複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項71】
複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも100%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項72】
1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項73】
1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項74】
1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項75】
1つまたは複数のCD200+脾臓細胞サブセットの濃度の少なくとも25%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項76】
1つまたは複数のCD200+脾臓細胞サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項77】
1つまたは複数のCD200+脾臓細胞サブセットの濃度の少なくとも75%の低下が、前記患者において所望の免疫調節効果が生じたことを示す、請求項2または30に記載の方法。
【請求項78】
前記患者が、免疫応答性である、請求項9から77のいずれか一項に記載の方法。
【請求項79】
前記抗CD200抗体の投与前2カ月間未満に、前記患者は化学療法剤または免疫抑制剤を投与されていない、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記患者が、HIVに感染していない、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記がんが、慢性リンパ性白血病(CLL)である、請求項9から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項82】
前記がんが、固形腫瘍である、請求項9から80のいずれか一項に記載の方法。
【請求項83】
前記固形腫瘍が、結腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、膵臓がん、甲状腺がん、皮膚がん、神経系のがん、子宮頸がん、卵巣がん、精巣がん、頭頚部がん、眼がん、胃がん、または肝臓がんである、請求項82に記載の方法。
【請求項84】
前記神経系のがんが、神経芽腫である、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記患者に投与される前記抗CD200抗体の投与1回当たりの量が、該患者1m2当たり少なくとも100mgである、請求項1から84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項86】
前記患者に投与される前記抗CD200抗体の投与1回当たりの量が、該患者1m2当たり少なくとも200mgである、請求項1から84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項87】
前記患者に投与される前記抗CD200抗体の投与1回当たりの量が、該患者1m2当たり少なくとも400mgである、請求項1から84のいずれか一項に記載の方法。
【請求項88】
前記抗CD200抗体が、7日ごとに少なくとも1回前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項89】
前記抗CD200抗体が、2週間ごとに少なくとも1回前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項90】
前記抗CD200抗体が、1カ月間にわたり2回以上前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項91】
前記抗CD200抗体が、2カ月間にわたり2回以上前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項92】
前記抗CD200抗体が、2カ月間にわたり4回以上前記患者に投与される、請求項1から87のいずれか一項に記載の方法。
【請求項93】
抗CD200抗体が、ヒトにおいて所望の抗CD200抗体関連免疫調節効果を生成したか否かを決定するための方法であって、ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化を検出するステップを含み、該少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化は、
(i)該生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比べたときの、低下;
(ii)該生物学的試料におけるCD8+T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型のCD8+T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iii)該生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比べたときの、上昇;
(iv)該生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200+白血球の濃度と比べたときの、低下;
(v)該生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型のCD200R+白血球の濃度と比べたときの、上昇;
(vi)該生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(vii)該生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比と比べたときの、増大;
(viii)該生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルの、該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベルと比べたときの、低下;
(ix)該生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルと比べたときの、上昇;
(x)該生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、該抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における対応する1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比べたときの、低下;ならびに
(xi)該生物学的試料における複数のリンパ球によるCD200発現レベルの、該抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における同じ組織型の複数のリンパ球によるCD200発現レベルと比べたときの低下であって、該リンパ球が、骨髄細胞または脾臓細胞である、低下
からなる群より選択される、方法。
【請求項94】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料をアッセイして、(a)制御性T細胞の濃度;(b)CD8+T細胞の濃度;(c)活性化T細胞の濃度;(d)CD200+白血球の濃度;(e)CD200R+白血球の濃度;(f)活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比;(g)複数の白血球によるCD200発現レベル;(h)複数の白血球によるCD200R発現レベル;(i)1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度;および(j)複数の骨髄細胞または脾臓細胞によるCD200発現レベルからなる群より選択される1つまたは複数のパラメータを決定するステップをさらに含む、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2カ月間未満で行う、請求項93から95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項97】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後1カ月間未満で行う、請求項93から95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項98】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2週間未満で行う、請求項93から95のいずれか一項に記載の方法。
【請求項99】
前記ヒトが、がんに罹患している、請求項93から98のいずれか一項に記載の方法。
【請求項100】
前記がんが、CD200を発現する複数のがん細胞を含む、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
前記がんが複数のがん細胞を含み、該がん細胞は、該がん細胞が由来する同じ組織型の非がん細胞と比べてCD200を過剰発現する、請求項99または100に記載の方法。
【請求項102】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に、前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項100または101に記載の方法。
【請求項103】
前記患者に前記抗CD200抗体を投与した後に、CD200+がん細胞の濃度が少なくとも50%低下する、請求項100または101に記載の方法。
【請求項104】
少なくとも1例のヒトについての医療プロファイルを含むコンピュータ読み取り可能な媒体であって、該プロファイルは、
(a):(i)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度、および(ii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(i)の場合と同じ組織型のCD200+白血球の濃度;
(b):(iii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度、および(iv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(iii)の場合と同じ組織型のCD200R+白血球の濃度;
