説明

抗CD79b抗体及びイムノコンジュゲートとその使用方法

本発明は、哺乳動物の造血器腫瘍の治療のために有用な組成物と、同目的のためのこれら組成物の使用方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)
(i) KASQSVDYDGDSFLN (配列番号:131)である配列A1−A15を含むHVR−L1(ii) AASNLES (配列番号:132)である配列B1−B7を含むHVR−L2
(iii) QQSNEDPLT (配列番号:133)である配列C1−C9を含むHVR−L3
(iv) GYTFSSYWIE (配列番号:134)である配列D1−D10を含むHVR−H1
(v) GEILPGGGDTNYNEIFKG (配列番号:135)である配列E1−E18を含むHVR−H2、及び、
(vi) TRRVPVYFDY (配列番号:136)である配列F1−F10を含むHVR−H3からなる群から選択される少なくとも1のHVR配列と、
(b) 配列番号:131、132、133、134、135又は136に示される配列の少なくとも1の残基の修飾を含む少なくとも1の変異HVR
とを含む、抗CD79b抗体。
【請求項2】
変異体HVR−H3のF6がIであり、F7がRであり、F8がLである、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
変異体HVR−L1のA9がE又はSである、請求項1又は2に記載の抗体。
【請求項4】
フレームワーク配列の少なくとも一部が、ヒトのコンセンサスフレームワーク配列である、請求項1に記載の抗体。
【請求項5】
前記修飾が置換、挿入又は欠失である、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
HVR−L1変異体が、A4(K)、A9(E又はS)及びA10(A又はS)のいずれかに1の置換を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項7】
HVR−L2変異体が、B2(S又はG)、B3(R又はG)、B4(K、R、Y、I、H又はQ)、B5(R)、B6(G、K、A、R、S又はL)及びB7(R、N、T又はG)のいずれか1又はいずれかの組合せに1〜5(1、2、3、4又は5)の置換を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項8】
HVR−L3変異体が、C1(N又はD)、C2(N又はP)、C3(D又はR)、C5(S、K、A、Q、D、L又はG)、C6(A、E又はN)、C7(A)、C8(R)及びC9(N)のいずれか1又はいずれかの組合せに1〜4(1、2、3又は4)の置換を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項9】
HVR−H1変異体が、D1(P)、D2(F)、D3(P、S、Y、G又はN)、D4(L又はV)、D5(T、R、N、K、C、G又はP)、D6(R、T、K又はG)、D8(F)、D9(V又はL)及びD10(S、Q、N又はD)のいずれか1又はいずれかの組合せに1〜7(1、2、3、4、5、6又は7)の置換を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項10】
HVR−H3変異体が、F4(R又はI)、F6(I又はF)、F7(K、C、R、V又はF)、F8(L)及びF9(S)のいずれか1又はいずれかの組合せに1〜3(1、2又は3)の置換を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項11】
配列番号:135の配列を有するHVR−H2を含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項12】
変異体HVR−H3のF6がIである、請求項1に記載の抗体。
【請求項13】
変異体HVR−H3のF7がRである、請求項1に記載の抗体。
【請求項14】
変異体HVR−H3のF8がLである、請求項1に記載の抗体。
【請求項15】
変異体HVR−L1のA9がEである、請求項1に記載の抗体。
【請求項16】
変異体HVR−L1のA9がSである、請求項1に記載の抗体。
【請求項17】
ヒトCD79bに対する抗体の一価性親和性が、図7A−B(配列番号:10)及び図8A−B(配列番号:14)に示される軽鎖及び重鎖可変配列を含むマウス抗体の一価性親和性と実質的に同じであるヒト化抗CD79b抗体。
【請求項18】
ヒトCD79bに対する抗体の一価性親和性が、図7A−B(配列番号:10)及び図8A−B(配列番号:14)に示される軽鎖及び重鎖可変配列を含むマウス抗体又はキメラ抗体の一価性親和性の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10倍であるヒト化抗CD79b抗体。
【請求項19】
ヒトCD79bに対する抗体の一価性親和性が、図7A−B(配列番号:10)及び図8A−B(配列番号:14)に示される軽鎖及び重鎖可変配列を含むマウス抗体又はキメラ抗体の一価性親和性の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55又は60分の1であるヒト化抗CD79b抗体。
【請求項20】
マウス抗体が1993年7月20日にHB11413としてATCCに寄託されたハイブリドーマ細胞株によって生産される、請求項17から19のいずれか一に記載のヒト化抗体。
【請求項21】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が二価の形態のマウス抗体の親和性と実質的に同じであり、図7A−B(配列番号:10)及び図8A−B(配列番号:14)に示される軽鎖及び重鎖可変配列を含む、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項22】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が、二価の形態のマウス抗体又はキメラ抗体の親和性の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10倍であり、図7A−B(配列番号:10)及び図8A−B(配列番号:14)に示される軽鎖及び重鎖可変配列を含む、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項23】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が、二価の形態のマウス抗体又はキメラ抗体の親和性の少なくとも1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、25、30、35、40、45、50、55又は60分の1であり、図7A−B(配列番号:10)及び図8A−B(配列番号:14)に示される軽鎖及び重鎖可変配列を含む、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項24】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が0.4nMである、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項25】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が0.4nM±0.04である、請求項24に記載のヒト化抗CD79b抗体。
