説明

抗FGFR3抗体およびこれを用いた方法

本発明は、FGFR3抗体と、この抗体を含む組成物および使用方法を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
単離された抗FGFR3アンタゴニスト抗体であって、1×10−8以上の強さのKdでヒトFGFR3を結合し、FGFR3レセプターと該レセプターの他のユニットとの二量体化を阻害し、その阻害によってレセプターの活性化が阻害され、そして、抗体依存性細胞性細胞毒性活性を所有する抗体。
【請求項2】
抗体がt(4;14)転座を含む多発性骨髄腫細胞を殺すことができる、請求項1に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項3】
抗体が実質的なFGFR3下方制御を誘導しない、請求項1又は2に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項4】
抗体の二価の様式が実質的なアゴニスト機能を備えていない、請求項1から3のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項5】
抗体が、アミノ酸配列LAVPAANTVRFRCPA(配列番号:179)および/またはSDVEFHCKVYSDAQP(配列番号:180)と、少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、95%、98%の配列同一性又は類似性を有するアミノ酸配列を含むポリペプチドを結合する、請求項1から4のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項6】
抗体が、FGFR3 IIIbの残基154、155、158、159、161、162、163、164、165、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、177、202、205、207、210、212、214、216、217、241、246、247、248、278、279、280、281、282、283、314、315、316、317および/または318の少なくとも1、2、3、4又はすべての数以下の任意の数に結合する、請求項1から5のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項7】
抗体が恒常的FGFR3活性を阻害する、請求項1から6のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項8】
恒常的FGFR3活性がリガンド依存性FGFR3活性である、請求項7に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項9】
恒常的FGFR3活性がリガンド非依存性恒常的FGFR3活性である、請求項7に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項10】
抗FGFR3抗体が、(a) FGFR3−IIIbR248Cと、(b) 一又は複数のFGFR3−IIIbK652E、FGFR3−IIIbY375C、FGFR3−IIIbS249CおよびFGFR3−IIIbG372Cを阻害する、請求項1から9のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項11】
抗体が、
(i) XがG、S又はTであり、XがT、Y又はAであり、XがG、S、T又はAであり、XがA、H、D、T又はNであり、XがQ、P又はSであり、XがS、Y、L、P又はQである、配列QQXT(配列番号:148)を含むHVR−L3、
(ii) XがY、A、L、S又はTであり、XがA、Q、D、G、Y、S、N又はFであり、XがA、D又はGであり、XがT又はSであり、XがK、F、T又はSであり、XがY、H、N又はIである、配列GRIYPXYADSVKG(配列番号:150)を含むHVR−H2、及び、
(iii)配列ARTYGIYDLYVDYTEYVMDY(配列番号:151)を含むHVR−H3
を含む、請求項1から10のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項12】
抗体が、
(i) XがV又はDであり、XがV又はIであり、XがD、E又はSであり、XがT又はIであり、XがA又はSであり、XがV又はLである、配列RASQXA(配列番号:146)を含むHVR−L1、
(ii) XがS又はGであり、XがA又はYである、配列XASFLXS(配列番号:147)を含むHVR−L2、及び、
(iii)XがG、S又はTであり、XがT、Y又はAであり、XがG、S、T又はAであり、XがA、H、D、T又はNであり、XがQ、P又はSであり、XがS、Y、L、P又はQである、配列QQXT(配列番号:148)を含むHVR−L3、
を含む、請求項1から11のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項13】
抗体が、
(i) XがS又はTであり、XがW、Y、S又はTであり、XがS、G又はTである、配列GFXFXTGIS(配列番号:149)を含むHVR−H1、
(ii) XがY、A、L、S又はTであり、XがA、Q、D、G、Y、S、N又はFであり、XがA、D又はGであり、XがT又はSであり、XがK、F、T又はSであり、XがY、H、N又はIである、配列GRIYPXYADSVKG(配列番号:150)を含むHVR−H2、及び、
(iii) 配列ARTYGIYDLYVDYTEYVMDY(配列番号:151)を含むHVR−H3、
を含む、請求項1から12のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項14】
HVR−L1が、XがV又はDであり、XがD又はSであり、XがT又はIであり、XがA又はSである、配列RASQXVXVA(配列番号:152)を含む、請求項12に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項15】
HVR−L3が、XがS、G又はTであり、XがY、T又はAであり、XがT又はGであり、XがT、H又はNであり、XがP又はSであり、XがP、Q、Y又はLである、配列QQXT(配列番号:153)を含む、、請求項12に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項16】
