抗HSV−2ワクチン接種のための組成物および方法
本発明は、哺乳動物において、全身性の非抗原特異的免疫応答および強力な抗原特異的免疫応答の両方の誘発に有効な、全身免疫活性化のための方法に関する。本方法は、特に、哺乳動物の単純ヘルペスウイルスからの保護に対して有効である。そのような方法において有用な治療用組成物も開示する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号9、10、11、もしくは12、またはそれらのフラグメントを含む単離されたポリヌクレオチドであって、単純ヘルペスウイルスポリペプチドの、そこにコードされる少なくとも20の隣接アミノ酸を含む、ポリヌクレオチド。
【請求項2】
少なくとも50の隣接アミノ酸をコードする、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
少なくとも100の隣接アミノ酸をコードする、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項4】
配列番号11である、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項5】
異種核酸をさらに含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項6】
前記異種核酸は、前記核酸フラグメントによってコードされた前記少なくとも20の隣接アミノ酸に融合された異種ポリペプチドをコードする、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項7】
前記異種核酸は、異種単純ヘルペスポリペプチドの少なくとも20の隣接アミノ酸をコードする、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
前記異種ポリペプチドは、低分子自己集合ポリペプチドを含み、前記異種ポリペプチドは、自己集合して多量体を形成する、請求項6に記載のポリヌクレオチド。
【請求項9】
前記異種ポリペプチドは、分泌シグナルペプチドである、請求項6に記載のポリヌクレオチド。
【請求項10】
DNAであって、前記核酸フラグメントは、プロモータと動作可能に関連し、終止配列を含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項11】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項12】
請求項1に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項13】
プラスミドである、請求項12に記載のベクター。
【請求項14】
請求項1に記載のポリヌクレオチドおよび担体を含む、医薬組成物。
【請求項15】
アジュバントおよびトランスフェクション促進化合物からなる群から選択される成分をさらに含む、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記アジュバントは、(±)‐N‐(3‐アミノプロピル)‐N,N‐ジメチル‐2,3‐ビス(シン‐9‐テトラデセニルオキシ)‐1‐プロパナミニウムブロマイド(GAP−DMORIE)、ならびに中性脂肪、サイトカイン、モノホスホリルリピドAおよびトレハロースジコリノミコレートAF(MPL+TDM)、可溶化モノホスホリルリピドA製剤、および1,2‐ジフィタノイル‐sn‐グリセロ‐3‐ホスホエタノールアミン(DPyPE)からなる群から選択される1つ以上の共脂質である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
トランスフェクション促進化合物(±)‐N‐(2‐ヒドロキシエチル)‐N,N‐ジメチル‐2,3‐ビス(テトラデシルオキシ)‐1‐プロパナミニウムブロマイド)(DMRIE)を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項18】
アジュバントをさらに含み、前記アジュバントは、GAP−DMORIEおよび(DPyPE)を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
不活化ウイルス、弱毒化ウイルス、単離された単純ヘルペスウイルスポリペプチドを発現するウイルスベクター、単純ヘルペスウイルスタンパク質からの単離されたポリペプチド、それらのフラグメント、変異体、もしくは誘導体、および/または単純ヘルペスポリペプチドをコードする少なくとも1つのコーディング領域を含む1つ以上のポリヌクレオチド、あるいはそのフラグメント、変異体、もしくは誘導体を含む群から選択される単純ヘルペスの従来ワクチン成分をさらに含む、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項20】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、請求項1に記載のポリヌクレオチドを脊椎動物に投与するステップを含み、前記ポリヌクレオチドは、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量で投与される、方法。
【請求項21】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量の請求項14に記載の組成物を、脊椎動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項22】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量の請求項15に記載の組成物を、脊椎動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項23】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量の請求項19に記載の組成物を、脊椎動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項24】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項1に記載のポリヌクレオチドを投与するステップを含む、方法。