【請求項26】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が0.2nMである、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項27】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が0.2nM±0.02である、請求項26に記載のヒト化抗CD79b抗体。
【請求項28】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が0.5nMである、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項29】
ヒトCD79bに対する二価の形態の抗体の親和性が0.5nM±0.1である、請求項28に記載のヒト化抗CD79b抗体。
【請求項30】
結合親和性がKd値として表される、請求項17から29のいずれか一に記載の抗体。
【請求項31】
結合親和性がBiacore又はラジオイムノアッセイによって測定される、請求項17から29のいずれか一に記載の抗体。
【請求項32】
ヒトサブグループ1コンセンサスフレームワーク配列を含む、請求項1から3のいずれか一に記載の抗体。
【請求項33】
重鎖ヒトサブグループIIIコンセンサスフレームワーク配列を含む、請求項1から3のいずれか一に記載の抗体。
【請求項34】
フレームワーク配列が位置71、73及び/又は78に置換を含む、請求項33に記載の抗体。
【請求項35】
前記置換がR71A、N73T及び/又はL78Aである、請求項34に記載の抗体。
【請求項36】
フレームワーク配列が位置48、67、69、71、73及び/又は78に置換を含む、請求項35に記載の抗体。
【請求項37】
前記置換がV48I、F67A、I69F、R71A、N73T及び/又はL78Aである、請求項36に記載の抗体。
【請求項38】
フレームワーク配列が位置48、67、69、71、73、75、78及び/又は80に置換を含む、請求項33に記載の抗体。
【請求項39】
前記置換がV48I、F67A、I69F、R71A、N73T、K75S、L78A及び/又はL80Mである、請求項38に記載の抗体。
【請求項40】
フレームワーク配列が位置4に置換を含む、請求項32に記載の抗体。
【請求項41】
前記置換がM4Lである、請求項40に記載の抗体。
【請求項42】
フレームワーク配列が位置47に置換を含む、請求項32に記載の抗体。
【請求項43】
前記置換がL47Fである、請求項42に記載の抗体。
【請求項44】
フレームワーク配列が位置4及び/又は位置47に置換を含む、請求項32に記載の抗体。
【請求項45】
前記置換がM4L及び/又はL47Fである、請求項44に記載の抗体。
【請求項46】
細胞障害性剤にコンジュゲートされている場合に腫瘍細胞増殖を阻害する、ヒト化抗CD79b抗体。
【請求項47】
ヒト化抗体及びキメラ抗体が一価性又は二価性である、請求項1から46のいずれか一に記載の抗体。
【請求項48】
ヒト化抗体及びキメラ抗体がFc領域に結合された単一のFab領域を含む、請求項1から47のいずれか一に記載の抗体。
【請求項49】
図15(配列番号:164−166)に示されるHVR1-HC、HVR2-HC及び/又はHVR3-HC配列を含む重鎖可変ドメインを含んでなる抗体。
【請求項50】
可変ドメインが図15(配列番号:160−163)に示されるFR1-HC、FR2-HC、FR3-HC及び/又はFR4-HC配列を含む、請求項49に記載の抗体。
【請求項51】
抗体が、図15(配列番号:167及び/又は168)に示されるCH1及び/又はFc配列を含む、請求項49又は50に記載の抗体。
【請求項52】
図15(配列番号:156−158)に示されるHVR1-LC、HVR2-LC及び/又はHVR3-LC配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項53】
可変ドメインが図15(配列番号:152−155)に示されるFR1-LC、FR2-LC、FR3-LC及び/又はFR4-LC配列を含む、請求項52に記載の抗体。
【請求項54】
抗体が、図15(配列番号:159)に示されるCL1配列を含む、請求項52又は53に記載の抗体。
【請求項55】
図15(配列番号:170)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項56】
図15(配列番号:169)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項57】
(a) 請求項49から51のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項52から54のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体を発現する細胞を培養する、そして、(b) 前記の培養された細胞から抗体を単離する
という工程によって作製される抗体。
【請求項58】
請求項49から51のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項52から54のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項59】
抗体が一価性であり、Fc領域を含む、請求項58に記載の抗体。
【請求項60】
図16(配列番号:183−185)に示されるHVR1-HC、HVR2-HC及び/又はHVR3-HC配列を含む重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項61】
可変ドメインが図16(配列番号:179−182)に示されるFR1-HC、FR2-HC、FR3-HC及び/又はFR4-HC配列を含む、請求項60に記載の抗体。
【請求項62】
抗体が、図16(配列番号:186及び/又は187)に示されるCH1及び/又はFc配列を含む、請求項60又は61に記載の抗体。
【請求項63】
図16(配列番号:175−177)に示されるHVR1-LC、HVR2-LC及び/又はHVR3-LC配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項64】
可変ドメインが図16(配列番号:171−174)に示されるFR1-LC、FR2-LC、FR3-LC及び/又はFR4-LC配列を含む、請求項63に記載の抗体。
【請求項65】
抗体が、図16(配列番号:178)に示されるCL1配列を含む、請求項63又は64に記載の抗体。
【請求項66】
図16(配列番号:189)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項67】
図16(配列番号:188)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項68】
(a) 請求項60から62のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項63から65のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体を発現する細胞を培養する、そして、(b) 前記の培養された細胞から抗体を単離する