(c):(v)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベル、および(vi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(v)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200R発現レベル;
(d):(vii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベル、および(viii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(vii)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベル;
(e):(ix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における制御性T細胞の濃度、および(x)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(ix)の場合と同じ組織型の制御性T細胞の濃度;
(f):(xi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の濃度、および(xii)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xi)の場合と同じ組織型の活性化T細胞の濃度;
(g):(xiii)抗CD200抗体を投与した後のヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比、および(xiv)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比(各々が、(xiii)の場合と同じ組織型である);
(h):(xv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料におけるCD8+リンパ球の濃度、および(xvi)該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xv)の場合と同じ組織型のCD8+リンパ球の濃度;
(i):(xvii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度、および(xviii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xvii)の場合と同じ組織型のCD200+T細胞の濃度;
(j):(xix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+T細胞の濃度、および(xx)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xix)の場合と同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度;
(k):(xxi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度、および(xxii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxi)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度;
(l):(xxiii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度、および(xxiv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxiii)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度;ならびに
(m):(xxv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル、および(xxvi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxv)の場合と同じ組織型の複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル
のうちの少なくとも1つについての情報を含む、コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項105】
抗CD200抗体がヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するためのコンピュータベースの方法であって、
(I)ヒトの医療プロファイルを包含するデータを受け取るステップであって、該プロファイルは、
(a):(i)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度、および(ii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(i)の場合と同じ組織型のCD200+白血球の濃度;
(b):(iii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度、および(iv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(iii)の場合と同じ組織型のCD200R+白血球の濃度;
(c):(v)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベル、および(vi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(v)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200R発現レベル;
(d):(vii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における、複数の白血球によるCD200発現レベル、および(viii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(vii)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベル;
(e):(ix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における制御性T細胞の濃度、および(x)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(ix)の場合と同じ組織型の制御性T細胞の濃度;
(f):(xi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の濃度、および(xii)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xi)の場合と同じ組織型の活性化T細胞の濃度;
(g):(xiii)抗CD200抗体を投与した後のヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比、および(xiv)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比(各々が、(xiii)の場合と同じ組織型である);
(h):(xv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料におけるCD8+リンパ球の濃度、および(xvi)該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xv)の場合と同じ組織型のCD8+リンパ球の濃度;
(i):(xvii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度、および(xviii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xvii)の場合と同じ組織型のCD200+T細胞の濃度;
(j):(xix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+T細胞の濃度、および(xx)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xix)の場合と同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度;
(k):(xxi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度、および(xxii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxi)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度;
(l):(xxiii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度、および(xxiv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxiii)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度;ならびに
(m):(xxv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル、および(xxvi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxv)の場合と同じ組織型の複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル
のうちの少なくとも1つについての情報を含む、ステップと;
(II)該情報を含有する該データのうちの少なくとも一部分を処理して、該抗体が、該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するステップであって、