【請求項25】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項14に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項26】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項15に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項27】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項19に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項28】
単離された抗体、またはそのフラグメントを産生する方法であって、請求項1に記載のポリヌクレオチドを脊椎動物に投与するステップと、前記抗体またはそのフラグメントを回収するステップと、を含む、方法。
【請求項29】
請求項30に記載の方法によって産生される単離された抗体。
【請求項30】
単純ヘルペスウイルスポリペプチドをコードする第2のポリヌクレオチドを前記脊椎動物に投与して、前記免疫応答を高めるステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項31】
単純ヘルペスウイルスポリペプチドを前記脊椎動物に投与して、前記免疫応答を高めるステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項32】
配列番号1、3、5、もしくは7、またはそれらのフラグメントの前記単純ヘルペスウイルスタンパク質の、少なくとも20の隣接アミノ酸をコードするステップを含む、単離されたコドン最適化ポリヌクレオチド。
【請求項1】
配列番号9、10、11、もしくは12、またはそれらのフラグメントを含む単離されたポリヌクレオチドであって、単純ヘルペスウイルスポリペプチドの、そこにコードされる少なくとも20の隣接アミノ酸を含む、ポリヌクレオチド。
【請求項2】
少なくとも50の隣接アミノ酸をコードする、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項3】
少なくとも100の隣接アミノ酸をコードする、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項4】
配列番号11である、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項5】
異種核酸をさらに含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項6】
前記異種核酸は、前記核酸フラグメントによってコードされた前記少なくとも20の隣接アミノ酸に融合された異種ポリペプチドをコードする、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項7】
前記異種核酸は、異種単純ヘルペスポリペプチドの少なくとも20の隣接アミノ酸をコードする、請求項5に記載のポリヌクレオチド。
【請求項8】
前記異種ポリペプチドは、低分子自己集合ポリペプチドを含み、前記異種ポリペプチドは、自己集合して多量体を形成する、請求項6に記載のポリヌクレオチド。
【請求項9】
前記異種ポリペプチドは、分泌シグナルペプチドである、請求項6に記載のポリヌクレオチド。
【請求項10】
DNAであって、前記核酸フラグメントは、プロモータと動作可能に関連し、終止配列を含む、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項11】
メッセンジャーRNA(mRNA)である、請求項1に記載のポリヌクレオチド。
【請求項12】
請求項1に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
【請求項13】
プラスミドである、請求項12に記載のベクター。
【請求項14】
請求項1に記載のポリヌクレオチドおよび担体を含む、医薬組成物。
【請求項15】
アジュバントおよびトランスフェクション促進化合物からなる群から選択される成分をさらに含む、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項16】
前記アジュバントは、(±)‐N‐(3‐アミノプロピル)‐N,N‐ジメチル‐2,3‐ビス(シン‐9‐テトラデセニルオキシ)‐1‐プロパナミニウムブロマイド(GAP−DMORIE)、ならびに中性脂肪、サイトカイン、モノホスホリルリピドAおよびトレハロースジコリノミコレートAF(MPL+TDM)、可溶化モノホスホリルリピドA製剤、および1,2‐ジフィタノイル‐sn‐グリセロ‐3‐ホスホエタノールアミン(DPyPE)からなる群から選択される1つ以上の共脂質である、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
トランスフェクション促進化合物(±)‐N‐(2‐ヒドロキシエチル)‐N,N‐ジメチル‐2,3‐ビス(テトラデシルオキシ)‐1‐プロパナミニウムブロマイド)(DMRIE)を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項18】
アジュバントをさらに含み、前記アジュバントは、GAP−DMORIEおよび(DPyPE)を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
不活化ウイルス、弱毒化ウイルス、単離された単純ヘルペスウイルスポリペプチドを発現するウイルスベクター、単純ヘルペスウイルスタンパク質からの単離されたポリペプチド、それらのフラグメント、変異体、もしくは誘導体、および/または単純ヘルペスポリペプチドをコードする少なくとも1つのコーディング領域を含む1つ以上のポリヌクレオチド、あるいはそのフラグメント、変異体、もしくは誘導体を含む群から選択される単純ヘルペスの従来ワクチン成分をさらに含む、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項20】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、請求項1に記載のポリヌクレオチドを脊椎動物に投与するステップを含み、前記ポリヌクレオチドは、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量で投与される、方法。