という工程によって作製される抗体。
【請求項69】
請求項60から62のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項63から65のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項70】
抗体が一価性であり、Fc領域を含む、請求項69に記載の抗体。
【請求項71】
図17(配列番号:202−204)に示されるHVR1-HC、HVR2-HC及び/又はHVR3-HC配列を含む重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項72】
可変ドメインが図17(配列番号:198-201)に示されるFR1-HC、FR2-HC、FR3-HC及び/又はFR4-HC配列を含む、請求項71に記載の抗体。
【請求項73】
抗体が、図17(配列番号:205及び/又は206)に示されるCH1及び/又はFc配列を含む、請求項71又は72に記載の抗体。
【請求項74】
図17(配列番号:194−196)に示されるHVR1-LC、HVR2-LC及び/又はHVR3-LC配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項75】
可変ドメインが図17(配列番号:190−193)に示されるFR1-LC、FR2-LC、FR3-LC及び/又はFR4-LC配列を含む、請求項74に記載の抗体。
【請求項76】
抗体が、図17(配列番号:197)に示されるCL1配列を含む、請求項74又は75に記載の抗体。
【請求項77】
図8A−B(配列番号:208)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項78】
図7A−B(配列番号:207)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項79】
(a) 請求項71から73のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項74から76のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体を発現する細胞を培養する、そして、(b) 前記の培養された細胞から抗体を単離する
という工程によって作製される抗体。
【請求項80】
請求項71から73のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項74から76のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項81】
抗体が一価性であり、Fc領域を含む、請求項80に記載の抗体。
【請求項82】
図18(配列番号:221−223)に示されるHVR1-HC、HVR2-HC及び/又はHVR3-HC配列を含む重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項83】
可変ドメインが図18(配列番号:217−220)に示されるFR1-HC、FR2-HC、FR3-HC及び/又はFR4-HC配列を含む、請求項82に記載の抗体。
【請求項84】
抗体が、図18(配列番号:224及び/又は225)に示されるCH1及び/又はFc配列を含む、請求項82又は83に記載の抗体。
【請求項85】
図18(配列番号:213−215)に示されるHVR1-LC、HVR2-LC及び/又はHVR3-LC配列を含む軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項86】
可変ドメインが図18(配列番号:209−212)に示されるFR1-LC、FR2-LC、FR3-LC及び/又はFR4-LC配列を含む、請求項85に記載の抗体。
【請求項87】
抗体が、図18(配列番号:216)に示されるCL1配列を含む、請求項85又は86に記載の抗体。
【請求項88】
図18(配列番号:227)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項89】
図18(配列番号:226)に示される配列を含むポリペプチド。
【請求項90】
(a) 請求項82から84のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項85から87のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体を発現する細胞を培養する、そして、(b) 前記の培養された細胞から抗体を単離する
という工程によって作製される抗体。
【請求項91】
請求項82から84のいずれか一の重鎖可変ドメインと、請求項85から87のいずれか一の軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項92】
抗体が一価性であり、Fc領域を含む、請求項91に記載の抗体。
【請求項93】
配列番号:169から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項:1に記載の抗体。
【請求項94】
配列番号:170から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項95】
配列番号:188から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項96】
配列番号:189から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項97】
配列番号:207から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項98】
配列番号:208から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項99】
配列番号:226から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項100】
配列番号:227から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項101】
配列番号:143、144、145及び146から選択される1、2、3又は4のフレームワークアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項102】
配列番号:139、140、141及び142から選択される1、2、3又は4のフレームワークアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項103】
配列番号:143、144、145及び146から選択されるアミノ酸に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する1、2、3又は4のフレームワークアミノ酸配列を含む重鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項104】
配列番号:139、140、141及び142から選択されるアミノ酸に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する1、2、3又は4のフレームワークアミノ酸配列を含む軽鎖可変ドメインを含む、請求項1に記載の抗体。
【請求項105】