(a)CD200+白血球の該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(b)CD200R+白血球の該処置後濃度のCD200R+白血球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(c)該複数の白血球によるCD200Rの処置後発現レベルのCD200Rの該処置前発現レベルと比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(d)該複数の白血球によるCD200+の処置後発現レベルのCD200+の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(e)制御性T細胞の該処置後濃度の制御性T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(f)活性化T細胞の該処置後濃度の活性化T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(g)処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の該比の処置前における該比と比較したときの増大は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示し、または、処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であることは、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(h)CD8+リンパ球の該処置後濃度のCD8+リンパ球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(i)CD200+T細胞の該処置後濃度のCD200+T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(j)CD200R+T細胞の該処置後濃度のCD200R+T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(k)1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(l)1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの該処置後濃度のCD200+骨髄細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;または
(m)該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置後発現の該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、ステップと
を含む、方法。
【請求項106】
抗CD200抗体がヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するためのコンピュータベースの方法であって、
(I)
(a):(i)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+白血球の濃度、および(ii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(i)の場合と同じ組織型のCD200+白血球の濃度;
(b):(iii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度、および(iv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(iii)の場合と同じ組織型のCD200R+白血球の濃度;
(c):(v)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベル、および(vi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(v)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200R発現レベル;
(d):(vii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベル、および(viii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(vii)の場合と同じ組織型の複数の白血球によるCD200発現レベル;
(e):(ix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における制御性T細胞の濃度、および(x)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(ix)の場合と同じ組織型の制御性T細胞の濃度;
(f):(xi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の濃度、および(xii)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xi)の場合と同じ組織型の活性化T細胞の濃度;
(g):(xiii)抗CD200抗体を投与した後のヒトに由来する生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比、および(xiv)該抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の対応する比(各々が、(xiii)の場合と同じ組織型である);
(h):(xv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後の該ヒトに由来する生物学的試料におけるCD8+リンパ球の濃度、および(xvi)該抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料における、(xv)の場合と同じ組織型のCD8+リンパ球の濃度;
(i):(xvii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度、および(xviii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xvii)の場合と同じ組織型のCD200+T細胞の濃度;
(j):(xix)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料におけるCD200R+T細胞の濃度、および(xx)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xix)の場合と同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度;
(k):(xxi)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度、および(xxii)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxi)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度;
(l):(xxiii)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度、および(xxiv)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxiii)の場合と同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度;ならびに
(m):(xxv)ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル、および(xxvi)該抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料における、(xxv)の場合と同じ組織型の複数の骨髄細胞によるCD200発現レベル
のうちの少なくとも1つについての情報を提供するステップと、
(II)該情報を、コンピュータに入力するステップと、
(III)該コンピュータおよび該入力された情報を用いて、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したか否かを示すパラメータを計算するステップであって、
(a)CD200+白血球の該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(b)CD200R+白血球の該処置後濃度のCD200R+白血球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(c)該複数の白血球によるCD200Rの処置後発現レベルのCD200Rの該処置前発現レベルと比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(d)該複数の白血球によるCD200+の処置後発現レベルのCD200+の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(e)制御性T細胞の該処置後濃度の制御性T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(f)活性化T細胞の該処置後濃度の活性化T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(g)処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の該比の処置前における該比と比較したときの増大は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示し、または、処置後における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であることは、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(h)CD8+リンパ球の該処置後濃度のCD8+リンパ球の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(i)CD200+T細胞の該処置後濃度のCD200+T細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(j)CD200R+T細胞の該処置後濃度のCD200R+T細胞の該処置前濃度と比較したときの上昇は、該抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(k)1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;
(l)1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの該処置後濃度のCD200+骨髄細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示し;または
(m)該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置後発現の該複数の骨髄細胞によるCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す
