説明

抗IL−22RA抗体および結合パートナー、ならびに炎症における使用法

本発明は、IL-22、IL-20、またはIL-20およびIL-22ポリペプチド分子の双方の活性を遮断、阻害、減少、拮抗、または中和することに関する。IL-20およびIL-22は、炎症プロセスおよびヒト疾患に関与するサイトカインである。IL-22RA(zcytor 11)は、IL-20とIL-22の共通の受容体である。本発明には、抗IL-22RA抗体および結合パートナーと共に、そのような抗体および結合パートナーを用いてIL-22またはIL-20とIL-22の双方に拮抗する方法が含まれる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポリペプチドに対する抗体を産生する方法であって、以下の段階を含む方法: 動物において抗体を産生するように免疫応答を誘発する、以下の群のポリペプチドを動物に接種する段階:
(a)配列番号:3のアミノ酸番号1(Pro)〜アミノ酸番号6(Asp)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(b)配列番号:3のアミノ酸番号26(Ser)〜アミノ酸番号32(Pro)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(c)配列番号:3のアミノ酸番号41(Lys)〜アミノ酸番号47(Asp)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(d)配列番号:3のアミノ酸番号49(Val)〜アミノ酸番号62(Cys)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(e)配列番号:3のアミノ酸番号41(Lys)〜アミノ酸番号62(Cys)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(f)配列番号:3のアミノ酸番号84(Ala)〜アミノ酸番号97(Ser)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(g)配列番号:3のアミノ酸番号103(Thr)〜アミノ酸番号108(Asp)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(h)配列番号:3のアミノ酸番号130(Arg)〜アミノ酸番号135(His)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(i)配列番号:3のアミノ酸番号164(Gly)〜アミノ酸番号166(Lys)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(j)配列番号:3のアミノ酸番号175(Tyr)〜アミノ酸番号179(Glu)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(k)配列番号:3のアミノ酸番号193(Lys)〜アミノ酸番号196(Ala)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(l)配列番号:3のアミノ酸番号203(Lys)〜アミノ酸番号209(Thr)のアミノ酸配列からなるポリペプチド、
(m)配列番号:3のアミノ酸配列からなるポリペプチド、および
(n)配列番号:4のアミノ酸配列からなるポリペプチド;ならびに
IL-22RAポリペプチド(配列番号:2または配列番号:3)に対して特異的に結合して、IL-20(配列番号:8)またはIL-22(配列番号:6)のいずれかの活性を減少させる抗体を、動物から単離する段階。
【請求項2】
方法によって産生される抗体が、IL-20(配列番号:8)またはIL-22(配列番号:6)のいずれかの前炎症性活性を減少させる、請求項1記載の方法。
【請求項3】
産生される抗体が、IL-20(配列番号:8)またはIL-22(配列番号:6)のいずれかとIL-22RA(配列番号:2)との相互作用を中和する、請求項1記載の方法。
【請求項4】
抗体による中和が、インビトロでの細胞に基づく中和アッセイにおいてIL-20(配列番号:8)またはIL-22(配列番号:6)のいずれかの中和を示すことによって測定される、請求項3記載の方法。
【請求項5】
産生される抗体が、IL-20(配列番号:8)およびIL-22(配列番号:6)の双方の前炎症性活性を減少させる、請求項1記載の方法。
【請求項6】
産生される抗体が、IL-20(配列番号:8)およびIL-22(配列番号:6)の双方とIL-22RA(配列番号:2)との相互作用を中和する、請求項1記載の方法。
【請求項7】
抗体による中和が、インビトロでの細胞に基づく中和アッセイにおいてIL-20(配列番号:8)およびIL-22(配列番号:6)の双方の中和を示すことによって測定される、請求項3記載の方法。
【請求項8】
配列番号:2または配列番号:3のポリペプチドに結合する、請求項1記載の方法によって産生された抗体。
【請求項9】
(a)ポリクローナル抗体、(b)マウスモノクローナル抗体、(c)(b)に由来するヒト化抗体、(d)抗体断片、または(e)ヒトモノクローナル抗体である、請求項2記載の抗体。
【請求項10】
放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、または毒素をさらに含む、請求項2記載の抗体。