配列番号:170から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項93に記載の抗体。
【請求項106】
配列番号:169から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項94の抗体。
【請求項107】
配列番号:189から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項95に記載の抗体。
【請求項108】
配列番号:188から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項96に記載の抗体。
【請求項109】
配列番号:208から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項97に記載の抗体。
【請求項110】
配列番号:207から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項98に記載の抗体。
【請求項111】
配列番号:227から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む、請求項99に記載の抗体。
【請求項112】
配列番号:226から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%のアミノ酸配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む、請求項100に記載の抗体。
【請求項113】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:170のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項114】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:169のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項115】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:170のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインと、配列番号:169のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項116】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:189のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項117】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:188のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項118】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:189のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインと、配列番号:188のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項119】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:208のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項120】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:207のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項121】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:208のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインと、配列番号:207のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項122】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:227のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項123】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:226のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項124】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:227のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインと、配列番号:226のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項125】
請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項126】
請求項125に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項127】
請求項126に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項128】
抗CD79b抗体の製造方法であって、(a) 抗体をコードするポリヌクレオチドの発現に適切な条件下で真核細胞及びCHO細胞を含む群から選択される宿主細胞を培養し、そして(b) 抗体を単離する方法。
【請求項129】
配列番号:2のアミノ酸29−39及び配列番号:16のアミノ酸1−11のCD79bの領域内のエピトープに結合する、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体。
【請求項130】
CD79bが細胞の表面上に発現される、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体。
【請求項131】
細胞がB細胞である、請求項130に記載の抗体。
【請求項132】
B細胞がB細胞増殖性疾患と関係している、請求項131に記載の抗体。
【請求項133】
B細胞増殖性疾患が癌である、請求項132に記載の抗体。
【請求項134】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項133に記載の抗体。
【請求項135】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体。
【請求項136】
抗体がFab、Fab’-SH、Fv、scFv又は(Fab’)2の断片から選択される抗体断片である、請求項135に記載の抗体。
【請求項137】
抗体がヒト化される、請求項135に記載の抗体。
【請求項138】