ステップと
を含む、方法。
【請求項107】
前記パラメータを出力するステップをさらに含む、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2カ月間未満で行う、請求項105から107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項109】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後1カ月間未満で行う、請求項105から107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項110】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2週間未満で行う、請求項105から107のいずれか一項に記載の方法。
【請求項111】
前記ヒトが、がんを有するか、がんを有することが疑われるか、またはがんを発症する可能性が高い、請求項105から110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項112】
前記ヒトが、がんを有する、請求項111に記載の方法。
【請求項113】
前記がんが、慢性リンパ性白血病である、請求項111または112に記載の方法。
【請求項114】
前記慢性リンパ性白血病が、B細胞慢性リンパ性白血病である、請求項113に記載の方法。
【請求項115】
前記がんが、固形腫瘍である、請求項111または112に記載の方法。
【請求項116】
前記固形腫瘍が、結腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、骨がん、膵臓がん、甲状腺がん、皮膚がん、神経系のがん、子宮頸がん、卵巣がん、精巣がん、頭頚部がん、眼がん、胃がん、または肝臓がんである、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記神経系のがんが、神経芽腫である、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記ヒトが、炎症性障害もしくは骨障害を有するか、炎症性障害もしくは骨障害を有することが疑われるか、または炎症性障害もしくは骨障害を発症する危険性がある、請求項105から110のいずれか一項に記載の方法。
【請求項119】
前記炎症性障害が、自己免疫障害である、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
前記自己免疫障害が、溶血性障害である、請求項118に記載の方法。
【請求項121】
前記自己免疫障害が、自己免疫性溶血性貧血である、請求項118に記載の方法。
【請求項122】
前記自己免疫障害が、慢性閉塞性肺疾患、1型糖尿病、グッドパスチャー症候群、グレーブス病、ギランバレー症候群、IgA腎症、強皮症、シェーグレン症候群、ヴェーゲナー肉芽腫症、尋常性天疱瘡、関節リウマチ、シャーガス病、寒冷凝集素症、抗リン脂質症候群、温式自己免疫性溶血性貧血、発作性寒冷血色素尿症、橋本病、特発性血小板減少性紫斑病、重症筋無力症、原発性胆汁性肝硬変、およびミラーフィッシャー症候群からなる群より選択される、請求項119に記載の方法。
【請求項123】
前記骨障害が、骨粗鬆症である、請求項118に記載の方法。
【請求項124】
前記骨障害が、がんに関連する、請求項118に記載の方法。
【請求項125】
前記がんが、多発性骨髄腫である、請求項124に記載の方法。
【請求項126】
前記骨障害が、炎症性障害に関連する、請求項118に記載の方法。
【請求項127】
前記骨障害が、歯周病である、請求項118に記載の方法。
【請求項128】
前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて免疫調節効果を生成することが決定された場合に、該ヒトに治療有効量の該抗体を投与するステップをさらに含む、請求項105から127のいずれか一項に記載の方法。
【請求項129】
抗CD200抗体がヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したか否かを決定するための方法であって、ヒトに抗CD200抗体を投与した後に該ヒトから得られる生物学的試料における少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化を検出するステップを含み、該少なくとも1つの抗CD200抗体関連免疫調節性バイオマーカーの変化は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、方法。
【請求項130】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる血液試料におけるCD200+T細胞の濃度を測定するステップを含み、該血液試料におけるCD200+T細胞の濃度の対照試料における同じ組織型のCD200+T細胞の濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる血液試料におけるCD200R+T細胞の濃度を測定するステップを含み、該血液試料におけるCD200R+T細胞の濃度の対照試料における同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度と比較したときの増大は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129または130に記載の方法。
【請求項132】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトに由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化するステップを含み、該複数の白血球によるCD200発現の対照発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から131のいずれか一項に記載の方法。
【請求項133】
前記検出するステップが、抗CD200抗体を投与された前記ヒトに由来する生物学的試料における複数の白血球によるCD200R発現レベルを定量化するステップを含み、該複数の白血球によるCD200R発現の対照発現レベルと比較したときの増大は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から132のいずれか一項に記載の方法。
【請求項134】
前記対照試料が、前記抗体を投与する前に得られる前記ヒトに由来する血液試料である、請求項130または131に記載の方法。
【請求項135】
前記T細胞が、CD200+/CD4+T細胞である、請求項130に記載の方法。
【請求項136】
前記T細胞が、活性化CD200+/CD4+T細胞である、請求項130に記載の方法。
【請求項137】
CD200+T細胞の濃度の少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項130、135、または136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項138】
CD200+T細胞の濃度の少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項130、135、または136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項139】
CD200+T細胞の濃度の少なくとも50%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項130、135、または136のいずれか一項に記載の方法。
【請求項140】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも5%の上昇が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項141】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも10%の上昇が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項142】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも20%の上昇が、前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項143】
CD200R+T細胞の濃度の少なくとも50%の上昇が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項144】
前記白血球が、CD4+細胞、CD8+細胞、活性化CD4+細胞、CD21+/CD25+/Fox3P+細胞、およびNK T細胞からなる群より選択される、請求項132または133に記載の方法。
【請求項145】
前記複数の白血球によるCD200発現の少なくとも5%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項146】
前記複数の白血球によるCD200発現の少なくとも20%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項147】
前記複数の白血球によるCD200発現の少なくとも50%の低下が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項148】
前記複数の白血球によるCD200R発現の少なくとも50%の増大が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項149】
前記複数の白血球によるCD200R発現の少なくとも100%の増大が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項150】
前記複数の白血球によるCD200R発現の少なくとも200%の増大が、前記抗体により前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項151】
前記血液試料におけるCD200+T細胞の濃度の前記対照試料における同じ組織型のCD200+T細胞の濃度と比較したときの低下は、前記抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項130に記載の方法。
【請求項152】