HVR−H2が、XがT又はLであり、XがN、Y、S、G、A又はQであり、XがN又はHである、配列GRIYPXGSTXYADSVKG(配列番号:154)を含む、請求項13に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項17】
抗体が、配列番号:132を含む重鎖可変領域と配列番号:133を含む軽鎖可変領域とを含む、請求項1から16のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項18】
フレームワーク配列の少なくとも一部がヒトコンセンサスフレームワーク配列である、請求項1から17のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項19】
抗体がヒトκサブグループコンセンサスフレームワーク配列を含む、請求項18に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項20】
抗体が重鎖ヒトサブグループIIIコンセンサスフレームワーク配列を含む、請求項18に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項21】
抗体がモノクローナル抗体である、請求項1から20のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項22】
抗体がキメラ抗体、ヒト化抗体、親和性成熟抗体、ヒト抗体、二重特異性抗体および抗体断片からなる群から選択される、請求項1から21のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項23】
請求項1から22のいずれか一に記載の抗体をコードするポリヌクレオチド。
【請求項24】
請求項23に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項25】
ベクターが発現ベクターである、請求項24に記載のベクター。
【請求項26】
請求項24又は25に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項27】
宿主細胞が原核生物のものである、請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項28】
宿主細胞が真核生物のものである、請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項29】
宿主細胞が哺乳類のものである、請求項26に記載の宿主細胞。
【請求項30】
抗FGFR3抗体の製造方法であって、ポリヌクレオチドが発現するように、請求項1から22のいずれか一に記載の抗体をコードするポリヌクレオチドを含む宿主細胞を培養し、場合によって、培養物から抗体を回収することを含む方法。
【請求項31】
宿主細胞が原核生物のものである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
宿主細胞が真核生物のものである、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
請求項1から22のいずれか一に記載の抗体と薬学的に許容可能な担体とを含有してなる薬学的製剤。
【請求項34】
医薬として使用するための、請求項1から22のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項35】
癌の治療に使用するための、請求項1から22のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項36】
細胞増殖を阻害する又は多発性骨髄腫細胞を枯渇する際に使用するための、請求項1から22のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体。
【請求項37】
医薬の製造における、請求項1から22のいずれか一に記載の抗FGFR3アンタゴニスト抗体の使用。
【請求項38】
医薬が癌の治療のためのものである、請求項37に記載の使用。
【請求項39】
医薬が細胞増殖を阻害するかまたは多発性骨髄腫細胞を枯渇させるためのものである、請求項37に記載の使用。

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7A−C】
image rotate

【図7D】
image rotate

【図8A−E】
image rotate

【図9A−C】
image rotate

【図9D−H】
image rotate

【図10A−B】
image rotate

【図10C−F】
image rotate

【図11A−E】
image rotate

【図12A−C】
image rotate

【図13A−C】
image rotate

【図13D−E】
image rotate

【図14A−D】
image rotate

【図14E−H】
image rotate

【図15A−B】
image rotate

【図15C−D】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18A−B】
image rotate

【図19A−E】
image rotate

【図20A−B】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22A−C】
image rotate

【図23A】
image rotate

【図23B】
image rotate

【図24A−B】
image rotate


【公表番号】特表2012−521759(P2012−521759A)
【公表日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502202(P2012−502202)
【出願日】平成22年3月24日(2010.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2010/028470
【国際公開番号】WO2010/111367
【国際公開日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【出願人】(509012625)ジェネンテック, インコーポレイテッド (357)
【Fターム(参考)】