1993年7月20日に寄託されたHB11413としてATCCから選択された抗体;配列番号:170の重鎖可変ドメインと配列番号:169の軽鎖可変ドメインとを含む抗体;配列番号:189の重鎖可変ドメインと配列番号:188の軽鎖可変ドメインとを含む抗体;配列番号:208の重鎖可変ドメインと配列番号:207の軽鎖可変ドメインとを含む抗体;そして、配列番号:227の重鎖可変ドメインと配列番号:226の軽鎖可変ドメインとを含む抗体と同じエピトープに結合する、請求項1、6-10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体。
【請求項139】
細胞障害性剤に共有結合的に付着している、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体を含むイムノコンジュゲート。
【請求項140】
細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤部分、抗生物質、放射性同位体及び核酸溶解性酵素から選択される、請求項139に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項141】
式Ab−(L−D)pを有し、(a) Abが請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体であり、
(b) Lはリンカーであり、
(c) Dは薬剤部分である、
請求項140に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項142】
Lが、6-マレイミドカプロイル(MC)、マレイミドプロパノイル(MP)、バリン-シトルリン(val-cit)、アラニン-フェニルアラニン(ala-phe)、p-アミノベンジルオキシカルボニル(PAB)、N-スクシンイミジル4-(2-ピリジルチオ)ペンタノエート(SPP)、N-スクシンイミジル4-(N-マレイミドメチル)シクロヘキサン-1カルボキシレート(SMCC)、及びN-スクシンイミジル(4-イオド-アセチル)アミノ安息香酸エステル(SIAB)から選択される、請求項141に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項143】
Dがアウリスタチン及びドラスタチンから選択される、請求項141に記載のイムノコンジュゲート。
【請求項144】
請求項141に記載のイムノコンジュゲートと薬学的に許容可能な担体とを含有する医薬組成物。
【請求項145】
CD79bを発現する細胞の増殖の阻害方法であって、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体と該細胞を接触させることを含み、このことにより該細胞の増殖が阻害される方法。
【請求項146】
前記抗体が細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項145に記載の方法。
【請求項147】
前記抗体が増殖阻害性剤にコンジュゲートされている、請求項145に記載の方法。
【請求項148】
癌を有する被検体の治療方法であって、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体の有効量を被検体に投与することを含む方法。
【請求項149】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項148に記載の方法。
【請求項150】
前記抗体が細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項148に記載の方法。
【請求項151】
前記抗体が増殖阻害性剤にコンジュゲートされている、請求項148に記載の方法。
【請求項152】
被検体の増殖性疾患の治療方法であって、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体の有効量を被検体に投与することを含む方法。
【請求項153】
前記増殖性疾患が癌である、請求項152に記載の方法。
【請求項154】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
前記抗体が細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項152の方法。
【請求項156】
前記抗体が増殖阻害性剤にコンジュゲートされている、請求項152の方法。
【請求項157】
細胞の増殖の阻害方法であって、該細胞の増殖がCD79bの増殖促進効果に少なくともある程度依存しており、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体の有効量と該細胞を接触させることを含み、このことにより該細胞の増殖が阻害される方法。
【請求項158】
前記抗体が細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項157に記載の方法。
【請求項159】
前記抗体が増殖阻害性剤にコンジュゲートされている、請求項157に記載の方法。
【請求項160】
哺乳動物の腫瘍の治療的な処置方法であって、該腫瘍の増殖がCD79bの増殖促進効果に少なくともある程度依存しており、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体の有効量と該細胞を接触させることを含む方法。
【請求項161】
前記腫瘍が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫と関係している、請求項160に記載の方法。
【請求項162】
前記抗体が細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項160に記載の方法。
【請求項163】
前記抗体が増殖阻害性剤にコンジュゲートされている、請求項160に記載の方法。
【請求項164】
CD79bへのイムノコンジュゲートの結合のために許容される条件下において細胞を請求項142に記載のイムノコンジュゲートにさらすことを含む、B細胞増殖の阻害方法。
【請求項165】
B細胞増殖が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
B細胞が異種移植片である、請求項164に記載の方法。
【請求項167】
曝露がインビトロで起こる、請求項164に記載の方法。
【請求項168】
曝露がインビボで起こる、請求項164に記載の方法。
【請求項169】
CD79bを含むことが疑われる生体試料中におけるCD79bの存在の決定方法であって、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体に該試料をさらし、該試料におけるCD79bへの該抗体の結合を決定することを含み、このとき該試料中のCD79bへの該抗体の結合が該試料中の該タンパク質の存在を表す方法。
【請求項170】
生体試料が、B細胞増殖性疾患を有すると思われる患者からのものである、請求項169に記載の方法。
【請求項171】
B細胞増殖性疾患が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫から選択される、請求項170に記載の方法。
【請求項172】
請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体を、CD79bを発現する細胞に結合させる方法であって、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体を該細胞と接触させることを含む方法。