前記血液試料におけるCD200R+T細胞の濃度の前記対照試料における同じ組織型のCD200R+T細胞の濃度と比較したときの上昇は、前記抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項131に記載の方法。
【請求項153】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの前記対照発現レベルと比較したときの低下は、前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項132に記載の方法。
【請求項154】
前記複数の白血球によるCD200R発現レベルの前記対照発現レベルと比較したときの上昇は、前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項133に記載の方法。
【請求項155】
前記対照試料が、前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料であって、CD200+T細胞の処置前濃度を得るための生物学的試料である、請求項130に記載の方法。
【請求項156】
前記対照試料が、ヒトに抗CD200抗体を投与する前に該ヒトから得られる生物学的試料であって、CD200R+T細胞の処置前濃度を得るための生物学的試料である、請求項131に記載の方法。
【請求項157】
前記対照発現レベルが、ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料において測定され、該測定によりCD200の処置前発現レベルが得られる、請求項132に記載の方法。
【請求項158】
前記対照発現レベルが、ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトに由来する生物学的試料において測定され、該測定によりCD200Rの処置前発現レベルが得られる、請求項133に記載の方法。
【請求項159】
抗CD200抗体を投与されたヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度を測定するステップを含み、
生物学的試料における1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の対照試料における同じCD200+リンパ球サブセットの濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から158のいずれか一項に記載の方法。
【請求項160】
前記CD200+リンパ球サブセットが、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、またはCD200R+/CD200+リンパ球である、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
前記1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の少なくとも10%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項159または160に記載の方法。
【請求項162】
前記1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項159または160に記載の方法。
【請求項163】
前記生物学的試料における1つまたは複数のCD200+リンパ球サブセットの濃度の前記対照試料における同じCD200+リンパ球サブセットの濃度と比較したときの低下は、前記抗体が前記ヒトにおいて治療的に有効であることを示す、請求項159または160に記載の方法。
【請求項164】
前記生物学的試料が、前記ヒトに由来する脾臓組織を含む、請求項159から163のいずれか一項に記載の方法。
【請求項165】
前記生物学的試料が、前記ヒトに由来する骨髄組織を含む、請求項159から163のいずれか一項に記載の方法。
【請求項166】
抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度を測定するステップを含み、
生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の、対照試料における同じCD200+骨髄細胞サブセットの濃度と比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から165のいずれか一項に記載の方法。
【請求項167】
前記CD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、またはc−kit+/CD200+/Lin−骨髄細胞である、請求項166に記載の方法。
【請求項168】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項166または167に記載の方法。
【請求項169】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項166または167に記載の方法。
【請求項170】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度の少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項166または167に記載の方法。
【請求項171】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+白血球の濃度を測定して、CD200+白血球の処置前濃度を得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+白血球の濃度を測定して、CD200+白血球の処置後濃度を得るステップと
を含み、
CD200+白血球の該処置後濃度のCD200+白血球の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項172】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+骨髄細胞の濃度を測定して、CD200+骨髄細胞の処置前濃度を得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料においてCD200+骨髄細胞の濃度を測定して、CD200+骨髄細胞の処置後濃度を得るステップと
を含み、
CD200+骨髄細胞の該処置後濃度のCD200+骨髄細胞の該処置前濃度と比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項173】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置前発現レベルを得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置後発現レベルを得るステップと
を含み、
CD200の該処置後発現レベルのCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項174】
前記ヒトに抗CD200抗体を投与する前の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置前発現レベルを得るステップと、
該抗体を投与した後の該ヒトから得られる生物学的試料において複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルを定量化して、CD200の処置後発現レベルを得るステップと
を含み、
CD200の該処置後発現レベルのCD200の該処置前発現レベルと比較したときの低下は、該抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から170のいずれか一項に記載の方法。
【請求項175】
抗CD200抗体を投与された前記ヒトから得られる生物学的試料における複数の白血球によるCD200発現レベルを定量化するステップを含み、
該複数の白血球によるCD200発現の対照発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から174のいずれか一項に記載の方法。
【請求項176】
前記CD200+白血球が、CD3+/CD200+白血球、CD45R+/CD200+白血球、CD5+/CD200+白血球、CD19+/CD200+白血球、CD138+/CD200+白血球、またはCD200R+/CD200+白血球である、請求項175に記載の方法。
【請求項177】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項175または176に記載の方法。
【請求項178】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項175または176に記載の方法。
【請求項179】
前記複数の白血球によるCD200発現レベルの少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項175または176に記載の方法。
【請求項180】
抗CD200抗体を投与されたヒトから得られる生物学的試料における複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルを定量化するステップを含み、
該複数の骨髄細胞によるCD200発現の対照発現レベルと比較したときの低下は、該抗CD200抗体が該ヒトにおいて免疫調節効果を生成したことを示す、請求項129から179のいずれか一項に記載の方法。
【請求項181】
前記CD200+骨髄細胞が、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、またはc−kit+/CD200+/Lin−骨髄細胞である、請求項180に記載の方法。
【請求項182】
前記複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルの少なくとも5%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項180または181に記載の方法。
【請求項183】
前記複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルの少なくとも20%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項180または181に記載の方法。
【請求項184】
前記複数の骨髄細胞によるCD200発現レベルの少なくとも50%の低下が、前記ヒトにおいて免疫調節効果が生成されたことを示す、請求項180または181に記載の方法。
【請求項185】