【請求項11】
PEG化をさらに含む、請求項9記載の抗体。
【請求項12】
(a)ポリクローナル抗体、(b)マウスモノクローナル抗体、(c)(b)に由来するヒト化抗体、(d)抗体断片、または(e)ヒトモノクローナル抗体である、請求項5記載の抗体。
【請求項13】
放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項5記載の抗体。
【請求項14】
PEG化をさらに含む、請求項12記載の抗体。
【請求項15】
配列番号:3に示すアミノ酸番号の配列を含むポリペプチドに結合して、IL-20(配列番号:8)またはIL-22(配列番号:6)のいずれかの前炎症性活性を減少させる、抗体または抗体断片。
【請求項16】
IL-20(配列番号:8)およびIL-22(配列番号:6)の双方の前炎症性活性を減少させる、請求項15記載の抗体または抗体断片。
【請求項17】
(a)ポリクローナル抗体、(b)マウスモノクローナル抗体、(c)(b)に由来するヒト化抗体、(d)抗体断片、または(e)ヒトモノクローナル抗体である、請求項15記載の抗体または抗体断片。
【請求項18】
抗体が放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項15記載の抗体または抗体断片。
【請求項19】
PEG化をさらに含む、請求項17記載の抗体。
【請求項20】
(a)ポリクローナル抗体、(b)マウスモノクローナル抗体、(c)(b)に由来するヒト化抗体、(d)抗体断片、または(e)ヒトモノクローナル抗体である、請求項16記載の抗体または抗体断片。
【請求項21】
抗体が放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項16記載の抗体または抗体断片。
【請求項22】
さらにPEG化を含む、請求項20記載の抗体。
【請求項23】
骨髄または末梢血細胞を、抗体の非存在下で培養した骨髄または末梢血細胞と比較して、骨髄または末梢血細胞における造血細胞の増殖または分化を減少させるために十分な量の請求項3記載の抗体を含む組成物と共に培養することを含む、造血細胞および造血前駆細胞のIL-22によるまたはIL-20による増殖または分化のいずれかを減少または阻害する方法。
【請求項24】
造血細胞および造血前駆細胞がリンパ様細胞である、請求項23記載の方法。
【請求項25】
リンパ様細胞がマクロファージまたはT細胞である、請求項24記載の方法。
【請求項26】
炎症を減少させるために十分な量の請求項3記載の抗体組成物を、炎症を有する哺乳類に投与することを含む、IL-22またはIL-20による炎症を減少させる方法。
【請求項27】
骨髄または末梢血細胞を、抗体の非存在下で培養した骨髄または末梢血細胞と比較して、骨髄または末梢血細胞における造血細胞の増殖または分化を減少させるために十分な量の請求項5記載の抗体を含む組成物と共に培養することを含む、造血細胞および造血前駆細胞のIL-22およびIL-20による増殖または分化を減少または阻害する方法。
【請求項28】
造血細胞および造血前駆細胞がリンパ様細胞である、請求項27記載の方法。
【請求項29】
リンパ様細胞がマクロファージまたはT細胞である、請求項28記載の方法。
【請求項30】
炎症を減少させるために十分な量の請求項5記載の抗体組成物を、炎症を有する哺乳類に投与することを含む、IL-22およびIL-20による炎症を減少させる方法。
【請求項31】
骨髄または末梢血細胞を、抗体または抗体断片の非存在下で培養した骨髄または末梢血細胞と比較して、骨髄または末梢血細胞における造血細胞の増殖または分化を減少させるために十分な量の請求項15記載の抗体または抗体断片を含む組成物と共に培養することを含む、造血細胞および造血前駆細胞のIL-22によるおよびIL-20による増殖または分化を減少または阻害する方法。
【請求項32】
造血細胞および造血前駆細胞がリンパ様細胞である、請求項31記載の方法。
【請求項33】
リンパ様細胞がマクロファージまたはT細胞である、請求項32記載の方法。
【請求項34】
炎症を減少させるために十分な量の請求項15記載の抗体または抗体断片の組成物を、炎症を有する哺乳類に投与することを含む、IL-22およびIL-20による炎症を減少させる方法。
【請求項35】
骨髄または末梢血細胞を、抗体の非存在下で培養した骨髄または末梢血細胞と比較して、骨髄または末梢血細胞における造血細胞の増殖または分化を減少させるために十分な量の請求項16記載の抗体または抗体断片を含む組成物と共に培養することを含む、造血細胞および造血前駆細胞のIL-22によるおよびIL-20による増殖または分化を減少または阻害する方法。
【請求項36】
造血細胞および造血前駆細胞がリンパ様細胞である、請求項35記載の方法。
【請求項37】
リンパ様細胞がマクロファージまたはT細胞である、請求項36記載の方法。
【請求項38】
炎症を減少させるために十分な量の請求項16記載の抗体または抗体断片の組成物を、炎症を有する哺乳類に投与することを含む、IL-22およびIL-20による炎症を減少させる方法。
【請求項39】
以下の段階を含む、炎症を有する哺乳類における炎症反応を抑制する方法:
(1)血清アミロイドAタンパク質レベルを決定する段階;
(2)許容される薬学的媒体において請求項3記載の抗体を含む組成物を投与する段階;
(3)血清アミロイドAタンパク質の投与後レベルを決定する段階;