【請求項173】
前記抗体が細胞障害性剤にコンジュゲートされている、請求項172に記載の方法。
【請求項174】
前記抗体が増殖阻害性剤にコンジュゲートされている、請求項172に記載の方法。
【請求項175】
一又は複数の遊離システインアミノ酸を含むシステイン改変抗体であって、親抗体の一又は複数のアミノ酸残基を遊離システインアミノ酸によって置換することを含む方法によって調製されるものであり、このとき親抗体が請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体である、システイン改変抗体。
【請求項176】
一又は複数の遊離システインアミノ酸が0.6〜1.0の範囲のチオ反応値を有する、請求項175に記載の抗体。
【請求項177】
thio 反応試薬との反応性が親抗体よりも高い、請求項175に記載のシステイン改変抗体。
【請求項178】
前記方法が、チオール反応性の試薬とシステイン改変抗体を反応させることによってシステイン改変抗体のチオール反応性を決定することをさらに含み、
このとき該システイン改変抗体がチオール反応試薬との反応性において親抗体よりも高い、請求項175に記載のシステイン改変抗体。
【請求項179】
一又は複数の遊離システインアミノ酸残基が軽鎖に位置している、請求項175に記載のシステイン改変抗体。
【請求項180】
抗体が、細胞障害性剤に共有結合的に付着したシステイン改変抗体を含むイムノコンジュゲートである、請求項175に記載のシステイン改変抗体。
【請求項181】
細胞障害性剤が、毒素、化学療法剤、薬剤部分、抗生物質、放射性同位体及び核酸分解性酵素から選択される、請求項180に記載のシステイン改変抗体。
【請求項182】
抗体がキャプチャ標識、検出標識又は固形支持体に共有結合的に付着されている、請求項175に記載のシステイン改変抗体。
【請求項183】
抗体がビオチンキャプチャ標識に共有結合的に付着されている、請求項182に記載のシステイン改変抗体。
【請求項184】
抗体が蛍光色素検出標識に共有結合的に付着されている、請求項182に記載のシステイン改変抗体。
【請求項185】
蛍光色素が、フルオレセインタイプ、ローダミンタイプ、ダンシル、リサミン、シアニン、フィコエリトリン、テキサスレッド及びこれらの類似体から選択される、請求項184に記載のシステイン改変抗体。
【請求項186】
抗体が、H、11C、14C、18F、32P、35S、64Cu、68Ga、86Y、99Tc、111In、123I、124I、125I、131I、133Xe、177Lu、211At、及び213Biから選択される放射性核種検出標識に共有結合的に付着している、請求項182に記載のシステイン改変抗体。
【請求項187】
抗体がキレートリガンドによって検出標識に共有結合的に付着されている、請求項182に記載のシステイン改変抗体。
【請求項188】
キレートリガンドがDOTA、DOTP、DOTMA、DTPA及びTETAから選択される、請求項187に記載のシステイン改変抗体。
【請求項189】
アルブミン結合ペプチドを含む、請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体。
【請求項190】
アルブミン結合ペプチドが配列番号:246−250から選択される、請求項188に記載の抗体。
【請求項191】
親抗体のカバット番号付け表現法に従うところの軽鎖の15、110、114、121、127、168及び205と、カバット番号付け表現法に従うところの重鎖の5、23、84及び112と、EU番号付け表現法に従うところの重鎖の118、120、282、375及び400から選択される一又は複数の位置に一又は複数の遊離システインアミノ酸を含み、このとき親抗体が請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251及び258のいずれか一に記載の抗体である、システイン改変抗体。
【請求項192】
システインが軽鎖の位置205にある、請求項191に記載の抗体。
【請求項193】
システインが重鎖の位置118にある、請求項191に記載の抗体。
【請求項194】
システインが重鎖の位置400にある、請求項191に記載の抗体。
【請求項195】
抗体がモノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体及びヒト化抗体から選択される、請求項191に記載の抗体。
【請求項196】
抗体断片である、請求項191に記載の抗体。
【請求項197】
抗体断片がFab断片である、請求項196に記載の抗体。
【請求項198】
キメラ抗体、ヒト抗体又はヒト化抗体から選択される、請求項191に記載の抗体。
【請求項199】
細菌において製造される、請求項191に記載の抗体。
【請求項200】
CHO細胞において製造される、請求項191に記載の抗体。
【請求項201】
CD79bタンパク質を含むことが疑われる試料においてCD79bタンパク質の存在を決定する方法であって、該試料を請求項187に記載の抗体にさらし、該試料中の該CD79bタンパク質への該抗体の結合を決定することを含み、このとき該タンパク質に対する抗体の結合が該試料中の該タンパク質の存在を表すものである、方法。
【請求項202】
前記試料は、前記CD79bタンパク質を発現することが疑われる細胞を含む、請求項201に記載の方法。
【請求項203】
前記細胞がB細胞である、請求項201に記載の方法。
【請求項204】
抗体が、蛍光色素、放射性同位体、ビオチン又は金属-錯体形成リガンドから選択される標識に共有結合的に付着している、請求項201に記載の方法。
【請求項205】
請求項191に記載の抗CD79b抗体と薬学的に許容可能な希釈液、担体又は賦形剤とを含有する薬学的製剤。
【請求項206】
抗体がアウリスタチン又はメイタンシノイド薬剤部分に共有結合的に付着しており、それによって抗体薬剤コンジュゲートが形成される、請求項191に記載の抗体。
【請求項207】
抗体(Ab)とアウリスタチン又はメイタンシノイド薬剤部分(D)とを含み、このときシステイン改変抗体がリンカー部分(L)によって一又は複数の遊離システインアミノ酸によってDに付着しており、化合物が以下の式Iを有し、

ここで、pが1、2、3又は4である、請求項206に記載の抗体−薬剤コンジュゲート。
【請求項208】
pが2である、請求項207に記載の抗体−薬剤コンジュゲート。
【請求項209】
Lが以下の式を有し、

そこで:
Aがシステイン改変抗体(Ab)のシステインチオールに共有結合的に付着したストレッチャーユニットであり、
aが0又は1であり、
各々のWが独立したアミノ酸ユニットであり、
wが0から12までの整数であり、
Yが、薬剤部分に共有結合的に付着したスペーサーユニットであり、そして、yが0、1又は2である、請求項207に記載の抗体−薬剤コンジュゲート。
【請求項210】
以下の式を有し、