前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて免疫調節効果を生成する場合、該ヒトに少なくとも1用量のさらなる該抗CD200抗体を投与するステップを含む、請求項129から184のいずれか一項に記載の方法。
【請求項186】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2カ月間未満で行う、請求項129から185のいずれか一項に記載の方法。
【請求項187】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後1カ月間未満で行う、請求項129から185のいずれか一項に記載の方法。
【請求項188】
前記検出するステップを、前記抗体の投与後2週間未満で行う、請求項129から185のいずれか一項に記載の方法。
【請求項189】
前記ヒトが、がんを有するか、がんを有することが疑われるか、またはがんを発症する可能性が高い、請求項129から188のいずれか一項に記載の方法。
【請求項190】
前記ヒトが、がんを有する、請求項189に記載の方法。
【請求項191】
前記がんが、CLLである、請求項188または189に記載の方法。
【請求項192】
前記CLLが、B−CLLである、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
前記がんが、固形腫瘍である、請求項188または189に記載の方法。
【請求項194】
前記固形腫瘍が、結腸がん、乳がん、肺がん、腎臓がん、膵臓がん、甲状腺がん、皮膚がん、神経系のがん、子宮頸がん、卵巣がん、精巣がん、頭頚部がん、眼がん、胃がん、または肝臓がんである、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
前記神経系のがんが、神経芽腫である、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
前記抗CD200抗体が前記ヒトにおいて所望の免疫調節効果を生成することが決定された場合、該抗体のさらなる用量を投与するステップをさらに含む、請求項129から195のいずれか一項に記載の方法。
【請求項197】
抗CD200抗体を用いてがんに罹患した患者を処置するための投与スケジュールを決定するための方法であって、
(I)CD200を発現する複数のがん細胞を含むがんに罹患した患者を提供するステップと;
(II)該患者に抗CD200抗体を投与して、1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの変化を生成するステップであって、該1つまたは複数のバイオマーカーの該変化が、
(a)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における該がん細胞によるCD200の発現の、対照試料におけるCD200の発現と比較したときの、低下;
(b)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度の、対照試料におけるCD200+T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(c)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるT細胞によるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型のT細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下;
(d)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、対照試料におけるCD200R+白血球の濃度と比較したときの、上昇;
(e)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における白血球によるCD200R発現レベルの、対照試料における同じ組織型の白血球によるCD200R対照発現レベルと比較したときの、上昇;
(f)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(g)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比較したときの、上昇;
(h)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(i)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、対照試料における対応する比と比較したときの、増大;
(j)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比較したときの、低下;
(k)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度と比較したときの、低下;ならびに
(l)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型の骨髄細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下
からなる群より選択される、ステップと;
(III)該1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの該変化をモニタリングするステップであって、該投与スケジュールが、該抗体による処置期間にわたり該1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの該変化を維持するのに十分である、ステップと
を含む、方法。
【請求項198】
前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項200】
前記がん細胞によるCD200発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項201】
CD200+T細胞の濃度が少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項202】
CD200+T細胞の濃度が少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項203】
CD200+T細胞の濃度が少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項204】
前記CD200+T細胞が、CD200+/CD4+T細胞、活性化CD200+/CD4+T細胞、またはCD200+/CD8+T細胞である、請求項197から203のいずれか一項に記載の方法。
【請求項205】
前記T細胞によるCD200の発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項206】
前記T細胞によるCD200の発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項207】
前記T細胞によるCD200の発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項208】
前記T細胞が、CD4+T細胞、活性化CD4+T細胞、またはCD8+T細胞である、請求項197、または205から207のいずれか一項に記載の方法。
【請求項209】
CD200R+T細胞の濃度が少なくとも10%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項210】
CD200R+T細胞の濃度が少なくとも20%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項211】
CD200R+T細胞の濃度が少なくとも50%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項212】
前記CD200R+T細胞が、CD200R+/CD4+T細胞、または活性化CD200R+/CD4+T細胞である、請求項197、または209から211のいずれか一項に記載の方法。
【請求項213】
前記白血球によるCD200Rの発現レベルが少なくとも10%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項214】
前記白血球によるCD200Rの発現レベルが少なくとも20%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項215】
前記白血球によるCD200Rの発現レベルが少なくとも50%上昇する、請求項197に記載の方法。
【請求項216】
前記白血球が、CD4+T細胞または活性化CD4+T細胞である、請求項197、または213から215のいずれか一項に記載の方法。
【請求項217】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度が少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項218】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度が少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項219】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度が少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項220】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットが、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、CD200R+/CD200+リンパ球、CD200+/CD4+T細胞、活性化CD200+/CD4+T細胞、およびCD200+/CD8+T細胞からなる群より選択される、請求項197、または217から219のいずれか一項に記載の方法。
【請求項221】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項222】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項223】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項224】
前記1つまたは複数のCD200+白血球サブセットが、CD3+/CD200+リンパ球、CD45R+/CD200+リンパ球、CD5+/CD200+リンパ球、CD19+/CD200+リンパ球、CD138+/CD200+リンパ球、CD200R+/CD200+リンパ球、CD4+T細胞、活性化CD4+T細胞、およびCD8+T細胞からなる群より選択される、請求項197、または221から223のいずれか一項に記載の方法。