(4)血清アミロイドAタンパク質レベルが増加しなければ、または減少すれば炎症反応を抑制することが示される、段階(1)における血清アミロイドAタンパク質レベルを段階(3)における血清アミロイドAタンパク質レベルと比較する段階。
【請求項40】
以下の段階を含む、炎症を有する哺乳類における炎症反応を抑制する方法:
(1)血清アミロイドAタンパク質レベルを決定する段階;
(2)許容される薬学的媒体において請求項5記載の抗体を含む組成物を投与する段階;
(3)血清アミロイドAタンパク質の投与後レベルを決定する段階;
(4)血清アミロイドAタンパク質レベルが増加しなければ、または減少すれば炎症反応を抑制することが示される、段階(1)における血清アミロイドAタンパク質レベルを段階(3)における血清アミロイドAタンパク質レベルと比較する段階。
【請求項41】
以下の段階を含む、炎症を有する哺乳類における炎症反応を抑制する方法:
(1)血清アミロイドAタンパク質レベルを決定する段階;
(2)許容される薬学的媒体において請求項15記載の抗体を含む組成物を投与する段階;
(3)血清アミロイドAタンパク質の投与後レベルを決定する段階;
(4)血清アミロイドAタンパク質レベルが増加しなければ、または減少すれば炎症反応を抑制することが示される、段階(1)における血清アミロイドAタンパク質レベルを段階(3)における血清アミロイドAタンパク質レベルと比較する段階。
【請求項42】
以下の段階を含む、炎症を有する哺乳類における炎症反応を抑制する方法:
(1)血清アミロイドAタンパク質レベルを決定する段階;
(2)許容される薬学的媒体において請求項16記載の抗体を含む組成物を投与する段階;
(3)血清アミロイドAタンパク質の投与後レベルを決定する段階;
(4)血清アミロイドAタンパク質レベルが増加しなければ、または減少すれば炎症反応を抑制することが示される、段階(1)における血清アミロイドAタンパク質レベルを段階(3)における血清アミロイドAタンパク質レベルと比較する段階。
【請求項43】
(i)IL-22RA(配列番号:3)のポリペプチドもしくはポリペプチド断片に特異的に結合する抗体、抗体断片、もしくは結合ポリペプチド、または(ii)IL-22RA(配列番号:3)のポリペプチドもしくはポリペプチド断片を含む、IL-22またはIL-20のアンタゴニストを、炎症が減少するように哺乳類に投与することを含む、IL-22またはIL-20が役割を果たす炎症疾患に罹患した哺乳類を治療する方法であって、
IL-22(配列番号:6)またはIL-20(配列番号:8)のいずれかの炎症活性が減少する方法。
【請求項44】
疾患が慢性炎症疾患である、請求項43記載の方法。
【請求項45】
疾患が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節炎、アトピー性皮膚炎、または乾癬を含む慢性炎症疾患である、請求項44記載の方法。
【請求項46】
疾患が急性炎症疾患である、請求項43記載の方法。
【請求項47】
疾患が、内毒素血症、敗血症、毒性ショック症候群、または感染疾患を含む急性炎症疾患である、請求項46記載の方法。
【請求項48】
抗体、抗体断片、または結合ポリペプチドが、放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項43記載の方法。
【請求項49】
(i)IL-22RA(配列番号:3)のポリペプチドもしくはポリペプチド断片に特異的に結合する抗体、抗体断片、もしくは結合ポリペプチド、または(ii)IL-22RA(配列番号:3)のポリペプチドもしくはポリペプチド断片を含む、IL-22およびIL-20の双方のアンタゴニストを、炎症が減少するように哺乳類に投与することを含む、IL-22およびIL-20が役割を果たす炎症疾患に罹患した哺乳類を治療する方法であって、
IL-22(配列番号:6)およびIL-20(配列番号:8)の双方の炎症活性が減少する方法。
【請求項50】
疾患が慢性炎症疾患である、請求項49記載の方法。
【請求項51】
疾患が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節炎、アトピー性皮膚炎、または乾癬を含む慢性炎症疾患である、請求項50記載の方法。
【請求項52】
疾患が急性炎症疾患である、請求項49記載の方法。
【請求項53】
疾患が、内毒素血症、敗血症、毒性ショック症候群、または感染疾患を含む急性炎症疾患である、請求項52記載の方法。
【請求項54】
抗体、抗体断片、または結合ポリペプチドが、放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項49記載の方法。
【請求項55】
ヒトIL-22(配列番号:6)またはIL-20(配列番号:8)のいずれかの活性を減少または中和する、以下の群のヒトIL-22RA(配列番号:3)の抗原性エピトープに特異的に結合するモノクローナル抗体を含む抗体であって:
(a)配列番号:3のアミノ酸番号1(Pro)〜アミノ酸番号6(Asp)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(b)配列番号:3のアミノ酸番号26(Ser)〜アミノ酸番号32(Pro)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(c)配列番号:3のアミノ酸番号41(Lys)〜アミノ酸番号47(Asp)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(d)配列番号:2のアミノ酸番号49(Val)〜アミノ酸番号62(Cys)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(e)配列番号:3のアミノ酸番号41(Lys)〜アミノ酸番号62(Cys)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(f)配列番号:3のアミノ酸番号84(Ala)〜アミノ酸番号97(Ser)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(g)配列番号:3のアミノ酸番号103(Thr)〜アミノ酸番号108(Asp)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(h)配列番号:3のアミノ酸番号130(Arg)〜アミノ酸番号135(His)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(i)配列番号:3のアミノ酸番号164(Gly)〜アミノ酸番号166(Lys)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(j)配列番号:3のアミノ酸番号175(Tyr)〜アミノ酸番号179(Glu)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(k)配列番号:3のアミノ酸番号193(Lys)〜アミノ酸番号196(Ala)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(l)配列番号:3のアミノ酸番号203(Lys)〜アミノ酸番号209(Thr)のアミノ酸配列からなるエピトープ;
(m)配列番号:3のアミノ酸配列からなるエピトープ;および
(n)配列番号:4のアミノ酸配列からなるエピトープ。
【請求項56】
ヒトIL-22(配列番号:6)およびIL-20(配列番号:8)の双方の活性を減少または中和する、請求項55記載の抗体。
【請求項57】
以下の群の抗体である、請求項55記載の抗体:
(a)マウスモノクローナル抗体、(b)(a)に由来するヒト化抗体、(c)抗体断片、および(d)ヒトモノクローナル抗体。
【請求項58】
PEG化をさらに含む、請求項57記載の抗体。
【請求項59】
以下の群群の抗体である、請求項56記載の抗体:
(a)マウスモノクローナル抗体、(b)(a)に由来するヒト化抗体、(c)抗体断片、および(d)ヒトモノクローナル抗体。
【請求項60】
PEG化をさらに含む、請求項59記載の抗体。
【請求項61】
請求項55記載の抗体の有効量を投与して、それによって病態を治療することを含む、IL-22RA活性に関連した被験者における病態を治療する方法。
【請求項62】
病態が慢性炎症病態である、請求項61記載の方法。
【請求項63】
慢性炎症病態が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節炎、アトピー性皮膚炎、または乾癬を含む、請求項62記載の方法。
【請求項64】
病態が急性炎症病態である、請求項61記載の方法。
【請求項65】
急性炎症病態が、内毒素血症、敗血症、毒性ショック症候群、または感染疾患を含む、請求項64記載の方法。
【請求項66】
IL-22RA(配列番号:3)のポリペプチドまたはポリペプチド断片に特異的に結合する抗体、抗体断片、または結合ポリペプチドを含むIL-22RAのアンタゴニストを、炎症が減少するように哺乳類に投与する段階を含み、ここで炎症活性が減少する、IL-22RAが役割を果たす炎症疾患に罹患した哺乳類を治療する。
【請求項67】
疾患が慢性炎症疾患である、請求項66記載の方法。
【請求項68】
疾患が、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、関節炎、アトピー性皮膚炎、または乾癬を含む慢性炎症疾患である、請求項67記載の方法。
【請求項69】
疾患が急性炎症疾患である、請求項66記載の方法。
【請求項70】
疾患が、内毒素血症、敗血症、毒性ショック症候群、または感染疾患を含む急性炎症疾患である、請求項69記載の方法。
【請求項71】
抗体、抗体断片、または結合ポリペプチドが、放射性核種、酵素、基質、共因子、蛍光マーカー、化学発光マーカー、ペプチドタグ、磁気粒子、薬物、または毒素をさらに含む、請求項66記載の方法。
【請求項72】
抗体、抗体断片、または結合ポリペプチドがさらに含み、抗体がPEG化をさらに含む、請求項66記載の方法。
【請求項73】
炎症を減少させるために十分な量の請求項55記載の抗体組成物を、炎症を有する哺乳類に投与することを含む、炎症を減少させる方法。

【公表番号】特表2007−525438(P2007−525438A)
【公表日】平成19年9月6日(2007.9.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507520(P2006−507520)
【出願日】平成16年3月24日(2004.3.24)
【国際出願番号】PCT/US2004/008956
【国際公開番号】WO2004/085476
【国際公開日】平成16年10月7日(2004.10.7)
【出願人】(505222646)ザイモジェネティクス, インコーポレイテッド (72)
【Fターム(参考)】