ここで、PABがパラ-アミノベンジルカルバモイルであり、そして、R17が、(CH)-r、C−Cカルボシクリル、O-(CH)、アリーレン、(CH)-アリーレン、-アリーレン-(CH)-、(CH)-(C−C-カルボシクリル)、(C−Cカルボシクリル)-(CH)、C−Cヘテロシクリル、(CH)-(C−Cヘテロシクリル)、(C−Cヘテロシクリル)-(CH)-、-(CH)C(O)NR(CH)r-、-(CHCHO)-、-(CHCHO)-CH-、-(CH)C(O)NR(CHCHO)-、-(CH)C(O)NR(CHCHO)-CH-、-(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)-、-(CHCHO)C(O)NR(CHCHO)-CH-、及び-(CHCHO)C(O)NR(CH)-から選択される二価のラジカルであり、このときRbがH、C−Cアルキル、フェニル又はベンジルであり、そして、rがそれぞれ1から10までの整数である、請求項209に記載の抗体−薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項211】
Wwがバリン-シトルリンである、請求項209に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項212】
17が(CH)又は(CH)である、請求項209に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項213】
以下の式を有する、請求項209に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。

【請求項214】
17が(CH)又は(CH)である、請求項213に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項215】
以下の式を有する、請求項209に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。

【請求項216】
LがSMCC、SPP、SPDB又はBMPEOである、請求項207に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項217】
DがMMAEであり、以下の構造を有し、

ここで、波形の線がリンカーLへの付着部位を示す、請求項207に記載の抗体−薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項218】
DがMMAFであり、以下の構造を有し、


ここで、波形の線がリンカーLへの付着部位を示す、請求項207に記載の抗体−薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項219】
DがDM1又はDM4であり、以下の構造を有し、

ここで、波形の線がリンカーLへの付着部位を示す、請求項207に記載の抗体−薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項220】
抗体が、モノクローナル抗体、二重特異性抗体、キメラ抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体及び抗体断片から選択される、請求項206に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項221】
抗体断片がFab断片である、請求項206に記載の抗体-薬剤コンジュゲート化合物。
【請求項222】
以下の構造:


から選択され、
このとき、Valがバリンであり、Citがシトルリンであり、pが1、2、3又は4であり、Abが請求項191に記載の抗体である、抗体−薬剤コンジュゲート。
【請求項223】
アウリスタチンがMMAE又はMMAFである、請求項206に記載の抗体薬剤コンジュゲート。
【請求項224】
LがMC−val−cit−PAB又はMCである、請求項207に記載の抗体−薬剤コンジュゲート。
【請求項225】
B細胞を検出するためのアッセイであり、
(a) 細胞を請求項206に記載の抗体−薬剤コンジュゲート化合物にさらし、そして、
(b) 抗体−薬剤コンジュゲート化合物の細胞への結合の程度を決定する
ことを含むアッセイ。
【請求項226】
請求項206に記載の抗体−薬剤コンジュゲート化合物にて、細胞培養培地中の哺乳類の癌性B細胞を処置することを含み、これによって癌性B細胞の増殖が抑制される、細胞増殖の阻害方法。
【請求項227】
請求項206に記載の抗体−薬剤コンジュゲートと、薬学的に許容可能な希釈液、担体又は賦形剤とを含有する、薬学的製剤。
【請求項228】
請求項227に記載の薬学的製剤を患者に投与することを含む、癌の治療方法。
【請求項229】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫からなる群から選択される、請求項228に記載の方法。
【請求項230】
患者が、抗体−薬剤コンジュゲート化合物と組み合わせて細胞障害性剤が投与される、請求項228に記載の方法。
【請求項231】
請求項227に記載の薬学的製剤と、
容器と、
化合物がCD79bポリペプチドの過剰発現に特徴がある癌の治療に用いられることを示すパッケージ挿入物又はラベル
とを具備する製造品。
【請求項232】
癌が、リンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)、高悪性度NHL、再発性高悪性度NHL、再発性低悪性度NHL、難治性NHL、難治性低悪性度NHL、慢性リンパ球性白血病(CLL)、小リンパ球性リンパ腫、白血病、毛様細胞白血病(HCL)、急性リンパ球性白血病(ALL)、及びマントル細胞リンパ腫からなる群から選択される、請求項231に記載の製造品。
【請求項233】
請求項191に記載の抗CD79b抗体(Ab)とアウリスタチン又はメイタンシノイド薬剤部分(D)とを含む抗体薬剤コンジュゲート化合物の製造方法であって、このとき該抗体がリンカー部分(L)によって一又は複数の改変システインアミノ酸によってDに付着しており、該化合物が以下の式Iを有し、
Ab−(L−D)p I
ここで、pが41、2、3又は4であるものであり、
(a) 抗体の改変システイン基をリンカー試薬と反応させ、抗体−リンカー中間生成物Ab−Lを形成させ、そして、
(b) 活性化された薬剤部分DとAb−Lを反応させ、これによって、抗体−薬剤コンジュゲートが形成される
工程を含むか、又は、
(c) 薬剤部分の求核基をリンカー試薬と反応させ、薬剤−リンカー中間生成物D−Lを形成させ、そして、
(d) D−Lを抗体の改変システイン基と反応させ、これによって、抗体−薬剤コンジュゲートが形成される
工程を含む方法。
【請求項234】
さらに、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞において抗体を発現させる工程を含む、請求項233に記載の方法。
【請求項235】
さらに、発現された抗体を還元剤にて処理する工程を含む、請求項233に記載の方法。
【請求項236】
還元剤がTCEP及びDTTから選択される、請求項235に記載の方法。
【請求項237】
さらに、還元剤にて処理した後に、発現された抗体を酸化剤にて処理する工程を含む、請求項235に記載の方法。
【請求項238】
酸化剤が硫酸銅、デヒドロアスコルビン酸及び空気から選択される、請求項237に記載の方法。
【請求項239】
配列番号:304又は228のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項240】
配列番号:303のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:228のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項241】
配列番号:306又は230のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項242】