【請求項225】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度が少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項226】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度が少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項227】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットの濃度が少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項228】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、およびc−kit+/CD200+/Lin−/low骨髄細胞からなる群より選択される、請求項197、または225から227のいずれか一項に記載の方法。
【請求項229】
前記1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも10%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項230】
前記1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも20%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項231】
前記1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200の発現レベルが少なくとも50%低下する、請求項197に記載の方法。
【請求項232】
前記1つまたは複数のCD200+骨髄細胞サブセットが、Igk+/CD200+骨髄細胞、CD138+/CD200+骨髄細胞、c−kit+/CD200+骨髄細胞、およびc−kit+/CD200+/Lin−/low骨髄細胞からなる群より選択される、請求項197、または229から231のいずれか一項に記載の方法。
【請求項233】
前記生物学的試料が、血液試料である、請求項197から232のいずれか一項に記載の方法。
【請求項234】
前記対照試料が、前記患者に前記抗CD200抗体を投与する前に該患者から得られる生物学的試料である、請求項197から233のいずれか一項に記載の方法。
【請求項235】
前記制御性T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3+T細胞、またはCD3+CD4+FoxP3+T細胞である、請求項197から234のいずれか一項に記載の方法。
【請求項236】
前記活性化T細胞が、CD3+CD4+CD25+FoxP3negT細胞、またはCD3+CD4+FoxP3negT細胞である、請求項197から235のいずれか一項に記載の方法。
【請求項237】
がんに罹患したヒトを処置するための方法であって、処置を必要とするヒトに該ヒトにおける1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの変化を生成するのに十分な量および頻度で抗CD200抗体を投与して、該ヒトのがんを処置するステップを含む、方法。
【請求項238】
1つまたは複数のバイオマーカーの前記変化が、
(a)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるがん細胞によるCD200の発現の、対照試料におけるCD200の発現と比較したときの、低下;
(b)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度の、対照試料におけるCD200+T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(c)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるT細胞によるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型のT細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下;
(d)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、対照試料におけるCD200R+白血球の濃度と比較したときの、上昇;
(e)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における白血球によるCD200R発現レベルの、対照試料における同じ組織型の白血球によるCD200R対照発現レベルと比較したときの、上昇;
(f)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(g)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比較したときの、上昇;
(h)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(i)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、対照試料における対応する比と比較したときの、増大;
(j)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比較したときの、低下;
(k)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度と比較したときの、低下;ならびに
(l)前記抗体を投与した後に前記患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型の骨髄細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下
からなる群より選択される、請求項237に記載の方法。
【請求項239】
前記ヒトを、前記1つまたは複数のバイオマーカーの前記変化の生成および維持の一方または両方についてモニタリングするステップをさらに含む、請求項237または238に記載の方法。
【請求項240】
活性化T細胞対Tregの比を少なくとも4:1に維持する量および頻度で前記患者に前記抗体を投与する、請求項238に記載の方法。
【請求項241】
活性化T細胞対Tregの比を少なくとも6:1に維持する量および頻度で前記患者に前記抗体を投与する、請求項238に記載の方法。
【請求項242】
抗CD200抗体による処置のためにがん患者を選択するための方法であって、
がんを有する患者の免疫系が該がんに対する免疫反応を開始する能力を有するか否かを決定するステップと、
該患者の免疫系は能力を有すると決定された場合、抗CD200抗体療法のために該患者を選択するステップと
を含む、方法。
【請求項243】
前記患者の免疫系は前記抗CD200抗体の存在下において前記がんに対する免疫反応を開始する能力を有すると決定する、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
前記患者の免疫系は前記抗CD200抗体の非存在下において前記がんに対する免疫反応を開始する能力を有すると決定する、請求項242または243に記載の方法。
【請求項245】
前記決定するステップが、前記抗CD200抗体を投与する前の前記患者から得られる少なくとも1つの免疫細胞集団の血液1マイクロリットル当たりの絶対数を測定するステップを含み、該少なくとも1つの免疫細胞集団が、CD4+ヘルパーT細胞、非がん性CD45+リンパ球、CD19+B細胞、CD16+CD56+ナチュラルキラー(NK)細胞、およびCD3+細胞からなる群より選択される、請求項242から244のいずれか一項に記載の方法。
【請求項246】
選択した患者に抗CD200抗体を投与するステップをさらに含み、該抗CD200抗体が、該患者において1つまたは複数の抗CD200抗体関連バイオマーカーの変化を生成および維持するのに有効な量および頻度で該患者に投与され、1つまたは複数のバイオマーカーの該変化が、
(a)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるがん細胞によるCD200の発現の、対照試料におけるCD200の発現と比較したときの、低下;
(b)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200+T細胞の濃度の、対照試料におけるCD200+T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(c)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるT細胞によるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型のT細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下;
(d)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料におけるCD200R+白血球の濃度の、対照試料におけるCD200R+白血球の濃度と比較したときの、上昇;
(e)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における白血球によるCD200R発現レベルの、対照試料における同じ組織型の白血球によるCD200R対照発現レベルと比較したときの、上昇;
(f)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における制御性T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の制御性T細胞の濃度と比較したときの、低下;
(g)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の濃度の、対照試料における同じ組織型の活性化T細胞の濃度と比較したときの、上昇;
(h)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比が少なくとも2:1であること;
(i)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における活性化T細胞の百分率対制御性T細胞の百分率の比の、対照試料における対応する比と比較したときの、増大;