【請求項21】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量の請求項14に記載の組成物を、脊椎動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項22】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量の請求項15に記載の組成物を、脊椎動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項23】
単純ヘルペスポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を引き起こすための方法であって、前記コードされたポリペプチドに対する検出可能な免疫応答を誘発するために十分な量の請求項19に記載の組成物を、脊椎動物に投与するステップを含む、方法。
【請求項24】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項1に記載のポリヌクレオチドを投与するステップを含む、方法。
【請求項25】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項14に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項26】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項15に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項27】
脊椎動物における単純ヘルペス感染を治療または予防するための方法であって、それを必要とする前記脊椎動物に、請求項19に記載の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【請求項28】
単離された抗体、またはそのフラグメントを産生する方法であって、請求項1に記載のポリヌクレオチドを脊椎動物に投与するステップと、前記抗体またはそのフラグメントを回収するステップと、を含む、方法。
【請求項29】
請求項30に記載の方法によって産生される単離された抗体。
【請求項30】
単純ヘルペスウイルスポリペプチドをコードする第2のポリヌクレオチドを前記脊椎動物に投与して、前記免疫応答を高めるステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項31】
単純ヘルペスウイルスポリペプチドを前記脊椎動物に投与して、前記免疫応答を高めるステップをさらに含む、請求項22に記載の方法。
【請求項32】
配列番号1、3、5、もしくは7、またはそれらのフラグメントの前記単純ヘルペスウイルスタンパク質の、少なくとも20の隣接アミノ酸をコードするステップを含む、単離されたコドン最適化ポリヌクレオチド。
【図1】
【図2】
【図3A−B】
【図3C】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図5G】
【図5H】
【図5I】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12−1】
【図12−2】
【図12−3】
【図12−4】
【図13−1】
【図13−2】
【図13−3】
【図13−4】
【図14−1】
【図14−2】
【図14−3】
【図14−4】
【図14−5】
【図15−1】
【図15−2】
【図15−3】
【図15−4】
【図15−5】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図20D】
【図21A−B】
【図21C−D】
【図21E−F】
【図21G−H】
【図21I−J】
【図22】
【図23】
【図24A−B】
【図24C】
【図25】
【図2】
【図3A−B】
【図3C】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図5D】
【図5E】
【図5F】
【図5G】
【図5H】
【図5I】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12−1】
【図12−2】
【図12−3】
【図12−4】
【図13−1】
【図13−2】
【図13−3】
【図13−4】
【図14−1】
【図14−2】
【図14−3】
【図14−4】
【図14−5】
【図15−1】
【図15−2】
【図15−3】
【図15−4】
【図15−5】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図20D】
【図21A−B】
【図21C−D】
【図21E−F】
【図21G−H】
【図21I−J】
【図22】
【図23】
【図24A−B】
【図24C】
【図25】
【公表番号】特表2009−544289(P2009−544289A)
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−521028(P2009−521028)
【出願日】平成19年7月20日(2007.7.20)
【国際出願番号】PCT/US2007/074045
【国際公開番号】WO2008/011609
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(505235783)バイカル インコーポレイテッド (9)
【出願人】(509019978)ユニバーシティ オブ ワシントン (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年12月17日(2009.12.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年7月20日(2007.7.20)
【国際出願番号】PCT/US2007/074045
【国際公開番号】WO2008/011609
【国際公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願人】(505235783)バイカル インコーポレイテッド (9)
【出願人】(509019978)ユニバーシティ オブ ワシントン (1)
【Fターム(参考)】
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