配列番号:305のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:230のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項243】
配列番号:308又は232のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項244】
配列番号:307のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:232のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項245】
配列番号:6又は236のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項246】
配列番号:4又は235のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項247】
配列番号:4のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:236のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項248】
配列番号:235のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:6のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項249】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:301から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項250】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:302から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインを含む抗体。
【請求項251】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:301から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインと、配列番号:302から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインとを含む抗体。
【請求項252】
配列番号:243又は244のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項253】
配列番号:241又は300のいずれか一から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列を含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項254】
配列番号:241のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:244のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項255】
配列番号:300のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖配列と、配列番号:243のアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖配列とを含む、請求項191に記載の抗体。
【請求項256】
請求項1、6−10、58、69、80、91、115、118、121、124、251又は258のいずれか一に記載の抗体を含有する組成物。
【請求項257】
組成物が担体を含有する、請求項256に記載の組成物。
【請求項258】
CD79bに結合する抗体であって、配列番号:14から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する重鎖可変ドメインと、配列番号:10から選択されるアミノ酸配列に少なくとも90%の配列同一性を有する軽鎖可変ドメインとを含む抗体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21A】
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【図21B】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33A】
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【図33B】
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【図34A】
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【図34B】
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【図35A】
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【図35B】
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【図36】
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【図37】
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【図38A】
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【図38B】
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【図39】
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【図40】
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【図41A】
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【図41B】
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【図41C】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【図51】
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【公表番号】特表2010−533496(P2010−533496A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−517118(P2010−517118)
【出願日】平成20年7月15日(2008.7.15)
【国際出願番号】PCT/US2008/070088
【国際公開番号】WO2009/012268
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】