(j)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+骨髄サブセットの濃度と比較したときの、低下;
(k)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度の、対照試料における同じ組織型の1つまたは複数のCD200+白血球サブセットの濃度と比較したときの、低下;ならびに
(l)該抗体を投与した後に該患者から得られる生物学的試料における1つまたは複数の骨髄細胞サブセットによるCD200発現レベルの、対照試料における同じ組織型の骨髄細胞によるCD200対照発現レベルと比較したときの、低下
からなる群より選択される、請求項242から245のいずれか一項に記載の方法。
【請求項247】
前記抗CD200抗体が、IgG1抗体、IgG2抗体、IgG3抗体、IgG4抗体、IgM抗体、IgA1抗体、IgA2抗体、IgA抗体、IgD抗体、またはIgE抗体である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項248】
前記抗CD200抗体が、マウス抗体、キメラ抗体、ヒト化抗体、またはヒト抗体である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項249】
前記抗CD200抗体が、全抗CD200抗体の抗原結合断片である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項250】
前記抗原結合断片が、Fab断片、F(ab’)2断片、Fv断片、および単鎖抗体からなる群より選択される、請求項249に記載の方法。
【請求項251】
前記抗CD200抗体が、モノクローナル抗体である、請求項1から103、または105から246のいずれか一項に記載の方法。
【請求項252】
前記抗CD200抗体が改変定常領域を含み、該改変定常領域は、定常領域の非改変形態と比べてエフェクター機能が低下しているかまたはエフェクター機能がない、請求項1から103、105から248、または251のいずれか一項に記載の方法。
【請求項253】
前記改変定常領域が、定常領域の非改変形態と比較したときの、
(a)抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)活性の低下または非存在;
(b)補体依存性細胞傷害(CDC)の低下または非存在;および
(c)1つまたは複数のFc受容体への結合の低下
からなる群より選択される1つまたは複数の特徴を有する、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含むように操作されている結果、該少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含有しない対応する非改変定常領域と比較して、エフェクター機能が低下しているかまたはエフェクター機能がない改変定常領域を前記抗CD200抗体が含む、請求項252に記載の方法。
【請求項255】
少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含むように操作されている結果、該少なくとも1つのアミノ酸置換、挿入、または欠失を含有しない対応する非改変定常領域と比較して、エフェクター機能が低下しているかまたはエフェクター機能がない改変定常領域を前記抗CD200抗体が含む、請求項253に記載の方法。
【請求項256】
前記抗CD200抗体が、
(i)グリコシル化の変化、および
(ii)Ala−Ala変異
からなる群より選択される1つまたは複数の特徴を含む定常領域を含む、請求項252から255のいずれか一項に記載の方法。
【請求項257】
前記抗CD200抗体が、IgG2/IgG4ハイブリッド定常領域を含む、請求項1から103、または105から248、または251から256のいずれか一項に記載の方法。
【請求項258】
前記グリコシル化の変化が、
(i)1つまたは複数の糖成分の変化、
(ii)1つまたは複数のさらなる糖成分の存在、および
(iii)1つまたは複数の糖成分の非存在
からなる群より選択される1つまたは複数の特徴を含む、請求項256に記載の方法。
【請求項259】
前記抗CD200抗体が、CD200とCD200Rとの間の相互作用を阻害する、請求項1から103、または105から258のいずれか一項に記載の方法。
【請求項260】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GFTFSGFAMS(配列番号4)を含む重鎖CDR1(HCDR1);アミノ酸配列:SISSGGTTYYLDSVKG(配列番号5)を含む重鎖CDR2(HCDR2);アミノ酸配列:GNYYSGTSYDY(配列番号6)を含む重鎖CDR3(HCDR3);アミノ酸配列:RASESVDSYGNSFMH(配列番号7)を含む軽鎖CDR1(LCDR1);アミノ酸配列:RASNLES(配列番号8)を含む軽鎖CDR2(LCDR2);およびアミノ酸配列:QQSNEDPRT(配列番号9)を含む軽鎖CDR3(LCDR3)を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項261】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GFNIKDYYMH(配列番号10)を含むHCDR1;アミノ酸配列:WIDPENGDTKYAPKFQG(配列番号11)を含むHCDR2;アミノ酸配列:KNYYVSNYNFFDV(配列番号12)を含むHCDR3;アミノ酸配列:SASSSVRYMY(配列番号13)を含むLCDR1;アミノ酸配列:DTSKLAS(配列番号14)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:FQGSGYPLT(配列番号15)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項262】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GFNIKDYYIH(配列番号16)を含むHCDR1;アミノ酸配列:WIDPEIGATKYVPKFQG(配列番号17)を含むHCDR2;アミノ酸配列:LYGNYDRYYAMDY(配列番号18)を含むHCDR3;アミノ酸配列:KASQNVRTAVA(配列番号19)を含むLCDR1;アミノ酸配列:LASNRHT(配列番号20)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:LQHWNYPLT(配列番号21)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項263】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GYSFTDYIIL(配列番号22)を含むHCDR1;アミノ酸配列:HIDPYYGSSNYNLKFKG(配列番号23)を含むHCDR2;アミノ酸配列:SKRDYFDY(配列番号24)を含むHCDR3;アミノ酸配列:KASQDINSYLS(配列番号25)を含むLCDR1;アミノ酸配列:RANRLVD(配列番号26)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:LQYDEFPYT(配列番号27)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項264】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:GYTFTEYTMH(配列番号28)を含むHCDR1;アミノ酸配列:GVNPNNGGALYNQKFKG(配列番号29)を含むHCDR2;アミノ酸配列:RSNYRYDDAMDY(配列番号30)を含むHCDR3;アミノ酸配列:KSSQSLLDIDEKTYLN(配列番号31)を含むLCDR1;アミノ酸配列:LVSKLDS(配列番号32)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:WQGTHFPQT(配列番号33)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項265】
前記抗CD200抗体が、以下の対合したCDRのセット:アミノ酸配列:AFNIKDHYMH(配列番号34)を含むHCDR1;アミノ酸配列:WIDPESGDTEYAPKFQG(配列番号35)を含むHCDR2;アミノ酸配列:FNGYQALDQ(配列番号36)を含むHCDR3;アミノ酸配列:TASSSVSSSYLH(配列番号37)を含むLCDR1;アミノ酸配列:STSNLAS(配列番号38)を含むLCDR2;およびアミノ酸配列:RQYHRSPPIFT(配列番号39)を含むLCDR3を含有する、請求項1から103、または105から259のいずれか一項に記載の方法。
【請求項266】
前記抗CD200抗体関連バイオマーカーの1つまたは複数の変化が、前記抗CD200抗体が治療的に有効であることを示す、請求項1から103、または105から265のいずれか一項に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公表番号】特表2013−516494(P2013−516494A)
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548220(P2012−548220)
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【国際出願番号】PCT/US2011/020750
【国際公開番号】WO2011/085343
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(503102674)アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (51)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月11日(2011.1.11)
【国際出願番号】PCT/US2011/020750
【国際公開番号】WO2011/085343
【国際公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【出願人】(503102674)アレクシオン ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (51)
【Fターム(参考)】
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